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障害者就労事業の実態調査始まる 厚労省、自治体の指導状況も 今年春から全国で閉鎖が相次ぎ、障害者約5千人が解雇や退職となった就労事業所を巡り、経営実態や自治体の指導状況を調べる全国調査が厚生労働省の委託事業で始まった。事業所の閉鎖は、公費に依存して経営が改善されないケースを主な対象に国が報酬を引き下げたことが大きな要因で、報酬改定が適切かどうか影響も調べる。 来年3月に報告書をまとめ、自治体が事業所を新たに指定する際の注意点や、指導監査のノウハウをまとめた指針(ガイドライン)を作る予定。厚労省は調査結果を今後の制度づくりに生かす考えだ。 閉鎖が相次いでいるのは「就労継続支援A型事業所」。解雇の状況は8月に報道で明らかになったが、調査はその前から決まっていたもので、障害者の就労支援に詳しいコンサルタント会社「インサイト」(大阪市)が実施する。 自治体調査は全ての都道府県、政令指定都市、中核市が対象。事業所指定の際の審査や指導の状況を調べ、あるべき対応方法を検討する。 事業所については全国の4千カ所以上全てを対象に、ウェブで回答を依頼する。KYODO[YAHOOニュース]本格的な調査にはまだまだ時間が掛かりそうですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.08.25
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厚生労働大臣表彰を受賞 「障害者雇用優良事業所」で〔東京〕生活協同組合パルシステム東京(本部:東京都新宿区大久保、理事長:松野玲子)はこのたび、令和6年度「障害者雇用優良事業所厚生労働大臣表彰」を受賞しました。障害者雇用月間の9月12日(木)に大手町三井ホール(千代田区大手町)で授賞式が行われ、松野理事長が表彰状を受け取りました。誰もが活躍できる職場づくり障害者雇用優良事業所労働大臣表彰は、厚生労働省が障害者の雇用に関して事業主の関心と理解を一層深めることを目的に、毎年行っています。パルシステム東京は、障害者雇用の重要性を深く認識しながら自ら積極的に雇用を促進し、職業の安定に寄与したとして評価されました。障害者の法定雇用率は2024年4月、2.3%から2.5%に引き上げられました。このなかパルシステム東京は、3.7%と基準を約1.5倍上回っています。配送センターの職員は、倉庫の仕分けや保冷剤の洗浄作業、トラック内の補助業務などを担当し、日々の宅配を支える欠かせない存在です。福祉事業所や本部事務所の職員たちも、それぞれの特性や能力に合わせパルシステムをともにつくる仲間として活躍しています。就労の長期継続を応援するため、半年から年に1度はセンター管理者や人事部門、就労支援機関の職員との面談を設け、近況や不安な点、将来のキャリアなどを話し合います。さらに年に1度、職員の家族や就労支援機関など関係者同士の交流も実施し、パルシステム東京の障害者雇用の姿勢への理解を促進しています。パルシステム東京はこれからも、障害の有無に関わらず、誰もがそれぞれの能力に合わせ共に活躍できる職場づくりを目指していきます。生活協同組合パルシステム東京所在地:東京都新宿区大久保2-2-6、理事長:松野玲子出資金:221.8億円、組合員数:53.2万人、総事業高:863.1億円(2024年3月末現在)HP:https://www.palsystem-tokyo.coop/パルシステム生活協同組合連合会所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:大信政一13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,541億円/組合員総数173.5万人(2024年3月末現在)会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木、パルシステム山梨 長野、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎHP:https://www.pal-system.co.jp/[PRTIMES]▲田中誠二厚生労働審議官から表彰状を受け取る松野理事長極身近なところで多くの活躍の場のある生協、社宅でも一時期利用していましたが、何より心強く感じますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.08.24
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生徒の「夢」と可能性を信じる…札幌の特別支援学校の挑戦 "月100社訪問"教師が企業に出向きマッチング支援 『職業ゼミ』で就職した卒業生と生徒が対話 増える障害者雇用「やりがい」追求 働く、障害のある人の数が増えています。 仕事もかつて主流だった製造業から、接客など人と関わるものへと多様に。 本当にやりたい仕事を見つけ、誇りをもって生きてほしい。 夢を応援する札幌市の特別支援学校の取り組みに迫ります。あこがれの航空会社のお仕事2023年、子どもの頃からの夢だったJALに就職した堀田愛佑梨さん(19)。堀田さんには軽度の知的障害があります。 「帽子を忘れたみたいなんで」(乗客) 「お忘れ物の捜索をお願いします。1のAに黒色の帽子です」(JALグランドサービス札幌 堀田 愛佑梨さん) 「ありがとうございます」(乗客) 「黒色じゃなくて白色でした。私の聞き間違いですね」(堀田さん) 複数のことを同時にこなしたり、優先順位を決めるのが苦手です。 「重なってお客様がお申し出きたりするので、心の中ではザワザワしてますね。こういう時、どうしたらいいんだろうって」(堀田さん) 子どもの頃から家族旅行でよく空港を訪れていた堀田さん。次第に航空会社で働く人たちに憧れを抱くようになりました。 「すごいですよね。パソコンを扱いながらお客様と接する。どんなに忙しくても笑顔で接してるのがすごく格好いいなって思うし」(堀田さん)真似してスカーフつけてみた 夢を後押ししてくれた先生「当時の私の流行りだったと思うんですけど。グランドスタッフの方とかもちろんCAさん。スカーフつけて仕事をしてたので、それにあこがれて自分も真似してたって感じです。でも高校生になるにつれ現実性が分かってきたというか。きっと自分の特性もあるからなることは難しいんじゃないかなって考えてたし、きっと周りもそういう風に思っていたとは思います」(堀田さん) 航空会社で働くという堀田さんの夢を後押ししてくれた人がいます。 ふたりは、堀田さんの母校、札幌みなみの杜高等支援学校の先生。生徒の就職を応援する「進路」担当です。 「思ってもみなかった業種とか、生徒たちも言ってくれるんですよね。高等支援学校卒業の生徒が今まで行ったことがないとか、前例がないとか、どうでもいいですよね。だってその子がいうんだもん。その子のイメージを現実に寄せていきたい」(札幌みなみの杜高等支援学校 佐々木 香織先生)教員自ら会社に出向き“生徒の就職先の可能性”探る向かったのは学校の黒板などを製造する会社。ふたりはさまざまな業種の企業に出向いてまわり、生徒たちの就職の可能性を探っています。 「3年生にあがったら4週間と4週間。4週間ぜひ力試しでで(実習させてほしい)」(佐々木先生) 「こればっかりはタイミングになるのでね。うちもそれこそ毎年新入社員を取るほどの規模の会社じゃないので」(社長) ふたりがやり取りする企業の数は、多い時で月に100社を超えます。 2017年に誕生したみなみの杜高等支援学校は、軽度の知的障害がある生徒約170人が通う学校です。特に職業教育に力を入れていて、農業や調理、接客などを学んでいます。生徒との何気ない日常会話もヒントに学校が大切にしているのは生徒の夢を応援すること。普段の会話も将来の仕事を考えるヒントになります。 「8月1日に『インサイドヘッド2』を見に行こうかなと思ってて」(生徒) 「映画すきなの?映画館とかで働いたらいいんじゃない?」(先生) 「ありかもしれないです。真面目にありかもしれない」(生徒) 「わたし接客を前からやりたいと思ってて。飲食店とか、そういう所の」(生徒) 「(名刺が)いっぱいになっちゃいましたね。はちきれそうでですね。足してるんですけど…」(佐々木先生) 佐々木先生がこれまでにやり取りした企業は1000社以上。生徒の夢を応援するため、新しい企業との出会いを大切にしています。 「生徒の就職につながるかもしれないっていう想いもありながら、私たちの視野を広げるっていうところもひとつあって。『こんな世界あるよ』って。『チャレンジしてみたい生徒いないかい』って。『あなたの良さってここにハマると思うよ』みたいに提案できるので、視野を持ってないと話できないですよね」(佐々木先生)「職業ゼミ」就職した先輩から直接対話する生徒「お洋服売る接客もあるし。こんな接客だったあるし、こんな接客だってあるしって一杯提案できるよね。そのうちのどれがやりたいのって」(高杉先生) 今年始まった「職業ゼミ」の授業では、企業から直接学ぶ機会を大切にしています。 石屋製菓では卒業生から話を聞くこともできました。 「先輩って最初はどういうところで働きたいとか」(生徒) 「一回はパン店じゃなくて違う場所もいいかなとは話したんですけど。やっぱり諦められなくて、先生に思い切ってここがいいと伝えました」(卒業生) 現代の仕事に合わせて生成AIの使い方も学びました。従来の進路指導に疑問 生徒の力生かした職探しを模索30年以上知的障害のある生徒の教育に携わってきた校長の小山学先生は、従来の進路指導のあり方に疑問を感じてきました。 「例えば、スーパーと調べていくわけですよ。そして順番にですね電話をかけて、こういう学校ですけれどもお話聞いてもらえませんかって一件一件潰していくんですよね。自分がこういう人生を歩みたいとか、こういう仕事に就きたいということに大きな制限があるということ。(かつては)その制限があることが当たり前だと先生方も思っていた。もっとできることがあるのに。それぞれの子どもたちは一人一人力があるのに、なぜそれを発揮させてそれを生かして、自分がやってみたいという仕事にチャレンジできないのかなっていうのはずっと思ってました」(札幌みなみの杜高等支援学校 小山 学校長) 小山先生は、みなみの杜高等支援学校の立ち上げに携わったひとり。生徒が挑戦したいことを応援する学校にしたいと想いを込めました。 「彼ら彼女たちの可能性を僕らが決めてはいけないということですよね。これまでの常識にとらわれないで生徒たちが『こうしたい』ということを全力で応援したいというのが大きな考える視点となっていました」(小山先生)国が障害者雇用進めるも道半ば 教員が情熱持ち会社訪れる国は障害者雇用を進めていますが、企業で働く割合「法定雇用率」を達成している会社は半数ほど。雇用の課題として「会社内に適当な仕事がない」、「イメージやノウハウがない」などが挙げられています。 この日、佐々木先生たちは北海道北見市に来ていました。新たな企業を開拓するためです。出会ったのは、建設業の伊藤諭さんです。 「企業さんの求める人材とか聞きたいわけですよね。そうすると近づいていくので、就労に」(佐々木さん) 「音とか、そういうのに弱い子は向いてないかも。機械が動くんで、音が気になっちゃう子ってやっぱりいますよね」(大和谷工業 伊藤 諭副社長) 「『建設業やりたいよ』『警備やりたいよ』って(生徒が)言ったときに、『どこまで分かってる?』『どういうイメージ?』とか。今言われたように建設業だったら色んな大きな音出るよとか」「(生徒たちは)遠くから自分の足で通ってきてる。札幌は冬場すぐJRが止まるんですけど…」(高杉先生) 「その時の臨機応変な対応が…」(伊藤さん) 「できるんです。職場に電話入れたり、学校に電話入れたり…」(高杉先生) 「やっぱり(生徒を)一回見た方がいいっていう話ですね」(伊藤さん) 「見てください!いつ来ますか」(高杉先生) 「最初に会うのって先生じゃないですか。先生から熱量感じないと自分が企業側だったら、受けようなんて思わないと思う。この先生がこれだけ言うんだ。じゃあ生徒見てみようって。そこまで持っていきたいわけですよね。生徒見てもらったら、変わるかもしれない。一生懸命だし」(佐々木先生)企業側も生徒と先生の熱意に打たれる 自分らしく社会で活躍「一年経って任せられる仕事も増えてきたので、胸の張り方が違うかなって」(JALグランドサービス札幌 中原 雄祐さん) JALの中原さんも佐々木先生の情熱に動かされた一人です。 Q挑戦をさせてあげたいと思った理由はなんですか? 「本人の熱意と佐々木先生の情熱です。「こういう子がいるんです。どうしてもやりたいって言ってるんです」っていうことを言っていただいた時のことを思い出して。叶えてあげないといけないなっていう風に思いました」(中原さん) 佐々木先生の原動力。それは、卒業生の活躍を見ることです。 「今のようなシーンもけっこうありますか?」(佐々木先生) 「ありますね、日常茶飯事なかたち」(中原さん) 「素敵です、憧れです。彼女は本当に臨機応変に色んなことを器用に対応できるタイプなので。それを見抜いてくれて、チャンスの場を与えてくださった会社の皆さん。こんな特別なことはないですね。奮い立たされる。本人の姿見て、企業の方のお話を聞いて、学校に持ち帰るんです。在校生に何ができるかなって。職業教育にどうやって落とし込もうかなってまた考え始めます」(佐々木先生) これからも一人、また一人と自分らしく社会で活躍する卒業生を送り出します。北海道ニュースUHB(動画あり)[YAHOOニュース]一人一人の特性に夢を可能性へと繋げる。なかなかできない事へのチャレンジに実践、読んでいて思わず目頭が熱くなりました。素晴らしいですね。590万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.08.23
