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「スクランブル」発達障害当事者が漫画発信 筑波大の職員、特技生かし 自責の過去、見つめ直して 発達障害のある筑波大の職員が、学内にある支援機関の公式ツイッターに日常で感じる苦手なことや対処法を…(残り858文字/全文909文字)この記事は会員限定記事です[信濃毎日新聞] 監修に携わった書籍を手にする筑波大の佐々木銀河准教授ヒトはそれを『発達障害』と名づけました[本/雑誌] / ダックス/著 筑波大学DACセンター/監修 佐々木銀河/編・解説ご自身の経験からの発信は、励みになりますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.31
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「障害があれば何をやっても許されるのか」娘を殺害された母の悲痛と、5年越しの判決「5年間、裁判での『嘘』に苦しんだ」 「障害があれば何をやっても許されるのか」 娘を奪われた母親とその親族は、2度目となる松山地裁の法廷で、やり切れない思いを訴えた。地裁での審理を経て控訴審、更に上告、そして棄却。事件の発生から既に5年が経ち、長引く裁判に翻ろうされていた。判決で認定された事実を元に、事件と裁判を振り返る。◇◇事件発生は5年前 今から5年前、2018年2月に事件は起きた。13日、愛媛県今治市の会社敷地内から、運送会社に勤めていた、当時30歳の女性の遺体が見つかった。乱暴された痕跡が残る体には、首を手で絞められた跡、さらに被害者が着用していたタイツが首に巻き付けられていた。翌日、同僚の男が殺人容疑で逮捕された。西原崇被告、当時34歳。犯行当日の夜、西原被告と被害者の女性は2人きりで仕事をしていた。被害者とは10日前に知り合ったばかりだったが、西原被告は一方的に好意を寄せていた。 職場での様子を知る関係者は、西原被告が被害者の女性と2人きりで仕事することに「異様に興奮していた」と振り返る。 ◇◇「犯行当時の精神年齢は9歳」無罪主張同年3月7日、松山地検は殺人と強制わいせつ致死の罪で西原被告を起訴。10月16日に松山地裁で始まった裁判員裁判の初公判で、西原被告は起訴内容を否認した。弁護側は、殺意を否定した上で、「西原被告には軽度の知的障害があり、犯行当時の精神年齢は9歳程度だった」「ストレスなどで行動をコントロールできず、犯行当時の記憶も失っていた」「精神障害の影響で心身喪失状態だった」として、無罪を主張。 仕事上での作業の進め方をめぐり女性に怒りを覚えた末の、無自覚な犯行だったと述べた。 ◇◇ドラレコのSDカード抜き取り「責任能力ある」 一方の検察側は、犯行現場に止められていたトラックのドライブレコーダーからSDカードを抜き取るなど、西原被告が証拠隠滅を図っていたことなどを挙げ、知的障害の程度は軽く、刑事責任能力はあると述べ、無期懲役を求刑した。 ◇◇「強制わいせつ致死」退け懲役19年 11月13日に行われた判決公判で、松山地裁の末弘陽一裁判長(当時)は、突発的な殺意による犯行とした上で、「殺人罪」と「強制わいせつ罪」を認定。しかし「強制わいせつ致死」の成立については「合理的な疑いが残る」として退け、西原被告に懲役19年の判決を言い渡した。11月27日までに、弁護側と検察側の双方が控訴。審理の場は高裁へと移った。 ◇◇高裁が「裁判のやり直し」命じる 2019年12月24日、高松高裁は、「明らかな事実誤認がある」として一審判決を破棄、審理の「やり直し」を松山地裁に命じた。 差し戻しの理由の中で、高松高裁の杉山慎治裁判長は「殺人罪と強制わいせつ致死罪の成立を前提にするのが相当」と述べた。差し戻しを命じる高裁判断を受け、西原被告の弁護側は最高裁に上告したが、棄却された。 ◇◇4年越し、2度目の地裁での審理 2022年12月5日、再び松山地裁で始まった「やり直し」の裁判員裁判。最初の裁判から既に4年が経過していた。争点を「わいせつ行為の有無」「最初に首を絞めた時点での性的目的の有無」に絞り込んで開かれた差し戻し審の初公判で、弁護側は「わいせつの意図はなかった」として起訴内容を一部否認した。 2023年3月3日。 新型コロナの感染拡大などを受け、審理はさらにずれ込んでいた。この日の裁判では、朝から証人尋問が行われ、被害者参加制度により参加した被害者の母親や親族も被告人に対して意見陳述を行った。 松山地裁41号法廷には、証言者のプライバシーを保護する目的で、目隠しのパーティションやアコーディオンカーテンがすき間なく並べられていて、傍聴席の最前列に座った記者の目の前に、大きな壁のように立ちはだかる。そのすき間をぬうようにして、慌ただしく裁判所職員が動き回る。ほどなくして、静まりを取り戻した法廷内に、すすり泣いているのだろうか、パーティションに取り囲まれた証言台に立つ女性の存在に気付く。西原被告の母親だ。 ◇◇西原被告の母親が語った言葉 母親は、事件当時に西原被告が両親と3人で暮らしていたこと、元来、人と話すことが苦手でコミュニケーションがうまくいかないことが多かったこと、仲の良い友人はいなかったことなど、西原被告の人間関係を問う弁護士に答えた。 性格について聞かれると、注意をした際に急に興奮することがあり、特に女性のかん高い声や怒った声に反応することが多く、自身も尻を「けつられた(=けられた)」ことがあったと証言。10年ほど前には、西原被告から受けた暴力が原因で病院を受診したことがあったと振り返る。 被害者への弁償について問われる。少し落ち着きを取り戻していた西原被告の母親のおえつが、再び高まる。用意した弁償金は300万円という。「はした金かもしれないが、遺族に対して精一杯かき集めた」と声を絞り出す。その上で「被害者の家族に申し訳ない、したことを一生償って欲しい」と西原被告への思いを述べた。続いて検察官から、なぜこれまでの裁判の傍聴をしなかったのか問われると「申し訳なくて、見ていられなかった」と回答。夫は過去に傍聴をしていたものの、辛さに耐えられなくなり、裁判の途中で退席したことなどを挙げた。 西原被告は、3人の刑務官に取り囲まれて座っている。上下が黒いジャージー姿で、短めに整えられた髪。両手をひざに置き、うつむき気味の姿勢で、自身の母親の証言を聞いていた。◇◇「中学のころから友人はいない」 自閉症傾向など、軽度の障害がある西原被告。14歳になると、障害者の自立支援などを行う福祉施設に入所した。共働きの両親は、1日中面倒を見ることができなかったと、その理由を説明する。差し戻し前の審理内容を把握するため、過去の裁判で行われた被告人質問の録音が再生される。スピーカーから、証言する西原被告の声が流れ出す。 「小学生のころの記憶はない」「中学生のころ、学校に友人はおらず、弟とは週に2、3回遊んでいた」人と話すことが得意ではなく、また人に話したいと思うこともなかったと証言する西原被告。中学時代には、テレビゲームやサイクリングに興味を示したと話す。一方で、この頃、線路への置石などの問題行為もあったという。 その後の、5年間にわたる障害者福祉施設での生活の中でも、話すことのできる友人はできなかったと振り返る。この施設からは、脱走して退所した。社会人になってからは、職を転々としてきたと話す。「怒るとセーブが効かなくなる性格」が災いして、人間関係のトラブルが絶えなかった。友人ができることはなく、女性との交際経験もない。審理は進み、事件に直接関連する質問が始まった。西原被告は、被害者の女性の首を絞めたきっかけについて問われると、「覚えていない、大変申し訳ないことをしたと思っている」と答えた。◇◇「なぜ人を殺してはいけないと思う?」 「なぜ人を殺してはいけないと思う?」裁判官の問い掛けに、長い沈黙を経て「法律で決まっているから」と西原被告。「では、人が亡くなったらどうなると思う?」再び沈黙ののち「分かりやすくお願いします」と回答。 やり取りは続く。「(被害者が)将来しようと思っていたことはどうなる?周りの人はどう思う?」「出来なくなる、悲しい気持ちになると思う」 西原被告が持つ「自覚」や「罪の意識」を推し量るかのような質問が重ねられていく。 「家族が用意した弁償金の300万円についてどう思う?」 「申し訳ないと思う」 「見捨てずに出所を待つと話す母親をどう思う?」 「(沈黙)」 「被害者の母親が『もう娘と旅行できない』『写真を撮ることができない』と証言したことについてどう思う?」「大変悪いことをしてしまった」 「被害者の母親が、被害者の写真を見ていると、楽しい思い出の写真なのに涙が出てくるというのはなぜだと思う?」「(沈黙)」 「反省するというのはどういう意味だろう?」「――難しい」 ◇◇やり場のない悲痛な思い 午後、被害者参加制度により参加している被害者の母親が意見を述べた。「(差し戻し前の裁判の)一審判決、懲役19年に絶望した。たったの19年なのかと、地獄に突き落とされた気分になった。強い怒りと不信感がつのった」娘を奪われた悲しみに打ちひしがれた母親の悲痛な声が法廷に響く。西原被告に対する、そして裁判所の判断に対する、やり場のない思いがあふれ出した。「娘の幸せが私の幸せだった。一緒に旅行に行き、一緒に写真を撮りたかった」 被害者の母親の意見陳述は、事件当日の詳細な状況に迫る。