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ブルージーにまとまったセッション盤 プレスティッジというレーベルは、適当にメンバーを集めてセッションし、そのまま盤にするという適当なことをやったりしていたが、それで好作品に仕上がっていくというのは、メンバーのクオリティの高さと同時に、当時のハードバップの勢いがそれだけの体力を備えたものだったからということだろうか。 『オール・モーニング・ロング』というアルバム名(および1.の表題)は、モーニングという単語で“朝”を想像しがちだけれども、より正確には“(日付が変わった)深夜から次の日の昼までずっと(つまり深夜から午前中にかけて)”といった意味合いと言えそうだ。実際、本盤はレッド・ガーランドを中心とするセッションで、“もう1つのマラソン・セッション”と言われたりする。1957年11月15日と翌12月13日の2日間の録音から、まとめてアルバム4枚分(本盤『オール・モーニン・ロングAll Mornin’ Long』のほか、『ソウル・ジャンクション』、『ハイ・プレッシャー』、『ディグ・イット』)の演奏が残されることとなった。この経緯からもわかるように、夜明けから午前に続いたセッションの世界という訳で、参加メンバーは次の通り。ピアノのレッド・ガーランドのほか、ジョン・コルトレーン(サックス)にドナルド・バード(トランペット)。さらには、ドラムがアート・テイラーだが、ベースは、いつものメンバー(?)的なポール・チェンバースではなく、ジョージ・ジョイナー(音的には似たタイプと言えそうではあるが)。 全体的には長尺のセッションで、各曲の収録時間は長い。表題曲の1.「オール・モーニング・ロング」は20分という長丁場で、残る2曲が10分強と6分強。要するに、ソロ・パートに当てられた時間も長く、典型的なプレスティッジ的セッション演奏である。こう書くと何か“だれた”あるいは“緩い”演奏なのかと思ってしまいそうだけれれど、実際はそうではない。特に長丁場の1.「オール・モーニング・ロング」からして、実によくまとまった演奏に出来上がっている。ブルース好きには極上の演奏で、安定したレッド・ガーランドのピアノを中心としたリズム隊の演奏に、J・コルトレーンとD・バードのソロが(あくまで目一杯とは到底言えないが)いい感じで絡んでくる。要するに、サックスやトランペットだけを堪能するには不十分かもしれないのだけれど、あくまでレッド・ガーランドのトリオがベースにあって、その上でコルトレーンやバードがフィーチャーされてると捉えられることを前提にして聴くならば、これほどバランスよくまとまっているのは見事ということになるに違いない。 そして、この演奏を特徴づけているのは、何といっても“ブルース”である。上述の1.はブルージーなナンバーとして申し分のない出来。続く2.「誰も奪えぬこの想い」と3.「アワ・デライト」も、ブルースジーさという観点からは文句の付けどころがない。2.はややリラックスした雰囲気、3.は鬼気迫るコルトレーンのサックスがより強い印象を与えるものの、いずれもブルース(無論、ジャズで言うところのブルースという意味)としての完成度は高い。 マイルスの“マラソン・セッション”もある種似たところがあるのかもしれないけれど、“まとめ録りなんて…”と思うのは誤った先入観なのだろう。まとめて録音し、うまく編集され(切り取られ)た暁には、こういう風に傾向がはっきり出て、なおかつ聴きごたえのある盤ができあがるということを証明している一枚でもあるように思う。[収録曲]1. All Mornin’ Long2. They Can’t Take That Away from Me3. Our Delight[パーソネル、録音]Red Garland (p)Donald Byrd (tp)John Coltrane (ts)George Joyner (b)Art Taylor (ds)1957年11月15日録音。 Red Garland レッドガーランド / All Mornin' Long 輸入盤 【CD】下記のブログランキングに参加しています。応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2013年10月30日
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各種メディアで報道されているように、ルー・リード(Lou Reed)が昨日(27日)に亡くなったとのこと。肝臓の手術をしていましたが、結局はこの肝臓が原因だったようです。 ルー・リードは、今のロック界ができるまでに欠かせない貢献をしたアーティストでした。訃報を伝えるABCニュースの映像です。 ニュースの中にもあるように、レコードの売り上げでははかることのできない影響を残したミュージシャンでした。 どうやら亡くなったのは27日の朝、つまり日曜日の朝(Sunday Morning)だったようです。追悼ということで、1967年のヴェルヴェット・アンダーグラウンドのアルバム『ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ(The Velvet Underground and Nico)』から、名曲「サンデイ・モーニング」をどうぞ。 心よりご冥福をお祈りします。下記のブログランキングに参加しています。応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2013年10月28日
