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2005.01.18
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カテゴリ: 不思議な世界
龍神と翁

「この岩の向こうに天の真名井がある」――。そのとき高畠吉邦(元天神人祖一神宮管長)は、心の奥にまで響く龍神の声を聞いた。高畠はそれが間違いなく龍神であったと言う。その声の指示に従って、洞窟から外に出て探してみると、そこには確かに丸くくりぬかれた岩があり、水をたたえていた。それを見た瞬間、高畠はそれが「天の真名井」であることを確信したという。

高畠吉邦は、謎の古文書「竹内文書」を世に出した竹内巨麿(天津教教祖)の四男だ。霊感が強く、幼少のころより釜鳴りの神事などを司っていた。理工系の大学を出た後、造船事業や自動車修理業などをしていたが、戦後何年か経ったあるとき(戦後天津教はGHQから活動停止処分を受けていた)、竹内文書に記されている天柱石(富山県平村)を訪ねてみようということになった。

吉邦は車を運転、妻澄江や知人らとともに五箇山の山中に分け入り、天柱石を探した。ところが山道は曲がりくねり、まるで迷路。そこへ道端を歩いている翁と出くわした。吉邦が道を尋ねると、その翁は「ちょうど天柱石の方へ行くところだから、ご案内しましょう」と言う。吉邦ら一行は、その翁を車に乗せ、天柱石へと向かった。

車内はギュウギュウ、道は悪路であったが、翁の案内で何とか無事に天柱石にたどり着いた。天柱石は、天にも届けとばかりに空に向かって突き出た高さ50メートルほどの船形の巨大な奇岩である。吉邦らはその異形に興奮し、翁と澄江を置いて天柱石のそばに駆け寄り、周りを調べ始めた。

不思議なのは翁であった。後に残された澄江は、翁に謝礼をするためにお金を包もうとしてちょっと目を離し、再び顔を上げたところ、翁の姿は忽然と消えていたのだ。ほんの数秒前まで、すぐそばにいた翁がいない。澄江はあっけにとられた。

翁は誰であったのか。思想家中沢新一によると、神話学や芸能の世界では翁は守宮神(宿神)にほかならないという。しかしそれは、あくまでも神話や芸能における象徴としての翁である。現実の世界に翁となって現われる宿神など本当にいるのだろうか。

一方吉邦は、翁が煙のように消えていなくなったことも知らずに、天柱石の横にある洞窟に入っていた。吉邦はその洞窟で、冒頭の「龍神の声」を聞いたのだ。

竹内文書によると、天柱石は宇宙と地球、天と地をつなぐ、いわば神霊界の出入り口であったという。現実と神話が交わるところに龍神は現われる。吉邦らを天柱石へと導いた翁は、宿神の化身であったのだろうか。






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最終更新日  2005.01.19 08:48:23
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