「当日の朝、娘に『お仕事頑張ってね』とLINEをしたところ、仕事が嫌だという気持ちを表現するかのような、不機嫌そうな表情のウサギのスタンプが返ってきた」「今となって思うと、仕事に嫌なことがあるという意思表示だったのだろう」「西原被告には、これまでに何度も女性の首を絞めるなどトラブルがあった」「免許停止の時期が間近に迫っていたトラック運転手の西原被告は、娘と2人きりになれるチャンスをうかがっていた」深い悲しみの中にあってなお、淀みのない声で意見を読み上げていく。「娘は酷い殺され方をした。今治署に安置されていた、最後の姿が目に焼き付いている」 意見は、裁判に臨む西原被告の態度にも向けられる。「控訴審に一度も出廷しなかったのはなぜか。理由が分からない、本当に無責任だ」「今年1月になって、初めて反省文を受け取った」「事件からの5年間、裁判での『嘘』に苦しんだ。奈落の底にいると感じた」 ◇◇一転「戻った記憶」 被害者の母親が非難した、裁判での「嘘」。それは、差し戻し裁判で変遷した、犯行の動機に関する西原被告の供述への指摘だった。5年前に行われた最初の裁判で「犯行当時の記憶が無い」と証言していた西原被告は、差し戻し裁判で一転「記憶が戻った」とした上で「被害女性との仕事上のトラブルに腹を立てたことが犯行に及んだ理由」と述べ、性的な目的については否定していた。 「娘との間に生まれた仕事上のイライラが原因だったと証言している。トラブルがあったとすることで、わいせつ目的だったことを隠している」「西原被告を殺して刑務所に入っても構わない。包丁で刺して殺してやる。娘を返せ」「命の償いは命で、死刑にして欲しい」 やり切れない思いが込められた被害者の母親の意見陳述を、西原被告は、身じろぎすることなく、視線を足元に落として聞き入っていた。 「明るく、自慢の妻だった」続いて、被害者の女性の夫が意見を述べた。 「西原被告はこれまでに、複数の女性に対して脅迫文を送ったり、首を絞めるなどの暴行を行っていた。段々とエスカレートして、今回の犯行に繋がった」「正しい量刑を望んでいるが、事件に向き合うことが辛い」夫もまた、控訴審に出席しなかった西原被告の態度に触れた。 「絶対に更生しないと思った」「突然に記憶がよみがえったなどと話した。殺意がわく。今すぐにでも殺してやりたい」静かな口調で、しかし収めようのない怒りの感情を表した。 「西原被告が示した障害年金で被害弁償について、ふざけるなと思った。人の命を何だと思っているのか。罪を認めて欲しい」「たった懲役19年というのは受け入れられない。わいせつ目的が無かったというは信じられない」 その上で、夫もまた、被害者の母親と同様に極刑を望む意見を述べた。 「死刑以外にはあり得ないと思う」 続いて、被害者のきょうだいも意見を述べた。「軽度の知的障害を理由にしている」「障害があるから、その特徴を逆手にとって悪用している。障害があっても社会生活をしている人は大勢いる。障害があれば何をやっても許されるのか」収めようのない心痛が、痛烈な非難の言葉となって法廷内に響いた。◇◇殺人と強制わいせつ致死「成立する」 続いて行われる、検察官による論告求刑。この裁判では、西原被告が被害者に対して、首をタイツで強く締め付ける暴行行為を行ったか▽わいせつな行為を行ったか▽強制わいせつの故意があったか――の3点が争点となると説明。検察官は、被害者の遺体を調べた医師の証言を元に「被害者が死んだと思い、運搬する目的で首にタイツを巻いて引っ張った」とする西原被告の証言は「全く信用できない」と一蹴。さらに、検出されたDNA型などから、わいせつな行為があったと主張。「心臓マッサージをした際に、指をなめた」とする西原被告の証言も否定した。また、「被害者とのやり取りからイライラを募らせて暴行に及んだ」とする動機についても「好意を抱いていた被害者に対して、死亡させる危険性のある暴行に及ぶというのは飛躍であり不自然で信用できない」と指摘。「当初からわいせつ目的があり、被害者の抵抗を排除するために、両手で首を絞め付ける暴行を加えた」と主張した。 タイツで首を絞め付けたのは、面識のある被害者へのわいせつな行為を隠すための「口封じ」だったとして、被告には殺人と強制わいせつ致死が成立すると締めくくった。その上で、西原被告に無期懲役を求刑した。 ◇◇「懲役15~16年程度の判決が相応」 一方の弁護側。最終弁論で、犯行について「仕事上の不満が募ったことによる突発的なもので、計画性が無かった」と改めて主張。暴行の内容が酷く、被害者が死亡してもおかしくない内容だったとして、殺人についての争いは無いとした上で、「わいせつの意図は無かった」と述べ、強制わいせつ致死の成立については否定した。その上で、記憶を取り戻したと証言する西原被告が「思い出したことを反省している」ことや「軽度の知的障害を抱え、自閉症傾向があり、感情の制御が難しい」といった事情、さらには西原被告が障害基礎年金から弁償金を支払おうとしていることなど、酌むべき事情を挙げ「懲役15~16年程度の判決が相応」と述べた。 ◇◇「楽しい日々をできなくした」 結審を前に、迎えた最終陳述。西原被告は、言いたいことをまとめたという紙を手に証言台に立ち、その内容を読み上げた。 「ひどい暴行をしてしまった、大変申し訳ないことをした」「楽しい日々をできなくした、大変申し訳ない」「弁償や服役など、罪を償いたい」「しかし返って来ることはない、申し訳ない」「逆の立場なら絶対に許せない」「真剣に向き合って罪を償う」「短気な性格と向き合って直していきたい」 ◇◇事件から5年目の判決 3月10日に開かれた判決公判。松山地裁の高杉昌希裁判長は、起訴内容を全面的に認め、被告に求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。 最初の裁判で懲役19年の判決が言い渡されてから、およそ4年半が経過していた。 判決の中で高杉裁判長は、一連の犯行について「強い殺意に基づいた、被害者の尊厳を踏みにじる極めて悪質で残忍な行為」「ドライブレコーダーの消去など罪証隠滅行為は卑劣」と非難した。 判決の理由が読み上げられる。 「被害者は30歳という若さで突如生涯を閉じることを余儀なくされた」「新居を構え、ゆくゆくは子どもを授かり夫とともに温かい家庭を築くことを思い描いていたのに、被告の手によってその未来を奪われた」「わいせつな行為により尊厳は大きく踏みにじられた」 被害者参加制度で意見を述べた、被害者の母親と夫の心情にも及んだ。 「女手ひとつで大切に育ててきた愛娘を失い、大きな喪失感と、被告に対する深い憎しみ、怒りから心身に不調をきたした」「心の支えとなっていた最愛の妻を失ったことが受け入れられず、思い出の場所に行って被害者の面影を探し、抱えきれない悲しみや怒りで苦しんでいる」 そして西原被告の「障害」について触れる。 「被告には自閉傾向を含む軽度知的障害があり、一般的に衝動を抑制しにくい側面があった」と認定した上で、運転手として働くなど通常の社会生活を送っていたことや、犯行時には証拠隠滅行為を取っていたことなどを挙げ「障害が犯行に与えた影響は限定的で、被告のために大きく考慮することができない」と指摘。 その上で、「被害者に落ち度があるような弁解を繰り返し、自らの犯した罪に真摯に向き合うことができているとは言い難い」「謝罪の言葉は表面的」「事件から5年近くが経過してようやく書き上げた謝罪文に弁解を記載するなど、遺族らの感情を逆なでした」と言及。 反省は不十分と言わざるを得ないと結論付けた。 そして39歳になった西原被告に対して、判決が言い渡された。前回の一審判決より重い、求刑通りとなる無期懲役だった。 ◇◇2度目の判決「今後について話し合って決める」 松山地裁の法廷で、2度目となる判決。裁判の後、西原被告の弁護士は「今後について本人と話し合って決める」とコメント。主張がすべて認められた形となった検察は「適正に判断頂けた」と述べた。 この裁判の控訴期限は3月24日。午後4時の時点で、控訴の動きはない。 ◇◇そして控訴 3月27日、弁護士などによると、西原被告は無期懲役の判決を不服として、本人の意思で、24日付けで控訴した。あいテレビ[YAHOOニュース]なんとも悲しい事件でしたね。あくまでも自分の罪と向き合えられないことが逆に障がいなんでしょうね。☄(かなりの長文、事件の経緯や今後の成り行きも気になるので敢えて全文転載しています)550万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。❤にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.30
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自閉症、発達障害 理解求め歩く 札幌 当事者や家族、青色身に着け 自閉症などの発達障害に理解を深めてもらおうと、自閉症啓発のシンボルカラーである青色の小物を身に着けて歩くイベントが2日、札幌市内中心部で行われた。...この記事は会員限定です。[北海道新聞]こういう記事は公にして欲しいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.29
