遅まきながらではあるが、少しは緊張感がただよってきたような
感じがします。
連日、ニュース番組や昼のワイドショーでは東京都内の町の様子が
映し出されていて、「宣言」後の変化などを紹介していますよね。
ワイドショー番組を見ると、出演者の方々が間隔をあけて座席に座っている
姿や、モニターなどを利用してやり取りをする様子がうかがえるのですが、
あれって、いわゆる「ソーシャルデイスタンス」の一環なのでしょうか。
政府が呼びかけている「三密」を避ける意味なんでしょうね。
要するに、約2メートルの間隔をあけて人との接触を避けるための
アピールなんでしょう。
しかし、日常生活において現実性があるのか、いささか疑問に思えて
ならないのです。
感染防止にとって、人と触れない、人との接触を避けることが何より
重要だということは十分理解できるのですが、実際に私たちが日常生活
をするうえで常に2メートルの間隔をあけることが現実には不可能では
ないでしょうか。
左右、前後に2メートルの間隔をあけることって、外出時にはほぼ
無理ですよね。
スーパーで買い物をする時、特にレジに並ぶ時なんかは混雑している
状況ではちょっと無理ですよ。
通勤電車の中で互いに2メートルの間隔をあけることなんかはなおさら
ですよね。
「宣言」後、確実に通勤電車の車内は人が減っているのですが、それでも
ぎゅうぎゅう詰めの状態から、少しすくようになった程度ですよ。
2メートルの間隔をあけ電車内にいるなんて、今の東京では不可能に
近いですね。
そういう意味では、「非常事態宣言」を出してまで感染を抑えようと
するのなら、もう少し強い規制を発してもいいのではないかと思います。
「三密」防止のためのより強い規制を発信しないと、感染はおさまらない
ように思うんですが。
東京では昨日、今日と感染者が増えるいっぽうで、一日の感染者が200人に
迫る勢いですね。とりわけ、注目すべきは感染経路が不明な感染者が急増して
いることです。
その原因の一つが、確実に通勤時の電車の「密集、密接」や、生活において
不可欠な買い物や医療の空間にあると思ってます。
世界的にも有数の密集都市でもある東京で、新型コロナウイルスを封じ込める
ためには当然、それらに対する規制も必須だと思うんですが。
不要不急の外出を避けることをしきりに強調されてはいますが、
短期間であれ、必要不可欠な外出に対する強い対策や規制があっても
いいのではないでしょうか。
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