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特別支援学校の見学・実習の受け入れを行いました ~障がい者雇用の取り組み~福岡大学では、適切な障がい者雇用と働きやすい職場環境の整備に力を入れています。共生社会を目指す施策として、厚生労働省は「障がい者の雇用の促進等に関する法律」により、全ての事業主に対して「法定雇用率以上の達成・維持の義務」ならびに「障害のある方に活躍の場を提供する」等を求めています。本学は、適性のある人材の確保と育成、社会貢献などの取り組みの一環として、9月5日(木)に東福岡特別支援学校の高等部2年生6人と先生3人の見学・実習の受け入れを行いました。当日は、障がい者雇用の職員が主となり、事務補助を行っているビジネスサポートチームの業務を見学していただきました。担当業務や体験談などについてチームの職員と、見学に来た生徒さんとで活発に意見交換が行われました。参加した生徒の皆さんは「働く」ことのイメージ、就労するために必要な力、高校時代に身に付けた方が良いこと等について熱心にメモを取っていました。また、本学のビジネスサポートチームの職員にとっても、自分達の取り組みを自らの言葉で伝え、後輩達にとっての「働くロールモデル」となれた貴重な経験になりました。[福岡大学](福岡大学ホームページより)大学でこういう取り組みをして貰えると将来への視野も広がり、有難いですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.08.22
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七十七銀行、間接業務請け負う子会社 障害者雇用へ七十七銀行は9日、企業の間接業務を請け負うビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)やそのコンサルティングを担う七十七ビジネスウィズ(仙台市)を同日付で設立したと発表した。10月1日に開業する。社長は同行総合企画部の川村誠一担当部長が務める。資本金は1億円で、七十七銀が100%出資する。地元企業から事務や計算など間接部門の業務を引き受けるほか、同行グループの業務効率化にも役立てる。障害者や高齢者を雇用し、いずれは障害者雇用促進法による特例子会社の認定取得をめざす。当初は10月の設立を予定していたが、採用活動や開業準備を早めるため、設立時期を繰り上げたという。[日本経済新聞]銀行も今後は多様性を求められる時代ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.08.13
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職場で虐待受けた障害者 昨年度761人 前年度より105人増賃金の未払いや暴言など職場で虐待を受けた障害者は昨年度761人で、前の年度より105人増えたことが厚生労働省の調査でわかりました。新型コロナからの経済活動の回復で障害者の就業機会が増えていることなどが要因とみられます。厚生労働省は職場で働く障害者が事業主や上司などから受けた虐待について毎年、調査しています。その結果、昨年度、虐待を受けたと認められた障害者は全国で761人と、前の年度に比べて105人多く、3年連続の増加となりました。虐待が確認された企業などは447あり、このうちの77%が従業員50人未満と小規模な事業所で、業種別では「医療・福祉」や「製造業」が多かったということです。また、虐待の種類では賃金の未払いや、最低賃金を下回る違法な賃金で働かされたといった「経済的虐待」が659人と最も多く、全体のおよそ80%を占めました。次いで、暴言や差別的発言などの「心理的虐待」が71人、暴力を振るわれるといった「身体的虐待」が31人などとなりました。厚生労働省は「新型コロナからの経済活動の回復で障害者の就業機会や1人当たりの労働時間が増えていることが虐待の増加につながっているとみられる。引き続き、事業者に対して指導や啓発を行い虐待の防止に取り組みたい」としています。[NHK NEWSWEB]労働時間が増えて虐待が増加とは障害者以外でも社会全体に歪みを感じますね。更に厳しい指導が求められますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.08.09
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障害者の再就職支援を指示 厚労相、相次ぐ解雇で武見敬三厚生労働相は27日の記者会見で、障害者が働きながら技術や知識を身に付ける就労事業所で相次ぐ解雇、退職に関し「きめ細やかな再就職の支援を行うため、労働局に対応を指示した」と述べた。 共同通信の全国自治体調査では今年3~7月に329カ所が閉鎖され、少なくとも約5千人が解雇や退職となった。公費に依存した就労事業所の経営改善を促すため、国が4月、収支の悪い「就労継続支援A型事業所」の報酬引き下げを実施したことが影響した。 武見氏は労働局に対し、自治体に提出された解雇届の状況を把握して対応するよう指示したと説明。事業所の閉鎖後も必要な支援が継続されるよう自治体に依頼したと語った。KYODO[YAHOOニュース]何より解雇に繋がった要因を解消しないことには再就職しても同じことの繰り返しになりそうですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.08.01
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【社説】障害者の就労 持続可能な仕組み作りを障害者が働きながら技術や知識を身に付ける就労継続支援型事業所の閉鎖が今年3~7月に全国で相次いだ。共同通信の調査で閉鎖は329カ所に上り、働いていた少なくとも約千人の障害者が解雇や退職を余儀なくされた。背景には本年度の報酬改定がある。公費に依存する経営の改善を促すため、事業収益で賃金を賄えていない事業所を対象にした報酬の大幅な引き下げを厚生労働省が2月に発表し、4月に実施した。経営が成り立たなくなった事業所が選別された形だ。A型事業所は他の障害福祉サービスと違い、利用者が運営事業者と雇用契約を結ぶのが特徴だ。利用者は生産活動や職業訓練をして最低賃金以上の給料を受け取る。内容は清掃や食品加工・販売などが多い。全国に約4600ケ所あり、8万人強が働く。サポートを受けながら働けるため、なかなか進まない障害者雇用を補う役割も担う。 閉鎖事業所のうち4割強は最低賃金が適用されないB型事業所に移行した。利用者はA型を解雇や退職となるが、B型で働き続けることはできる。ただ収入は減る可能性が大きい。それ以外の場合は別の事業所に移る道があるが、通告が直前で一方的だったり、事業者のあっせんが不十分だったりして行き場を失った例も少なくないという。 報酬改定の方向性は事前に示されていたとはいえ、発表と実施の間に2カ月しかなかった。利用者が不利益を被らないため、もっと段階的な手段はなかったのだろうか。A型の大量解雇は今回が初めてではない。2006年に制度ができ、企業に門戸が開かれた。事業所数が増える一方、報酬や助成金目当ての安易な参入も問題視された。利用者を水増しする事業者なども現れたため、厚労省が17年度に報酬の支給要件を厳格化した際も閉鎖が相次いだ。ただ収益が少なくても、障害が重い人を積極的に受け入れている事業所もある。こうした事業所が報酬カットの影響を受けていないか、国と自治体は現場を調査すべきだ。A型は行政の所管が福祉と労働にまたがる。解雇された人はハローワークに相談する例が多いとみられ、利用者側の状況は自治体に入りにくい。双方の情報共有を進め、行き場を失った利用者をサポートしなければならない。 広島県では17年度に福山市などで閉鎖が相次いだ問題を教訓に、運営事業者を指定する際に事業計画の診断を中小企業診断士らによる専門家会議と共同で行っている。こうした経営面でのチェックや支援をさらに充実させたい。 人手不足の中、仕事を開拓する事業所がある。「農福連携」の動きも出ている。国や自治体は消費者が事業所の製品を求めたり、企業が業務の一部を発注したりしやすくなる環境を整えるべきだ。 障害者が仕事を通じて社会参加をする。その広がりが、どんな人にとっても暮らしやすい多様性のある社会につながっていく。そうした観点から、就労の持続可能な仕組みづくりが求められている。[中国新聞]障害者の立場になって考えれば必要な仕組み作りが進められそうですね。587万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.07.21
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【山口】「しあわせキッチン」障害者が運営に参加大丸下関店で期間限定の出店障害者の皆さんも、やりがいを感じながら企画しました。障害者が運営に参加する弁当店が、下関市のデパートで期間限定の販売会を行っています。「大丸下関店」に出店しているのは、7月に山陽小野田市にオープンした手作り弁当店「しあわせキッチン」です。障害者の就労支援を行う下関市の「サードチャレンジ」が運営していて、商品の企画から販売までを障害者福祉施設の利用者と一緒に行っています。水を入れて加熱するだけで食べることができる冷凍商品に力を入れていて、イチオシは韓国のB級グルメ「プデチゲ」です。1年以上試行錯誤して開発したスープは「本場・韓国の味に引けを取らない」ほどの出来栄えで、ボリュームも満点の自信作だということです。試食したお客さんも太鼓判を押していました。「しあわせキッチン」の試食販売会は、「大丸下関店」で8月18日まで行われています。山口朝日放送(動画あり)[YAHOOニュース]期間限定とは残念ですが、全国展開して欲しい冷凍食品ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.07.19
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B型と一般就労を併用 障害者の収入増に新たな道 東大先端研が新たな雇用モデル模索東京大学先端科学技術研究センターは自治体と連携し、障害のある人が地域の企業で短い時間だけ働く新たな雇用モデルを模索している。「超短時間雇用」と呼ぶこの取り組みは、社会福祉法人が中間支援事業者としてサポートするのが特徴。障害者にとっては所得向上と社会参加につながるメリットが大きいことから、自治体の関心も高い。鍵は中間支援新モデルは2016年度から先端研の近藤武夫教授が川崎市と取り組みを始めた。障害者は就労継続支援B型事業などを利用しながら、企業で短時間働く。雇用契約を結び最低賃金以上で働くため、月平均工賃が約1万6000円と言われるB型利用者にとって大幅な収入増となる。一方、企業は「パンの成形」「米の炊き出し」「内視鏡の洗浄」などそれぞれ職務を明確にして採用することで、別の仕事に注力できる。鍵となるのが企業と障害者をつなぐ「中間支援事業者」の存在だ。自治体が委託した社会福祉法人などがマッチングや採用後のサポートを行っている。4月に制度改正こうした新モデルには追い風も吹く。4月から障害者雇用促進法が改正され、重度の身体・知的障害者、または精神障害者が週10~20時間働く場合、企業の障害者雇用に0・5人分算定できるようになった。従来は最低週20時間だった。また、一般就労とB型の併用にも風穴が開いた。制度改正を前に、厚生労働省は3月、企業で働く時間が週10時間未満なら併用できる見解を初めて示した。従来の制度は併用を想定していなかった。こうしたことから新モデルへの自治体の関心も高い。6月に先端研が開いたオンラインシンポジウムには、多くの参加があった。17年から取り組む神戸市は、引きこもりなど対象を広げて実施。複数の社会福祉法人に中間支援を委託し、導入企業は60社以上に広がる。シンポで同市の福原宣人保健福祉課長は、小売りや製造の職種が多いことなどを紹介し「関わる人を増やし、地域で支えるのが重要」と意義を述べた。課題は財源新モデルが広がる鍵は制度のさらなる後押しだ。新モデルでの財源は一般財源や独自基金、国の補助金を組み合わせるケースなどさまざま。中間事業者への委託費も、岐阜市のように1300万円を計上する地域もあれば、別の就労相談事業と合わせて補助する地域もある。また、B型事業所が利用者を企業に送り出しても制度上の報酬がない現状もある。近藤教授は「部局に横串を刺す体制づくりも含め、今は首長のリーダーシップが不可欠」と指摘。「障害者がB型事業所を基盤とし、地域の企業でも働く。これは地域共生社会の一つの姿だ」と訴える。新モデルではB型事業所での活動前後に企業で働く障害者が多く、B型事業の利用日数は減っていないという。[福祉新聞]こういう取り組みはメリットが多いのでどんどん進めて頂きたいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.07.13
