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さて2023年5月が終わりました。 今月は日経平均ズやTOPIXは好調でしたが、私が専門としている中小型の優待バリュー株にはその恩恵が全然ちーとも「降りてこない」感じで非常に苦戦する一カ月となりました。 次に今月の成績ですが、対2022年末比で*.*%となりました。対TOPIXでの劣後は過去にあまり体験が無いくらいのレベルに達しており滅茶滅茶苦しい状況が続いています。 ポートフォリオに関してですが、TOP50銘柄を改めて徹底的に査定し直し、最新の戦闘力に応じてかなり大幅に入れ替えました。言えるところだと、「ある程度の大型株でかつ低PBR」という今の相場で評価されやすい4676フジメディアHDなんかを大きく買い増ししました。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
May 31, 2023
さて今日は株式投資本オールタイムベスト137位投資の科学 (マイケル・J・モーブッシン著、日経BP社) の第5弾です。 今日は第2章 投資と投資ビジネス から。 過去10年間では、アクティブファンドの4分の3以上の利回りがベンチマークの利回りを下回った。 (ただ)長期間にわたって、ベンチマークよりも高い利回りを達成するアクティブファンドもある。そのようなアクティブファンドがなぜ成功しているかという理由を導き出すために、、、データをまとめた。 ポートフォリオの回転率(銘柄入れ替え率)-低い。 ポートフォリオの集中 特定銘柄への集中度合いがインデックスよりも高い。 投資スタイル 大多数は、バリュー投資のアプローチ。 地理的な立地条件 最上級の成果を上げたファンドの運用会社は、シカゴ、ソルトレイクシティ、メンフィス、オマハ、ボルチモアのような都市を拠点にしている。 バリュー投資家としての視点で銘柄を選定し、良い銘柄に資金を集中して中長期でそれを保有するのが、インデックスを上回る良いやり方である、というのは体感的にも理に適っていますね。 ただ良いアクティブファンドの運用会社が田舎に多いというのは、なかなか面白い指摘だなと思いました。でも言われてみると、ここ日本でも田舎に住んでいるS級・超A級の個人投資家って結構たくさんいる気がします。 都会の方がオフ会も圧倒的に多いですし投資には絶対的に有利な気がするのですが、「情報過多で逆にマイナスに働く」のでしょうか? いったいどうしてでしょうね。? (続く)
May 30, 2023
さて今日は2021~23PF概況シリーズです。 232位 2805 ヱスビー食品 (東S、3・9月優待) ○ PF時価総額232位は、カレー粉が創業事業で、スパイスシェア6割程度で首位のヱスビー食品です。 現在の株価は3540円、時価総額482億円、PBR0.68、自己資本比率は48.2%、今期予想PER10.18、配当利回り1.8%(62円)、総合利回り2.3%(62+20=82円)で、優待は100株保有で年2回、1000円相当の自社商品です。尚、3年以上継続保有(3月・9月の株主名簿に同一株主番号で連続7回以上記載)の場合は2000円相当にランクアップします。 今日は私が頂いた過去の優待品をいくつか見ておきましょう。 こうして見ると、ヱスビー食品はまさに社名通り「スパイス&ハーブ」を軸として、多彩でクオリティの高い商品を生み出していることが分かりますね。♬ 今日は具体的に1つだけ優待品の実際の使用例を見ておきましょう。 エスビー食品優待の濃いシチュー 優しい味でうまーい。 いやあ、ヱスビー食品の優待品は毎日の食生活を色彩豊かなものにしてくれますね。♬ ここは高い知名度と実力を兼ね備えた素晴らしい銘柄であり、未だに東証スタンダード所属銘柄であるというのがちょっと俄かには信じられないくらいですが、ま、これからも現行の優待制度が続く限りはのんびりとホールドして応援していく予定です。
May 29, 2023
さて今日は2022~23主力株概況シリーズです。64位 4624 イサム塗料(東S、3月優待) ◎◎ PF時価総額64位の上位銘柄は、自動車補修用塗料に強みを持つイサム塗料です。 現在の株価は2752円、時価総額55億円、PBR0.33、自己資本比率は81.2%と鉄壁、今期予想PER11.40、配当利回り1.8%(50円)、総合利回り2.5%(50+20=70円)で、優待は100株保有で2000円相当のクオカードです。 イサム塗料は非常に地味な銘柄ですが、過去25年間一度も赤字が無くかつネットネット株(NNWC式)でもあります。一般的に言ってネットネット株と言うのは本業がボロボロで赤字連発だったり、資産の質が低かったりとなにがしかの「大きな欠点」があることが多いですが、ここは本業も好調ですし、資産の内容を見ても現金49億円、有価証券13億円、投資有価証券53億円、長期預金13億円などと全く問題ありません。 つまりイサム塗料は「玉石混合のネットネット株魔界」の中では珍しいくらいのいい方の「玉」、ピカピカ健全ネットネット株という事ですね。 私は2022年9月にここに参戦しました。そしてその後「イサム塗料は資産の質が良く、更に安定して利益を出しているハイクオリティなディープバリュー株だ。これはポートフォリオ上位で戦えるだけの十分な力があるな。」と考えたために買い増しし、それで今回初の上位進出を果たしてきました。 自分が専門とし非常に得意としている「優待ディープバリュー株」でもあり、今後末永くホールドして楽しく応援していく予定です。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
May 28, 2023
さて今日は2021~23PF概況シリーズです。231位 2296 伊藤ハム米久ホールディングス(東P、3月優待) ○ PF231位は、伊藤ハムと米久の経営統合で誕生し、ハム&ソーセージで首位の伊藤ハム米久ホールディングスです。 現在の株価は717円、時価総額2060億円、PBR0.76、自己資本比率は61.5%、今期予想PER13.61、配当利回り3.5%(25円)、総合利回り4.2%(25+5=30円)で、優待は1000株保有で5000円相当の自社グループ商品です。 ハム&ソーセージ首位の実力は伊達ではないです。凄く美味いハムですね。早速使用例を見てみましょう。 キャベツとトマトと優待ハムのっけパン 厚切り優待ハムのグラタン 伊藤ハム米久ホールディングスは指標的な割高感もありませんし、ポートフォリオ中位としては大安心してホールドしていけるとても良い銘柄であると考えています。
