次男、K 0
末っ子、Kei 0
ダックスOBチーム 0
天国の子・奨大 0
友人 0
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星に願いを☆彡七夕を控えて、子ども達の思いも様々に、夏の大三角形にも・・・。笹の葉の短冊もどんどん増えて、幼心に抱えた夢、叶えてあげたくもなりますね。(*^_^*)私の同期でもある、夫の友人から困り果てて夫に連絡が入っていたようです。弟が仕事とは全く関係のないことで連絡をしてきたようで、仕事上どうしても無視できない立場を利用され疲労困憊だったようです。立場を利用するとは、決して強みではなく、絶対あってはならないことです。多分心病んでいるのであろうと、本当に残念で申し訳ない思いで、重ね重ねお詫びをお伝えしてあります。向こう見ず、周りが見えず無頓着で甘えたな弟で、それでもこんなにも支えて貰えていること、いつかは気が付いて恩返しをして欲しいです。人を巻き込むのではなく、自分らしい人生を、初心に戻って心新たに精進して欲しいです。子どもの心に寄り添うと、大人の正さないといけない部分が浮き彫りにもなります。「求めない」【楽天ブックスならいつでも送料無料】求めない [ 加島祥造 ]京都企業の実力 効率を求めない独創経営のしたたかさ弟に贈りたい図書です。(^^♪ 楽天さん、よろしくお願いします。☆彡 君がブログの中で書き綴っている私のことは全くの事実無根ですけど、私はブログ上では決して偽りは綴ってはいません。君のコメントを外すのは君の会社にこれ以上良からぬ評判が立たないようとの心遣い以外に他ありません。そんなにも姉に辛く当らなくてはいけないほどに心病んでいる現状と理解し、ブログでは受け入れていますが、それでも姉を頼って、その先のご縁を求めたり、公式ネットで姉を犯人呼ばれするとは尋常でなく例え兄弟であっても、兄弟なら絶対にしてはいけないこと。私のリンクしているブログ友さんにも心無いコメントするなど、すっかり気分を害していますので、今後全てのご縁に関わりは遠慮させて頂きます。ここで母代りを求めず、姉から離れて奥様とお二人、しっかり自立して家族で暮らして下さい。沈黙は金雄弁は銀男たる者、あまりあちこちにしゃしゃり出るものではないです。姉として君の生き方を見守っています。皆々様のご多幸を祈りつつ。。^^この日記は私信なので、コメントは受け付けておりません。
2015.07.07
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驚くほど効果的!子どもが自らお手伝いしたくなる親の態度3つ 今、パートナーが亡くなった後、お茶もわかせない、御飯も焚けない、下着のありかもわからない昭和一桁生まれの70代、80代おじいさんが大勢います。それで、"男子厨房に入らず"なんて言葉が死語になりつつあることをご存知でしょうか? 昔と違って、一生シングルの人が増えていますよね。また、離婚する人も多い時代。そもそも結婚しても、共働きが圧倒的に大多数です。このような時代背景を考えると、男女の区別なく家事はできた方がいいに決まっていますよね。 でも、大人になって急にできるものではありません。男児も女児も小さい頃から家事をやらせてみませんか?そこで今日は、『小学校に入る前に親がやってはならない115のこと』の著者の立石美津子が、"子どものお手伝い"についてお話ししたいと思います。子どもが自らしたくなるようなポイントは、以下の3つです。 ■1:「●●してくれて偉いね」「●●してくれてお利口だね」と言わない 家族の一員として食べた食器を下げること、靴を揃えること、着替えを自分でタンスにしまうこと、ごみ置き場にごみを捨てに行くこと、カーテンを閉めること、布団を敷くこと。さらに、皿洗いや洗濯物を干すこと、トイレ・風呂の掃除などは共同生活者としては当たり前のことです。そのため、お手伝いは、決して偉くも立派でもお利口でもありません。だから、「食器さげて偉いね。お利口だね」なんて言う必要はないのです。でも、家族の協力により家が快適になる、家事の時間が短縮できたことは確か。ですから、次のように言葉をかけてみては? 「家がキレイになって快適ね」 「お手伝いしてくれるから食器洗いが早く終わったね。一緒にテレビ見られるね!」 「タオルいつもキレイに畳んでくれてありがとうね~」 上から目線で褒めるのではなく、親しき仲にも礼儀ありの精神で、お互いちょっとだけ感謝をするのです! 小さい子どもでも、自分の行動で誰かの役に立つ経験は嬉しいもの。この一言が、子どものお手伝い意欲をぐんぐん高めてくれますよ。 ■2:子どもがやることで時間がかかっても辛抱強く待つ あなたは内心、「子どもに洗濯後のタオルを畳ませたらグチャグチャで、かえって畳み直すのに時間がかかってしまう......」なんて思っていませんか? 過保護にしているつもりはないけれど、子どもにやらせると逆に面倒なことになってしまうこと、結構あるものです。