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すみだトリフォニーホール 14:00~ 3階正面 大事な公演なので2度聞きました。 でもねぇ、2日目は、朝早くから所用で出掛けていたので、ちょっと疲れて眠かった.... 所感は、概ね1日目と変わりません。2日目の方が、若干こなれた感じがあったかな、という気がします。そして、やっぱり聞きやすい。 どうなんでしょうねぇ。正しくは、この演奏、編成といいスタイルといい、決して現代オーケストラの演奏、ではないんだと思うのです。でも、今時の「古楽」の演奏ではないんですよね、やっぱり。ブリュッヘンだから「古楽」の演奏、って事ではないんであって。普通に、バッハの宗教曲が、フラウト・トラヴェルソではなくて、フルートで演奏されている、とかね。 それがねぇ、やっぱり聞きやすいんですよ。 この展開になっているのには、少なからず合唱も理由になっていると思っていて、あの大人数アマチュア合唱団を載せる時点で、方向性は決まっていると考えるべきなのかも知れません。まぁ、それで導かれる結果が半端じゃないから凄いんですが。 結局、ロ短調ミサ、こんだけ聞いてもよく分かりませんでした。 まぁ、分かる分からないという音楽ではない、ということなのかも知れないし。それはそれとして、ロ短調ミサを聞く糸口はなんとなく捉えたような、消えちゃったような....
2011年02月28日
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新国立劇場 14:00~ 3階正面 ヴィオレッタ:パトリツィア・チョーフィ アルフレード:ウーキュン・キム ジェルモン:ルチオ・ガッロ フローラ:小野和歌子 ガストン:樋口達哉 ドゥフォール:小林由樹 アンニーナ:渡辺敦子 グランヴィル:鹿野由之 新国立劇場合唱団 東京交響楽団 指揮:広上淳一 演出:ルーカ・ロンコーニ 今年のラインナップからは、若干地味目に見えなくもない、再演の椿姫。考えてみりゃ、今シーズンはシェニエ、マノン・レスコー、椿姫、蝶々夫人と、結構な演目が並んではいるのですよね。ただ、確か、この中で新演出は、マノンだけじゃないかなと。しかも、一度演ってる演目だし。 なんだかイタリアものに冷たい気が..... この椿姫は2002年だか3年だかの、再々演になるのかな?以前観てます。観る前から「どうだっけなぁ......」という感じの演出でしたが、改めて観てみると、低予算でよく頑張ったという感じの演出でしたね。色々突っ込みたいところはあるけれど、全体としてはオペラの邪魔をせず、シンプルで、ほどほどによく出来ている。色々あるんですよ。舞台上方のカーテンを描いた書き割りの安っぽさとか、第3幕、ヴィオレッタの寝室の奥、灰色に塗り込められた虚空の如き空間はなんとかならないのか、とか。 それにも関わらず、取り敢えず通してしまうのは、バランスの良さ故なんでしょう、恐らくは。だいたいで観てみると、好い加減のいい加減さが緩くていいんですよね。もっといい演出はあり得るけれど、という感じ。 ただまぁ、だからこそ思う所もあるけれど.... 歌唱陣は、やはりチョーフィ。とはいえ、ロースターターなんでしょうか。1幕は、歌えてはいたけれど、及第点という感じ。安定感がもう一つなのと、ちょっと合わないかな、と。ただ、2幕、3幕と進むにつれて随分調子が上がって来た感じで。チョーフィを聞いたのは初めてだと思うのですが、思いの外中声域がしっかりした人なのですね。軽めの、コロラトゥーラを売りにするタイプなのかと思っていましたが、むしろ歌がしっかりした人なのかなと。いい意味で声量もあるし。これで安定感があれば文句無いんですが.... ただ、椿姫で取り敢えずこれだけ聞ければ、まぁ文句は言いますまい。取り敢えず十分かと。 アルフレードのキムと、ジェルモンのガッロは、まぁ、アルフレードとジェルモンですから.........歌手としては、いいんじゃないでしょうか。 オーケストラというより、指揮の広上淳一がちょっとどうかなと。ちょっと色々「表現」をいじり過ぎじゃないかなと。テンポをあれこれ工夫してくるのですが、残念ながら細部をいじって効果を出す以上にはならなかったような気がします。普通にやればいいのに。
2011年02月27日
