ドン・愚利公の連れづれ草

ドン・愚利公の連れづれ草

Jul 29, 2008
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カテゴリ: 読書
孔子(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

孔子(こうし、紀元前551年‐紀元前479年)は、春秋時代の中国の思想家。

儒家の始祖。世界三聖に数えられる。

姓は子、氏は孔、諱は丘、 字は仲尼(ちゅうじ)。 孔子とは尊称(子は先生という意味)。

ということで、中庸第30章は孔子の偉大さを讃える記述となっている。

仲尼祖述堯舜、憲章文武。上律天時、下襲水土。

辟如天地之無不持載、無不覆*、辟如四時之錯行、如日月之代明。

萬物並育而不相害。道並行而不相悖。

小徳川流、大徳敦化、此天地之所以大也。



仲尼(ちゅうじ)堯舜(ぎょうしゅん)を祖述し、文武を憲章す。

上天の時に律(のっと)り、下水土に襲(よ)る。

辟(たと)えば天地の持載さざるなく、覆*(ふくとう)せざる無きが如し。

辟(たと)えば四時の錯行するが如く、日月の代明するが如し。

万物並び育して相害せず。道並び行われて相悖らず。

小徳は川流し、大徳は敦化す。これ天地の大たる所以なり。



仲尼(孔子の字)は、堯舜の道を祖として尊び、これを敷衍し、文王武王の法を憲(のり)とした。

上は天に則り、下は地に依る。

(すなわち、仲尼は天地の道を尊奉しているのであり、その偉大なることは、)

たとえば、地のものを載せざるなく、天のものを覆わざる無きが如く、

たとえば、春夏秋冬の四時が交わる交わる運行するが如く、

たとえば、日月が代わる代わる昼夜を照らすが如くである。

このように万物は並び育し相害わず、道は並び行われて互いに相悖らない。

(その相害わず、相悖らず、並び育して並び行われる故は、)

小徳は燦然として川の流れのように各流脈が分明となるが如く、大徳は渾然として化育が遺憾なく

行われるためである。これは天地が大なる所以であり、すなわち仲尼の偉大なる所以である。


仲尼すなわち孔子は、天道に同じ偉大な存在だと述べている。

孔子は神格化され、その教えは「儒教」と呼ばれるようになったのだろう。

小徳は川流し、大徳は敦化す。

この意味がよく分からないところ、解説によると小徳は礼儀三百、威儀三千を指し、大徳は万物を

発育、峻天を極むこれ大徳の敦化する所以、とある。人智と天智を指しているのかと思う。





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Last updated  Jul 29, 2008 02:01:38 PM
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