May 27, 2023
さて今日は通常の2021~23ポートフォリオ概況シリーズです。 230位 4927 ポーラ・オルビスホールディングス (東P、12月優待) △ PF時価総額230位の中堅銘柄は、化粧品4位で高級品のポーラ、通販のオルビスが2大ブランドのポーラ・オルビスHDです。私は株価上昇によってずいぶん昔に手放したきりだったのですが、少し株価水準が下がってきたので2022年3月に100株、2022年9月に更に300株を追加して久々にホルダーに復帰しました。 現在の株価は1989円、PBR2.57、自己資本比率は83.0%で鉄壁、今期予想PER45.83、配当利回り2.6%(52~53円)、総合利回り3.4%(52+15=67円、1P=100円換算)で、優待は100株保有で15ポイント(優待は株主優待カタログ掲載商品と交換可)などです。 ポーラオルビスHDは指標的な割安感はほとんどありませんが、ま、化粧品会社というのは大体どこも優待パワーで株価は高く評価されるものですし、その意味では妥当な株価位置だと考えています。これから再び優待を楽しみにのんびりとホールドしていく予定です。
May 26, 2023
さて、今日も明日の主力株候補を求めて2021~23ポートフォリオ概況シリーズを続けます。 229位 7590 タカショー (東P、1・7月優待) △ PF229位は、ガーデニング取り扱い国内トップ級のタカショーです。 現在の株価は720円、時価総額127億円、PBR0.95、自己資本比率49.3%、今期予想PER18.85、配当利回り2.2%(16円)、総合利回り2.6%(16+3=19円、利回りは500株保有時。1P=0.5円で換算)で、優待は下記のように色々あります。 分かりやすくまとめると、100株保有で1・7月にカタログ商品の割引販売 100株保有で7月株主にオリジナルカレンダー 及び、1月株主に500株保有で3000ポイントなどの株主優待ポイント(株主専用ウェブサイトに要登録、ポイントに応じて同サイトにてガーデニング関連商品と交換可)です。 今日は私が過去に頂いた1000株優待品をいくつか見ておきましょう。 タカショーは、貴重で稀少な1・7月優待銘柄であることを考えると、優待族的にはまずまず良い銘柄と言えると思います。
May 25, 2023
さて今日は2022~23主力株概況シリーズです。63位 7463 アドヴァングループ (東S、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額63位は、石材、タイルから水回り周辺までハイエンドな建材を海外から輸入して販売しているアドヴァングループです。 ここは2021年に543位で出ていたのですが、その時に「あれ?アドヴァン、滅茶苦茶いい銘柄だな。こんなに下の順位じゃ申し訳ない。直ぐに優待MAXの1000株まで買い増ししよう。」と考えて少し順位を上げていました。 その後、 2022年4月6日に発表になった決算で次期が減益予想だった ことから株価は大きく下落しました。(上記データはSBI証券より引用) ただその時点で配当利回りが5%を大きく超えており、また指標的にも十分に割安で既に減益予想を織り込んだ水準にあると感じたこと、アドヴァングループはこの数年業績上方修正を繰り返していて次期も保守的な予想となっている可能性があること、財務状態が鉄壁であることなどをよくよく考えました。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) そして自分としては「今の株価水準なら、ポートフォリオ上位で戦えるだけの十分な力がある。」と考えて更に買い乗せしました。そしてその結果、2022年にアドヴァン史上初の上位進出を果たしました。そして今シーズンもその地位を安定的に維持してここで登場してきました。 現在の株価は967円、時価総額520億円、PBR0.85、自己資本比率は65.6%、今期予想PER10.60、配当利回り4.1%(40~50円)、総合利回り4.7%(40+5=45円)で、優待は100株保有で500円相当、1000株保有で1000円相当のクオカードなどです。 アドヴァングループはとても力のある銘柄であり、株価4桁に評価されても全く不思議ではないと考えています。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 当然これからも末永くホールドして応援していく予定です。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
May 24, 2023
さて今日は株式投資本オールタイムベスト137位 投資の科学 (マイケル・J・モーブッシン著、日経BP社、2007年) の第4弾です。 今日は 第1章 カジノの胴元になろう から。 投資やスポーツチームのマネジメント、競馬の賭けのような先の読めない分野で長期にわたって最善のパフォーマンスを記録してきた人たちみな、結果よりも過程を重視する。 これは本当に大切なことなのですが、ここ日本市場では「結果しか見ない。」投資家が異常に多いのが現実ですね。 (以下は競馬の話を比喩として)馬の人気など問題ではなく、馬が勝つチャンスとオッズの間にどれだけ魅力的な乖離が存在しているかが重要なのである。 確率とペイオフを吟味し、オッズに示されているコンセンサスが本当に正しいのかを注意深く検討する。。。投資はカジノや競馬とは異なる特徴を持つが、基本的な考え方は同じだ。すなわち、正の期待値を手に入れることが重要なのである。 私も主力株に関しては、「正の期待値があるかどうか?」を第一にそして多角度から考えます。また多くの個人投資家にその時点で人気のある銘柄は、期待値が負、マイナスに転落していることも多いので、極力避けるようにもしています。 ルービンの4原則 ロバート・ルービン元財務長官は、ペンシルバニア大学の卒業式の祝辞で、意思決定における4つの原則を提示した。これらの原則は、特に金融関係者には役に立つと思われる。1. 唯一確かなのは、確実なものはないということである。→ はい、その通り。市場の未来は決して誰にも分かりません。