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犬好きの知人からぜひと薦められたこの本。物語の最初に出てくるのはやはり犬好きな主人公。ただしこの人の犬好き加減が尋常ではなくて私も犬が好きだけど、え~?そこまで~?と少し引いてしまうくらいだったので最初は少し読みにくかった。でも、途中から一匹の犬の視点で描かれるようになってくると犬の行動や仕草のひとつひとつがその背景にある犬の心情とともに語られるのでもう、犬好きにとっては「かわいい~~~~~」の一言なのであった。犬の心情を類推して書いたようなもの、または犬の視点で書かれたものってたいてい甘くなりすぎて、大人向きに仕立てるのは難しいのではと思う。でもこの小説は、そうならないようにうまく設定されている。(もしかしたらこれから読む人がいるかもしれないのでこれ以上は書きませんが)こういう手があったか!と感心しきり。この犬と暮らす女性の不幸な境遇を軸に物語は進む。先が読めず、ただただ続く不幸に読んでいる方もストレスがたまるのだけど最終的にそのストレスは霧散する。最後に描写された犬の様子がたまらなくかわいい。けっこう分厚い本だけどこの最後のシーンを味わうためにここまで読んだ来たんだなあと思える。しかも、泣いてしまった。泣いたあとでもう1回そのシーンを読んでまた泣いた。うう。そして思い出してもまだ泣けるのだった。何もかもそっちのけで、数日読みふけりました。
2008.01.31
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午後から明石公園へ。何とか1月中には仕上げたいと思っているアートプランニングの第2レポートの材料とすべく昨年県が作ったという移動式能舞台の見学に。移動式能舞台というからにはきっと貸出があるはずだと思っていたら案の定、貸出が想定されていた。公園の管理事務所の入り口に件の能舞台の模型が展示してあってその説明文に、県下の然るべき行事に必要なら貸出できるとの意が汲めるものがあった。能舞台自体は常に設置されているわけではないらしく見られなかったが受付の女の人にさりげなく貸出についてお尋ねしていると2階の事務所にいる部長さんを紹介されてしまった。たかだか大学のレポートごときでお仕事中の人の手をわずらわせるのは非常に恐縮なので端的にお尋ねする。・いくらぐらいで貸してもらえるのですか?・何の目的でもよいのですか?レンタル料金は無料とのことだったが能舞台を運び出し組み立て解体し返却するという一連の流れ+借受中の警備費を考えると200万から300万くらいかかるのではないか、とのお話であった。借り受ける側の目的としては能舞台の使用にふさわしい行事かどうかは判断させていただく、とのことであった。金額的に私の想定しているレポート内容とそぐわなかったのでこの移動式能舞台は使えない、とお話を聞きながら即断したけれどもしレポートのネタに使いたい方がおられたらどうぞお使いください。にしても大学の課題のためにお話を伺いたいのです、とお断りはしていたものの仕事中の人からしたらさぞかし異質な私だろうなあ、と質問の最中も非常に居心地が悪かった。たった2つの質問をしただけなのに私の方がおそろしくダメージを受けてしまって帰りにはちょっとだけ馴染みのある垂水駅界隈を意味もなく彷徨してしまう。アートプランニングの課題はあくまでも実践的に既存のアートマーケットを分析し(第1課題)自身のアートを発信すべく方策を試行すること(第2課題)を求められる。のだけどワタクシは文芸学科なのです。作品を発表する誌面さえあればいいのです。第2課題の題目である、「実現可能なアートプラン」を模索するに当たり私自身のアートを発信するに足りる条件とは、当面発表することのできる各種文芸賞が存在することのみなのです。ああ~アートプランニング、面倒くさすぎ。本日学んだ第1のこと。「課題に取り組む学生さんの質問には親切に答えるべし」仕事柄、司書資格取得中のお方の質問を受けることなきにしもあらずの私。今日の部長さんはそこそこ親切だった。縁もゆかりもなく、答える義理もない人の質問に親身になって答えるのは素の私には困難だけど少なくとも普段からなるたけ親切にするよう努めないとと思ったのだった。課題には何の足しにもできず。部長さん、ありがとうございました、という心地のみが残り。でも今月中にやりますよ、アートプランニング第2課題。とりあえず落ちてもいいから出すべし。(と、決意を表して自分を追い込んでおく)
