全12件 (12件中 1-12件目)
1
今日、こんなメールが........ 【重要】KAJIMOTOより『マルタ・アルゲリッチ(p)』公演中止のご連絡 来月半ばのアルゲリッチの来日公演が、本人の健康上の理由により中止、だそうです。 アルゲリッチよ、お前もか....ってことは流石にないんでしょうけど。というよりアルゲリッチの本領発揮、ってところですかね。まさかこういうタイトルでの計画を今更、ってことはないでしょうから..... ▼マルタ・アルゲリッチ 日本に贈る特別コンサート まぁ、らしいというか(笑)
2011年09月29日
コメント(3)
NHKホール 19:00~ 3階右側 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 <独奏アンコール> グリーグ:抒情小曲集 第5集 op.54-2 ノルウェーの農民行進曲 チャイコフスキー:交響曲第5番 ピアノ:レイフ・オヴェ・アンスネス NHK交響楽団 指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット N響も久しぶり。 本当は、この機会にサントリー定期を聞こうかと思ったのですが、あれは早々に売り切れてしまうのですね.....ふーん。 アンスネスも久しぶり。 正直言うと、ラフマニノフも悪くなかったけど、それ以上にアンコールが面白かったかなと。やっぱり上手いんですよね、この人。音楽の語り方が上手。 そもそものお目当てはブロムシュテットでした。以前チェコフィルでとんでもない演奏を聞かせてくれたので期待して行ったのですが、今回は普通だったかなと。まぁ、昔ながらにいい演奏ではあるんですが。曲がねぇ。 しかし、とても80超えてるとは見えないよなぁ....プレヴィンも80超えで、まだ元気だなぁ、とは思うけれど、プレヴィン以上だものなぁ。とても80代には見えません。10は若そうだな。 で、後半はチャイコフスキーの5番......... まぁ、分かりますよ。悪い曲じゃない。盛り上がるしね。でもなぁ、こういう曲だと、必ず出てくるんですよね、ぶううううらぼおおおおおおおおが。(注:Bravo!ではない)演奏に感動してるとかそういうことじゃなくて、明らかに「チャイコフスキーの5番の盛り上がり」に酔ってる、いや、もっというと、「チャイコフスキーの感動的な第5番の交響曲を聞いて感動してぶうううらぼおおおおおおおを叫ぶ自分」に酔ってる風の....... ハイ。偏見です。でもなぁ、シラケるんですよね.....正直......それが最初から分かってるから尚更。それに、その手の曲も、決して好きではないしなぁ..... じゃぁ行くな、って言われても、聞けるブロムシュテットの公演、今回これしか無いし.......ぶつぶつ.......だって、正直、後半、全然音楽の話書いてないですけど、あの雄叫びどもですっかり忘れちゃったんだもの.....正直、覚えてるのは、アンスネスのアンコールが面白かったな、ということだけ。ブロムシュテット聞きに行ったのに.......