それで、目先の時間に追われてつい親がさっさと片付けてしまうママは多いのでは?せっかちなママは、なかなか子どもの行動にじっくりと向き合えません。でも長い目で見れば子どもが自分でやってくれた方が絶対に時間ロスは少なくて済みます。 明日の洋服を自分で出す、こぼしたものを自分で拭く、子どもがやってくれればママは楽できますよ。 ■3:お手伝いしてもらった結果が悪くても子どもを責めない 茶碗を食器棚にしまわせたら、しょっちゅう割る。洗い物をさせたら裏にべったり納豆のネバネバが残っている......。こんなとき、つい「お手伝いするんだからもっとしっかり洗って」と注意したくなりますよね。でも、ぐっとこらえて黙っていましょう。せっかく手伝ったのに叱られたのでは、「もう二度と食器洗いなんかするもんか!」と思ってしまいます。 「ちゃんと洗えていないな......」と思ったら子どもが寝てから洗い直しましょう。 器用に隅々までピカピカにできないのは、慣れていないだけです。回数こなせば、誰でもお手伝い上手になります。 親がこの3つをやっていれば、子どもが進んでお手伝いをするようになります。すると将来、一人暮らししたとき、余計な苦労もしなくて済むはず! 子どもの自立のために、さっそく始めてみませんか? 【著者略歴】※ 立石美津子・・・1961年大阪市生まれ。聖心女子大学在学中、幼稚園教諭・小学校教諭免許を取得、佛教大学にて特別支援学校教諭許取得後、障害児教育に携わる。32歳で株式会社パワーキッズ(教室名:エンピツらんど)を起業。 現在、教室に3歳~小学校3年生まで7,500名の生徒が通う。講演家・作家・自閉症児の子どもを持つ1児の母。 著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』&『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』(中経出版)、『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』(あさ出版)、『はずれ先生にあたったとき読む本』(青春出版社)がある。 [ameba] 【送料無料】 はずれ先生にあたったとき読む本 保育園・幼稚園・小学校・塾… / 立石美津子 【単行本】 立石さんの発信には気付きがありますね。 当たり前のこと、忘れていることに逆に反省させられます。 育児から子育てが終わったと思っても、いずれ訪れる老後のことまで目論んでの子育て、子どもに育てられながらも、避けられない老いに立ち向かう人間力をも伝承することがゴールなんでしょうね。🌠
2014.05.18
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二つのことを同時にしようとすると、どちらも半端になる脳の仕組みを解明 二つのことを同時にしようとした時、うまくいかなかったり余計に時間がかかったりなど、結局どちらも中途半端になってしまった経験はないだろうか。 こうした現象が起こる脳の仕組みを、京都大学こころの未来研究センターの船橋新太郎教授と渡邉慶オックスフォード大学研究員が解明した。 研究成果は認知機能の解明や、自閉症、統合失調症などの原因究明に役立つことが期待される。 二つの課題を同時に行おうとすると、エラーが増えたり、反応時間が長くなったりする現象は二重課題干渉と呼ばれ、ヒトでよく知られている現象だ。 「注意」「記憶」「思考」など、いわゆる認知機能を実行するために使われる脳の限られた場所(資源またはリソース)を、二つの課題が取り合うために起こると説明されることが多いが、その具体的な仕組みは明らかにはなっていない。 また、ヒトを対象にしたこれまでの脳機能イメージング研究で、二重課題干渉は前頭連合野の外側部の働きと関係のあることが明らかにされているが、この時に前頭連合野の外側部でどのようなことが起こっているのかは、明らかにはなっていないという。 研究グループでは長年にわたってサルを用いて前頭連合野の機能を研究し続けてきた。 サルに、視覚刺激が現れた場所の記憶を行わせると、記憶の必要な期間、前頭連合野の神経細胞が持続的に活動する。この持続的活動は記憶関連活動としてよく知られている。 この記憶関連活動の特徴を利用して、研究グループは二重課題干渉の起こる仕組みの解明を試みた。 研究では、サルに、視覚刺激が現れた場所を記憶させると同時に、別の場所への注意の維持を行わせることで、サルでも二重課題干渉(記憶の成績の低下)が観察されることを確認した。 その後、この干渉に関わると考えられている前頭連合野外側部の神経活動のより詳しい分析を行った。 その結果、二重課題干渉は、二つの異なる課題の各々が、前頭連合野の共通する神経細胞集団(資源)を同時に、かつ、過剰に動員しようとするが、資源が限られているためお互いが干渉しあい、他方の活動を制限してしまうことにより生じることが明らかになった。 