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校則会議 発言に「謝罪文を」 生徒側「不適切指導」 武蔵野東学園自閉症の子とそうでない子がともに学ぶ「混合教育」で知られ、幼稚園から高等専修学校まで東京都内に5校・園を設置する学校法人武蔵野東学園(武蔵野市)で1月、高等専修学校2年の女子生徒が校則をテーマとした会議での発言を理由に、学園の副理事長(当時)宛ての謝罪文を提出させられていたことがわかった。女子生徒側は「退学を示唆されて提出を求められた。不適切な指導だ」と訴えている。 会議は1月10日にあった。女子生徒側によると、教員から「副理事長が来て校則について意見を聞くので希望者は出席してほしい」と言われたという。 複数の出席者によると、会議では副理事長が、子どもの意見尊重をうたったこども基本法に言及し、時代の変化に即して校則を全廃したいとの考えを示した。「皆さんが窮屈だと思うことはやめた方がいい」とも述べて、生徒たちに意見を述べるよう促した。取材に対して学校側は「事実誤認に基づくご質問にはお答えできません」と文書で回答しました。記事後半で、会議でどんなやりとりがあったのか紹介しています。[朝日デジタル]実は、現在、東学園は存続の危機に突き当たっています。・・ハズキルーペ会長が“1カ月前倒し”新理事長就任で「武蔵野東学園」が大混乱《校長は“不登校”、先生たちは“魂が抜けちゃった感じ”》 学園の元理事は「企業経営と学校経営は違う」と喝破する【全文公開】長男の母校だけに残念ですが、早期の解決を祈るばかりです。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.03.13
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「遠慮したり諦めたりしないで」 自閉症児に特化した学校の元音楽教師が、日本で音楽教室をオープンアメリカの自閉症児・者に特化した私立学校で長年音楽教師として指導してきた男性が、日本で、音楽教室を開きました。障害の有無や年齢、経験にかかわらず楽しめるのが音楽。型にとらわれない指導方法が、たくさんの人の可能性を広げています。「みんなの音楽教室」名前に込めた思い福岡市に去年9月にオープンした「福岡みんなの音楽教室」。5歳から70代まで、10人ほどが通っています。代表を務めるのは、上野要さん(62)。国立音楽大学でサックスを専攻、卒業後はアメリカを中心に40年近くにわたり音楽教育に携わってきました。去年帰国した上野さんは、アメリカの学校で同僚だった心理カウンセラーの妻・由美子さん(61)と2人で音楽教室を開校しました。「福岡みんなの音楽教室」という教室名に2人の思いを込めました。森由美子さん「障害をお持ちのお子さんの保護者は、お子さんを習い事に通わせることに対して色々 なことを考えて遠慮したり、諦めてしまったりという人が多いように思うんです。そういう方たちが楽しく、自分のペースで学んでいただける場を作りたいなと思ってこういう名前にしました」自閉症児に特化した学校で音楽を教えていたふたりが務めていたのは、アメリカ・マサチューセッツ州にある「ボストン東スクール」。自閉症児・者に特化した私立学校で、上野さんは、ジャズプログラムを立ち上げジャズバンドのディレクターとして楽器やアンサンブルを指導しながら生徒たちの発表の場を作ってきました。YouTubeには、自閉症の生徒たちが上野さんの指揮でサックスやトランペットなどを演奏する様子が公開されています。自閉症の子供たちが、音楽を通して変わっていく子供たちの姿に、大きな喜びを感じてきたといいます。 上野要さん「音楽がひとつのコミュニケーションツールになっていって、音楽をやるからこの子とつながれる、子供たちは『音楽をやったから周囲に認められた』という自信になっていきます。音楽をやってよかったなというところから、自信を持ってほしい」レッスンに集中できなくても…上野さんの教室で歌やキーボードのレッスンを受けている5歳の山口卓真くんは、興味があることへのこだわりが強く、集中力が続かないという特性があり、レッスン中に動き回ったり寝そべったりすることもあります。上野さんは決して怒ることなく、ときには音楽そっちのけで一緒に楽しみながら遊びます。生徒を共通のカリキュラムに当てはめて指導するのではなく、一人ひとりの反応を見ながらアプローチを変えていきます。使うのは、楽器だけではありません。上野さんにかかれば、フライパンやしゃもじ、米粒を入れたペットボトルなど、家にあるあらゆるものがメロディを奏で、リズムになります。 上野要さん「親御さんに『うちのなかグチャグチャになるからやめて』って言われたらやめます(笑)」 レッスンでは、まず教える自分自身が楽しむことを大切にしているそうです。上野要さん「オレ~、アッハーハー…♪なんかリオのカーニバルっぽくない?(笑)そんな感じですかね。こっちが楽しまないと子供に楽しさは伝わらないので」卓真くんに現れた変化得意分野を伸ばしてあげたいと思う祖母に連れられて通い始めた卓真くん。レッスンでは集中する時間とはしゃぐ時間が目まぐるしく入れ替わりますが、家ではさっそく変化が現れているそうです。山口卓真くんの祖母 高倉眞弓さん「2回目のレッスンが終わった時だったかな。うちに帰ってきた時にすぐにピアニカにむかって走っていって。ピアノとかそういうものに向かうようになりました。それが一番大きな変化ですね。やればやるだけ成長につながってくれるかなと思って」記者Qおけいこはどう?山口卓真くん 「楽しかったー!」夫婦の夢「みんなでコンサートを」上野さん夫婦の夢は、障害のある人もない人も一緒になって、教室の生徒全員でバンドを組み、コンサートを開くこと。夢に向かって、一人ひとりと向き合いながら音楽の楽しさを伝えていきます。 上野要さん「長い間やってきて、好きだからやってこられたんだろうなと思うし、ああいう子供たちと音楽を通して一緒にいるということが好きなのかなって思いますね」rkb毎日放送(動画あり)[YAHOOジャパン]よりによって、ボストン東スクールのご出身だったとは。近ければ体験をお願いしたいものです。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.02.08
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自閉症の子もそうでない子も 幼稚園の混合教育が生む「成長の物語」7月初旬、東京都 武蔵野市の幼稚園。10人ほどの年長の子どもたちが机に向かい、傘の絵にカラフルな色を塗っていた。少人数クラスで過ごす自閉スペクトラム症の子どもたちだ。 中でも特に熱心に色を塗っている女の子がいた。「この子にもいろんなドラマがあったんですよ」。加藤篤彦(あつひこ)さん(63)はそう話し、昔の動画や写真を見せてくれた。 入園当初は廊下に寝転がって「ヤダー!」と叫び、大人がどんな声かけをしても耳を貸さない。やっと部屋に入っても無表情で誰とも関わろうとしない。そんな女の子に教職員は根気強く声をかけ続け、周りの子どもたちも遊びに誘った。すると女の子は徐々にクラスの活動に参加するようになり、笑顔を見せるようになった……。 加藤さんが近寄ると女の子はふっと顔を上げ、にまっと笑い、すぐにまた色を塗り始めた。「自閉症の子もそうでない子も豊かな人間関係の中で成長する。笑顔でいられる環境を作ることがとても大事です」60年近い取り組み 運動会は混合チーム 加藤さんが園長を務める武蔵野東第一・第二幼稚園は、自閉症の子もそうでない子もともに学ぶ「混合教育」を掲げている。今年4月時点で、2園の園児計488人のうち、自閉症の子は66人にのぼる。 きっかけは1964年、幼稚…この記事は有料記事です。残り1587文字【朝日デジタル】加藤園長は、長男が入園時から幼稚園でお世話になり、次男に末っ子も・・。まさか、夫と同い年だったとは、びっくりです。益々のご活躍を祈っております。☄にほんブログ村にほんブログ村
2023.07.09
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難関高校に合格者を出す「高校を併設しない私立中」が、自閉症児との混合教育から目指すものとは〈dot.〉 武蔵野東中学(東京都小金井市)は、学校生活を健常児と自閉症児がともに過ごす「混合教育(インクルーシブ教育)」を実践する、国内でも珍しい私立中学だ。普通高校を併設していないため、健常児クラスの生徒は全員高校を受験するが、難関の国公立・私立高校に4割の生徒が進学するという。どんな学校なのか。■向かい合わせや隣同士の教室 武蔵野東中学校は、全校生徒300人あまりの小規模な学校だ。1学年5クラスのうち、A、Bの2クラスは健常児各30人が在籍。C、D、Eの3クラスは自閉症児各12人の少人数クラスに在籍している。健常児クラスと自閉症児クラスは別課程なので入試も在籍クラスも分かれるが、ABとCDEクラスは向かい合わせや隣同士になっており、廊下に面した大きな窓からは、お互いの様子をうかがうことができる。 3年A組の中平野恵さんは、授業中にふと向かいのクラスに目を向ける。楽しそうに授業を受けている向かいのクラスの同級生の姿を見ると心が温かくなり、「よし、がんばろう」という気持ちになるという。「朝の掃除や生徒会活動など、一緒に行う機会を日常的に設けています。今はコロナで中止になっていますが、給食もクラスの数人が入れ替わって一緒に食べています」(菊地知恵子校長) 朝の掃除では、床のゴミひとつ見逃さない生徒、電話機のボタンの隙間まで丁寧に磨いている自閉症児クラスの生徒を見守りながら、健常児クラスの生徒が一緒に机を動かし床を掃いていた。 中3の自閉症児クラスの担任、岩本淳二教諭は言う。 「自閉症の生徒にとって同じ年の友だちと一緒に過ごすことは、我々教員からとは違う学びがあります。健常児クラスの生徒の言動や行動から、良い刺激を受けています。同時に、健常児クラスの生徒たちも自閉症児クラスの生徒たちの純粋さやひたむきさに感化されており、お互いに良い影響を与え合っていると感じます」 3年A組の腰原祐哉さんは、入学してから自閉症に対する考え方が変わったという。「入学前は意思が通じないのでは、と思っていました。でもゆっくりと話せば理解しあえるし、それに集中力がすごい。学園祭などで発表する絵画や工芸作品には、驚かされます。熱心にコツコツと取り組む様子を見て、見習わなくては、と思うことも多いです。」 校内のところどころに自閉症児クラスの生徒の作品が飾ってある。色彩豊かで独創的な絵画、根気よく丁寧に仕上げた手芸作品など力作が並ぶ。 「健常児クラスの生徒が作品を見て、『すごい』と評価する。それが自閉症児クラスの生徒たちの喜びや自信となり、自己肯定感に繋がっています」(岩本教諭) ■修学旅行は宿泊も同室 行事では、ともに活動する機会が多くなる。多くのイベントの企画、運営が生徒に任されている同校では、スポーツ大会などの競技も自分たちで考える。ムカデ競走やペア縄跳びなどの競技が取り入れられていて、大会間近になると、あちらこちらで一緒に縄跳びの練習をする姿が見られるという。 幼稚園から高等専修学校まで、息子が武蔵野東学園の自閉症児クラスに通った卒業生保護者のAさんは、「自閉症児に対しての、まわりの生徒たちの理解がありがたかった。年上の生徒がよく声をかけてくれました」と振り返る。「自閉症といっても障害の程度はいろいろですが、うちの子は比較的運動を得意としていました。スポーツ大会の競技に馬跳びがあったのですが、健常児の生徒が馬になって、うちの子がその上を跳んだんです。息子が何が得意かを考えて、主役にしてくれたんだと思います」 夏休み前の7月のある日、9月に行われる京都奈良修学旅行の事前学習では、3年生の生徒全員が体育館に集まっていた。先生による説明の後、クラスから班ごとに分かれるとき、健常児クラスの生徒は、自閉症児クラスの生徒に声をかけうまく自班に誘導していた。修学旅行では健常児と自閉症児がグループになり、宿泊も同室だ。 「宿泊行事の前には、旅行先でグループになる生徒同士が一緒になる活動を設けて、お互いの理解を深めます。日常的に接しているうちに、健常児の生徒は、自閉症児のできることや個性を引き出すのが上手になりましたね。言葉が少ない生徒には、絵を描いてみようかと誘ったり、一緒に歌を口ずさんだりする姿が見られます」(菊地校長)武蔵野東学園は、北原勝平、キヨ夫妻が1965年に幼稚園を創立したことから始まる。間もなくして、ある自閉症児の母親が「子どもを入れてほしい」と訪ねてきた。他の園から断られ、武蔵野東幼稚園が最後の頼みの綱だった。キヨは快諾し、やがて「生活療法」という自閉症児の教育方法論を確立する。 「生活療法では、基本的な挨拶やマナー、時間を守るなど、社会生活に必要なことを学びます。一人ひとりの個性を引き出しながら課題を克服していきます。健常児の生徒と一緒に過ごすことは、社会に出てからの付き合い方を学ぶうえで有効です。行事、校外学習を通じて、やっていけるという自信に繋げます」(岩本教諭) 当時在園していた保護者たちからの「上級学校をつくってほしい」という願いを受けて、77年に小学校を、83年に中学校、86年に高等専修学校を開校し、健常児と自閉症児の混合教育を実践。さらに自閉症児の療養プログラムを実施する、武蔵野東教育センターが設けられた。自閉症児教育の評判は海外にも広がり、「米国にも生活療法の教育プログラムを実施する学校をつくってほしい」というアメリカの保護者の強い願いに応じ、87年に姉妹校としてボストン東スクールが開設された。 ■卒業生には五輪メダリストも ほとんどの私立学校が中高6年の一貫教育を実施しているなか、普通高校を併設しない武蔵野東中学校は、健常児クラス全員が受験を経て高校に進学する。難関高校に進む生徒も多く、2021年度は最難関国立や都立の進学指導重点校、偏差値65以上の私立高校などに、約4割の生徒が合格した。菊地校長は言う。「12歳で行う中学受験は親の力が必要で、すべてが子どもの意思で、とはいかない。でも15歳なら自分のことを客観的に見ることができるようになり、自分で進路を決められる年齢です。高校受験をきっかけに高校、大学と、自分の将来観を構築することができます」 中学3年間の教育は中身が濃い。2年間で学ぶ基礎力を蓄えて、最後の1年間で一気に受験へと向かう。特徴的な授業のひとつが1、2年で行う「探究科」だ。1年次の6月からグループに分かれ、教員の示したテーマをゼミ形式で探究する。今年のテーマは「信号のない横断歩道問題」「直感を検証、考察してみよう」など、身近な問題に「問い」を持ち、探究する方法を身につける。1年次の12月からは自分の決めたテーマを探究する。冒頭の中平さんは「色彩計画を利用し、さまざまな建物に合う色を考える」、腰原さんは「過疎化した村を盛り上げよう!」というテーマで1年間の探究活動を行った。 もうひとつの特徴ある授業が「生命科」だ。1年次は友だち関係や将来観、2年次は共生社会や命の尊厳、3年次は平和など、決まった答えのない問題についてもディスカッションを通して考えを深める。教科の授業もユニークだ。教科横断型授業が頻繁に行われ、国語科と英語科の先生がコラボレーションして文法の違いを学んだり、数学科と美術科のコラボで相似の知識から黄金比を求めたりするなど、複数要素の知識が結びついていく楽しさを学ぶという。 同校では宿題が出ないため、生徒は家庭学習を自ら計画し、学ぶ力をつける。