マーケットにはそれを予測するストラテジストやアナリストと言う、不幸で不思議な仕事をする人々がたくさんいますが、彼らの多くは無理な業務内容が祟って、常に苦虫を嚙み潰したような、顔面非対称の不機嫌な表情を浮かべています。2. 意思決定においては確率についてよく考えるべきである。→ マーケットに「確実」が存在しない以上、頼れるものは「確率」しかないということですね。3. 不確実性があるにも関わらず、われわれは行動しなければならない。→ 人生は全て冒険です。いつまでもスタートラインで準備運動をしていてもお金持ちになる日は来ないのですね。4. 意思決定を評価するには、結果だけではなく、その過程も考慮すべきである。→ この4が私を含め、多くの市場参加者に致命的に欠けているものですね。(汗) 投資の世界では、インセンティブや評価システムのために、あまりにも結果が重視され過ぎて、過程がなおざりにされている。 結果だけに基づいて判断してしまうと、正しい意思決定を行う上で必要なリスクを取りにくくなる。 いやあ、モーブッシンの名著、第1章から凄いですね。♬
May 23, 2023
さて今日は通常の2021~23PF概況シリーズです。 228位 7885 タカノ (東S、9月優待) ◎ PF時価総額228位は、長野県地盤でオフィス家具、エレクトロニクス関連製品製造のタカノです。 さてタカノはいわゆる Prof.サカキ銘柄 として、かつて資産バリュー系投資家の間では有名な銘柄でした。 ただその後のリーマンショックなどの「株式冬の時代」に、古典的・教科書な資産バリュー系の投資家の多くが生き残れず、一旦根絶やしに死んでしまった影響が残っているのでしょうか、今ではほとんど言及されることも無い過疎銘柄となってしまいました。 でも実はこのタカノは東証1部から東証スタンダードに陥落してしまったものの、それ以外の点では未だにサカキ銘柄としての特質を兼ね備え続けているのです。そして「PBR原理主義系優待族」の私はサカキ先生の教えを愚直に守って長年のんびりホールドしてきたわけですが、確かに理論通りで負けることはありませんでした。その代わり大勝もなかったですが。(笑) 元々サカキProf.の当初の説では、 1.東証1部上場企業であること。 2.1株純資産が1500円以上であること。 3.自己資本比率が75%以上であること。 4.買値はPBRが0.5以下。 5.ずっと下がってきた13週移動平均線が上昇に転じるべく、切り返した時。 に株を買えば「全勝」であるということだったのですが、タカノは今でも大まかに条件を満たしているんですね。 さて、そんな素敵な「古典的資産バリュー株」であるタカノの現在の株価は750円、時価総額118億円、PBR0. 37、1株純資産は2016円、自己資本比率は78.3%、今期予想PER11.42、配当利回り2.7%(20円)、総合利回り4.0%(20+10=30円)で、優待は100株保有で1000円相当の自社オリジナル商品、1000株保有で優待品が3000円~5000円相当の長野県にちなんだ特産品(ワインや林檎など)です。 長野県は「日本有数の長寿県」として知られるだけあって、健康的で素晴らしい特産品が多いですね。 今日は過去の1000株優待品の実際を見ておきましょう。 ピーターのハムやソーセージは本当に美味しいので、毎年楽しみにしています。 実際の使用例をいくつか御覧頂きましょう。 あーっ、美味しかった。! これからも「古典的資産バリュー株」のタカノを、優待を楽しみにしながらのんびりとホールドして応援していく予定です。
May 22, 2023
さて今日も通常の2021~2023PF概況シリーズです。 227位 9468 KADOKAWA (東P、3月優待) △ PF227位は、出版大手のKADOKAWAと動画投稿サイト運営のドワンゴが経営統合して誕生したKADOKAWAです。 現在の株価は3290円、PBR2.27、自己資本比率52.9%、今期予想PER42.18、配当利回り0.9%(30円)、総合利回り1.8%(30+30=60円、優待は3000円相当で換算)で、優待は100株保有で1年以上連続保有した場合にのみ、株主優待ポイント付与です。 今日は私の過去の商品選択例をいくつか御覧戴きましょう。 この「ざしきわらし」って言う絵本、怖かった。。。 カドカワは指標的には妥当な株価位置ですが、優待内容は極めて良いと思います。これからも優待を楽しみに末永くホールドして応援していきたいと考えています。
May 21, 2023
さて今日は2021~23PF概況シリーズです。226位 6971 京セラ (東P、3・9月優待) △ PF226位は、コンデンサーなど電子部品大手の京セラです。 現在の株価は7551円、時価総額28514億円、PBR0.90、自己資本比率は74.4%と鉄壁、今期予想PER18.39、配当利回り2.4%(200~210円)、総合利回り%(200+0=200円)で、優待は全株主に自社およびグループ会社指定製品・サービスの優待価格販売です。 京セラは国際優良株ですがこの5年ほど株価ヨコヨコが続いています。自分としては、「たまにはこういう銘柄もいいかな。」と思ってしばらく前に100株だけ買いました。保有しながら京セラについて学んでいく予定です。
May 20, 2023
さて今日は株式投資本オールタイムベスト137位 投資の科学 (マイケル・J・モーブッシン著、日経BP社、2007年) の第3弾です。 今日は珠玉の出来栄えである はじめに から。 投資の哲学は、意思決定を左右する。薄っぺらな哲学に基づく長期投資は、当然、悪い結果をもたらす。たとえ投資の哲学が優れていても、規律や忍耐を伴わなければ意味をなさない。投資の哲学とは、ダイエットと同じで、長い目で見て意味のある方法を、信念を曲げずに実践し続けた時に初めて効果が表れる。 投資の哲学とは、純粋な知性に基づくものではなく、むしろ人間の気質を織り込んだものである。実際、優れた気質は常に高いIQに勝る。 優れた投資の哲学には、本書でも述べるように、共通するいくつかの原則がある。 まず、、、目先の結果に一喜一憂するのではなく、意思決定の過程に焦点を合わせるほうがよい。 第二の原則は、長期的な視点で判断することである。 もう1つの原則は、確率的なアプロ―チを身につけることである。 ふー、のっけから素晴らしい。モーブッシンには間違いなく「投資の深遠な真実」が見えていますね。それでは次回からは、いよいよ本文へと参りましょう。(続く)
May 19, 2023
