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毎日、学生たちの会話練習の相手をしているのですが、 午後は会話練習が終わった後で、学生と一緒に食堂に行き、 夕飯を食べるという流れが定着してきました。 その時に選ぶのが「お粥」ともう一品(包子や餅など)です。 たいていの学生たちが、「お粥」を選ぶので、私もそれに倣うようになりました。 「お粥」と一口に言っても、種類が豊富で、けっこう腹にたまります。 以前は、「お粥」に対して物足りなさを感じていたものですが、 最近では、夕食を軽く済ませるという習慣が身についてきたように思います。 胃に負担をかけずに、消化の良い食事をしてから夜を過ごすというのは、 案外、理にかなった食生活ではないのか、というのがこの頃の感想です。 ただ、毎晩、7時から10時まで会話練習の相手を務めて、 特に相手が2年生、3年生の場合は、夜、3時間は学生と会話をしながら散歩をし、 その後、授業の準備をしたり、夜1時頃まで本を読んだりしていると、 やはり空腹を感じることがあります。 それでも、やはりこの年になると、いったん体重が増えてしまうと、 それを減らすことは大変なので、 しばらくは、夕食は「お粥」という習慣を続けてみようかと思っています。。。
2014年03月31日
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うららかな春らしい日々が続いて、キャンパスの中では花が咲き誇っています。 そんな中で、最近は卒業論文の指導と添削に追われています。 6人の学生を担当しているのですが、 幸いなことに「古典」や「文学」をテーマにした学生がいないので、ラッキーです。 それでも、単語や文法の間違いが多く、特に助詞の使い方はこちらの頭を痛くさせてくれます。 会話の練習も続けていて、 平日の午前に授業をし、午後と夜は2年生、3年生との会話練習。 毎週の週末は朝から夜まで、1年生たちとの会話練習に時間を割いています。 特に1年生たちは、笑いながら楽しそうに日本語を話すようになりましたし、 話せる話題も広がってきました。 2年生も単語や文法の使い方がうまくなって、格段の進歩を遂げています。 確かに疲れる毎日ですが、 それでも学生たちの変化や上達を見ると、こちらも嬉しくなります。 来週の週末は清明節で、3日間の休みがありますから、 それまで、なんとか頑張ろうと思っています。 とはいっても、清明節の休みって、土曜から月曜までだから、 授業は月曜が休みになるだけ。 でも、まあ、いいか。。。。
2014年03月27日
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ある学生の話です。 Fさんは他の学生に比べて抜きん出た才能があります。 それは単語を覚える能力が高くて、 教科書に載っていない単語や他の学生がとうに忘れている単語でさえも、 きちんと覚えているという才能です。 しかし、Fさんは単語は覚えていても、会話の能力はからっきしダメです。 文法がわからないというわけではありません。 原因は緊張しやすいということ。 その緊張感は、間違えたらどうしようと心配しすぎることにあるようです。 昨日の夜、Fさんと1時間、会話の練習(というかお喋り)をしました。 Fさんは何かを話しかけても、途中で、すぐに止まってしまいます。 自動詞か他動詞か、この動詞の助詞は何か、口の中でもごもご話すばかりで、 話が先に進みません。 私が何か話した時に、一つの単語がわからなければ、 その単語はどういう意味か、以前、勉強したことがあるかどうかを必死に思い出そうとして、 私の話は耳に入らなくなります。 そして、お喋りの途中で、大きなため息をついたり、 「努力、努力」と独り言をつぶやいてばかりいました。 私も何か話題を見つけて、話を広げようとしたのですが、 ずっとこんな調子で、会話が一度も盛り上がらず、 Fさんの笑顔を一度も見ることなく時間が過ぎて行きました。 私にとってラッキーだったことは、 Fさんの後は彼女と同じクラスのLさんとと会話練習をする約束をしていたことです。 口直しという言い方は変ですが、 Lさんとお喋りをしながら、笑ったり、からかったりと、楽しく過ごすことができました。 学生の個性は大事にしたいですし、学生それぞれにレベルの差はありますから、 すべての学生を均等に上手にすることはできませんが、 せめて今学期、Fさんが会話を楽しめるところまでは持って行きたいと思っています。。。
2014年03月23日
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暑ささえ感じた今日、 去年まで教壇に立っていたH大学に、久し振りに行ってきました。 元々は今のZ大学で同僚の先生が、H大学の授業を見学したいと言ったのがきっかけでした。 Z大学の3年生の『精読』の教科書と、H大学の教科書が同じことから、 同僚の先生が、授業のやり方を見てみたいとのことで、 以前の同僚の先生に連絡を取ったのです。 ほぼ10か月ぶりの訪問でしたが、 学校の様子は以前と何も変わりがなく、懐かしさはなかったものの、 学生たちが嬉しそうな顔で私を迎えてくれました。 H大学を離れてからも、何人かの学生とはメールなどで連絡を取り合っていましたが、 実際に顔を見ると、当時の様子が脳裏によみがえってきます。 授業が終わった後は、学生たちと一緒に記念写真を撮りました。 授業の後で出掛けた大学前の商店街『破街』でも、 なじみの食堂の老板は、満面の笑みで、いつものように煙草を勧めてくれましたし、 よくタマゴ麺を食べた店のおかみさんも、 「やあ、帰ってきたのかい? いつまでいるんだい?」 と話しかけてくれました。 他にもずっと利用していた印刷屋の夫婦も、 自転車で通りかかった時に、手を振ってあいさつしてくれたり、 なんだか、ほのぼのとした気持ちになったものです。 1年生の時に、日本語を教えた学生たちも、間もなく3年生を終え、 10人ほどは、来学期から日本の言語学校に入学して、 アルバイトをしながら日本語の勉強に勤しみ、 その後は日本で就職したり、日本の大学院に進学するなどの進路を考えているようです。 今回は午前に行って、午後は鄭州に帰るという忙しい日程だったのですが、 また時間を見つけて、今回、再会できなかった2年生たちとも、また会いたいものです。。。
