モジューラー型かインテグラル型か
アーキテクチャ」といえば、
コンピュータや建築を連想しますが経営学の世界では、
製品アーキテクチャという独特な使い方をします。
これは、製品全体の機能を各コンポーネントにどう分配し
コンポーネント間のインターフェイスをどう設計するか、
という設計思想のことです。
例えば、一般的には境界面を意味する インターフェースは、
製品アーキテクチャにおいては、コンポーネント間をつないで、
信号や動力をやり取りしている連結部分をさします。
パソコン周りのコネクター類が典型例で、
USBのようにインターフェースが共通化されていれば、
さまざまなメーカーのプリンタ、スキャナ、ハードディスク等々を
パソコンにつなぐことができます。
このようにインターフェースが標準化されていて、しかもシステム機能が
「診察機能はプリンタ」
「画像読み取り機能はスキャナ」
「入力機能はキーボード」
というように各コンポーネントに1対1に分配されていれば、
アーキテクチャは モジュラー型と呼ばれています。
それに対して自動車のように
製品の機能が複数のコンポーネントにまたがって、
複雑に分配されていたり、 インテグラル型と呼ばれます。
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