3年次になると習熟度別に10人程度のグループに分かれ、放課後や長期休みの講習で受験対策を行う。クラブ活動も盛んで、小規模校ながらダンス部は全国大会で15回優勝、陸上競技部も全国大会の常連、体操競技部もかつては全国大会で活躍し、OGには2020東京五輪銅メダリストで昨年引退した村上茉愛選手がいる。 一方、自閉症児のクラスには独自の授業があり、中学校卒業後は高等専修学校に進学し、将来の社会自立を目指していく。学校で経験の幅を広げ、きめ細かく自立のためのさまざまなスキルを身につけている。 「自閉症児は個性に幅があり、個々に秘めた力がある。自立に向かう中学校時期には、得意なことを伸ばすとともに、不得意なことにも根気よく取り組める力をつけていきます。活気ある集団活動や行事での取り組みから、内に秘めた力が出てくるのも思春期ならでは。健常児の生徒もそんな自閉症児の姿を見て、学ぶことが多い。努力することを軽んじる生徒はいません」(菊地校長)■「助けてあげる」だけの存在ではない 中平さんは「電車や街で、障害者や困っている人を見たとき、声をかけられるようになった」と話す。将来は、世の中のいろいろなことを発信するテレビ局に勤めるのが夢だ。腰原さんもバスの中で、床に小物を落として大声を上げている人に遭遇したとき、それを拾って「大丈夫ですか」と、渡すことができたそうだ。「卒業生が訪ねてきたとき、よく『高校には、中学のときのような自閉症の友だちがいなくてさみしい』と口にします。自閉症児との学校生活が、あたりまえのことになっていたのだと思います」(菊地校長) 大学4年になったある卒業生が母校を訪れたのは、就職活動から生じた疑問がきっかけだった。企業説明会で一度も自閉症の人に出会うことがなかった。中学校のとき一緒に過ごした同級生は、いったいどこで働いているのか――。その疑問をきっかけに、卒業論文のテーマを「発達障害者への就労支援」とし、母校の先生に話を聞きにきた。在校生には起業して「障害者が働く会社をつくりたい」という将来像を描く生徒もいる。「昔に比べると障害に対する理解度は上がっていると思いますが、武蔵野東の生徒が社会に出て経験を広めてくれれば、もっと自閉症の人たちが過ごしやすい世界になると思います」(前出のAさん) 菊地校長も言う。 「健常児の生徒が自閉症児の生徒から得るものは大きい。自閉症の生徒は学校生活の中に欠かすことのできない存在感があり、決して『助けてあげる』だけの存在ではありません。多感な時期に同じ目標に向かう仲間として過ごす。そういう経験をした彼らが社会人になったとき、誰にとっても暮らしやすい共生社会をつくり上げる一助になると信じています」 AERAdot.【YAHOOニュース】久しぶりに長男の母校の話題の記事です。長文ですが、今回は全文転載しています。当時を思い出すと懐かしくもなります。☄にほんブログ村にほんブログ村
2022.10.07
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大学受験予備校の四谷学院が『発達障害児支援士』資格認定講座を開講しました!ブレーンバンク株式会社の運営する「四谷学院」は、発達障害児支援士資格認定講座を開講いたしました(受講料99,800円税別)。この通信講座は、開講前から60件以上の予約が殺到し、あわせて100件以上の問い合わせをいただきました。 発達障害児支援士 資格認定講座を提供開始- 本講座は、国内外で自閉症児教育に50年以上の実績を誇る学校法人武蔵野東学園の先生方が現場で実践され、「本当に効果があった」と認められた発達障害児への支援に関する根本的な考え方と具体的なノウハウをお伝えすべく開発されました。 https://yotsuyagakuin-ryoiku.com/hattatsushienshi/ 小学校の1クラスに数名はいるとされる「気になる子ども」。クラス運営を円滑に行っていくことは、保育園・幼稚園そして小学校、とくに低学年の先生方の必須課題となっている一方、指導者のスキル不足も深刻です。「発達障害についてよく分からない」 「学んでみたいけれど、時間が取れない」「具体的な指導例をもっと知りたい」 「指導法の“引き出し”を増やしたい」この通信講座は、現場の切実な声に応えるために開発されました。 【製品・サービスの概要】本講座は、国内外で自閉症児教育に50年以上の実績を誇る学校法人武蔵野東学園の先生方が現場で実践され、「本当に効果があった」と認められた発達障害児への支援に関する根本的な考え方と具体的なノウハウをお伝えすべく開発されました。 <3つの特長>1:保育園・幼稚園・小学校・放課後等デイサービス・児童発達支援事業で 発達障害のある子どもたちの支援にあたっている指導者の皆様向けの通信講座です。2:オンラインの動画視聴講座なので、スキマ時間を活用できます。3:「発達障害児支援士」はこれからの時代に求められるスキルと知識を持つ人材です。 【今後の展望】本講座は、発達障害のある子どもたちとその周りにいる子ども・先生、そしてご家族が「人間らしく自分らしい生活を送る」「生きることに楽しみや喜びを感じる」QOL(生活の質)を上げることに寄与したいという思いで開発を進めてまいりました。本講座を学ぶことで、志のある指導者・支援者の皆様が現場で役立つ支援力を身につけること、それが私たちの講座開発の願いです。 【ブレーンバンク株式会社について】本社:東京都新宿区四谷1-10代表者:代表取締役 植野治彦URL:https://www.yotsuyagakuin.com/事業内容:教育(予備校・個別指導教室・通信講座)[valuepress]受講料 99,800円の通信講座。果たして、高額なのか安価なのか、受けて、実践して結果をみないと分からないですね。☄
2019.12.22
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30歳の節目にコンサート 自閉症のピアニスト・翔ちゃんが笑った武蔵野市に住む自閉症のピアニスト、坂東翔一郎さん(30)が武蔵野公会堂でコンサートを開いた。約260人の観衆の前でバイオリンやチェロと共演。コミュニケーションが苦手な彼にとっては初めての冒険だが、約2時間のステージをしっかりと務め、会場は温かい拍手に包まれた。父、安次郎さん(57)、母、美砂子さん(62)と「三人四脚」でたどりついた夢の舞台だ。 両親が彼の“異変”に気づいたのは生後半年ほどの頃だった。視線の動かし方などが他の子供と違うと感じた。この子を育てるには大きな覚悟が必要だろうと悟ったという。「外の空気をたくさん吸わせて自然に触れさせたい」と美砂子さんらは雨や雪の日も欠かさず散歩に連れ出した。 この子はいつも音を探している。そう気づいたのは、まだ歩けない頃だ。音楽だけでなく、工事の音、雨や風の音にもベビーカーから身を乗り出す。家に帰ると玩具のピアノで聴いた音を再現している。 ◆抜群の記憶・集中力 並外れて聴覚が敏感だが、言葉の習得は極端に遅く、他の子供に興味を示さない。そんな彼を理解し受け入れてくれる環境を求め、保育園入園のときと小学校進学のとき、市内で2度転居した。市教委からは特殊学級などに入れるよう再三勧められたが、両親は普通の学校で学ばせるという信念を曲げなかった。 ピアノは8歳から習い始めた。最初は父親が横についていないとレッスンにならないほど先生との意思疎通が難しかったが、抜群の記憶力と集中力でめきめき腕を上げた。 武蔵野東技能高専に進み、卒業後の進路を決めるとき、翔一郎さんは言った。「僕、ピアニストになりたいです」 それがどれだけ困難な道かは両親とも分かっていたが、夢を潰したくなかったという。自閉症児に門戸を開く4年制音大は少なく、昭和音大短期大学部ピアノコースを選んだ。 「私たち親はいつか彼を残して逝かねばならない。そのためにも、一人でも多くの人に彼のことを知ってほしい。こういう人間なんだと理解してほしい。そのためのたった一つしかない手段がピアノなんです」と安次郎さん。 卒業後は、武蔵野市の特養ホーム、世田谷区の福祉施設などで定期的に演奏会を開いている。持ち前の“耳”の良さで、求められれば昭和歌謡曲の伴奏からクリスマスソングまでこなし、無垢で心優しい人柄にファンクラブもできた。 今回のコンサートは30歳の節目ということもあり、ファンら有志が企画した。1500円のチケットは予想を超える売れ行きだった。 ◆他人との共演に挑戦 他の演奏者との共演は初めての挑戦だ。短大時代に4年制への転科を申請したが認めてもらえなかったとき、理由の一つとして「彼にアンサンブル(合奏)は無理だから」と言われたそうだが、見事に息のあった合奏を披露できた。 「翔ちゃんのピアノを聴くと、なぜかいつも涙が出てくる。彼を応援するたくさんの人たちの温かい空気に包まれて幸せな気持ちになるから」と観客の女性(57)は話した。 演奏の後、翔一郎さんは寒風の中、ワイシャツ一枚で会場の外に出て来場者を見送った。感情表現はあまりしないと聞いていたが、満足そうな笑みが弾けそうに見えた。 「彼が生まれてから30年、人の百倍泣いて、百倍頭を下げ、百倍もがいてきた。でも、彼から学ぶことは多かったし、彼を通してでなければ会えなかった人がたくさんいる」 美砂子さんは会場で配ったエッセーにこうつづっていた。[産経新聞]坂東さん以前にもご紹介させて頂いていますが、長男の高専での後輩です。今回の大舞台の成功をバネに、今後の益々のご活躍を楽しみにしています。☄
2018.12.25
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573人折り紙教室 ギネスに 武蔵野東高等専修学校、自閉症児らも参加私立武蔵野東高等専修学校(武蔵野市西久保、渡辺正司校長)の生徒らが「世界一参加者数が多い折り紙教室の開催」に挑戦したところ、ギネス記録として認定され、10日、同校で報告会が開かれた。 同校は生徒約200人のうち、ほぼ半分が自閉症児。健常児と自閉症児が分け隔てなく学校生活を送る「混合教育」に力を入れており、開校30周年の記念イベントとして昨年6月4日、ギネス記録に挑戦した。武蔵野総合体育館(武蔵野市)で生徒と卒業生、保護者ら計574人が集まり、舟、鳥、飛行機の3作品を作った。 トイレに行くために抜けた1人を除く573人で記録申請したところ、今年7月にギネス記録に認定された。それまではオーストラリアの高校生が2013年に記録した381人が最多。 イベントを企画した同校教諭、杉林優子さん(27)は、同校の卒業生。「健常児、自閉症児が一緒にできるものとして、身近な折り紙を選んだ。達成感を味わってもらいたかった」と話す。 同校3年で生徒会長の山本真稔(まさとし)さん(18)は「在校中にギネス記録が達成できて誇りに思う。一つのことをみんなでやることでまとまりが出たし、今後の集団生活にも役立つと思う」と話した。2017年11月11日 The Yomiuri Shimbun 【http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyo23/news/20171113-OYTNT50127.html 】申請してから認定まで一年以上かかったんですね。保護者とともに挑んだイベント、素敵です。杉森先生、母校の皆さん、おめでとうございます!🌠296万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。♡
2017.10.31
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クロスロード【天宮一大/教師・ラグビー部監督】健常児と障がいのある生徒が共に学ぶ「混合教育」を実践する個性的な学校、武蔵野東高等専修学校の教師でラグビー部監督の天宮一大に密着。8月27日 22:30~ (テレビ東京)教員・ラグビー部監督 天宮一大武蔵野東高等専修学校で教員を務める天宮一大(46歳)。指導をするのは、健常児と障がいのある生徒がともに学ぶ「混合教育」を実践する個性的な学校。全校生徒186名のうち約半数が、天宮が顧問をするラグビー部に所属している。 今回、17泊18日のラグビー部の夏合宿に密着。その様子はまさに現代版スクールウォーズ!?常に生徒に本気でぶつかる、熱血先生の原点とは? 怒鳴り!わめき!そして、時に優しく。汗と涙の熱い夏を追った。 彼は、どんな道を歩んでいくのだろう…。 (番組放送予定より抜粋)随分と長く密着取材があったようで、放送が楽しみですね。🌠最近は多くの含みがあるものがあることに逆に感銘を受けますね。🌠205万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。
2016.08.26
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共に学び子どもに輝き 浮島さんら都内で 自閉症「混合教育」を視察 公明党文部科学部会の浮島智子部会長(衆院議員)は9日、東京都武蔵野市にある自閉症児教育を行う武蔵野東学園・武蔵野東小学校で授業風景などを視察し、木村修二校長らと意見交換した。市議が同行した。同学園は1964年に幼稚園を開設して以来、健常児と自閉症児が分け隔てなく学ぶ「混合教育」を導入し、独自の教育「生活療法」を進め、現在は幼稚園を2園、小学校、中学校、高等専修学校などを運営している。学園に学ぶ児童・生徒のうち約28%に自閉症があり、その教育方法は海外からの評価も高い。浮島部会長らは竹馬を使った体育の授業や自閉症児の習熟度別の授業、健常児と自閉症児の混合クラスを訪れ、木村校長から自閉症児が集団の中で教育を受けることの重要性について説明を受けた。意見交換で浮島部会長は、同校の教育方法を「一人一人が輝く教育の実現にとって重要な取り組みだ」と語った。木村校長は、同校が一貫教育の方式を取っていることについて、「自閉症児の能力や可能性を最大限に伸ばし、社会に出た時に自立できるように逆算して教育を行っている」と述べた。さらに、混合教育には教員養成や健常児と保護者の理解が大切になることなども語った。 【公明党 https://www.komei.or.jp/news/detail/20151211_18716】今では政治家が現場視察するのはごく当たり前のことなんでしょうね。🌠
2016.01.10
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女子W杯 岩渕の母校で大声援 サッカー女子ワールドカップの決勝で、日本代表の「なでしこジャパン」で最年少の岩渕真奈選手が卒業した小学校でも、大きな声援が送られました。東京・武蔵野市の「武蔵野東小学校」では、およそ500人の児童や教師が集まり、自分たちで用意してきた手作りの道具で応援しました。応援には、岩渕選手が小学校3年生から6年生までの4年間、担任をつとめた、河村秀樹教諭も参加しました。河村教諭は、岩渕選手が6年生の時にスピーチで発表した「私の好きな言葉」が忘れられないといいます。このなかで岩渕選手は「あきらめない」という言葉を使って「できるかぎりあきらめずにいろんな事に挑戦したい」と、力強く訴えたということです。河村教諭は「岩渕選手は負けず嫌いで、芯は強いですが、やさしくて思いやりのある子だった」と振り返りました。河村教諭は、今回の大会中もインターネットのラインを通じて岩渕選手とやりとりをしていて、決勝戦が終わったあとも岩渕選手から「くやしいです。次頑張ります」というメッセージがあったということです。試合のあと、河村教諭は「結果は残念だったけど、岩渕選手が最期まで頑張る姿を見て、あきらめずに取り組むことの大切さを感じてくれたのではないか」と話していました。[NHK http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20150706/3075591.html ] 残念ですが、まだまだ躍進できるはず、これを糧にまた頑張って欲しいですね・・。🌠
