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大学のサーバーの調子が悪くて、先週からずっとネットができませんでした。 ネットが使えないというのは、まるで目隠しをしながら生活をしているような感じでした。 新しいニュースもわからず、家族などからのメールも見ることができず、 新年の旅行のホテルの予約もできないままでした。 しかし、考えてみれば、つい10年、15年ぐらい以前は、 コンピュータもそれほど普及しておらず、 手紙や電話で、時間と費用を費やしながら、日本と連絡を取っていたのですね。 それを思えば、今はなんと恵まれていることでしょう。 下の写真は、先日の濃霧です。 そして次は、1か月前の降雪です。 例年は気温だけが下がって、凍えるだけの冬ですが、 今年の冬は表情が豊かで、季節の風情を感じることができます。 そして、こんな写真を載せることができるのも、今の時代ならではですね。。
2009年11月30日
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このブログを訪問してくださった方の数が、いつの間にか100,000人を超えていました。 信じられません。 中国で仕事をすることを決めて、この大学に赴任することになった時、 家族への国際電話の代わりにと、始めたのがそもそものきっかけでした。 それがいつしか年月を経て、こんなに多くの人に読んでいただきました。 本当にありがとうございます。 そして、更に嬉しかったことは100,000人目のお客様が、 以前からの知り合い(勿論、会ったことはありませんが)の人だったということです。 100011 2009-11-26 12:07:05 ***.co.th 100010 2009-11-26 11:59:18 202.28.*.* 100009 2009-11-26 11:53:13 *.gyao.ne.jp 100008 2009-11-26 11:23:06 *.ocn.ne.jp 100007 2009-11-26 11:03:23 ***.yahoo.net 100006 2009-11-26 11:00:26 58.211.*.* 100005 2009-11-26 10:46:50 ***.commufa.jp 100004 2009-11-26 10:23:54 211.8.*.* 100003 2009-11-26 09:47:45 jinkanさん 100002 2009-11-26 09:47:07 120.39.*.* 100001 2009-11-26 09:28:59 manmaru2897さん 100000 2009-11-26 09:23:19 妹妹(≧▽≦)vさん 99999 2009-11-26 09:15:53 ***.yahoo.net 99998 2009-11-26 09:13:44 ***.bbtec.net 99997 2009-11-26 09:03:09 *.ocn.ne.jp 99996 2009-11-26 08:55:00 61.41.*.* 99995 2009-11-26 08:51:02 ***.bbtec.net 99994 2009-11-26 08:39:30 142.166.*.* 99993 2009-11-26 08:28:00 ***.bbtec.net 99992 2009-11-26 08:21:53 60.183.*.* 99991 2009-11-26 08:08:57 土と風と火さん 99990 2009-11-26 08:07:36 222.212.*.* 妹妹さんは、以前、同じ中国に在住しているということで、 よくブログを訪問していました。 若い方ですがものの見方や考え方、他の人に対する対処の仕方など、 大いに学ばせていただくところがありました。 その妹妹さんが記念すべきお客様だったというのは、やはり嬉しいことでした。 100,001番目のお客様のmanmaru2897さんも、いつも私のブログを読んでくださっています。 心が瑞瑞しい方で、自然で肩を張らず、生きていらっしゃるという感じを受けます。 ブログを書き始めてから、いろいろな方と画面を通じて知り合いになり、 いろいろと感銘を受けながら、自分自身も成長しているように感じています。 これからも、日々の出来事を書いていこうと思っていますので、 また気が向けば来てください。。。
2009年11月26日
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朝起きて、窓の外を見たら、真っ白。 雪ではなくて、霧! 窓の下を学生たちが歩いて教室に向かっている気配はするものの、 姿はまるで見えず、まるでミルクの中を歩いているよう。 写真を撮ったので、ブログにアップにようと思ったけど、 ブログの調子が悪くて、写真をアップできません! もっとも、写真を見たところで、真っ白だから、 何も見えないんだけど。。。