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障がい者の「給料」を4倍超に 経営者が抱いた業界の常識への疑問青森八戸市のNPO法人「ハッピーエンジェル」はこの春、運営する施設を利用する障がい者の手取りを3年前と比べて平均で4倍以上に増やした。法人設立11年目で初めての「入社式」も実現。きっかけは「時給100円未満」でも当たり前とされた福祉業界の常識への疑問だった。 法人が同市で運営する就労継続支援施設「りんごっこ」。ここを利用し、就労の機会を得る障がい者の工賃(給料)は、今春から時給150~850円になった。元水産加工会社長、鎌田尚さん(56)が2021年7月に副理事長に就任する前は70~150円だった。 「りんごっこ」はB型就労継続支援施設で、障がい者と雇用契約は結ばない。 メンタル面で問題を抱える障がい者の多くは、「きょう、元気だったからといって、明日もそうとは限らない。明日になったら布団から起き上がれない、なんて事もままある」と鎌田さん。 B型の利用者はマイペースで働ける半面、最低賃金の保障はない。このためB型では「時給100円未満」のケースもしばしば生じる。りんごっこが払ってきた工賃も、ずっとそんな調子だった。 鎌田さんが「りんごっこ」に関与する以前の作業内容は、メール便の配達や、緩衝剤の折り込み、ニンニクの皮むきなど。法人理事長の竹居純子さん(46)は「(工賃は)そんなものだと思っていた」と話す。 鎌田さんは水産加工会社を経…(この記事は有料記事です。)[朝日デジタル]先が読めないのが残念ですが、ちょっとした疑問で態勢が変えられたら利用者のお仕事に対する意欲も増し利益も上がり、一石二鳥ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.06.17
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梅雨入り 不要な傘をリメイク 佐賀 障害者の就労支援事業所ことしも梅雨入りして傘の出番が増える季節になりました。佐賀市にある、障害者の就労を支援する事業所では、不要になった傘の布地を再利用して新たな商品をつくる取り組みが行われています。佐賀市白山にある障害者の就労支援の事業所では、企業や学校、それに一般の人から壊れた傘などを回収し、布地の素材を使って新たな商品を製作する取り組みを続けています。傘の布地は水をはじく加工が施され、耐久性もあるということで事業所では、布を使ってエコバックを製作していました。このほか、ポケットティッシュを入れるケースや、飾りひもがついた傘袋なども手がけていて、人気を集めています。また、最近では思い出がつまった傘を小物などに作り替えてほしいといった、要望にも応えているということです。取り組みはおよそ20年前に始まり、現在では年間200本あまりの傘の再利用を手がけているということです。障害者就労支援の事業所「DE・TE・KO・I」の陣内計江施設長は「使い捨ての物が増える中で、せめて傘ぐらいは最後まで形を変えて大事に使えるようにしていきたい」と話していました。[佐賀 NEWS WEB](動画あり)傘も高級なものは壊れても捨てにくいのでこういう取り組みは助かりますね。582万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.06.02
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AI醸造、障害者働きやすく 札幌中心部のワイナリー 18日開業 障害者就労支援事業に取り組むリベラ(札幌)が札幌市中心部に建設したワイナリー(醸造所)が、18日に開業する。ワインの品質を高めるとともに、障害者が作業に参加しやすい体制をつくるため、独自の人工知能(AI)を導入。先端技術で、ワイナリー運営と障害者就労の新たなモデルを構築したい考えだ。...ログインして続きを読む[北海道新聞]AIを導入してのワイナリー運営、時代も進化していますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.05.26
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障害者福祉事業所で作られた雑貨など販売廿日市市や呉市などにある障害者福祉事業所で作られた雑貨やお菓子などを販売するマルシェが広島市中区のデパートで開かれています。このマルシェは、障害者福祉事業所の活動を知ってもらおうと、県内14の事業所で作られた雑貨やお菓子などおよそ200点が販売されています。この中では廿日市市の事業所で作られたアカネや藍などで染めた手袋や、ビワやツバキなどを乾燥させて作った入浴剤が販売されています。また、能登半島地震で被災した地域を支援をしようと、石川県と福井県の障害者福祉事業所が手作りしたお菓子も販売されていて、このうち、福井県の事業所からは地元の児童クラブや保育園でも親しまれているという恐竜をテーマに地元の玄米粉を使用した焼き菓子が出品されています。広島市から来た70代女性は、「心がこもっていておいしいので、娘や孫のお土産になります」と話していました。このイベントを主催する広島県就労振興センターの舛元好則さんは「広島市内では見られない廿日市市や呉市などの事業所の商品がそろっているので、多くの人に見てもらいたいです。また能登半島地震の被災地の復興の力に少しでもなれたらと思います」と話しました。このマルシェは、来月2日までそごう広島店で開かれています。NHK NEWS WEB[広島 NEWS WEB]こういうイベントは、全国的に広がって欲しいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.05.09
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障害者の賃金、4倍に 野菜工場で「脱福祉」運営 /宮城知的障害者が働く野菜工場「ソーシャルファーム大崎」(宮城県美里町)は、従業員の月額賃金を、従来の1万8000円ほどから約4倍の7万~8万円に引き上げた。障害者就労施設から一般事業所に移行し、県の最低賃金が適用されたことで実現した。補助金に頼らず、売り上げを増やして収入から賃金を支払う「脱福祉」型の運営により、障害者の待遇改善を目指す。3月中旬。周囲を畑に囲まれた真新しいビニールハウスの中で、約10人の従業員が、野菜の苗を栽培用の白い台に丁寧に移していた。作業に取り組む菅原良さん(22)に賃金改定の受け止めを聞くと「今までできなかった貯金をしてみたい」と笑顔で話した。(この記事は有料記事です)[毎日新聞]成せば成る、ですね。それにしても4倍に賃金引き上げとは益々お仕事への意欲が湧くことしょうね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.05.08
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障害者がサービス、東北初のGS 山形・南陽にオープン 就労経験積み自立支援障害者が接客や洗車などのサービスを担当する東北初のガソリンスタンド(GS)が山形県南陽市にオープンした。自立に向けた就労経験を積む場として、障害のある男性が経営に乗り出した。障害を乗り越えて共に支え合い、地域に貢献するGSを目指す。廃業した店舗を引き継ぐ GS「ムゲン・ガスステーション」は、市役所近くの国道399号沿いで営業を始めた。障害者の就労支援事業などに携わる同市の企業「夢源(むげん)」が、昨年廃業したGS店舗を引き継いだ。給油スタンド3基と灯油スタンド1基がある。夢源が運営する自動車整備の就労継続支援B型事業所「ルーナ」を利用する身体・知的障害者らが毎日3人ほど勤務し、健常者のスタッフに交じって車の窓拭きや洗車、タイヤ交換などに当たる。勤務により、現状で月2万円ほどの工賃の上乗せを図る。 初日の7日はルーナの利用者8人が出勤した。来店客に「いらっしゃいませ」と元気よく応対し、タオルで丁寧に窓を拭いて回ったり、ドライバーにオープンの記念品を配ったりした。てんかんの症状がある川井智史さん(37)は「人と話すのは得意でなく緊張したが、実際の店舗で訓練できるのはありがたい。接客の腕を磨き、GSへの就労につなげたい」と意欲を見せた。42歳代表は車いすで奮闘 夢源の加藤健一代表(42)は元整備士で、病気のため電動車いすユーザーとなった。経験を生かして5年前にルーナを開所し、利用者に車の軽整備や洗車などの技術を指導。自立への新たなステップとしてGSの開設に踏み切った。 「障害者が就労に一番近い形で研修を受けられる。接客などを通じ地域住民に貢献する達成感を得るとともに、ドライバーらにも障害者の就労への理解を広げたい」と加藤代表。人手不足が課題のGSや自動車整備業への人材供給にも貢献したいという。 GSの所在地は南陽市蒲生田1845。営業時間は午前8時~午後7時で元日を除き無休。バリアフリー対応など店舗の改修費用を募るクラウドファンディングを専用サイト「レディーフォー」で9月末まで実施する。【河北新報】元日を除き無休とは頑張りますね。色々な形で支え合う、素敵な試み、応援したいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.09.04
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【東京都内の中小企業にお勤めの方限定】9/26(木)元・東レ経営研究所社長の佐々木常夫氏が登壇【無料研修】これからの時代の経営とリーダーシップ 東京都女性の活躍推進加速化事業(東京都より株式会社パソナに運営を委託)は、都内の中小企業を対象に「女性活躍推進」の側面から「働き方改革」を考える研修を実施いたします。 (従業員300名以下の企業にお勤めの方限定。無料の研修です。) スペシャル講演として、元東レ経営研究所社長であり、ベストセラー作家の佐々木常夫氏をお迎えし、ライフ・ワーク・バランス(東京都の「ワーク・ライフ・バランス」の呼称)を実現する仕事術等について語って頂きます。東京都女性の活躍推進加速化事業 スタートアップ研修 特別版 「これからの時代の経営とリーダーシップ ~人を育て動かす志の経営~」これからの時代は、真摯さがなければ経営ができません。これから必要な経営とは何か?リーダーシップとは何か?をわかりやすく解説します。 氏名 佐々木 常夫 氏 所属 株式会社佐々木常夫マネージメント・リサーチ 代表経歴1969年東大経済学部卒業、同年東レ入社。自閉症の長男を含め3人の子どもを持つ。しばしば問題を起こす長男の世話、加えて肝臓病とうつ病を患った妻を抱え多難な家庭生活。 一方、会社では大阪・東京と6度の転勤、破綻会社の再建やさまざまな事業改革など多忙を極め、そうした仕事にも全力で取り組む。2001年、東レ同期トップで取締役、2003年より東レ経営研究所社長となる。2010年、株式会社佐々木常夫マネージメント・リサーチ代表。 何度かの事業改革の実行や3代の社長に仕えた経験から独特の経営観をもち、 現在経営者育成のプログラムの講師などを勤める。 社外業務としては内閣府の男女共同参画会議議員、大阪大学客員教授などの公職を歴任。◇東京都女性の活躍推進加速化事業とは東京都女性の活躍推進加速化事業では、都内の中小企業で女性の活躍を促進させることを目的に、 女性活躍推進法の理解や具体的な行動計画の策定など、 全5種類の研修を都内従業員300名以下の企業の方々に実施しております。 各企業での働き方改革の取り組みが進む中、その施策の1つとして注目されている「女性の活躍推進」。 女性が働きやすく、やりがいの感じられる職場に環境を整備するということは、すなわち男性も含むすべての従業員にとって「働きやすい職場」を提供するということです。この取り組みは、採用や従業員の定着に効果があり、より優秀な人材を確保するために重要となっております。 (男性求職者も「女性活躍」の取り組み実績を確認して、応募企業を決めるなど、エントリーの動機付けとなっています。)◇スタートアップ研修 特別版 詳細 ■◆■────────────────第1部 特別講演テーマ「これからの時代の経営とリーダーシップ」 ~人を育て動かす志の経営~ 講師:佐々木 常夫 氏■◆■────────────────第2部 女性活躍スタートアップ研修 (ダイジェスト版)テーマ「なぜ?これからの中小企業に女性活躍が必要なのか?」 講師:宮田 亨子 氏 女性活躍推進法とは?なぜ、社員の採用や定着に効果があるの? 女性活躍推進から「働き方改革」を考えてみましょう。※スペシャル講演のみの聴講や、途中退席ができませんのでご了承ください。 【日時】2019年9月26日(木)14:00~16:30【会場】パソナグループ JOB HUB SQUARE東京都千代田区大手町2-6-2https://www.pasona.co.jp/company/outline.html【参加費】 無料 【対象】 東京都内の従業員300名以下の中小企業にお勤めの方 限定。※上記、条件に合わない場合は、お断りすることがあります。また、満員となり次第、受付修了いたします。 【注意】 本研修は、事業を活用された企業を広くPRする目的の為、研修終了後、研修参加の企業の「企業名」 「業種」「従業員数」が以下の当事業ホームページで公開されます。ご同意の上、お申込みください。https://www.josei-jinzai.metro.tokyo.jp/case/ ▼▼ 詳細・申込 ▼▼https://www.josei-jinzai.metro.tokyo.jp/application/?ev=ev1-sp2または、『東京都 女性活躍 研修』で 東京都 女性の活躍推進加速化事業 を検索してください。 【お問い合わせ】 東京都女性の活躍推進加速化事業運営事務局 電話:03-6734-1347(受付時間:平日10時~17時)mail:jinfo@josei-jinzai.metro.tokyo.jp ※本事業の事務局は、東京都より株式会社パソナに運営を委託しています。[PR TIMES]]無料の特定研修、とても有意義な時間となりそうですね。☄