2015.07.06
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マオリの心とカルチャー。少年たちと「ホンギ」で通じ合った。 鼻と鼻をこすり合わせるマオリ独特の挨拶「ホンギ」は一生の記念だろう。 11月6日の午後、東京・府中にあるサントリーサンゴリアスのクラブハウスで交流が実現した。 同グラウンドでトレーニングしていたマオリ・オールブラックスのもとを訪ねたのは武蔵野東学園高等専修学校ラグビー部の中の20人。 ニュージーランドからやって来た、自分たちのカルチャーを大切にするチームと触れ合った。 少年たちの前に立ち、マオリ・オールブラックスのことやマオリの文化について話したのは、チームの文化顧問(カウマトゥア)であるルーク・クロウフォードさんだった。「フィールドの上ではコリン・クーパー ヘッドコーチがいちばんの存在ですが、それ以外のとき、頭の中やハートにマオリの文化を染み込ませるところでは私がいちばん(笑)」 ユーモアを交えてそう自己紹介したクロウフォードさんは、「スピリットやハートは、試合の中でもとても大切なものです」と話し、若者たちの心に呼びかけた。 武蔵野東高等専修学校は、「定型発達児(健常児)と自閉症児の混合教育」(同校HPより)をおこなっている。 200人ちょっとの全校生徒でラグビー部の部員は101人(マネージャー23人含む)と、楕円球熱の高い学校として知られている。府中を訪れたメンバーたちも、いろんな個性にあふれていた。 今回の訪問が実現したのは、同校の保護者の中に、マオリ・オールブラックスなどNZラグビーをサポートするAIGグループの会社に勤務している縁があったからだ。 「世界自閉症啓発デー」での積極的な活動など、支援の機運が高まっている同グループ。マオリ代表と少年たちにとって架け橋となった。 ハカの意味、動きを説明し、少年たちと一緒にやることで距離感を近づけたクロウフォードさんは、マオリのカルチャーについても話し、顔を寄せ合い、鼻を合わせる独特の挨拶についても説明した。「マオリの人々は、神は鼻から命の息吹を吹き込むと考え、鼻を神聖な部位としています。それで、互いの鼻を合わせて敬意を表わす。魂のやり取りを意味しています」 そう話すと「ではみなさん、私とやってみましょうか」と呼びかけ、全員と鼻を合わせた。 マオリのスピリットを深く知る人との交流。選手たちと触れあい、サインをもらい、記念写真も撮った。同校ラグビー部を指導する天宮一大先生(http://onebig10.blog36.fc2.com/)は、「本当にありがたい。彼らに刺激を与えたり、感性を高めてくれると思います」と感謝の気持ちを口にした。 この秋の花園予選では初戦で負けてしまったが、新たな日々にすでに足を踏み出しているクラブにとって貴重な時間になった。 みんなでハカ教室。笑顔があふれていた(撮影:松本かおり) 【rugby republic】 右がマオリ・オールブラックスの文化顧問、ルーク・クロウフォードさん。「ホンギ」で気持ちを伝えた(撮影:松本かおり) 長男の母校関連のニュースにびっくりです。スポーツから縁が生まれ、絆が築かれる。何ごともチャレンジ精神が大事ですね。🌠
2014.11.09
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自閉症と向き合い音紡ぐ 26歳ピアニスト演奏会 自閉症と向き合いながら、地元への恩返しに取り組むピアニストがいる。 高齢者や障害者施設を回って演奏している坂東翔一郎さん(26)。 20日には養護老人施設などがある吉祥寺ホーム(武蔵野市吉祥寺北町2丁目)でミニコンサートを開く。 演奏はクラシックの曲が中心だが、ポップスも弾く。音楽になじみのない人でも楽しんでほしいためだ。毎日8~10時間、自宅の防音室で練習に励む。 1988年に武蔵野市で生まれた。直後に、先天的な脳の機能障害で意思疎通が苦手とされる自閉症が判明した。コミュニケーションは嫌いではなかったが、同じ話を繰り返し、脈絡のない話を突然する傾向がある。周囲が違和感を覚えてからは、自ら話しかける姿は激減したという。 【朝日】 アップし損なった記事でイベントも既に終わっていますが、坂東さんは長男の後輩、武蔵野東中学校の卒業生です。 来月もコンサートの予定があります。 ♪パールブーケ 『ミニコンサート』 2014年6月6日(金) 12:10~12:40 於:武蔵野障害者センター1F パールブーケ(東京都武蔵野市) ※レストランでのBGM演奏。どなたでも聴いていただけます。 今後のご活躍、応援しております。🌠
2014.05.03
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久保さん初個展に力作22点 豊島区障害者美術展で最優秀賞 豊島区障害者美術展で、最優秀賞を三年連続で受賞した久保貴寛さん(42)の初の個展が二十二日、熊谷守一美術館(千早二)で始まった。 自閉症の久保さんが、街並みや動物、電車などを色鮮やかに、独特のタッチで描いた作品二十二点が展示されている。三十一日まで。 久保さんは同区在住で、二歳ごろから独特の雰囲気の絵をたくさん描き始めた。 健常児と自閉症の子が一緒に学ぶ武蔵野東学園(武蔵野市)で中学一年の時に絵の指導を受け、本格的な絵画制作を開始。 同学園の高校で絵画を専攻し、卒業後は日本児童教育専門学校絵本科などで学び、創作活動をしている。 久保さんは、都障害者総合美術展でも最優秀賞などを受賞。 「絵本作家になるのが夢」と言い、毎日、絵を描いている。 水彩とアクリル絵の具を使い、「絵本の一ページになるように」イメージして描き、一つの作品を仕上げるのに三~六カ月かかる。 区障害者美術展は二〇〇八年に始まり、一一年から毎年夏、過去の最優秀賞受賞者が順番に個展を開いている。 今年は、一一年から三年連続で最優秀賞を受賞した久保さんが、これまでに描きためた作品から選び、受賞作「豪華なホテル」と「巨大なつり信号」も出展している。 「豪華なホテル」は、さまざまな色で描かれたホテルが空の青色に浮き上がる。 「巨大なつり信号」は、オランダを旅行した時、印象に残った信号をモチーフにした。 このほか、電車の形をした雲が空を飛ぶ「夕日に染まる路面電車」や、ガチョウを主人公にして描いた絵本「ガーリッチ海辺の散歩」なども展示。 会場を訪れた横浜市の七海(ななうみ)美喜子さん(66)は「とてもきれいな色彩にあふれ、繊細で素晴らしい絵。 描かれた動物などがかわいく、見ていて楽しくなる」と話した。 入場無料(美術館の常設展は一般五百円)。二十六日は休館。【東京新聞】 42才の久保さん、息子の15年先輩です。 卒業後も頑張っている姿はとても素晴らしく、初の個展、心よりお慶び申し上げます。 今後も活動を続けて欲しいものです。 にほんブログ村 にほんブログ村
2013.08.23
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自閉症次男持つ堀田さんが講演 「目の前の子、受け入れて」 高校在学中に「1980アイコ十六歳」で文芸賞を受賞したことなどで知られる作家で椙山女学園大学准教授の堀田あけみさんの講演会が18日、名古屋市中区の市女性会館で開かれた。 同会館の公開講座で、約200人が集まった。 堀田さんは自閉症と診断された次男を含む3児の母親。 「子育ては楽しいことがいっぱい~自閉症の子とともに歩んで~」と題した講演では、「最近は子育てに対するネガティブなメッセージが発信されることが多いけれど、目の前にいる自分の子どもと向き合うことが大切」と話した。 子育てで悩んだ時に自身に問いかけるキーワードとして「いつのまにか」「あなただけじゃない」「それでいいよ」の三つを紹介。 「子どもはいつの間にか自分のことは自分でできるようになる。自分だけが大変と思うことがあっても、周囲には意外と仲間はいるもの。そして、目の前の子どものことをそれでいいと全面的に受け入れることが大切」などと、自身の体験にまつわるエピソードを交えて、語りかけた。[朝日] 【送料無料】1980アイコ十六歳新装新版 [ 堀田あけみ ] 発達障害の君を信じてる 自閉症児、小学生になる/堀田あけみ【RCP1209mara】 【送料無料】 発達障害だって大丈夫 自閉症の子を育てる幸せ / 堀田あけみ 【単行本】 我が身におけるの体験は、説得力があり、育児に悩む母親には、有難い発信ですね。 何事もそうですが、やはり受け入れることが大事、そこから拓ける道はあるように思います。 サンロードの神社でも、秋のお彼岸会が開催されています。 秋物の展示された、ショーウインドウ、なんとなくホッとさせられます。 クールビズも終わり、いよいよ衣替えですね。
2012.09.20
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今年で二度目の参加となった、 母校のクリスマス会。裕大は‥ 今年も、お父さんと・・・参加しました。私は相変わらず… 母校には 顔の知られない母です。(なんでかなぁ~。近い人ほど…縁遠い!!)今夜の収穫は、 スリッパ三点セット。 おやつも沢山持ち帰りましたので、これは… 奨ちゃんに供えましょう。母校の皆さん、 明日は大沢での試合、 頑張って下さいね。裕大も、発表会に挑んできます。・ ・そして、忘年会のお知らせも ありがとうございます。(^_-) 楽しみにしていますょ‥
2008.12.06
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自閉的な傾向のある子ども達は、非常に言語活動が虚弱です。言語機能の連絡線が弱かったり、また、心にかかる重圧でことばが出せなかったりするのですが、逆に言って、このように言語の表現能力が乏しいために、ずいぶんと生活をいびつにし、リズムのない生活にしているのです。この子ども達に言語を獲得させようとする場合、ただ単に言語のみを教えてもなかなかことばは出ません。初めは着替えもせず、自分で靴もはけず、活発に遊べない子を、まず基本的な生活習慣をつけるようにして生活の自立を養うようにします。その結果、自分で自分のことができるようになると、自信がつき、次第に遊具に触れて遊べるようになります。そして、遊びの中で詰まっている気を発散できるようになり、生活全体が膨らんできて、ことばが出るようになるのです。また、ことばを獲得すると、それがまた次の自信につながり、生活の自立を援助していくということになり、発達は速度を増していきます。年齢相応の子どもの発達をわきまえ、言語は単なる言語としてではなく、生活言語として子どもの生活力に返っていく言語であり、能力を開発し、人間形成に返っていく言語として捉えなければなりません。 ことばの発達を妨げないように、生活の中へ返っていく指導の在り方を段階的に追うと、次のようになります。 自由にのびのびと話せる子どもきれいなことばを生活の中で使える子ども大人の生活に適用することばができる子ども人の話が聞け、応答、質問ができる子ども話し合うことができる子ども絵本を見たり、読んだり、楽しめる子ども決して大人のことばが,そのまま子どもの中に植えつけられるのではなく、子ども自身に内在しているものを、芽を摘み取ることなく伸ばしていくことが大切です。
2008.12.04
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一人一人は、吹っ飛びそうに情緒の弱い子ども達が、集団に入ると実際、不思議なくらいに安定してしまいます。何故、この子ども達の情緒が安定するのでしょうか。一般に情緒障がいと言われる子ども達は、 接する人に常に疑いを持ってかかります。そして、極端なまでの人間恐怖の心を持っています。そのため、相手がどの程度自分を受け入れてくれるか、相手を試しています。物をやたらと投げるとか、手をヒラヒラさせて落ち着かないとか、奇声をあげるとか、衝動的にパッと走り出すなどの行動は、 相手を試し、相手の反応を見て、自分を受け入れてくれるものであるか否かを判断する彼らの手段なのです。ですから、その点を理解し、その恐怖心を取り除いていくことが、すなわち、この子ども達からの信頼につながります。 それには、子ども達をどう受けとめるかが、彼らの情緒を安定させる上で大事なポイントです。
2008.12.03
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昨日から暗い気持ちでいたんだけど、先ほど…またまた…母校から配信メールが‥ 添付していいでしょうねぇ…。 『花園ツアー決行します。一度は中止を決定しましたが、メールで添付した方々の他からも多くのメールを頂き、生徒達にも話しかけ、メールを打ちまくり、、、ようやく40名を超えましたのでご連絡差し上げます。』こうして、様々な呼び掛けが功を奏し、 参加者が40名を超えました なので、予定通り…花園行きは決行します。 なんで、私がこんなに喜ぶのか不思議でしょ…でも、やっぱり‥恩を仇で返してはいけないのです。なので、これでこそ武蔵野東ラグビー部なのです。今日は、ピアノ、ちゃんと裕大は弾けていたようです。まだまだ、先生の望む領域には達していないのかもしれませんが…。・そして、帰りは、久しぶりにお父さんとシダックスへ。二時間、楽しんできましたょ。めでたし…めでたし
2008.12.02
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子どもにとって依頼心は、本能的なものです。 その依頼の柱は、いわば母親中心にして家族に広がり、自分を愛してくれる人(例えば幼稚園・学校の教師)に広がっていきます。精神的に未熟な子ども達は、集団の中で色々な体験を持ち、これを通して自分の中に一つ一つ自信を得ていきます。この成長と発達が依頼心を少なくさせていき、その分だけ聞き分けが育つのです。依頼心と聞き分けとは、いわば反比例の関係にあるのです。言葉を換えて言うならば、 依頼心とは子どもにとっての甘えであり、母親などの愛情に寄りかかろうとする心です。子どもに頼るという意識はありませんが、親が依頼心を育てているのです。子どもに甘えられると、子どもをかわいいと思う気持ちが満足されるので、ついそれを愛情と錯覚してしまいます。しかし、大人がいつまでも子どもの甘えを無反省に受け入れて、甘えの時間の脱皮を図らないと、子どもがわがままになって自分の要求ばかりを通そうとします。いわば、扁桃腺肥大のように甘えばかりが肥大してしまい、子どもにとって必要な自立ができなくなってしまいます。わがままというのは、自己中心で、聞き分けのないことです。甘えの中では、決して聞き分けは育ちません。 今の世の中は、子どもを過保護に育てることが多く、必要以上に甘えを受け入れ過ぎる為に、子どもの聞き分けを育てることに欠けています。幼児期に聞き分けをしっかり育てないと、大きくなっても自分の感情を押さえられない人間になり、一つ間違うと、簡単に友人を殺してしまったり、テレビのチャンネル争いから妹を殺すというような悲惨な事件を起こしかねません。要するに、聞き分けとは自立であり、それは仲間を通して広がっていくものです。聞き分けというのは、親や教師が生活様式とかマナーなどを完成した形で与えれば育つというものではなく、集団生活の中から子どもが必要を感じて身に付けていく、子どもの知性なのです。つまり、集団の中から聞き分けが育つのです。 そして、更に学童になると、聞き分けからものの道理を理解することに発展していきます。ところで、子どもにも「生きがい」というものがあります。ですから、親はそのことを理解してやらなければなりません。子どもにとって生きがいとは、親や教師に自分の行為を認められ、良いことをしたら褒められ、自分の存在が認められて励まされることです。それによって、子どものビジョン(ゆめ)が育つのです。 ビジョンは、ものを与えるように与えるものではないし、誰かから貰うものでもありません。 子ども自身が自分でつかむものです。教師や親がビジョン(ゆめ)を持ち、未来を担う子どもが更に高いものをゆめ見ます。 子ども達にゆめを育てない教育は、インスタントラーメンを与えているようなものです。特に幼児期には、手作り教育が大切です。 とかく子どもの規格品を作り、それに安住して子どものはみ出る部分を押さえる傾向がありますが、実は、このはみ出る部分が大切なのです。 これを上手に育てあげれば、これが個性となる訳です。