2011年09月25日
コメント(0)
昨日はさらっと流してしまった演出ですが、やっぱり引っ掛かるのであります。 引っ掛かりのその1は、舞台設定が中途半端でなんだか分からないこと。 現代というのは分かる。でも、これは、何処かの国なの?堅気の巨大企業なの?マフィアなの?そこがはっきりしない。プログラムなんかを読む限りでは、どうやら何処かの国の国家元首、みたいなことらしいのだけれど、それにしては政府の側に威厳とかなんとかいうものが無さ過ぎる気が。3幕あたりのデヴリューの扱い方は、どう見てもマフィアですよ? そう、この話、個人的にはそう嫌いでもないエリザベス一世を主人公に置いた作品なのに、あまりにもリスペクト感が無い。じゃぁ某か批判的に演出しているのかというと、どうもそうでもない。要はただ下世話な感じになってしまっている。この辺が、個人的には引っ掛かる点その2。 だから、結局、何の為に現代演出にしたのか、分からない訳です。 伝わらない訳では無いけれど、支配者としての悲哀とか、権力の座にありながら権力に翻弄される悲劇とか、愛に生きようとして果たせぬ悲劇とか、まぁ何でもいいんだけど、却って伝わりにくいよねぇ....と思ってしまったというのが個人的な本音。多分、舞台設定の時代っぽい衣装、セットでやった方が、ある意味分かりやすいと思うのですよ。意味無いなぁ、と。これが引っ掛かりその3。 それとも、こういうのが今は標準なのかしら。 個人的には、盲目的にト書きに書いてある通りにしろ、なんて言うつもりは全然無いのですが、古典である以上(オペラなんて全部古典です)原典とまでは言わずとも、既にそこにあるものに対するリスペクトはあって然るべきだと思います。なんとなれば、オペラや芝居や音楽というのは、上演されなければそれまでだけれど、一方で上演それ自体は一種の2次創作と変わらないのだから。 なので、ちょっと引っ掛かるんですよね。 まぁ、お前が理解力がないというだけだろ、と言われれば、そうでもあるんですが..... ただねぇ、こないだ、ロッシーニフェスティヴァルで見た「モーゼ」は、こんなのの比じゃ無いほどに現代的かつ先鋭的で政治的な舞台だったけど、それにも関わらず、どっちがいい?と聞かれると、正直どっちもどっちと思いつつ、「モーゼ」の方を取ると思うんですよね。それだけの説得力の有る無し、というのはあるんですよね、やっぱり。それがたとえ俄には肯定出来ない方向性だとしても。
2011年09月24日
コメント(0)
神奈川県民ホール 15:00~ 3階正面 エリザベッタ:エディタ・グルベローヴァ ノッティンガム公:デヴィッド・チェッコーニ サラ:ソニア・ガナッシ ロベルト・デヴリュー:アレクセイ・ドルゴフ バイエルン国立歌劇場合唱団 バイエルン国立管弦楽団 指揮:フリードリッヒ・ハイダー 演出:クリストフ・ロイ さて、待ちに待ったグルベローヴァであります。よくぞ来て下さった。 グルベローヴァは、相変わらず驚異的な出来具合です。かなりいい調子に仕上げて来たといった感じでしょうか。 ただまぁ、衰えは隠せないのも又確か。2幕最後など、敢えて声を絞るようにする表現をしていましたが、あれ、間違いなく全盛期であれば、そこまで行かずとも10年前なら、決してああはしなかったと思います。きちんと歌って表現していた筈。それを、歌にならない形で処理してしまうのも、これはこれで至芸なのだけれど、やはり衰えたのは事実。満場に響き渡るピアニッシッシモとは行かない。 とはいえ恐ろしいのは、この辺の衰えがはっきり出て、もう別格の「あのグルベローヴァ」ではなくなって暫く経つのに、そこからの衰えが本当に見事にコントロールされていること。衰え、崩れ始めてはいるのだけれど、言わば芯となる所は全くぶれない。バランスの取れた形で、フォルムを崩すことなくここまで来ている。もうとっくに還暦過ぎているのにこの歌唱。一体どんな努力に裏打ちされているのか、何故未だに歌い続けるモチベーションが維持されているのか。恐るべし、です。 実際、この面子の中でも、歌唱的には一番安定していたと言っていいと思います。去年ザルツブルクで「ノルマ」を聞いた時は、もう少し不安定だったと思うけれど、全体的な安定感では今回の方が上かも。