2014年03月21日
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昨日に続いて今日も、いよいよ春本番を思わせる陽気でした。 そんないい天気でしたが、また朝からずっと1年生を相手の会話練習をしていました。 先学期は全員を相手の発音練習だったので、8人、9人を一度に相手にしていましたが、 今学期からは2人ずつでの少人数制での会話練習です。 2年生や3年生、そして4年生が相手であれば、 キャンパスを散歩しながら会話をすることもできるのですが、 1年生相手では、間違いをすぐに紙に書いて説明しなければならないので、 やはり部屋の中での会話になります。 確かに時間はかかります。 1年生だけで、2人ずつで16組ぐらいですから。 その他に2年生や3年生、そして4年生との会話練習もあります。 それでも、教室では見せない表情を見せてくれたり、それぞれの趣味や個性がよくわかります。 何よりも、部屋に来た学生たちから、どんどん緊張感が消えていくのがわかります。 間違いを気にすることなく、話す楽しさを感じてもらうために、 話しやすい話題や興味がある話題を振って、発話を促すのですが、 時間とともに、口がよく回るようになってきます。 そして、もっと話したいと思い始めるころに、1時間の制限時間がきますから、 ほぼ全員が「時間が速いです」と言ってくれます。 以前の大学でもそうでしたが、今の大学でも、 1年生たちはこれから、私の部屋をまるで自分の部屋であるかのように、 気軽に訪ね、リラックスしながら会話ができるようになるでしょう。 あとはこちらの体力と根気の問題ですね。。。
2014年03月15日
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先週はやや寒い日が続きましたが、昨日から暖かくなり、 今日の鄭州は春本番といったいい天気です。 日本では中国の環境汚染が話題になっているようですが、 青い空からの暖かい日差しに包まれています。 そんなうららかな日、 今日は朝からずっと、4年生の卒業論文を直し、その後は『会話』授業の資料を作っていました。 『会話』は読む授業ではなく、話す授業をしたいと思い、 しかも、決まった人だけでなく、クラスの学生全員が話すことが原則です。 そして、間違いを直して、単語と文法の正しい使い方を覚えさせます。 そのために、いろいろな授業方法を考えて、ずっとやってきたのですが、 最近、他にもっといい方法がないものかと、頭を絞っていました。 それが、今朝起きた時に、突然、いいアイディアが閃いて、 それを資料にしていたのです。 さて、今週は毎晩、ずっと1年生二人ずつつを相手に会話の練習をしているのですが、 今日は、午後から夜まで、1時間ずつ5組の1年生たちの会話練習の相手をします。 明日と明後日は週末で、学生たちも授業がないので、 朝から夜まで二人ずつ8組の1年生を相手の会話練習が決まっています。 というわけで、今朝のうちに、授業の資料を作り終えることができたのはラッキーでした。 もうすぐ1年生たちが、私の部屋にやってきます。 それでは、頑張ります。。。
2014年03月14日
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先週からずっとネットがつながらなくて、困っていました。 何度やっても「このページは表示できません」と出てきて、 どういうメールが届いているのか、最近、どういうニュースがあったのか、など、 まったくわからない状況が続いていました。 先学期も数日間、まったくつながらないことがあったのですが、 その理由として、学内でもいろいろな噂が流れています。 日本ならネットがつながらなくても、新聞やテレビで情報収集はできるのですが、 やはり異国ともなれば、そうもいきません。 でも考えてみれば、15年、20年前なら、ネットなどあまり普及していなかったのですが、 それでもみんな特に不便さを感じることなく、毎日を送っていたのですから、 贅沢なことばかり言ってもいけないな、とも思います。 ともあれ、ネットがつながってやれやれ、です。。。
2014年03月10日
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今日はずっと2年生の学生の会話練習の相手をしていました。 中国では著作権という概念が厳格に確立されていないため、 映画やドラマは自由にダウンロードして見放題です。 それは、日本語学部の学生にとっては、日本のドラマや映画、或いはアニメなどを見て、 聴解の練習のみならず、日本社会についてもいろいろと勉強できるので、悪いことではないのですが、 今日は面白い質問を受けました。 2年生のC君は冬休みの間、ずっと日本のドラマを見ていたそうです。 そのドラマは『半沢直樹』で、役者たちが日本語で台詞を言い、画面の下に中国語で字幕が流れるのですが、 C君は聞き取りの練習をするために、 聞き取れなかった箇所を、何度も繰り返して聞いたと言います。 その後、辞書を調べても、わからなかったところを私に質問してきました。 その一つが、以下のようなセリフです。 「しばきまわしたるわ!」 「叩き返したれ!」 「しばき」も「まわし」も「たる」、そして「わ」も意味が分からず、 「叩き返す」はわかっても「たれ」がわからないなど、 今までたくさんの単語と文法を勉強してきたものの、 自分の日本語能力はまだまだであると、ため息をつきそうになったと言っていました。 中国で日本語を学んでいる学生の口から、そういう言葉を聞いた時、 思わず、大笑いをしてしまいました。 それでも、ドラマの日本人のセリフを何度も聞き返して、 意味はわからないまでも、発音を聞き取ったのは大したものだと、 妙に感心させられたものです。。。
2014年03月02日
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