アラ還の独り言

アラ還の独り言

2020年12月09日
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カテゴリ: 妄想
COVID-19に感染した人は2度と感染しないかというとそうでもなさそう。

再感染があるという証拠を取ることは結構難しい。C型慢性肝炎ウイルスのように肝臓のどこかに生き残り、抗原も抗体も血中に存在している。

再感染なのか再燃なのかを検討するには、コロナウイルスが変異しなければ分からない。全く変異しなければ再感染と再燃に関して区別をつけることができません。

ではコロナウイルスはどうかというと変異するのですね。だから前の感染と今回の感染で遺伝子検査(PCR検査のように共通部分を増やして調べるのではなく、実際にどこに変異があるかどうかの検査)を行って初めて分かることです。

さて問題です この検査方法は分かりましたが、COVID-19ウイルスが混入していることが分かっている検体を保存しているところはどれぐらいあるのでしょうか。まぁ少ないでしょうね。

そこでCDC(米国疾病対策センター)は、再感染の診断基準を新しく決めてます。新しい検体を遺伝子検査することは必須として、前回の感染時のでデータを詳細に集めることです。その時に変異しているウイルスが存在していた場合にはどうしようもないけれど、最初の感染時期のドミナント(数的に優位な)なCOVID-19ウイルスの遺伝子と比べることによって少しでも再感染のケースを拾おうという方針のようです。前後の自覚症状、重症度をきちんとデータベース化して再感染はどのように発症するかのエビデンスを取ろうということです。(現状では再感染はたいしたことがないというケースと重症化するというケースが混在しています。量的にはたいしたことなさそうですが、エビデンスは今後)

で、感染した人の抗体はどうなっているかというと少なくなっている、しかし、ウイルスが侵入したときに抗体を産出するメモリーT細胞は長期間存在することがSARSの研究で可能性が高そう(日本政府の考え方では否定すべき査読がまだ行われていない文献ですが)。

抗体がなくなっていても、免疫機構はCOVID-19を排除する方向に持って行く可能性が高いと言うことです。

しかし、再感染の恐れがある場合には、1度感染した人でもマスクをつけなくてはダメだと言うことになります。

アメリカではマッチングサイトで一番持てるのはCOVID-19感染から回復した人らしいけど、あんまり当てになりそうになさそう。
日本では感染者数の絶対値が少ないので、まだそこまでいっていませんが、どこかのシンクタンクの人が感染から回復した人を看護婦の雑作業を引き受けさせればいいとかいってましたが、これもエビデンスを作らない限りは危険。





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最終更新日  2020年12月09日 12時13分44秒
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