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すみだトリフォニーホール 19:15~ 3階左手 バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232 ソプラノ:リーサ・ラーション / ヨハネッテ・ゾーマー カウンターテナー:パトリック・ヴァン・グーテム テノール:ヤン・コボウ バリトン:デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン 栗友会合唱団 新日本フィルハーモニー交響楽団 指揮:フランス・ブリュッヘン 今日は重量級のダブルヘッダー...... 新日=ブリュッヘン月間の最後は、トリフォニー定期演奏会でのロ短調ミサ。 なんかブリュッヘンはベートーヴェンのミサ・ソレムニスとかはあまりお好きではないそうで、それでロ短調ミサなんだとか。そういうものなんですか.... 実の所、会員券を持ってるのは2日目の方なのですが、今日の分も追加で買っておりました。これは2度聞いてもいいかなと思って。ええ、大事なことですし。それに、去年の秋の、アーノンクールがコンツェントゥス・ムジクスとロ短調ミサをやった時、よく分からず消化不良を起こしたので、そのリベンジも兼ねてますし。まぁ、その割に予習とか復習とか研究とか、そういうことはさっぱりやらないんですけどね。 で、どうだったか。 やっぱり、ロ短調ミサって曲は、どうも肌に合わないのかも知れません、私。 ただ、それはそれとして、面白かった。少なくとも、いろいろわかったような気はします。 ブリュッヘン指揮新日フィルのトリフォニー定期演奏会、ということは、現代オケが現代のホールで現代の聴衆を相手に演奏する、ということです。当たり前と言えば当たり前だけれど、楽器は古楽器ではないし、いくら鍛えられていたとしても、彼等はバッハなどの古楽のスペシャリストではない。 ブリュッヘンが偉いなぁ、と思うのはここなのだけれど、その上で、ブリュッヘンは、じゃぁその中で何をしようか、と考えるんだと思うんですね。ある意味、指揮者というのはそういう職業であるといえばそうなんだけれど、だからといって、例えば新日フィルとまめに付き合い続ける必然性は無い訳で。にも関わらず、2年毎に来日して振ってくれるというのが有り難いなぁと思う訳です。最初の時はただの客演でしたけど、前回と今回は特別演奏会という態だし。これがこのオーケストラの血肉になっとるんかい、というのは、正直どうなんだろうとも思うんですが、見方を変えればこれだけ刺激を受けることをやってるから、なんとかこのレベルでやれているという事かも知れず。まぁ、間違いなく、21世紀に入ってからは、営業上は知らないけれど音楽上は小澤征爾なんかよりブリュッヘンの方がよほどこのオケの力になっていると思います。 話が逸れたので戻すと、ブリュッヘンは、新日フィルをあくまで現代オケのままバッハをやろうとしてます。勿論、ノン・ヴィヴラート奏法ではあるけれど、それだけのことだし、弦楽器はもとより金管にはピストンが付いているし、木管も皆現代オケの楽器。編成も弦五部は8-8-6-4-3と、下に厚めだけれどこのクラスのホールとしては普通のサイズ。勿論、合唱が人数多いからというのはあると思いますが、現代的ホールで現代オケが演奏する上では、このサイズくらいが聞きやすいのは確かです。 その上で、ブリュッヘンは、1stVn-2ndVn-Va-Vc-orgn/Fg/Cb と、変則的な配置をしてきました。ベートーヴェンでは対行配置を取ったブリュッヘンですが、このロ短調ミサではこの配置。恐らく、これは、通奏低音部を集めておいて、高音弦と対置させる効果の方を狙ったのではないかと。 これで聞くバッハの音楽は、しかし、改めてこうやって聞くと、まとまりがないんですよね。いや、よく考えてみりゃ、元々音楽的にはミサ曲というのは、それぞれがミサの式次第に則って定型文が決まっていて、その性格的に音楽の方向性も決まるので、まとまりを出そうとすれば各曲で主題に共通性を持たせるとかするくらいしか無いのでして。その点、過去の自作からの引用が中心と言われるこの曲、まとまる訳が無い。 で、今日の演奏では、全体に音楽として安定していたように感じるのです。ある程度大きい編成で聞かせるから、現代のホール(まぁトリフォニーは基本風呂場系の音響だけれど)で聞く上で十分に豊かな響きで聞こえる。現代オケがノンヴィヴラートで弾くと、どうしても音が痩せ気味になる。それを若干数でカバーしている。そういう感じなのかなと。これがいいかどうかは分からないけれど、聞く分には、気持ちよく聞けるのです。演奏する方も、無理をしている所があまり無いから、自然と安定する。そんな感じかと。 もう一つは、演奏の運び。それほど速いテンポだとは思わなかったのですが、前半の第1部が55分、後半は50分!これは、実演ということを考えると、かなり速いペースだと思います。そう考えて思い返すに、確かに「速い」とは感じなかったけれど、キビキビしたメリハリのある演奏で、さくさくと進む感じではありました。 このロ短調ミサは、好き嫌いはあるかも知れませんが、面白いと思います。 と言う訳で、明日も頑張って聞きに行ければいいのだけど、大丈夫かしら..... 当日券は、多分出るんじゃないでしょうか。
2011年02月26日