2019.08.24
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「発達障害者のための起業コミュニティ」スタート 障害があっても独立できる!発達障害の子を持つママ向け業家支援サービスを展開する株式会社シャガは、新たなサービスとして「発達障害者のための起業コミュニティ」を2019年5月7日よりスタートします。 様々な環境に適合しづらく苦しい社会生活を送っている発達障害者が年々増加傾向にあります。そんな中、当社では発達障害を持つ方が自分の得意な分野で独立起業するためのサポートを行うコミュニティサービスをスタートすることとなりました。URL: http://anonhanashima.com画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/182043/LL_img_182043_1.png発達障害者のための起業コミュニティ代表自身の子もアスペルガー症候群やADHD、学習障害などの発達障害を持ち、学校、職場、友人関係などで悩み苦しむことが少なくありませんでした。しかし、そんな環境の中でも、自分の力で生き抜く「自立心」を持って強く生き抜いていくことを伝え続けることで、高校生の時にはアルバイトで貯めた資金で108日間の世界一周の旅を成功させるまでに成長しました。また、代表 花島も、自身の仕事を通じ、様々な分野でご活躍する2,000人以上の起業家と出会う中で、大きな成果をあげている起業家には、発達障害の方や元々障害を持たれていた方々が予想以上に多くいらっしゃることを知りました。「発達障害者やご家族が生きづらさを感じている社会を変えたい!」という思いから、将来に不安を抱えるママのためのコミュニティを広げることで発達障害者が自立するためのサポートをしてまいります。■概要 発達障害の我が子に“チャンス”を作りたいママのための「発達障害者の起業コミュニティ」・月1回の定期コミュニティ開催(全国を回って開催予定)・情報交換等■代表プロフィール花島あのん株式会社シャガ 代表取締役 起業家支援プロデューサーこれまで5,000名以上の自立したい女性の支援に尽力。両親の離婚、自身の離婚や介護経験、発達障害のある子の将来を考え、女性が自ら稼げる力を持つ必要性を痛感。「社会貢献にフォーカスすることこそビジネスの本質である」という指針を持ち、今後は発達障害の方の可能性を開花させるサポートなど活躍の場を拡げている。■会社概要 会社名 : 株式会社シャガ代表取締役: 花島あのん所在地 : 東京都港区南青山2-2-15 URL : http://anonhanashima.com詳細はこちらプレスリリース提供元:@Pressとてもエネルギッシュな取り組みですね。☄
2019.04.23
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楽天、障害者が働くカフェ開設楽天の障害者雇用促進法に基づく特例子会社の楽天ソシオビジネス(東京・世田谷)は15日、障害を持つ人たちが働くカフェを東京都大田区内に開設した。同社が一般の消費者向けの店舗を運営するのは初めて。地元の人たちを雇用し、障害者の活躍の場を広げる。新たに開設したカフェ「すまいるブレイクCAFE&BAKERY」は東京都大田区の障害者の支援施設「さぽーとぴあ」内に開く。大田区議会議員の見学日記座席数は28席で、Wi-Fiなどを完備する。障害者への理解を啓発する地域住民との交流イベントも開催する。楽天ソシオビジネスは07年に設立された特例子会社。データ作成など楽天グループ企業からのアウトソーシング事業を手掛けている。楽天本社内でコンビニを運営したり、東京都内の植物工場で野菜の生産を行ったりしている。2018年4月に障害者の雇用義務がある民間企業の法定雇用率が2.0%から2.2%に引き上げられた。厚生労働省によると、民間企業で働く障害者の割合(障害者雇用率)は18年6月1日時点で2.05%と、前年から0.08ポイント上昇した。雇用者数は約53万4千人(前年比7.9%増)で、過去最高を更新した。[日本経済新聞]地元の障害者らを雇用して、活躍の場を広げる(15日、東京都大田区)障害者の支援施設内の開店だと、アットホームな感じでしょうね。☄
2019.04.16
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障害者採用で初の試験 国家公務員、応募13倍 中央省庁の障害者雇用水増し問題を受け、政府は3日、障害者を対象とした初の国家公務員試験を東京や大阪など全国9地域で実施した。この日は1次選考の筆記試験で、採用予定の676人に対し約13倍の8712人が受験を申し込んだ。通過者は22日に発表し、各省庁の面接を経て3月22日に合格者を発表。原則として3月末までに常勤職員として採用するが、実際に働き始める時期は本人の希望を考慮する。勤務先は地方出先機関が中心になる。人事院によると、申込者の内訳は精神障害57%、身体障害40%、知的障害3%。約1500人が会場での配慮を要望しており、点字による出題や弱視者の試験時間延長、腕に障害がある人のパソコンでの解答などを認める。政府は秋にも試験を実施するほか、個々の省庁でも非常勤職員を含めた人材を確保。年末までに約4千人を採用し、法律で定められた障害者雇用率2.5%の達成を目指す。〔共同〕[日本経済新聞]まずは、始めの一歩ですね。そして採用後の対応もまた臨まれますね。357万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。☄
2019.02.04
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知的障害者への就業支援でマクドナルドの人気店員に。32年働く地元のマクドナルドで看板となっていたダウン症の店員さんが32年間の勤務を終えることとなりました。ラッセル・オグレビーは18歳のとき、1986年からマクドナルドで働きはじめるとすぐに人気者となりました。[たーとるうぃず]32年間、本当にお疲れ様です。長男が生まれた年からの勤務、ちょうど長男が生きてきた年月かと思うと、それだけでも感慨深いです。これからは客として訪れることでしょうね。☄
2018.12.19
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精神障害者、採用活発 法定雇用率算定対象 職場定着が課題障害者の法定雇用率が4月に2・0%から2・2%に上がり、身体、知的障害に加え精神障害も算定の対象となった。就職を目指す精神障害者に突風のような追い風が吹くが、職場定着率は5割にとどまる。法定雇用率水増し疑惑に揺れる国や自治体をよそに、精神障害者と向き合う民間の課題を追った。(この記事は有料記事です。)[毎日新聞]今後の動きを見守りたいですね。343万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。☆ミ
2018.08.25
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神奈川県の職員採用試験、知的・精神障害者も応募可 神奈川県は障害者向けの県職員採用試験で、2018年度から知的障害や精神障害を持つ人も応募できるようにする。これまでは身体障害を持つ人のみが対象だった。県人事委員会事務局は「民間企業に知的障害・精神障害を持つ人の採用を呼びかけるにあたり、県自ら率先して取り組む」と話す。療育手帳や精神障害者保健福祉手帳を持っていることなどが応募の条件となる。行政職、公立小中学校の事務、警察職員など県の正規職員として、18年度は障害者を計27人ほど採用する予定。8月13日から9月7日まで申し込みを受け付ける。個別面接、集団討論などの試験を経て、採用を決める。[日本経済新聞]採用先でも、理解のある環境でお仕事に臨めるといいですね。334万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。🌠
2018.06.21
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栃木・日光に折り紙自販機 障害者手作り観光客に人気栃木県日光市の日光東照宮近くに、折り紙作品を取り扱う自動販売機が登場した。作品は福祉施設に通う障害者の手作り。観光客らが旅の思い出に買い求め、売れ行きも好調だ。設置した会社は「障害のある人にやりがいのある仕事をしてもらうモデルケースになれば」と意気込んでいる。 2月初旬、最寄り駅から東照宮まで観光客が向かう日光街道(国道119号)。道ばたに、カラフルな和柄のデザインを施した中古のたばこ自販機があり「折紙」の文字が躍る。友人と一緒に観光に来た会社員の猪瀬奏恵さん(21)=さいたま市=は、たばこ箱大のパッケージから折り鶴を取り出し「日光のイメージにぴったり」と声を上げた。 自販機は宇都宮市のIT関連企業「アクシス」が昨年10月に設置した。「日光に折り紙の自販機を置くと面白そう」「障害者の就労支援に」。社員との雑談から生まれたアイデアを社長の和気悟志さん(41)が採用。「つるのはねプロジェクト」と銘打ち、日光市の就労支援事業所「すかい」の協力を得て実現した。 手掛けるのは知的障害のある女性3人だ。鶴やかぶと、まりなどの5作品1組で200円。種類は一応決まっているが「楽しんで取り組むのが大事。その時々で作品が変わることも」。中身は箱を開けてのお楽しみだ。 設置当初、50組超を販売したところ、2日ほどで完売した。3カ月で約700組が売れ、制作が追いつかないこともある。これまで仕事が困難だったという3人。事業所長の郷間優子さん(34)は「みんな生き生きと作業している」と手応えを感じている。 箱に入っているQRコードがフェイスブックにつながっており、写真で作り手の様子などを紹介している。郷間さんは「買った人が障害者を身近に感じるきっかけになれば」と期待する。 今後はフェイスブックから観光情報も発信する予定だ。和気さんは「日光の新しい観光資源として定着させ、就労支援として他の事業所にも広げたい」と話している。 【日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26722590Z00C18A2000000/】自販機とは面白い発想でも、販売も手掛けられたら社会との接点も増えますね。🌠
2018.02.09
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精神障害者定着 企業の対応急務…法定雇用率 引き上げへ統合失調症やうつ病など精神障害がある人の雇用を後押ししようと、厚生労働省は、来年4月から、障害者の法定雇用率を引き上げる。精神障害者を雇うことに戸惑うケースも目立つが、働きたいというニーズも高いだけに、企業のさらなる取り組みが求められそうだ。 ■手帳所持者が対象 法定雇用率は、法律で義務づけられた障害者の雇用割合で、来年度から、身体・知的障害者だけでなく、精神障害者も加えて算定する方式に変わる。改正障害者雇用促進法の施行に伴うもので、企業の雇用率は現在の2%から2.2%に引き上げられる。対象となるのは、医師の診断などに基づき自治体が発行する障害者手帳の所持者だ。【YomiDr. https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170913-OYTET50005/】企業の雇用率の引き上げにより、働きたいニーズが少しでも満たされるといいですね。🌠
2017.09.14