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現代ピアノ・トリオの名盤 ケニー・バロン(Kenny Barron)は1943年フィラデルフィア生まれの米国のピアニスト。これまで数多くのサイドマンとして録音・共演経験を持つほか、60年代末からはリーダー名義の盤も多く残している。有名奏者との組み合わせでは、スタン・ゲッツとの80年代後半からゲッツ晩年の吹き込み(特に遺作となった『ピープル・タイム』での共演)がよく知られている。 本盤のジャケットを見ると、仲のいいおっさん3人が行楽地で取ったスナップみたいな写真(?)で、黄色に黒と赤(さらに黄緑色の文字も)という、少々どぎつい色の組み合わせで、あまり上品な演奏は想像できないかもしれない。けれども、中身は実に品格ある演奏なのでご安心を。 実際、ケニー・バロンのよさは、この“品格”にあるのだろうと思う。べったりの黒人臭さ(それは本来のジャズのよい部分の一つなわけだけれど)がせず、かといって白人クール・ジャズ的な(これはこれで好きなのだけれど)すました演奏になっているわけでもない。さりげなく上手く、さりげなく歌い、さりげなく品がある、というこの“さりげない三点セット”がケニー・バロンの大きな魅力になっている、というのがこれまでこの人のピアノを聴いて個人的に持っている感想だったりする。 本トリオのメンバーは、ベースがルーファス・リード(Rufus Reid)、ドラムがビクター・ルイス(Victor Lewis)。前者はバロンとほぼ同世代のベーシスト、後者はマンハッタン・ジャズ・クインテットでの活動経験もあるドラマー。3人合わせて出てくる音というのは、メイン・ストリームの現代的なピアノ・トリオ演奏で、筆者個人の好みではこのドラムがなかなかいい。バロンのピアノを上で“さりげない品格”と表現したが、まさにこれを最大限に生かしているのが本盤でのルイスのどらドラミングだと思う。 平均的にどの演奏も(3.は例外的に少し短い演奏時間だが)7~8分以上かけてじっくり聴かせるもの。演奏曲単位でのお気に入りをいくつか挙げると、まずは、2.「フラジャイル」。ロック好きの方はすぐにお気づきのように、スティングのあの曲だが、他にない超名バラード演奏に仕上がっている。次に表題曲で自作曲の7.「ザ・モーメント」。一見シンプルな構成ではあるが、バロンのピアノは、さらりと軽快に滑り出しながら次第に強いタッチが顔をだすという具合に、緩急と強弱のつけ具合が楽しめる。さらにもう一つ挙げると、定番曲の9.「ハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン」。この演奏では、ピアノの確かなタッチと随所に顔を出すバロンの歌心(さらりとメロディックなラインが出てくるのが実に心地いい)が印象的。 ちなみに、本盤は1991年、レザヴォアというレーベルに吹き込まれた作品である。レザヴォアは1987年にニューヨークで設立され、80年代を終える頃から4ビート・ジャズの好盤を出してきたマイナー・レーベルの一つ。ピアノ・トリオに結構力を入れているようで、このバロンのほか、スティーヴ・キューンやジョン・ヒックスなどの吹き込みがある。加えて、本盤はRVG(ルディ・ヴァン・ゲルダー)録音で、デジタル時代を迎えてのRVGの傑作という声もある。[収録曲]1. Minority2. Fragile(→動画)3. Silent Rain4. I'm Confessin' (That I Love You)5. Jackie-ing6. Tear Drop7. The Moment8. Soul Eyes9. How Deep Is The Ocean[パーソネル、録音]Kenny Barron (p)Rufus Reid (b)Victor Lewis (ds)1991年8月22日録音。 【送料無料】【輸入盤】Moment [ Kenny Barron ]下記のブログランキングに参加しています。応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2013年10月27日
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2013年10月25日
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気まぐれ80s,サード・シーズン(その7)~軽快ながら歯切れがよく、独自の歌の世界 今回は、オーストラリア発のバンドの曲をもう一つ取り上げたいと思います。クラウデッド・ハウス(Crowded House)のヒット曲「ドント・ドリーム・イッツ・オーヴァー(Don’t Dream It’s Over)」です。1986年にリリースされ翌年にかけてヒットし、カナダおよびニュージーランドで1位、全米2位までチャート上昇しました。 そもそもこのバンドは、ニュージーランド出身のニール・フィンがオーストラリアに渡り、そこで2人のオーストラリア出身者(ニック・シーモア、ポール・へスター)とともに作ったグループでした。 70年代にはリトル・リバー・バンド(参考過去記事(1) ・(2) )、80年代に入る頃にはメン・アット・ワークといった豪州組の世界進出の先駆者がいました。当初はこうした人たちが世界進出や英米進出するというのは、大変だったのだろうと思います。 