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NHKホール 14:00~ 3階後方 トゥーランドット:マリア・グレギーナ カラフ:ウラディーミル・ガルージン リュー:ヒブラ・ゲルズマーワ ティムール:ユーリー・ヴォロビエフ 皇帝アルトゥム:ヴィクトル・ヴィフロフ ピン:アンドレイ・スペホフ パン:アレクサンダー・ティムチェンコ ポン:オレグ・バラショフ 役人:エデム・ウメーロフ ペルシャの王子:アントン・ロシツキー 杉並児童合唱団 マリインスキー劇場合唱団・管弦楽団 指揮:ワレリー・ゲルギエフ 演出:シャルル・ルボー 日曜日はダブルヘッダーでした。トゥーランドットのあとにシフのベートーヴェンって順序としてどうなの、と思わなくはないけれど、まぁ、仕方が無い。 ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場と言えば、METだウィーンだミラノだ、といった所の後塵は拝するといえども、その次の集団に位置するところ、というのが、来日公演での位置付けではないかと思うのですが。まぁ、確かに演目によるのではありますが。 今回はロシア物がない。影の無い女とトゥーランドット。影の無い女は疲れるし、日程も合わない。まぁ、安いとこ買えれば、という感じで、買えたから買ったのがこれ。グレギーナだしね、と、まぁ、そんな理由であります。 行ってみたら、3階席前方両翼がガラガラ。これは高値でアサインしてたのかしら。それにしてもこの入りはちょっとねぇ。とはいえ、終わってみれば....という感じではあったのですが。 開演後5分でゲンナリしたのが演出。あまりにも凡庸。去年のキエフオペラの学芸会レベルの演出も残念だったけれど、それとほぼ同等レベル。 とにかく人の動かし方が下手くそ。というより動かない。動かないことが何かを表現しているでなし。舞台があるのに、その舞台で演じられることにまるでドラマが付いてこない。かといって、様式美を追求するでもない。要するに、通常演出に期待される気配りとか目論見みたいなものがまるでない。 これは主役級でも同様。一例を挙げると、第3幕、リューの骸を埋葬しようとするのにティムールが付いて行く場面。盲いた老人が亡骸の手を握りながら共に退場して行くのに、あんなにスタスタと、介添えも無く、適確に共に歩ける訳がない。 誰か一人付けてやればいい。もう少しゆっくり下がらせるでもいい。やりようは幾らでもあるので、要は丁寧さが足りない、真剣にドラマに引き込ませる努力、騙す努力が足りない。 結局、このへんの気の入らなさ加減は、他にも共通する所で、大体が芝居することを求められない合唱が、歌唱だけで説得力を持てというのはかなり無理がある。 凡庸というのは仕方ないと思うけれど、造り込みが甘いというのは...... ただ、比較すれば、去年のキエフ・オペラとそう変わらないか、流石にこちらの方が上ではあるでしょう。でもねぇ。キエフのS席より高い値段払って、感覚的にオーチャードの倍近い広さの劇場の一番後ろで観ていて、そうそう満足出来るものではないのです。 そうはいっても、音楽が良ければそれほど不満には思わないのだけれど..... 主役二人がちょっとねぇ。マリア・グレギーナは、確かにそこそこ歌えてはいたけれど、正直「あれ?」という感じの出来。やや疲れ気味ではないのかな、という感じ。素材はいいなとは思うけれど、例えば高音の輝かしさだとか、ドスの利いた表現とか、伸びやかな声の美しさとか、何かこう特筆出来るものがないなぁ、と。 一方、カラフのガルージンは、やはり声がどうにも合わないと思います。くぐもった、ロシア風のテノールは、それはそれで悪くないけれど、特にガルージンのスタイルは、カラフみたいな役にはもう一つ合わないなぁ、と。それに、幾らだだっ広いNHKホールとはいえ、このくらいの声だったら、わざわざ出て来てくれてありがとう、とまでは...... 残念だったのがティムール。ロシア系の劇場の強みは何と言ってもバス・バリトンの層の厚さ、声の厚さだと思うのですが、これが期待ほどではなかった。第3幕、リューが自害した後のちょっとだけでいいんですよ、あそこで肝を冷やさせるほどの声が聞きたい、というだけなんだけれど...... というわけで、概ね良かったのはリュー役のゲルズマーワかな、と。でも、第1幕は結構声が出ていなくて、第3幕は良かったねぇ、という感じかなと。そこが救いだったかしらん。 オーケストラは、凡庸と言うと言い過ぎかも知れないけれど、言うほどではないかなと。要は、頑張って聞くほどのことはないかなと。正直、このレベルの公演を、新国立劇場の公演として実際に演じられたら、「いやぁ、良かったねぇ。まぁ、色々あるけどさ」くらいにはなるんじゃないかと思わなくもないのです。でも、こちらは、新国立劇場よりは高い金払って、それなりの期待を持って、だだっぴろいNHKホールに公園通りの坂道もものともせずにやって来ている。その割にはねぇ.... ゲルギエフは確かに良くオケをコントロールしていたのだと思います。そういう面ではそつはない。