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のびのびになっていた河南省の「日本語スピーチコンテスト」が 明日開催されることになって、 わが大学の代表2名が会場であるH大学に向けて出発しました。 Z大学は去年までは、校内でのスピーチコンテストをせず、 普段の試験での成績優秀者を2名指名して、その2人に原稿を暗記させる というやり方だったようですが、 今年は初めて、参加希望者全員で校内予選を行い、代表者を決めました。 そうやって代表に選ばれた2人の学生は、この数日間、中国人の先生方から、 いろいろな服を着せられたり、靴を履かされたり、 一人の学生は髪を切られたりするなど、 見栄えを良くするための「指導」を夜遅くまで受けていたそうで、 すっかり疲れ切ってしまったようです。 これまで省内のスピーチコンテストで惨敗を繰り返していたZ大学は、 学校の名誉をかけて今回のコンテストに臨んでいるのですが、 どうも、指導すべき点に対するとらえ方がが、我々日本人とはやや(?)違うようです。 私としては、本番でのびのびと自分の実力を発揮してほしいのですが、 両肩に大学の名誉という重しを乗っけられた学生たちに、 なんとか笑顔で学校に帰ってきてほしいものです。。。
2014年11月29日
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ああ、喉の奥が痛いよお。 風邪を引いたみたいだ。 声が完全に変わったし、鼻水も出てきた。 学生たちが「お茶」や「バナナ」、「蜂蜜」「のど飴」など、 それぞれ持って来てくれたので、 辛いことだけではなく、嬉しいこともあったのですが、 明日の夜の会話練習は休むことにしました。 風邪って、どんなに気をつけていても、 やっぱり年に1回は必ず引きますね。 特にここは、毎日、乾燥しているし、 寮の中は暖房でカラッカラだから。 みなさんも気をつけてください。。。
2014年11月25日
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1年生たちとの発音練習も3週間目を終えて、 当初は私の部屋に来た時に緊張していた学生たちも、 次第に寛いだ表情や態度を見せるようになり、 話す単語や文法も多くなって、日本語で順調に交流できるようになってきました。 ただ、そうなると、同時にスタートしたにもかかわらず、 学生たち個々の才能の差が徐々にはっきりとしてきました。 特にアクセントの点では、私が話した通りに発音できる学生、 さっき教えたアクセントをそのまま言えない学生、 以前教えた単語を上手に使って日本語で答えることができる学生、 単語をなかなか覚えられない学生など、 その差は既に大きくなっています。 しかし、思い起こしてみれば、 私が中国語に触れた当初は、「お疲れ様でした(ニイ・シンクー・ラ)」 という発音に四苦八苦したことや、 「日本人(リーベンレン)」が発音できずに苦労したことなど、 今の1年生たちと同じ経験をしたものでした。 焦らず、根気強く。 やっぱり、これが重要ですね。。。
2014年11月21日
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学生たちは今週、大学側から一枚の表を渡され、 そこに、自分が好きな教師の名前を書いたそうです。 日本語学部でいえば、中国人教師が7人、日本人教師が2人いますから、 その中から2人を選んで書いたそうですが、 Z大学で2年以上の勤務歴を有することという条件があるため、 私ともう一人の日本人教師は評価の対象にはなりませんでした。 以前のH大学では、教師の勤務評価として、 学生が100点満点で点数をつけていましたが、 教師に対する礼儀として、90点以下の点数はつけなかったそうです。 それでも、やはり結果は数字に表れるので、 学生からその結果を聞いた時に、なるほどと思ったものです。 ただ、そのような学生の評価によって給料が変わることはなく、 授業の担当(得意分野など)が勘案されることもないようです。 つまり形式的なことのようです。 しかし、こういうところで競争原理が働けば、 個々の教師にとって反省と進歩の機会になりますし、 ひいては、それが学生の能力向上ややる気の増進につながるので、 もっとシビアにやってもいいのではないかと思っています。 学生にとって「好きな先生」というのは、 授業が面白いとか優しい、宿題が少ないということではなく、 自分の将来の目標に対して、役に立つ授業をしてくれるかどうかが評価の基準のようで、 教師自身がレベルアップし、学生のニーズに応えられる授業をすることが求められます。 授業(或いは授業以外でも)を通じて、学生の信頼を得られる教師が、 「好きな教師」ということでしょう。。。
2014年11月16日
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秋晴れの日曜日。 今日は午後から「外国語学院(日本式では「外国語学部」)」の運動会が開催されました。 普段は机にかじりついて勉強と暗記三昧の学生たちも、 この日はお揃いのユニフォームに身を包んでグランドを駆け回り、 歓声をあげ、汗を流していました。 これは、忙しい授業の合間をぬって学生たちが描いた看板。 開会式の入場行進で先頭を務めるのは、中国らしい軍服姿の学生。 このユニフォームは2年生たち。 中国の学生たちは密着するのが好きなようで。 運動会が終わった後は、近所のレストランで打ち上げ会。 次々に出てくる料理を平らげて、いい加減お腹がいっぱいになったと思っても、 更に追加されて出てくる料理で、 テーブルの上の皿も片付けが間に合いません。 中国の学生たちは、普段は勉強に明け暮れていますが、 物事を斜に構えて見る傾向がある日本の学生とは違って、 実は純真で無邪気なところがあるので、本音の話ができますし、 こういう活動や食事会などでは、本当に子供のようにはしゃいでいます。 テレビや新聞では、ほとんど取り上げられることがない表情ですが、 これもやはり生の中国です。。。
2014年11月09日
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最近、毎週の夜やっているのが、1年生たちの発音の練習。 1年生、2年生、3年生と3学年を担当していることもあって、 普段は2年生と3年生たちとの会話練習を毎日やっているのですが、 その中で週に2日間は1年生たちのために時間を割いて、 学生たちを私の部屋に呼んで、発音を直しています。 今年の1年生は2つのクラスがあって、学生は合わせて54人。 それを9人ずつ6つのグループに分けて、それぞれ1時間、 6時間、発音の練習をしています。 ひらがなとカタカナが読めるようになったこの時期、 簡単な文章を読ませながら、発音を直していくのですが、 特に中国の学生にとって、促音、長音をしっかり身に付けさせることと、 「し」が「すぃ」、「で」が「でぃ」、「わたし」が「わぁし」などにならないよう、 何度も繰り返しながら、学生が自信を無くさないように、気を使いながら練習をしています。 発音を直すだけでなく、学生たちが覚えた単語と文法を使いながら、 楽しく交流することも目的の一つで、 日本語を覚え始めたこの時期に、私の部屋に呼んで交流を重ねることによって、 学生たちは日本語を話すことや、日本人と交流することに慣れていき、 話すことの楽しさを感じるようになります。 この発音練習はこれから毎週、12月下旬まで続きます。 手間がかかることですが、学生の笑顔を見る機会も増えて、頑張っただけの喜びもあります。 さて、ではシャワーを浴びて、寝ることにしましょう。。。
2014年11月05日
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