けれども、この頃になると、先駆者たちのおかげで道が開けたのか、クラウデッド・ハウスのほか、INXS(インエクセス)、カイリー・ミノーグなど他にも南半球出身者がチャートを賑わせるようになっていました。 さて、その後のクラウデッド・ハウスの活動ですが、オリジナルのドラマーであるポール・へスターの死去を受けて1996年にいったん解散します。しかし、その10年後の2006年には再結成され、現在まで活動しているとのことです。以下のライヴ演奏は、その時の“フェアウェル・コンサート”の映像です。 “一発屋”などと言われてしまったりもしますが、印象に残る名曲であることには変わりないように思います。[収録アルバム]Crowded House / Crowded House(邦題:ドント・ドリーム・イッツ・オーバー)(1986年)↓オリジナル・アルバム↓ Crowded House クラウデッドハウス / Dont Dream Its Over 【CD】↓ライヴ盤↓ 【送料無料】FAREWELL TO THE WORLD[輸入盤]/CROWDED HOUSE[CD]【返品種別A】 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、ひとつでも“ぽちっと”応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2013年10月24日
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独自路線の通好みバンド、最大のヒット作 ダイアー・ストレイツ(Dire Straits)は、マーク・ノップラー(Mark Knopfler)を中心に1977年に結成され、1995年まで活動したイギリスのバンド。バンド名の由来は、デビュー前に4人組のうち3人が別の職業で生計を立てようやくその収入で音楽活動をしていたという状況(正確にはその困窮ぶりを皮肉った友人の言)だそうで、ダイアー・ストレイツというバンド名自体が“悲惨な苦境”を意味する。 1977年についに契約にこぎつけ、翌78年にデビュー・アルバムを発表。その後は順調にアルバムをリリースしていき、そして、人気・売り上げが最高潮に達したのが、1985年発表の第5作『ブラザーズ・イン・アームズ(Brothers In Arms)』だった。 本盤のヒットを牽引したのは、シングルの2.「マネー・フォー・ナッシング」だった。印象的なビデオ(当時としては最新鋭のCGを使用)、スティングの協力(共作かつコーラス参加)もあり、シングルチャートで全米1位となった。そもそもこの曲の詞の内容は、ミュージック・ビデオを見ている労働者階級の男の見地を歌ったものだというが、結局、MTVの潮流に乗ってヒットしたというのは皮肉なのかシャレなのか…。ともあれ、アルバム自体も大ヒットし、全英では10週連続、全米では9週連続でアルバムチャート1位を占めるという売れ行きを記録した。 筆者はダイアー・ストレイツの熱心なファンではないし、全作品を聴いたわけでもない。それでも、少なくともこの作品がベストという訳ではないというファンの意見もわかるし、他にもいいアルバムがあってこれだけがすべてというのはもったいないと思う。とはいえ、聴き手の中にはこのヒット盤=ダイアー・ストレイツという人もいるだろうし、このバンドのよさは十分に本作でも表現されているように感じる。 このバンド(というか実質的にはマーク・ノップラー)のよさは、“斬新だけれどもややこしくない”所にあるのだろうと思う。この人はきっとあまり器用なタイプではないのではないだろうか。ボブ・ディランやルー・リードを思い出させるような“喋り系”(歌うというよりは語りかける感じ)のヴォーカル、ギターのフレーズは抜群にカッコいいのだが、曲全体のアレンジやエフェクトではさほど凝ったことはしない。どちらかと言えば、シンプルに中身で勝負、というタイプ。本作の流行り方(80年代まっただ中の当時の状況)からして、ちゃらちゃらしたものに見えてしまっている人がいるならば、落ち着いて聴きなおしてみる価値がある。 ちなみに、ヒット曲の上記2.以外に筆者が特に気に入っている曲をいくつか挙げておくと、1.「君にさよなら」、3.「ウォーク・オブ・ライフ」、8.「真実の世界」。何とも心地よくストレートに響くロック・チューンに好感が持てる。とはいっても、アルバム単位で聴くと印象は少し変わってきて、アルバム中盤の少し落ち着いてテンポを落とした部分が逆に強い印象をもって浮き上がってくるように感じる。特に4.「愛のトリック」から始まり、7.「ザ・マンズ・トゥー・ストロング」にいたる4曲の並び(中でも6.「ホワイ・ウォリィ」は秀逸)がこれに当たる。CD化によって(A・B面の区別なく続けて聴かせるようになったために)、こうして中盤の括りが際立つようになったアルバムというのは、ある種、珍しい例と言えるかもしれない。[収録曲]1. So Far Away2. Money for Nothing3. Walk of Life4. Your Latest Trick5. Why Worry6. Ride Across the River7. The Man's Too Strong8. One World9. Brothers in Arms1985年リリース。 【送料無料】ブラザーズ・イン・アームス [ ダイアー・ストレイツ ]下記のブログランキングに参加しています。応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2013年10月22日