無いけれど、そもそも全体にオペラという騙しの術が効いていないお客としては、フーン....という感じになってしまうのも確か。まして、こちらはその前日に、知的関節技でも仕掛けられてるかのようなブリュッヘンの演奏を聞いているので、魔術が聞いていれば「これよこれ!」と思わずにいられない、ここぞというリタルダントや煽りも、「そこだけ頑張ってもねぇ...」としらけてしまうのでありまして。 前日自粛してればこうはならなかった?いや、そうでもないんじゃないかなと。 がっかり、とは言わないけれど、結構醒めた面持ちで出て来てしまったのは確かだと思います。 密度が薄かったのかなぁ。確かに、この一連の公演、平日も結構タイトな日程で公演を組んでいたようだから、最終日ともなると疲れてしまったのかしらん。 次回は、満を持して、ロシア・オペラで来て欲しいと思うのであります。にほんブログ村
2011年02月23日
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いや~、やっと出ましたですよ~ というわけで今日予定の記事は順延です。だって、このブログ、忘れそうだけどこっちが本題なんだもの(^O^)/ 以下のリンク先にPDFのプログラムが出ています。 http://www.lfj.jp/lfj_2011/timetable/ しかし、このプログラム....... まず、この数年必ずあった、「小曽根真」の文字が無い! うーむ。難しいとこですけどね。でも、ブラームスやリストと考えるとちょっと厳しいけれど、なんかやってくれるだろうと思ってたんですが...... 一方、コルボは予想通り今年も健在、ドイツ・レクイエムをやります。 あとは、大体いつもの面子って感じでしょうか。プラジャーク四重奏団が帰って来るのは有り難い。 しかし、つくづく、渋い........(苦笑) 去年が結構派手だっただけに、渋さひとしおって感じですね。そういえば、最初の年、ベートーヴェンの時も「渋いなぁ」と思ったけれど、アレに近い渋さかも。 で、今年もボランティア、やるそうです。 ハイ、今年も行きます....
2011年02月22日
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それにしても、LFJのプログラム、まだ出ないんですが、どうなってるんでしょう。 中旬に発表、とかいって、先週には記者会見もやったというのに...... ところで、実は昨日はダブルヘッダーだったのだけれど、先に聞いた方は明日に回します。 色々あったしねー。
2011年02月21日
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紀尾井ホール 18:00~ 1階右側 ベートーヴェン:ピアノソナタ第30番 / 第31番 / 第32番 <アンコール> バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻 ~ 第1番C-dur / 第12番F-mol 前奏曲 / 第11番F-dur ピアノ:アンドラーシュ・シフ シフは、昔から何度か聞いているのですが、去年、ザルツブルグでちょっとだけ聞いて「こんなにもリリカルなのか!」と驚いたのが記憶に新しい。ので、来日公演とあってチケットを取りに行ったのですが、バッハは取れず、ベートーヴェンがぎりぎり買えて。もう一つ、平日のオペラシティでのシューベルトも持っていたのだけれど、そちらは結局行けずに譲ってしまい...... そうは言ってもベートーヴェンの最後の3つのソナタ、となれば、期待せざるを得ません。 が、よくよく考えてみれば、ベートーヴェンの30, 31, 32番は、確かにリリカルではあるけれど、同時にドラマティックでもある、激しい表現も多く含んだ曲である訳で。 んでもって、シフの演奏は、むしろ表現の振幅をダイナミックに聞かせるものでして。うーむ。あの、玉のようなリリカルな音楽を期待したのだけれど........それは、32番の2楽章の中程、ピアニッシモで右手と左手が静かに呼び交すようなところでほんの数瞬聞かせてくれました。まぁ、これだけでも、今日聞きに行った甲斐があったな、というほどのものではありましたが。 とはいうものの、それは演奏がよくないという訳ではなくて、こちらの期待したものが違っていただけのこと。この3つのソナタの演奏としては、とてもよかったと思います。 そういや、去年の秋にポリーニも同様にベートーヴェンのこの3曲でリサイタルをやったのでした。あの時のポリーニは、随分速い演奏だったのだけれど、今日のシフは、各曲毎に引っ込むこともせず、拍手もなく、3曲弾き切って、それで所要時間は大体70分。感覚的には一般的な所要時間ではないかと思います。 で、あの時のポリーニには、全体を構造的に押えた上での演奏、という感想だったのですが、今回のシフの場合は、もうちょっと曲にのめり込んだ感じの演奏だったと言っていいでしょうか。