第94回智麻呂絵画展
本日は第94回智麻呂絵画展であります。
今回の出展作品は6点と少なめでありますので、その分、写真を大きくしてみました。どうぞ、ごゆるりとご覧下さいませ。
(写真が大き過ぎたようなので、少し小さくしました。<6日追記>)
<参考>他の智麻呂絵画展は下記から。
第1回展~第100回展
第101回展~第200回展
第201回展~
水仙は雪中花とも呼ばれる通り、寒さには強い花にて、冬の花でありますな。我が里の道の辺では昨年の12月から咲いていました。
今年は智麻呂邸門前の水仙も次々と花をつけ、智麻呂さんを喜ばせて居ります(笑)。
降る雪は いたくな降りそ 水仙の 花と聞かばや 海鳴りの声(偐家持)
来し方の 道もよしとや 水仙の 花はすっくと 咲きて語らず(偐家持)
白い冬の花が水仙なら、赤い冬の花は山茶花でありますな。
字の通り読めば「さんさか」。誰かが「さんさか」を「ささんか」と読み違えたか、言い間違って、それが広まってしまったので、今は「さざんか」。確かに「さんざか」よりは「さざんか」の方が発音し易い。試しに「さざんか、さざんか、咲いた道」を「さんざか、さんざか、咲いた道」と歌ってみられるとよい。焚火に辿り着く前に舌を噛むか、蹴躓いて転ぶか、そこまで行かなくても音程が甘くなるか間延びするのではないでしょうか(笑)。まあ、当の花の方は自身の名前のことなんぞ知ったことかと無邪気に咲いているのではありますが。
キンカンの実と蝉の抜け殻。これは智麻呂さんのご友人、寺◎氏が絵の材料にと下さったものだそうな。蝉の抜け殻がとてもよく描けていますな。
では、ここで暫し小休止。フルーツなど召し上がり、ご休憩遊ばされませ。その間に、ヤカモチは次のヒヤシンスの歌でも考えて置きましょう(笑)。
とは言ったものの、カタカナ文字のヒヤシンスは万葉調の歌にはなりにくうござるな。で、駄洒落の戯れ歌で胡麻化して置きます。
来ぬ筈の 角に車の はっとして 心も身をも 青くヒヤシンス
(銀輪家持)
まあ、車の方もハッとしたことでしょうな。
嗚呼、そのようなこともありき、
寒い寒い日なりき、でありました。
ヒヤシンスの馬鹿歌、失礼仕りました。
お口直しに万葉歌をどうぞ。
父母
が 殿の
後方
の
百代草
百代いでませ わが
来
るまで
(
生玉部足国
万葉集巻20-4326)
(父母が住む建物の後ろに生えている百代草、その草のように百歳までも長生きして下さい。わたしが帰って来るまで。)
(注)百代草=ノジギクのこと。ツユクサ、ヨモギ、リュウノウギクなど
の異
説もあり、定説を見ない。
上のノジギクの絵は小万知写真集から絵にされたものであります。
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