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気まぐれ80s,サード・シーズン(その6)~80年代前半を代表する名バラード 気が付くとジャーニー(Journey)というのはなかなか息の長いバンドになっていた、という感じでしょうか。そもそもサンタナ絡みで70年代に形成されたバンドでしたが、徐々に作風を変えながら80年代に入り、人気バンドへと変貌していきました。そもそもプログレ系だったこのバンドが受けるようになったのは、ヴォーカルのスティーヴ・ペリーの参加がきっかけのようです。そして、そのスティーヴ・ペリーの歌声で、全米1位になった『エスケイプ』(1981年作)から、彼らの有名曲と言えば、断然この曲だろうというのが翌年にヒットした「オープン・アームズ(Open Arms)」でした。 その後のジャーニーは活動中断を繰り返しながらも存続しますが、スティーヴ・ペリーは病気(退行性骨関節疾患、後に手術によって回復)により脱退を余儀なくされます。2007年からはフィリピン人のヴォーカリスト、アーネル・ピネーダを迎え入れてジャーニー自体のバンド活動は続いています。このA・ピネーダですが、元のヴォーカルのスティーヴ・ペリーのイメージに沿った声として選ばれただけあって、なかなかの歌いっぷりです。今年(2013年)の日本でのライヴの様子をどうぞ。 そもそもこの曲が最初にリリースされた頃、ジャーニーが向かっていた路線というのは、レコード会社の意向を受けて大衆路線をひた走る“産業ロック”だったなどと揶揄されたりします。けれども、そうは言っても、やはり名曲は名曲。いろんなところで繰り返し使われ続けています。ちょっと思い出しただけでも、1995年のマライア・キャリーのカバーや2004年の映画『海猿』の主題歌などが浮かびますし、そもそもジャーニーの名は知らなくてもこの曲は聞いた覚えがあるという人も世には多いのではないでしょうか。 今回はおまけでもう一つ。上記のマライア・キャリーによるカバーもお聴きください。 元のスティーヴ・ペリーの声があまりに印象的なので、新ヴォーカリストや女性歌手によるカバーには違和感があるという向きもあるかもしれませんが、個人的にはオリジナルは別格として、アーネル・ピネーダの熱唱も、マライア・キャリーのカバーもなかなかいいのではないかと思っています。[収録アルバム]Journey / Escape(1981年)その他、ジャーニーの各種ベスト盤類にも収録。↓オリジナル・アルバム↓ ESCAPE[輸入盤]/JOURNEY[CD]【返品種別A】↓2枚組ベスト盤↓ 【送料無料】【輸入盤】Essential Journey [ Journey ] 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2013年10月20日
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気まぐれ80s,サード・シーズン(その5)~80年代前半を彩ったニュー・ウェーブ・ロックのヒット曲 80年代の初頭、“ランド・ダウン・アンダー”(世界地図上で下の方にある土地)から彗星のごとく現れ、ヒットを飛ばしたバンドにメン・アット・ワーク(Men at Work)がありました。メルボルンで70年代末に結成され、1981年のアルバム『ワーク・ソングス(原題:Business As Usual)』でデビュー。その先行シングルがこの「ノックは夜中に(Who Can It Be Now?)」という曲でした。1981年に発売されるとオーストラリアのチャートで2位を獲得、その人気はカナダ経由で米国にも及び、翌年には全米チャートで1位を獲得するに至りました。 メンバーはヴォーカルのコリン・ヘイ(Colin Hay)をはじめ、ロン・ストライカート(Ron Strykert,ギター)、ジョン・リース(John Rees,ベース)、ジェリー・スペイサー(Jerry Speiser,ドラム)、グレッグ・ハム(Greg Ham,サックス、フルート)。飄々とした歌いっぷりのコリン・ヘイが強く印象に残っているというオールド・ファンも多くいらっしゃるかと思います。 バンドはメンバーの入れ替わりを経て1986年に解散してしまいますが、10年後の1996年に再結成され、2000年にはシドニー・オリンピックでもそのパフォーマンスを披露しました。80年代当時のレコーディング・ヴァージョンだけ聴いていると少々イメージがわきにくいかもしれませんが、バンドとしてのパフォーマンス(演奏力)もなかなか高いバンドでした。公式のライヴ・ヴァージョンもどうぞ。 とりわけこの曲は冒頭のサックスが印象的ですが、サックスのほかフルートやキーボードを担当していたグレッグ・ハムは昨年(2012年)4月に自宅で亡くなっているのが発見されました。一人暮らしだったとのことですが、享年58歳。死因も発表されてないようですが、この曲に続くヒット曲「ダウン・アンダー」の盗作訴訟もあり(2010年に敗訴の判決)、晩年はいろいろと苦労も多かったようです。ともあれ、在りし日を思い出しつつ、ご冥福をお祈りします。[収録アルバム]Men At Work / Business As Usual(ワーク・ソングス)(1981年)↓オリジナル・アルバム(リニューアル、ボーナストラック)↓ 【RCP】【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】【送料無料】ワーク・ソングス/メン・アット・ワーク[Blu-specCD2]【返品種別A】↓こちらはベスト盤です。↓ 【送料無料】ザ・ベスト・オヴ・メン・アット・ワーク [ メン・アット・ワーク ] 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2013年10月18日