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障害者の投票支援呼びかけ 総務省、統一選控え対応例総務省は統一地方選で障害者が選挙に行きやすいよう、投票所での支援の例をまとめ、ホームページで公表した。各自治体の選挙管理委員会に柔軟な対応を呼びかけている。過去の選挙で「配慮を欠く対応を受けた」といった声があり、障害者団体が改善を求めていた。 総務省は昨年11月、都道府県選管を対象に市区町村の取り組みの好事例を調査。結果を踏まえてまとめた対応例では「相手の立場に立って安心感を持たれる応対を」「どのような手助けが必要か、本人に尋ねる」などと基本的な留意事項を示した。 その上で視覚、聴覚、知的など障害の種類に応じた具体的な対応方法を紹介。聴覚や知的の障害者らと指さしでやりとりできるよう、平易な言葉や絵でQ&Aを書いた「コミュニケーションボード」では、実際に使われている画像データを載せ、活用を促している。 投票所の職員に代筆してもらう「代理投票」の案内リーフレット、知的障害者向けに分かりやすく投票方法を解説した動画なども掲載した。[北國新聞]こうしてきちんとした対応例を提示されていれば、投票での不正などは防げますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.28
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漫画「だいすき!! ゆずの子育て日記」作者・愛本みずほさん 知的障害者の子育てを描いた作品に込めた思いは?<北の漫画家たち>漫画「だいすき!! ゆずの子育て日記」(講談社、17巻)は、知的障害のある女性が出産し、子育てする姿を描いた作品です。障害者の体験を踏まえた作品で、2008年にテレビドラマ化された際には大きな反響がありました。作品を手がけた漫画家・愛本みずほさん(58)=大阪府在住=は障害者の子育てに関する取材のため、北海道にも足を運んだそうです。北海道南西部・檜山管内江差町の社会福祉法人「あすなろ福祉会」が知的障害者に不妊処置を求めていた問題が、障害者やその家族、支援者のみなさんに波紋を広げています。愛本さんに漫画へ込めた思いや、知的障害者の出産・子育てについてどう考えるか聞きました。 「だいすき!! ゆずの子育て日記」 主人公の福原柚子(ゆず)は、障害者支援事業所に通う軽度の知的障害者。親しい関係にあった同僚の草介が交通事故で亡くなり、その直後に柚子の妊娠が発覚する。子どもは草介との間にできた子だった。柚子は娘のひまわりを出産し、シングルマザーとなって育てる。作品はひまわりの成長を軸に、母と子の絆や葛藤を描いた。2005~12年に講談社の漫画雑誌「BE LOVE」で連載。子育て経験がある障害者の実体験を踏まえ、育児で直面する困難や偏見をリアルに描いた作品として話題となった。2008年にドラマ化された際には、女優の香里奈さんが主演した。大人になったひまわりを描いた続編「ひまわり!! それからのだいすき!!」(全11巻)で16年にシリーズが完結した。今も読者から多くの手紙 ――知的障害者の出産、子育てを描いた「だいすき!! ゆずの子育て日記」の連載を終えて10年以上たちますが、今も読者から感想を書いた手紙が届くそうですね。 「障害のある方からも便りが届きます。本当にうれしいことです。多くの人が読めるように、作品では漢字にルビを振っていますが、漫画を読んで手紙を送るという作業は、負担の大きいことだと思います。文面から、すごく一生懸命書いてくれていることが伝わり、ありがたいです。実際に子育てをしている障害者から『参考になりました』と感想を寄せられたり、『柚子ちゃんも頑張ってください』と励まされたりもしました。ドラマ化後に北海道を訪れ、子育てをしている夫婦3組を取材したのですが、『ドラマを見ました』と言われ、反響の大きさを感じました」 あいもと・みずほ 大阪府出身。1988年「別冊フレンド」(講談社)でデビュー。現在、マンガアプリ「Palcy」(講談社)で恋愛サスペンス「愛しい嘘 優しい闇」を連載中。 ――「だいすき!!」の前には、取材を重ねた上で看護師が主人公の作品や、不妊を巡る話などを手がけてきましたが、なぜ、作品のテーマに、知的障害者の子育てを選んだのでしょうか。 「作品を連載した雑誌『BE LOVE』に当時、知的障害者の子育てに興味を持っていた編集者がいて、その編集者から漫画の連載を打診されたのがきっかけです。それまでの人生で、私は知的障害者と直接、関わったことはなく、子育てをしたこともありませんでした。関心がないわけではないけど、分からないことだらけ。私には難しすぎると思い、最初は断りました。でも押し切られる形で描くことになりました」 ――創作はどのようにして進めたのですか。 「取材は好きです。最初は編集者の紹介で、関東周辺で子育てをしている知的障害者の方から話を聞きましたが、なかなかストーリーが固まりませんでした。もっと多くの人に話を聞きたいと考え、子どもの発達支援などを手がける札幌の社会福祉法人「麦の子会」をはじめ、北海道から九州まで全国の障害者施設に足を運んで取材しました。連載開始までに1年かかりました。当初、取材した施設の方は、『いきなり来て何を聞くのだろう』と警戒感を抱いたことでしょう。何回か足を運び、私のそれまでの作品を読んでもらううちに徐々に信頼してもらい、深い話も聞けるようになりました」 ――主人公・柚子の妊娠が分かった時、真っ先に母親が堕胎を勧めたシーンが印象的です。知的障害者が妊娠した際に、親から出産を反対されるケースは少なくありません。...この記事は会員限定です。[北海道新聞]だいすき!!〜ゆずの子育て日記〜(1)【電子書籍】[ 愛本みずほ ]漫画でも参考になる部分が多いのでしょうね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.27
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知的障害ある13歳、一時保護先で死亡 9日前に入浴中にやけど愛媛県は30日、2021年12月に一時保護をした重度の知的障害がある児童(当時13)が、一時保護先の民間施設で死亡したと発表した。児童は死亡する9日前、施設の職員が目を離した際、浴室で両足にやけどを負ったという。死亡とやけどとの因果関係は不明としている。 児童相談所の機能を担う県福祉総合支援センターによると、一時保護は21年12月17日に開始。同月22日夜、児童が入浴中、施設の職員が浴室から約7分間離れた際、両足のひざ上から指先まで2度のやけどを負った。普段は43度にしている温水の設定温度を60度にしたまま戻していなかったという。児童は同月31日朝、高熱を出し、病院に搬送されたが死亡した。死因は敗血症としている。 センターは、施設職員が児童から目を離したことについて「不適切」だったとした。[朝日デジタル]2年前に一時保護して直ぐの事故、今頃になって発表とは不甲斐ないですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.26
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吹田市の障害者施設に通う男子中学生が死亡 送迎車から降りたあと行方不明に 市が施設を処分 大阪府吹田市の障害者施設「アルプスの森」に通っていた男子中学生が、去年、送迎車から降りたあと行方不明になり、近くの川で亡くなっていたことがわかりました。 市は施設を、新規利用者の受け入れを停止する処分にしました。 吹田市によりますと、この生徒が車を乗り降りする際には、2人以上が付き添うことになっていましたが、そのときは運転手が1人で降ろしていたいうことです。 生徒の安全確保を怠ったとして市は施設に対し、3か月間、新規利用者の受け入れを停止する処分にしました。 遺族は取材に「当時の状況にはわからないことも多く全容を解明してもらいたい。施設には正直に話してもらいたい」としています。読売テレビ(動画あり)[YAHOOニュース]ちょっとした気の緩みが事故や事件に繋がるものですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.25
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自閉症の娘の代わりに投票用紙を投じた母 有罪判決を不服として控訴自閉症の娘の代わりに投票用紙を投じたとして、公職選挙法違反の罪に問われた母(60)の弁護人が27日、罰金10万円とした一審・大阪地裁判決を不服として大阪高裁に控訴した。弁護側は一審で無罪を主張していた。2020年に行われた大阪市を廃止して特別区に再編する「大阪都構想」を巡る住民投票で、母は娘(23)の代わりに投票用紙を投じたとして同法違反(投票偽造)の罪で起訴された。 同法によると、心身の障害などによって自筆できない人たちの声を政治に反映させるための「代理投票」という仕組みがあり、投票所職員が記入して投票することができる。ただ、親族ら同伴者による代理投票は認められていない。 弁護側は、母が自分の投票用紙と、無記入の娘の分を投じたと説明。代理投票の仕組みを十分に理解しておらず、違法性の認識はなかったとして無罪を主張した。投票所に障害者福祉に詳しい職員を充てるような配慮などがなかったとして「起訴は不当だ」とも訴えていた。 一審判決は、投票所職員らの証言を踏まえ、娘は投票の意思表示をしていなかったにもかかわらず、娘の投票を偽造したと認定。職員らの説明などによって、母は違法性を認識していたとし、不正な投票が1票でも「投票の厳正さが害された」と判断した。 判決後、弁護人は取材に対し「娘が意思表示をした、というこちらの主張が認められず、票を入れたことだけをもって有罪とされたのは納得がいかない」と話した。朝日新聞社[YAHOOニュース]やはり親としては、罰金は納得がいきませんね。投票所に職員がいたならその時に、見逃さずに、きちんと対処して欲しかったですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.24