2008.12.02
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競争心は差別でしょうか?競争心を無くすと、どうせ一生懸命やったって何のことはない‥とか、怠けていても同じだ‥という考えが子どもの中にも生まれ、子どもを無気力にしてしまいます。子どもは、もともと自己中心的ですから、常に自分が一等賞でありたいのです。これが子どもらしさ、無邪気さであり、特性でもあるのです。一方、子どもは本来、依頼心が強いのものです。これが甘えに変わる訳ですが、この依頼心や甘えは子どもが自ら脱皮して自立していかなければなりません。こういう成長をしないで、そのまま成人すると、幼児型大人が出来上がってしまい、大人になっても依頼心が強く母親から分離できないというようになります。子どもはいつでも、一等賞でありたいと願い自分の母親が一番美しいと思い、自分の教師が一番素敵な教師だと思うのが、本来の子どもの性質ですし、これがまた大切なことです。これは、子どもが伸びようとする心の現れであり、少しでもよくありたいという向上心なのです。ところが、今の世相では、こうした子どもの向上心の足を引っ張る傾向があります。子どもの伸びる力を殺し、無気力にさせています。競争心が裏目に出ると、人に意地悪をするとか、すねてしまうというようなことがあるのは、こうした心理の裏返しです。やはり、励みとしての競争心を育てていかなければなりません。競争心は、子どもの励みの為に望ましい刺激でなければなりません。これを如何に望ましい刺激にするか、これを意図的に扱う必要があります。野放しではいけないのです。子どもが少しでも自分が良くありたいと思う、この本質を生かして競争させるのが、育て方の自然ではないでしょうか。子どもはかけっこにおいて、一等賞になってやろうと頑張ります。それで一等賞になれたら、「一生懸命頑張ったね」とその努力を褒めるのです。二等、三等の子どもは、先生に褒められたいと思いますから、自分より前に一人いるとか、二人いることにより、また来年頑張ろうと、負けた悔しさを次の努力の踏み台とします。速い人は、今日の幸せを喜び、また来年も頑張ろうと心に決めます。このようにして、スポーツマンシップが養われるのです。このスポーツマンシップに乗っ取った正しい競争心を育てることは、子どもにとって害になるどころか、より生き生きと活発に子どもの心を成長させます。競争、即差別とはならないのです。こうした子どもの伸びる力、競争心を正しく、まっすぐに育てると、これが将来においていざという大事な時に勇気と決断力を発揮する力となり、また本番において立派な仕事を成し遂げる集中力となるのです。
2008.12.01
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子どもが育っていく過程で、24時間の生活があります。子どもは24時間、常に育っいます。活発に体力の発散をし、また心の発散もし、食事もおいしく食べるなど、子どもにとっては、24時間がみな発達です。睡眠中でも、子どもは成長しています。そして、いろいろなものが、より良く流動していないと、発達阻害が起きます。子どもには、幼稚園(学校)、家庭、社会生活のどこにも接していない生活、すなわち空間があります。ですから四角定規に子どもの生活を押さえても駄目で、ある程度弾力性のある教育のあり方を考えなければならないと思います。勿論、骨組みの節はありますが、その時その時の生活、動もあり‥静もあり‥、子どもの行動範囲(テレビを見るとか、友達を求めることなど)を見守るのも、教育であり、大切なことなのです。これを、空間の教育と言っています。例えば、高原牧場に飼われている馬の場合を考えてみて下さい。馬はそれぞれ繋がれていないで、自身は自由に高原に遊んでいますが、実は見えない手綱があるのです。この場合、馬は全くの自由ではなく、実は保護された中で自由があるのです。また、牧場には柵があります。柵が無ければ敵が侵入します。いつ馬に危険が襲うかも知れません。柵があるから馬は守られ、安心してその中で自由でいられるのです。この牧場の柵や見えない手綱に相当するものが、空間の教育における保護者のあり方ではないかと思います。子どもの生活のリズムを整え、弾力のある教育によって、どう生きるかということを子どもに教えるべきです。それには、幼稚園(学校)、家庭、社会のどこにも接していない空間で、子どもにより良く解放感を与えることです。幼児にもそういう物的、精神的環境が必要ですが、今は無惨にも破壊されてしまっています。遊ぶ生活に自然がなく、余りに人工的になりすぎています。また、親が子どもを神経質に締め付けながら、一方で放りっぱなしにしていたりします。子どもの為に自分を犠牲にすることが、子どもへの愛情だという考えもありますが、こういう近視眼的なものの見方でなく、長い目でものを見るという見方を親自身も育てなければなりません。子どもが成長するのと一緒に親も成長するというようにありたいと思います。親が子どもと共に成長し、そして、余裕をもって子どもを見守りたいものです。要するに空間の教育は、見守る教育であります。
2008.11.30
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体験の積み重ねと同時に重要なのは、スモールステップで、順序立てて、丁寧に指導するということです。これを、「コンマの教育」と言います。例えば、「靴をはく」といった、普通の子どもなら何気なく覚えてしまうような簡単なことも、この子ども達には順序立てて、細かく、丁寧に、しかも何回も教えることが必要です。生活習慣をつけることが困難な子どもだからといって、親が何でもやってしまうのは良くありません。靴をはかせる時でも、「おくつはね。二つ揃えて、こちらの足を入れてトントンして、こちらの足を入れてまたトントンして、それから…」と、子どもの手を持って、後ろを持ち上げてやります。これを何回も繰り返せば、「靴をはきなさい」といっただけで、靴がはけるようになります。大体平均30回で分かるようになると言われています。つまり、子どもに一つの事を分からせるのには、30回教えてやることが必要な訳です。どんな子でも100回やれば分かるようになります。この子ども達の教育は、一段二段三段という段階ではなくて、その段階の中の零コンマ1とか零コンマ2といった、きめ細かい指導が必要であるということです。
2008.11.29
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健康な子どもの発達をみてみると、子どもは大人のひな型ではありません。子どもは、興味を持ったものに熱中し、熱中することによって育つのです。ですから、逆に言えば子どもの発達を指向するような興味づけや条件を用意することが大切になってきます。そして、発達につれて興味は高度化していくのです。自閉児が異常興味(明らかに発達を阻害する、または停滞させる興味)に走りがちなのは、発達がいびつだからです。健康な子どもでも、三才児の描く人間の絵が、顔から直接手や足が出たりしているのは、三才児が人間をまだ総体的に把握していないためで、自分の興味で捉えた部分だけを描いているからです。五才児になると、総体的に把握してくるため、人間の絵を描いてもバランスのとれた絵になってきます。自閉児が自動車の一部分、特に車輪だけに興味を持ったり、というような部分的なものに興味を引かれるのも、発達の歪みからきているものと考えられます。そして、車輪にこだわって、車輪へのこだわりが一種の常同行動(無意味な動作を繰り返し行うこと。紐ふり、砂いじり、紙ちぎり、水いたずら、指遊びなどがある)となるのも、部分から全体へと発達していく自発的な力がないために、いつまでも同一レベルに停滞しているからです。水いたずらを何年も続けたり、紐ふり、紙ちぎりを黙ってやらせていたら、何千年でも続けるというのも、結局、それが先にあげた理由から体の一部として習慣化し、そして、その結果、他に興味が移っていかないという悪循環を生み出しているからです。ですから、発達を促すためには、異常を正常化すること、興味の片寄りを全体に広げていくこと、常同行動を他に転化することを援助していくことが、重要な課題となります。そして、これは年齢が小さければ小さいほど転化しやすいのです。しかし、常同行動をやめさせようとしても、それが部分的なアプローチであっては、意味がありません。というのは、異常興味は、ことばを換えていうならば、「生活」があれば起こってこないものだからです。健康な子どもでも、発達の過程で舌でなめて物を確かめる時期、といった行動がありますが、自分から更に高度の興味に発展させていく力があり、それ以外の遊びの生活があるので、それが全体の発達を停滞させることにはなっていません。また、紙破り、紐ふりなどに興味を示してもほかに遊ぶという生活があるので、それが自閉児のように、生活の全部であるということにはならないのです。ですから、重要なことは興味の正常化、常同行動を転化させるということにしても、前述の第一段階を経て、子どもの生活全体がふくらんでくるということを前提にしなければならないということです。
2008.11.28
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集団の中で子どもを育てていく中で、子ども達に聞き分けの力が育ってきます。聞き分けとは、理性の働きで、幼児並びに障碍を持つ子ども達には、大切な成長の進歩です。特に、自閉的傾向を持つ子どもたちは、この聞き分けの力を育てるのに苦労します。この聞き分けの力は、成長することによって、子どもの内面が自覚されてこないと生まれませんし、またその心が、喜んだり、悲しんだり、我慢したりという感情が十分に成長して、子ども特有の自己中心の思いから、他人の心を理解するというような力がつかないと、本当に聞き分けの力が育ったとは言えないのです。すなわち、聞き分けは諦めを知ることであり、自分以外の立場に立って物事を理解できることであって、子ども社会の中で、正しいものは正しい、悪いものは悪い、とはっきりそのルールを守って生活できる力のことなのです。 聞き分けの力を育てる方法は、ほめること、しかることにあります。 昔の格言に、 「三つほめ、一つ叱って、良き子に育てる」 という言葉があるように、ほめること、しかることは、子どもを育てるための大切な基本です。ほめるということは、子どもの行為をたたえることであって、おだてることではありません。 よく母親が、行為のない前から、 「アメを買ってあげるからお医者さんに行こうね」 などと、子どもに言っているのは感心しません。 叱ることについては、この子どもたちは、叱られても上の空で聞いているために、何故叱られているのか、その意味を理解できないでいることが多いのです。そして、単に人の気を引く為にいたずらをして、大人がそれに引き回されてしまうことも多いのです。 叱るということは、緊張させることで、叱るときは、何ゆえに叱られたかがはっきり分かるように、毅然とした態度で叱る必要があります。しかし、叱るということは、怒ることではありません。 ほめることとおだてることは違うように、叱ることは怒ることとは違います。よく叱るということに抵抗を感じるという人がありますが、良いのか悪いのかはっきりしないのは、子どもにとって分かりにくいことなのです。叱るということを自分の感情で怒ることと考え、抵抗を感じる訳なのですが、叱ることの本当の意味か理解できるようになれば、次第に自分の感情を苛立たせることもなく、しっかりと叱れるようになり、子どもの上に効果を表すことができるようになります。叱ると子どもが不敏だという態度は、子どもにとってかえって理解しにくい態度です。ですから、家庭でも正しいことは正しいと一貫性を持つことが大切で、子どもを正しく導く為の方向性とその行為を見極めて、よく叱り、よくほめることのできる親であることが望まれるのです。イエス、ノーのはっきりとした、そういう世界にあってこそ、かえって子どもは本当の意味でのびのびと育つのであって、これが聞き分けの力を育てる指導の根源です。
2008.11.27
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自閉的傾向児の学習にあたっては、言葉が出にくいと同様に、知的能力も非常に出しにくい面を持っているということが言えます。記憶力はあるが、それを理解し、応用して、身に活かしていくということは大変不器用で、その為に自信もなく、外側から見れば一見知的な能力の無いことと等しく見受けられ、一般の人々には、理解されない悲しみがあります。健康な子どもたちは、理解―記憶―思考という働きが、それぞれ関連性を持っていますが、自閉的傾向児は、記憶、理解、思考といった働きがそれぞれ分離して統合されず、また応用もきかないように思えます。しかし、興味の強いものに対しては、鋭敏な感覚と旺盛な推測力を持ち、大人並みのあるいは天才的な理解力を示すこともあります。けれども、それのみの強化学習を図ると、返って自閉度を助長することになり、生きた知識とはなりません。それ故、学習指導の基礎は、脳の柔らかなうちに開発を行なって、不得意と言えども生活に必要な基礎学習をすることにあるのです。言葉を変えて言えば、学習は学習の為の学習でなく、生活に変える生活学習でなければならないということです。また、自閉児は、固執性が強いので、足し算を始めたら足し算だけに固執してしまう危険性があります。そこで足し算を始めたら固執しないうちに引き算に入り、かけ算、わり算と進むのが理想です。
2008.11.26