各曲の表現も相応にアグレッシヴなものになっているし、先述の通りデュナミークの幅もかなり大きい。これを、小さい紀尾井ホールでやるのだから、インパクトは大きいです。ちょっと、音楽として紀尾井ホールには収まり切らない風ではあったかな、とも思います。 結果的にはシフの演奏に説得されて終わった、という感じでしょうか。 アンコールのバッハは、ある意味蛇足ではないかな、という気もしましたが、3曲もやってくれると、これはこれで収まるべき所に収まったという印象です。そのバッハも、先のベートーヴェンとは似て非なる演奏。後期のベートーヴェンは後期のベートーヴェンらしく、バッハはバッハらしく、そう言ってしまうとそれまでですが、改めて、ああ、そうか、シフはバッハもベートーヴェンもシューベルトも弾ける人だったな、「弾ける」というのはこういうことだったな、と、今更ながらに思ったのではあります。 でも、シューベルト聞きたかった.....にほんブログ村
2011年02月20日
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すみだトリフォニーホール 15:00~ 3階右手 ベートーヴェン:交響曲第8番 / 第9番「合唱」 ソプラノ:リーサ・ラーション アルト:ウィルケ・テ・ブルメルストゥルーテ テノール:ベンジャミン・ヒューレット バリトン:ディヴィッド・ウィルソン=ジョンソン 栗友会合唱団 新日本フィルハーモニー交響楽団 指揮:フランス・ブリュッヘン 先週聞いた新日フィルの「ベートーヴェン・プロジェクト」の最終日。そうは言っても、今日と同じプログラムで、来週サントリー定期をやって、来週末にはトリフォニー定期でバッハの「ロ短調ミサ」やるんですけどね。ええ、来週末のロ短調ミサは両方行くつもりなんですけどね。 全体的に、従前通り集中力のある演奏で良かったけれど、敢えて言えば、良かったのは8番の方かなと。 前回感じた「何をやりたいのか、オケの意志が感じられない」というので言えば、やっぱり「何をどうして行きたいのか」というのは、やっぱりよく分からなかった。でも、少なくとも、今この演奏をしていることが面白いんだ、という感じはあったような気がします。上手い下手というのとは違う話で、しかも主観的な話で申し訳ないのだけれど、その演奏でどういう音楽だと考えているかは分からないけれど、いや、僕達これ演奏してて楽しいんです、という感じなのかな、と思ったのです。その面に於いては、音楽としてまとまっていたんじゃないかな、と。身も蓋もないことを言えば、慣れて来たんですかね。 終楽章、対位法的に書かれてる所があったかと思うのだけれど、あそこの処理が上手く行かなかったように思う。それ以外はなんとはなしに前回以上に納得感のある演奏だったと思います。 第9は流石に聞いた回数が半端ではないので、と言いつつこの間の年末は結局聞かずじまいだったのだけど、ブリュッヘンの仕込みが色々見えて面白かったです。ブリュッヘンの指揮は、予想通り、過剰な慣習的なテンポの揺らしなどを排したのであろうと思われるもの。(楽譜見ながら追っ掛けてたわけではないので...)ほぼ予想通り面白かったです。こうやって演奏されると、普段、というか、毎年末に聞ける日本のオケの第9というのが、実は一種の演歌みたいなもんなのかな、と思えてきます。まぁ、欧州で第9を聞いたこともあるけど、その時も、そこまでとは言わずとも、合唱のトゥッティの前のリタルダントとか、ちゃんと掛けてましたから、やはりブリュッヘンが、ってことだと思うんですけどね。 最終楽章、独唱陣の出し方はちょっとどきどきしましたです。超ヴェテランのウィルソン=ジョンソン、役者ですなぁ.....にほんブログ村
2011年02月19日
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今日、マルタンの記者会見をやったそうで、Twitterとかで情報が出てるようです。 個人的には朗報かな~、と思うのは、今年からよみうりホールが参加するらしいこと。 国際フォーラム向かい、昔のそごう、今のビックカメラの上にある多目的ホールですね。古い所ですが、1000人くらいは入るんじゃないかな?試写会とかよくやってるようですが、ここでの公演があるらしい。 一日7公演とかは難しいんでしょうけれど、こんな風に色々巻き込まれていくというのは、「イベント」としてはとても好ましいことだと思います。 オーケストラでは読売日響が参入するとか。まあ、このへんは、元々LFJは読売新聞とのタイアップがあったので、今更という気もするくらい。 でも、本当は、個人的には、あんまり...........(ごにょごにょ) 出張LFJ、今年は金沢、新潟、琵琶湖に続いて鳥栖、なんだそうです。 ....鳥栖!?何故にピンポイントで鳥栖........... マルタン、かしわめしが好きだったか? 早くプログラムが見たいぞ......