さて今日は株式投資本オールタイムベスト137位投資の科学 (マイケル・J・モーブッシン著、日経BP社、2007年) の第2弾です。 今日はまずはいきなり最高の出来である、まえがき から。 チャールズ・マンガー(世界一の投資家であるウォーレン・バフェットの腹心の片腕で、自身も超凄腕のバリュー投資家)の長きにわたる成功は、知識のコンシリエント(相互飛躍的)なアプローチに対する類まれな信念によりもたらされたものである。 私も「知識は複利で働き、学び続けることによってその効用は飛躍的に高まる。」と考えていて、そのためにこの株式投資本オールタイムベストシリーズを長年続けています。そして実際、このシリーズを書き始めてから、自分は投資家として明らかに成長したと実感しています。 問題解決の成否を左右するのはIQではない。マンガーによれば、チャールズ・ダーウィンが成し遂げた世界観の大転換という偉業は、彼の才能よりも彼の研究方法に因るところが大きいという。一方で、秀才たちが残した数多くの失敗例は、柔軟性の欠如や心理学への軽視が判断を誤らせるという事実を示している。→ 失われた30年の続く、世界最弱市場&デッドマーケットとして知られるここ日本株市場では、過去に財務やファイナンスの専門家を含む多くの凄腕投資家が、その類まれなる力量を持ってしても生き残ることが出来ず、窒息して息絶えてきました。特にリーマンショック時には、「まさか、貴方まで死ぬのか!」という驚きを隠せない、凄惨な生き地獄が展開されたことを今でも恐怖と共に昨日の事の様に思い出します。 株式市場で生き抜くにはIQの高さや知識の豊富さだけでは全く足りない、ということなんですね。 私が最も影響を受けたのは、株式市場を複雑系として取り扱ったモデルである。 複雑系の概念は、市場をより直観的に理解する道具であり、実証データともよく調和する。→ そう、株式市場と言うのは原因と結果が必ずしも一致しない、不可思議で矛盾に満ちた、混沌とした世界なんですね。そしてこのタフ過ぎる世界で生き抜き続けるのに、このモーブッシンの名著は、なくてはならない必須書籍なのです。 (続く)
May 18, 2023
さて今日は 2022~23主力株概況シリーズ です。62位 8334 群馬銀行 (東P、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額62位は、地銀上位で群馬県では断トツの群馬銀行です。 さて私はこの数年、「魅力的な優待が付いていて、かつ指標的に割安な地方銀行株を片っ端から買いまくってコレクションし、それらを一つの塊として運用しながら楽しく愛でる。」という、 優待地銀株バルクプロジェクト を企画実行しています。そしてここ群馬銀行は地銀上位であり、且つ様々な観点から見て地銀界の中では堅牢度が高いことを評価して買い増ししたために、2020シーズンからポートフォリオ上位で登場しています。 ちなみに下記は、しばらく前の週刊ダイヤモンドに載っていた、地銀「不良債権耐久力」ワーストランキングなのですが、101行中で91位にランクしています。つまり群馬銀行は地銀界の中では相対的に強いという事ですね。 また下記は過去25年間の業績推移ですが、群馬銀行は売上高がじり貧だったものの近年は増加に転じています。地方銀行の中には地域の人口減少に伴って苛烈に売上高を落としまくっているところも多いので、群馬銀行は地銀界では相対的に良い位置にいると思います。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) そんな素敵な群馬銀行の現在の株価は522円、時価総額2222億円、PBR0.41、自己資本比率は4.8%、今期予想PER7.50、配当利回り3.8%(20円)、総合利回り4.3%(20+2.5=22.5円)で、優待は1000株保有で2500円相当の地元特産品など(カタログより選択)です。 私の過去の優待品の選択例を1つだけ見ておきましょう。「ぐんま麦豚ロース漬セット」です。 ジューシーでとても美味しかったです。 地方銀行の優待カタログと言うのは、地場の名産品が一杯で非常に内容が濃いことが多いのですが、ここも最高だと思います。群馬銀行には指標的な割高感も全くありませんし、前述の通り「地銀界では相対的に強い銘柄」ですし、これからもご機嫌でホールドしながら応援していく予定です。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
May 17, 2023
さて今日は株式投資本オールタイムベストです。第137位は、投資の科学 (マイケル・J・モーブッシン著、日経BP社、2007年)です。 日経BP社の投資本は経験上「確率的にいい本が多い、打率が高い」印象がありますが、この投資の科学も最高の1冊です。ちなみに日経BP社には、特に「投資理論」に関して良い本が多い印象があります。 ちなみに下の写真は私の本棚の「投資理論関連本の1軍」の一部なのですが、 日経BPマークが付いた本がたくさんあるのが、お分かり頂けると思います。ちなみにこの本棚には1つ「間違い」が隠れていますので、皆様も良かったら探してみてくださいね。♬ さて著者のモーブッシンはファイナンス学会の俊英で、「ウォール街で最も影響力のある人物」の1人としても有名です。彼の豊富な知識と海よりも深い洞察力が余すところなく発揮された本著は、「控えめに言って超名著」太鼓判認定です。 この本は、数ページの短いエッセーが連作で繋がるように構成されており、非常に読みやすいのが特徴です。全部で30章から成っており、全く捨てページの無い驚異の密度となっています。 それでは次回からは、この本のベストオブベストの大トロのところを一緒に見ていくことと致しましょう。(続く)
May 16, 2023
さて 2021~23PF概況シリーズ をどんどん行きます。 225位 2903 シノブフーズ (東S、3月優待) ◎ PF時価総額225位は、おにぎり、弁当等米飯加工品の製造のシノブフーズです。 現在の株価は754円、時価総額102億円、PBR0.67、自己資本比率は45.9%、今期予想PER7.30、配当利回り2.8%(21円)、総合利回り3.4%(21+5=26円)で、優待は500株保有で有明産海苔(味付海苔1缶)、1000株保有で有明産海苔(味付海苔1缶と焼海苔1缶)の詰め合わせなどです。これは非常に高級な海苔であり、個人的には1缶が2500円相当と推測しています。 私はシノブフーズの優待を戴くまで、世の中にこんなに美味しい海苔が存在するなんて全く知りませんでした。これはレベルが違います。実際に食べたら誰でもスーパーで売っている普通の海苔との差が分かると思います。今日は実際の利用例をいくつか御覧戴きましょう。 海苔がいいとおにぎりが美味い。 イクラ丼もよりうまい。 和風パスタも更にうまい。 どーです。この艶やかさ。♬ 海苔が輝いている。 シノブフーズはまずまず低PBRですし、優待海苔の美味しさも格別です。大きな株価上昇を狙えるような銘柄ではありませんが、優待を楽しみにPFの片隅に置いておくには実に悪くない銘柄ではないか?と考えています。
