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2013年の締めくくりに…気まぐれ10選(後編) 前編・中編に続き、今回は80年代のものを中心に、気まぐれ10選の残り3曲をお届けします。まずは、ボブ・シーガー&ザ・シルバー・ブレット・バンドの「ロール・ミー・アウェイ」。1982年リリースのアルバム『ザ・ディスタンス』に収録のナンバーです。 続いては、ジョー・ジャクソンの80年代ライヴ盤『ライブ1980―86』に収められたナンバー。この2枚組アルバムは1980年から86年まで、4枚のアルバムに付随する異なるツアーの音源が集められたものでしたが、その中でも3つのテイクが収録された曲があります。初期の代表曲の一つ「奴に気をつけろ(Is She Really Going Out With Him?)」です。ノーマルなヴァージョン、アカペラ・ヴァージョン、アコースティック・ヴァージョンの3種が収められているのですが、以下はアカペラのテイク(アルバムに収録のものとは別のようですが同時期のライヴより)です。 締めくくりは、ジュリアン・レノンのデビュー作『ヴァロッテ』の表題曲です。ジュリアンは、80年代半ばにデビューし、ジョン・レノン2世として注目を集めました。この曲は楽曲自体もいいですし、父ジョンを彷彿とさせる歌いっぷりも印象的です。 年内の更新はこれでおしまいです。2013年もお付き合いいただきありがとうございました。皆様どうか良き新年をお迎えください。 Bob Seger ボブシーガー / Distance 輸入盤 【CD】 【当店専用ポイント(楽天ポイントの3倍)+メール便送料無料】ジュリアン・レノンJulian Lennon / Valotte (輸入盤CD)(ジュリアン・レノン)下記のブログランキングに参加しています。応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2013年12月31日
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2013年の締めくくりに…気まぐれ10選(中編) 2013年の締めくくりにということで、今年更新した記事(アルバム)の中から曲を選んで10選をお届けしていますが、今回は60年代~70年代にかけてのものを中心にご紹介したいと思います。 まずは1960年代末、デビュー当時のフリートウッド・マック(ピーター・グリーン在籍)のこの曲から始めてみます。アルバム『フリートウッド・マック(ピーター・グリーンズ・フリートウッド・マック)』(1968年)からキレと勢いが抜群の「シェイク・ユア・マネーメイカー」。文字通り“音の塊”がスピーカーから飛んでくるといった感じです。余談ながら、筆者の子が赤ちゃんだった頃、最初に振り付けをして踊り出したのがこの曲だったりします(笑)。 続いては、ジェファーソン・エアプレインの『ヴォランティアーズ』から。タイトル曲の「ヴォランティアーズ」です。アルバム紹介の時にも書きましたが、彼らの作品としては1967年作の『シュールリアリスティック・ピロー』ばかりが注目されがちですが、これと並ぶ名盤と言ってよいのが69年作の本盤で、その中でもこの表題曲は特に気に入っている曲の一つです。 次は、70年代エリック・クラプトンのリラックスしたこの1曲。『安息の地を求めて』(1975年)のオープニング・ナンバー、「ジーザス・カミング・スーン(原題:We’ve Been Told (Jesus Is Coming Soon))」です。レイド・バックしたクラプトンについては好き嫌いもありいろいろと言われたりもしますが、ハードなクラプトンも大好きな一方、この雰囲気もなかなか捨てがたいものがあります。 最後は、イーグルスのベスト盤的ライブ・アルバム『イーグルス・ライヴ』から、このライヴ盤で初発表となったシングル曲「セヴン・ブリッジズ・ロード」です。既に『ホテル・カリフォルニア』で名声を確立した後の絶頂期のライヴで、西海岸の雄らしいハーモニーをお楽しみください。 (後編へ続く) 【Aポイント+メール便送料無料】ジェファーソン・エアプレイン ジェファーソン・エアプレイン / ヴォランティアーズ[CD] 【送料無料】【輸入盤】Peter Green's Fleetwood Macfleetwood Mac (1st) (Rmt) [ Fleetwood Mac ] 【RCP】【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】【送料無料】安息の地を求めて/エリック・クラプトン[SHM-CD]【返品種別A】 【送料無料】Forever YOUNG::イーグルス・ライヴ [ イーグルス ]下記のブログランキングに参加しています。応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2013年12月31日
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2013年の締めくくりに…気まぐれ10選(前編) 2013年も残すところあとわずかとなりました。この1年間の過去記事をブラウズしながら、あの曲も紹介しておきたかった、いま思い出して聴いてみたい、などと思った曲を気まぐれに選んで動画とともに順不同で10曲、3回の更新に分けてお届けしたいと思います。 選出の条件は、“2013年にアップしたアルバム紹介の記事に含まれる楽曲”です。このブログでは、ジャズ、洋ロック・ポップス、ラテン系ロック・ポップスの記事を上げていますが、今回は洋楽ジャンルから選んでいくということにしたいと思います。 まずはダイアー・ストレイツの懐かしのヒット曲から。マーク・ノップラー率いるこのバンドの最大のヒット作となった『ブラザーズ・イン・アームズ』に収録のナンバーです。 元気のいい演奏をさらに続けたいと思います。続いては、ZZトップの名盤『ファンダンゴ!』に収録された曲の中からお気に入りの1曲です。以下はオリジナルの盤(1975年リリース)に収録されたものではなく、1980年、西ドイツでのTVショウ向けの演奏の様子ですが、何といっても彼らの演奏のキレは見事なものです。 再び80年代に戻り、1988年のリック・スプリングフィールドのアルバム『ロック・オブ・ライフ』からのお気に入り曲。アルバム紹介の記事にも書いたとおり、彼には他の有名アルバムがあるものの、これが群を抜いてカッコいいのです。中でもこの曲が一押しです。 (中編へ続く) 【送料無料】ブラザーズ・イン・アームス [ ダイアー・ストレイツ ] 【Aポイント+メール便送料無料】ZZトップ / ファンダンゴ![CD]下記のブログランキングに参加しています。応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2013年12月30日