2008.01.23
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自転車をいただいた。坂の多いところに住んでいるのでマイ自転車を持つのはじつに十数年ぶりだ。久しぶりに乗るとよろよろとよろけて空気を入れるのにも難儀して大変心もとない。でも、近所に乗って出かけると回り道や寄り道が楽しくってしょうがない。歩いているときより、目線が自然と遠くに向くのかもしれない。出かけた先から、いつもとは違う道を通って帰る。普段は通らない川沿いの道。小さな川の真ん中に石の乾いた部分があってそこにイノシシが3頭、並んで昼寝をしている。あんまり動かないので、もしや死体かとの可能性を疑って写真はとらなかったけど単にぐっすり熟睡してるようで雨模様の天気に、増水する前に起きなされやと心の中で声をかけた。まだ自宅から半径500メートル以上には出ていない。明日は片道徒歩40分、阪神電車の利用で35分ほどかかっていた歯医者へ乗っていってみよう。今から寄り道のし甲斐を想像している。どうか雨、止みますように。
2008.01.22
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私はある授業を受けている。昨年度に受けた放送脚本1みたいに授業の最後に課題をいただき、それについて書き上げた者から終了となる。課題は2つ。いつもなら、だーっと書いてささっと終わりにしたいところなのだがどうしても2つ目が書けない。書けない書けない、と思っているうちに学友のみなさん(トゥルペンさんとkeiさんとキョチさんがいた)はさっさと終えて帰っていく。最後に残った私。先生に、延長して書いて帰っていいですか?と尋ねるとでは書き終えたら教卓に伏せて置いて帰ってください、とのありがたいお言葉。なのに全然書けない。ずっと粘っているうちに、隣になぜか、いかついお兄ちゃんが数人並んで座ってきて宴会風の大騒ぎを始める。肩が当たり、腕が当たって鬱陶しい。微妙に避ける体勢をとりつつも、気を取られてはなるまいと、ひたすら書き物に取り組む私。ところが今度は向かっているはずの原稿用紙がいつのまにか布団になっている。布団にボールペンで一生懸命文字を書こうとするもののぐにゃぐにゃして書けない。という、今朝の夢。書けないなら書こうとする内容だけでも頭にまとめておこう目が覚めてからさっさと書き上げられるようにどっちみち布団には書けまいと、夢だと気づいてからも半分寝ぼけながら思う。しばらくもがいているうちにだんだん覚醒してきてもう課題はあきらめて起きようと決意する。そうして現実に目を覚ましたとたんに夢の中の課題を仕上げる必要なんて全くない、と気づく。その瞬間の安堵感といったら…。あまりにほっとしていつもよりすっきり目覚めた。にしても、布団て。。。
2008.01.19
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しばらく前、森見登見彦の小説をいくつか続けて読んでいた。しばらく前に会った姉(仮にキミヒコとしましょう)がブログをやっているというので、わざわざ検索して読みに出かけた。トミヒコの文章はとても上手だと思う。読みやすくてきれいでリズムがあって語彙も豊富で、ずっしりした純文学系も書けそうなのに内容はあえて外してある、というかたまたま読んだものがそんな感じだっただけかもしれないけど清々しいほどにくだらない男の青春小説、という印象だ。そういうのを読んでいるとまじめに何かを書こうとしても、どうしてもどこか茶化さずにはいられない気になってくるのだった。方やキミヒコの文章は初めて読んだに等しいのだけど驚いたことに私と書き味が似ていた。あえて軽めに書いた時の私の文章と、何となく似ていた。私は軽めに書くときもあればそうでない時もありでいろいろだけどキミヒコのは全体的に軽めであった。おそらく心がけてそのように書かれているものと思われた。つまりキミヒコは、軽くない文章人目にさらすべからず、と肝に銘じているのではないかと想像した。キミヒコがここを読んでいるかどうかは知らないけど以来、ここに文章を書く時の書き味を選びにくくなった。というかトミヒコ効果もあって、書く時についつい軽め路線を選んでしまいがちになった。困った。しばらくマリーはんで行こうか。