船橋教授は「二重課題干渉の仕組みの解明は、日常場面で同時に直面するさまざまな問題の解決や判断、意思決定がどのようにして行われているのかという問いの解明に直結する。このメカニズムは私たちが行っているさまざまな認知機能の解明に不可欠であると同時に、自閉症や統合失調症などの原因究明にも役立つと考えている」とコメントしている。 あれもこれも、忙しい現代人には一気に片づけたい仕事が山積みだが、一番効率が良い方法は、やはり一つひとつを確実に行っていくということなのだろうか。[economic news] 仕事に関しても、あれこれと指示されるよりは、一つのことをきちんと認識して取り組めた方が能率が良さそうです。 それもそれぞれの個人差もあるのでしょうが。。🌠
2014.03.18
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コミックエッセー:発達障害の彼女と一歩ずつ 聴覚障害の男性が出版 発達障害のある「彼女」との日常を描いたコミックエッセーを、聴覚障害を持つくらげさん(29)=ペンネーム、千葉県市川市=が出版した。 彼女が生活の中でぶつかる困ったことを、一緒にもがきながら受け止めていく姿が共感を呼んでいる。 くらげさんは「私が書けるのは、彼女という人間を通した発達障害との付き合い方。自分の考えを少し変えれば、お互いに楽になれる。楽しく読んでもらえれば」と話す。 「ボクの彼女は発達障害〜障害者カップルのドタバタ日記〜」(学研教育出版)。 くらげさんは進行性の難聴だが、21歳で人工内耳の手術を受け、一対一での会話ならさほど不自由しない。 5年前、ネット上の掲示板をきっかけに「あおさん」(27)と知り合い、交際するようになった。 あおさんとのやりとりを投稿していたツイッターが編集者の目に留まり、出版に至った。 あおさんは自閉症スペクトラム障害と診断されている。 本では、あおさんの季節感に乏しい独特の服装を変えさせようとして、けんかになった失敗談を紹介。 食事のメニューを選べない▽計算が苦手で財布の中がいつも小銭だらけ▽「朝専用」をうたう缶コーヒーは夜飲めないと思っている--などのエピソードを、二人の会話を通じて明るく描く。 「障害を持っていることが魅力でもある。私自身も障害に悩んできたが、彼女と付き合うことで障害を受け入れられるようになった」と、くらげさん。 本ではそれぞれのエピソードについて、発達障害の専門家の解説も添えている。 発達障害の家族がいる読者からは「自分が頑張らなくても、寄り添えばいいんだと分かり、肩の力が抜けた」などの反響が多いという。【毎日新聞】 ボクの彼女は発達障害 障害者カップルのドタバタ日記 障害を持っていることが魅力でもある、これ正に、本人の存在をそのまま受け入れるということ、人間それぞれの個性あっての命、それが障害とされてしまうのは残念だけど、こういう極自然体で共生できる暮らしがもっともっと広がり、理解されていくことの大切さを実感します。🌠 にほんブログ村 にほんブログ村
2013.10.23
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追い込まれる「父子家庭」グチる相手なく孤立深める父親...子育て熱心ほど暴発 5歳の長男に暴行し死亡させたとして先月6日(2013年9月)、4人の子どもを育てるシングルファーザーの父親が逮捕された。 父子家庭が急増し、「他人ごとではない」と大きな波紋が広がっている。 それまで子育てや家事に関わらず仕事一本できた父親が、ある日突然、育児、家事一切の責任がかぶさり窮地に立たされる。 そんな父子家庭がこの10年間の間で増え、平成15年度比で23年度は28%増の22万3000世帯に達している。 ひとり親の相談のべ件数は母子家庭の1万1548件に比べ、父子家庭はわずか142件だった。 父子家庭は母子家庭の6分の1とはいえ、あまりに少なく孤立を深めているのではと懸念されていた。 心配が現実になった虐待死事件だった。 長男暴行死させた45歳父...「イライラしていつもの比でないくらい殴ってしまった」 東京江東区で、9歳、8歳、3歳の娘と5歳の長男の4人を一人で育てていた大平洋一被告(45)は、長男が下着のまま幼稚園に行こうとしたため注意したところ、うまく着替えられなかったことに腹を立て全身を殴ったり蹴ったりしたという。 長男は病院に運ばれたが死亡した。 では、大平はどんな父親だったのだろうか。勤めていた建設会社が倒産して4年前に失職し、昨年に離婚した。 4人の子どもを引き取り、生活保護を受けながら一人で子育てを頑張っていた。 福祉事務所を毎月1回訪れていたが、とくに変わった様子はなく、ケースワーカーによる自宅訪問でも異常はなかったという。 亡くなった長男が通っていた幼稚園の園長は「手作りのお弁当を毎日でしっかり作っていました。『お父さん本当に頑張っているね、ありがという』っていう感じでしたね」 同級生の母親も大平の印象をこう語る。