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70年代最盛期エルトン必聴の大作~後編(前編からの続き) さて、70年代エルトン・ジョンの才能爆発盤、『黄昏のレンガ路』の収録内容に目を向けてみよう。まずは複数のシングル・ヒットとなった曲が含まれている。14.「土曜の夜は僕の生きがい」、4.「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」、2.「風の中の火のように(孤独な歌手、ノーマ・ジーン)」が順にシングル発売され、14.は全英7位、全米12位、4.は全英6位、全米2位のヒットを記録している。2.は原題の「キャンドル・イン・ザ・ウィンド」といった方が通りがいいかもしれないが、80年代にライヴ・ヴァージョン(『エルトン・スーパー・ライヴ(Live In Australia)』に収録のもの)が改めてヒットし、さらには1997年にダイアナ妃に捧げたこの曲のリメイクがよく知られているが、元々はノーマ・ジーン(マリリン・モンロー)をテーマにしたもの。 次にヴァラエティに富んだ楽曲というのが本盤の大きな特徴になっている。ピアノが基調になったエルトンらしいバラード調ナンバーもあれば、上記14.のほか13.「ツイストは踊れない」のようにロックンロールなノリ重視のナンバーがあるかと思えば、レゲエ調を取り入れた7.「碧(みどり)の海、ジャマイカにおいで」のような曲もある。1.「葬送~血まみれの恋はおしまい(メドレー)」のインスト部分は、エルトン流のプログレ・サウンドへのアプローチとも言える。さらには、12.「女の子、みんなアリスに首ったけ」のように、ロックとバラードさらには実験的サウンドの組み合わせのような創意に富んだ工夫の曲もある。 最後に楽曲の配置と流れ。これが本盤の重要なポイントでもあるように思う。結果、曲の寄せ集めではなく、流れを持ったアルバムとしての聴き応えがある。そもそもメドレーになっている1.「葬送~血まみれの恋はおしまい(メドレー)」から2.「風の中の火のように(孤独な歌手、ノーマ・ジーン)」への冒頭15分ほどの流れは何とも素晴らしい。そしてその後、いよいよ人気者エルトン登場とばかりにライヴ風に3.「ベニーとジェッツ(やつらの演奏は最高)」が始まる。ここまでのLP時代片面分(A面)のような起伏にとんで流れるような展開はなかなかお目にかかれないほどの出来具合だと思う。余談ながら、LP時代はA面とB面に分かれていなかったので気にしていなかったが、通しでCDに収録されて気付いたのは、上記3.の後に静かに4.「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」が始まる情感もなかなかいい(無論、CD化の影響による偶然の産物なので、制作時には意図されてなかったのだろうけれど)。 思えば、LP2枚組という体裁をとる盤には、それなりの覚悟がいる。CD時代に入ってから1枚に入るだけ詰め込むという無節操なアルバム(かならずしもアーティストの責任だけではないだろうが)も増えたわけだけれど、LPレコード時代の2枚組は、発売時の価格にも即反映されるわけで、基本的に相応の気合が入った作品のみが2枚組として発売されるという感じがあった。それをなんなくこなし、しかもこれだけのヴォリュームで聴き手があきることのないハイテンションのまま最後まで聴き通せる。単なる“エルトンの代表盤”を超えて、こうした優れた作品を送り出せるという、エルトンの才能と偉大さを再認知できる盤でもあると思う。[収録曲]1. Funeral For A Friend (Love Lies Bleeding)2. Candle In The Wind3. Bennie And The Jets4. Goodbye Yellow Brick Road5. This Song Has No Title6. Grey Seal7. Jamaica Jerk-Off8. I've Seen That Movie Too9. Sweet Painted Lady10. The Ballad Of Danny Bailey (1909-34)11. Dirty Little Girl12. All The Girls Love Alice13. Your Sister Can’t Twist (But She Can Rock’n Roll)14. Saturday Night’s Alright For Fighting15. Roy Rogers16. Social Disease17. Harmony1973年リリース。 【送料無料】黄昏のレンガ路 [ エルトン・ジョン ] 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、ひとつでも“ぽちっと”応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2013年12月29日
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70年代最盛期エルトン必聴の大作~前編 1970年代のエルトン・ジョン(Elton John)は、まさしく名作の宝庫と言っていいように思う。1980年代以降、現在までの彼の作品には、“いかにもエルトン”という感じのものが多くなる。それは良くも悪くも“芸”として確立され、パターン化された部分が見え隠れするということでもある。それに引きかえ、70年代の彼の諸作は野心的で、楽曲単位でもアルバム作品としても、いろんな試みをしながらなおかつ完成度が極度に高いものが多い。本盤『黄昏のレンガ路(Goodbye Yellow Brick Road)』は、そうした70年代エルトン盤の代表格ともいえる作品で、2枚組(CDでは1枚に収録)の力作。前作に当たる『ピアニストを撃つな』(1973年)の成功に続いて、同じ年にリリースされ、前作同様に全英・全米ともに1位を獲得した。 LPでは2枚組、総収録時間にして76分は、アナログ時代の当時にしてはかなりの大作だったが、エルトンは2週間余りでこのアルバムを作ってしまったらしい。当初、73年初頭にジャマイカでの録音を試みたが設備面が不十分で、結局は5月に入って、フランスの古城を改造したスタジオであらためて作成に取り掛かった(このスタジオは前作『ピアニストを撃つな』、前々作『ホンキー・シャトー』でも使用された場所だった)。この時のエルトンの創作意欲は溢れんばかりだったようで、LP2枚のアルバムには収録できずシングルB面に回された曲もあった。 過去記事で紹介したB・スプリングスティーンの『ザ・リバー』(同アウトテイク集の記事はこちら)、ガンズ・アンド・ローゼズの『ユーズ・ユア・イリュージョンI & II』のように、優れたアーティストの創作意欲が爆発した例はいくつかあるが、エルトンのこのアルバム制作時もそうした“才能の爆発”の一つに数えられる。 エルトンには“バラード・シンガー”のイメージを持っている人も多いかもしれない。けれども、本作を聴けば、そのイメージは一面的に過ぎないことがよくわかる。繊細なバラードや荘厳なスロウ曲から、ノリのいいロック、ポップ、さらにはプログレっぽい実験的要素などまで散りばめられており、彼の総合的ミュージック・メイカーとしての才能が実感できる。長くなってきたので、続きは後編であらためて収録曲の内容などを見ていくことにしたい。*収録曲の情報等は「後編」をご覧ください。 【RCP】【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】黄昏のレンガ路/エルトン・ジョン[SHM-CD]【返品種別A】 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2013年12月28日
