美容と健康の味方!ゴマの歴史
日本では、縄文時代の遺跡から、ゴマの種子が出土していると言われています。日本人とゴマの付き合いはかなり長いと言うことができます。
世界的には、現在でもアフリカ大陸に、ゴマの野生種が30種あまり残っており、現在の栽培品種に近い物もあるため、この地で食用に改良されて世界に広まっていったと考えられています。日本では、仏教の伝来と共に、古くからゴマ豆腐やゴマ和えなど、僧侶の精進料理に使われてきました。
奈良時代には、ゴマ油を料理に使用するようになり、平安時代には、お菓子や薬としても使われていたと言われています。そんなゴマには、美容と健康に最適な栄養がたっぷり含まれています。
ゴマの機能性は?
昔から、食べる丸薬と呼ばれるほど、ゴマは良質なタンパク質を含み、ビタミンE、B群、カルシウム、鉄などのミネラル類など、栄養成分が豊富に含まれています。
ゴマの機能生成分として知られている、セサミンという物質は、抗酸化物質の1つで、肝機能を高める働きや老化を抑える働き、肌をきれいに保つ働きもあり、さらに、アルコールを分解して、二日酔いを防ぐなどの効果が期待できます。
それらの効果を発揮するためには、1日あたり、8〜10mgの摂取量が必要で、ほぼ大さじ1杯分に相当します。しっかり吸収するためには、食べる前にすって食べるのが良いとされています。
インドの伝統医学、アーユルヴェーダに、ゴマはかかせないものとなっており、頭や体のマッサージの他、うがいにも使用したり、健康を保つのに役立てているそうです。実際には、焙煎せずに生のまま搾ったゴマ油を使うようですが、その方が純度が高く、肌への負担が少ないとか。
料理用の太白ゴマ油で代用できるようです。昔から、インドでも、アーユルヴェーダを続けると若返ると言われているように、そのことからも、ゴマの美容と健康に対する効果は、確かなようです。
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