本指標は、米国「雇用統計」を二日後に控え、NFP(非農業部門雇用者数)の直前先行指標としての重要度・注目度が高いものです。
前回結果15.3万人に対し、今回、市場では16.7万人と、やや改善の予想となっています。とは言え、いつものことですが、指標の改善/悪化が問題なのではなく、発表結果が市場予想よりも良いか悪いかが問題ですから、お間違いなきように。
前回は発表結果が市場予想を下回り、その結果、直後1分足・直後11分足ともに陰線で反応しています。
指標発表結果に対し最も率直に反応するのは直後1分足跳幅だと言えます。過去24回のデータでは、直後1分足跳幅は平均15pipsの反応でした。あまり反応が大きな指標ではありませんね。ちなみに、調査対象期間中に最も大きく反応したときは36pipsとなっています。
そして、以下のシナリオで取引に臨みます。その根拠詳細は こちら に記載しています。
シナリオ根拠の要点は次の通りです。
反応性分析の結果、指標発表直後に1分足と11分足とが同じ方向だったことは74%あります。そしてそのとき、10分足終値が1分足終値よりも伸びていたことが65%となっています。期待的中率75%には達していませんが、1分足で方向を確認してから10分足跳幅を狙ったポジションを持っても良い指標だと言えるでしょう。
平均値で言えば、直後1分足終値と直後11分足跳幅の差は9pipsとなっています。ですが、直後11分足終値との差は3pipsしかありません。反応方向を確認したら早めに利確しないと、ちょっと危ないですね。
反応一致性分析の結果、直前1分足の陰線率が88%、直後1分足の陽線率は70%となっています。また、反応性分析で述べた通り、直後1分足と直後11分足とが同じ方向だったことが74%に達しています。
指標一致性分析の結果、事前差異と直前1分足の方向一致率が70%となっています。また、事後差異と直後1分足・直後11分足との一致率がそれぞれ74%・83%となっています。発表結果が前回結果や市場予想よりも良くなっていればUSDJPYは「↑」で悪くなっていれば「↓」と、素直な反応をする指標だと言えます。
以上の根拠詳細は こちら に記載しています。
以上
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上
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