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健康な子どもの生活は、動静動静のリズムがはっきりし、成長するに連れて、動の時間が多く、静の時間が少なくなるように変わってきます。「動」の時は、子どもの神経は緊張し、興味を集中していますが、自閉的傾向の子どもはこの緊張を持続する力が大変に弱いのです。緊張感を持たない一日を送った子どもは、夜ぐっすり眠れないとか、起きている時もぼんやりした状態に落ち込むことが多く、元々乱れがちな生活のリズムに拍車をかけることになります。それを打ち破り、生活のリズムを軌道にのせるためには、まず体力をつかわせ、気をつかわせ、心をつかわせるトレーニングをしなければなりません。自閉的傾向のある子どもは、体力作りと同時に心の面で「気をつかわせる」ことも、治療の第一歩です。気をつかうということは、発達を促す為の理性の働きです。この子どもたちは、自分の興味のあるごく限られた対象以外には、自分から心を動かし、働きかけようとはなかなかしません。それには、子どもの要求を先取りして満たしてやるよりも、むしろ、子どもにとっては、「不親切な」状態にしておいて、「気をつかわせる」ようにしむければいいのです。この「気をつかわせる」ことによって、子どもはパニックをよく起こすものです。パニックを起こすと周囲のものがおろおろしたり、それに耐えられない為に、パニックを起こさせないようにと、子どもの自己主張を受け入れていたのでは、子どもの発達は望めません。 パニックは自閉の子どもの防御本能です。自閉の子どもは、情緒が虚弱なので、自分の回りに壁を築いて、自分からはその壁から抜け出ようとはしません。それを崩されることに対して抵抗を示すのが、いわゆるパニックとなって表現されるのです。ですから、パニックは逆に起こさなくてはいけないのです。パニックを起こすことによって、少しずつ自己防御の壁が崩れ、自閉の殻が破られていっているのです。むやみに手を差しのべたり、なだめすかしたりすることは、この子どもたちの指導には役立ちません。パニック現象を通して「あきらめ」が生まれ、そのあとに行動意欲が育ってくるのです。「あきらめ」は感情から理性への発展です。「あきらめ」が育つということは、理性が育つということです。そして、「あきらめ」を知ることによって、「ききわけ」がついてくるのです。自閉児の発達のテンポについては、「三週間、三ヶ月、三年」といいます。これは、パニックを起こして落ち込んだ状態から、次の発達段階にかかるまで、早い子で三週間、遅い子どもで三年かかるという意味です。健康な子どもでは三日ですが、障碍が重い程、立ち直りも遅いのです。しかし、もう一方で、この言葉は、三年経てば、どんなに重い子でも一つの節から次の節へ発達することを意味しています。このように、体を作り、ききわけを育てる…ここで、初めて自閉の殻が破れてくるのです。自閉の殻が破れてくると、外界を吸収する力がついて、常同行動も自然に取れ、今まで無関心だった母親を追い求めたり、友達を求めるようになり、生き生きとして、子どもらしい本来の性格が見えてきますが、大抵の子どもはおとなしい、気の弱い性格の持ち主です。この時期に初めて吸収する力が育ってくる訳ですから「イエス」「ノー」をはっきりさせ、ほめられる喜びをたくさん与えることです。
2008.11.25
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自閉症の子どもの事例についての分析に興味深いものがあります。これは、母校の創立者・北原キヨの書籍からの引用ですが、実際に私も我が子の自閉度を知る上で、大変参考になりました。事例は、延べ706名から、様々なケース(三才前後からの早期教育を受けた子どもから、小学校五、六年生の年齢に至ってから入園してきた子どもなど)をケース別に選んだものです。●自閉度が重い・軽いこれは どの子にも言えることであるが、どんなに環境を整備し、どんなに細心の療育を行っても、情緒の虚弱さからどうしても押さえきれない苛立ち、体の中から湧いてきてコントロールできないような攻撃的、かつ自傷的な行動を起こすことがある。この行動の多いか少ないか、激しいか弱いかを、当園では、自閉度の重さ・軽さの基準としている。重い子どもでは、一週間のうち四日間はこのような「荒れ」が続き、あとの三日間は問題行動が起こらないといったこともある。軽い子どもでは、それがひと月に一度あったり、また体の弱い子どもでは、発熱することもある。この「荒れ」の周期を知り、身体を鍛え、気持ちを発散させ、環境を整備することによって、普通この「荒れ」は半年~一年程で消えていく。特に重い子どもでは、この波が消えるのに、二、三年はかかることもある。●自閉のほりの深い・浅いこの子どもの特徴は、一つのものに興味を持つと、その中に深く入り込み、自力では、なかなか抜けにくいところを、トレーニングによって、自力でブレーキをかけることができるようにしていかなければならない。更に、この子どもたちの能力は高いが、アンバランスな発達を示すことが多いので、指導者が学習指導の体系をきちんと持って、子どもの力を総合的に伸ばしていくことが必要である。得意な科目だけを伸ばすのではなく、調和の取れた発達を促すことが必要で、そこに指導者の創造性が必要となる。その意味でこのタイプの子どもは、指導力の如何によって、発達が左右されることが大きい。知的能力は高いが指導の難しい子どもである。●自閉の凝りが強い・弱いについて自閉的傾向を持つ子どもは、全般的に、一つのものになかなか慣れにくい面を持つ一方で、一度慣れ親しんだものに対しては、強く固執する性質を持っている。そして、この固執が、次の発達段階に上る力を阻害していることが多いのである。この自閉の凝りの強い子どもは、例えば靴を履かせてやると、これが習性になってしまうということがあるので、自分で履くように指導していかないと自分では履くことをしなくなってしまう。この子どもに対しては、家庭でも教育の場でも、社会においても、一貫性を持って接することが大切となる。いわば、この子に接する接し方が指導する側の指導力となるのである。●その子どものもつ素質・性格について自閉的傾向をもつ子どもでも、、顔かたちが一人一人異なるように、その素質・性格は健康な子どもと全く同じく一人一人異なるものである。この子どもたちは、気が弱かったり、やんちゃであったり、利かん気であったり、様々であるが、この性格が見えるまで、自閉の殻を開いていくことが指導者の力である。そして、それらを見極めて指導することが大切である。これらの特徴を踏まえた上で初めて生活療法が功を奏するのである。 これらは、自閉症児のみを療育している機関ならではの、有意義な研究結果であり、療育の上でも参考になるので、記しておきます。 詳しくは、 「自閉児の為の生活療法 武蔵野東幼稚園の実践記録・第1号」 ・・・を参考になさって下さい。
2008.11.24
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今朝は早朝から… 「障害なんて吹き飛ばせ。みんなで努力 愛のサブレ」 …を見ました。 取材の質問にも、ハキハキとした応対で、最後に焼き上がったサブレの試食に 「おいしい!!」 …と言われて、思わずガッツポーズの母校の卒業生。 ‥が何とも印象的でした。 昼食も忘れる程、作業に夢中になり、呼びに来て貰うほど…。 そういう只ならね集中力は、 裕大も作業所で職員に指摘されたことがありました。 そして、近隣の学校に出張販売に行くことも…。 こちらも、学生さんに大好評 そういえば… 私の母校でも、パンの出張販売があったんです。 もしかしたら、あのパンも… そういうルートで出張販売されていたのでは… ‥と思うと、感慨無量でした。 こういう地域に連なった、様々な取り組みは、嬉しいですし、 今後も、もっともっと…根付いて欲しいですねぇ…。
2008.11.16
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障害のある人が、自分の持てる能力を活用し、社会参加できる環境つくりが進められています。 ・ 今回は障害のある人が 生き生きと働く施設を訪れ、その様子をレポートします。 …という訳で、母校の卒業生が 11/16にテレビに登場します。 母校、One-Big先生の昔の教え子の女の子。 「障害なんて吹き飛ばせ。みんなで努力、愛のサブレ」 http://www.ntv.co.jp/tankentai/next/20081116_index.html 朝6:30の放送です。 一教師の・・これで良かったのかの自問自答…でもあります。 ・ ・ そして・・・まさしく同じ日に・・ Superiocityさんのお勧め 11/16(日) 25:00~ NNNドキュメント 娘は自閉症・ある家族の戦い 600日 就学に直面する自閉症の保育園女児の紆余屈折した特別支援級への入学までの一部始終をみつめたもの・・。 明日は、早朝から・・深夜まで、目が離せませんねぇ・・。 乞う・・・ご期待
2008.11.15
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花園への切符は逃してしまったけど、 気持ちを切り替えて… また新たなチーム作りに向けて、明日から練習が始まります。 明日は・・・裕大は、午前中は、ピアノがあるけど、 午後からの練習の前に、 昼食を済ませて‥ 散髪にも‥ そして、日曜日は、いよいよ… 秩父宮ラグビー場にて 10:00~決勝戦があります。 午前中は、晴れそうなので… 強豪チームの対決を観に、足を伸ばしてみませんか
2008.11.14
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今日は、石川遼くんがプロ転向後、初のリーグ優勝を果たしました。 優勝金額は、三千万円。 優勝が決まるまでは、涙を流さないと決めていたらしく、決定の瞬間に滝のように涙が溢れ出ていました。 私まで思わず貰い泣き。 今日の母校の四回戦は、残念ながら大敗となりましたが、 決して夢は捨てずに… また、次への架け橋にして夢を繋いでいって欲しいものです。 裕大のお参りの念は叶わなかったけど、 みんなの涙に感じるものがあったのか、帰宅後も、心暖まる曲を掛けています。 気持ちの上では、なんとなく落ち着いたようです。 人間誰しも、夢は大きく、持っていたいですよね。 諦めずにまた歩み続けることなんでしょうね。 長い・・長い戦いでした。 お疲れ様でした。
2008.11.02
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まだ先があるので、気を緩めては…なんでしょうが、 せめて今日、明日と選手一人一人の労を労い、この喜びに浸ってもいいかなぁ… …と思ってしまいます。次は、11月2日に準々決勝が…朝鮮高校・・・で行われます。 夢にまでみた東京朝鮮中高級学校の人工芝での試合です。 新たな夢をみつつ、裕大も眠りに就きました。 ところで、「心の二人三脚」のバティでもあった○本くんの今は?…との質問があったのですが・・ 卒業後、まもなく結婚。 20歳で一児を、そして、今では、22歳で既に二児の父親です。 たまに、思い出したかのように、母校の練習に姿を現してくれます。 口数は少ないけど、物静かな心優しい青年です。 そう言えばまもなく、学園祭の時期です。 懐かしい仲間がまた集うといいですねぇ~。
2008.10.12
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今日の試合は、大勝をおさめました。29-7おめでとうございます! 裕大、嬉しそうに、「勝ちました!!」と、帰って来ました。 ・ そして、お父さんは、立川に出稼ぎに・・・・。
2008.09.14
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<毎日の生活習慣> -自閉症児の療育- -最後までしっかり着替えるには- 洋服を着替えている途中に絵本を読み始めたり、おもちゃのところへ駆け出してしまう子供は少なくありません。また、着替えに集中できずに、着替えを何度も辞めてしまう子供も多く見られます。こうした子供に対して、つい「早く着替えなさい」と大人は叱ってしまいがちです。◇不器用さに配慮しましょう 着替えの中断に関しては、いくちか要因がありますが、手指の不器用さやボタンを留めることなどが未熟な為に、着替えに時間が掛かってしまい、意欲が続かなくなっている場合があります。 こうした場合については、子供にやらせる部分を少しずつ増やすなど、子供の不器用さに配慮する必要があります。◇周囲の環境を整えましょう 着替えの途中に興味のある方に駆け出して行ってしまったり、遊び始めたりすることで、着替えが中断している場合は、着替えている周囲の環境に問題があることもあります。 つまり、おもちゃが出しっぱなしになっていたり、テレビがつきっぱなしになっている環境では、子供がおもちゃなどに気をとられ、着替えを中断してしまうのは、仕方のないことなのです。 こうした場合は、着替える前におもちゃを片付けたり、テレビを消すなど環境を整えることから始めましょう。◇始めの内は、着替えを最後まで見守りましょう 着替えのみならず、生活全般に渡って活動を中断し、ほかの活動を始めてしまう子供がいますが、「やるべきことをやらないと次の活動へは移らない」ことを習慣づけることは大切です。 それは、子供たちが社会に出た時に、やるべきとされていることを中断することが習慣になっていると、大きなマイナスになってしまうことがあるからです。 そうした活動を中断してしまう習慣をつけないようにする為には、「やるべきこと」の内容や長さを十分に吟味し、活動を完結することを常に心がけ、活動をやりとげた後に、十分にほめる必要があります。 着替えを中断してその場から離れてしまうことが多い場合には、その場から離れてしまってから連れ戻すよりも、着替え終わる迄見守るようにすると良いでしょう。 そして、着替え終わったことをほめながら、子供に確認させ、それから子供の好みの活動に移らせるようにしましょう。 また、子供の中には、「いつか着替えさせてくれる」といった大人に依存した習慣から、遊び始めてしまうケースもありますので、介助し過ぎず、子供の発達に合わせて、必要最低限の援助を心がけましょう。◇着替えには時間的な余裕をもって取り組みましょう 着替えをする時間帯は、家事が忙しい時間と重なることが多く、着替え終わる迄見守るのは、家事との兼ね合いなどで難しいかもしれません。 しかし、着替えの場から離れてしまった子供を連れ戻し、着替えを再開させることにも時間が掛かる訳ですから、中断してしまうことが頻繁な間は、着替え終わるまで見守るようにしていきましょう。 その方が、子供にとって着替えの意識がはっきりとしてきます。 そして、着替えの中断が少なくなってきたら、少しずつ声を掛ける回数を減らしたり、距離を取るようにステップアップしていくと良いでしょう。ポイント 着替えが中断しがちな場合は、着替える場の環境を整えることから始めましょう。 また、子供の発達に合わせて、子供自身に取り組ませる部分を明確にし、一つの活動を最後までやり遂げる習慣をつけるようにしていきましょう。次は、…同じ服しか着たがらない時には…てす。
2008.08.24
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釜石組は、無事に釜石に着いた模様です。 再指導の意味も含めて人数が予定より増えたようです。 一年生の出来が悪いようです。 場を和ますためにも、天宮組からも一人参加しました。 帰京組は、今頃は、那須で昼食休憩中。☆ミ 引き続き、埼玉県六郷公園、横断中・・・ そして、早々と、学校に到着!! おかえりなさい!!