2011年02月17日
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所沢市民文化センター ミューズ マーキーホール 15:00~ 3階右手 シューマン:ロマンスとバラード第1集 op.45 5つの歌曲 op.40 シューベルト:「白鳥の歌」 D.957 ~ アトラス / 彼女の姿 / 漁師の娘 / 都会 / 海辺で / 影法師 シューマン:「詩人の恋」 op.48 <アンコール> シューマン:Der Frohe Wandersmann op.77-1 シューベルト:Rastlose Liebe D.138 (不明) テノール:クリストフ・プレガルディエン ピアノ:アンドレアス・シュタイアー 2月に来日中のプレガルディエンとシュタイアー、他にも公演はあるのですが、色々重なって、結局行けるのはこれだけ。 ところが、事前情報で、シュタイアーはフォルテピアノではなくて現代ピアノを弾くという話が聞こえてきました。なんでも乾燥が酷くて、予て用意のフォルテピアノが不調なので、会場に備え付けのスタインウェイを使うんだとか。まぁ、確かにシュタイアーはフォルテピアノの名手として知られているけれど、現代ピアノが弾けない訳じゃないだろうし、演目もシューベルトとシューマンだからさほど支障は無いだろう、大体がプレガルディエンの歌を聞きに行くんだしね、くらいのつもりで聞きに行ったのでしたが.... これがまぁ聞くと見るとでは(ん?)大違い。 シュタイアーがいいんです。いや、確かに、元々フォルテピアノの名手なんだから、相応に腕はあるとは思っていましたが、音楽家として真っ当なんですね。つまり、シュタイアーは、現代ピアノとしての伴奏をしたんです。 言ってしまえば当たり前の事なんですが、フォルテピアノとスタインウェイとでは、楽器として明らかに違います。音の出方、減衰、タッチ、全てが違って来る。明らかに、シュタイアーは、現代ピアノでどう演奏すればいいかを分かっていて、そのように演奏する。決して「フォルテピアノの代わり」としての演奏ではない。例えば、シューベルトの「影法師」、この曲は伴奏のインパクトが強い曲だけれど、デュナミークの幅に限界があって響きも決して大きくはないフォルテピアノと、そうした振幅の幅が遥かに大きいスタインウェイとでは、どうしても表現の仕方が変わると思うのだけど、シュタイアーはスタインウェイのデュナミークの幅を生かしている。 いや、当たり前なんですが、期せずしてシュタイアーのピアニストとしての実力を存分に示した演奏になっていました。正直、現代ピアノで、こんなに芯のあるしっかりした演奏を聞かせてくれるとは思いませんでした。ただ単に「フォルテピアノの代わりに仕方なく」ではなく、「現代ピアノであればこう演奏する」、それが言わば王道を行く演奏であって、しかもそれがしっかりとした、シュタイアーの音楽になっている。 プレガルディエンは、勿論良かった。言うことはありません。プレガルディエンもドイツ・リート歌いとして王道を行くといった感じの歌手なので、王道同士、言ってみればアポロン的な堂々とした演奏になっておりました。まぁ、それが「詩人の恋」だというのもなんなんだろう、という話ではありますが。 プレガルディエンは何度か聞いた覚えがあるのですが、今回聞いて、随分と押し出しのある声になったなぁ、と思いました。貫禄が出て来た、という感じで。まぁ見た目もそうなんですけど、それ以上に、歌に余裕が出た感じでしょうか。芯が一本通った、安定した歌唱。ディースカウってこんな感じの安定した歌い方じゃなかったかなぁ、と、ちょっと思ったのでした。 もう一回聞いてもいいなぁ、と思うのですが、しかし、20日はちょっと他があるしなぁ...
2011年02月14日
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NHKホール 19:00~ 3階正面 マーラー:交響曲第3番 NHK交響楽団 指揮:チョン・ミュンフン 新日フィルからのはしごだったのだけれど、ついうっかりして、開演時間を間違えてました。18時のつもりでぶらぶら行ったら19時開演 しかも長蛇の列.... 20分くらい雪の中待たされましたとさ。他のホールだと他に待ちようもあるのだけど、NHKホールはねぇ。自由席だし、まぁ、風邪引かなかったからよしとしましょう。 そんな訳で久し振りに開演前の室内楽も。 ベートーヴェン(ヘルマン編):クラリネットとファゴットの為の3つの二重奏 ~ 主題と3つの変奏 ボッケリーニ(編者聞き逃し):ソナタ ニ長調 ヴァイオリン:嶋田慶子 チェロ:藤村俊介 20分ほどの演奏なんですが、まぁ、良かったです。ボッケリーニ好きだし。 演奏も良かった。いい音出してたし。いつも思うのだけど、N響の人達って、ポテンシャルは高いのに、どうして本演奏になるとのっぺりした演奏になってしまうのかしら?こないだ珍しく2階正面で聴いた時も、あんまり印象変わらなかったしなぁ.... あれはなんなんだろう? 閑話休題。 マーラーの交響曲第3番。