まあ これがサビサビのエンジンだったんですが...
今回はエンジンの命とも言える
シリンダーブロックとシリンダーヘッドのあたり面の計測と
燃焼室の気密テストをやっていきます
また あたり面に関して言えば歪の限度値は0.03mmです
おそらくオーバーヒートしているので若干の歪はあると思いますが
仮に0.03mmをオーバーしていた場合は面研屋さんに面研してもらわないといけません
ただ これだけサビサビのエンジンなので 面研に出すくらいなら
中古のエンジンを探すか リビルトエンジンと交換するか...
まあ とりあえず計測してみましょう!
まずは シリンダーブロックからです
K6Aのシリンダーブロックはアルミ合金ですが
なぜかオーバーヒートさせてもブロックの方は歪みが少ないですね〜
少ないと言うか 今まで「K6A」のエンジンをバラしてきて
シリンダーブロックが基準値オーバーした事が経験ありません
測定箇所は 全部で6箇所です
シックネスゲージは基準値の0.03mmを使用しましたが
全ての箇所でOKでした
さてさて 問題のシリンダーヘッドです
こちらも測定箇所は6箇所です
あたり面にガスケットのカスが残っていたので
オイルストーンでちょっと研磨しました
さて 恐る恐る測定を開始してみると...
な・な・なんと! 全て基準値内
ちょっと微妙な所もありましたが とりあえず基準値クリア!って事で
このサビサビのエンジンは使う事にしました
さて お次は燃焼室の気密テストです!
プラグを取り付けて燃焼室に軽油を注いでいきます
絵的にはクーラントが良いと思いますが灯油がセオリーだと思います
自分は灯油がなかったので洗い油用の軽油を使いました
燃焼室に軽油を満水にし 1時間経過してその油量を確認します
軽油が減っていればバルブから漏れているって事です...
っと言ってるそばから3番シリンダーから漏れてます
また吸気側と排気側からエアーを吹いていきます
この時にバルブからエアーが出てくるならバルブが閉じ切っていないって事
1番シリンダーはちょっと出ていますね〜
2番シリンダーも ちょっと出ています...
そして問題の3番シリンダー
エアーの圧力を弱めて吹いてみると...
ボッコボコ あぶくが出てきました...
でも こんなに漏れ漏れでも圧縮は11kgf/cm2 だったので不思議ですね〜
とりあえず ギリギリセーフのエンジンって事が判明しました
次回は シリンダーブロックのサビをどうにかして
バルブをバラして洗浄していこうと思います!
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