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気まぐれ80s,サード・シーズン(その4)~解散シングルが結構名曲だった… 80年代にアイドル的人気で一世を風靡したグループにワム!(Wham!)がいました。ジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリーのイギリス出身の2人組で、80年代前半に人気を獲得し、人気絶頂のまま86年に解散しました。 そんな彼らのラスト・シングルとして発売されたのが、この「エッジ・オブ・ヘブン(Edge of Heaven)」でした(日米のみで発売されたアルバムもこれを表題にとって『ミュージック・フロム・ジ・エッジ・オブ・ヘヴン』でした)。まずは、そのビデオクリップをご覧ください。 ワム!と言えば、「ラスト・クリスマス」や「ケアレス・ウィスパー」といった柔らかい曲の印象が強いという方も多いかもしれませんが、初期の「ワム!ラップ」からこの「エッジ・オブ・ヘブン」に至るまで、ノリの曲が結構生き生きしていたように思います。 解散の理由は、ジョージ・マイケルがソロを志向していたとか、表向きには“デュオとしてやるべきことをやってしまったから”という発言とかありましたが、会社(所属レーベルの親会社であるソニー)がアパルトヘイトの続いていた南アフリカと商売しているのに反発してという裏側の話もあったらしいです。 さて、ソロになってからいったんは注目されてヒットしたジョージ・マイケル。その後はいろいろあって“埋もれた才能”みたいな部分があるのは惜しいですが、どうやらこの曲はジョージもお気に入りだったようで、ソロ活動以降もたびたび取り上げられているようです。2007年のライヴの様子をお楽しみください。 [収録アルバム]Wham! / Music From The Edge Of Heaven(1986年)Wham! / The Final(1986年、ベスト盤) 【当店専用ポイント(楽天ポイントの3倍)+メール便送料無料】ワムWham! / Music From The Edge Of Heaven (輸入盤CD) (ワム) 【RCP】【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】ザ・ファイナル/ワム![CD]【返品種別A】 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、ひとつでも“ぽちっと”応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2013年10月16日
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完成度の高さ抜群のファースト作 トレイシー・チャップマン(Tracy Chapman)は、1964年、オハイオ州出身のアフリカ系米国人シンガー。奨学金を受けながら大学に通い、アフリカについて学んだりそれまでに体験した社会の矛盾をアコギに乗せて弾き語るようになり、1987年にセルフ・タイトルの本盤『トレイシー・チャップマン(Tracy Chapman)』でデビューした。 彼女のデビューはなかなかインパクトのあるものだった。1980年代の華やかなミュージック・シーンの中にあって、ギター1本でじっくり語り掛けるように効かせるタイプの女性ミュージシャンというのは、ある種、時代の流れと全く反対方向を向いていた。世の潮流に逆行したとはいえ、聴き手側の反応もよかった。このデビュー盤は、英米のみならず各国チャート(ドイツ、カナダ、イタリア、オランダなど)で1位を獲得。発売翌年のグラミー賞で3部門受賞(最優秀新人賞、最優秀女性ポップス・ヴォーカル賞、最優秀コンテンポラリー・フォーク賞)という栄誉に輝いている。 収録曲の中でおそらくいちばんよく知られているのは、ヒット曲の2.「ファスト・カー」。最初のシングルとして全米6位、全英4位を記録した曲で、行く先見えない人生からの逃避=新天地へと導き得る手段が表題の“速い車”というテーマ。そのほか、個人的なお気に入りは、冒頭からインパクトの強い1.「トーキン・バウト・ア・レヴォリューション」。革命に向けて人々が立ち上がる予感を説得的に伝え語るヴォーカルの力強さがいい(ちなみに、大きなチャート・アクションはなかったが、この曲はセカンド・シングルとしてリリースされた)。 さらに、聴き逃せない好曲が、アカペラの短編4.「ビハインド・ザ・ウォール」。詞の内容はかなりリアルで、“平和を守る”警察官が実際には何もできないししてくれない、でも隣家からは叫び声が響き渡るという、身近な社会の矛盾や不正義を静かに歌い上げる。 最後に注目曲をもう1つ。8.「ホワイ?」も上記の各曲と同様に、決して飾らない演奏の中でトレイシーのヴォーカルが強いメッセージとなって伝わってくるナンバー。タイトルの“なぜ?”の問いかけはやはり社会が抱える矛盾に対してだが、上に挙げた2.