好きではないですが、如何せんチョン・ミュンフンだし、先週のAプロは行けなかったので、こちらに行こうと思っていたのです。まぁ、聞いてみて損はないだろうし、と思って。 それでねぇ。演奏はねぇ、いいんだろうと思うんですけど............... 暴言なのは承知で言いますが、どうしてこうマーラーってくだらないんでしょうねぇ? 決して嫌いだとは言わないし、面白いのは分かるんですよ。いろんな音を積み重ねて云々したいのもまぁ分からんでもない。その中で、散々外連味を出してインパクトのある音楽にする、その考えもまぁありだろう。ただ、それって、つまるところは効果音の積み重ねでないの?と。映画音楽みたいなもんだろう、と。いや、映画音楽だっていいもんです。ただ、それを、どうしてまた1時間半以上も連ねる必要があるの?と.... 歌曲はいいんですよ。交響曲に関して言えば、1番とか、5番とか、その辺はまだありだと思うんですよ。9番もまぁ我慢出来なくもないし、4番あたりはいいだろう。でも、これはなんなのよ、と。くだらないなぁ、と思う訳です。まぁ、そういうものとして聞く分にはいいと思うんだけど、こんなに長くやる必然性あるんかいな、と。しかも、聞いてる方は、くだらないとか思ってない訳でしょう?そこがまたいやらしいなぁ、と。 この公演で、自分の近くに座ってた3人連れくらいがいて、1楽章で、奏者2人でシンバル連打してたりするのを見て、「わぁ、凄い」とかなんとか言ってたのですね。で、賢しらで気難しそうな年寄りがなんか注意してたみたいなんだけど、そもそも、マーラーは、まさにお客にそう思わせようと思って書いたんじゃないのかねぇ?つまり、はったり満載効果優先の音楽だと思う訳で。第3楽章のバンダのポストホルンだって、執拗に裏から鳴らすのも、効果を狙ってのことでしょう?大詰めのティンパニ4発連打もそう。要は、アホな外連味にキャアキャア騒ぎながら聞くのが多分あるべき姿で、難しい顔して聞く方がおかしいのではないかと。つまりは、真面目な顔して聞いてる連中よりは、あの騒いでた連中の方がよっぽど素直に聞いてたんじゃないの?と思う訳です。 いや、きっとそんなもんだよ、マーラーの交響曲なんて。作曲家本人どう思ってたか知らないけど。 多分、マーラーは、オペラを書くべきだったんですよ。 本人は交響曲作家としての指向が強かったのだろうけれど、こういう音楽をやるんだったら、むしろオペラをやるべきだったと思うんですよね。ただ、いろんな事情でそうは行かなかったんだろうとは思いますが。それに、彼の歌謡性は、あまりオペラに通ずるものではなかっただろうとは思うんですが。(でも、確か、未完のオペラの構想があったんじゃなかったかな?思い違いかも知れないけど。) 第4、5楽章のアルト独唱は藤村実穂子が担当。時々遭遇しますが、この所聞いた中では格別良かったんではないかしら?おお、結構歌えるじゃん、と思ったのでした。最近あんまりいい印象ではなかったので。 チョン・ミュンフンとN響は、良かったんだと思います。表現すべき所はきちんと表現出来ていたと思うし。その上でのことだと思うんですけどね......
2011年02月13日
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すみだトリフォニーホール 15:00~ 3階右手 ベートーヴェン:交響曲第4番 / 第5番「運命」 新日本フィルハーモニー交響楽団 指揮:フランス・ブリュッヘン 2年前のハイドン・プロジェクトに続き、ブリュッヘンとベートーヴェン・プロジェクトを展開する新日フィル。でも今年は4公演中2公演が平日.......いじわる...... 例によって場内はほぼ満員。なんちゅーか、うるさ型のような感じのお客が多いですなぁ。しかし、いつも思うのだけど、ああいう感じの人達、コンサートには行き慣れてる筈なのに、自分の前を人が通る時にどうして立つとか出来ないのかねぇ?なんというか、公衆の中での振る舞いというのが出来ないというか、自分の世界に閉じこもってるというか.... あれって一種の精神的ニートではないかしらん..... で、演奏ですが。 うーーーーーーーーーーーん。期待したほど面白くはなかった。なんとなく、ハイドン・プロジェクトの時に感じた事が蘇って来た感じで。 いい演奏だと思います。新日フィルの出来映えをどう評価するかは微妙だけれど、高い集中力であったのは確かだと思います。ミスがあるとかどうとかいうレベルとは別の次元で。あのテンションの高い演奏は好きにはなれないけれど、いい演奏ではあったと思います。 ブリュッヘンの音楽の造りも王道的なものだと思います。低弦を厚めにして、それをきっちり鳴らすやり方。低声部がしっかり鳴るので、音楽の輪郭がしっかりしている。 ただ、ねぇ。こういう言い方は嫌いなんですが、「音楽性」って言葉が頭をよぎってしまうのです。 ブリュッヘンの音楽に音楽性が無い、とかいうつもりはないんですよ。不満は、どちらかというと新日フィル。彼らは何がしたいのかな?ということ。 悪い演奏ではないんですよ、くどいようだけど。ただ、これだけ出来るんだったら、当然その視線の先には某か考えてる事、思う所、こういう音楽に持って行きたいんだ、というのがあるんじゃないかしら?