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【特集】作文「不思議な妹」 自閉症の障害を知ってほしい愛知県東栄町の小学5年生の男の子が書いた作文が、全国コンクールで最優秀作品の1つに選ばれました。題名は「不思議な妹」。どんな内容なんでしょうか。(詳しくは東海NEWSWEBでご覧ください)[東海NEWSWEB]リンク先のニュース動画から内容が覗けます。少年の思いがよく伝わる素敵な作文ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.23
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発達障害抱え…支え合う夫婦、上野樹里と演じる 瀬戸康史私小説-発達しょうがいのボクが純愛小説家になれた理由- テレビ朝日 7日午後11時15分(一部地域で放送時間が異なります)、8日午後11時「愛の物語です。今は人との距離感も難しいし、気にしなくちゃいけないことも多いけれど、もっとシンプルで行こうよって思える作品です」発達障害を抱え、さまざまな苦難に直面する小説家を支えていたのは、高校時代に出会った妻だった-。「いま、会いにゆきます」などで知られる作家の市川拓司さんの、妻との愛情にあふれた日々を基にした2夜連続のスペシャルドラマだ。主役の作家、伊佐山ジンを演じる。人一倍繊細なジンは、大きな声や他人の悪意などに敏感で、突然心身の調子を崩してしまう。「障害にスポットを当てると、大変だし、毎日何が起こるか分からない部分もある。でも、愛ややさしさにあふれている印象の方が強くて、読んだ後に心が温かくなりました」と脚本の魅力を語る。喜びを爆発させたかと思えば、体調を崩しぐったりする。感情の起伏が激しい役だが、「丁寧に演じました。結構早口で、高速でしゃべらなくちゃいけない部分は大変でしたけれど、楽しかったかな」。個性の強いジンに寄り添うのが、上野樹里演じる妻の優美だ。ジンが食べられるものや服に気を配る。体調を崩した夫を気遣う。優美が支えているように思える暮らしだが、ジンの見せる素直な言葉や愛情は、優美にとってもかけがえのないものだ。「夫婦が平等で、距離感がすごくいい。優美がジンを甘やかしていないんですね。お互いがお互いを支えていて必要としている。それってすごく大事だと思うし、僕もそういう夫婦でありたいと思いました」と明かす。・・・[産経新聞]これで二度目のお知らせです。いよいよですね。距離感さえ大事に出来れば、すてきな夫婦になれるのでしょうね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.22
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「スクランブル」反対乗り越え62歳で結婚 知的障害の夫婦、30年恋愛 「だめと決めつけないで」 周囲の反対を乗り越え、約30年越しの恋愛を実らせて62歳で念願の結婚を果たした夫婦がいる。反対され…この記事は会員限定記事です無料会員登録で月5本まで閲覧できます[信濃毎日新聞]62歳を過ぎれば、もはや反対する人もいなくなるのでしょうね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.21
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虐待を受けた障害者、年2900人超で過去最多 昨年度 福祉施設では950人超厚生労働省は24日、障害者に対する虐待の実態を把握する調査の最新の結果を発表した。昨年度(2021年度)の1年間に、障害福祉サービスの職員や親族などから虐待を受けた障害者は2960人。前年度から295人増えて過去最多を更新した。このうち、障害福祉サービスの職員から虐待を受けたのは956人。被害者の障害種別をみると(重複あり)、知的障害が72.9%と圧倒的に多かった。このほか、身体障害が16.5%、精神障害が15.3%、発達障害が6.1%となっている。この調査は、全国の自治体からの報告を厚労省が取りまとめたもの。今回の結果を踏まえ厚労省は、「社会的に障害者虐待への対応の重要性が広まってきたことで発覚につながっている。再発防止に取り組むことが大切で、引き続き力を入れていきたい」としている。加害者となった障害福祉サービスの職員は、男性が69.0%、女性が31.0%。虐待の発生要因では今回も、○ 教育・知識・介護技術に関する問題=64.5%○ 職員のストレスや感情コントロールの問題=54.8%○ 倫理観や理念の欠如=50.0%などが目立っている。また、昨年度の1年間に同居する親族などから虐待を受けた障害者は2004人にのぼっていた。障害福祉サービスの職員が加害者のケースも含め、自治体へ相談・通報があったのは計1万545件。初めて1万件を超えた。[JOINT介護ニュース]数字を窺うだけでも、辛く悲しい現実を感じますね。何より同居する親族からの虐待が増えているのも信じがたいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.20
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発達障害などで「通級指導」受ける子12%増 21年度18万4千人発達障害があるなどの事情で、通常学級に在籍しつつ、一部の授業では別教室で「通級指導」を受ける小中高生が2021年度、18万3880人となり、前年度から12%増えたことが24日、文部科学省の調査で分かった。文科省は障害への理解が深まり、指導に当たる教員も増えていることが背景にあるとみている。 21年度を通じて通級指導を受けた児童生徒の数を調査。学習障害(LD)が3万4135人、注意欠如・多動症(ADHD)が3万8656人、自閉症が3万6760人だった。過去の調査と方法が異なるため単純比較できないが、前年度に続いて最多を更新した。朝日新聞社[YAHOOニュース]新年度も現場は厳しい状況に措かれますね。朝日デジタルでは有料記事でも、YAHOOサイトで全文掲載してくれるのが有難いです。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.19
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奥山佳恵 11歳次男が行方不明になる騒動を報告 4キロ離れた場所で発見「生きた心地しなかった」タレント奥山佳恵が18日、公式ブログで今月、「次男が行方不明になる事件があった」と明かした。次男の美良生さんは11歳で、ダウン症であることを公表している。 奥山がカラオケに興じていた際に、次男と自転車で遊びに行っていた夫から行方不明になったと連絡があったという。雨の中捜索して、発見されたのは1時間後。はぐれた場所から4キロも離れていたという。 奥山は「生きた心地がしなかったのは私より、現場にいたパンジー(夫の愛称)。雨に濡れながらの捜索だった。藤沢警察、茅ヶ崎警察のおまわりさん、お声がけをしてくださった方、保護してくれたカフェの方!本当にお世話になりました」と感謝。「美良生が無事、見つかった報告を受けまっさきに脳裏に浮かんだ文字は『GPSー!!』早急に入手せねば!後日、美良生を保護してくださったカフェに3人でお礼のご挨拶をしに、改めて美良生が移動した距離をたどって『こんなに移動しちゃったの?』と驚いたもん・・!だって4キロよ?体力がどんどんついていくのはありがたいことではあるけれどー!」とつづった。 奥山は藤沢市に在住。インスタグラムでは、湘南ライフの様子を笑顔いっぱいに紹介している。デイリー[YAHOOニュース]無事に見つかって良かったですね。きっと育児中、誰でも一度は経験することでも、生きた心地がしませんね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.18
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指定難病に3疾患を追加指定 厚労省検討委が了承厚生労働省の指定難病検討委員会は22日、医療費の助成を受けられる「指定難病」として、乳児期早期からの筋緊張低下や重度の知的障害などの特徴がある「MECP2重複症候群」など3疾患を追加指定することを了承した。指定難病は計341疾患になる。 このほか、気道内などの線毛の運動が障害される「線毛機能不全症候群(カルタゲナー症候群を含む)」と、背骨の変形などの症状がある「TRPV4異常症」の2疾患も指定する。3疾患の患者数はそれぞれ50~5000人程度いるとみられる。今後、パブリックコメント(意見公募)や自治体への周知を経て、助成を始める方針だ。毎日新聞[YAHOOニュース]指定難病が計341疾患とは、びっくりですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.17