「ちゃんと保護者会には来ていたし、子育てには一生懸命でしたよね。お子さんがノートか何かを忘れたらしく、お父さんが届けてくれたときも、『忘れやがって』といった感じで、拳骨でコツンって。一人だから厳しく育てているのかなと感じました」 警視庁の調べに、大平は日頃から長男には手をあげていたことを認めている。 その理由について「男なので強くあって欲しいと思った」と話している。 事件当時の自分の心境について、「イライラして子育てに疲れていた。いつもの比でないくらい殴ってしまった」と供述しているという。 仕事を失い人付き合いが減った大平は、子育てについて周囲に相談することはなかったようだ。 幼稚園の園長は「いろいろ話をしても、大変だとか弱音をはかれる方ではなかったのです。今にして思うと、男一人でも育てなきゃという気負いがあったのかな」と言う。 母子家庭より世間も行政も冷たい父子家庭 ただ、この事件についての反響は大きく、ブログやツイッターは1週間で1000件を超えた。 そのなかで「明日はわが身。俺も経験している怖さです。先の見えない不安、親としての責任・・・」と綴った43歳のシングルファーザーは2年前にがんで妻を亡くし、保険の営業をしながら3人の子育ての真っ最中だった。男性は次のように語った。「イラッとスイッチが入ると抑えがきかなくなっちゃうんです。母親の分まで俺がやらなければならないという思い。その思いが強すぎるとどこかにしわ寄せや歪が出てくる」 ひとり親世帯の支援について研究を進めている立教大学の湯澤直美教授は、父子家庭の葛藤、苦労にこう語る。 「一つには、日本の社会の中で父子家庭の数がとても少ないということで認知されていないということがあります。また、男性が一人で子育てをするモデルがないので、男はこうあるべきだという偏見も強い。子どもを守るために頑張らなければという強い思いのなかで、葛藤を抱えているのだと思います。 国際的には家族が多様化してきて、ひとり親家庭は一つのライフスタイルとして認知されていますが、日本ではまだ特殊な家族形態と見られがちです」 国谷裕子キャスター「父親の孤立が深刻な問題になっていますが」 湯澤教授「(被告の)男性が『男の子だから強くあってほしいと思って育てた』という言葉が印象的でした。 逆な見方をすると、自分に対して、男なんだから強くあらねばならないとお父さんは思っていたということです。そうなると、外に助けを求めることはなおさら困難かなと思いますね」 たしかに、ひとり親世帯は大変なことは分かる。しかし、最も肝心なのは、一人親というハンディを背負いながらいかに歪を与えないで子どもを育てていくか。子どもを中心に考えると、孤立などしている場合ではないはずだが、問題はそういう子育ての悩みを気軽に助言してくれる公的専門機関がないことだ。福祉事務所や児童相談所にそういう機能があるとは思えない。これでは内にこもるしかない。 *NHKクローズアップ現代(2013年10月9日放送「父子家庭急増の陰で~虐待死事件の波紋~」) NHKで繰り返し報道されているこのニュース、一つの幼い命が亡くなったことは非常に残念としながらも、現在の日本にある父子家庭の現状を、あからさまに浮き彫りにしたできごとでもあります。 私も幼い頃は、殆ど父が不在で母子家庭でしたが、母は仕事を持たずにいた時期でも、かなり不安定でした。 仕事を持って家から出る時間ができることで、逆に自分の時間が作れて救われていたようですが、父子家庭はお父さんは仕事が本業であり、育児はどうしても二の次となる訳で、その負担は想像を絶するものかと。。 頑張れる限界というものを、常に冷静に考えて、事前に対処することが大事であり、周りや親戚の見守りも一つの課題になってきそうですね。🌠
2013.10.18
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奨励賞に武雄市の梶川さん 女性起業家大賞 全国商工会議所女性会連合会(事務局・日本商工会議所)が主催する「第12回女性起業家大賞」の「スタートアップ部門」奨励賞を、武雄市で障害福祉サービス事業を展開している梶川ゆり子さん(54)=同市武雄町=が受賞した。 障害者に働く場を提供しながら弁当製造や高齢者宅への配食、リサイクル事業に取り組み、障害者や高齢者の福祉に貢献していることが高く評価された。 社会福祉法人「ゆずり葉」理事長の梶川さんには、自閉症に加え知的障害のある一人息子(18)がいる。 卒業後の自立へ向けて就労の場の必要性を痛感し、2009年に弁当店「ゆめランチ」を開設した。 知的、精神、身体障害者15人が働き、弁当を1日に約200個製造。 1人暮らしの高齢者宅へ配食している。 安否確認も担い、ボヤを防いだり、救急車を呼んで命を救ったこともある。 またリサイクル事業では、石膏(せっこう)の陶器型枠を粉砕し、砕いた卵の殻と混ぜて、無公害のグラウンド用の白線材を製造・販売。 