と思うのですが、どうもそういうのが感じられないんですよね。 実はこれ、最近の新日フィルで時々感じる不満なんですが、確かに彼らは随分良くなったと思います。去年は「ペレアスとメリザンド」までやったし、シーズン初めはヴェルディのレクイエム、この夏には「トリスタン」もやるし新国で「薔薇の騎士」でピットにも入る。それだけの実力の上昇はあったと思います。日頃の定期公演などでもいい演奏が聞ける。 ただ、彼らの演奏が、これ以上望む物無き演奏か、と言われると、そうではない。それは、いつもいつもいいという訳ではないよね、というだけでなく、いい演奏であっても、このレベルなのは分かったから、その先どういう表現をしていくのか?この音楽はどんなものなのか?ということが出て来て欲しいのだけど、ここが到達点になってしまっている気がするのです。或いは、そこから先も「上手になる」ことにしか視線が行っていないような。それはちょっと違うんじゃないの?と。 今回のブリュッヘンとのベートーヴェンもそうなんですよね。ハイドンと違って、ベートーヴェンはこれまでも随分演奏して来た筈。そこに、ブリュッヘンの指導が入る。その結果今回はそこそこいい物が出来た。じゃぁ、どういう音楽を作って行くのか?それが、どうもピンぼけなんじゃないかと............そんなことはない?考え過ぎ?というか、分かってない?かも知れないけど........ 正直、醒めた気分で出て来たのは確かです。うーん。
2011年02月12日
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サントリーホール 14:00~ 2階中央 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ピアノソナタ第8番「悲愴」 (ピアノ協奏曲第5番) ピアノ:仲道郁代 東京フィルハーモニー交響楽団 指揮:小林研一郎 年間100公演とは言わないけれど、数こなしていると、色々杜撰になります。まぁ、自業自得っつーか、如何にうっかりといい加減に聞いているか、が明らかになってしまう訳で。 いや、聞く際にいい加減に聞いていなくとも、ものによっては、詳しい所はすっ飛ばして、「ああ、この人の公演か。じゃ、行くか!」で行ってしまって、行ってみて「あれ?」なんてことも。去年の内田光子なんかもその一例で。 で。この公演、自分の中では「仲道郁代リサイタル」で決まりでありまして。「オール・ベートーヴェン・プロ」と言われても、「うん。ソナタ弾くんだよね」で以上終わり。というわけで、すっかりピアノソロのリサイタルを聞きに行くつもりでいたのですが..... あれぇ?協奏曲なの?しかも2曲?しかも1番と5番? 正直言うと、ピアノ協奏曲、あまり好きではありません。嫌いではない。でも、個人的には、若干心構えが必要なものではあります。特にベートーヴェンの1番と5番........これは、決して好きな方の曲という訳ではないなぁ。積極的に避ける訳ではないけれど。 これを、「今日は仲道郁代のベートーヴェンのソナタ!」というつもりで来た所に聞かされる訳です。しかも、オケはともかく、小林研一郎..... というわけで、前半で退散してしまいました。いや、演奏は悪くなかったけれど、ちょっと気が乗らなかった。「これは最後迄聞かなければ!」と思わせるほどではなかったってわけで.....そうねぇ......モーツァルトの協奏曲だったら、その気が無いところに聞かされても、聞けると思うんだけど.....せめてベートーヴェンでも4番だったら....... 小林研一郎はあまり聞いていないのですが、今回改めて聞いてみて、なるほど、確かにそれなりに上手いなと思いました。オケのコントロールもいいし、無理に振り回して表現するようなこともなく、むしろ抑制を利かせつつ、細部に気を配り、といったところ。まぁ、求めて聞くほどではないかな。 仲道郁代は、良かったです。「悲愴」の第1楽章のフレージング、ちょっと左手の処理が「あれ、こうするの?」と思ったけれど、あれはああするもの、なのかしら。他は期待通りの出来。協奏曲だって悪くは無かったんですけどね。如何せん、その気にならなかった... 改めて今回聞いてみて思ったのだけれど、仲道郁代、何というか、パワーを追求する系の演奏、という感じなのですね。実際のパワーはともかく、男勝りという言葉をつい思い浮かべてしまいます。その割に、力任せという感じもあまりしないし。小山実稚恵もそうだなぁ、そういえば。 我慢して最後迄聞けば、アンコールもあったんじゃないかとは思いますが、まぁ、気の乗らない時はこんなものかと....
2011年02月06日
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2011年ですからね...... 考えてみれば、ラ・フォル・ジュルネまであと3ヶ月。今月中旬には予定も発表らしいですし。楽しみですな...
2011年02月05日
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