2008.08.12
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毎日の生活習慣 -靴下を上手に履くには-子供たちの中には、靴下を履こうとはするものの、かかとの部分になると、手を離してしまい、履けないままになってしまう子がいます。また、靴下を履き替えている時に、かかとの部分が足の甲の方にきた状態て靴下を履いている子も少なくありません。このように靴下を正しく履くことは子供にとって簡単な課題とはいえないようです。靴下をうまく履くには、履き終わるまで指先に力を入続けなければなりませんので、力を持続することが苦手だと、かかとの部分などで手が離れてしまいがちになります。また、靴の左右の判別と同様に、かかとの部分を認識する力が未発達であったり、正しい装着感が身に付いていないと、正しく履くことが難しくなってしまいます。◇手順の後ろから教えてみましょう 力を持続することが難しい場合、靴下を履く手順の後ろから習慣づけていくとうまくいくことがあります。 この方法を靴下の手順で説明すると、まずは、下記の1~5までは保護者が手伝い、最後の6の部分だけを子どもにやらせます。 そして、できるようになったら、今度は、1~4までを保護者が手伝い、5、6を子どもにやらせます。 それもできるようになったら、4~6→3~6と、子どもにやらせる部分を増やしていくのです。 この方法だと、力を持続することを徐々に伸ばすことができますし、子どもに「できた」という達成感を与えやすくなります。<靴下の手順> 靴下の左右・表裏を確認する 片方の靴下を両手でもつ 右足(左足)のつま先を靴下に入れる 靴下をかかとまで引く 靴下にかかとを入れる 靴下を上まて引き上げる◇正しく履けるように靴下に工夫してみましょう 認知面が未発達で、かかとの部分が足の甲の部分にきてしまう場合は、かかとに色のついているタイプの靴下を用意し、かかとの部分を目立たせることから始めても良いでしょう。 ただ、かかとに色がついていても、正しく履くと色がついている部分が見えなくなりますので、子どもにとってわかりにくいことがあります。 そうした場合は、かかとではなくて、履き口のところにマークをつけて、そこを「見て」といいながら、履かせるという方法もあります。 マークは、はじめの内は大きめで子どもの好きなキャラクターなど目に引くものが良いでしょう。 そして、徐々に小さくするなど目立たないマークにしていきましょう。 また、靴下も靴と同様に、正しく履かせるようにさせましょう。ポイント 靴下は、履く手順を細かく分け、少しずつできる部分を増やすように促していきましょう。 また、正しく靴下を履けるように、履き口に目印などをつくるなどの工夫も取り入れてみましょう。暫く振りの更新でした。次は、「衣服の前後を間違えないためには」… です。
2008.07.17
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実は、この企画には、小・中学生用に、分かりやすい下りで綴られた物も出版されています。 ジュニア版 NHK スペシャル -こども・輝けいのち- 『こころの二人三脚』 ~自閉症児と級友たち~ 編者 NHK「子ども」プロジェクト 発行所 株式会社 汐文社 こちらには、山本幸太くんの名で、登場しています。先程の一般用と併せて、時と場合に応じて、使い分けて頂けるとありがたいです。母校に親しい、釜石市の歯医者さん、及○先生がブログを始められました。 よろしければ、私のお気に入りから、ご訪問下さい。また、この機会にと‥裕大の現役時代の秘蔵スナップを何枚か、送って頂きました。パソコンの容量オーバーにより、携帯に受信しましたので、映像も横向きですが、あしからず(^-^ゞ‥‥お楽しみ下さい。 真ん中にいるのが、裕大です。 他の映像は、多くの部員が映っていましたので、敢えてこの一枚だけ・・ 及○先生、ありがとうございました。
2008.07.14
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裕大が出た「心の二人三脚」には、実は、番組に沿って作られた仮名使いの図書も出ています。 NHK出版から出ています。 「こころの二人三脚」 自閉症児と級友たち 自閉症児のこと、武蔵野東学園の教育を知るには、番組の収録版は、なかなか手に入りませんが、この図書なら取り寄せも可能です。 図書館、本屋さんより、お取り寄せ頂き、是非一読下さい。ちなみに、裕大は図書の中では、ケンイチで登場します。
2008.07.14
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-毎日の生活習慣- [くつを上手にはくには] くつ箱の前で励まされながら、くつを一生懸命にはこうとしている子供たちの姿は、とてもかわいらしいものです。 ただ、指先に力が入らなかったり、くつをしっかり見なかったりしますので、なかなかうまくいかないこともあります。 また、楽しそうに走り回っている子供の足もとを見たら、くつの左右が反対などということもしばしばです。◇援助は必要最低限にしましょう くつをうまくはけない要因として、まず、自分でくつをはく習慣がついていないことがあげられます。 例えば、「おくつをはいてね」と声をかけると、くつをはこうとせずに足を出してくる子供はたくさんいます。 これは、自分でくつをはく習慣がついておらず、大人にくつをはかせてもらうことが習慣になっていることを示しています。 このようにくつをはく習慣が身についていない場合は、援助を最小限にして、できるだけ自分でくつをはくようにさせていきましょう。 くつをはくときは、そのあとに外遊びなど楽しい活動が待っていることが多いので、自分でくつをはくように促せば、スムーズに習慣づいていくものです。◇はきやすいようにくつにも工夫してみましょう 子供の中にはくつをはく際に、くつをしっかり見ようとしなかったり、指を使ってくつのかかとを入れることがうまくいかなかったりする場合があります。 こうした場合には、まず、くつのかかとの部分にリングを付けてあげましょう。 このリングをつけることによって、子どもたちは、どこを見たらよいのかが分かりやすくなりますし、指先が不器用な子でもリングを使用することで、スムーズにくつの着脱ができるようになります。 また、うまく靴が履けない段階では、履きやすい靴を選ぶことも大切です。 比較的履き口のやわらかなズックタイプからはじめ、次にマジックテープがついたタイプ、そして革くつや紐くつに移行していきましょう。◇いつも左右正しくはいているようにさせましょう 子供の中には、くつをはくことはできても、左右をまちがえてしまう子がいます。 これは、くつを正しい装置感が身に付いていないことと、左右を判別する認知面の問題が主な要因といえます。 正しい装置感を身に付けさせるためには、大人が常に正しく靴くつをはいているかどうかを確認し、まちがえていれば正しくはきかえさせるようにしていく必要があります。 正しい装置感は、左右をまちがえてはいている状態が長ければ長い程身に付きにくくなりますので、まちがいに気づいたら、すぐに正しくはくように促しましょう。◇左右が判別しやすくなるようにくつに工夫をしてみましょう 認知面の問題による左右の判別については、認知面が未発達といった問題だけでなく、大人でも判別が難しいタイプのくつもありますので左右を判別する手がかりを与える工夫から始めると良いでしょう。 また、その他の方法として、子供が左右のどちらを先にはくかを観察して、先にはく方のくつにマークをつけるという方法もあります。◇ 立ってはけるようにしていきましよう 座ってくつがはけるようになったら、座り込まずにくつをはくようにさせてあげましょう。 座り込まずにくつを履けるようになると、雨の日でも濡れずにくつをはくことができますし、何より衛生的です。 もちろん、いきなり立ってくつがはけるようになる訳ではありません。 子供の中には、体のバランスがうまくとれなくて、立ってくつを上手にはけないケースも見られます。 そんな場合は、くつ箱に手をかけさせたり、ちょっと身体を支えてあげたりするようにしましょう。 そして、少しずつ、体のバランスをとりながら吐かせるように促していきましょう。ポイント くつの着脱は、子供の発達に応じて、かかとにリングをつけるなどの工夫を取り入れたり、はきやすいくつを選んだりすることから始めましょう。 また、左右をまちがえないように、くつをはく前に左右を確認させ、いつも正しくはかせるようにしましょう。 座ってくつをはけるようになったら、座り込まずに立ってくつをはけるようにしていきましょう。随分、間が空いてしまいました。 次は、靴下を上手にはくには…です。
2008.06.19
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-毎日の生活習慣- [スムーズな着替え] 子供は、二歳くらいになると、ズボンなどの着替えがある程度できるようになり、幼稚園入園の頃には、上着を着てスナップなども自分でとめられるようになっていきます。 しかし、自閉症の子供の場合、指先が不器用であったり、多動のために着替えに集中できないなどの特性から、衣服の着脱に問題を抱えていることが多いようです。 また、着替えは、登園・登校の前や外出の前などに行いますので、時間的に制約されていることが多く、子供が着替えの途中で遊び始めたりすることから、ついつい叱ることが多くなりがちな活動でもあります。 このように着替えは、多くの保護者にとって気になる課題の一つと言えます。 ここでは、着替えについて、「(自分で)やろうとするか」「(自分で)できるか」の2つの側面から考えていくことから始めていきます。◇子供のやる気を引き出すような援助を心掛けましょう 着替えを「(自分で)やろうとしない」ことの要因として、着替えさせてもらうことが当たり前になっていることがあります。 ただ、全面的に親が着替えをさせている家庭は少なく、できるところは、自分でやらせようとチャレンジしている家庭は少なく、できるところは自分でやらせようとチャレンジしている家庭の方が多いようです。 ただ、そうした家庭であっても、「さっさと着替えなさい」「どうしてできないの」と否定的なことばがけばかりになってしまい、子供がヤル気をなくしてしまっているケースや、子供のできるところはやらせているけれども、ボタンなどの難しい課題になると全面的に介助してしまって、結果としてチャレンジする課題のないまま、子供自身も自分でやっているというイメージを持てないケースもあります。◇手順を一定にすることでヤル気を引き出しましょう 着替えを「(自分で)やろうとしない」ことのほかの要因として、どのように着替えをしたらよいのかが分からないために、子供がヤル気になくしてしまっているケースがあります。 例えば、ある日は「まず、頭から被りなさい」と声をかけ、次の日には「まず、手を通しなさい」と指示を出すように、着替えの手順がいつもバラバラだと、子供にとってどのように着替えたらいいのか分かりにくい状況になってしまいます。 このような状況が続くと子供は「(自分で)やろう」とする気を失っていきがちです。 ですから、着替えの手順は一定にするように心掛けましょう。 特に、家庭と幼稚園や学校の手順はばらつきがちですので、十分に話し合って、一定の手順を決めておきましょう。◇「できる」「できない」を細かく把握しましょう 次に、着替えが「できるか、できないか」についてですが、着替えのどこができていないのか、どこができるのかといった細かい視点で観察する必要があります。 保護者の方に「うちの子は着替えができないのですが」と相談されることが多いのですが、子供を観察していると「そでを通すことはできるが、ボタンをうまくとめられない」「ボタンの一番上だけがとめられない」など、できている部分が意外と多くあるものです。 ですから、今まで「できない」と決めつけていた活動を「ここができて、ここができない」というように詳細に捉え直してみると良いでしょう。◇子供の活動を細かく分けて見直してみましょう <ボタンつきの上着の手順>1.左手で上着をもつ2.右袖を通す3.左手で左すそをもち、手前に引く4.右手で左えりをもつ5.左袖を通す6.ボタン(スナップ)をとめる このように細かく分けて見直してみると、できている部分とできていない部分が把握できますので、指導の方法が決めやすくなります。◇着替えには、時間に余裕をもって取り組みましょう 子供が小さい間は、着替え自体に時間がかかるものです。 ですから、ちょっと早めに着替えを始めるなど、大人が時間的に余裕をもっておく必要があります。 そうしないと、「急ぎなさい」と叱ることが増えてしまったり、短時間で着替えさせるために大人が手伝い過ぎることになりがちです。 そして、こうした大人の対応から、子供の着替えに対する意欲が失われてしまったり、着替えを学習する機会を奪ってしまうことがあります。 そうした学習の機会を確保する意味からも、ゆとりをもって着替えに臨みようにしましょう。ポイント 着替えは、子供の活動を細かく分けて観察することから始めましょう。 そして、着替えの手順が一定になるように心がけて下さい。 また、少しでもできたら、十分にほめましょう。〆
2008.05.31
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-毎日の生活習慣- [おねしょが続くときには] おもらしやトイレでの排泄が定着したのに、おねしょが続いてしまうことがあります。 おねしょの場合、子供は寝ている訳ですから、いくら注意しても結果はあまり期待できません。 それよりも起きている間の活動を工夫することでおねしょを予防してみましょう。◇排泄の間隔を少しずつ広げていきましょう 子供の中には、膀胱におしっこをためる量が少ないために、おねしょが続いてしまっていると考えられる場合があります。 これは、子供の身体的な発達の影響も大きいと言えますが、おもらしへの対応として頻繁にトイレを促されることで、膀胱にためずにおしっこをしてしまうことが習慣になってしまっていることもあります。 こうした場合、子供がおもらしをしないようであれば、少しずつトイレに連れていく時間を延ばしていくと良いでしょう。 もちろん、身体的な発達もありますから、あせらずに対応することが大切です。◇寝る前にトイレにいく習慣をつけましょう 自閉症の子供たちは、寝る前に一定の行動をとることで安心して寝る子が少なくありません。 そうした子供たちの特性を考えるならば、寝る前に一定の行動としてトイレにいく習慣を身に付けさせると、おねしょの予防にもなります。◇夕方以降は水分を控えめにしましょう おねしょの予防として、夕方以降の水分を控えめにすることが大切です。 また、間食などで辛いものをとってしまうと水分が欲しくなってしまいますので、夕食以降の間食は避けた方が良いでしょう。◇起こしてトイレを促すことは慎重に 「おねしょは、起こした方がよいですか」という質問を多く受けますが、子供を起こすことで睡眠のリズムが乱れてしまったり、保護者の方の負担が大きくなったりしますので、起こさない方向で考えておく方が良いでしょう。 ただし、子供が「おねしょをしちゃった」と混乱してしまったりする場合もありますので、起こすことを検討しなければならないこともあります。 しかし、起こしてトイレに促すことは十分に検討してから決定した方が良いでしょう。 検討にあたっては、まず、おねしょをする時間帯が決まっている子供もいますので、時間帯を把握することから始めましょう。 おねしょの時間帯が、もし起きる直前であれば、起こしても大きなトラブルになることは少ないようですが、おねしょをする時間帯が深夜であったり、数回に渡るような場合は、暫く様子をみることが必要です。 おねしょは、起こせば改善するというものではなく、心身の成長に従って「いつの間に」という感じで無くなっていくものです。 ですから、起こすことよりも日中の活動や排尿の習慣を大切にしていきましょう。◇おねしょ用のマットを使用してみましょう 寝るときだけは、オムツをつけさせるという家庭は少なくありません。 これは、家族や子供のストレスから考えると決して問題のある方法ではありません。 しかし、オムツをつけることが続くと習慣づいてしまうこともありますので、おねしょ用のマットなどにかえてみることも一案です。ポイント おねしょへの対応としては、起きている間にしっかりと運動をしたり、適切な時間の間隔で排泄をする習慣をつけることを重視していきましょう。 おねしょは、指導しにくい課題ですので、あせらないことが大切です。排泄の項目は以上です。次は… [スムーズな着替え]です…
2008.05.16
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毎日の生活習慣 トイレットペーパーを上手に使うには 子供が小さいうちは、排泄の後始末は、保護者が確認しながら行うことが一般的です。 しかし、保護者ばかりが後始末をしていても、子供が一人でできるようになるわけではありません。 ですから、子供の発達に応じて、子供自身にもチャレンジさせていくことが大切です。 この排泄の後始末がうまくいかない要因としては、大きく2つの要因が考えられます。 1つ目は、トイレットペーパーがうまく切れなかったり、トイレットペーパーを正しく持っていないなど、トイレットペーパーの扱い方の問題です。 そして、2つ目は、ふく位置が正しくなかったり、拭き終わる前にやめてしまうなど、拭き方の問題です。 この2つの要因はともに、子供にとっては、難しい課題ですので、焦らずに継続して取り組んでいくことが大切です。◇トイレットペーパーの位置を工夫しましょう トイレットペーパーがうまく切れないケースに関しては、まずは、トイレットペーパーが子供の切りやすい位置にあるかを確認します。 子供は片手ではトイレットペーパーを切れませんので、子供が体のバランスを崩さずに両手でトイレットペーパーが扱える所に、トイレットペーパーを付け替えても良いでしょう。◇トイレットペーパーを切る目安を分かりやすくしましょう 子供の中にはトイレットペーパーの切る位置が分からず、いつまでもトイレットペーパーを引っ張り出してしまう子がいます。 トイレットペーパーは、切る目安が明確ではありませんので、どこまで引っ張っていいのか分からなくなってしまうのです。 こうした場合は、切る位置が分かりやすくする配慮が必要です。 例えば、トイレ内の壁に色の付いたビニールテープ等で長さの目安を貼っておくことも一つの手段になるかもしれません。 また、自分のひざの位置まで引っ張る等自分の体の一部分を目安として利用したり、「一回、二回、三回」と数を数える方法もあります。 その上で、左手でペーパーを押さえながら紙を切るという動作を教える必要があります。 この片手で紙を押さえながら切るという動作は、子供にとって決して簡単なものではありません。 「下敷きを新聞紙の上において新聞を切る」等のトレーニングと並行して行うと良いかもしれません。◇あらかじめ切ったトイレットペーパーを準備しておくことも… トイレットペーパーがうまく切れない為にお尻を拭くことが教えられなかったり、トイレットペーパーで遊んでしまう場合は、一時的にあらかじめ切ったトイレットペーパーを用意しておく必要もあります。 ただ、トイレットペーパーの使用は、いずれにせよ、避けては通れないものでもありますので、一段落したら、しっかりと切ることに再度チャレンジしてみて下さい。◇トイレットペーパーの正しい持ち方を教えましょう 子供は始めからトイレットペーパーを正しく持てる訳ではありません。子供達の多くは、トイレットペーパーを握りしめて使用しています。しかし、こうした不適切な持ち方をしていたのでは、いつまで経っても正しく拭くことはできませんので、繰返しトレーニングをしていく必要があります。 特に男の子の場合は、うんちをするときにしかトイレットペーパーを持たない訳ですから、正しく持つことを教えられる機会が少ないのも事実です。 ですから、ハンカチを正しく持たせたり、ふきんを正しく持ってテーブルを拭かせたりしながら、正しく持つ習慣を付けておくと良いでしょう。◇トイレ以外の場所でもトレーニングしてみましょう 子供の中には、お尻の穴など拭く位置がはっきり分かっていない子がいます。 お尻の穴は、見えない場所である為、視覚的に確認しにくく、子供にとっては分かりにくいのです。こうした拭く位置を理解させていくためには、トイレでの指導ばかりではなく、入浴の際など、トイレ以外の場所でもトレーニングすると良いでしょう。 例えば、入浴の際に、お尻の穴などを指で触ってみさせてから、ハンドタオル程度の大きさのタオルで何度か繰返し拭かせると良いでしょう。入浴の場面を利用すると、拭く位置を触って確認させることも可能です。ですから、トイレの場面以上に良いトレーニングの機会となります。 また、多くの子供は、服の裾がはみ出していることにきづかないように、視覚的に確認できない体の部位への意識は高くありません。ですから、服の裾を正したり、入浴の際に背中を自分で洗わせたりすることも、大切な活動といえます。◇体のバランスや腕の長さに応じて拭き方を工夫しましょう 子供の中には、バランス感覚が未発達で、お尻を拭こうとすると、バランスを崩してしまって拭けなくなってしまってるケースがあります。また、腕の長さによってお尻まで手が届きにくい子もいます。 このような場合、子供のバランス感覚や腕の長さに応じ、前から拭くのか後ろから拭くのかを決める必要があります。 ただし、女の子の場合には、衛生面から考えて、後方へ拭くように教えていきましょう。◇子供の発達に応じて拭き終わりをあらかじめ決めておきましょう 子供の中には、一度拭いただけで拭くのをやめてしまう子がいます。これは、拭き終わりが明確になって子供に伝わっていないからだと言えます。ですから、子供に拭き終わりを明確に示す必要があります。 子供に回数の意識があれば、あらかじめ拭き残さない程度の回数を伝え、「いーち、にー、さーん、しー」と数えさせる方法があります。また、汚れの意識があれば、トイレットペーパーを見せながら教えていくことも可能です。 将来的には、自分で拭き残しを意識させる必要がありますので、回数から教えて始めた場合でも、早めに拭き残しの確認も教えたいものです。 ところで、子供達の中にはうんちのみならず、普段の生活でも汚れを気にしないタイプの子がいます。こうした子供には、普段の生活から折に触れ、テーブルを拭かせたり、洋服の汚れを確認させたりするなどの配慮が必要です。ポイント トイレットペーパーを正しく切る為には、線を引くなど目印が有効なことがあります。また、トイレットペーパーを正しく持てない子に関しては、日常生活の中でハンカチやふきんなど、トイレットペーパー以外のものであっても正しく持つことを心掛けていきましょう。お尻がうまく拭けない場合は、トイレ以外にお風呂でトレーニングをするなど、トレーニングの機会を多くしていきましょう。次は… [おねしょが続くときには]です。
