2014年11月11日、高知大学は乾癬モデルマウスを用いた解析を行い、TNF(免疫細胞を賦活化させる)及びEGF受容体リガンド(表皮増殖や血管増生に関与する)のいずれもが、本マウスの病態発症に関与することを明らかにしたと発表した。
乾癬は、本邦において30万人以上が罹患している現在増加中の慢性炎症性角化症。乾癬皮疹は分厚い角化・鱗屑と紅斑を特徴とし、免疫や炎症細胞の働きによって表皮が増殖する。腫瘍壊死因子変換酵素(TACE)は、表皮細胞や免疫細胞等で産生される腫瘍壊死因子(TNF)や上皮増殖因子(EGF)受容体リガンドを活性化する蛋白分解酵素であり、乾癬皮疹部で増加する。
乾癬モデルマウスを用いた解析を行い、TNF(免疫細胞を賦活化させる)及びEGF受容体リガンド(表皮増殖や血管増生に関与する)のいずれもが、本マウスの病態発症に関与することを明らかにした。
さらに、TACEを阻害する物質がTNFおよび EGFリガンドの活性化をいずれも抑制できることを確認し、TACEを標的とした乾癬への臨床応用を期待。
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