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哀愁たっぷり本領発揮の名ピアノ盤 ソニー・クラーク(Sonny Clark)と言えば、米国ではともかく本邦では一世を風靡した大人気の『クール・ストラッティン』があるだけに、ついついその陰にかくれがちな名盤の一つがこのタイム盤『ソニー・クラーク・トリオ(Sonny Clark Trio)』。陰にかくれがちと言っても、ジャズ・ファンの間では有名な盤の一つなわけで、要するに、名盤ガイド類などになるとどうしても1枚に的を絞らざるを得なくなってついつい後回しにされるという感じ。上記のような有名盤があると致し方ないのだろうけれど、それにしてもたまにしかそうした場で取り上げられないというのはもったいない。彼のリーダー作は、確かにホーン入りの編成もよい(さらにサイドマンとしての参加盤も魅力的なものが多い)のだが、ピアノ・トリオでもじっくり聴きたいとなると、さらに選択肢は増える。そんな中で、推奨盤かつ個人的お気に入りの一つが本盤である。 ちなみに、『ソニー・クラーク・トリオ』というタイトルの作品は2つ存在する。一つは1957年ブルーノートの吹き込み。そして、もう一つは1960年のタイム盤。今回取り上げるのは、後者のタイム盤の方である。前者がスタンダード系の選曲であるのに対し、本盤の方は全編オリジナルで占められている。1960年という録音年月はオフィシャルなものではそう書かれているが、1990年代の未発表テープ発掘の経緯から1959年1月の録音だったのではないかとの説もあるようだ。 さて、ソニー・クラークのピアノは、何といっても独特の引きずるようなタッチ、そしてとりわけマイナー調のもの悲しさが最大の特徴であり、魅力だとされる。1950年代途中まで西海岸で活動してから、57年に東海岸へ移り、そこから1~2年の間に、ヒットにこそ結びつかなかったもののブルーノートでは破竹の勢いで録音を行った。本『ソニー・クラーク・トリオ』の頃には、既に複数のリーダー盤やその他の吹き込みを行っていたわけなので、若々しく意気揚々と、というよりは既に経験を積んだピアニストとしての風格が出てきているように思う(とはいえ、この数年後、1963年にヘロインの過剰摂取で31歳でその生涯を終えている)。 捨て曲なしの名盤なので、お気に入りをピックアップするのは意味がないと言われそうだけれども、敢えていくつか挙げてみたい。1.「マイナー・ミーティング」からしてソニー・クラークの本領発揮と言えそうな演奏。ピアノのタッチは粘り気があり、哀愁に満ちている。この典型的な彼のイメージを念頭に置くと、3.「ソニーズ・クリップ」、6.「ジャンカ」、8.「ソニア」といったところが聴きどころになってくるのではないだろうか。そうは言っても、ただだらだらともの悲しさの漂うピアノに酔いしれる、といった発想だけで聴くのではあまりにもったいない。2.「ニカ」の余裕を持った曲展開のスケール(別テイクではブラシが目立っていてリズムはこっちの方がいいかもしれないが、ピアノは正式テイクの方がいいのでこちらが正式テイクだったのだろうか)、そして、7.の気迫あふれるピアノは、ソニー・クラークのステレオタイプなイメージとは違う側面を見せてくれる演奏だと感じる。 全体として、テーマからの展開も明瞭でピアノタッチもはっきりしているけれど、聴き手の“受け”を狙っているような感じは全くしない。ということは、こういう演奏こそが最もソニー・クラークのやりたかった、正直な演奏だったということではないだろうか。 余談ながら、ジャケットの絵はミノ・チェレッティ(1930年生まれのイタリアの画家)なる人の作品。ピアノを弾くソニー・クラークを描いたものなのか、それともここに使われているからピアニストに見えてしまうのか、真相は不明。けれども、本盤を聴きながらじっと見つめていると、自然とこのジャズ・ピアニストを描いた絵に見えてくるような気がするのだけれど…。[収録曲]1. Minor Meeting2. Nica3. Sonny's Crip4. Blues Mambo5. Blues Blue6. Junca7. My Conception8. Sonia(以下、再発時の追加未発表トラック)9. Nica –alternative take-10. Blues Blue –alternative take-11. Junca –alternative take-12. Sonia –alternative take-[パーソネル、録音]Sonny Clark (p)Max Roach (ds)George Duvivier (b)1960年3月23日録音。 【RCP】【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】【送料無料】ソニー・クラーク・トリオ+6/ソニー・クラーク[SHM-CD]【返品種別A】下記のブログランキングに参加しています。応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2013年12月26日
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MERRY CHRISTMAS!! イブも過ぎ、今日はクリスマスですね(とかいって、日本では「ただの平日」ではありますが)。 ここしばらく、クリスマス曲を10回にわたって取り上げましたので、まとめておきます。2013年、It's Christmas Time!~クリスマスソング集(まとめリンク) その1: 麗美 「走るそよ風たちへ」 その2: ジョン・ボン・ジョヴィ 「プリーズ・カム・ホーム・フォー・クリスマス(Please Come Home For Christmas)」 その3: 小林明子・永井真理子・麗美・辛島美登里 「Merry Christmas To You」 その4: ナタリー・コール 「ザ・クリスマス・ソング(The Christmas Song)」 その5: 佐野元春 「Christmas Time In Blue ―聖なる夜に口笛吹いて―」 その6: GWINKO 「Gwinko’s Christmas Carol」 その7: プリテンダーズ 「メリー・リトル・クリスマス(Have Yourself a Merry Little Christmas)」 その8: ザ・バンド 「今宵はクリスマス(Christmas Must Be Tonight)」 その9: トム・ウェイツ 「 ミネアポリスの女からのクリスマス・カード(Christmas Card from a Hooker in Minneapolis)」 その10: 山下達郎 「クリスマス・イブ(Christmas Eve)」 和洋取り混ぜていろいろな曲を…ということでしたが、こうして並べてみれば、今年は見事に統一感のない(!?)選曲となりました。 なお、INDEXページ(ジャンル別、アーティストのアルファベット順)も更新しました。INDEXページへは、下のリンク、もしくは本ブログのトップページ右欄(フリーページ欄)からお入りください。 アーティスト別INDEX~ジャズ編(A-J)へ → つづき(K-Z) アーティスト別INDEX~ロック・ポップス編(A-E)へ → つづき(F-N)・つづき(O-Z) アーティスト別INDEX~ラテン系(ロック・ポップス)編へ アーティスト別INDEX~邦ロック・ポップス編へ下記ランキングに参加しています。応援くださる方は、各バナー(1つでもありがたいです)をクリックお願いします! ↓ ↓