2008.05.13
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-毎日の生活習慣- [チャックからおしっこをするには] 男の子は、幼稚園の年齢くらいまでは、パンツを下ろしておしっこをしていても、さほど違和感は覚えませんが、小学生の年齢になると、その仕方では年齢的な違和感を感じてしまいます。 また、小学生くらいになると、お尻を出していることで、クラスメイトにからかわれてしまうこともあります。 こうしたトラブルを予防する意味でも、トイレでおしっこができるように無理のない範囲でチャレンジしていきましょう。◇立っておしっこをさせましょう チャックからおしっこをするには、立っておしっこができなければなりません。しかし、子供の中には、立っておしっこをすることを嫌がる男の子がいます。 これは、家庭にある様式の便器だと、座っておしっこをしてしまいがちであり、立っておしっこをすり機会が少なくなってしまうことが要因の一つと言えます。 ただ、外出先などでは男の子用の便器が置かれている場所も多く、立っておしっこをする機会も少なくありませんので、チャックからおしっこをする以前に、立っておしっこができるように促していきましょう。 しかし、子供の中には、座っておしっこをする習慣から、立っておしっこをするという習慣への変化を嫌がってしまう子がいます。 そうした場合に、少し気を反らしてあげると良いでしょう。 例えば、様式の便器の中におしっこを命中させる標的を置いたりすると、気をうまく反らすことができることがあります。 この場合、命中させる標的として、小さく切ったトイレットペーパー等を浮かべたり、便器にシールを貼ったりすること等があります。◇おちんちんを手で持っておしっこをさせましょう 立っておしっこができるようになったら、おちんちんを手で持っておしっこができるように指導していきましょう。この事ができないとチャックからおちんちんを出せなかったり、おしっこをズボンにかけてしまったりするからです。 ですから、チャックからおしっこをする前に、おちんちんを持っておしっこをする習慣をつけるように指導していきましょう。◇ズボンや下着等を工夫しましょう 幼児用のズボンの中には、前にチャックの付いていないものが少なくありません。 チャックが付いているズボンの時だけチャックからおしっこさせようとして、付いてないズボンの時にはズボンの上や脇からおしっこをさせようとしても、子供が混乱してしまうだけです。 トレーニングの段階では、できるだけチャックの付いたズボンをはかせるようにしましょう。 また、スムーズにチャックからおしっこができるようにするためには、下着に少し工夫が必要なこともあります。 具体的には、おちんちんを取り出す部分の布合わせの部分を少しカットしておくと良いでしょう。 これは、下着の取り出す部分の布合わせが多いと、おちんちんを取り出したくても子供の指では届かなかったり、取り出しにくくなってしまったりするからです。 子供の様子を見ていると、おちんちんを取り出そうと悪戦苦闘しているケースはとても多いのです。 勿論他の活動で指先のトレーニングをすることも大切ですが、布を合わせている部分を少し切り落としておくだけで、スムーズにおちんちんが取り出せるようになりますので、そうした下着への工夫もわすれずにしておきたいものです。◇サスペンダー等を利用してみましょう チャックからおしっこができるようになったにもかかわらず、ズボンを下ろしてしまう子がいます。 こうした場合は、チャックからおしっこをすることが習慣として定着するまでは、おしっこの前に「チャックからね」と声を掛けて、チャックに注目させるようにしましょう。 それでも下ろそうとする場合は、サスペンダー等を利用してズボンを下ろさせないようにしておくと良いでしょう。ポイント チャックからおしっこをする習慣を付けるには、まずは、おちんちんを持っておしっこをすることから始めましょう。 また、ズボンや下着に工夫する配慮が必要なこともあります。 立っておしっこをする習慣をつけるには、立っておしっこをすることが分かりやすくなるように、便器に標的を置くなどの工夫をすると良いでしょう。 また、おしっこを掛けてしまわないように、お尻を軽く押してあげる等の介助も大切です。次は……[トイレットペーパーを上手に使うには]…です[追記]折角、50000アクセスいったと思ったら・・日付けが変った途端、カウンターが49342に戻ってしまいました。やっぱり、楽天さん、システム怪しいです・・なので、もう、カウンターは気にしないでくださいね。皆さんのところは、大丈夫ですか
2008.05.10
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-毎日の生活習慣- [おもらしが続く時には] オムツをとったばかりのころは、おもらしの後始末で大忙しという状況が見受けられます。このおもらしの後始末は、保護者の方にとって大きな負担となりがちですが、パンツにおもらしをすることで、子供は排泄の感覚やおもらしの不快感を身に付けていく面もあります。ですから、あせらずに対応することが必要です。◇排泄のリズム・サインに応じてトイレに誘いましょう おもらしの対応に関しては、おもらしの時間帯を調べることから始めます。また、おもらしをしたときの子供の反応なども確認しておくとよいでしょう。 その上で、子供のおもらしの時間帯やリズムに合わせて、トイレに行くことを促して行きましょう。そして、成功した時には大いにほめ、成功体験を積み重ねていって下さい。◇決まった時間にトイレに誘ってみましょう 子供たちの中には、排泄のリズムが一定になっていなかったり、排泄のサインがわかりにくかったりすることがあります。そうした場合は、活動の合間を見はからって、決まった時間に排泄を促すとうまくいくことがあります。自閉症の子供たちは、パターンになった活動が得意な子が多くいますので、外出前や就寝前など一定のパターンにすると、スムーズにできたりします。 ここで、気をつけたいことは、定時排泄に大人がこだわりすぎて、子供が遊びに夢中ななっている途中に、トイレに行くことを促してしまうことです。子供にしてみれば、楽しい遊びを邪魔されるわけですから、抵抗するのも仕方のないことです。 ですから、定時排泄といっても、子供の活動の様子を観察しながら、タイミングを見はからって促すことが大切です。◇トイレに誘う間隔を少しずつトイレに行く間隔を延ばしていって下さい。これは、膀胱におしっこをためる習慣をつける為です。膀胱にある程度おしっこをためる習慣は、おねしょの対処にも効果的です。ただ、おしっこを我慢しなさいということは、指導しにくいものですので、トイレでの排尿が定着した時期から、徐々にトイレに行く間隔を拡げていって下さい。もちろん、いきなり長い間隔に延ばしたりせずに、成功経験をつめるように少しずつ延ばしていきましょう。◇トイレにはきかえ用のパンツなどを準備しておきましょう トイレの直前でおもらしをしたり、トイレから出ようとする際におもらしをしてしまうことは、よくあることです。つまり、トイレはおもらしをしてしまうことの多い場所でもあるのです。トイレでおもらしをしてしまった際に、大きな声で叱ったりすると、トイレへの恐怖心が強まってしまいますから、おもらしをしても大慌てにならないように、あらかじめ、トイレの中にはきかえ用のパンツなどを準備しておくとよいでしょう。◇排便は、食後20-30分に誘ってみましょう 排便のサインが分かりにくかったり、排便のリズムが一定でない場合は、食後 20-30分程度の時に、トイレに誘ってみましょう。この時間帯に便意をもよおす子が多いようですので、成功しやすい時間帯といえます。ポイント おもらしへの対処は、おもらしの時間帯をしらべ、そのタイミングに合わせてトイレに行くことを促していきましょう。また、トイレでの排泄が定着してきたら、少しずつ排泄の時間の間隔を拡げていきましょう。次は‥ [トイレをいやがるときには]‥です。
2008.05.04
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-毎日の生活習慣- [オムツをとるには] 幼稚園への入園や小学校への入学を意識する年齢になってくると、オムツを取ることに焦りを感じてしまう保護者の方は少なくありません。 しかし、一方で「外出先で漏らされると困るから」「トイレに行きたいと意思表示ができないから」と、いつの間にか対応が先のばしになっている場合もあります。 このように、オムツを取ることは、保護者にとって大きな課題の一つといえますが、自閉症の子供の中には、一度、オムツを取ることに失敗すると、その後、オムツを取ることが難しくなってしまう子もいます。◇排泄の記録をつけましょう オムツをとるには、子供が尿意や便意を感じた際にタイミングよくトイレを促すことから始めましょう。 その為には、子供の排泄のリズムやサインを的確に把握することが大切です。 しかし、自閉症の子供の中には、おしっこやうんちをしたことを伝えない子が少なくありません。 また、オムツをしている場合には、周囲の大人からみても、排泄のリズムやサインは分かりにくいことが多いようです。 ここでは、よくみられる子供たちの排泄のサインを紹介しておきますので、子供の排泄のリズムやサインの把握に活用してみて下さい。 表情がかたくなり、動きがとまる とびはねる もじもじする(股間をおさえる) テーブルの下などに隠れる 部屋の隅にしゃがみこむ 大人にまとわりつく◇トイレに慣れましょう 子供の中には、トイレにいることに対して激しく抵抗を見せる子がいます。 これは、トイレが子供にとって不快な場所であったり、恐い場所であるからと考えられます。子供に、こうしたマイナスイメージを持たせない為にも、オムツをはずす前に、トイレに慣れさせておくとよいでしょう。 例えば、トイレの中に子供の好きな音楽を掛ける等の工夫が必要なこともあります。 また、トイレの扉を閉めることに抵抗する子供もいますので、トイレに慣れる段階では、扉をあけておくことから始めると良いでしょう。◇トイレ以外の場面で着席の習慣を身に付けさせておきましょう 排泄指導を行う為には、一定時間、子供をトイレに座らせることが必要です。 しかし、普段の生活で、一定の時間に渡って着席する習慣がないと、トイレの時間だけおとなしく座らせることはできません。 ですから、普段の生活を通じて、一定時間着席する習慣を身に付けさせておくことが大切です。◇失敗しても、叱らないようにしましょう オムツがはずせない場合、一度の失敗を深刻に受けとめ、「失敗するから、オムツははずせない」と決め込んでいるケースもあります。 例え、オムツがはずれても失敗をすることもある訳ですから、いきなり、毎回成功するこてを望まず、トイレで排泄できた回数が増やしていくことを目標にしましょう。 その為には、トイレが嫌な経験とならないように、失敗しても、「おしっこ出たね」といって、穏やかに対応することが大切です。 特に、トイレは狭い空間ですので、トイレの中で大きな声で叱ることはさけましょう。◇思い切ってオムツをとってみることも大切です 自閉症の子供の場合、オムツをしている時間が長いと、オムツに排泄することが当たり前になってしまい、オムツでしか排泄をしなくなることがあります。 中には、オムツが取れてからも、うんちの時だけは、オムツにわざわざはきかえてしてしまうケースもあるほどです。 こうした自閉症特有のこだわりによってオムツをはずせない場合は、指導が長い期間に及ぶこともありますが、毎日の積み重ねが大切です。気長にトレーニングするうちに「アレッ」とできるようになることが多いようです。 また、入園・入学を機にオムツが取れるようになるケースは少なくありません。 これは、母親と離れて生活できるようになるといった心理的な成長も大きいと思いますが、春から夏にかけての時期に、便器に座ってもヒンヤリしない等の要因もあると思います。◇学校等の専門機関に相談することも大切てす オムツがなかなか取れないと、「躾が悪いせい」と深刻に思い悩んでしまう保護者の方がいます。しかし、オムツが取れないのは、子供の身体的発達や情緒的な安定など、様々な要素があり、「躾のせい」ばかりではありません。 また、オムツが取れる時期は、子供によってかなり開きがあるものです。 ですから、周囲の子供がオムツが外したからといって、焦りは禁物です。 保護者が焦れば焦るほど、子供はその雰囲気から逃れようとしてしまうものです。 もし、オムツを取るのに時間が掛かりすぎ、途方にくれるような場合は、学校などの専門機関でのトレーニングをお願いしてみましょう。★ポイント オムツを取ることは、それまでオムツに排泄をしていた子供達の習慣を変えることになります。 ですから、変化が苦手な自閉症の子供達にとっては、大きな課題となります。 それだけに、結果を焦らず、毎日継続して、じっくり取り組んでいきましょう。次は‥ ‥[おもらしが続く時には]です。恥ずかしい話ですが・・ オムツが無いとウンチができないと言う症例は・・我が長男のことです。
2008.05.02
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毎日の生活習慣 排泄の自立 子供が小さい時期には、「おもらしをしてしまう」「オムツがはずせない」といった排泄の問題は、多くの子供たちにみられます。 また、そのほかにも「おねしょ」や「家庭以外のトイレで排泄できない」といったことなどもありますが、いずれにせよ、保護者にとっては頭の痛い問題となります。 たしかに排泄が自立していないと、ひんぱんにオムツをかえたり、おもらしの後始末などをしなければなりませんから、保護者にとっては負担が増えることになります。 また、排泄の後始末は匂いなどもあるため、不快感から、どうしても大きい負担に感じてしまいます。 そして、この負担感から、どうしても大きい負担に感じてしまいます。 そして、この負担感から、おもらしをしてしまったことに対して激しく叱ってしまったり、負担を避けるために、オムツをはずすことをためらったりといった極端な対応になりがちなのです。 また、排泄が自立していないと、母親など特定の人が常に付き添うことが多く、周囲との関わりが限定されがちです。 更に、排泄が自立していないと、「トイレにもいけないのだから」ということで、その他の活動や学習の機会が制限されてしまうケースもしばしば見受けられます。 こうしたこともあって排泄指導がうまくいかなかった場合、「排泄が自立していなければ、幼稚園や小学校の生活ができない」と保護者への過度なプレッシャーになってしまうことも少なくありません。 ただし、これは、過剰な心配であって、排泄が自立していてもいなくても、幼稚園や学校での生活の全てが妨げられる訳ではありません。 もちろん、排泄が自立しているに越したことはありませんが、排泄への指導を受けながらでも学校生活は十分に可能です。 ですから、むやみに焦らず、むしろ入園や入学、更には進級等をそのきっかけにする位の気持ちでいることが大切です。 そして、すぐに結果が出なくても焦らないように心掛けましょう。★ポイント 排泄は、毎日継続して、じっくりと取り組んでいきましょう。特に排泄リズムが不安定な子供等は、排泄のリズムを作っていく位のつもりで、焦らずに継続して取り組むことが大切です。では、このあとは…[オムツをとるには]から入っていきます。[サーテイワンの得々情報]結構いつも・・長蛇の列ですが・・、暇つぶしに。。。どうぞ ちなみに、こちらは・・・吉祥寺店ですが・・。
2008.05.01
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-毎日の生活習慣- [食べ過ぎてしまうときには] 「冷蔵庫の中にあるものを全部食べてしまった」「好きなものは大人以上に食べてしまう」など、子供たちの過食のエピソードは多いものです。 中には、ジュースを飲みすぎて下痢をしてしまったり、嘔吐するまで食べ続けてしまう子さえいます。 この食べ過ぎの原因については、「満腹感を感じることができない」「食べること以外の活動に関心がない」「食事のリズムが乱れている」ことなどがあげられますが、はっきりと原因を特定することがむずかしい場合が少なくありません。 しかし、原因がはっきりしないにしても、食べ過ぎは健康に害を及ぼすことがありますし、生活リズム全体にも悪い影響を与えてしまうことがありますのて、しっかりと対応していきたいものです。◇食事をゆっくりと食べさせるようにしましょう 「満腹感を感じることができない」が要因である場合、満腹感は内面の感覚であり、直接教えられる訳ではありません。 ただ、「食事をゆっくりと食べる」ようにし、満腹中枢を刺激したり、一定の量を食べたらお腹をさするなどして満腹であることを視覚的に伝えていったりすることは、周囲の配慮としてできることです。 ゆっくりと食事をとらせるためには、少し固めの品目を入れ、噛む回数か必然的に増えるようにしたり、一度にたくさんの食事をほうばらないように対応すると良いでしょう。◇間食は必要以上に買い置きしないようにしましょう 「食べること以外の活動に関心がない」「食事のリズムが乱れている」ことについては、間食のとりすぎや頻度が高すぎる場合が大半です。 ですから、間食については、量と時間帯を決め手とらせるように心掛けましょう。 子供が欲しがっているとつい根負けしてしまうという保護者の方は、買い置きをしないでおくのも一つの方法です。 ないものは出せない訳ですから、子供にしっかりと対峙するしかなくなるので効果的であるかもしれません。◇おかわりのルールをあらかじめ決めておきましょう 食事中におかわりをしすぎてしまう場合は、一回の食事で食べる量をあらかじめ出して、おかわりはしないルールを徹底したり、絵カードなどを用いて、回数を分かりやすく示すなどの工夫が必要です。おかわりを拒否すると泣いたり騒いだりするので、ついついおかわりを与えてしまうというケースも聞きますが、泣いたり騒いだりすることが、ものを手に入れる手段となってしまいがちですので、毅然とした態度で対応しましょう。★ポイント 食べすぎてしまう場合には、食事のリズムを整えたり、食事の量を調節するなどの配慮が必要です。 その際、子供が食べたがり、抵抗することもありますが、毅然とした対応を心掛けましょう。 また、子供に「おしまい」ということを分かりやすく伝えていきましょう。 これで「楽しい食事」は終わります。 次は…「排泄の自立」に入ります。 [排泄の自立] ・オムツをとるには ・おもらしが続くときには ・トイレを嫌がる時には ・決まったトイレでしかできないときには ・チャックからおしっこをするには ・トイレットペーパーを上手に使うには ・おねしょが続くときには …の順に。進んでいきます。 いよいよ大型連休の始まりです。 今年は、お天気に恵まれて、全国的に穏やかな青空になりそうですね。 皆さんの、楽しい思い出も・・沢山、また、お寄せくださいね HAPPY HOLIDAYS!!