障害者は14人が働いている。 こうした異なる事業を展開し、障害の度合いに応じた個別のきめ細かな就労支援をしていることが評価された。 障害者は工賃をもらうことで誇りを持ち、やる気と自信につながっている。 梶川さんは「弁当やリサイクルの仕事が障害福祉サービスの重要な事業として認められてうれしい」と喜び、「障害者が社会に出て自立できるように事業を拡大し、支援していきたい」と話している。 9月6日に宮城県仙台市である同連合会の全国大会で表彰式がある。 佐賀県内からはこれまで同大賞の優秀賞と特別賞に1人ずつが選ばれている。[佐賀新聞] 地道な努力が実になるという一つの成功例ですね。 障害児がいるから何もできないと怯んでいるのではなく、いつの時にも前向きな気持ちで生きていれば、心豊かな暮らしが臨めそうですね。☆彡 にほんブログ村 にほんブログ村
2013.08.12
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くらしナビ・ライフスタイル:コラム・女の気持ち、「心の叫び」に多くの反響 誰か私の味方になって--。くらしナビ面「女の気持ち」(東京本社版)で、アスペルガー症候群の長男(中1)をもつ親の悩みを訴えた主婦(45)の「心の叫び」(7月12日)に、多くの反響が寄せられました。 立場は違えど、障害や難病を抱えた家族との生活に対する共感と励ましの声が届きました。 いくつかの投稿を要約して紹介します。 ●肩の力を抜いて 知的障害を持つ長男と、そのことでいじめに苦しんできた下の子がもし死んでしまったら、私も死のうと思ったことがあります。 でも、子供たちは一生懸命悩んできた私のことを分かって、気付いたら少しずつ大人になっていました。 疲れ果て、くたくたになっても、死んでその生活を捨てることはできない優しいあなたが目に浮かびます。 体を壊して病気になることのないように。 生きていきましょう。 苦しくても頑張らずに、少し肩の力を抜いて。(北海道赤平市、大西由美子、主婦・59歳) ●心配は尽きないが 30代半ばで仕事を辞め、結婚して2人の子供を授かりました。長男は自閉症(アスペルガー症候群)と診断され、次男は先天性心臓病で2度の大手術を受けました。40代、50代は子供たちのことで悩みながら生活し、私自身もがんの手術を受けました。 現在、27歳になる長男は、バスと電車に乗って作業所に通っています。2歳下の次男は身体障害者枠で就活中です。先のことを考えると心配は尽きませんが、子供たちを見守りながら親が笑顔で生活することも大切なのかもしれません。(栃木県小山市、武者(むしゃ)裕子(ひろこ)、無職・63歳) ●もうちょっとです 難病の主人の介護に10年以上、携わっております。自分を励ましながら無我夢中で現在まできています。 主人を乗せてドライブしていた時のこと。主人に尋ねました。 「もう十分よね。生きるのやめようか」。 気の遠くなるような時間の後、「もう少し頑張ってみよう」。 絞り出すような主人の声でした。 あの一言で今、生きていられます。 あなたも日々努力し、疲れ切ってしまったのですね。でも笑って話せる日が来るはずです。もうちょっとです。子育ての最後の頑張りと思って、乗り切ってください。(栃木県矢板市、稲葉征子、パート・69歳) ●私も悩み続けます 7年前、病院のさまざまな相談を受ける部署に配属され、社会福祉士の資格を取りました。 しかし、聴くこと、励ますこと、相談機関を紹介することしかできない。無力さを感じます。【毎日新聞】 言葉を超えた心深い思いが伝わってきます。 そして、生きること自体が修業だと思えば、そこにどんな障害物があろうとも、やはり乗り越えていくことかと。 運動会の障害物競走は、いかにも人生を描いているかのように感じたものです。 そのハードルがどの程度のものかは、経験値や受け皿によっても、きっと各々で違っていて、それこそが日々精進へと繋がる道標かと。 助け合い、一緒に二人三脚で、夫婦、親子が歩む人生も、そのすべての過程が障害物リレーのようです。 七転び八起き、泣いては笑って、最後に心満たされればやがては、ゴールが見えてくるのでしょうね。☆彡 にほんブログ村 にほんブログ村
2013.08.09