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残業が月188時間 幼子2人を残し、夫は命を絶った 2015年12月に自殺した、小樽掖済(えきさい)会病院(北海道小樽市)の臨床検査技師の男性(当時34)は、直前の1カ月間の時間外労働が188時間だった。 遺族の申請を受けた小樽労働基準監督署が労災認定。 遺族は今年2月、損害賠償を求めて提訴した。 遺族は「責任の所在をはっきりさせたい」と言う。 病院職員の過労自殺、労災認定 時間外が月188時間 訴状によると、男性は2005年に同病院に就職。 15年7月ごろから、病院の新築移転に伴って導入される電子システムの構築作業などを任されて残業が常態化した。 うつ病を発症し、同年12月に病院の屋上から飛び降りて自殺した。 小樽労基署の認定では、自殺直前の半年間で時間外労働が100時間を超えた月が4回あった。 遺族は今年2月、病院を運営する一般社団法人日本海員掖済会に約1億2566万円の損害賠償を求め札幌地裁小樽支部に提訴した。 訴状で、原告側は「被告は過酷な長時間労働を把握していながら放置し、業務量を調整する安全配慮義務を怠った」と主張している。 小樽掖済会病院は取材に「労災認定を受けたことは真摯(しんし)に受け止めており、残業時間を短縮するなど労働環境の改善を進めている。詳細な主張などは係争中のためコメントできない」としている。 月188時間にのぼった時間外労働。 過酷な勤務で次第に食欲をなくし、やつれていく様子を妻(32)は見ていた。 普段は弱音を吐かないのに、「仕事を辞めたい」と漏らしたこともあったという。 幼い子ども2人を残し、自ら命を絶つまで追い詰められたのはなぜなのか。 「裁判で責任の所在をはっきりさせたい」と妻は話す。 真面目で優しい夫だった。 車ではお年寄りに席を譲り、子どもが夜泣きをしたときは必ず起きてきて面倒をみてくれた。 「責任感が強く、任された仕事を断れなかったのかもしれない」と思う。 帰宅はどんどん遅くなり、入浴中に寝てしまうこともあった。 食事を残すようになり、ほおはこけていった。 子どものことをいつも一番に考えていた。 夢は成長した息子と2人でキャンプに行くこと。 テントも買っていたが、かなわなくなった。 夫の棺とともに帰宅すると、自宅に手紙が届いた。 夫からで、「結婚して子どもが生まれて幸せだった」「ごめんね。今までありがとう」と書いてあった。 自殺の数週間後、息子を叱ると、「パパー」と声をあげて泣き続けた。 夫はもういないと実感し、悲しみがこみ上げた。 「ごめんね」と息子を抱きしめた。 病院から謝罪はないという。 「優しい夫が大好きで、ずっと一緒に生きていくと思っていた。幸せな時間だったのに奪われてしまった。とにかくその責任を取ってほしい」 [朝日デジタル http://www.asahi.com/articles/ASK8Q6FFBK8QIIPE02L.html] 亡くなった男性の仏壇に手を合わせる妻 うつ病を発症した時点で、何かしら対処していれば、と残念にもなります。 真面目で責任感の強い人ほどに、こうして我が身を追い込んでしまう、切ない出来事ですね。🌠286万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。
2017.08.26
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事故で障害残った男性 復職認めるよう求める訴え 交通事故で大けがをし、両足にまひなどの障害が残った男性が、会社が職場復帰を認めず退職させたのは不当だとして、復職を認めるよう求める訴えを大阪地方裁判所に起こしました。 訴えを起こしたのは大阪・北区に本社がある大手電子部品メーカー「日東電工」で研究員として働いていた43歳の男性です。訴えによりますと、男性は3年前、バイクの事故で首の骨を折る大けがをして休職し、両足にまひなどの障害が残りました。男性は職場に復帰したいと考え、在宅勤務をするか、通勤する場合は神戸市内の自宅から広島県内の事務所まで新幹線などを使わせてほしいと希望しましたが会社が応じず、休職期間が終わった今年2月に、退職扱いになったということです。男性は「障害者雇用促進法で会社は障害者が働きやすいよう配慮することが求められているのに意向を聞き入れなかった」として、会社に対し、復職を認め未払いの給与などを支払うよう求める訴えを、17日、大阪地方裁判所に起こしました。男性は記者会見で「同じような状況に置かれているほかの障害者のためにも裁判をやり抜きたい」と述べました。一方、日東電工は「コメントは控えさせていただきます」としています。 専門家「安易に負担重いと判断すべきでない」 去年、施行された「改正障害者雇用促進法」では、企業は障害者が働きやすい環境を作るため合理的な配慮をすることが義務づけられています。ただ、企業にとって過重な負担になる場合は除くとされ、障害者のためにどこまで配慮すべきかは企業の財務状況などによって左右されます。障害者の雇用に詳しい文京学院大学の松爲信雄客員教授は「企業と障害者本人が話し合いの中で必要な配慮を決めていくというのが障害者雇用促進法の本来の精神だ。企業は安易に負担が重いと判断すべきではなく、どこまで本人の話を受けて配慮したかが問われる。今回の裁判の判断が今後のガイドラインになる可能性がある」と話しています。【NHK NEWS WEB http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170817/k10011102721000.html】事故の経緯に障害の程度や治療の見込み、後は、どのように仕事に関われるかと、障害者雇用促進法だけにとらわれずに、時間を掛けて企業も誠意を以っての対応が必要になってきていますね。
2017.08.20
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「採算や効率より、働く人の人生が大事」障害者と共に歩むワイナリーの精神とは栃木県足利市にある「ココ・ファーム・ワイナリー」(関連記事「慈善ではなく、おいしいから」障害者のワイナリー「ココ・ファーム」収穫祭を訪ねて)。ワイナリーに隣接する障害者施設「こころみ学園」の園生と様々な職種のスタッフが、ブドウを栽培したりワインを造ったり、一緒に働いている。「能力を生かし、それが仕事になる」というのは、障害の有無にかかわらず大事なことだ。働く姿を紹介する連載の3回目は、専務取締役の池上知恵子さん(66)に、ワイナリーの成り立ちを聞いた。 産後に農業大の醸造科で勉強・自然に寄り添い淡々と働く池上知恵子さんの父は、学園を創設した川田昇さん。もとは知的障害のある教え子と急斜面を切り開き、ブドウ畑を作った。川田さんは「障害があるからと過保護にして、あてにしないと何もできなくなる」と実感していたという。草刈りや鳥よけなど、やってもやってもやりきれない仕事ができた。園生が変わった。斜面の作業でバランス感覚が鍛えられ、体力がついた。おなかがすいておいしく食べ、よく眠れるように。さらに栽培したブドウを生かし、仕事を生み出すため、保護者が出資してワイナリーを設立。免許を取って1984年から醸造を始めた。池上さんは東京の大学を卒業後、出版社に勤めていた。出産をきっかけに生活を方向転換する。31歳の時、産後まもなく試験を受け、東京農業大の醸造科に入った。2年間、醸造の基礎を勉強した。ワインは、バケツとブドウがあればできる。シンプルだけれど、科学・芸術・哲学がみんな関わっている。そんなワインに興味を感じた。足利に戻り、ワイナリーを支えてきた。「よく福祉と農業の連携と言われますが、専門家とか障害者とか区別するのでなく、普通の人間として普通の仕事をしている。農作物は畑でしかできないし、ワインを造るのも微生物です。園生はよくわかっているのではないでしょうか。自然に寄り添い、淡々と仕事できる人が向いています」池上知恵子さん朝晩、ビンを回して澱を集める・才能を生かし丁寧な作業池上さんを訪ねた日、急斜面を切り開いたブドウ畑の頂上から、ファーム内を見せてもらった。その後、ワイン造りに使う建物に案内された。「カバネル」と呼ばれる建物は、高齢者が増えた園生の多目的スペースとして、2012年に完成した。1階でスパークリングワインを造っている。原酒に酵母とその栄養素を加えてビン詰め。王冠で仮に栓をして低温で長い時間、寝かせる。ビン内の二次発酵が進み、細かい泡が作られる。そしてビン口に澱を集める「ルミアージュ」が、知的障害のある園生の大事な仕事だ。単純だけれど丁寧さが必要。栓をしたビンを、穴のあいた台に逆さに差し込むと、口のところに澱がたまる。ビンを朝晩、45度ずつ回す。1か月から100日の間、毎日だ。内側の細かい澱が集まってきたら、ビンの口のあたりを凍らせて王冠を抜くと内側のガス圧で澱の部分が飛び出す。その後、澱を抜いた分のワインを足し、調整して味が決まる。コルク栓をしたら、その上にかけるキャップシールかけやラベル貼りも園生たちの手作業で進む。ルミアージュは、フランスやスペイン、カリフォルニアなど世界の大きなワイナリーは機械でやっているという。「ココファームは機械が買えなかったというのもあり、園生に手作業の仕事を用意できました。お情けで買ってもらうのでなく、ブランドでもなく、味で選んでもらいたい。他のワイナリー以上に、上質なワインを造ることが大事です」と池上さん。スパークリングワイン「のぼ」はソムリエ・田崎真也さんの推薦があり、2000年の沖縄サミット晩餐会で採用された。 750ミリリットルのワインが1万本分のタンク ブドウがなりたいワインに・働く人の人生が大事次に樽室へ。ココファームのワイン造りは、ブドウについている野生の酵母を使う。一般的には乾燥した培養酵母を添加するが、自然の野生酵母だと、コントロールは難しいけれどいい味わいがあるという。耳をすますと、醗酵している音がコポコポと聞こえる。酵母が働いて、醗酵栓から二酸化炭素が出る音だ。醗酵が終わったワインが熟成する部屋では、木やステンレスの樽が並んでいる。ブドウがなりたいワインになれるように熟成方法も考える。木樽に入れることを「マキアージュ(化粧)」するというが、水分が蒸発して凝縮されたり、樽の香りがついたり。すっぴんがいいか、薄化粧がいいかで、加減が違ってくる。最後に、大きなタンクのあるスペースを見せてもらった。タンク1本で、750ミリリットルのワインが1万本分。カリフォルニアで設計図をもらい、乳業のメーカーに注文した。カジュアルなワインや、ビン詰めの直前のワインが入っている。ワイン造りは醸造スタッフが主に担当する。ビン詰めされたワインにキャップシールをかけ、ラベルを貼り、運ぶのは園生の仕事。4日間、根気がいる繰り返しの作業が終わった夕方、「またやろうね」と言った園生の言葉がきっかけで、デザートワインに「マタヤローネ」の名前がついた。障害のあるなしにかかわらず、個人によってできることやできないことがある。「会社や組織だと、採算や効率が何より求められます。ココファームでは、働く人の人生が大事。目の前の問題を何とかしようとすることが仕事につながっている感じです」【ココ・ファーム・ワイナリー】1950年代、地元の教師だった川田昇さんが、知的障害がある生徒と一緒に山の急斜面を開墾し、ブドウ栽培を始めた。69年、障害者の施設「こころみ学園」ができる。現在は入所を中心に18歳~90代のおよそ150人がいる。「園生が楽しく働ける場を」と、80年に保護者の出資でワイナリーを設立。約20種、年間20万本のワインを製造。ワイナリーが学園からブドウを購入し、醸造の作業を学園に業務委託する。ワイナリーのスタッフは30人。なかのかおり ジャーナリスト Twitter @kaoritanuki「慈善ではなく、おいしいから」 障害者のワイナリー「ココ・ファーム」収穫祭を訪ねて障害者と一緒にワインを造り続けたアメリカ人「期待することが大事。ハンディと考えず本気でやってもらう」 単純な作業をこつこつ続ける障害者たちと一緒にブドウ栽培「上下関係はない、みんな仲間 【Huffington Post http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/18/coco-farm_n_17191662.html】 どこに重みをおくかで、またすてきな展開へと繋がるものですね。🌠
2017.06.20
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発達障害児の母親、先生に激怒 「病気ではなく障害」 SHELLYも怒りあらわ授業中に突然ご飯を食べたり、教室から勝手に出て行ったり、廊下で突然寝てしまったり……そんな発達障害児を持つ親は「虐待しているんじゃない?」「しつけが悪いんじゃない?」など、心ない言葉で追い詰められている。SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』(第8回)では、発達障害児の子育てをテーマに当事者たちが赤裸々に語った。 介護士でお笑い芸人の“ももち”こと柏崎桃子さんは、現在20歳の発達障害の息子をもつシングルマザー。子どもを育てていく中で、教育者からの心ない言葉にショックを受けたという。働いている時間で学童に子どもを預けようとしたとき「子どものよだれが止まらない時期だったせいか『この子は来たらいじめられちゃうんでこないでください』って言われた」と当時を振り返る。 また、発達障害のある子どもを育てる保護者の会「りあん」代表の関伊都子さんは、子どもが小学4年生の頃に図工の授業を見学したエピソードを紹介。「周りの子となじめずにひとりぼっちで彫刻を彫っていたときに、先生から『なんでこんなふうなんでしょうね?』と言われた」と話す。 続けて関さんは「先生から『この病気は治らないんですかね?』って言われて、ブチッときて。『病気ではありません、障害です!』って言いました」と、当時の先生の理解のなさに腹が立ったことを告白。これに対し、MCのSHELLYは「『あなたの病気は治らないんですか?』って聞いてあげたい」と立腹。怒りをあらわにした。 一方で関さんは「先生に逆らうと子どもに何かされるんじゃないかって不安で。人質にとられているみたい」と話し、発達障害の子を預ける親の立場からの葛藤を伝えた。【abematimes. https://abematimes.com/posts/2273415】無理解と信じられない暴言、教育者でも、障害児の親に育てられることもありますね。🌠