2013年12月25日
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It’s Christmas Time~クリスマスソング集(その10、最終回) 和洋とりまぜて、などと言っていた割には途中から洋物が続いてしまいましたが、今回で一区切りとします。最後は日本のクリスマスの定番曲で締めようと思います。山下達郎の「クリスマス・イブ(Christmas Eve)」です。 元々、この曲は1983年のアルバム『MELODIES』に収録され、同年末に12インチシングルとしてリリースされました。その後も限定版シングル(もちろんレコード時代の話です)が出ていましたが、何年も経ってからJR東海のCMソングに使われたことで一気に有名になり(1989年にオリコン1位を記録)ました。その後も何度かリミックスが行われては再リリースされ、クリスマスの定番曲となっています(今年も“30周年記念”としてリリースされてチャートインしているようですね)。 まずは懐かしのCM映像(もちろんバックにはこの曲です)をご覧ください。*2022年、映像を差し替えました。 実は、この曲には英語で歌ったヴァージョンも存在します。元々はビデオのみでのリリース(1991年)だったのですが、CD化の声を受けて1993年のクリスマス盤に収録されたとのことです。以下のビデオで、英語ヴァージョンの方をお楽しみください。*2022年、映像を差し替えました。 ↓「クリスマス・イブ」の30周年記念盤(英語ヴァージョンも収録)↓ 【RCP】【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】[枚数限定][限定盤]クリスマス・イブ(30th ANNIVERSARY EDITION)(初回限定盤)/山下達郎[CD+DVD]【返品種別A】 ↓オリジナル・アルバムの30周年リマスター版↓ 【RCP】【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】【送料無料】MELODIES(30th Anniversary Edition)/山下達郎[CD]【返品種別A】 次のブログランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2013年12月24日
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It’s Christmas Time~クリスマスソング集(その9) 調子に乗ってもう一つ、誰も振り向かなさそうな(?)クリスマスを題材にした曲を行ってみたいと思います(笑)。“酔いどれ詩人”として知られるトム・ウェイツ(Tom Waits)の1978年のアルバム『ブルー・ヴァレンタイン』所収のナンバーです。 得意な楽器は“語彙(ボキャブラリー)”と自分で言っているだけあって、トム・ウェイツの本領発揮の場面の一つはライヴです。「きよしこの夜(Silent Night)」をイントロにして、この「ミネアポリスの女からのクリスマス・カード」へと移行し、最後に再び「きよしこの夜」に戻ってくるという弾き語り演奏です。 どうもクリスマスに相応しくない、と言われてしまうかもしれませんが、何よりこの人の歌(とくに70年代に顕著と思います)は、情景(詞のシーン)が自然と脳裏に浮かぶという不思議な魅力を持っているように感じます。そう思えば、娼婦からの手紙を受け取ったチャーリー(この曲の主人公)の姿を思い浮かべながら、ウィスキー片手にクリスマスシーズンの夜を過ごすというのも、いいのかもしれません(笑)。 【RCP】【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】ブルー・ヴァレンタイン<リマスター2010>/トム・ウェイツ[CD]【返品種別A】 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、ひとつでも“ぽちっと”応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2013年12月23日
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It’s Christmas Time~クリスマスソング集(その8) 70年代の地味なクリスマス曲を1つ取り上げてみたいと思います。“深遠なるアメリカ”を求めて音楽的な旅を続けた、偉大なるザ・バンド(The Band)のナンバーですが、この曲を発表した時点では、メンバーも分裂・解散状態にあり、結果的には契約をこなすべくリリースされたアルバム『アイランド(Islands)』(1977年リリース)のA面の片隅に置かれていた曲です。 クリスマスらしいというよりは、ザ・バンドらしいといった感じの曲ですが、後にこの曲の別ヴァージョンも発表されました(『南十字星』の再発時のボーナス曲として収録)。そちらのヴァージョンもどうぞ。 う~ん、別ヴァージョンでアレンジが変わってもやっぱりザ・バンドですね(笑)。クリスマスシーズンにもあまり耳にすることはないナンバーですが、この地味さ加減が何気に気に入っています。毎年このシーズンになると街では定番曲ばかりが繰り返し流れてしまいがちです(昨日も街へ出ましたが、ある店で定番曲のオンパレードを耳にしました)。ある種ワンパターン化していますが、たまにはこういう渋いのも取り混ぜて欲しいものです。[収録アルバム]The Band / Islands(1977年)←オリジナル・ヴァージョン収録。The Band / Northern Lights-Southern Cross(1975年)←2001年再発時の追加ボーナストラックとして、別ヴァージョン収録。 【送料無料】アイランド(初回生産限定) [ ザ・バンド ] 【RCP】【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】[期間限定][限定盤]南十字星/ザ・バンド[CD]【返品種別A】下記ランキングに参加しています。お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2013年12月21日
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It’s Christmas Time~クリスマスソング集(その7) うってかわって、再び“しっとりな”洋楽クリスマス・ソングを取り上げたいと思います。ロック界の姉御ことクリッシー・ハインド率いるプリテンダーズ(The Pretenders)によるクリスマス・ナンバーです。 彼らには「2000マイルズ」という、クリスマスによく取り上げられる名ナンバーもあるのですが、今回はこちらのカバー曲を選んでみました。元々は1940年代にミュージカル映画用にレコーディングされ、後にフランク・シナトラが歌って定番曲となり、現在まで様々なアーティストによってカバーされてています。 クリッシー・ハインドのヴォーカルはシャウト系でもなく、声質もストレートで澄んだ感じなので、こういう曲をやるときれいに決まりますね。比較的最近(といってももう5~6年はなるでしょうか)では、クリスティーナ・アギレラもこれをやっていましたが、少々ねっとりしすぎていて、個人的にはこのプリンテンダーズのヴァージョンのようなシンプル&クリアなものの方が好きだったりします。 ちなみに、上記のオリジナルはジュディ・ガーランド(Judy Garland)による、『若草の頃(Meet Me In St. Louis)』の挿入歌です。せっかくですので、そちらもよろしければご覧ください。 [収録アルバム]Various Artists / A Very Special Christmas(クリスマス・エイド1)(1987年) 【RCP】【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】【送料無料】クリスマス・エイド/オムニバス[CD]【返品種別A】 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2013年12月19日