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学校不適応を防ぐキーワードは、「しなやかさ」と「したたかさ」 病気や経済的な理由以外で不登校になる、学校に行きたくなくなる、校内暴力などの行動に出る、といったケースを「学校不適応」と呼ぶ。 こうした子どもたちに対し、学校はどう向き合っているのだろうか。 ベネッセ教育総合研究所発行 「VIEW21」編集長の小泉和義氏に話を聞いた。***「学校不適応」の原因はさまざまですが、小学生では、友達との関係や家庭での親子関係がうまくいかないことが代表的なようです。 学校ではこうした実態に対して、大きくふたつの方法で対応しています。 ひとつは、実際に学校不適応を起こしてしまった子どもへの対応です。問題と背景はケースごとに異なります。学校では、問題の解決を担任まかせにせず、学年主任・学年団・管理職に加え、養護教諭や学校カウンセラーなどがチームとなって対応するようにしています。 また、不適応の原因の一つに、注意欠陥・多動性障害(ADHD)や学習障害(LD)などの発達障害が挙げられます。 学校では教職員が、発達障害の児童生徒に適切な対応ができるよう、専門的な知識を学び始めていますが、まだまだ十分とは言えない状況です。 保護者もそうした状況を理解したうえで、学校任せにせず、学校の先生と連携し、情報を共有しながら、子どもの成長を見守りサポートしていくことが大事だと思います。 もうひとつは、子どもたちが学校不適応を起こさないための手立てとして、「コミュニケーション」の力を身に付けさせることです。 「聞く態度」と「話す態度」を指導し、周囲の声を受け止め、臨機応変に対応する「しなやかさ」を身に付けさせます。 同時に、周囲の声に流されることなく、自分の言いたいことをはっきりと言う「したたかさ」も育てます。 子どもに自信をつけさせることで、学校不適応を起こさずに充実した集団生活を送ってほしいと考えているのです。 出典:学校では今 【第9回】 学校不適応への対応は?~「しなやかさ」と「したたかさ」がカギ‐小泉和義‐ -ベネッセ教育情報サイト [Benesse] 「しなやかさ」、と「したたかさ」。 人間力を培う為の基礎かも知れませんね。 立ち振る舞い、行儀に作法や品格なども、恐らくは、問われてくる。 最近は、驚くことに、ペットや動物でも、これらを持ち合わせていることがあり、ハッとさせられること、多々あります。 この世に生まれてきた以上は、自然と、他の生き物と、更に人間同士仲良く共生していく。 強さと、どんな状況にも立ち向かえる融通性が、求められ、必要なのでしょうね。 今週も一週間を終えようとしています。七夕への願いが叶いますように・・。 にほんブログ村 にほんブログ村
2013.07.05
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【きょうの人】佐野牧子さん(41)「自閉症の息子のおかげで出せた」 ■英で大反響 レシピ本「寿司スリム」著者 「自閉症の息子のおかげで本を出せたのだと思います。感謝しなければ...」 英語で初めて書いた料理のレシピ本「寿司スリム」が、オンライン書店アマゾンに注目され、120万冊もの契約につながった。 16歳で日本を飛び出し、米国に留学。大学卒業後、いったん帰国した際、来日公演中だった英ロックバンド「ジーザス・ジョーンズ」のドラマーと知り合い、2年半後に結婚、渡英した。 転機が訪れたのは長男、リオン君(14)が3歳半のときだった。自閉症で治る見込みはないと診断されたのだ。 「目の前が真っ暗になった」。しかし、いろいろ調べてみると、小麦などに含まれるタンパク質の一種、グルテンを除いた食事で症状が改善したとの研究結果が見つかった。 「がんばって症状を改善させる」。そう心に決め、グルテンを含まないお米中心の和食に切り替えた。リオン君は下痢が治り、寝付きがよくなるなど効果も出た。 その後も、和食をさらに極めるべく日系の鮮魚店で3年間修業した。仕入れのために朝4時に家を出る毎日だったが、「息子のために歯を食いしばってやり通した」と振り返る。そして、日本料理店「すず」をロンドンに開店。すしの握り方教室や和食を使ったセラピーを手がけていることが編集者の耳に入り、出版がとんとん拍子で進んだ。 フランスやフィンランドなど各国語での出版も決まったが、「日本人ならみな知っている食育の大切さを外国人に分かりやすく書いただけ」と謙遜する。 リオン君の将来にはなお心配が尽きない。「息子のような発達障害を持つ人が安心して働ける場をつくりたいと思います」。母の"闘い"は続く。(産経ニュース) 母は強し、我が子が生まれたことで、人生の新たな転機となることが多いのでしょうね。 海外での育児は、私も言語統一が図れずに断念していたので、佐野さんのここまでの頑張りに努力は、並大抵ではなかったのだと思いますが、頑張っていれば必ず報われる、そんなメッセージを投げ掛けてくれているかのようですね。 隣の区の駐輪場を使っている夫と末っ子の為に、杉並区のくらしの手帳(便利帳)を貰ってきました。 帰国後に2年弱暮らしていた杉並区、当時の支援も有難かったけど、あれから25年ほど経ち、またお世話になることに。 区はやはり、行政がしっかりしているので、全ての面において安心な材料が多いです。 住む区域が違っても、近隣にお世話になれることに感謝です。 にほんブログ村 にほんブログ村
2013.07.03