May 15, 2023
さて今日は久しぶりに当ブログの看板シリーズである、2022~23主力株概況です。 61位 8071 東海エレクトロニクス (名メイン、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額61位の上位銘柄は、電子材料、機器の専門商社で取扱商品は三菱電機系が多い東海エレクトロニクスです。昨シーズンは67位で出ていましたが、しばらく前に買い増ししたので今シーズンは順位を上げてきました。 現在の株価は2910円、時価総額69億円、PBR0.39、自己資本比率51.8%、今期予想PER6.11、配当利回り3.9%(114円)、総合利回り4.1%(114+5=119円)で、優待は100株保有で500円相当、200株保有で1000円相当、1000株保有で3000円相当のクオカードなどです。 東海エレクトロニクスは「割安株の宝庫、名証メイン市場(旧名証2部)」らしい十分な指標的な割安さを備えた銘柄で、同時にネットネット株(NCAV式)でもあります。また過去25年を見ても一度も赤字もなく業績の安定感も抜群です。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 大きく勝てるような銘柄ではありませんが、ポートフォリオを静かに支えてくれている「縁の下の力持ち」的な良さがありますね。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
May 14, 2023
さて大変なご好評を戴いている 「株式投資本オールタイムベストシリーズ」 ですが、今日はその ベスト130 をまとめておきます。 また当シリーズからのスピンアウト企画で、パンローリング社の書籍の扱いがある全国の大きな本屋さんで発売中&好評に付き重版出来(じゅうばんしゅったい)となっている みきまるの「書籍版」株式投資本オールタイムベスト 及び、その続編で同じく好評を頂いている みきまるの続「書籍版」株式投資本オールタイムベスト 更に最新刊となるシリーズ第3弾 みきまるの「名著」に学ぶ株式投資 も改めてよろしくお願い申し上げます。 シリーズ三作、そろい踏み。 さて私が投資家としての生を受けて20年以上が経ちました。今日紹介するのは、今までに数千時間以上をかけて読み倒してきた数百冊の投資本の中のまさに至高の「ベスト・オブ・ベスト」です。 今この日記を書いている机から13.0秒以内に手が届くところに全てがある、投資家として「全幅の信頼を寄せている」本たちです。私は資産を失っても、家を失っても、投資家として何度でもやり直せるという絶対の自信があります。でもその時にもしも、この子達が自らの傍にいなかったらそれはもう全然ダメです。つまり この記事は、私の投資家としての頭の中の全て ものの見方・考え方の全て ということです。 そして同時にこの記事は、私の投資家としての 「ある意味での集大成」 とも言える内容でもあります。このベスト130には私がどのような投資家であり、何を大切にしているのか、そしてどういうことを考えて毎日を戦っているのか、の全てが表出していると思っています。 全部読めば実力UP間違いなし、まさに「永久保存版」 絶対の自信を持って皆様に贈る渾身の日記となります。 前置きが長くなりました。 それでは早速始めましょう。 1~100位 101~105位 105~110位 111~115位 116~120位 121~125位 なお未読の方は「持てる筆力の全てを尽くした」完全燃焼の上記のベスト125を先に御覧下さい。。。126位 グレアム・バフェット流投資のスクリーニングモデル (ルーク・L・ワイリー著、パンローリング、2015年) 原題の「The 52-Week Low Formula」が内容を端的に示しており、非常にシンプルな内容の1冊です。 「52週安値」は「ローモメンタム」の象徴であり、現在全盛のモメンタム投資手法と真っ向から対立するやり方になるわけですが、本書を読めば分かる通り、このやり方はマーケットで通用します。 つまり、本書は我々逆張り志向の強いバリュー系投資家にとって、その「理論的根拠」の1つとなる力強くて頼もしい、貴重な1冊ということです。投資は放っておくと「○○○○なんちゃら理論」みたいにどんどんと「複雑怪奇なお化け屋敷」に成りがちなので、極限までシンプル(単純)&ロバスト(堅牢)な彼のやり方には凄く魅力がありますね。1. 総論2. 52週安値戦略の5つのフィルターの公式3. 5つのフィルターの実際4. 単純なローモメンタム戦略は、超長期では有効5. 「52週安値戦略」は、精神的には非常に負荷の大きい投資法127位 ビッグミステイク (マイケル・バトニック著、日経BP、2019年) 偉大な投資家も必ずしくじる、彼らが犯した数々の大失敗から学ぼう、という実に良い着想のベリーナイスな1冊ですね。 本書中でバトニックが言う通りで、投資では最終的には自分で経験しないと何も学べません。ただ、失敗にはパターンがあるのは事実で、前もって「間違いのバリエーション」をたくさん知っておくのはとても有意義なことです。その意味で、この本は「全投資家必読」の魅力的な1冊と思います。1. 総論2. ビル・アックマン3. マイケル・バトニック128位 バリュー投資 達人への道(ゴータム・ベイド著、パンローリング、2021年) 個人的に2021年度投資本ナンバーワンだったのが、ベイドによる本書でした。著者の投資に関する知識・見識の「広さと深さ」が尋常ではなく、読んでいて、「あぁ、この人には自分の数十年先の世界が見えているな。」という羨望と尊敬と畏敬の念を覚えました。 全602ページでほとんど捨てページの無い濃密すぎる内容で、「どうまとめていいか分からない。」部分があるのですが、それでは書評にならないので、今回は「とりあえず、ここだけは異次元に素晴らしすぎる。」