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障害者雇用、助成金新設へ 厚労省、相談や定着支援 厚生労働省は21日までに、企業の障害者雇用を支援する助成金を新たに二つ設けることを決めた。雇用経験やノウハウが乏しい中小企業を念頭に、雇い入れ時に支援機関からアドバイスを受けやすくするほか、中高年の障害者が働き続けられるよう定着を図る。 既存の助成金も額を増やすなど大幅に拡充する。一定規模の企業に義務付けられる障害者の雇用割合(法定雇用率)は引き上げが決まっており、雇用の「量」だけでなく「質」も確保するのが狙い。審議会の了承を経て、来年4月に施行する。 助成金の新設は、昨年末に成立した改正障害者雇用促進法に盛り込まれた。[東京新聞]施行は来年なんですね。『雇用の「量」だけでなく、「質」も確保』何より願うところですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.16
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ドアをひもで固定…コロナ感染の障害者を10日間閉じ込め 施設側の説明は?<ニュースあなた発>介護が必要な障害者らが入所している東京都小平市の救護施設「くるめ園」で昨年12月、新型コロナウイルスに感染した入所者が部屋から出ないようにするため、ドアをひもで固定し、10日間にわたって閉じ込めていた。本紙「ニュースあなた発」に届いた情報を基に取材し、園が閉じ込めた事実を認めた。入所者を部屋に閉じ込める行為は障害者虐待防止法の身体的虐待に当たる。外部からの指摘で事態を把握した都は今月初めに改善を指導した。◆施設側は「急行できる態勢を取っていた」と主張 園によると、昨年12月下旬、入所者の70代女性が発熱し、新型コロナの感染が判明。軽症だった。 女性には知的障害があり、施設内を徘徊はいかいする癖があったことから、園の職員がドアの外側の取っ手と廊下の手すりをひもで縛り、中から開けられないようにした。50人いる入所者のうち、女性は3人目の感染者だった。 部屋は2人用で、同室には足の不自由な70代女性もいた。同室の女性は感染していなかったが、園は濃厚接触者として一緒に閉じ込めた。園は、入所者らの療養期間を10日間に設定。2人の閉じ込めは10日間続き、感染者の女性の症状は治まったという。 園は、食事の提供やおむつ交換を含め、2〜3時間おきに職員が健康状態を確認していたと主張し、「部屋にはナースコールもあり、万が一の時には急行できる態勢を取っていた」としている。 施設の入所者を居室などに隔離する行為は、障害者虐待防止法などの身体的虐待に当たり、緊急時以外は原則禁止されている。緊急時でも施設で協議し、その結果を記録に残す必要がある。くるめ園では、現場職員の判断で行われ、記録も残していなかった。◆専門家は「感染防止ですべて許されるわけではない」 都は防止法の考え方を踏まえて「閉じ込めは不適切」と見なし、指導した。 園の友田邦治施設長は本紙の取材に「記録を残していなかったのは問題だった」と手続き上の不備を認めたものの、閉じ込めた行為自体は「感染防止のためだった」との認識を示した。 日本社会事業大の曽根直樹准教授(障害者福祉)の話 今回のケースは虐待に当たるだろう。新型コロナの感染拡大で同じような事例は他の施設でも起きている。感染拡大防止という理由で、すべてが許されるわけではない。部屋に閉じ込める行為は、入所者に恐怖や不安を与える可能性があり、問題がある。他の方法がないか十分検討されたかも疑問だ。 東京医療保健大の菅原えりさ教授(感染制御学)の話 感染症対策は、人権の制限と表裏の関係だ。今回のケースでは、感染者が部屋から出ることを前提に、感染ゾーンを広めに設定するなど、もっとよい対応があったと思う。いざ感染症が起きてから現場で正しく判断するのは難しいので、平時から専門家と連携し、想定ごとに対策を練っておくことが大切だ。[東京新聞]内部告発からの取材なんでしょうかね。隠れてできることではないので、やはり最初に専門家と連携し、十二分に検討することが大事ですね。549万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.15
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長野市3人死亡火災、障害者施設に通う32歳次男を放火容疑で逮捕 18日未明、長野市風間の中村均さん(69)方が全焼する火災があり、焼け跡から3人の遺体が見つかった。長野県警は18日夜、同居する次男(32)が火をつけた疑いが強まったとして、現住建造物等放火容疑で逮捕した。発表では、次男は18日午前1時から3時10分頃までの間に、家族5人で暮らす木造2階建ての自宅に放火した疑い。次男は障害者の就労を支援する福祉施設の通所作業員で、調べに対し、容疑を認めているという。家族5人のうち、中村さんと妻・由利子さん(60)、中村さんの母・幸子さん(94)の3人と連絡が取れなくなっており、県警は焼け跡で見つかった遺体がこの3人とみて確認を進めている。出火当時は30歳代の長男も在宅中だったが、避難して無事だった。関係者によると、次男は出火後、一時行方が分からなかったが、自身が通所する施設で見つかったという。 現場はJR長野駅から東に約3キロの住宅や畑が点在する地域。[読売新聞]福祉施設の就労を支援をする立場の作業員に一体に何が起きたのでしょう。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.14
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スペシャルドラマ『私小説 -発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-』テレビ朝日【前編】2023年4月7日(金)よる11:15~放送(※一部地域で放送時間が異なります)【後編】2023年4月8日(土)よる11:00~放送発達障害を抱える夫と、寄り添い続ける妻…2人が紡ぐ《心温まる優しい世界》がこの春、日本中をそっと包み込む――主演・瀬戸康史×上野樹里ベストセラー作品『いま、会いにゆきます』を生み出した小説家・市川拓司氏を支えたささやかな愛と日常-。《不滅の夫婦純愛》を2夜連続でドラマ化!発達障害を抱える夫と、寄り添い続ける妻――恋愛小説家・市川拓司氏を支える《不滅の夫婦純愛》を、至高のタッグ《主演・瀬戸康史×上野樹里》でドラマ化! 《普遍的な愛の尊さ》を切なくも温かく綴り、日本中を感涙させたファンタジー恋愛小説『いま、会いにゆきます』。2003年に発刊され、翌年公開の映画も興行収入48億円の大ヒットとなった、あのベストセラー作品を生み出したのが恋愛小説家・市川拓司氏です。発達障害を抱え、社会生活で数々の困難に直面しながらも、この《傾いた個性》があったからこそ強くなり、小説家になれたという市川氏。さらに…彼がさまざまな苦難を乗り越えていく上で絶対になくてはならない存在――それが高校時代に出会って以来ずっと支え続けてくれた妻でした。 そんな市川さん夫婦が実際に育んできた《愛のかたち》を基に、《発達障害を抱える夫と、彼に寄り添い続ける妻の純愛物語》を描くスペシャルドラマ『私小説 -発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-』がこの春、2夜連続で放送されます。本作は2018年に発刊された市川氏の同名タイトル著書を軸に、映画『いま、会いにゆきます』も手掛けた岡田惠和氏が脚本を担当。さらに…《主演・瀬戸康史×上野樹里》――微に入り細を穿つ表現力で日本のエンタメ界を牽引する2人が、《不滅の夫婦純愛》をしなやかに熱演! 息苦しさを感じがちな現代を生きる人々の心に、そっと寄り添うように…共感と癒やし、前向きに穏やかに明日を生きる活力を与えてゆきます。「すべてをさらけ出してお芝居ができた」、「臨機応変に動いてもしっくりきた」… 瀬戸&上野、12年ぶりの再共演で心から共鳴! 《心温まる優しい世界》を構築 前後編にわたり、スペシャルドラマ『私小説 -発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-』の語り手となるのは、主演の瀬戸が演じる主人公・伊佐山ジン。そして、上野が演じる彼の妻・優美です。人一倍繊細であるがゆえ、無作為に人々から発せられる悪意に耐えきれず、突発的に心身が乱れてしまうジン。そんな彼が心から愛する存在で、また自身も大きな愛と一歩引いた俯瞰の目で夫を包み込む妻・優美。この夫婦の深い愛を、NHK大河ドラマ『江 ~姫たちの戦国~』(2011年)以来…12年ぶりの共演となる瀬戸と上野が体現します。 「ここまでガッツリ、一緒にお芝居するのは今回が初めて」という2人。ですが、その心は言葉を介さずとも、自然と共鳴! 「ジンは優美が大好きで、心から愛している――その揺るがない愛一本で、ジンを演じようと心掛けていました。優美を演じる樹里さんは素直で嘘がない方なので、僕もすべてをさらけ出す気持ちでお芝居ができました」と瀬戸。一方、上野も「瀬戸くんは『江』で演じられた美男子・森蘭丸のイメージが強かったんですけど、いざ撮影が始まったら…動きから何からジンそのもの! 撮影現場でお互い妥協することなくお芝居を追求することができましたし、それぞれ臨機応変に動いてもしっくりきたんです」と、歓喜の笑みを浮かべます。 そんな2人が本作で作り上げるのは《心温まる優しい世界》。キュッと胸が締め付けられたり、微笑ましい気持ちになったり、じんわり心が温まったり…。周りの人とちょっと違うかも…と思う行動や心模様も、唯一無二の個性と捉え、のびのびと向き合って生きることで、その先にはキラキラとした新しい世界が待っている! 「誰一人取り残さない」を原則とするSDGsでも、ダイバーシティ(多様性)とインクルーシブ(共生)が開発目標として掲げられる今――瀬戸&上野が先入観に囚われることなく、心のままに演じる《誰もが享受すべき、ささやかな愛と日常》に、どこまでも心満たされてください。[tv asahi]新春の二夜連続のドラマ、楽しみですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.13