や4.に比べてより普遍的な内容で、“食料は充ちているのになぜ赤ん坊が死んでいくのか”、“ミサイルは人を殺すためのものなのになぜ平和の番人と呼ばれるのか”などの問いかけの後、“愛は憎悪、戦争は平和、NOはYES、私たちは自由”と世の矛盾を鋭く風刺し、もうすぐ正直に答えられる世の中が来る(来てほしい)と結んでいる。もちろん、当時のアメリカ社会や冷戦末期の世界情勢を念頭に置いて書かれた曲だけれど、政治家の発言やマスコミ報道なんかで嘘と本当がイコールで結ばれ、オブラートに包まれた言葉でごまかされ続ける日本を見ていると、四半世紀経ってもこのメッセージは核心を突いた痛烈なものであり続けていると思う。[収録曲]1. Talkin’ Bout A Revolution2. Fast Car3. Across The Lines4. Behind The Wall5. Baby Can I Hold You6. Mountains O’ Things7. She’s Got Her Ticket8. Why?9. For My Lover10. If Not Now11. For You1988年リリース。 Tracy Chapman / Tracy Chapman 輸入盤 【CD】 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2013年10月13日
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気まぐれ80s,サード・シーズン(その3)~印象的なハスキーヴォイスと吐息 今回は当時を知る人には“懐かしの声”かもしれない、この曲を取り上げてみたいと思います。カッティング・クルー(Cutting Crew)の1987年(英でのシングルリリースは前年末)のヒット曲、「愛に抱かれた夜((I Just) Died In Your Arms Tonight)」です。 このカッティング・クルーは、イギリス出身のヴォーカリストとカナダ出身のギタリストが中心となって結成されたバンドで、デビュー早々に全米1位のシングルヒットを記録しました(その後が続かなかったので、どちらかと言えば“一発屋”的な感じでしたが)。まずは、当時のビデオクリップをご覧ください。 華々しいデビューを飾った彼らでしたが、結局、人気は長続きせず、バンドとしては3枚のアルバムを残して1993年に解散してしまっています。その後、ギタリストのケヴィン・マクマイケル(Kevin McMichael)は残念なことに、2002年に51歳の若さで肺がんで亡くなっています。 一方、ヴォーカルをとっていたニック・ヴァン・イード(Nick Van Eede)の方は、その後もソロ活動を続けています。下の映像は、ちょうどその2002年ドイツでのライヴ演奏から。かわらず印象的な声のヴォーカルですね。 [収録アルバム]Cutting Crew / Broadcast(愛に抱かれた夜)(1986年) 【当店専用ポイント(楽天ポイントの3倍)+メール便送料無料】カッティング・クルーCutting Crew / Broadcast (輸入盤CD) (カッティング・クルー) 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2013年10月11日
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2013年10月10日
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上品で才覚溢れるサックス+その周りを舞うリーダーのピアノ アート・ペッパー(Art Pepper)の代表作はというと、当たり前ながら、『ミーツ・ザ・リズム・セクション』をはじめ、彼自身のリーダー盤に話は集中しがちである。けれども、他人のリーダー名義ながら外せない、代表盤的快演というのもジャズには多い。マーティ・ペイチ(Marty Paich)のこのリーダー作も、アート・ペッパーの側から見れば、そうした盤の一つに違いない。 アート・ペッパーという人は、酒にドラッグに溺れるという意味では、失敗を繰り返す人生だった。それどころか、これが原因で60年代を丸々棒に振ることにすらなってしまう。本盤の録音直前もロサンゼルスの群刑務所に9か月、連邦刑務所で10.5か月を過ごしたばかりで、1956年6月に出所後まもない同年8月に録音されたのが本盤というタイミング。出所からこの録音までの間、他の吹き込みはしているものの、出所後に発表されたレコードとしてはこれが最初のものだったらしい。ともあれ、この出所後のアート・ペッパーのサックス演奏は冴えわたり、この年から翌57年にかけての彼の吹き込みには見事な名演が並ぶ。 アルバム全体としては、ややさらりとした印象もあるが、それは見事にまとまった、そして変に盛り上げたりしないバックの演奏の成果であるように思われる。ピアノのマーティ・ペイチ以下のメンバーの演奏の上を、アート・ペッパーのサックスが美しくスウィンギーに舞うというのが全体的な印象。とはいえ、名義上のリーダーであるマーティ・ペイチはお飾りだったのかと言えば、まったくそうでもなく、そんなところにも本盤の成功の秘訣があったのだろう。マーティ・ペイチはカリフォルニアを活動の拠点とした作曲家・編曲家・プロデューサーで、本盤では完成度の高いピアノ演奏を披露している。