2009年11月25日
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今年の2年生たちは、今、新しい試みをしている。 3つのクラスが、毎週の週末、教室に集まってそれぞれ日本語の活動をしている。 あるクラスは、日本語劇を演じ合ったり、クラス内のスピーチコンテストをしたり、 またあるクラスは、日本語の連想ゲームやディベートをしたり、 それぞれ趣向を凝らして、クラスメート同士で日本語上達の道を歩んでいる。 ジェスチャー・ゲームをしているクラスもある。 「彼氏と待ち合わせをしたが、約束の時間になっても、彼氏は来ません。 私はだんだん腹が立ってきました。そして、雨が降り始めてきたので、 かばんの中を探しましたが、傘はありませんでした。 そして、私は走って帰りました」 こんな内容を一人の学生が何も話さず、ジェスチャーだけで表現し、 他の学生は、彼が何をしているかを日本語で当てるというもの。 クラスをいくつかのチームに分けて、対抗戦形式で争っているようだ。 クラスの中の誰かの顔を、日本語で表現し、 それを聞きながら、黒板に聞いたままの絵を描いて、 最後に、それが誰かを当てるというゲームもしている。 全部、私が授業の中でやり方を教えたものだが、 それを自分たちで続けてくれていることが嬉しい。 何よりも、もっと上手になりたいという気持ちが尊い。 2年生たちは120人。 しかし、2年生と会話の練習をしたり、交流したりする日本人は私だけなので、 会話を練習する機会が限定されている。 そういう環境の中で、自分たちで自発的に日本語を上達させようとしている。 素晴らしい学生たちだな。。
2009年11月23日
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日本語学部の学生たちが最大の目標にしているのが「日本語能力1級試験」。 その試験まであと2週間ほどになった。 今年の3年生たちは、その半分を1年生と2年生の時に担当したので、 例年以上に、私自身も結果が気になっている。 例年、この試験は3年生が受験するのだが、 今年の3年生の中には、2年生の時点で、既に1級試験に合格した学生がたくさんいる。 毎年、そうなのだが、最大目標のこの試験に合格した後、学生たちの大半は 無目的症候群に陥る。 何をしていいかわからず、猛勉強の反動で、何もせずにボーッとする者が多い。 だが、7月に既に合格した学生たちは、それぞれ次の目標を見つけて頑張っている。 1年生の時からずっと毎週、私と会話の練習をしてきた学生は、社会福祉の勉強を始めた。 彼女は2年生になった時点の校内スピーチ・コンテストで4年生より好成績を挙げていた。 将来は日本語の教師になるという夢を語っていたこともあったが、 今は方向転換をして、これまで覚えた日本語を、文学や語学の研究に使うのではなく、 日本に留学して社会福祉の勉強をするために使いたいのだという。 彼女の友達は、試験では抜群の成績を挙げるし、 模擬授業やスピーチ・コンテストでははっきりときれいな発音で話ができるのだが、 普通の日常会話になると、うまく話せず、ギクシャクした会話になってしまう。 つまり、予め準備した会話以外がうまくできないという悩みを抱えている。 そのため、彼女にお願いをされて、毎週2回、午後12時半から1時間、 校内を歩きながら、流暢に話すことと、反応を早くする会話の練習をしている。 これまで3週間(計6回)続けてきたが、 随分と流暢に話せるようになった。 それぞれに自分で目標を見つけて頑張っている姿を見て、 嬉しく、そして心強く思っている。 そんな3年生たちの姿を見て、2年生たちも1級試験突破に今から意欲を燃やしている。 好循環になってきた。。。
2009年11月20日
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今日の最低気温はマイナス6度。 この1週間ほどずっとこんな気温だが、それでも今日は最高気温が3度まで上がった。 昨日までは最高気温がマイナス2度なんて状況だったから、 それを思えば、ずいぶん暖かくなったものだ。 それに日曜日からは学校内の教室や寮、食堂などに暖房が入ったから、 部屋の中にいる限りは、寒さはあまり感じなくなった。 問題は運動不足。 普段は一日の中で2時間は歩くようにしていたが、 この寒さではそれも億劫になって、カロリー消費が追いつかなくなった。 寝る前の「腕立て伏せ」と「腹筋」は欠かしていないが、 三日前から「スクワット」もメニューに加えた。 でも学生たちと一緒に食事に行くと、膨大な量を食べることになるから、 こんなことでは、絶対に太る。 早く天気が良くならないかなあ。。
2009年11月17日
