まず最初に、前回の投稿で誤報を流してしまったことをお詫び申し上げます。。。
結論から申し上げますと、Android-x86-9.0-r2は相変わらずSurfaceGOへの対応はイマイチでした。
特に手持ちのiPhone8との相性が最悪で、出先でテザリングの動作確認をしたところ、DNSエラーが発生し、結果的にインターネットアクセス不能でした。(DNS=URLをIPアドレスに変換するサービスの事。これが無いとURLを入力してもアクセス先のサーバーがどこにあるのか分からず、ネットのアクセスが出来なくなります。)
先回の投稿で一見テザリングに成功していたかのように見えたのは、自宅の無線LANにつながっていて、そっち経由でインターネットが出来ていたからのようです。
ただし、通勤電車の中で、wi-fiの設定を開くと、接続できそうなアクセスポイント名がウヨウヨ出てきて、その中には明らかにスマートフォンの物と思われるような名前も表示されていました。
おそらく自分の持っているiPhone8との相性が極端に悪いだけで、スマホの種類によっては問題なくテザリングできるんじゃないかな?と思います。
↑wi-fiを無効化し、iPhone8のBluetoothテザリングのみでネット接続を試みた結果。。。数分間考えた後にこのようなエラー画面が出てきました
↓一応設定画面で端末のIPアドレスを調べてみると、アドレス自体は割り当てられているようです。
wi-fiのテザリングであれば詳細設定を開いて、静的にDNSを設定してしまう事が可能なんですが、Bluetoothの場合はどこにその設定があるのかちょっと分かりませんでした。
何かしら強制的にDNSの設定が書き込めるような手段が見つかったら、また試行してみようと思います。
さて、ここで気になるのは、このアクセス不具合の主要因はどこにあるのか?という所です。
そこで、簡単な要因の絞り込みを行うことにしました。
原因として考えられるのは、Android-x86のシステム、PC本体のH/W、iPhone8の3つです。
という事で、それぞれの要因を組み合わせて、今回の不具合は何がどう効いて発生しているのかを調べてみることにしました。
Windows10とiPhone8の組み合わせでは正常にテザリングできていますので、まず浮かび上がるのはAndroid-x86自体がiPhone8に対応していないという疑惑です。
試しに、手持ちの他のノートPC(DELL-Inspiron)のUSBポートにAndroidのインストールメディアをぶっ挿して、Android-x86をライブモードで起動し、iPhone8のテザリングを試してみました。
すると・・・
普通にwi-fiでもBluetoothでもテザリングに成功し、問題なくネット接続ができてしまいました・・・
この事から、この一連の問題の原因としては、Android-x86に含まれるSurfaceGOのハードウェアのドライバーに問題があり、特定の機器との接続に不具合が出ているという事が考えられます。
この状況を改善するには、以下の対策が考えられます
?@SurfaceGOをやめる→他のPC例えばDELLのノートPCにAndroidを入れて持ち歩く?
?AiPhone8をやめる→スマホ買い替え?
いずれにしても、利便性が低下したり、お金がかかったりするので、やっぱりSurfaceGOをAndroid化するのは時期尚早という事で、当面見合わせるという結論に至りました。
スマホの機種変更、もしくは物欲に負けて第2世代のSurfaceGOを購入することになったりしたら再び検証してみようと思います。
ちなみに他の改善点については、 以前の投稿でおさらいした内容 からどう変わったかまとめてみました。
・タッチ操作:前回レビュー時はスワイプをタップと誤認識していましたが、今回試したリリース9.0では改善され、誤認識は発生しませんでした。
・外部ストレージの認識:問題ありませんでした。外付けのドライブを接続すると認識して、セットアップメニューが表示されます。
・カメラ:相変わらず使えませんでした(DELL-Inspironも同じく)。おそらく専用のドライバーをインストールする必要がありそうですが、どうやって入れたらいいか見当もつきません。
・スリープモード:相変わらずスリープしません。見事なまでの不眠PCに変身を遂げてくれます。
ちなみに省電力の制御もイマイチで、数十分間使っていると本体がかなり熱くなり、バッテリーもガンガン減ります。そして、一旦スリープにしてしばらく放置するとwi-fiが有効にならなくなって、ネットに接続できなくなってしまいます。つまり、スリープボタン=自爆スイッチです・・・
復旧するには再起動しかないのですが、自分のインストール環境では、一旦Windowsを起動してから回復メニューを経由してAndroid起動なので、かなり回りくどい感じになってしまいます。
どうしても必要な時はWindowsから一時的にAndroidを起動し、用が済んだらWindowsに戻る。みたいな使い方をするのが、安定性、バッテリー面でも効率的かと思いますが、それ自体面倒くさい話ですよね。
その点、DELL-Inspironは相性が非常によく、電源ボタンを押すと、シャットダウン、再起動、スリープを選ぶパネルが画面右側からヒョッコリと表示され、電源関係の操作が可能になっているようです。
・OS切り替え時の時刻のズレ:相変わらず発生します。半日単位で狂うのでWindows10に戻った時ちょっとびっくりします。
・iPhone8のテザリング:上述の通り、相変わらずダメでした。再び、出先で使えない=使えない の図式成立です・・・
ただし、この不具合はAndroid-x86に搭載されているSurfaceGOのハードウェア関係に対応するドライバーが原因である可能性が高いという事が分かりました。
という事で、やはりSurfaceGOは出先では引き続きおとなしくWindows10で使用する事にしました・・・
今後は、Android-x86の新リリースが出たり、スマホを買い替えるような事があったらまた検証してみようと思います。
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