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It’s Christmas Time~クリスマスソング集(その6) 先回に続いて日本の80年代ものをさらにもう一つ。今回は、若々しくて、少々元気のあるクリスマス曲を行ってみたいと思います。しばらく前に取り上げたGWINKO(ギンコ)のデビュー盤『YESTERDAY TODAY FOREVER』(1987年)に収められた曲で、「Gwinko’s Christmas Carol(ギンコのクリスマス・キャロル)」です。 デビュー当時は14、15歳の中学生ということで、末恐ろしい(!?)少女だったわけです。過去記事にも書きましたが、あまりに時代を先取りしすぎていて当時の日本のオーディエンスには十分に受け止められなかったといった感じでしょうか。 実際、このビデオを見ても、映像の作りや振り付け、演奏自体には確かに80年代の香りが漂っているのですが、歌だけに集中すると、どうでしょう(!)。GWINKOのヴォーカルは、10年後、20年後の日本の音楽シーンを先取りしていたということがよく分かります。結果、いま聴くと“なるほど歌はうまいけど、このタイプのヴォーカルは他でも聴けそう”なんて言われてしまいそうです(笑)。 しかし、80年代後半の時点でこれをやっていたというのは、日本のポップ・シーンでは実に特異だったわけです。安室奈美恵もSPEEDもまだ現れていない時代、“昔々、あるところにGWINKOと名乗る少女がおりました…”みたいな話に落ち着いてしまうのですが、時には思い出してみるのもいいのではないでしょうか。[収録アルバム]GWINKO / YESTERDAY TODAY FOREVER(1987年)↓アルバムは残念ながら廃盤ですが、中古で探せば見つかったりします。↓ 【中古】【CD】GWINKO /YESTERDAY TODAY FOREVER(廃盤)下記ランキングに参加しています。お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2013年12月18日
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クリスマス曲をシリーズにして取り上げていますが、ここらで一度、INDEXページ(ジャンル別、アーティストのアルファベット順)を更新しておきます。INDEXページへは、下のリンク、もしくは本ブログのトップページ右欄(フリーページ欄)から入りることができます。お気に入りのアルバムやアーティストの過去記事を探しながらお楽しみください。 アーティスト別INDEX~ジャズ編(A-J)へ → つづき(K-Z) アーティスト別INDEX~ロック・ポップス編(A-E)へ → つづき(F-N)・つづき(O-Z) アーティスト別INDEX~ラテン系(ロック・ポップス)編へ アーティスト別INDEX~邦ロック・ポップス編へ下記ランキングに参加しています。応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2013年12月17日
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It’s Christmas Time~クリスマスソング集(その5) 今回は、先に過去記事で取り上げた佐野元春の『カフェ・ボヘミア』に所収の、「Christmas Time In Blue –聖なる夜に口笛吹いて-」をお届けします。アルバムは1986年発表なのですが、この曲はシングルとして前年(1985年)末にリリースされました。レゲエ調のリズムが効いた、人気の高いクリスマス曲です。 上のものはオリジナル・ヴァージョンなのですが、後で作られた以下のビデオもなかなかいいのではと思い、あわせて掲載したいと思います。 こちらのビデオは、元のヴァージョンに比べて演奏時間もだいぶ長いものになっています。最後の部分では「サンタが街にやって来る(Santa Claus Is Coming To Town)」が組み込まれていますが、きっとこれはB・スプリングスティーン(参考過去記事はこちら)の影響でしょうかね(笑)。あと、余談ではありますが、このビデオの前半みたいな人がクリスマスシーズンの街中にいると、怪しくて仕方ありませんね(爆)。 それはさておき、真面目な話ですが、“平和な町も、戦ってる町も”はともかくとして、“よく働く人も、働かない人も”とか“お金のない人も、あり余ってる人も”みたいに言えたのは、ある意味、80年代当時の時代背景を反映しているように思います。近頃では“格差社会”みたいな単語まで一般的になってきて、こういう“ストレート”な表現は批判の対象にすらなってしまいそうな気がします。当時は日本社会に勢いや余力があったといえばそれまでなのかもしれませんが、上のようなメッセージが表現しづらくなってきた昨今の世知辛さのようなものまで思わず想像してしまいました…。[収録アルバム]佐野元春 / Café Bohemia (1986年) 【Aポイント付+メール便送料無料】佐野元春 / Cafe Bohemia[CD]【J2013/2/20発売】 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、ひとつでも“ぽちっと”応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2013年12月15日
