多角化のメリット
よく言われているのが シナジー効果です。
シナジー効果は 相乗効果とも呼ばれ、1+1=2ではなく
3にでも4にでもなることを示しています。
例えば、鉄道会社が、多角化の一環
としてバス事業にも進出して
駅から沿線の住宅地へバスの路線を開設すれば
沿線住民にとって、その鉄道駅は利用しやすくなります。
それまで他の鉄道を利用していた人も吸収して、
その鉄道路線の利用者は増えるでしょう。
更に長期的には、
便利になった鉄道沿線の人口も増えるので
鉄道もバスも利用者が増えていくはずです。
これがシナジー効果です。
それに対してある事業で空いた能力を
その他の事業に回すような場合には、
相補効果を呼ぶこともあります。
ただし、厳密な意味で、 相乗効果と
相補効果を分けることは難しいです。
たとえば、工場の敷地の空きスペースを
駐車場にして貸したりする場合でも、
いっけん相乗効果はなさそうですが、
実際には毎月に1回のペースでやっている
草刈作業がいらなくなったり、
駐車場を利用しているひとが工場の売店も
利用してくれるようになったり、、、
と、すぐにシナジー効果が発生します。
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