ノエビアグループは、生姜配合飲料の摂取が冷え性に有効であることを見出しました。
出典: プレスリリース
現代の生活においては、過度の冷房、運動不足、睡眠不足、ストレスなど、冷えを引き起こす要因が多く見受けられます。特に、基礎代謝や血液循環を担う筋肉量が少ない女性は、男性より冷えに悩みやすいと言われています。
漢方医学では経験的に冷え性に対して生姜が利用されてきました。生姜は発汗促進、血行促進の他、咳止め、解熱や消化器系の機能亢進、腹痛や便秘の解消など、様々な効能が知られています。
健常成人女性15名を、1.生姜配合飲料摂取群(8名)と2.非摂取群(7名)に分けました。そして、単回摂取試験と4週間の継続摂取試験の2つを実施しました。
温度と湿度がコントロールされた部屋に入室後、左足を撮影部位としたサーモグラフィー(用語説明*1)と、VAS(Visual Analogue Scale)法(用語説明*2)を実施し、冷えの状態と体感を評価しました。
その後、1.摂取群は生姜配合飲料50mlを、2.非摂取群は水50mlを摂取しました。摂取後、両足を15℃の水に1分間浸漬しました。冷水負荷後、30分後まで5分間おきに測定を実施しました。冷水負荷前後を比較し、単回摂取の効果を評価しました。
単回摂取試験翌日より4週間、1.摂取群は生姜配合飲料50mlを毎日就寝前に摂取しました。その後、単回摂取試験と同様の冷水負荷試験を実施しました。単回摂取(0週目とする)の試験結果と比較し、継続摂取の効果を評価しました。
非摂取群でも4週目に改善効果があるようにみえます。特にVAS法での結果にその経過が顕著と思えます。あと検定方法はどのように行ったかも学会発表で質問が出そう、こういう経時データは各時間でt-検定を行うと、実験そのものを疑われます。
単回投与試験はどちらの測定法でも投与法のばらつきが大きいように思えます。このような場合は一人が引っ張っている可能性があるので、生データをプロットし平均値を結ぶか、箱ひげ図でグラフを書くべきだと思います。
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