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週末はいつも忙しい。 朝から夜まで、途切れることなく学生が部屋にやって来るからだ。 特に今週からは1年生たちが来るようになったから、息つく暇もないほど。 今年の1年生は90人で、日本人の教師は私一人。 30人ずつのクラスを3つ担当しているのだが、 週に一回の授業では、学生たちの発音を直すこともできず、 また個別に会話の練習をすることもできない。 というわけで、今週からは、1年生たちを私の部屋に呼んで、 10人ずつ1時間、発音の修正と会話の練習をするようにした。 学生は90人だから、1年生全員を相手にするためには9時間かかる。 1年生以外にも2年生、3年生、4年生と、おしゃべりをしにやって来るので、 私の部屋の中で学生たちの声が絶えることがない。 1年生たちは、今週から4週間続けて、毎週、私の部屋に呼ぼうと思っている。 発音の修正と会話の練習は勿論だが、 一番重要視しているのは、日本人との会話に慣れること。 そして、日本語を話すことを楽しいと思ってもらえるようにすること。 4週間連続で、私の部屋に来れば、 1年生たちもやがて緊張感も恥ずかしさも消えて、自分の部屋のようにくつろぎだす。 そのために、1年生たちに対しては、学生たちがわかる単語と文法を使って、 聞き取れる喜びを感じさせながら、面白い話をして笑わせるようにしている。 1年生のこの時期に、日本人との会話に慣れれば、 後は放っておいてもどんどん上手になる。 逆に1年生と2年生の時期に、日本人と交流せずに過ごした学生たちは、 4年生になっても、恥ずかしさや緊張感を克服できずに、 満足に会話ができないまま卒業していく。 授業以外で学生たちに指導することは義務ではないし、 過去には、部屋に来た学生を、邪魔だと言って追い払った日本人教師もいる。 考え方は人それぞれ。 ただ、「会話」担当の教師である以上、学生たちの会話が上手にならないのであれば、 その責任は負わざる得ないのではないかと思っている。 というより、学生たちの発音がきれいになって、会話が上手になってくれれば、 それが素直に嬉しいというだけだけど。。
2009年11月14日
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私が住んでいる河南省は黄河流域にあって、古くは黄河文明が栄えたところ。 世界遺産にも登録された数多くの歴史遺産があり、 省内のいろいろな地方は『三国志』などでも名を見かけることができる。 河南省の気候は、夏の最高気温は時に40度に達することもあるし、 冬の最低気温は氷点下10度になることもある。 だが、広大な平野の中央部に位置していることから、 湿気が溜まるということはなく、空気は乾燥している。 だから、夏でも意外と過ごしやすく、冬も雪はほとんど降らない。 と思っていたところ、 昨日から大雪が降り続いた。 朝、目を覚ましたら、外事弁の庭はこんな感じだった。 ……と写真をアップしようと思ったが、ブログの調子が悪くて載せられない。 まあ、日本ならどこでも目にするような雪景色です。 積雪量は20センチぐらいで、それでも一面真っ白。 それでも学生たちははしゃいで雪だるまを作ったり、雪合戦をしたりで、 おいおい、君たちは子どもかよ! と突っ込みたくなってしまいました。 挙句に、雪景色の中で、一緒に写真を撮ろうと誘われて、 さんざん写真を撮られまくったのでした。。。
2009年11月12日
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今年、私が担当している授業は1年生の「発音(会話)」が3クラス、 2年生の「作文」が3クラス、そして2年生の「会話」が1クラスという構成。 その「作文」の授業で、3年前からずっと続けていることがある。 それは学生の作文を添削して返す時に、3点セットで返すということだ。 まず、1つ目は学生の作文の単語と文法の間違いを赤いペンで直すということ。 これは学生自身に間違いを気づいてもらい、正しい単語と文法を覚えてもらうためのもの。 私だけでなく、ほとんどの先生がやっていらっしゃることだ。 私だけがやっていると思うのは、次のこと。 これは学生の作文を全面的に書き直したもの。 特に、作文の構成を覚えてもらうためのもので、 論旨の「転」と、自分が何を言いたいかという「結」の書き方を知ってもらうために、 学生が書いていないことを書き加えたり、順番を入れ替えたり、 或いは日本語らしい言葉遣いを使って、学生の作文を書き直している。 そして3点目は、学生と同じテーマで私が書いた、いわば「模範作文」。 自分の作文と私が書いた作文を読み比べてもらって、 テーマの捉え方や、論旨の進め方、発想法、日本語の使い方などを 覚えてもらおうというもの。 この3点セットで学生に作文を返却するというのは、3年前からずっとやっている。 この他にも、全員の間違いを1枚の用紙に集めて、それをコピーして学生に配り、 全員で間違いを直すという授業もやっている。 これは、他の人の間違いを一緒に直すことで、クラス全体でレベルを挙げるための方法。 今年の2年生は120人いるので、その全員の作文を添削し、更に書き直すというのは、 実は相当な時間がかかる。 