まぁ、「ノルマ」の方は、ガンガン飛ばさなければいけない役なので、そこへ行くと「ロベルト・デヴリュー」の方が、難所もあるにせよ、全体的にはより落ち着いた役とも言えるし。 それと、最終幕での歌唱と演技。何せ名君エリザベス一世なので、さしものドニゼッティも「狂乱の場」にはしなかったものの、これはもう内実は狂乱の場そのもの。そのへんの危うさも含めて見事でした。これは、27日のチケットを抑えなかったのがやや悔やまれる所か..... あとは、まぁ、いいや(爆) 代役も含めてまぁちゃんとやれてましたよ。ただ、グルベローヴァと並んでしまうとねぇ.... 演出は、DVDで見慣れたもの。 評価は、なんともですね。個人的には、ちょっとこの描き方はどうかな、と思いますが。私、結構エリザベス一世は嫌いじゃないしね。それと、もう一つ役柄の位置付けがはっきりしないので、なまじっか背景を知っている身には、ちょっと喰い足りない気がします。
2011年09月23日
コメント(0)
サントリーホール 19:15~ 2階左奥 ベートーヴェン:交響曲第1番 ワーグナー / デ・フリーヘル編:ニーベルングの指環 - オーケストラル・アドヴェンチャー 新日本フィルハーモニー交響楽団 指揮:クリスティアン・アルミンク 久々に新日フィル。休みが変更になったりで、いつものトリフォニー定期は聞けてないし。 開幕はアルミンク、これはもう定番なのはサントリーでも同じですが、しかし、久々に平日のサントリーに来たけれど、随分空いてるのですね。まぁ、昔から平日のコンサートなんてこんなもんと言えばこんなもんですが。 前半はベートーヴェンの第1番。久々にアルミンクと新日の古典ですが、まぁ、こんなもんかな、という感じ。悪くはないけれど、曲も曲だしねぇ。特に気が付いたと言えば、木管。新日の管楽器は残念なことに定評がありますが(?)、この日は木管が良かった。安定感のあるしっかりした音で、響きも良いし、フレージングも悪くない。安心してゆったりと聞ける木管でした。 アルミンクとのベートーヴェンの交響曲はこれで完結、なんだそうで、個人的には「あれ?そうなの?」という感じ。地震の時のドタバタはあったけど、もう8年の付き合いだし。というより2番はもうやってたんかい、という方が驚きというか。1番よりもっと演奏機会が少ない気がするんですけどね。 後半はワーグナーの指環を1時間あまりにダイジェストした「オーケストラル・アドヴェンチャー」。オランダの人が編曲したもので、確かコンセルトヘボウだかロッテルダムとかあの辺のオーケストラがレコーディングもしていたんではないかと。まぁ大体人気のある曲は網羅しているので、これ聞いただけでなんとなく「ワーグナー聞いたな」という気になれるかどうか、は、ちょっとなんともですが、まぁ面白いには面白い。 わざわざこれを出してきたのは、やっぱり7月の(聞けなかった)トリスタンの続き、みたいなもんなのでしょうか。 演奏は面白かったです。曲としてはね。ただ、新日・アルミンク故なのか、サントリーホール故なのか、まぁ両方だと思いますが、軽い。音が軽い。これを「ワーグナー」とするにはちょっと軽いかな。まぁ、そういうアプローチなんです、と言われればそういうものかも知れないけれど、どうだろうなぁ。響きとしてはもっと重層的、音としてはもっと重い、というのが、正直なイメージなので、それに対してはやっぱりずれてるな、という気はするんですが。 まぁ、正直、それほど大きな期待をして臨んだ訳でもないので、それなりに楽しかった、というところでしょうか。
2011年09月22日
コメント(0)
Twitterより.... NBS_japan NBS 日本舞台芸術振興会 バイエルン国立歌劇場日本公演の開幕に向け、総裁のニコラウス・バッハラーはじめ、出演者、スタッフが続々来日していますが、本日「ロベルト・デヴェリュー」に主演するエディタ・グルベローヴァが無事来日しました。 (^0^)/ ヒャッホウ! いやそれだけなんすけどね(笑)
2011年09月18日
コメント(0)