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障害者も表現者に 即興でバリアフリーダンス 世田谷で23日 地球侵略をたくらむ宇宙人に、偉人たちが時空を超えて立ち向かう。 演じるのは、車いすの男性や発達障害の女性ら。 その場で振り付けたダンスを披露する。 小児まひなどさまざまな障害のある人が、プロのダンサーと一緒に出演する即興ダンスの公演「ルウフェス」が二十三日午後八時、世田谷区のスタジオルゥで開かれる。 主催する振付家、香瑠鼓(かおるこ)さん(56)は十八年前から、バリアフリーダンスのワークショップ(体験型講座)や公演を行っている。 バリアフリーの即興ダンスの素晴らしさを広めたいと、五百円のワンコインライブを昨年十二月から始め、今回が四回目だ。 その場で表現を作っていく「即興」の手法を使うため、決まった振り付けに合わせなければならない通常のダンスと違い、障害者も参加しやすい。 続けるうちに障害の度合いが軽くなったり、表情が豊かになった人も。 今回の公演の配役は、宇宙人のほか、空海や聖徳太子、細川ガラシャら。 宇宙人が地球をタイムトラベルするうちに心を改め、侵略を諦める話だ。 哲学を秘める芸術性の高さ、地球をアートで結ぶ純粋なエネルギー...。 偉人たちが舞台で自在に乱舞していく。 香瑠鼓さんは「ありのままの自分を受け入れる即興で、心が開放される」「誰でも表現者になれることを伝えたい」と話す。 チケットは五百円。問い合わせは、オフィスルゥ=電03(3413)4139=へ。 (東京新聞) ワンコインチケットで、偉人たちとのタイムスリップ体験ができる。 可能性を無限に提言したバリアフリーダンス、珍しい取り組みだけに、関心も高いイベントでしょうね。 台風の前の静けさ、雲行き怪しい朝です。大きな被害が出ないよう、祈るばかりですね。
2013.06.19
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教諭の発達障害児暴行 奈良市教委が第三者委 9月末めどに報告書 奈良市立小学校の特別支援学級に通っていた発達障害の男児(13)を男性教諭が殴るなどした問題で、市教委は11日、事実関係の調査に向け、弁護士らでつくる第三者委員会を設置した。 9月末をめどに報告書をまとめる予定。 今後、関係者に事情聴取し、学校や市教委などの対応に問題があった場合は再発防止も提言していく方針。 この問題をめぐっては、暴行容疑で50代の男性教諭が書類送検され、奈良地検は暴行の事実を認めた上で不起訴処分(起訴猶予)としている。 第三者委員会の古川雅朗委員長は「地検がどのような資料を元に判断したのか分からず、(委員会が)独自の判断をすることもあり得る」と話している。 この問題では、男性教諭が平成22年5月、教室で男児を注意した際、顔を払いのけられたことに立腹し、児童の顔を殴ったり足を蹴ったりするなどの暴行を加えたとされる。 保護者からの指摘で調査した市教委は当時、暴行の事実は認めたが、「体罰や暴力にはあたらない」と結論づけていた。 しかし今年3月、男性教諭が書類送検されたことを受け、仲川げん市長は第三者委員会の設置を市教委に要請していた。[産経ニュース] 体罰や暴力に当たるか当たらないか、ここまで揉めるようになってしまうのも、普段からの信頼関係が築かれていないからかも知れませんね。 腹が立って、ついつい冷静さを失う、それは親でも十分に有り得ることだけに、一瞬の身の振舞を抑制する強さが忍耐力が問われる時代なのでしょうかね。 しとしと雨の金曜日、紫陽花も雨の滴を浴びて嬉しそうです。
2013.06.14
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原発事故と知的障害者 終わりなき流転の物語 意思疎通が難しく、介護なしには生活できない重度の知的障害者。 東京電力福島第1原発事故で、彼らがいかに凄惨な「流転」を繰り返したかをレポートする。 東京電力福島第1原発の事故では、いまも約16万人が避難生活を送っている。 逃げ惑う避難者の中には、重度の知的障害を抱える人々や、それを支える職員がいた。 コミュニケーションや意思疎通が取れず、生活に介助も必要な知的障害者は、非常時になると極めて弱い立場に置かれるのが実情だ。 このレポートでは第1原発から6キロの富岡町、11キロの川内村にあった4障害者施設の利用者200人と職員50人が、いかに各地を「流転」したかに焦点を当てる。 決死隊を組織し、ときに犠牲者も生みながら、250人は凄惨な流転を繰り返していた。 原発爆発。「まずい、逃げるべ」 「ドーン」。2011年3月12日午後3時半過ぎ、川内町にある知的障害者入所施設「あぶくま更生園」の2人の男性職員が、同時にものすごい爆発音を聞いた。 福島第1原発1号機が最初に水素爆発を起こした瞬間だった。近くの高台から福島第1原発が見下ろせるような立地条件だったため、音がよく聞こえたのだ。 地元の福島中央テレビは、1号機が白煙を上げる映像を流していた。 「まずいかもしんねから逃げるべ」。職員に動揺が走った。 