ところだけを抽出して紹介することにします。1. 総論2. 金持ちで居続けるのは、金持ちになるよりもはるかに難しい3. ヘドニックトレッドミルに乗ってはならない4. 投資家の最大のエッジ5. 投資業界にとって不都合な真実6. インデックスVSアクティブ投資ではどちらが優れているのか?7. M&Aの単純な経験則8. 投資家が自分でコントロールできること9. 勝ち負けは、生活の質で測る方がよい129位 知られざるマーケットの魔術師(ジャック・D・シュワッガー著、パンローリング、2021年) ジャック・D・シュワッガーによる「マーケットの魔術師シリーズ」はどれも傑作ですが、今回の第5弾も期待を裏切らない素晴らしい出来栄えです。表紙に「シリーズ中、もっとも個人トレーダーの手本となるウィザード11人!」と書いてありましたが、非常にフレンドリーな仕上がりでその表現にも納得できます。1. 総論2. 多くのトレーダーには安心できるポジションサイズというものがある3. ポップコーントレード4. 相場は悪いニュースで底を打つ5. 人間の感情は決して変わらない6. 大打撃を受けたら、、、7. 「ゾーン」で戦え8. 含み益が出たら、一部を利食いする必要がある130位 間違いだらけの投資法選び(ラリー・E・スウェドロー著、パンローリング、2002年) この本は、「投資家がして良いこととしてはいけないこと。」を多くの論文やデータを基にしてクリアカットに歯切れよく解説してくれている名著です。今回書評を書くにあたって久方ぶりに読み返したのですが、「全然古くなっていないな。そのまま丸っと今の2020年代の相場でも通用するな。」と感じました。それだけ普遍的で王道的な内容という事ですね。1. 総論2. 力み過ぎたら手数料と税金でベンチマークを下回るだけ3. 損切りすると、税金が戻ってきて得をする4. どこまで株式に資金を配分するか?5. 損の「刈り入れ」はフルタイムの仕事6. マーケットタイミング戦略は難しくて危険7. メインバンクに気を付けろ!8. 最強指数であるS&P500の秘密の弱点9. IPOは避けた方がよい10. 加湿器と除湿器 以上、みきまるの優待バリュー株日誌特別編、株式投資本オールタイムベスト130のまとめでした。
May 13, 2023
さて決算シーズンも終わりました。 自分の持ち株でも良かったところ悪かったところ色々でしたが、トータルで見れば概ね想定の範囲内でした。 ただ1つだけ印象的だったことがあって、それはアゲインストコロナつまり新型コロナが逆風になっていた銘柄群の今期の業績予想がどこも非常に良かったことでした。 具体的に言うと、7606ユナイテッドアローズ、8219青山商事、8281ゼビオHD、9990サックスバーホールディングスあたりですね。 そして私は、「あっ、これでアゲコロ銘柄って言う言葉も概念も同時に消え去ってなくなるんだな。」と感じました。 果たして、コロナ前と同じような時代がまた来るのか、それとも似ているようでどこかが異なるパラレルワールドに案内されることになるのか、一体どうなるんでしょうね?
May 12, 2023
ま、時代の変化と言ってしまえばそれまでですが、優待廃止の発表が多いですね。 優待廃止とその代わりの増配がセットになっているパターンも多く、どういう対応を取るのか、つまり売却なのかホールドなのかはたまたまさかの買い増しなのかはすべてケースバイケースで一概には言えないのですが、自分は売却を原則として銘柄数を絞る方向でポートフォリオを再編成しています。 保有銘柄数も増大の一途でしたし、ここらで少しダイエットという感じですかね。
May 11, 2023
さて今日も2021~23PF概況シリーズです。 224位 3174 ハピネス・アンド・ディ (東S、2・8月優待) ○ PF224位は、宝飾、時計、バッグ、雑貨など並行輸入品を中心にギフト商品を販売し、イオン系のSC中心に展開しているハピネス・アンド・ディです。 ここはかつて「優待株いけす」内の徹底的な探索から見出され、2013年にPF27位で初登場、そしてその後最高でPF3位の超主力にまで上り詰めていた時期もあったのですが、残念ながら業績推移が全く私の期待通りではなく、結局自分はとんでもなく大きな損切りを余儀なくされて、今は母なる「優待株いけす」に戻りました。 現在の株価は926円、時価総額24億円、PBR1.13、自己資本比率は20.8%、今期最終赤字予想、配当利回り1.6%(15円)、総合利回り3.0%(15+13=28円、優待は商品券+割引券をメルカリ平均価格の額面の65%で換算)で、優待は年2回2月&8月株主に株主優待割引券(10%割引)1枚+年1回8月株主に2000円相当の優待券1枚などです。 私の優待券を使っての買い物例を1つだけご覧いただきましょう。 G-SHOCKのソーラー電波時計です。 滅茶丈夫で全然壊れないし時間も常に正確なので、温泉で使うのにとても重宝しています。 ハピネス・アンド・ディは業績不振に苦しんではいますが、ポートフォリオ中位でホールドしていくのには特に問題のない銘柄であると考えています。
May 10, 2023
さて今日は通常の2021~23ポートフォリオ概況シリーズです。 223位 2750 石光商事 (東証S、3月優待) ◎ PF223位は、コーヒー主力の輸入商社で創業1906年の老舗の石光商事です。 今の社長さんは「若くして大抜擢された超切れ者」らしいです。♬ 現在の株価は753円、時価総額60億円、PBR0.54、自己資本比率は27.1%、今期予想PER6.53、配当利回り3.2%(24円)、総合利回り3.6%(24+3=27円)で、優待は500株保有で1500円相当、1000株保有で3000円相当の自社取扱商品(コーヒー等)です。 優待品のコーヒーは非常に美味しいです。 石光商事は業績推移がやや不安定なのが欠点ですが、まずまず低PBRですし優待内容も魅力的です。私は今のところはこれからものんびりホールド継続の予定です。
May 9, 2023