まだ、読売と時事しか記事を出してないようですけどね。朝日は時事の配信だから。 <読売>バイエルン州立歌劇場、団員百人が日本行き拒否 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110915-OYT1T01164.htm <時事>団員80人が日本公演拒否=放射能心配−独名門歌劇場 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011091600827 <朝日> http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201109160137.html 記事の論調は当然ながら「日本公演メンバー約400人の内80人/100人が原発事故を理由に来日を拒否」というもの。 率直に言うと、そりゃ、行かなくて済むなら済ましたいと思うのも無理無いと思いますよ、外から見てたら。頑張って来た所で、一般団員のギャラは知れたものだろうし。むしろ、それにも関わらず、8割の団員が来てくれることをこそ良しとすべきだと思います。 (ボローニャの方はどうだったのかしら....) ってーか、まぁ、個人的には本音を言えば、グルベローヴァ様さえおいで下されば何も申しませんので。ハイ。
2011年09月16日
コメント(0)
新国立劇場 18:30~ 4階正面 アルマヴィーヴァ伯爵:アントニーノ・シラグーザ ロジーナ:高橋薫子 フィガロ:谷友博 バルトロ:三浦克次 ドン・バジーリオ:彭康亮 ベルタ:牧野真由美 藤原歌劇団合唱部 東京フィルハーモニー交響楽団 指揮:アルベルト・ゼッダ 演出:松本重孝 半年振りの藤原。 思えば、3月初めに文化会館で藤原のルチア(佐藤美枝子が歌った回。これは結局blogに書いてないんだよねぇ、確か)を聞いて、その週末に祖父が亡くなり、その葬式を出してやれやれ...と言っていたら地震。 以後ジェットコースターのような半年でした。 藤原のセヴィリア、指揮はゼッダ、とくれば否応に関わらず期待が増すもの、というところなのですが....... 正直言うと、前半は、藤原では未だかつて聞いたことが無いほどの低レベルな演奏。 いや本当に1幕で帰ろうかと思いました。 今回の期待はシラグーザと高橋薫子、それに勿論ゼッダの指揮とこうなる訳ですが、シラグーザが随分と抑え気味。いや、抑えてるんならまだいいのだけれど、抑えてるというより何かこう余裕がない感じ。3リッターのセダンで特に無理もせずぐいぐいと行く感じを想定していたら、実は軽4でいっぱいいっぱいな感じ、というか..... 安定感がないんですよね。「今日はシラグーザ。落ち着いて聞けるぞ!」と思ったら.....といったところ。 高橋薫子も調子が悪かった。高音が厳しくなってきたのかな、とも思ったのですが、それ以上に今日は合ってないというか安定しないというか。1幕のアリアはかなり厳しかった。高音も出ていないけれど、それ以上に歌い切れていない感じ。正直、この人としては珍しいこと。 他の面々は、というと、合唱も含めてもう正直言って聞いてて辛いくらい。調子がいいとは思えないしラグーザが、しかし、格がどうとか以前に一番聞ける状態だった、というのが本音。知り合いが「ミスキャストばっかり」と宣っておりましたが、確かにそうかも知れないし。私の印象は「練習不足」。もう練れてないとしか言い様が無い。外すとか間違うとかいうより、根本的に歌い切れていない感じでした。 例によって欧州で散々聞いた後だから?いや、これは多分そうじゃないと思います。多少点が辛くなることはあると思っているけれど、今回の問題は、結局、音楽に仕切れていないという所だと思うから。 2幕に入ると、多少持ち直したかな...という気もしなくはなかったけれど、根本的にはシラグーザと高橋薫子が若干安定したくらい。この二人、2幕幕切れの直前にそれぞれアリアを歌うのですが、特にシラグーザはここにピークを持ってきたということかな、といったところ。ロジーナのここのアリアは今まで聞いたことがなかったので、これはゼッダが持ってきた校訂版なのでしょう。 そのゼッダはといえば、期待したロッシーニ・クレッシェンドは何処へやら。まぁ、ゼッダがどうとかいうより、歌唱陣がこのざまでは飛ばしようがなかったのでしょう。 結局、シラグーザの最後のアリアで救われたといったところかなぁ。
2011年09月14日
コメント(0)