2017.06.07
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なぜ発達障害者は日本企業で働くのが辛いのか?Why people with ASD find it difficult to work for Japanese offices年末でありますが、ネットを巡回していましたら以下のようなまとめを発見しました。発達障害のある人の認知と思考2~ASDのある人の職業適正を考える~上記のまとめに掲載されているように、発達障害のある人の就労支援に携わって来た松本太一さんによれば、ASDの人が得意な仕事とは「業務上の判断に必要な全ての情報が静的データとして提示されている仕事」と言えないか。逆に苦手なのは「判断に必要なデータが動的であり実行して初めてわかるような部分が多い仕事」であると言えないだろうか。でありますが、私はこのまとめを読んで、英語圏の職場と、日本の職場の違いを考えていました。英語圏と日本の職場の一番の違いは、前者は個人主義的であり、後者は集団主義的であるという点です。個人主義的というのは、仕事の指示や品質標準というのが、ある程度は明文化されています。各人の担当する仕事は明確になっており、分業制が基本です。属人化を極力避けてあるので、その仕事に、似たような技能を持つ他の人を割り当てることも可能です。責任分界点は雇用契約書で明確化され、業務評価や業務の工数計算もやりやすくなっています。基本的には決められたこと以外はやりません。作業や意思決定に必要な情報は極力共有化されるので、外部の人や新人でも、仕事がやりやすくなっています。つまり上記まとめのように、静的なデータを元に作業したり意思決定することが多い環境なのです。こういう仕組みは、英語圏が文化的に個人主義である点と強いつながりがあると考えています。個人主義ということは、各自が最初から異なる存在であるということを前提とする社会のことであり、お互いが異なるため、情報を極力言語化して伝え、意思の疎通をはかります。言語化するということは、動的なデータを記録したり、言葉でいい換えるということですから、静的なデータに置き換える、ということです。 アメリカの職場のマニュアルや学校の教科書は驚くほど分厚く、イギリスではやたらと企業のトップや幹部が従業員向けの対話会をやります。言語で説明することが前提だからです。アメリカの場合特に人が多様ですから、日本の教科書やマニュアルだと省くことまで書いてあります。情報は言語化され文書化されているので、チーム内の統制を高めるような儀式は、日本に比べると多くはありません。人事部がパーティーやチームビルディング活動をやることもありますが、人の移動が激しいため、その効果はそれほどありません。一方、日本も所属する集団主義的な文化圏の場合は、チーム、会社、村、学校、地縁、血縁、学閥等、同じ組織に所属する人間なら、お互い似ているということを前提するので、全てを語りません。意思疎通には非言語的なコミュニケーションを重視します。ジェスチャーや仕草、行動、習慣などを通して意思の疎通をするので、思っていることの言語化を避けます。組織内のルールやノウハウは明文化しません。空気を読んで作業することが前提なので、各自の責任分界点や担当範囲は曖昧です。業務の多くは属人化し、アイディアやノウハウは言語化せず、盗んで覚えろ、見て覚えろ、空気を読め、という対応が求められます。 つまり、日本の組織内では動的なデータを駆使して作業したり意思決定したりすることが多い、ということです。外から来た人間、第三者、新人、外国人などには極めて厳しい環境であります。一方で、言語化や文書化の手間は省けるので、コミュニケーションの「コスト」は低くなります。言語化できないノウハウや知も集団の中で伝承されます。そのため組織の管理や作業の効率はよく、緻密なサービスや作業が可能になります。集団の統一感を保つための儀式が盛んに行われます。学校であれば、それは文化祭や体育祭、遠足であり、職場なら飲み会や親睦会、朝礼、町内会ならドブさらい、廃品回収に祭りです。そうういった儀式は大変重要なため、労働時間外の私的な時間も費やすことが当たり前だと考えられています。そのため、日本の人は、学校や職場で過ごす時間が長くなります。 英語圏の職場、特にテック業界には発達障害者だろうなと思われる人が少なくありません。公言している人もいます。日本だったら即クビになってしまうようなタイプの人です。彼らは管理職にはなりませんが、技術専門家や外部コンサルタントとして結構な報酬を稼いでいます。しかも技術専門家の方が管理職よりも高報酬だったりします。発言が単刀直入すぎるとか、空気を読まないとか、職場のクリスマスパーティーに来ないといったことは、それほど批判されません。求められるのは雇用契約書に定義された適切なアウトプットを出すことなので、それ以上のことは求められていないからです。ですから、時々変なやつだと言われることはありますけども、多少コミュニケーションに難があってもなんとかなります。英語圏のテック業界が画期的な技術なビジネスモデルを生み出している理由の一つには、静的なデータを使用して働くことが可能だということがあるかもしれません。そういう環境は、発達障害者やその境界線にある人だけではなく、外国人や外部協力者にとっても楽な職場です。日本の衰退というのは、組織の少なからずが、動的なデータを使用して働くことが最適化されすぎてしまったがために、サイロ化しているというところにあるかもしれません。効率が良すぎることの裏返しとして、イノベーションや多様性を犠牲にしているのです。 [wirelesswire https://wirelesswire.jp/2016/12/58443/]日本の企業の在り方、それ以前に教育体制をも見直す時期に入りつつありますね。🌠
2017.01.01
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知的障害者のため最期まで 末期がんで抗がん剤治療中、佐賀・諌山さん大学生のころ、知的障害者施設に住み込んでアルバイトをしたことから障害者福祉の道に進み、施設の職員や管理者として半世紀にわたり障害者を支援してきた男性がいる。佐賀市の諌山眞司さん(72)。末期がんで入退院を繰り返しているが、3年前に設けた施設を軌道に乗せるため奮闘している。「利用者のために最期まで働きたい」と話す。 諌山さんは1942年、福岡県出身。佐賀大農学部2年生のとき、家賃が不要で仕事を手伝えば食費が賄えるということで佐賀市内の知的障害児入所施設「めぐみ園」に住み込んだ。 そこで脳性まひの少年と知り合う。あるとき少年に誘われ、市内の公園に出かけた。途中の路地で向こう側から母子が歩いてきた。すれ違う際に母親は子どもを守るように背を向け、息を止めて少年が通り過ぎるのを待った。「障害者は日常、こんな目に遭ってつらい思いをしているのか」と思った。「少しでも重荷を分かち合いたい」という気持ちが募った。「せっかく大学を出たのに、どうして福祉なんかを」という母親や、農学部長に反対されたが、卒業後はめぐみ園に就職した。【apital http://apital.asahi.com/article/news/2015081300017.html】使命感に押されるような命のエネルギー、私たちの暮らしも後押しされるような思いです。🌠144万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメントありがとうございます。
2015.08.21
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障害者の就労支援へ社会福祉法人ともかわさき(鹿嶌勝美理事長)は7日、幸市民館に障害者の就労と社会参加体験の場「喫茶つくし」をオープンした。http://www.tomokawasaki.or.jp/institution/kissatuku.html喫茶つくしの管理者・泊(とまり)昇さんは「喫茶店での仕事を通じて障害者の就労と社会との接点づくりの機会となる」と力を込める。 喫茶つくしは、社会福祉法人ともかわさきが運営。現在はオープンしたばかりということもあり、障害者の就労者はまだいないが、今後知的障害者など最大10人を受け入れる予定だ。 就労体系は、雇用ではなく訓練を目的とした、いわゆる「就労継続支援B型」。接客が中心となるという。喫茶店の売り上げから経費を差し引いた利益の一部から「工賃」が支払われる。受け皿「まだ不足」 喫茶つくしのような就労に向けた就労支援の施設は「まだまだ不足している」と障害者支援団体の関係者は話す。 区内には現在、同様の施設は喫茶つくしを含めて7カ所あるが、収容可能人数は合計でも92人程度と少ない。区の保健福祉センターによると、年間100件以上の相談が寄せられるが、やむを得ず区外の事業所に通わなければならないという人もいるという。また、施設内の作業にも特徴があるため、利用者が自分に合った場所を見つけられるようになる為にも「さまざまなジャンルの就労支援施設を作っていく必要がある」と障害者支援団体の関係者は訴えている。 区の保健福祉局の担当者は、障害者就労支援施設が増えていかないことについて「採算の問題が影響している」と分析しつつも「今後も就労支援施設が増えるよう事業者に働きかけを行っていきたい。利用者の選択肢が広がることで、障害者の社会進出も広がるので、区としても自立の手助けを進めていきたい」と話した。【townnews http://www.townnews.co.jp/0207/2015/05/29/285249.html 】少しずつでもこういう施設が増え、就労支援の手助けとなる場所の確保、障害者の社会進出へと広がる選択肢が広がるといいですね。🌠
2015.05.30
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日銀、女性・障害者の活用強化 新グループ設置日銀は5日付で総務人事局総務課に「ダイバーシティ推進グループ」を設置した。女性や障害者の雇用をどう増やしていくかを企画立案する。当面は出産に伴って退職した女性行員の再雇用制度を整えるなど、女性のキャリア育成や仕事と子育ての両立といった課題に取り組む。日銀は企画役以上にあたる「管理者」のうち、女性の占める割合を現在の4%から2023年に10%に引き上げる目標を掲げている。【日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXLASGC05H1T_V00C15A1EE8000/ 】「ダイバーシティ推進 http://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/」今や、多くの企業で取り入れていますね。🌠
2015.01.07
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静岡)元衆院議員、発達障害の子などへデイサービス開業 2012年の衆院選落選を機に政界を引退した元民主党衆院議員(静岡2区)の津川祥吾さん(42)が、発達障害などの子ども向けの多機能型放課後等デイサービス施設「クルール」(藤枝市下藪田)を今月、開業した。 津川さんは「地元に根付き、新しい子育て支援事業の成功事例を作りたい」と張り切っている。 「こっち、こっちー」 指導員を呼ぶ利用児童の元気な声が、180平方メートルほどのクルールの室内に響く。遊具で遊ぶ様子をほほ笑みながら見る津川さんには、議員時代末期の思い詰めたような表情はない。[朝日デジタル] 政治家の議員時代に抱え込んだ不安も、落選したことで逆に幸せを開拓されたようですね。 力ある方だからこそ、力を尽くす場所、模索することで人生も随分と変わってくるのでしょうね。 素晴らしい展開ですね。🌠
2014.04.15
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TOTO、精神・知的障害者の雇用拡大 TOTOは特例子会社のサンアクアTOTO(北九州市)を中心に障害者の雇用を拡大する。 特に精神・知的障害者については2017年度末までに新しく60人程度雇う方針だ。 雇用する障害者のうち精神・知的障害者の比率を17年度末で20%(12年度末で12%)に引き上げる。 多様な人材を確保し幅広い発想を製品開発などに生かす。 サンアクアに隣接するTOTOウォシュレットテクノの本社の一部400平方メートルをサンアクアの事業所として改装し、まず30人分の作業スペースを確保した。 サンアクアはTOTOが障害者の雇用促進を目的に1993年に設立した。北九州市なども出資している。水栓金具や暖房便座などの加工・組み立てを手掛けている。 TOTOグループ全体の障害者雇用率は12年度末で2.12%。創立100周年となる17年度末までに2.5%とする目標を掲げている。 [日本経済新聞] 前向きな企業の動きに明るい未来の兆しを感じます。 少しずつの取り組みが有難い支援の絆へと繋がりますね。🌠
2014.04.07