日中と夜は、学生たちがひっきりなしに私の部屋に来るので、 作文を直す時間を見つけるのも、けっこう大変。 作文を書かせた週は、寝る時間を削ったりして、私も時間の工面に追われることになる。 それでも、これまでずっとやってきたことだし、 去年105人の学生を相手にできたことは、今年120人の学生を相手でもできるだろう。 大事なことは、教師が手間と時間を惜しんだら、 それは学生にすぐにわかるということ。 手間と時間をかければ、学生たちの能力が必ず向上するというわけではないが、 手間と時間をかけなければ、学生の能力を向上させることは難しい。 学生の能力を向上させるために、自分ができることは全部やるというのが、 教師の義務だと思う。 何より、学生たちの日本語が上手になれば、 日本語教師にとって、それに勝る喜びはないからだ。。。
2009年11月10日
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中国の大学では、学生たちはほとんど寮で寝起きをしている。 だから、クラスメート以上にルームメートとの繋がりが強い。 それを利用して、「会話」の授業ではルーム対抗ディベート合戦をしているのだが、 先日、外国語学院(日本語学部、英語学部、旅行管理学部)の全部の寮の部屋を対象に 寮の飾り付けとパフォーマンスを採点して、最優秀ルームを決めるコンテストが行なわれた。 審査の対象は部屋の飾り付け、学生たちの発案による出し物。 あるルームは歌(コーラス)を歌い、またあるルームは劇を熱演したりで、 賑やかで楽しい催しだった。 日本語学部からは2つの部屋がエントリーされて、舞台に登場した。 以下の写真はその中の一つのルームの出し物。 あるレストランを舞台に、そこにモンゴル人が食事に来て、 その後、日本人と韓国人が連れ立ってやって来たため、 店の中で騒動が起こるという設定。 演じている学生が楽しそうで、会場の爆笑を誘っていた。 中国は多民族国家だから、学生の中には少数民族が何人かいる。 蒙古族、朝鮮族、回族、チワン族などで、今回、韓国人とモンゴル人の役を演じたのは、 それぞれの民族の学生で、衣装は自前。 朝から夜まで勉強に追われている学生たちにとって、 このようなイベントは、一時の息抜きでもあり、自分の才能を披露する場でもある。 日本語学部の彼女らの、今回の出し物は全編、中国語(と韓国語、モンゴル語)だったが、 来年の5月に予定している「ドラマ発表会」では、 全編、日本語でドラマを演じることになる。 今から楽しみにしている。。。
2009年11月06日
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毎日、朝から夜まで、ほとんどの時間、私は学生たちと一緒にいます。 1年生から4年生まで、学年に関係なく、会話の練習相手になっています。 忙しくて、自分の時間はほとんどありませんが、 それでも学生たちが慕ってくれることは嬉しいことですし、 学生たちと話をしながら、私自身も楽しませてもらっています。 先日、学生からこんな質問を受けました。 それも二人の女の学生が、それぞれ別の機会に私にした質問です。 「先生はドSですか? それともドMですか?」 聞けば、総合日本語という科目の教科書に、この単語が説明してあったというのです。 ドMかドSかと言われてもねえ……? 誰かを苛めて喜びに浸ることもありませんし、苛められて快感に酔うこともありません。 ただ、こういうことは言えるかもしれません。 私は子供の頃から、誉められた時に嬉しさを感じるということはあまりなくて、 むしろけなされた時の方が頑張ろうという気持ちになりました。 それは今でもそうです。 学生たちといつも話をしていると、学生たちの人となりが見える時があります。 この学生は誉められて伸びるタイプか、それとも叱咤されて頑張るタイプか、 そんなことがわかれば、学生にかける言葉も変わってきます。 最近、私のクラスの雰囲気が、以前とは明らかに変わってきました。 反応が良くなって、賑やかになり、時にはうるさいほどに声(日本語)が充満します。 この変化は、私の授業を見学に来ている、他のクラスの学生にもはっきりわかるそうです。 2か月前はクラスの雰囲気が澱んでいて、どうしようかなと思っていましたが、 最近は、どんな話にも、学生たちが食い付いて来るようになりました。 そして、なんでもいいから日本語で話そうとしています。 前述の「ドSですか?」という質問も、 教科書で覚えた瞬間に、私に質問しようと思ったようです。 間違いはたくさんありますし、流暢ではないところもあります。 しかし、日本語を話したいと思えるようになったことが大きな進歩です。 こういう学生たちの変化に、私の影響がどれだけあるのかわかりませんが、 こういう変化を見るのは、教師の喜びでもあります。。
2009年11月02日
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