ロイター:世界的テノール歌手リチートラ氏死去、バイク事故で頭部強打 http://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPJAPAN-23036220110906 朝日新聞:オペラ歌手リチートラさん、脳死判定 臓器提供へ http://www.asahi.com/obituaries/update/0906/TKY201109060097.html 重体とは聞いていましたが、結局帰らぬ人となってしまったようです...... 自分が同時代で聞いていた歌手や演奏家の訃報を聞くのはそろそろ慣れてきたものの、自分と同年代の現役というのは、流石にねぇ。しかも、不慮の事故。 R.I.P. とりあえず、バイクには気を付けましょう......... ボローニャは、1日だけシラグーザが清教徒を歌うそうです。
2011年09月06日
コメント(0)
今更の話題ではありますが..... ボローニャ歌劇場の3枚看板、ファン・ディエゴ・フローレス、サルバトーレ・リチトラ、ヨナス・カウフマンの3名が相次いでキャンセルとなりました。いやはや..... http://www.bologna.jp/ リチトラのキャンセルは交通事故によるものだそうで、これは洒落にならない深刻な状況らしいのですが、それはともかくカウフマンとフローレスは、体調によるものとアナウンスされてはいますが、しかしまぁ..... 厳しいのは、キャンセルの穴を誰が埋めるかがまだ決まらないこと。最初にキャンセルしたカウフマンは、カルメンでドン・ホセを歌う予定だったので、これはマルセロ・アルバレスが埋めるそうで、ここまではいいんだけれど、リチトラとフローレスの穴はどうするのやら。フローレスは何しろ清教徒のアルトゥーロを歌う予定だったのだから、この穴はなかなか埋まらないでしょう...... ちなみに、その清教徒に出る予定だったアルベルト・ガザーレもキャンセル。 最近の歌手は本当に体調管理がなっていないですね(棒読み) 一方、ボローニャと相次いで来日予定のバイエルンも、同じくカウフマンがローエングリンをキャンセルですが、こちらはヨハン・ボータを手当。その他ちょろちょろと変更はあるようですが、ボローニャのような事態には立ち至らず。 http://www.nbs.or.jp/blog/1109_bayerishe/ カウフマンは「原発絡みじゃないんだよ。本当に手術するんだよ~」とコメントを寄せています。仕方ないですね(棒読み) 個人的には、清教徒とエルナーニと買っていたのだけれど、どのみち勤務体制の問題で自分では行けなかったので、捌きにくいな、という程度のことであります。まぁ正直言うと、割とどうでもよくて、というか、 グルベローヴァ様さえお越し頂ければそれでいいです。ハイ。
2011年09月04日
コメント(0)
まつもと市民芸術館 19:00~ 4階右サイド サイトウキネン。もう19年、20回になるのですね。正直、松本はちと遠いのと、チケット高い割に取れないので、一度も行ってませんでした。 今年は平日休みなのでチケットも買えるし、ゲルネが青ひげ公を歌うのならありか、と思って行ってきました。夏も平日ならそれほど混雑しないし。 正直言うと、小澤、今の内に聞いておくか、と考えたのも事実。別段ファンというわけでもないですが、大病を患った後の様子を見るにつけ、そう何度も出来はすまい、と思うし。今回もプログラムとしては、大曲とはいえコンサートを半分担当するというレベルだし。 出掛けたのは前夜なのですが、既にその前日には初日キャンセルの報が。こりゃあ危ないなぁと思いつつ行ったのですが、実際に会場に行ってみると、案の定キャンセル。医者のOKは出たのだけれど、公演50分前だかに、本人がベッドから起きる力が無くて止むを得ず急遽キャンセルだとか。あーあ。 もう、引退された方がいいんじゃないかと正直思います。勿論、本服されて元のように指揮出来るというに越したことはないけれど、無理をされるよりは、出来る時に出来ることだけを、という風にした方がいいんじゃないかなぁと。まぁ、既に今回はそのスタイルになっているのかも知れません。実際、今回全4公演中振ったのは初日と最後の2回だけだし、この後の中国公演はキャンセルしたそうだし。 