さて今日は通常の2021~23PF概況シリーズです。 222位 2501 サッポロホールディングス (東P、12月優待) △ PF時価総額222位は、ビール類で国内有力メーカーの1つであるサッポロHDです。 現在の株価は3805円、時価総額2998億円、PBR1.78、自己資本比率は26.0%、今期予想PER53.90、配当利回り1.2%(45円)、総合利回り1.5%(45+10=55円)で、優待は100株保有で 1000円相当、200株で2000円相当、1000株で3000円相当の(1)ビール詰合せまたは(2)食品・飲料詰合せ + 200株保有で自社子会社経営レストラン割引券(20%割引)5枚です。 銀座ライオンにはたまに行きますが、いいお店です。 サッポロHDは指標的には今一歩ですが、優待内容には実に力があります。これからも現行の優待制度が続く限りはホールドして応援していく予定です。
May 8, 2023
さて今日は通常の2021~23ポートフォリオ概況シリーズです。 221位 3320 クロスプラス (東S、1月優待) 〇 PF221位は婦人服製造卸大手のクロスプラスです。 現在の株価は763円、時価総額59億円、PBR0.45、自己資本比率43.4%、今期予想PER11.19、配当利回り1.8%(14円)、総合利回り3.8%(14+15=29円、優待クーポン券を額面の50%で換算)で、優待は1月株主に100株保有で3000円相当、500株保有で5000円相当、1000株保有で10000円相当のオンラインクーポン券などです。 またそれにプラスして株主の中から抽選で10名に30万円相当の旅行券プレゼントというおまけもあります。 残念ながら私はまだ当たったことがありませんが。(笑) 今日は過去の1000株優待品をいくつか見ておきましょう。 2022年です。 2020年です。 このエコバッグ、コンパクトなのに広げるとめっちゃ沢山入るので、今でもよく使っています。 クロスプラスは指標的にも割安ですし、優待目的でホールドしていくのには特に問題のない株価水準であると考えています。
May 7, 2023
さて今日は、2021~23PF概況シリーズです。 220位 6484 KVK (東S、3月優待) ◎ PF時価総額220位は、給水栓専業の首位メーカーのKVKです。 現在の株価は1533円、時価総額128億円、PBR0.51、自己資本比率は68.5%で有利子負債は0、今期予想PER7.16、配当利回り3.3%(50円)、総合利回り3.7%(50+6=56円)で、優待は500株保有で3月株主に3000円相当の入浴用品などです。 さて我々投資家というのは確率的には数百年・数千年に一度しか訪れないはずのブラックスワン≒想定外の事態に何故かほぼ毎年襲われるのが宿命であり、そのせいで慢性的に精神的緊張を強いられています。なので、それを解きほぐしてくれるという意味で入浴用品優待というのはとってもいいんですね。 すいません、ちょっと脱線しました。KVK優待の話に戻ります。今日は過去2年間の優待品を見ておきましょう。 2022年です。 2021年です。 KVKは実は以前は大赤字連発の典型的な「優待ボロ株」だったのですが、この15年くらいで見違えるほどに高収益で筋肉質な会社に生まれ変わっています。 「会社はやっぱり生き物なんだなあ」 と実感しますね。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) KVKは今や財務状態も万全(2014年3月期以降は無借金)、優待内容も上記の様に素晴らしいですし、大安心してホールドしていける、実力の高い素晴らしい優待バリュー株であると評価しています。
May 6, 2023
さて今日は2021~23PF概況シリーズです。219位 1515 日鉄鉱業 (東P、3月優待) ◎ PF219位は、日本製鉄系で石灰石、銅精鉱、電気銅が主力の日鉄鉱業です。 現在の株価は3805円、時価総額636億円、PBR0.51、自己資本比率は62.1%、今期予想PER8.44、配当利回り3.6%(135.5円)、総合利回り4.3%(135.5+30=165.5円、優待品の楽天市場価格は1箱3000円)で、優待は100株保有でミネラルウォーター(1.1l入12本)1箱などです。 透き通っていてとても美味しいお水です。私は朝起きた後に飲むことが多いです。 日鉄鉱業は指標的に割安ですし、優待の仙人秘水も美味しいですし、ポートフォリオ中位としては非常に良い銘柄であると考えています。
May 5, 2023
さて私は、「その時々で最も不人気なセクターの銘柄、可能ならば出来る限り優待付きの子をまとめ買いして、それらの長期的なパフォーマンスを楽しく観察する。」というバルクプロジェクトを投資手法の根幹の1つに据えています。 正確には覚えていないのですが、多分前述の 「2011~2014優待ドラッグストア株バルクプロジェクト」 が非常にうまくいったことからその後「正のフィードバック」によって自然発生的に投資アイデアの1つに組み込まれたものなのではないか?と感じています。 そして現在ではこのアイデアによる戦いはその概念が広く拡張されて、多くの戦いが同時進行で粛々と続いています。 プロジェクトの時価総額順で並べると、 優待小型株(100~300億)バルクプロジェクト (メインアイデア) 優待SC(ショッピングセンター)小売株バルクプロジェクト(メインアイデア) 優待超小型株(100億以下)バルクプロジェクト (メインアイデア) 優待リユース株バルクプロジェクト 優待ネットネット株(NNWC・NCAV)バルクプロジェクト 優待メディア株バルクプロジェクト 地方市場単独上場株バルクプロジェクト 優待不動産株バルクプロジェクト 優待自動車用品株バルクプロジェクト 優待倉庫・運輸関連株バルクプロジェクト 優待地銀株バルクプロジェクト 優待ホームセンター株バルクプロジェクト 優待地方スーパー株バルクプロジェクト 優待家電株バルクプロジェクト などとなっています。尚、一部のプロジェクトでは銘柄の重複を許しています。小売株であり同時に超小型株でもある魅力的な優待株は同時に複数のプロジェクトにエントリーすることがあるという事です。 今ざっくりと計算してみると、これらのプロジェクトを合計すると重複抜きでポートフォリオ全体の70%程度をカバーしていました。そう考えると、この「バルクプロジェクトシリーズ」は実は今では私の「メインの投資手法の1つ」にまで出世しているのかもしれないですね。(汗)
May 4, 2023