無論、そうは言っても、ペッパー盤としての素晴らしさが第一義なのは否定しがたい事実だけれど。 そのペッパーの演奏の特徴がよく出ている演奏曲に、1.「ホワッツ・ライト・フォー・ユー」と2.「あなたと夜と音楽と」がある。前者は華麗というよりはまったり、閃きというよりは艶やかな演奏が楽しめる。後者の方はペッパー節前回の、筆者的には本盤のなかで3.「サイドワインダー」と並んでとくにお気に入りの演奏。他にペッパーの冴えた演奏が気に入っているのは、6.「オール・ザ・シングス・ユー・アー」と9.「マーティズ・ブルース」。とまあいくつの曲を挙げてみたところで、結局行きつく結論は“捨て曲なし”ということになってしまうし、長さ的にも一気に聴けるところがいい。 在りし日の作品にはよくあることではあるが、アルバム全体の総収録時間はわずか30分足らずと、現代のアルバム作品のイメージからすると短い。トータル70分~80分という長時間がアルバム収録の標準となった今の時代からすれば、あまりに短い収録時間のアルバムなのである。けれども、なぜか物足りなさを感じることがあまりない(とはいえ一部の曲のフェイドアウトにだけは物足りなさを感じるけれど)。短時間全9曲の充実感。ちなみに、しばしば特定のアルバムが聴き手の中で特定のシーンに合うものとしてイメージ化されてしまうということがあるが、筆者にとって、本盤はなぜか“休日の朝に爽やかに聴く盤”のイメージ(2.「あなたと夜と音楽と」があってもなぜかイメージは朝だったりする)。軽妙にして爽快な密度ある30分をお楽しみあれ。[収録曲]1. What's Right For You2. You And The Night And The Music3. Sidewinder4. Abstract Art5. Over The Rainbow6. All The Things You Are7. Pitfall8. Melancholie Madeline9. Marty's Blues[パーソネル、録音]Art Pepper (as)Marty Paich (p)Buddy Clark (b)Frank Capp (ds)1956年8月録音。 【Aポイント付+メール便送料無料】マーティ・ペイチ・カルテット / マーティ・ペイチ・カルテット~フィーチャリング・アート・ペッパー[CD] 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2013年10月09日
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理屈抜きで“体感”したい好盤 いろんなことを考えたり、他人の感想を聞いたり、誰かが書いたりしたことを読みながら音楽を聴くのも楽しいけれど、細かいことや理屈抜きに聴いて愉しむというのが“正しい音楽の聴き方”なのだろう。こういう盤を聴くにつけ、そう思わされる。 いきなりこんな書き出しにしてしまうと、この後に書く文章は何なのだろうかということにもなってしまうのだけれど、心底、理屈抜きに楽しんで聴ける盤の一枚がジョニー・グリフィンとマシュー・ジーの双頭名義の『ソウル・グルーヴ(Soul Groove)』というアルバム作品。 ジョニー・グリフィン(Johnny Griffin)の方は『ア・ブローイング・セッション』などブルーノートからの諸作でその実力を既に世に知らしめ、“小さな巨人”としてリヴァーサイドで着実に実績を積み上げ、この作品の発表時点では確立されたミュージシャンであった。他方、マシュー・ジー(Matthew Gee)の方は、1925年生まれというから、年齢的にはグリフィン(1928年生まれ)よりも少し上だけれど、無名に近いミュージシャン。1956年に1枚のリーダー作を残しているが、どうやら他のリーダー作は1963年の本アトランティック盤のみと思われる。そのようなわけで、本盤が双頭名義になっているのも、グリフィンの名前に乗っかってマシュー・ジーの売り出しを図ったからとも考えられる。 ともあれ、ジョニー・グリフィンのテナー・サックスに、マシュー・ジーのトロンボーンを組み合わせ、聴衆受けしそうな場面でオルガンを加えるというラインアップは思いのほか成功だった。全体を引っ張っているのは、グリフィンの迫力あるサックス演奏であり、安定したアート・テイラーのドラムである。出しゃばることなく渋く決まっているハンク・ジョーンズのピアノも全体にわたって貢献度が高い。けれども、最終的にはテナーとトロンボーンのアンサンブル、そして両者の絡み合う演奏がいちばん聴きどころになっているように思う。 全体としてとにかくノリ(グルーヴ、どうやらジャケットのデザインはこの“ノリ”のグルーヴと、レコードの溝のグルーヴを掛け合わせたものらしい)がよく、最初に書いたように理屈抜きに“聴いた感じの楽しさ”を堪能できる。個人的に気に入っている演奏をいくつかピックアップすると、冒頭の1.「オー・ジー!」は全体のテーマ・イントロ的な短い演奏ながら、ボンゴ、コンガを取り入れたラテン風味から始まって、管楽器二人の圧倒的勢い、さらにはオルガンを取り入れた部分まで、この盤のイメージを最初から植えつけてくれる好演。これとほぼ同じ感覚は5.「ツイスト・シティ」にも表れていて、聴き逃せない演奏となっている。 上記1.のほか2.、4.、5.、7.、8.とマシュー・ジー自身の曲が多く含まれているけれども、彼のオリジナル曲以外でもこの同じノリはちゃんと継続している。その意味で注目したいのは3.「アット・サンダウン」。