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学習塾:創立30周年のエルムアカデミー 卒業生が働くラーメン店も 東京・品川 東京都品川区の学習塾「エルムアカデミー」(矢沢宏之代表)が今年1月、創立30周年を迎えた。 日本国憲法を教える「平和授業」など特色ある教育で地元学校関係者にも知られ、「塾卒業生らが地元で安心して働ける場を」と、2008年からラーメン店「麺処はるにれ」(同区)も経営。 パワーハラスメントや雇い止めなど不安定な職場環境に翻弄(ほんろう)される卒業生を受けて入れている。 矢沢代表は「子供たちを社会に送り出すだけではなく、伴走してサポートを続けたい」と話している。 教室は、東急大井町線荏原町駅に近い商店街の一角にある。 小学部から高校部までの子供たちがクラスに分かれ、学習障害(LD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)など発達障害を持つ子供たちをサポートするNPO法人も併設する。 「生きる力」を付けさせる教育を理念に掲げ、沖縄戦下の市民の状況や日本軍の中国への侵略行為など戦争を教える「平和授業」にも力を入れてきた。 ただ、進学や就職で塾生が巣立っていく一方で、就職先でパワハラを受けて職を転々とするなど、社会に出てから苦しむ卒業生も。 こうした卒業生を受け入れようと、ラーメン店の店長を含む社員3人とアルバイト5人の全員が元教員や元塾生などエルムの関係者だ。 開店資金の約1200万円は、地域住民や保護者らから一口10万円の疑似私募債を募るなどして工面した。 現在、利益はほとんど出ていないが、将来的には「店舗数を増やして、子供たちが地域で働ける場を作りたい」と矢沢代表は話す。 矢沢代表は12年ほど前、卒業生を自殺で失った。自殺する前に相談に訪れていたが防げなかった。 「もう少し相談に乗ってやれていれば。子供たちが出入りする塾では相談しづらくとも、ラーメン屋なら気軽に立ち寄れる」。 ラーメン店の開店には、卒業生を見守り続けたいという矢沢代表の思いが込められている。 ◇ラーメン店で自立の準備も ラーメン店「麺処はるにれ」で自立への準備を進める青年もいる。 麺つくり担当のアルバイト、長洞(ながほら)恵一さん(24)は小中高とほとんど学校に通えず、4年前まで引きこもりだった。 エルムとの出会いを契機に定時制高校に再び通い始め、はるにれでのアルバイトも1年を超えた。 長洞さんが引きこもりだったころ、母親といくつかのフリースペースを利用したが、なじめなかった。しかし、エルムのフリースペースを利用した際「職員たちが自分の話を聞いてくれる」と感じた。「これが最後のチャンス。ここを踏ん張れなければ自分は引きこもりから抜けられない」と一念発起し、現在につながっている。 将来の夢はまだないが、来春に卒業して社会人となる準備を進めている。 はるにれの「冷凍汁なし担担麺」(5食入り3000円)は、同ホームページなどでも購入できる。【毎日新聞】 決して諦めずに前向きに挑む姿勢が、こういう素晴らしい場所作りへと発展していくのでしょうね。 全国的に展開、夢ではないような気がします。🌠
2014.04.05
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働く体験通じ「適職」知る 自分の障害特性に合った働き方を見つけることが、就労への近道となる。 去年12月3日、東京大先端科学技術研究センター(先端研、東京都目黒区)にある研究室。 大きなテーブルについた男女10人が、仕事の合間の雑談を楽しんでいた。 「一番使われる手話って何だろうね」と、口と同時に手をしなやかに動かしながら女性が問いかける。 発達障害、感覚器障害、肢体不自由......。全員が何らかの障害がある。 障害がある学生はアルバイトなどの就労経験が乏しく、仕事への具体的なイメージを持てないまま就職活動に臨む場合が多い。 そこで先端研の人間支援工学分野では、障害学生や卒業生ら約30人をアルバイトや非常勤職員として雇用し、研究室の補助作業などに携わってもらうプロジェクトに取り組む。 先端研の近藤武夫准教授(37)は「発達障害が3分の1を占める。職場で『合理的配慮』を求める当事者として、どのような配慮を受ければ働けるかを、実体験を通して理解してもらうのが目的」と話す。 仕事の内容は、近藤准教授が文部科学省と共同で進める教科書デジタル化など。 就労時間や研究室に通う頻度は、各自がそれぞれのペースで決める。 デジタル化作業の中心になっているのは桑原拓磨さん(31)(仮名)。 広汎性発達障害の診断があり、精神障害者保健福祉手帳を取得している。 東大に入学したが、対人関係を築いたり、限られた時間の中で優先順位をつけたりするのが苦手だった。 それでも、「他人に助けを求められなかったし、自分に困難な部分があることを認めたくなかった」と振り返る。 休学期間を含め、9年間かけて大学を卒業。 去年7月から週に1日、研究室で働き始めた。 「チームで働けるようになった自分を評価しているし、過剰に集中して体調を崩さないよう対処できるようになってきた。 焦りもあるが、今は着実に進むべき時」。 桑原さんは、自分に言い聞かせるように言葉を選びながら説明してくれた。 去年4月から、企業に義務づけられる障害者の法定雇用率が1・8%から2%に引き上げられた2016年からは「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が施行され、障害者への合理的配慮が義務化される。 ただ、近藤准教授は「障害に合わせた働き方を認め、多様性を受け入れられる社会へ変わらなければ、障害者は排除されてしまうだろう」と指摘する。 発達障害の就労問題に詳しい梅永雄二・宇都宮大教授(58)によると、苦労して就職しても、仕事とのミスマッチで離職してしまう発達障害の学生が多いという。 「入学後の早い時期からインターンシップ(就業体験)を通して、いろいろな仕事を試すことが重要。 障害特性に合った職種を選ぶジョブマッチングの視点が求められる」 (読売新聞) 障害の特性に合った職種というよりは、もはや個性に合った職探しと言った方が分かりやすいですね。 地道な取り組みが何より大事、定職できるように職選びも慎重に、ですね。🌠
2014.01.27
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「餃子の王将」で知的障害の若者奮闘 前社長の思い胸に 「餃子(ギョーザ)の王将出町店」(京都市上京区)で、知的障害のある若者が奮闘している。 4年間、辛抱強く腕を磨き、いつか店主になるのを夢見る。 同店の井上定博店主(64)が付きっきりで指導中だ。 若者の応援は、殺害された王将フードサービス大東隆行前社長(72)の信念でもある。 「いらっしゃいませ!」。元気の良い声が響く。カウンター内を忙しそうに動く加治原純さん(28)だ。得意料理は天津飯とからあげ定食。鍋に向かわない時も、鶏肉の切り分け、豚肉の下味付け、タマネギの皮むき、米とぎなどと手を休めない働き者だ。 鹿児島県南さつま市出身。 京都市内の特別支援学校を卒業後、知的障害者の作業所を経て同店に。 だが当初はかなり手際が悪く、手順はバラバラ。教えられてもすぐ忘れ、注意されてばかりいた。 【朝日デジタル】 奇しくも命を絶たれた前社長の遺志が継がれて、加治原純さん、やがては店主になれるといいですね。 直向きに頑張る姿勢は、必ずや実になると信じて・・・。🌠
2014.01.21
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職員が入所者に暴行 青森の知的障害者施設 青森県つがる市の知的障害者更生施設「月見野園」で、60代の男性職員が40代の入所者の男性を殴り、顔に打撲のけがを負わせていたことが13日、分かった。 施設によると職員は6日、夕食時に男性が指示に従わず、さらに暴言を吐かれたことに腹を立て、夕食後に男性を1回殴ったという。 ほかの職員が男性の左目の周囲が腫れているのに気付き発覚した。 施設の担当者は「二度とこのようなことがないよう、再発防止に努めたい」と話している。【産経ニュース】 指示に従わない、育児でも常にあることで、自分の感情だけで対処しては、ですね。 早くに発覚、対処できて良かったです。🌠 にほんブログ村 にほんブログ村
2013.12.26
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知的障害の子供たちが職場体験 地域社会の理解、構築へ--トレッサ横浜 /神奈川 横浜市港北区の商業施設「トレッサ横浜」で今月から、知的障害のある子どもたちの職場体験が始まった。 子どもたちにはバックヤードでの仕事だけでなく、インフォメーション、フードコートの机拭きなど客から姿が見える仕事にも携わってもらう。 そこには、従業員や地域住民の知的障害者に対する理解につなげたいとの思いがある。 市内の13〜17歳の男子3人が週に1回1時間ずつ、3月まで半年間の職場体験をする。 子どもたちを支援するボランティアも市内から募集した。 トレッサ横浜を運営するトヨタオートモールクリエイトの栗原郁男常務は「社会は知的障害者についてあまりに知らなすぎる。接することで知ってほしい」と話す。 職場体験に参加した市立中学2年の男子生徒(13)は、従業員とあいさつしながら、広いモール内で使用済みカートを回収する作業をした。 母親は「自閉症で対人関係が苦手。いろいろな人と触れ合うことで学んでいってほしい」と期待する。 中学2、3年になると地元の企業やスーパーで職場体験する機会があるが、障害がある子にはそうした機会が少なく、あっても作業所での体験になるという。 母親は「一般の子と一緒だと無理があるけれど、作業所だとうちの子どもには物足りない。サポートする方も付いてもらえるのでありがたい」と話す。 栗原常務は「従業員も子どもたちと関わることで気づく機会を与えてもらえる。一緒に場を共有して、知的障害のある人を受け入れる社会ができればいい」と話した。【毎日新聞】 作業所だけでは物足りない、実に本音かも知れませんね。 こういう自治体の動きこそが、障害のある子ども達の将来を明るく、導いてくれるのでしょう。 大きな商業施設での体験、素晴らしいことだと思います。🌠 にほんブログ村 にほんブログ村
2013.10.17
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知的障害者働くカフェ 神戸大の「アゴラ」5周年 発達科学などを学ぶ学生と知的障害を持つ人の交流の場として5年前、神戸大(神戸市灘区)にオープンしたカフェ「アゴラ」。 会話が苦手だった障害者がスタッフとして接客するうちに心を開くようになっただけでなく、学生のフィールドワークの拠点としても活用されている。 港町・神戸の絶景を見下ろす小さな空間には、いつも笑い声が絶えない。 発達科学部A棟6階にあるアゴラは、研究室を改装して2008年に開店した。 カウンターとテーブル約20席で、コーヒーや紅茶のほか、カレーライスなどの軽食も提供する。 学内に飲食できる場所が少なく、喫茶店の開設が持ち上がった際に、同大大学院人間発達環境学研究科の津田英二・准教授(社会教育)が、友人の吉田収さん(56)を店長に抜てきした。 灘区で障害者の作業所を営んでいた吉田さんは、脳性まひのために障害が残るが、「障害があっても商売はできる」との信念から、アゴラで重度の障害者を受け入れ、接客や調理を任せてきた。 「最初はおどおどしている子が、学生相手に話しているうち、笑顔で受け答えできるようになり、人間として成長してきた」と手応えを感じている。 店員の女性(23)は、5年前には緊張から他人と会話を続けられなかったが、カフェで学生やスタッフと交流するうちに打ち解け、仕事にやりがいを感じるようになった。「カフェ以外にも色んなことに挑戦したい」と意欲をみせる。 店には、子どもの発達について学ぶ学生や、教師を目指す学生も多く訪れ、障害に関するフィールドワークの場として活用する学生グループもいる。 学生たちは日常的にスタッフと接することで「障害者は特別ではない」と実感するようになったという。 津田准教授は「ダウン症、自閉症などの障害を持つ人が、社会で活躍できる場所を見つける足がかりになれば。学生が、障害者と自然に接し、偏見や垣根を無くしていくことは、大学の講義だけでは得られない勉強の場になる」と喜んでいる。(2013年10月10日 読売新聞) ご紹介このカフェは、A棟の耐震改修工事を契機に、学生と教職員の福利厚生のために設けられました。このカフェの特徴は2つあります。ひとつは大阪湾を眺める景色。もうひとつは、運営のあり方です。マスターとお客さんマスター「アゴラ」のマスターは、吉田収さんという方にお願いしました。吉田さんには、脳性マヒがあります。地元神戸に育ち、友生養護学校を卒業後、趣味のカメラとコーヒーの腕を磨きました。六甲道に喫茶店を出店して店長として活躍していましたが、阪神淡路大震災で閉店を余儀なくされ、その後再起して店舗型の小規模作業所「エンジョイ」を運営してきました。六甲道から水道筋に場所を移し、神戸大学の学生にもよく知られたカフェでした。今回、一心発起して「エンジョイ」を畳み、「アゴラ」での仕事に挑戦します。運営「アゴラ」は、吉田さんを中心にして、いろいろな人たちに協力のもとで運営します。まず、知的障害のある人たちを「実習生」として受け入れます。実習は、カフェでの接客や実習農園での園芸をはじめ、さまざまなメニューを開発しながら計画的に進めていきます。また、対人支援に関心のある学生が実習生に関わり、支援計画作成から成果記録までを体験的に学ぶ機会にもなります。もちろん、ちょこっと息抜きに皿洗いだけする、というのもアリです。いろいろな関わり方ができるはずです。興味のある学生は、いつでも声をかけてください。「実習生」と学生をつなぐ職員もいます。営業時間など営業時間カフェ営業月曜日~金曜日: 11:00~18:00 (14:00~15:00は昼休みで一時休業)デリバリーサービス月曜日~金曜日: 11:00~17:00 (14:00~15:00は昼休みで一時休業)飲み物のデリバリーサービスは、発達科学部の各棟を対象に行っています。 (HPより転載) 現場を踏むという体験は、どの環境下でも大切で意義があること。 それが大学の中と言うこれ以上望めないアットホームで好適な環境であれば、関わってくる仲間との交流も不安なく、ごく自然体で育まれ見守られていく。 素晴らしい試み、「アゴラ」の益々発展が楽しみですね。 にほんブログ村 にほんブログ村