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It’s Christmas Time~クリスマスソング集(その4) 1996年当時、この曲の収められたアルバムが発売された頃、CDショップでジャケットは散々眺めていたものの、実際に買って聴くということはありませんでした。だいぶ時が流れ、中古CDをふと見つけた時にその記憶がよみがえり、その結果始めて聴いたのですが、最初にいちばん印象に残ったのがこの曲でした。 ナタリー・コール(Natalie Cole)は、かのナット・キング・コールの実の娘で、70年代にデビューしてからは主にR&Bやポップ系の曲(参考過去記事「ピンク・キャディラック」)を歌っていたのですが、90年代に入ってからはジャズ曲も手掛けるようになりました。このクリスマス曲は、もともとメル・トーメが1940年代に書いたもので、ナタリーの父ナット・キング・コールの歌唱でよく知られています。 そんな彼女がクラシック畑の大物2人(ホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴ)とウィーンで行ったクリスマス・コンサートでこの曲を披露したものです。その経緯だけでも十分に感慨深いわけですが、実際、期待を裏切らない熱唱だったと言えるんじゃないかと思います。[収録アルバム]José Carreras, Natalie Cole & Plácido Domingo / A Celebration of Christmas(夢のクリスマス~クリスマス・イン・ウィーン) (1996年) 12/12(木)9:59までスマホからのエントリーでポイント14倍!【中古】輸入クラシックCD JOSE CARRERAS / NATALIE COLE / PLACIDO DOMINGO / A CELEBRATION OF CHRISTMAS[輸入盤]fs3gm【05P22Nov13】【画】 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2013年12月14日
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It’s Christmas Time~クリスマスソング集(その3) 第1回目の「走るそよ風たちへ」とキャストがかぶってしまいますが、麗美のほか小林明子、永井真理子、辛島美登里という、“癒し系”(当時そんな言葉はなかったか…)の女性ヴォーカル4人をフィーチャーした「Merry Christmas To You」です。 80年代から90年代にかけて存在したファンハウス(その後の吸収合併などによって、今ではこの名称すら消えてしまいました)の企画アルバム(『Merry Christmas To You』、ちなみに「走るそよ風たちへ」は彼女自身のアルバム発売以前にここにも収録)からの表題曲です。同盤に参加の当時の所属女性シンガー4人が揃って歌っているものです。 各メンバーはいろんな形でこの曲をレパートリーにしたようです。今回はおまけでもう2つほどご覧ください。まずは辛島美登里と麗美のデュオで、同曲をやっている映像です。 さらにもう一つ、ソロで歌っているものです。辛島美登里のヴァージョン(シングルB面として、4人のヴァージョンの翌年に発表)をお聴きください。 [収録アルバム]オムニバス / Merry Christmas To You (1989年) 12/12(木)9:59までスマホからのエントリーでポイント14倍!【中古】その他CD オムニバス/MERRY CHRISTMAS TO YOUfs3gm【05P22Nov13】【画】 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2013年12月13日
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It’s Christmas Time~クリスマスソング集(その2) 今年は和洋取り混ぜながらのクリスマスソング集ということで、第2回目は洋モノです。ボン・ジョヴィのヴォーカル、ジョン・ボン・ジョヴィ(Jon Bon Jovi)による、「プリーズ・カム・ホーム・フォー・クリスマス(Please Come Home For Christmas)」です。彼のヴォーカルの魅力がうまく活かされた歌唱です。 この同じ曲はだいぶ前にイーグルスのものを記事にしましたが、その時は動画貼り付けの機能もなかったので、この機会についでに紹介しておきます。イーグルスが1978年にシングルヒットさせたときは邦題が「ふたりだけのクリスマス」でした。 イーグルスらしい、味がありながらさらりとした歌と演奏に仕上がっています。このイーグルスのヴァージョンか、こってり気味のヴォーカルのジョン・ボン・ジョヴィか、あなたはどちらがお好みでしょうか(私はどちらか一方と言われても、ジョンのヴォーカルが大好きなためになかなか決めきれないですね…)。[収録アルバム]Various / A Very Special Christmas 2 (クリスマス・エイド2) (1992年) ←ジョン・ボン・ジョヴィのヴァージョン収録。Eagles / The Very Best of Eagles(2枚組ベスト盤) (2003年) ←イーグルスのヴァージョン。元はシングルのみでしたが、こちらの2枚組ベスト盤には収録されています。 【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】【送料無料】クリスマス・エイドII/オムニバス[CD]【返品種別A】 【当店専用ポイント(楽天ポイントの3倍)+メール便送料無料】イーグルスEagles / Very Best Of (輸入盤CD) (イーグルス) 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2013年12月11日
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It’s Christmas Time~クリスマスソング集(その1) 12月に入り、冬の足音が聞こえると同時に街でもクリスマスらしさが目立つようになりました。毎年、直前になってからクリスマス関係の曲を思い出しては大慌てでアップするというパターンが多いのですが、今年は準備周到に(?)早めにスタートしたいと思います。何曲続くかはわかりませんが、洋邦取り混ぜながら、個人的に記憶に残っているクリスマス・ソング集をお送りしたいと思います。 第1回目となる今回は、麗美(Reimy)の曲です。彼女は沖縄出身のシンガーソングライターで、80年代に松任谷夫妻の秘蔵っ子として期待されました。クラリオンガールの堀川まゆみの実妹ということでも注目されました。90年代からはREMEDIOSの名で映画音楽などを手掛けているようですね。 そんな彼女の作品の中で個人的にはベストというのが1990年の『走るそよ風たちへ』というアルバム。その表題曲「走るそよ風たちへ」をどうぞ。 のっけから重たい雰囲気の曲を選んでしまいましたが、米軍基地を抱える沖縄出身の麗美がある時に横須賀の基地での体験をもとに書いた曲だとか。戦争が起きた時には真っ先に兵士として先頭に立つであろう若者たち。街の平和とは異なる金網の向こう側で訓練される彼らが“活躍する日は来なくてもいい…”、でも“Have a Merry Christmas”という、なかなか思い切ったメッセージです。 サビ部分で外国語(ドイツ語とポルトガル語)のコーラスが追いかけてくるという作りになっていますが、多国語にすることで、個別の基地体験を超えてよりユニバーサルなメッセージ・ソングになっているように思います。実際、私自身もこの曲の誕生エピソードを知るまでは、どこの国とかいうイメージなく、クリスマスを迎える兵士たちというイメージで聴いていました。後で日本での体験が元になっていると知って、曲作りの上手さに改めて感動したものです。(追記:2016年12月、切れていた映像リンクを更新しました。)[収録アルバム]麗美/走るそよ風たちへ(1990年) 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、ひとつでも“ぽちっと”応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2013年12月09日