というわけで、実際に聞いたのは、沼尻竜典指揮の中国の不思議な役人と、小澤のアシスタントを務めていたピエール・ヴァレー指揮による青ひげ公の城。バルトーク・ビルというわけで、後半のみ小澤が振る予定だったわけです。 まぁ、キャンセルはオペラの華ですから仕方ない。 中身はというと、まぁ、面白かった。舞台芸術としては、前半のバレエ「中国の不思議な役人」の方が面白かったかなと。「青ひげ公の城」の方は、作品が作品だけに仕方ないのですが、オペラとして観るには少々物足りないかなと。そういう作品なので仕方ないんですが。 演奏としては、やはりゲルネが聞けて良かったな、というところ。元々声で聞かせる曲とは言い難いし、ゲルネの声も圧倒的という訳ではないのだけれど、充実した声を聞けて満足と言った所。趣向は違うけれど、ドイツ歌曲のリサイタルを聞いて満足した、というのに近い感じの満足感です。オーケストラは、良くも悪くも日本のオーケストラだなぁ、という感じ。ミスの無い新日とN響を足して2で割った感じ。面白く聞けはするのだけれど、それ以上ではない。オーケストラとしての魅力は、比べちゃいけないかも知れないけれど、やっぱりウィーン・フィルとかとは比べ物にならないですよね。それはそうか..... 公演が終わった後、町の一角にある水場に行ったら、土地の人がいて、「コンサート帰りですか?」というような世間話をしたのだけれど、ごく自然に「小澤さんは今日もお休みですか。早く元気になられるといいですけどねぇ」みたいな会話になったのがちょっと印象的。それなりに根付いているのではあるのでしょうね。
2011年09月02日
コメント(0)
日本の話ではありません。 今回は久々にイタリアに行った訳ですが、そうは言ってもペーザロという所は、はっきり言って田舎町。どんな感じかというと、列車は一応幹線上の駅で、特急は停まるけど、1時間に一本か二本走ってるという程度。世界遺産のウルビーノの玄関口になるのだけれど、小さい駅と隣にバスターミナルがあるだけ。海水浴場になってるから夏は繁華だけれど町は小さい。町外れのホテルからこれまた町外れの駅まで30分あれば歩けてしまう程度。 で、一応、昔の領主の宮殿とかあるみたいだけど、小さいとこです。ガイドブックには出て来ない程度の町。Rough Guideとかには流石に出て来るけれど。 で、こんな小さい町にも、ちょっとした小さい市立博物館があって、行けば行ったでそれほどのものではないけれど色々置いてあって、教会付属の博物館にはローマ時代とか、その後の古代から中世に移行する時期のモザイクなんかがあったりする。で、少し離れた所には、17世紀だか18世紀だかに建てられた小さな教会というか礼拝堂があって、これが壁から天井から一面金箔押しで飾られた豪奢なもので、思わずポカーンと見惚れてしまうようなものがあったりする訳ですね。 で。今回最初に行ったのはザルツブルクで、ここは昔から広大な後背地を抱えた都市で、規模もペーザロとは比べ物にはならないところ。で、ここにも勿論博物館はあって、まぁそれなりのものが置いてあったりするのだけれど、都市の規模とか歴史とかを考えても、ザルツブルクの方が今は余程大きくて発展していて、でも、ペーザロのそれと比べて圧倒的かというとそうでもない。というよりペーザロの方がある意味豊かではある。 で、ペーザロは、そういう意味ではむしろ大したことが無い訳で。 とか考えると、やはりアルプスのあっちとこっちとでは斯くも違うものか、と思ってしまうのでありました。だからイタリアちょっと嫌いなんだよな.....(苦笑) 今の豊かさとか、昔の豊かさとか、歴史とか、いろいろな基準はあるのだけれど、ざくっと全体を見て、やはりイタリアって豊かなんですよね。所得水準とか経済力とかではなく、文化的な重要度とか人の集積度とかでもなく、文明を積み重ねてきた年月と、その文明の積み重ねの厚みが違うというか。多分その中には、自然の豊かさというものも含まれて来るのだと思います。決してペーザロが肥沃な土地だと言う訳ではないと思うのだけど、暖かい、というのはそれだけで十分メリットだと思うんですよね。もっとも、歴史的にはいいことばかりでもないのだけれど。 まぁ、埒も無い話であります。
2011年09月01日
コメント(0)
全12件 (12件中 1-12件目)
1
![]()
![]()