2013.10.11
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民間9施設、災害時の福祉避難所に 石狩市と市内7法人協定 石狩市は9日、市内の6社会福祉法人、1医療法人と、災害時に市の要請に応じて施設を「福祉収容避難施設」とする協定を結んだ。 高齢者と障害者が宿泊できる市内の民間全9施設が、高齢者と障害者の避難施設の機能を持つことになった。 協定は「災害時等における福祉収容避難施設としての施設使用に関する協定」。 市の高齢者と障害者向けの収容避難所は、市総合保健福祉センター「りんくる」など市有3施設がある。 今回協定が結ばれた民間9施設は、市有施設から人があふれた時などに、補完機能を果たす。 同日、市役所で行われた調印式で、田岡克介市長と各法人理事長らが協定書に署名。 田岡市長は「調印は第一歩であり、今後ともさまざまな取り組みを展開していきたい」とあいさつした。 社会福祉法人はるにれの里の木村昭一理事長は「東日本大震災では、自閉症の子供がいる家族が車で1週間過ごすなど、避難所に入れない例が多くあった。協定を結ぶことは、私たちにとっても安心材料となる」と話した。 【北海道新聞】 日頃が身の回りの準備はしてあっても、いざという時に頼る場所があるというのは、それだけで安心した日常が過ごせますね。 災害時の福祉避難所、全国各地に展開され、多くの理解と協力をお願いしたいものですね。🌠 にほんブログ村 にほんブログ村
2013.09.13
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震災1年、パリで追悼コンサート パリの国連教育科学文化機関(ユネスコ)本部で11日、東日本大震災から1年の犠牲者追悼と被災者への励ましを目的としたコンサートが開かれ、指揮者の佐渡裕さんやピアニストの辻井伸行さんらが熱演を披露、聴衆の熱狂的な拍手を浴びた。 佐渡さんは小中高校生で構成するスーパーキッズオーケストラ(兵庫県)を率いて渡仏。 公演で「阪神大震災の文化復興のシンボルとして誕生したオーケストラです」と紹介し、最初にバッハの「G線上のアリア」を演奏、その後、超満員となった約1300人の聴衆と1分間黙とうした。 辻井さんはショパンのピアノ協奏曲第1番第2楽章を演奏。[記事全文] いつもながらに、辻井さんの演奏は、感動を呼びますね。
2012.03.11
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職場が6月末に閉店して、7月から新天地へ。 他の仕事もあれこれ考えたけど、 そんなにやりたいこともなく、 結局は、又ちょっと離れた店舗へ紹介してもらった。 以前、勤めていた成蹊大学店も閉店に追い込まれ、 当時の仲間達は、 同地区のドライブスルーに、みな異動していました。 その店舗に異動してしまえば、楽だったかもしれない。 でも、母校の小学校は近いし、保護者のたまり場になっている。 好からぬ噂も飛び交うこともあるものです。 裕大の作業所にも近いから、何かと便利な反面、 この店舗には、裕大の同期生の自閉的傾向の子が 一般就労していました。 やっぱり、そこに、わざわざ介入することはないだろう。 …と、我が家からは距離的にはさほど変わらない、 練馬の店舗に異動しました。 なんでだろう。 わざわざ、自分を益々鍛えている自分がいる。 あの中にいかなくても、 新しい輪を作れる。 。。って、自分を後押しするもう一人の自分。 そういう葛藤を乗り越えながら、あれこれ選択しながら、 私達は、又修行を重ねていくのでしょうね。 今までトレーニングする立場が主だったけど、 色々と学びを多く得ています。 主婦がスケジュールを作って、 若者の生活面をすっかり把握しています。 入れ替わり立ち替わりの社員は、 逆に腰掛け的存在の店だけど、 力関係もあれこれとバランスを取りながら、 今後も変化していくのでしょう。 それにしても、高温記録を塗り替える練馬区。 今年の夏は、ちょっと辛い選択となりました。 にほんブログ村 自閉症児育児にほんブログ村 子育てブログ
2010.08.07
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週末、珍しく早朝からのお仕事。 店長が代わり、店舗としても。。。 心機一転して売り上げを上げるようにと、 スケジュールが組まれた穴場に 補充要因として、募集ラインに入ってみた。 早朝、アイドルタイムと コーヒーの無料テースティングサービスをしていて、 この時間帯に訪れた客には、 コーヒーが無料で提供される。 しかし、コーヒーを無料にするだけでは、得はないという訳で、 コーヒーを頼まれた客には、 「只今の時間帯は、コーヒーが無料になっていますので、他にもう一品、如何でしょうか?」 ‥との言葉を添えていた。 こういう言葉のあや。 直ぐに理解してくれる人、 「あ、それなら、得した」‥と別にオレンジジュースを頼む人と様々で、反応も様々。 中には、コーヒーだけが飲みたい人には、 freeで貰ったことに対して、怪訝そうな顔をする人もいる。 そして、やっぱり一番際立つのは、 「何で…そんなことしなくちゃいけないの?」‥と機嫌を損ねる一人。 でも、帰国子女の私には、 最後の感じ方に近い。 余計なお世話だと感じてしまいます。 まぁ、会社の方針なのでしょうから、黙っていますけど、ね。~今では、クーポンの使い方で、コーヒーも得して飲めるようになっています。 にほんブログ村にほんブログ村ブログランキング にほんブログ村
2010.02.28
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あんまり取り立てて書くことでもないけど、私も一応お仕事をしているので 毎月、お給料が振り込まれます。大して仕事にも入っていないので、 額も大したことはない。 でも、その中から自分の美容院代やら エステ代を賄っています。忙しない日常の中の ほんのささやかな幸せです。 少ない額でもそれなりに貯めれば…夢も膨らむ。別に生活が苦しい訳でもないし、仕事場も私の家庭での立場(障害児がいる)を 良く理解してくれて…色々とわがままを聞いてもらい、 申し分のない、ありがたい環境にいると思う。今日も、郵便局に記帳に行ったら…昨日振り込まれた給料が、加算されていた。そして、今月の使い道をあれこれと考えた挙げ句…ちょうど締め切り間近の『母の日』のフラワーアレンジメント の申し込み書が目に留まった。これだ……と思い付きのまま申し込み書に記入して、 両家に配送の手配をした。 わずかな給料でも、役に立つこと、 それなりにあるんですよねぇ…。 高校時代からなんとなく続けてきた仕事だけど、 わずかでも、生活に潤いを与えてくれています。 そして、同じように地道に頑張っている裕大も、 そろそろ新年度、初の工賃を持ち帰るでしょう。 ケーキでも、買って労いをしようかな…。 Mr.finesの世界へ
2009.04.17
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あれから丸3ヶ月。先週、また仕事の査定評価がありました。主婦のちょっとした楽しみの為に、 気分転換をしに行っていると言っても…やっぱり新商品が入る度に…情報確認やら、トレーニングは怠れないのが、 永年勤続の身の辛いところ。実際、今の店舗も、今月からジンジャーエールの代わりに、 コカ・コーラゼロを取り入れています。如何に今の客層のニーズに 視点を合わせるかでしょうかねぇ…。 コカ・コーラも、ダイエット系を注文される方が増えてきました。そこで、コカ・コーラ「ゼロ」をメニューに仲間入り。日増しに「ゼロ」コールが増えています。 さて、査定は、現状維持。今まで通りのトレーナー時給でまた、3ヶ月後に見送り。若い子達が良く働くんですょ…。次の管理職を育成して、 また新たな店舗作りを目論んでいます。若い人脈を繋ぐ。・ ・ ・大切なトレーニングの一環です。 今日は、武蔵野の桜祭りが開催されます。裕大の作業所の近くの桜並木通りも… 満開で多くの人出が見込まれます。 春休み…何かと用に追われています。 更新回数が自ずと減っていますが…地道に更新していきますので…宜しくお願いします。Mr.finesの世界へ
2009.04.05
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若い仲間達との一日でした。店舗でミィーティングをした後…送別会へと移動。馴染みの店があるからと… みんなで渋谷に繰り出しました。前の店長とも待ち合わせをしているというハチ公前へ。なんと 昨日はあのハチ公の命日でしたょ。いつもなら、ハチ公の像など見えない程に前後左右…人が群がるのに…この日は、ハチ公の回りは閑散として…前には献花台まで。 『ハチ公物語』は永遠の大作だけど…長年通いつめた渋谷…ハチ公の命日を知ったのは初めてで…思わずみんなで手を合わせていました。その後…みんなで行き着いた店は、道玄坂の上、 東急本店の真横にある、『春秋』というお店。郷土料理や新鮮や素材をあしらった料理に…思わず、息を呑みました。春の生野菜 ミソダレか、塩を付けて頂きました。その中に…なんとも珍しいお野菜がこれって…なんだと思いますか実は…誰も分からなくて…店員さんに聞いたら…なんと…黒大根なんですよ。味は、まさに大根だけど、きめ細かくて…サクサクしていました。日本人でありながら…知らないでいる食材、意外に多いこと…思い知らされた出来事でしたょ。送別会もたけなわ…楽しかった仲間との別れはいつも寂しいけど、みな…それぞれの門出です。また、会いましょう…と涙をふきふき…退散となりました。 家では…なんとか親子4人…お風呂を済まし…夫はクタクタ~。洗濯機二回転して…私の一日も終わりです。
2009.03.09
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指先を切ってしまい、すっかり更新が遅れてしまいました。大したことではないけど、血が止まるのにしばらくかかって…まだ体調、本調子ではないのかも…。実は、先週の土曜日は、大学生の最後の仕事の日。大したことはできないけど…大きなクッキーの缶を休憩室に置いてきました。大学生ともなると、お店に取っては大きな戦力です。主婦のおばさんの分迄…24時間交代でで頑張ってくれています。今回卒業するのは、その中でも、優秀で律儀な男女二人。涙を見せることもなく、最後迄冗談を言ってお別れとなりました。そして、さっき…たまたま家の前でその内の一人にばったり偶然かと思いきや…わざわざ家までお礼をしに寄ってくれたようでした。今時、挨拶もろくにできないと言われがちな若者世代。しかし、こうやって… 寄ってくれた気持ちが嬉しく思えた出来事でした。 送別会も楽しみにしていますよ。 そして・・・finesさんの世界へ
2009.03.05
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今、勤めている店舗は、バイトの出入りが激しい。最近は、表参道店の改装に伴い、一時何人かが回されてきた。そして、また、近隣の駅付近の店舗からも… 職場に合わずに、異動してくる仲間も非常に多い。 昨日は、その中でも…最近、近隣の店舗から異動してきた 女子高校生と話す機会があった。 高校三年生で今年卒業。まさに、次男と同い年。こういう年代の若者達との時間は…本当に、勉強になります。 今の若者の価値観や考えを知り…我が子を客観的に見ることもできる。その娘は進学先は、専門学校に決まっているらしい。‥が、何よりビックリしたのが凄まじいバイト生活。 サ○クスでバイトしながら、 派遣も二件遣っていて、その他にマックも‥。 それに加えて…直に新規オープンする表参道店にも 面接に行ったったとか…。それでも、今のお店も辞めたくないようで・・・。 周りにも、こうして重複したバイト生活を 送っている若者が多い。進学先の専門学校は、 テーマパーク事業を司る部門だとか…。いやはや…ビックリ将来は、ディズニーランドの職員かな しかし、不況な世の中…今後は、こうした一人一人の社会への身の投げ方が 大切になってくるのかもしれませんねぇ…。学びの多い職場に感謝です。
2009.03.01
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