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「殺そうと思って殺したわけではない」母親を殺害した疑いで40歳娘を送検 函館市で母親を殺害したとして、18日に40歳の女が逮捕された事件で、女は「殺そうと思って殺したわけではない」と話していることが新たに分かりました。 函館市赤川1丁目の40歳の女は、同居する母親の長谷川麗子さん68歳を自宅で殺害した疑いが持たれています。警察の調べに対し女は、殺害したことは認めているものの「殺そうと思って殺したわけではない」と話していることが新たに分かりました。近所の人は「娘さんは知的障害があって、夏場とか窓を開けていると、もめている声は聞こえていました」と話しています。警察によりますと逮捕された女は知的障害の疑いがあり、責任能力の有無も含めて当時の詳しい状況を調べています。[HTB 北海道ニュース]果たして母を亡くした娘はどう感じているのでしょうね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.12
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自閉症の娘の代わりに投票、母に有罪判決 公職選挙法の罪で在宅起訴大阪市を廃止して特別区に再編する「大阪都構想」の是非が問われた2020年の住民投票で、自閉症の娘の代わりに投票用紙を投じて偽造したとして、公職選挙法違反の罪に問われた母(60)=同市淀川区=の判決が15日、大阪地裁であった。矢野直邦裁判長は「娘は投票の意思表示をしていなかった」と述べ、罰金10万円(求刑罰金20万円)の有罪判決を言い渡した。公選法の定めでは、心身の障害などによって自筆できない人は、投票所の職員に「代理投票」をさせることができる。一方、親族ら同伴者には認められていない。選挙の公正などを確保するためだが、刑事責任を問われたケースは珍しく、判断が注目されていた。 区選挙管理委員会から被害申告を受けて捜査していた淀川署から書類送検を受けた大阪地検は、市内の期日前投票所で20年10月、自閉症の娘(23)の投票用紙を投票箱に投入し、偽造した罪で母を在宅起訴した。公判では、正当な理由がないのに娘の投票に干渉した罪にあたる、とも主張した。 これに対し、弁護側は、母が代理投票の仕組みを十分に理解しておらず、違法性の認識はなかったとして無罪を主張。投票所に障害者福祉に詳しい職員を充てるような配慮などがなかったとして「起訴は不当だ」とも訴えていた。 母は被告人質問で、投票の経過について「(娘は)投票の意思表明をしたが、認めてもらえなかった」などと説明。娘が慣れない状況でパニックになるのではないかという焦りもあったと述べていた。朝日デジタル[YAHOOジャパン]選挙会場にきちんと支援員が配備されていれば防げた事案かとも思われるので、罰金とは余りにも理不尽にも思えますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.11
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70代兄弟の2人暮らし…知的障害の74歳兄への暴行事件で判決去年、知的障害を持つ74歳の兄を70歳の弟が殴打し、その後、遺体で見つかった富山県上市町での事件。その弟も精神科の受診を続けていて、裁判官は「社会の中で更生する機会を与える」として猶予付き判決を言い渡しました。傷害の罪で判決を受けたのは、山県上市町の無職、栗井昇被告、70歳です。判決によりますと、去年8月、栗井被告は自宅で2人暮らしをしていた兄、博光さん(当時74)の頭部を木の棒で叩き、けがをさせたとされています。15日の初公判で、栗井被告は犯行の動機をこう説明しました。弁護士:「どうして実の兄を木の棒で叩いたのですか?」栗井被告:「兄貴、毎日『死ぬわ死ぬわ』って言っていて、『やめろ、叩くぞ』と言ってもいつまでも言うもんだから叩いた」兄の博光さんは知的障害があり、栗井被告は2011年にも同様に博光さんに暴行を加えたとして傷害の罪で執行猶予付きの判決を受けていました。この日の公判で検察側が明らかにした栗井被告の姉の証言によりますと、栗井被告は以前から自分の思い通りにならないことがあると周りの人に暴力をふるう傾向があり、精神科を受診していたということです。そして去年8月、栗井被告は寝室にいた博光さんの頭部を木の棒で殴打。4日後に自宅を訪れた姉が博光さんが動かないことから警察に通報しました。判決では博光さんの死因は糖尿病との合併症であり、殴打によるケガが死因ではないとしていますがー。栗井被告:「僕がたたいたから亡くなったと思っている。兄貴に悪かった」 検察官は「常習的に暴力を加えるなど酌量の余地がない」として、懲役1年6か月を求刑。富山地裁の細野高広裁判官は「社会の中で更正する機会を与えることにした」として、懲役1年6か月、執行猶予4年の判決を言い渡し「どうか罪を犯すことがないように、社会で生活してください」と言葉をかけました。[TBS NEWS DIG]常習的に暴力の傾向があり、以前にも兄を暴行している上での執行猶予判決。70歳を過ぎてどうやって社会で生活できるのか、逆に不安が過りますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.10
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ディズニーランドと天皇制の共通点とは…次々と異様な議論や“たとえ話”を出す「ぶっ飛んでいる」本の魅力 わけあって、3年ほど前から、発達障害(主にADHD:注意欠陥多動性障害)について取材しているのだが、あまりにわかりにくい概念で呆れる。最近ではさすがにだいたい理解できてきたが、今度はそれを人に説明できずに難儀している。 難しさの一つは個人差。ADHDの場合、「注意力が散漫」「段取りよく作業できない」「目先の利益にとらわれがち」「思ったことをすぐ言ってしまう」などがよく挙げられるが、同じADHD当事者でも、症状の現れ方はてんでんばらばらである。 二つめは程度。上に挙げた“症状”を聞いて、読者の方は「誰だって多少はあるよ」と思うはず。そう、ADHDとは「程度」の問題なのだ。学校や家庭や職場といった社会(他者)とうまくやれているかどうかが発達障害の診断基準である。つまり主観的かつ相対的な評価しか存在しないのだ。 ……ほら、もう発達障害のことを考えるのが嫌になったでしょう? そこで本書を開こう。冒頭にすごいことが書いてあるのだ。「『普通の』人たちというのは、『相手が自分のことをどう考えているか』が、『自分がどうしたいか』よりも優先される人だと、とりあえずはここでは言っておきたい」 言い換えれば、「相手が自分のことをどう考えているか」より「自分がどうしたいか」が優先しやすい人を発達障害と大雑把に定義することができる。自分がどうしたいかとは「肉は嫌いだから食べない」というような拒否感も含む。 これほど、わかりやすい発達障害の基本定義はないんじゃないか。大雑把すぎるかもしれないが、それゆえに広く深く使えると私は思う。少なくとも出発点はこれでいい。 自分の欲求や嫌悪を相手より優先すれば、相手(他者や社会)とぶつかりがちなことはすぐにわかる。では、相手の目を優先する普通の人は問題ないのかというと、答えはノー。普通の人は発達障害の人より生きていくために他者の承認(いいね)を必要とするからだ。 この意外な着目点からスタートする本書は、「他者の承認(いいね)とは一体何か」を精神医学、哲学、文学、芸術を総動員して深掘りしていく。その才気煥発ぶりは尋常でない。どうやら著者自身かなりADHD傾向が強いらしく、途中からは「歯止めの利かなくなった手品師」のように、シルクハットから次々と異様な議論や「喩え話」を取り出していく。私は「ディズニーランドと天皇制の共通点」でのけぞった。ぶっ飛んでいる。でもめっちゃ面白い。 普通の人が陥りやすい「いいね地獄」からの脱出方法として、「誰もがある程度持っているADHD的傾向が役立つ」という箇所に注目したい。ADHD的な魅力を充満させた本書がそれを証明していると思う。 かねもとこうすけ/1957年生まれ。京都大学医学部卒業。現在、愛知医科大学医学部精神科学講座教授。専門は精神病理学、神経心理学、臨床てんかん学。『なぜ私は一続きの私であるのか』『発達障害の内側から見た世界』など著書多数。 たかのひでゆき/1966年、東京都生まれ。ノンフィクション作家。著書に『謎の独立国家ソマリランド』『語学の天才まで1億光年』など。高野 秀行/週刊文春 2023年3月16日号[YAHOOニュース]普通という異常 健常発達という病 (講談社現代新書) [ 兼本 浩祐 ]対人関係からの視野、とても興味深い定義ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.09
