4つのツールを組み合わせる
一般的には製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、
プロモーション(Promotion)の 4Pの
マーケティング・ツールの組み合わせで市場を攻略します。
これを マーケティング・ミックスと呼びます。
要するに、どのような商品・サービスをどのくらいの価格で、
どの店舗・販売経路で販売するか。
そしてどのように宣伝し、販売促進していくかを決めます。
これが頭で考えられるほど
単純ではなく一筋縄ではいかない。
例えば経済学理論では、
価格が安いほど需要は増えるはずです。
そのためセールを行うのです。
しかし他方では、
高価格は高品質の意味するので
不用意に値下げをすると
ブランドを気づ付け、かえって売れないこともあります。
本物のブランド商品でも安すぎると
偽物なんじゃないかと思ったりしてしまいますよね。
より正確に予測するには、
このような シグナリング効果に基づく行動変化も
予測する 構造モデリングが行われたりします。
経済学の理論通り、値下げしたら爆発的に
売れたものの、原価切れして赤字になってしまっては
会社もつぶれてしまします。
そこでこれらの価格であれば売れるという価格を
先に決めてから原価をつめていく
原価企画、 ターゲット・コスティングも広く行われています。
アイリスオーヤマの商品がお手頃価格なのは
ターゲット・コスティングがしっかりされているからです。
4Pの中の価格1つとっても、これだけ考えるべきことは多いのです。
製品(Product)
多様性、品質、デザイン、特徴、ブランド、
パッケージング、サイズ、サービス、保証、返品
価格(Price)
標準価格、割引、許容度、支払期限、信用取引条件
プロモーション(Promotion)
販売促進、広告、販売力、広告・宣伝、直接販売
流通(Place)
チャンネル、流通範囲、品揃え、立地、在庫、輸送
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