ウォルター・ドナルドソンによる1920年代の古いスタンダードだけれど、トロンボーンとサックスの組み合わせ(間にハンク・ジョーンズのピアノソロもあり)で軽快かつグル―ヴィーに演奏が進んでいく。 もちろん全編を通じて一本調子のまま終わってしまうというわけでもない。アクセントの効いている演奏の例としては、4.「スウィンガーズ・ゲット・ザ・ブルース・トゥー」が挙げられる。妙に重厚なイントロが1分間ほど続き、この後どうなるのだろうという雰囲気を出した後で、イン・テンポになるとマイナー調でありながら一気にこれまでのノリを継続させる。 アルバム終盤にかけては、グル―ヴィーな部分はそのままながらややゆったりした曲調が耳につくようになる。最後3曲の6.「プア・バタフライ」、7.「ムード・フォー・クライン」、8.「レネー」と続く流れは、上記の通り、スタンダード曲(6.)でも、アーロン・ベルによるモード曲(7.)でも、はたまたマシュー・ジーのオリジナル曲(8.)でも、アルバムとしての演奏コンセプトが途切れることなく続いていることを示している。聴き手の中で“切れてしまう”ことなく、複数の曲の流れで楽しめるというのは、特に“体感”で楽しむタイプのアルバムには必要不可欠といったところだろうか。[収録曲]1. Oh Gee2. Here3. At Sundown4. The Swingers Get the Blues, Too5. Twist City6. Poor Butterfly7. Mood for Cryin'8. Renee[パーソネル・録音]Johnny Griffin (ts)Matthew Gee (tb)“Big” John Patton (org.: 1., 5., 8.)Hank Jones (p, org: 2., 3., 4., 6., 7.)Aaron Bell (b, tuba)Art Taylor (ds)Carlos “Patato” Valdes (bongo, conga)1963年5月13・14日録音。 【送料無料】JAZZ BEST コレクション 1000::ソウル・グルーヴ [ ジョニー・グリフィン&マシュー・ジー ] 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2013年10月05日
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気まぐれ80s,サード・シーズン(その2)~自分探しの旅 早速サードシーズンの第二弾をいってみたいと思います。U2(ユー・ツー)ほどのビッグネームに改めての紹介など不要との声も飛んできそうですが、1980年にメジャーデビューしたアイルランド出身のロック・バンド。グラミー賞を22個も受賞しているのは、ロック界広しといえども彼らだけの記録です。 そんな彼らも当初から爆発的に売れたというわけではありませんでした。3枚目のアルバム『WAR(闘)』、続くアルバム『焔』がイギリスで1位となるものの、アメリカでは人気に火がつくのがもう少し遅く、1987年の『ヨシュア・ツリー』で初めてアルバム・チャート1位を獲得。同じくシングル・チャートにおいても初の全米1位となったのは、同アルバムからの「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」でした。 そして、「ウィズ・オア~」に続くこのシングル曲で、世界的な人気が確固たるものとなります。その曲が、今回取り上げる「終わりなき旅(I Still Haven’t Found What I’m Looking For)」です。まずはオリジナルの演奏をどうぞ。 ボノの熱いヴォーカルに安定した演奏(特に粘りとうねりの効いたギターの絡み具合が好きです)は当時も今も健在です。比較的最近のライヴの様子ということで、大物同士の共演映像をご覧ください。ボノがブルース・スプリングスティーンと一緒に熱唱している「終わりなき旅」。後半の掛け合いはベテラン同士で、ファンにとってはなかなか感動かと思います。場所はニューヨークはマジソン・スクエア・ガーデンでのライヴ映像です。 余談ながら、前回記事のペット・ショップ・ボーイズはU2の曲をダンス調にアレンジして、当時のU2と犬猿の仲となったというエピソードがあったりします(とはいえ、後にU2がシンセやハウスを取り入れたところで和解しています)。[収録アルバム]U2 / The Joshua Tree(1987年) 【送料無料】JOSHUA TREE (REMASTER)[輸入盤]/U2[CD]【返品種別A】 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2013年10月03日
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今日、累計アクセス数が39万件を超えました。気がつけばこのブログももう4年以上も続いていることになります。これもご覧いただいている皆様のおかげです。この場をお借りして感謝申し上げるとともに、次は区切りの40万アクセスに向けて、焦らずマイペースで更新していきたいと思います。引き続き応援のほど、よろしくお願いします。 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2013年10月02日
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