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子どもの発達障害研究の第一人者・榊原洋一先生によるWEBセミナーが3月24日に開催決定講談社の子育て情報メディア「コクリコ」主催のオンラインライブセミナー【正しく知って安心! 「子どもの発達障害」】株式会社講談社の子育て情報メディア「コクリコ」(https://cocreco.kodansha.co.jp/)は、2023年3月24日(金)20:00-21:00にオンラインライブセミナーを開催します。子どもの発達障害研究の第一人者である、お茶の水女子大学名誉教授・榊原洋一先生を講師に招き、「子どもの発達障害」について、パパママの「わからない」「どうすればよい?」に答えます。数ある年齢別知育絵本のなかで、長年1番人気の「えほん百科」シリーズ(講談社)。その信頼を支えているのは、子どもの発達研究の第一人者である榊原洋一先生の監修です。講談社の子育て情報メディア・コクリコでは、「えほん百科」シリーズにならう形で、榊原先生に年齢別に子どもの発達についてお話をいただいてきました。「安心した」「明日からの子育てをがんばれそう」と、視聴者のみなさまからも感想をたくさんいただいております。いっぽう、過去4回のセミナーを通じてみなさまからいただいた質問に「発達障害」にまつわるものが多くあったため、今回は特別に「子どもの発達障害」について的をしぼり、お話をうかがうことにしました。おもに未就学児についてのお話になる予定です。「子どもの発達障害」は、榊原洋一先生のご専門です。いまも実際に小児科医として診察を続けていらっしゃる榊原先生に詳しくお話をうかがいます。本セミナーは全国どこからでも視聴可能、無料でご参加いただけます。また参加申し込みをいただいた方を対象としたプレゼント企画のご用意もあります。現在申し込み受付中。ぜひこの機会にご参加お待ちしています。★こんな悩みや心配を持つパパママにオススメします・「発達障害」という言葉をよく聞くけれども、どのようなものかよくわからない・子育て本に書いてあるような年齢に応じた発達が見られず心配・子どもが発達障害ではないかと思うときがあるが、どうしたらいいかわからない★講師紹介榊原洋一 ※「榊」の漢字は正しくは木へんに神さかきはら よういち1951年東京生まれ。小児科医。東京大学医学部卒、お茶の水女子大学子ども発達教育研究センター教授を経て、同名誉教授。チャイルドリサーチネット所長。小児科学、発達神経学、国際医療協力、育児学。発達障害研究の第一人者。著書多数。監修を手がけた年齢別知育絵本「えほん百科」シリーズは大ベストセラーに。現在でも、子どもの発達に関する診察、診断、診療を行っている。★オンラインセミナー概要【セミナー名】正しく知って安心! 「子どもの発達障害」(「子どもの発達を知ろう」第5回)【講師】小児科医/お茶の水女子大学名誉教授 榊原洋一先生【日時】2023年3月24日(金) 20時00分〜21時00分【対象】未就学児の保護者【参加資格】講談社コクリコCLUB会員限定【費用】無料【配信形式】Zoomを使ったオンラインライブセミナー【主催】株式会社講談社★オンラインセミナーの詳細と申し込み方法はこちらをご確認ください。https://cocreco.kodansha.co.jp/cocreco/general/childcare/IWF6b[PRTIMES]CLUB会員にならないと参加できないようでも、貴重な一時間となりそうですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.08
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小さな企業 知的障害者は欠かせない戦力 障害者雇用促進法 に伴う雇用義務がない小さな企業で、知的障害者が戦力として活躍している。企業側が障害の特性を理解して対応することで能力を発揮してもらい、本人の自立だけではなく企業の業績安定や職場環境の改善にも貢献している。「仕事は楽しい」 熊本市南区でベビーリーフを販売する「ベジタブル・ユー」。年間生産量は400~500トンと国内トップクラスだ。同じ敷地にあるグループ会社「ベジタブル・ウェル」の作業場では2月下旬、16人の社員が葉のパック詰めや検品などを行っていた。 16人のうち7人には、知的障害がある。勤続9年の高松秀行さん(30)もその1人。一部の計算は苦手だが、全体の 進捗しんちょく を把握することはでき、作業が遅れ気味の工程を自ら見つけて手伝うことができる。「仕事は楽しい。休憩時間にみんなと話すのが好き」と話す。 両社の社長、 小原おばら 弘一さん(59)が2012年にベジタブル・ウェルを設立したのは、知的障害がある次男の啓太さん(38)がきっかけだ。啓太さんは就労継続支援事業所で働いていたが、対価として支払われる工賃は月約5万円で、職員から声を荒らげられることもあり、続けられなくなった。 ベジタブル・ウェルは、知的障害がある社員も週休2日、フルタイムで雇用している。雇用保険や賃金体系は健常者と同じで、手取りの月収は平均約15万円。頑張りに応じた昇給もある。作業場では出荷先や出荷量がいつでも確認できるよう板書され、健常者の責任者が作業のやり方などを助言する。「やりがいが成長につながるのは皆一緒です」と小原さんは話す。低い雇用達成率 厚生労働省によると、22年6月時点の法律で定められた雇用率を達成した企業の割合は、1000人以上が62・1%、500~1000人未満が47・2%など。一方、21年6月時点で、従業員数が43・5~45・5人未満の規模が小さい企業(2657社)のうち、2・3%の雇用率を達成したのは35・1%。63・2%の社は1人も雇っていなかった。障害者雇用に詳しい横浜市立大の影山 摩子弥まこや 教授(経済原論)は「障害の特性と仕事内容のマッチングが重要なので、1人で様々な仕事を担う中小企業が雇用するには難しい側面がある」と話す。広がる「雇用代行ビジネス」 障害者雇用促進法が求める法定雇用率の達成を目的に、企業が障害者雇用を外注する「障害者雇用代行ビジネス」が広がっている。 代行ビジネスは、法定雇用率が未達成の企業の要請に応じて、障害者の働く場を提供するビジネスモデル。例えば、代行ビジネス運営会社が農園を企業に貸し、企業がそこで障害者を雇い、運営会社が労務管理を担う。一方、収穫された作物は社員食堂で使用され、無料で社員に配られる。この仕組みで企業は雇用率を達成し、障害者には賃金が支払われて農園には利用料が入る。一見、不利益はないように見えるが、障害者は経済活動の外に置かれ、健常者とともに仕事をする機会が奪われるため、同法の理念である「共生社会の実現」にはつながらない結果となる。昨年12月の国会では、障害者総合支援法改正案の付帯決議に「代行ビジネスを利用することがないよう、事業主への周知、指導等の措置を検討すること」との一文が盛り込まれた。障害者雇用促進法 障害者の社会参加を実現するため、従業員43.5人以上の民間企業に2.3%以上、国、地方自治体に対し、2.6%以上の雇用を義務づけている。昨年6月1日現在の民間企業の雇用障害者数は、過去最多の約61万4000人で、内訳は身体障害者約35万8000人、知的障害者約14万6000人、精神障害者約11万人[読売新聞]こんな障害者雇用代行サービスがあったんですね。益々バリアーが敷かれる現状、不甲斐ないですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.07
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発達障害の指導、受けやすく 教員「巡回」の自治体支援へ 文科省文部科学省は、公立小中学校などの通常学級に在籍する発達障害児らが週に1、2回、コミュニケーション方法などを個別に学ぶ「通級指導」を受けやすくする方向で調整している。 障害のある子どもが別の学校まで出向かなくてもいいように、指導教員が各校を巡回する方式を後押しする。この方式を採る自治体に対し、同省は2024年度から支援を強化することを検討している。 通級指導は、校内に指導教員がいれば自校で受けられる。いない場合、指導教員がいる拠点校に子どもを行かせる「他校通級」と、指導教員が各校に出向く「巡回指導」があり、自治体ごとに方式を決める。国は指導教員の人件費を一部補助している。 文科省によると20年度の通級指導の割合は、自校方式64%、他校通級28%、巡回指導8%。他校通級は、保護者が子どもを拠点校まで送迎しなければならず、負担が重く通級を断念するケースもある。 一方、巡回方式は教員の移動にお金や時間がかかる。そのため、特に地方で他校方式を選ぶ自治体が多いとみられる。文科省は、子どもが移動しなくても指導を受けられるよう、自治体に財政支援して他校方式から巡回方式への転換を促したい考えだ。 20年度に通級指導を受けた子どもは約16万人。注意欠陥・多動性障害(ADHD)や自閉症などの発達障害が半数以上を占める。ただ、文科省の調査によると通常学級に在籍する小中学生の8.8%に発達障害の可能性があり、このうち通級指導を受けている子どもは1割にとどまる。障害を抱える子どもは多い一方、支援が行き届いていない状況が指摘されている。 JIJI.COM[YAHOOニュース]一歩進んでの現場への巡回支援、子どもの負担も減りますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.06