2008.04.29
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-毎日の生活習慣- [決まったものしか食べない時には] 自閉症の子どもの偏食は、幼少期には殆んどの子にみられますが、中には、おっぱいを飲みたがらないなど乳児期から顕著に表れることもあります。 そして、とくに偏食の激しい子どもになると、数品目しか口にしようとしませんので、保護者の方にとっては栄養価がとても心配になるようです。 また、外出先で食事ができないため、レジャー活動などが制約されてしまうことがあります。 こうした偏食による問題点から、短時間に偏食をなくそうと考えてしまいがちですが、偏食は、感覚の過敏さなど、自閉症の障害特性からきている場合が多く、無理に偏食指導を強制しても、食事そのものが混乱するなど、うまく行かないことが多いようです。 むしろ、感覚の過敏さなどに配慮したり、おはしなどの指導の兼ね合いを考慮に入れながら、じっくりと取り組んでいく方が良いでしょう。◇食事の見た目を工夫してみましょう 「食べず嫌い」の子に関しては、食べたことのないものへの不安や食べ慣れたものを食べたいという欲求からくるものと思われます。 中には、同じお皿でないと食べないといった子どもや、同じメーカーのジュースでないと飲まないといった子もいます。 この「食べず嫌い」は、見た目によって判断している場合が多いようですので、料理の段階ですりつぶしたり、細かく切ったりする配慮が必要なこともあります。 また、苦手なものの盛り付けは少量にしておきましょう。◇苦手なものも食卓にはのせておきましょう 食べなくても普段から食卓にのせるようにしたり、買い物や料理の段階でお手伝いをさせ、食材に慣れさせるようにすることも有効な方法と言えます。 「食べず嫌い」は、周囲が食べないだろうと決めつけ、食卓にのせないでおくと改善の糸口がなくなってしまいますので、家族と同じ食事を少しでも良いので盛りつけておいて欲しいものです。 偏食が改善するきっかけとして家族が食べている様子を見て、同じように食べ始めたというケースは案外多いものです。◇好みの味を利用してみましょう 「味覚の発達」に関しては、子どもたちそれぞれで個人差が大きいため、一概に好みの味などを特定することはできませんが、ソースや醤油の味を好む場合は、それをかけてあげることによって、スムーズにいろいろな食材を口にすることができる子どももいます。 また、ポテトチップスが好きな場合、苦手なものをポテトチップスにのせると食べられるというケースもあります。このように子どもの味覚の発達をとらえ、好みの味から少しずつ働きかけてみましょう。◇食感に配慮して調理してみましょう 子どもたちの中には、煮込んだ野菜などは好きなのに、シャキシャキとした食感のものやネバネバした食感のものを嫌がる子もいます。 こうした食感からくる偏食は、障害特性からくる感覚過敏の面もありますので、子どもの様子を十分にうかがい、好みの食感や温度などから始めてみましょう。◇偏食指導は食事の後半から始めましょう 食欲が最も旺盛なタイミングという理由で、空腹の段階で偏食指導を行う方が良いとする考え方があります。 しかし、殆んどの場合、食事そのものが混乱してしまうようです。ですから、偏食指導は、食事の後半から始めると良いでしょう。◇偏食を子どもの発達から考えましょう 偏食に関して、以前に「偏食が改善すると自閉症状が軽減する」といった話を耳にすることがよくありました。 そうすると、偏食の改善に過剰な意識が向けられがちになります。 これは逆に、子どもが発達し、安定して生活していけるようになったことが、偏食の改善につながったものと考える方が妥当でしょう。 偏食の改善については、生活全般のた発達が大きく関わっているということを、改めて強調しておきたいと思います。★ポイント 偏食を改善するためには、「食べないだろう」という決めつけを辞めることから始めましょう。そして、お手伝いなどによって食材に慣らしたり、好きな味覚を利用するなどの工夫をしてみましょう。また、偏食指導によって食事そのものが混乱しないように心がけましょう。次は…[食べすぎてしまうときには]…です。
2008.04.28
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-毎日の生活習慣- [人の食事をとってしまうときには] 幼稚園での昼食の時間に、「〇〇ちゃんが、ボクのおかずをとっちゃった」といった光景がよくみられますが、自閉症の子供が人の食事をとってしまうことは、食事マナーの問題としてよく取り上げられるものの一つです。 保護者の食事をとってしまうことが大きな問題になることはほとんどないようですが、兄弟や友達の食事をとってしまうとなると、けんかのきっかけになったりもします。 ですから、人の食事をとってしまうことはできるだけ早く改善させたい課題の一つと言えます。◇人の食事をとってしまう要因を把握しましょう 人の食事をとってしまうことの理由として、生活全般に渡って、自分のものと人のものの区別ができていない認知レベルの要因があります。 また、他の子供が遊んでいるおもちゃを取り上げてしまったりするなど、自分の行動をコントロールする習慣がついていないことや、おかわりの仕方がわからない為に、人の食事をとることが要求のサインとなっていることもあります。 このように、人の食事をとってしまう要因を把握することから始めましょう。◇自分の食事と他人の食事を分かりやすくしましょう 自分のものと人のものの区別がつきにくい場合は、子供に分かりやすいように、自分のものはトレイにのせるなどの工夫をしてあげることが必要です。 好きなキャラクターの絵のついたおはしやお皿などで統一してあげると更に分かりやすくなります。◇子供に応じた「おかわり」の仕方を教えましょう 人の食事をとらないことを習慣づけていく場合、手をだすことが要求表現(「もっとちょうだい」)になっている子には、おかわりの仕方を教えながら、人のものに手を出すことを予防していくと良いでしょう。 要求表現は、子供の言語面の発達などに応じて、「おかわり」という、「ちょ(うだい)」と言葉の一部を言う、動作で要求するなどの方法で教えていきましょう。 おもちゃを貸してもらう際なども同様ですが、相手に自分の意志を伝えてからとるべき行動に移るルールづくりをしていきましょう。◇一貫した対応を心がけましょう 人の食事に手を出さないというルールづくりをしていく際に、人や場所によって対応が変わってしまうケースがあります。 例えば、母親の食事に手を出すと注意され、父親の食事に手を出しても何も言われないといったケースです。 こうした場合、人の食事をとってはいけないというルール作りは、とても困難になってしまいます。 ですから、家庭や幼稚園・学校などで、一貫した対応を心がける必要があります。 人の食事に手を出したあとに、きつく叱るよりも、手を出す前に制止することを一貫した対応の方法にすると良いでしょう。 その為に、子供が手を出す予兆など、十分に話し合いをして、一貫した対応を行うことを確認しておきましょう。★ポイント 人の食事を取らない為には、まず、自分のものと他人のものと分かりやすくし、区別させることから始めましょう。 そして、保護者や幼稚園などで一貫した対応を心がけましょう。 また、おかわりの要求などがスムーズにできるように配慮しましょう。次は… ・・・[決まったものしか食べないときには]…です。‥
2008.04.23
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-毎日の生活習慣-[「いただきます」が待てないときには]「いただきます」を待てずに食事に手を出してしまうことは、子どもの年齢が小さいうちはしばしばみられることです。こうした様子は、家庭では大きな問題にはならないようですが、幼稚園や小学校、会食の場などでは、「しつけがなっていない」「集団のルールが守れない」といった評価につながりがちですし、ときには、トラブルの原因となってしまうこともあります。その為、できれば、食べるのを待って、みんなと一緒に食事を始められるようにしたいものです。 このところ、みんなで食事をするスタイルが自閉症の特性に合わないのだから、一斉に「いただきます」をして食べ始めるよりも、一人ひとりに応じて食べ始めた方が良いとする考え方があります。確かに、子どもによっては、みんなと一緒の食事よりも一人で食事をすることが適当な場合がありますし、集団に合わせた活動が個人の活動よりも優先するという訳でもありません。 しかし、子どもの生活を考えると、家族とともに食事をとることが一般的ですし、親類やお友達などとの会食の機会は決して少なくありません。そうした場所では、周囲に合わせて食事をとり始めた方が、ほめられる機会も増えますし、人とともに活動することへの学習にもつながっていきます。ですから、人と一緒に食事をすることは、障害特性に配慮しながら、無理にならないように身に付けさせたい課題となります。 また、食事のみならず、いったん待って活動することは、子どもの生活の多くの場面で期待されることですし、衝動的に手を出すことが危険につながることもあります。ですから、「いただきます」をして食事をすることは、その習慣づけをする為にも大切にしたい活動といえます。◇「いただきます」が待てない要因を把握しましょう 子どもが「いただきます」を待てない要因として、立ち歩いてしまうことと同じように、人とともに活動する習慣が付いていないことがあげられます。また、いつまで待っていたら良いのかといったスケジュールへの見通しが持てないことからくる場合もあります。その他には、生活全般に渡って待つことが習慣付いておらず、衝動的な行動パターンが身に付いてしまっているケースもあります。また、空腹や食事への欲求が強くて、待てない場合もあります。 このように、「いただきます」が待てない要因も様々ですので、どうして待てないのか十分に観察することから始めましょう。◇スケジュールを見直しましょう 「いただきます」が待てない要因として、食事への欲求が強すぎる場合は、生活スケジュールを見直すと良いでしょう。例えば、起床時刻と登園・登校時間の間隔が短いと、慌ただしくて軽い食事だけで済ませてしまうことが多くなります。こうした場合、昼食の頃には空腹になりすぎて、「いただきます」を待てずに手を出してしまうようなことになりがちです。また、父親の帰宅を待ってから食事をする場合などは、昼食からの間隔が長くなりすぎて、待つことができにくくなってしまいがちです。 このように食事への欲求が強すぎる場合などは、生活スケジュールから見直す必要があります。◇子どもが待てる時間の範囲から始めましょう 子どもが「いただきます」を待てない要因として、長時間待たせ過ぎたり、待つ時間がいつもバラバラで、いつまで待ったら良いかということが分かりにくくなってしまっているケースがあります。 こうした場合は、できるだけ同じ長さで、なおかつ子どもの待てる範囲の時間で習慣づけていく必要があります。◇家族が良いモデルとなるように心がけましょう 待つ習慣をつける為に、保護者や兄弟が同席することを心がけると良いでしょう。一人で食卓について、食事を前にして待つことは、子どもにとって難しい課題ですが、モデルとなる保護者や兄弟が同席し、「手はおひざにして待とうね」と声を掛けたり、一緒に「いただきます」をすることで、スムーズに待てるようになっていくことがあります。このモデルとなる存在は、多くの場合、保護者となりますので、食事の準備を終え、一緒に食卓に着けるようになった段階で、子どもを食卓に着かせるようにすると良いでしょう。◇手はおひざにして待ちましょう ここまでのような配慮を心がけた上で、食事やおやつの度に「いただきます」を強調しながら、待つことを繰り返し習慣付けていく必要があります。その際、手はおひざにしておいた方が、とっさに手を出したことへの対応がしやすくなりますし、子どもたちも待ちやすいようです。一旦、手をひざの上に置かせてから「いただきます」をすると良いでしょう。★ポイント 「いただきます」まで待って食事をさせる為には、スケジュール、時間配分などを整えることから始めましょう。そして、モデルとなる存在が食事をともにしながら、繰り返し待つことを習慣付けていきましょう。次は…[人の食事をとってしまうときには]‥です。前との関連性が強いので続けてアップしました。次も、なるべく早くにアップしていきます。本日の‥ 母校(武蔵野東)対三鷹高校戦は、残念ながら、55- 5で敗れました。ご声援、ありがとうございました。 尚、OBチーム(ダックス)の試合は、本日は勝利を収めています。<追記> 都合によりSCEPTREをbookmarkから・・外させていただきます。 ご了解の程、宜しくお願いします。
2008.04.20
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