○・。Mooncalfの絵本。・○

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2006年08月12日
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不倫(という言葉はでてこないけれど)だったり二また(という言葉がでてこないけれど)だったり…。
どこか違う恋愛だけれど、それ楽しむ女たちの姿が印象的でした。
けれど私にはなんだか孤独感というか、静かな何かが含まれているような気がしてならなくて、私はまだお子様なのかな~と思ったりしました。

さっきも言いましたが、かかれてたのは昔でも、中身はすごく現代的。
「女の両手はいつもかわいがるものを求めて宙に差し出されているのではないでしょうか」
っていう文章は今の年上女×年下男カップルの急増を示唆してるように感じちゃいました。
もうひとつ気に入った言い回しは、
「不機嫌というのは、男と女が共に棲んでいる場安、ひとつっきりしかない椅子なのよ…(中略)どっちか先にそこへ坐ってしまったら、あとは立っていなければならない椅子とり遊び。自分が坐っちゃいけないのよ」
なるほどな確かにそうだったな~としみじみ思いました。
文章は大阪が舞台で大阪を全然しらないからっていうのもあってのつのつしてしまったけれど、言い回しはすごくこっていてステキだと思いました。

でも驚きもいっぱい。映画化されたので(見てないですが)長編かと思ったら短編集だったり、文面がなんか古い感じ…と思って奥付を見ると何と昭和62年初版。なのに内容は現代的だったり、作者今70代くらいの人なんですけど、これを書いたときは計算するとだいたい60歳くらい。結構な年齢なのに内容は恋愛。それも30代くらいの。びっくり。






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Last updated  2006年08月22日 18時46分49秒
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