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本ブログのアクセス数が41万アクセスを超えました。いつもご覧くださる皆様も、偶然訪問くださった皆様も、あらためて感謝申し上げます。2013年も残すところ少なくなってきましたが、引き続きよろしくお願いします。↓下記のブログランキングに参加しています。よろしければ、ぜひクリックで応援ください!↓
2013年12月08日
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INDEXページ(ジャンル別、アーティストのアルファベット順)を更新しました。最近の記事を追加しています。| INDEXページへは、下のリンク、もしくは本ブログのトップページ右欄(フリーページ欄)からお入りください。 アーティスト別INDEX~ジャズ編(A-J)へ → つづき(K-Z) アーティスト別INDEX~ロック・ポップス編(A-E)へ → つづき(F-N)・つづき(O-Z) アーティスト別INDEX~ラテン系(ロック・ポップス)編へ アーティスト別INDEX~邦ロック・ポップス編へ下記ランキングに参加しています。応援くださる方は、各バナー(1つでもありがたいです)をクリックお願いします! ↓ ↓ にほんブログ村 : 人気ブログランキング:
2013年12月08日
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ジョン・レノンを偲んで2013(その2) さて、前回のポール選曲の3曲の中から、さらに独断と偏見で1曲をピックアップしてみたいと思います。「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー(Srawberry Fields Forever)」です。 元のビートルズ・ヴァージョンを別にして、個人的に最高の出来と思うのは、トッド・ラングレン(Todd Rundgren)のこれです。1976年のトッドのアルバム『誓いの明日(Faithful)』に収録されています(同盤所収のビートルズ曲としては「レイン」もお気に入りです)。 もちろん他にも数多くこの曲のカヴァーは存在するわけですが、ジョン没後でもっとも知られているものと言えば、キャンディ・フリップが1990年にイギリスでヒットさせたこれではないでしょうか。こちらも非常によくできたヴァージョンです。 今回はもう1つおまけで、一風変わった「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」もご紹介したいと思います。アルゼンチンのバンド、ロス・ファブロソス・カディラクス(Los Fabulosos Cadillacs)とブロンディのヴォーカル、デボラ・ハリー(Deborah Harry)の共作ヴァージョンです。ちなみに、ロス・ファブロソス~は、スカ、レゲエ、ジャズなどを組み合わせた音楽をやっていて、ここでもその本領が発揮されています(アルゼンチンのバンドなので詞の一部がスペイン語訳になっていますね)。 ↓トッド・ラングレンのアルバム。「ストロベリー~」の他に「レイン」も収録。↓ 【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】誓いの明日/トッド・ラングレン[CD][紙ジャケット]【返品種別A】↓キャンディフリップは廃盤なんでしょうか…。とりあえず見つけたアナログ盤。↓ CANDY FLIP / STRAWBERRY FIELDS FOREVER【アナログ盤レコード】↓ベスト盤ですが、ロス・ファブロソス・カディラクスのヴァージョン収録盤。↓ Los Fabulosos Cadillacs ロスファブロソスカディラクス / Obras Cumbres 輸入盤 【CD】下記のブログランキングに参加しています。応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2013年12月07日
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ジョン・レノンを偲んで2013(その1) 12月8日(日本時間9日)といえば、音楽ファンの間では忘れがたいジョン・レノン(John Lennon)が凶弾に倒れた日。そろそろ33年目のこの日が近づいてきました。毎年、この時だけというわけではないにせよ、折角なので思い出して何か曲を取り上げようと思ったものの、あれこれ悩んで決められない気分になってしまいました、そんな時、ふとこれを思い出しました。 1990年のリヴァプールでのコンサートでの、ポールの選曲による“ジョンらしい3曲”のメドレーです。ビートルズ解散後、ポールはビートルズの遺産を引きずらぬよう振る舞っていましたが、この頃からビートルズの曲も次第に遠慮せずにできるようになったように思います。このライヴでは“ジョンに捧げる曲”として、「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー(Strawberry Fields Forever)」、「ヘルプ!(Help!)」、「平和を我等に(Give Peace A Chance)」を演っています。最初のインタヴィーがまどろっこしいという方は少し飛ばして2:15辺りからご覧ください。 ポールが歌っているジョンの曲というと、アンチ・ポールのジョン・ファンから苦情が来てしまいそうですが(何を隠そう筆者もジョン派だったりしますが)、ここはちょっとポールの度胸を買ってみたいと思います。 冷静に考えれば、どう考えたって、元のジョンを超えることはできません(実際、元のジョンの歌の方が“らしい”と思います)。唯一の付加価値は、“今は亡きジョンのためにかつての盟友が歌う”という事実だけです。自分がこの時点のポールだったなら、果たしてこういう冒険をする気になれたかどうか…自信がありません。 この後もクレジットの問題(過去の“レノン=マッカートニー”名義の作品のクレジットをポールが“マッカートニー”を先に持ってきた)で揉めたりするわけですし、“不仲か盟友か”みたいな議論も絶えませんが、このパフォーマンスはとにかくよかったのではないでしょうか。 “70歳を超えた”天国のジョンが何を思っているかなど知る由もありませんが、ここは“ポールに拍手”ということで、素直にジョンを思い出しながら浸りましょう…。下記のブログランキングに参加しています。応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2013年12月06日
