偐万葉・ひろみ篇(その2)
本日も偐万葉です。シリーズ第222弾、ひろみ篇(その2)であります。
<参考>過去の偐万葉・ひろみ篇は コチラ
ひろみちゃん8021氏のブログは コチラ
偐家持がひろみの郎女に贈りて詠める歌15首 並びにひろみの郎女が詠める歌5首
ひろみの郎女が贈り来れる歌1首
再会を嬉し嬉しや知らぬ間に 歳は離れて千幾年か
偐家持返歌
2
首
七年
を経たるブログに今日逢ひし 兒ろはおさなの馴染みなりける
磯の上の都万麻になけどいつしかも 神さびにけりヤカモチわれは
(本歌)磯の上の
都万麻
を見れば根を 延
へて
年深からし神さびにけり(大伴家持 万葉集巻19-4159)
(注)都万麻=タブの木
ひろみの郎女が作れる歌1首
うちのドラ傘も持たずに今どこへ 朝餉用意が出来たというに
偐家持返歌
1
首
そぞろ神ねこにもつけば草枕
旅にあるにゃん雨にも負けず(奥の細猫)
天麩羅にユキノシタする春の月(揚智光秀)
(元句)時は今天が下知る五月かな(明智光秀)
ぜうおんじいくののみちゆかへりきて
またもあひにしみほとけのゑみ(智麻呂禅寺)
(注)ぜうおんじ=成恩寺
(じょうおんじ)
。大阪市生野区林寺にある寺。
思ほえば過ぎにし人も日もかなし 蝉鳴く朝の古きアルバム
ひろみの郎女が追和せる歌1首
アルバムもいつの頃にかカラ-色 平和とともに美しき色
かむながらのみちもしらざりみほとけの
みちもうとかりひぐらし鳴きぬ(偐蝉丸)
ひろみ郎女が贈り来れる句1句
早秋につわものどもも寺巡り
偐家持返歌
1
首
念仏は申すまじくも敷島の 大和伴天連寺をもめぐる (イエス・アミターバ)
秋海棠咲き散る庭に西瓜食ふて 月の出まつを芭蕉葉の上 (秋まつを筆蕪蕉)
(元句)秋海棠西瓜の色に咲きにけり(松尾芭蕉)
ひろみの郎女の上3句 に偐家持の付けたる下2句
新しきチェーン嬉しい恩智道
鷺も真白き秋の風吹く
名月を見にいこま山近すぎて 居待ち寝待ちのわが月ならむ(偐月待)
白は見つ赤見落としつ彼岸花 われ山菅に惑ひしなりや
(野暮ランの家持)
(注)ヤブランは万葉では「山菅・やますげ」と呼ばれる。
ひろみの郎女の返せる歌1首
やぶにらみ赤ダイボーサンを見落としぬ それにつけこみ我したり顔
秋山の木の実つみにと来しわれも
みだりに知らぬ実は食ふましじ(山部実人)
(本歌)春の野にすみれ摘みにと来しわれぞ
野を懐かしみひと夜寝にける(山部赤人 万葉集巻8-1424)
寄す波の磯もとどろに伊勢路へと 妹乗るらむか秋のしまかぜ(風家持)
ひろみの郎女が贈り来れる歌1首 並びに偐家持が追和せる歌1首
うちの猫尻尾ふくらみ帰りきぬ どこかほっつき尾に尾花の穂
妹が家の黒きドラえもん今日もまた
尾花刈るかや野良仕事らし(野良家持)
いつもより真面目とあるはわが日頃
不真面目なるか面目もなし(真面目家持)
かにかくにつぎてゆかまし西堤 東北入るかに道楽へ(道楽家持)
(注)掲載の写真はひろみちゃん8021氏のブログからの転載です。
偐万葉・ひろみ篇(その18) 2025.10.03 コメント(6)
偐万葉・若草篇(その30) 2025.08.10 コメント(15)
偐万葉・龍の森篇(その6) 2025.07.15 コメント(4)
PR
キーワードサーチ
カレンダー
コメント新着
New!
MoMo太郎009さん
New!
ビッグジョン7777さん
New!
☆もも☆どんぶらこ☆さん
New!
龍の森さん
七詩さん