2008.01.17
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週末、前の大学での部活の同期の集まりへ。ここ数年は、だいだい年始にこの集まりがもたれているが去年は参加できなかったので不精者の私としては、ほぼ2年ぶりに会う人ばかりであった。仕事柄、世間が比較的遠いせいか普段職場で一緒に過ごす人の多くが年齢不詳気味である。多くの人が実年齢より若く見える。なのにこのたび集まった面々は職場の人もきっと驚くに違いないくらいに実に年齢不詳だった。特に女子などはみな、どこに出しても恥ずかしくないくらいにかわいらしいお嬢さんばかりであった(と書くと少し恥ずかしい気もするが本当である)。けっこう美人揃いとかつて言われていた私たち、イエ、彼女たちの魅力衰えずなのであった。中にひとり、働きながら子育てをしている子がいて最近勤め先が移転したため、毎日片道2時間かけて通っているとの話であった。その職場ではすでに管理職でもあるという。お子さんは2人。さらに最近犬を飼い始めたと。前から飼ってるハムスターも2代目がいる、と。ものすごく忙しいに違いないのに、昔から変わらない笑顔で誰よりも明るく笑う。私×5人分くらいの働きを毎日している彼女はきっと年を取る暇もないんだろうなあと思われた。みんなそれぞれ素敵で久しぶりに会うとだらけていた気分が「ぴん」とする。人付き合いに不精な私でも、会えると単純にうれしくて毎日を私なりにちゃんとやっていかなくちゃと思うことができる。来年までできるだけだらけないようにでも無理することが苦手なだめだめな私なのでほどよくだらだらしつつ良いものにも悪いものにも決して流されまいというスタンスを忘れないままにまた会えるといいなと思える人たちであった。
2008.01.15
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お正月、おかーさんに手袋をもらった。寝る前にハンドクリームを塗ったあとつけるらしい「おやすみ手袋」。ほわほわとやわらかくて肌触りが良いのでその日から毎日つけて寝ている、というか寝ようとしている。爪の手入れなどは特にしていないけどまめにハンドクリームを塗る程度には手に気を使っている。なので、もらった手袋も当然うれしく、有効活用したいのだった。なのに!どうしても、つけたまま寝られない。ある時などは寝入って30分くらいで目が覚めたのだがすでに手袋はどこかに行っていた。早し。一体何を思って外すのか、私のばかばか、である。今日で一週間くらい。いまだ朝までつけていられた例なし。しかも、ふと外れていることに気づいて探しても暗闇の中、にわかには出てこないことがほとんど。翌朝ベッドの端っこでヨレヨレっと落ちそうになってる姿が発見されるのであった。一体どうしたら……。
2008.01.07
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荒れ模様の天気、日本海の波は高い。大晦日、日中はそうでもなかったけど夜から強くなった雪は翌日見事に積もっていた。久しぶりに見た雪景色。立ち寄った天橋立は足元が悪くてとても散策などできない。ろくに観光もせず京都に引き上げる。おばあちゃん宅で元旦の夕食。みんなで囲む鍋はしゃぶしゃぶ。カニに続いての大量の肉。おいしかったけど、ふと去年の記憶が甦る。元旦はユキユキ、というより元旦はニクニク、だったかも。みなさま、今年もよろしくお願いします。写真はあまのはしだて。あんまり見えないけど雪が黙々と降ってます。
2008.01.01
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