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ウイルス由来ゲノムが自閉症に関わる?神戸大学大学院 医学研究科 生理学分野の内匠 透 教授(理化学研究所 生命機能科学研究センター 客員主管研究員)、Chia-wen Lin 研究員らの国際共同研究グループは、これまで世界的に利用されている特発性自閉症のモデルマウスと、その亜種とを比較解析することで、内在性のレトロウイルスの活性化が自閉症の感受性を上昇させることを明らかにしました。また、この亜種のマウスは記憶能力の低下を伴うことなく、自閉症の主症状によく似た行動異常を呈したことから、既存のモデルマウスよりも正確なモデルであることを見出だしました。今後、自閉症の病態分類が進むことで、自閉症をはじめとする神経発達症の新たな治療戦略の創出が期待されます。詳細は神戸大学のホームページをご覧ください。報道担当理化学研究所 広報室 報道担当お問い合わせフォーム[理化学研究所]思わぬ視点からの研究ですね。神経発達症の治療が可能となる日が来るといいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.05
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世界自閉症啓発デー・発達障害啓発週間東京ゲートブリッジと都庁舎をブルーにライトアップします!毎年4月2日は、国連が定める「世界自閉症啓発デー」です。また、4月2日から8日は、厚生労働省が定める「発達障害啓発週間」として、日本各地で自閉症等の発達障害について啓発する活動が行われています。東京都では、自閉症等の発達障害に対する理解が社会全体で進むよう、普及啓発の一環として東京ゲートブリッジ及び都庁第一本庁舎をブルーにライトアップします。[東京都]<ライトアップの予定>東京ゲートブリッジ(東京都江東区若洲)令和4年4月2日(日曜日)日没から24時00分まで都庁第一本庁舎(東京都新宿区西新宿二丁目8番1号)(都庁舎のライトアップは、地球環境に配慮してバイオマス電力を使用します。)令和4年4月2日(日曜日)から8日(土曜日)まで18時00分から21時00分まで特に意識して観たことはないけど、インパクトはありますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.04
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相談員の夢へ一歩 ひきこもりと障害乗り越え 宮津・糸井さん 社福法人内定、来月現場に /京都17年間のひきこもり経験がある宮津市須津の糸井博明さん(48)が4月1日、障害者通所施設たんば園(兵庫県丹波市柏原町)で支援員として働き始める。運営する社会福祉法人恩鳥福祉会から内定通知が届き、就職が決まった。ひきこもり後、「障害者のために役立つ仕事をしたい」との志を抱き、郵便局で働きながら2022年秋には通信制大学を卒業。目標である相談員になるため、現場で第一歩を踏み出す。 糸井さんは14歳から31歳まで自宅でひきこもった。「原因はよく分からない。家庭内の不和などさまざまな要因が重なったと思う」と振り返る。統合失調症と診断され、一時は精神科の閉鎖病棟で治療を受けた。06年に退院した後は豆腐製造などの仕事に従事した。この記事は有料記事です。 [毎日新聞]青年期を殆ど引きこもってからの躍進、素晴らしいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.03
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最新研究で最高の子育てを!『脳科学の先生! 子どもの発達障害の悩みを最新研究で解決してください』発売!人気WEB連載の書籍化!「家計が子の脳に与える影響」「グルーミングで脳がストレスに強くなる」「IQ100以上にする療育」など、脳科学者が最新研究で読者の悩み相談に回答。子の「ちょっと変」を障害にしないために。本書は、KADOKAWA児童書ポータルサイト「ヨメルバ」に2021年2月から2022年6月まで連載された「「うちの子ちょっと変わってる?」子どもの発達お悩み相談室」を大幅に改訂し、新規コラムなどを加えたものです。読者の皆様からいただいた、子どもの発達に関する30のご相談に脳科学者の久保田競先生と認知発達学者の原田妙子先生が、最新研究に基づいて回答します。◆書誌情報◆『脳科学の先生! 子どもの発達障害の悩みを最新研究で解決してください』著者:久保田競 原田妙子発売:2023年3月8日(水) 定価:1,540円(本体1,400円+税) ISBN:978-4-04-109531-7発行:株式会社KADOKAWA詳細ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322002000209/◆著者プロフィール◆久保田競(くぼた・きそう)1932年大阪市生まれ。東京大学医学部卒業後、同大学大学院で脳神経生理学を学ぶ。米国留学で最先端の研究法を身につけ、帰国後は京都大学霊長類研究所で教授・所長を歴任。京都大学名誉教授。『バカはなおせる 脳を鍛える習慣、悪くする習慣』『天才脳を鍛える3・4・5歳教育』等、脳に関する著書多数。瑞宝中緩賞受章。原田妙子(はらだ・たえこ)福岡大学大学院修士課程卒業後、日本福祉大学大学院で久保田競に師事し博士号取得(人間環境情報)。専門は、子どもの脳機能発達。自閉症を中心とした発達評価のスペシャリスト。海外特別研究員としてコレッジュ・ド・フランス、パリ第六大学を経て、現在は浜松医科大学子どものこころの発達研究センターの特任助教。[PRTIMES]脳科学の先生! 子どもの発達障害の悩みを最新研究で解決してください(1) [ 久保田 競 ]育児中の悩みに丁寧に対応している書籍ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.02
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発達障害=凸凹の子を育てる親ってすごい! TVドラマ「リエゾン」監修の医師、関連書籍を出版児童精神科医が主人公のテレビドラマ「リエゾン-こどものこころ診療所-」を監修している三木崇弘医師(41)=兵庫県姫路市=が、関連書籍「凸凹(発達障害)のためのおとなのこころがまえ」を出版した。1月から全国放送されているドラマとともに、子育てに悩む親たちへエールを送る。ドラマで山崎育三郎さん、松本穂香さんが演じる医師2人はそれぞれ自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)がある設定。発達障害やヤングケアラー、虐待などの悩みを抱える子どもや家族と向き合う姿を描く。 三木さんは児童相談所や児童養護施設での臨床経験があり、原作漫画の連載初期に監修を依頼された。漫画のリアルな描写は話題を呼び、累計120万部超のヒット作になった。 著書は漫画と同じ講談社刊。「本を広く届けるには分かりやすさも大切。編集者の意見からも学ぶところが多かった」。「医療現場では少し古い表現」という「凸凹」をあえてタイトルに入れ、漫画のこまも転載して読みやすくした。医学的な解説や育児、学校生活への助言に加え、「親ってすごい」との思いを強調している。「普通のことを最低限しているだけ」と謙遜しがちな親に対して、「それはもうかなり素晴らしいこと」と励ましている。 三木さん自身、姫路市の淳心学院中高から愛媛大医学部に進んだが、学校に足が向かない日も多く2年留年した。昨年には経営学修士(MBA)を取得したが、「挫折もしたし、全然エリートではない」と振り返る。 昨年7月、常勤先を持たないフリー医師としての生活に区切りを付け、同市内で勤務医となった。「今後は中西播の子育て環境をよくする活動に力を入れたい」と意気込み、教員向けの研修やインターネットでの情報提供を続けている。著書はB6判192ページ、1650円。漫画の単行本は現在12巻。ドラマはABCテレビ系で毎週金曜深夜に放映中。[神戸新聞NEXT]児童精神科を描いた漫画やドラマを監修した三木崇弘医師。関連書籍を出版した=神戸新聞姫路本社リエゾンーこどものこころ診療所ー 凸凹のためのおとなのこころがまえ [ 三木 崇弘 ]ドラマが金曜の深夜なので見逃すことも多いけど、色々な方法で発信されていて有難いですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.03.01
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