さて今日は 2021~23PF概況シリーズ です。 218位 3544 サツドラホールディングス (東P、5月優待) △ PF時価総額218位は、北海道地盤のドラッグストアで道内2位のサツドラホールディングスです。 現在の株価は861円、時価総額123億円、PBR1.34、自己資本比率は20.9%、今期予想PER16.98、配当利回り1.2%(10円)、総合利回り2.9%(10+15=25円)で、優待は100株保有で500円相当、300株で1500円相当、900株で3000円、4500株で10000円相当の自社商品券または名産品またはクオカードペイなどです。 さて私にとって、サツドラHD(旧サッポロドラッグストア)は、2011年16位、2012年2位、2013年8位、2014年21位と、4年間を主力株として戦った、全身全霊を賭けて挑み結果として大金を掴み取った、とても思い出深い銘柄です。 当時はドラッグストア関連は「競争激化で将来性が全くない。」と市場から認定されていたためにとにかく不人気で、でも同時に実際には高い成長力と指標的な割安感を兼ね備えた魅惑的な銘柄が多く、私はポートフォリオ上位にドラッグストア銘柄をパンパンに並べて戦っていました。 そしてその「2011~2014ドラッグストアの陣」でトータルでまずまずの勝利を収めることが出来たことは、私にとって本当に本当に大きなことでした。この時の戦での勝利が無かったら、今の資金力はおそらく2~3割は少なかっただろうと思います。そして、ここサツドラHDもその一角として大きく利益貢献してくれました。 今は当時の激戦の形見の恩株が僅かに900株ポートフォリオの片隅に眠るのみですが、「市場で最も不人気なセクターに張り続けるシンプルな投資法」でも大きなリターンを上げることが出来る という確かな実感を得ることが出来ましたし、 常に市場の裏に、皆がとても嫌がるところに賭け続ける ことの大切さを学ぶことも出来ました。 そして2023年現在の今でも、優待メディア株バルクプロジェクト、優待地銀株バルクプロジェクト、優待ホームセンター株バルクプロジェクト、などの「超不人気セクターの銘柄を束ねて戦う」手法を使い続けています。ある意味では、この時の経験を「リデザイン」しながら日々を過ごしているとも言えます。「サツドラの陣」から学んだことはとても多かったですね。
May 3, 2023
さて今日は、2022~23主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP60銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位 21~30位 31~40位 41~50位51位 8119 三栄コーポレーション 3期連続大赤字の非常に苦しい業績が続いていますが、自分は「三栄コーポはきっと復活できる。」と考えており、このタイミングで再びポートフォリオ上位に据えて戦うことにしました。52位 7520 エコス 自分には「値動きがマイルドで眠気を催す様な、そして事業内容が平凡で革新性が全くなくて凡庸で、多くの投資家にスルーされている、ここエコスの様な銘柄」こそが向いていると理解しています。53位 2292 SFOODS しばらく前に、「あれ?、そういえばSFOODSは指標的にまずまず安いし、着実に成長し続けているし、DOE2.5%方針で10期連続増配中だし、滅茶苦茶いい銘柄だな。」と再評価して買い増ししたため、久方ぶりにポートフォリオ上位に登場してくることとなったのでした。54位 6405 鈴茂器工 「鈴茂器工はデコボコながらも成長力があるし、すしロボットが収益源なので世界的な和食ブームに乗ってこれから海外展開でいくらでも飛躍できそうなのも凄くいいし、これはポートフォリオ上位で十分に戦えるナイスアイデアだな。」と考えて買い増ししました。55位 3001 片倉工業 片倉工業は、2021年に 1株2150円でのMBO を目指していましたが、発表後1度も株価がMBO価格を下回ることが無く、結局不成立で失敗に終わりました。片倉経営陣が提示した価格はあまりにも安過ぎると市場が判断したという事ですね。56位 7185 ヒロセ通商 ヒロセ通商優待を総評すると、「質より量」の圧倒的なボリュームを誇る、イケイケドンドンな昭和的な価値観の、パワフルで極上の優待内容であると最大限に高く評価しています。。。57位 8714 池田泉州ホールディングス 「池田泉州HDは、日本有数の商業的な賑わいを見せる大阪地域を地盤としており、地銀界の中でも相対的に優位なポジションにいる。また配当下限10円という事は株価200円でも配当利回り5%が保証されるということであり、総合的に考えて私の 優待地銀株バルクプロジェクト 内でも上位で戦えるだけの力がある。」と考えています。58位 1381 アクシーズ アクシーズの優待は最高です。権利獲得に500株と言う高いハードルが課せられているのが少し残念ですね。59位 8367 南都銀行 地元の奈良県ではスーパーパワーを誇る無敵に銀行です。行名も凄くカッコいいですね。60位 2221 岩塚製菓 「岩塚製菓は利益は全然出ていないけど、おせんべい作りに真摯で妥協が全くなく、尊敬できる会社だな。」とずっと思っています。 以上、2022~23ポートフォリオTOP60銘柄のまとめ でした。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
May 2, 2023
いやあ青葉薫る5月になりました。ゴールデンウイーク真っ只中の方も多いでしょうね。 さてマーケットでは昔から 5月は長年にわたって、油断のならない月だった。それは私たちが「5~6月の被災期間」と呼んでいたものの一部だった。S&P500は5月に、1965~1984年の20年のうち15年で下げた。 ダウ平均とS&P500にとって、5月は最悪の6か月の始まりだ。だから、「5月に売って、相場から離れなさい」と言われるのだ。(出典 アノマリー投資 、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P184) とされています。投資家にとっては1年で最も「極悪な季節の始まり」という事ですね。(滝汗) そのため、この「投資家にとって不利な季節」である5月から8月までは、自分はフルインベストメントはいつも通り貫くものの、極力ポートフォリオを資産バリュー・収益バリュー側に寄せて、大きなダメージを避けるように、手堅く保守的に戦うようにいつも心がけています。 それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
May 1, 2023
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