♪♪今回はデュアルファンクションのはなし。
DUAL FUNCTIONとは
diatonic mainor 7thコードが
2つの役割を持つ場合のことをいいます
たとえば)key=Cのとき
次のような進行があった場合
![theory0191_E-7related.gif](https://fanblogs.jp/musictheory/file/undefined/theory0191_E-7related-thumbnail2.gif)
このE-7は、
?@keyにおけるdiatonicの?V-7の役割と同時に、
?A?X7/?Uに対してのrelated ?U-7の役割も持ちます
このように
同じdiatonic minor 7th chordでありながら
2つの違う役割を持つので
→ Dual functionといいます。
Point!)
アナライズ的にいうと、
●アンダバーでつながっている?U-?Xは
Relatedしていることを表わしていて、
●同時に、diatonic chordの表記があれば、
→ そのminor 7thコードは
Dual functionしているといえます
■スケール選びに注意
アドリブなどを考える際に、
この役割のとらえ方によって
使うスケールが変わってくるので注意する
![theory0197_keyofthe.gif](https://fanblogs.jp/musictheory/file/undefined/theory0197_keyofthe-thumbnail2.gif)
この場合、
平行するモードの考えからから
使用するスケールを考えます。
→ 平行するモードについてはここ
?@ diatonicの?V-7の役割と捉えると。
→ E Phrygianを使う。
?V-7のRootが「E」音であり、
また、?Vーなので3番目のモード「Phrygian」
E Phrygianを使うと?V-7の役割がハッキリする
?A Related ?U-7の役割と捉えると。
→ E Dorianを使う。
Related ?U-7と捉える場合は、
調性は、key全体からでなく
その場限りのkeyで考えます。
この場合、解決先のkey「D」をTonicとした
D major scaleのdiatonic chord ?U-7に対して
アドリブするスケールを考えます
なので、
Related ?U-7は、Rootが「E」音であり、
その場限りのkeyでの2番目なので「Dorian」
E Dorianを使うと?U-?Xらしさが際立ちます
●フレーズの例
スケールの感じが分かりやすいように
?V-7のフレーズは順次的なものにしてみた。
コード自体は同じものなので
Chord toneだけで動いても
?@?Aの違いはあまりでない。
→その合間を何のスケールで埋めるのかで
それぞれの役割のニュアンスが出せます。
あ、、書き忘れてた。
譜例。8分はスウィング気味にはねてください。。↓
![theory0198_3-7phrase.gif](https://fanblogs.jp/musictheory/file/undefined/theory0198_3-7phrase-thumbnail2.gif)
![theory0199_2-5phrase.gif](https://fanblogs.jp/musictheory/file/undefined/theory0199_2-5phrase-thumbnail2.gif)
たった1音、コードトーンに
PhrygianかDorianの音を加えるだけで
全然違う響きをもちますね
フレーズは
すべての音価に、
そのスケールの特徴を出しにいくのじゃなくて
たった1音の選び方が
じつはとても大事だったりします。
ちなみに、
それぞれのE-7とA7の
フレーズの組み合わせですが、
一方がインサイドするもののほうが
もう一方のOutが目立つってこともあるので
(もちろんその逆も。)
あえて入れ替えて、
?V-7の役割にPrimary的A7のフレーズにしたり
Related ?U-7にsecondary的A7のフレーズにてのも
おもしろいとおもう
また今回のフレーズは
あくまでも「コードに合う音」基準でつけてます
実際の曲やアドリブでは
コードに合う音はもちろんですが、
それ以上に
→ よく使われるジャンル特有のフレーズを
そこに利用するってことも多いです。
そうしたよく使われるフレーズについては
また後日ふれていけたらなって思います
今回は以上です。
更新がおくれてすいません。
もし飽きずにいてもらえてるなら
これからもおつきあいください
気合い入れてつくっていきますね
それでは。