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暗さ極まった音楽は絶望の淵から人を救う…? いきなりこう言うのも何だけれど、こんなに暗いアルバムはまずお目にかかれない。そもそも表題が『生きていてもいいですか』とは、冗談ぬきに暗過ぎる。アルバム収録曲にこれと同じ表題の曲はないのだけれど、ひとたび全編を通して聴けばわかるように、7.「エレーン」の中には、“生きていてもいいですか”という詞が登場する。 そう言えば、昔、確か中学時代のある先生が言っていたことを思い出す。“落ち込んだ時には暗い曲を聴くほうがいい”。本当に沈んでいる人間に明るい曲を聴かせたところで、外部のものとしてしか響かず、結局はその沈み込みを解消しない。けれども、本当に暗い曲を聴けば、沈み込んだ人はその曲に溶け込んでいき、暗さの中に一筋の希望を見出し得る。たぶんそんなことを言っていたように記憶していて、ベートーベンの「運命」が例に挙げられていたように思う(昔の記憶なので細部が微妙に違っているかもしれないけれど)。この話をしてくれた先生は相当の変人で、他にも訳のわからぬ話(例えば、授業の一言目が“君たち、宇宙人は本当にいると思うか?”など)をしてくれて、最後にはイギリスへ留学に行くとか言ってやめてしまった人なのだが、この“暗い曲”の話は中でもやたらと印象に残っている。 さて、話を元に戻して、よく言われるのは本盤は中島みゆき本人が失恋の最中に作成したアルバムということ。その恋愛の真相はともかく、“落ち込んだ人”の心情を完璧なまでに反映した作品であることは間違いない。明るい気分の人が聴くアルバムではない。けれども、このアーティストの凄いところは、暗い気分の人が聴いても自殺したくならない、むしろ生きようと思う方向に導いてくれるところにあるんじゃないかと思ったりする。 冒頭の1.の「うらみ・ます」からして、最初の詞が“うらみ~ます、[中略]、あんたのこと、死ぬま~で~”だから、怖いことこの上ない(後日談では、本人曰く、これは“スタジオ・ライヴ”だったとか)。同じように悲壮感漂う7.「エレーン」は、無残に殺害されて見つかった外国人娼婦の話に基づいているそうだが、これまた“エレーン、生きていてもいいですかと、誰も問いたい/エレーン、その答えを誰もが知っているから、誰も問えない”と暗さの極み(上述の通り、アルバム表題の『生きていても~』はここから採られたと思われる)。暗い曲ベスト2をとりあえず挙げてしまったが、5.「船を出すのなら九月」、9.「異国」(これまた“百年してもあたしは死ねない、あたしを埋める場所などないから/百億粒の灰になってもあたし、帰り支度をし続ける”という歌詞で決定的に暗い!)は、本盤収録曲中で7.と並んで個人的にお気に入りの好曲。 さて、ここのところ長らく、日本の自殺者数が増加しているという報道を踏まえつつ、声高に言いたい。このアルバムは聴くに値する。たぶん多数の人を絶望の淵から救い出す力を秘めている。人間、下ばかりを見て生きるのはなんだけど、ここまでの絶望感を漂わせる(それが本当か演出かなど関係なく)のは、尋常ではない。この暗さを耳にすれば、自己にもなにがしかの希望が見えて来るんじゃないだろうか…、そんな余計なことまで考えさせられてしまうくらい、強烈なインパクトを秘めたアルバムである。 しつこいまでに繰り返してしまうけれど、ハッピーな人が聴いても何も響かないかもしれないのでご注意を。とか何とか言いながら、かつて筆者も一時、このアルバムを頻繁に聴いたこともあるのだけれど(笑)。[収録曲]1. うらみ・ます2. 泣きたい夜に3. キツネ狩りの歌4. 蕎麦屋5. 船を出すのなら九月6. ←記載忘れではなく、もともと“無題(空白)”のインタールード的なインスト曲です。7. エレーン8. 異国1980年リリース。↓ジャケットも暗いです(笑)↓ 【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】【送料無料】[枚数限定][限定盤]生きていてもいいですか/中島みゆき[CD]【返品種別A】 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、ひとつでも“ぽちっと”応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2013年12月04日
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一時の流行かと思いきや…長く聴き続けられる名作 佐野元春は1956年東京生まれのロックミュージシャンで、1980年にデビュー。それから30年以上を経た現在も活動中のミュージシャンである。80年代当時、洋楽のイディオムを日本語の曲の中に持ち込んだミュージシャンでもあり、例えば初期の曲などでは“これってブルース・スプリングスティーン?”みたいな所が多分にあったりする。 1986年発表の本盤『カフェ・ボヘミア(Café Bohemia)』では、スタイル・カウンシルに代表される当時のイギリス音楽シーンの影響を大きく取り込み、録音は東京で行われたものの、ミキシングの一部はロンドンでこのムーヴメントを引っ張っていたアラン・ウィンスタンレーによって行われている。楽曲自体はイギリスやフランスなどに行った体験に基づいたものとのことで、演奏はザ・ハートランド(本盤ジャケには“A Young Soul Ensemble THE HEARTLAND”と表記されている)との共演による最初の盤となっている。 「SOMEDAY(サムデイ)」で既に人気に火がついていた佐野元春であったが、本盤に先行して出されていたシングル「Young Bloods(ヤングブラッズ)」(1985年)は、初のトップ10入りシングルとなり、この曲とあわせて、同年末リリースの年末シングル「Christmas Time In Blue -聖なる夜に口笛吹いて-」もこの『カフェ・ボヘミア』に収録されることとなった。 全体としては、コンセプト・アルバム風の作りで、様々な音楽要素を取り込んでセンス良く組み合わせている。詞も(佐野元春は、もともと“言い放つ感じ”で歌うヴォーカリストだから詞は聞き取りにくいのだけれど)、一捻りも二捻りも利いていて、単純になっていないところがいい。 四半世紀以上経って、いま思えば、80年代の日本の音楽シーンの中で、よくぞ本盤は受け入れられたことだと思う。アルバムとしては、『No Damage』の1位には及ばず『カフェ・ボヘミア』はオリコンチャート2位が最高位だったものの、この数字は日本の“歌謡界”に新風を送り込んだことを意味していると思う。アイデアの源泉がたとえアメリカやイギリスにあったとしても、それを日本語で歌い、日本の音楽界に広めた功績は計り知れないくらい大きいものだったんじゃないだろうか。しかも、その作りがしっかりしたものであったことは、“古めかしく聞こえない”という点で確認できる。同時期のスタイル・カウンシルなどは、いい音楽ではあるし好きではあるのだけれど、21世紀の現在となってはどこか色褪せて聞こえる。それに比べ、佐野元春の本盤は“21世紀に出た盤です”と嘘をつかれて聴いてみても、そう思わされてしまいそうな気がする。[収録曲]1. Café Bohemia (Introduction)2. 冒険者たち3. 夏草の誘い4. カフェ・ボヘミアのテーマ5. 奇妙な日々6. 月と専制君主7. ヤングブラッズ8. 虹を追いかけて9. インディビジュアリスト10. 99ブルース11. Café Bohemia (Interlude)12. 聖なる夜に口笛吹いて13. Café Bohemia (Reprise)1986年リリース。 【送料無料】Cafe Bohemia(Blu-spec CD2) [ 佐野元春 ]下記のブログランキングに参加しています。応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2013年12月02日
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