この日昼には富岡町の「東洋学園児童部・成人部」と「東洋育成園」が運営する三つの重度知的障害者入所施設が、あぶくま更生園に避難してきたばかりだった。 第1原発の緊急事態発生を受け、原発から10キロ圏内に避難指示が出されたためだ。 東洋学園成人部長の三瓶(さんぺい)佳治さん(59)は、最初「2~3週間で戻れるんでねえか」と思った。 「放射能なんて気にもしなかった。どのくらい危険なのか分かんなかったし、防災無線でも『すぐ帰れますから』って言ってたしな」 だが何が起きたのか、ここは安全なのか危険なのか。テレビもラジオも何の情報も伝えなかった。夕食を取った後、午後6時半ごろから川内小学校の体育館へ避難を始めた。利用者約200人、職員約50人の大所帯だ。施設にはマイクロバスが1台しかなかった。川内村にバス5台をチャーターしてもらい、ピストン輸送で3往復した。 布団や着替え、非常食などを急いで積み込んだが、車椅子がないと動けない利用者や、全面介助が必要な利用者もおり、素早く避難することができない。全員の避難が終わったのは、午後11時を回っていた。 容赦ない罵声、「迷惑かけられない」 避難先の川内小学校体育館は第1原発から22キロにあり、避難指示区域からは外れていた。だがここには大勢の住民も避難していたため、一般住民との間でトラブルが起きた。 利用者は、全面介助がなければ食事やトイレができない人も多い。余震が続いてストレスや不安がたまり、奇声を上げたり動きまわったりした。 川内村は、暖房が設置されていた体育館の中央部分に専用の避難スペースを確保していた。知的障害者であることを気遣ってくれたのだが、職員たちは廊下にあるトイレの近くへ場所を移さざるを得なかった。利用者が大小便を失禁し、館内に臭いが充満したからだ。職員は、失禁した利用者の周囲をダンボールで囲ったり、落ち着かない利用者は外に連れ出したりして車の中に入れ、つきっきりで介護をした。 だが、避難で疲れきった住民からは、容赦ない罵声が飛んだ。 「何だおめえら」 「うるせえ、寝れねえな」 「これ以上、住民に迷惑はかけられない」。翌13日朝、職員は決断する。わずか一晩で体育館からの退去が決まった。新たな避難先は、田村市にある知的障害者の通所型事業所だ。東洋学園と東洋育成園は2日間で3回、避難先を変えたことになる。 田村市へ向かうマイクロバスを運転していた三瓶佳治さんは、途中、信じられない光景を目にする。避難経路を誘導していた自衛隊や警察官が、全身白い防護服に身を包んでいたのだ。 「情報が何にも入っていなかったから、感染症でも発生したかと思った。ずいぶん危険なことになったんだと、その時思ったね」・・・ 親がいつ死んでもいいように 「地元に戻りたいと思いますか?」 そう質問すると、話を聞いた全員からほぼ同じ答えが帰ってきた。 「帰れるわけがない」 たとえ避難が解除されても、知的障害者の施設には精神科医や薬局などの医療機関が必要だ。何より職員が戻らなければ、施設が運営できない。 猪狩さんが言う。「畑や山や海や川をさ、東京電力が元に戻してくれるならいいよ。原発事故という火事場すら収まっていないでしょう」。 約200人の利用者が現在暮らしている仮設住宅の使用期限は5年程度だ。本施設を建設するめどは立っていない。帰還するのか避難先に移転するのか、避難している双葉郡の町村の行き先すら決まっていないため、建設できないのだ。 「娘は一生施設で過ごしていくわけだから、親がいつ死んでもいいように、安定した生活をさせてやりたい」、北郷さん夫妻はそう願っている。[DIAMOND on line] 字数制限があるので、残りのレポートは転載先でご覧願います。。 現場での苦労、危機感が切実に訴えられていて、わが身がもし同じ事態に陥ったらと思うだけで、想像を絶するものがあります。 昨日はまた、前の居住地の市役所へ。 ケアホーム利用の今年度後半期の申請書類の提出が迫っていました。 期限付きの書類提出が定期的に必要なので、本当に、親亡き後のことは、ずっとついて回る悩みです。
2013.06.13
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発達障害児の通級が6年間で約4倍に‐斎藤剛史‐ 普段は通常学級でみんなと同じ授業を受け、週に何時間か別の教室などで障害に応じた教育を受けることを「通級」といいます。 特別支援教育の一つですが、文部科学省の調査によると、2012(平成24)年度に公立小・中学校のうち通級指導教室を設置している学校が、初めて1割を超えたことがわかりました。 また、通級指導を受けている発達障害(自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害)の児童・生徒は、過去6年間で約4倍も増えています。通級指導は、一般の小・中学校に通う比較的障害の軽い子どもを対象に行われていましたが、2006(平成18)年度からそれまでの言語障害・弱視・難聴などに加えて、学習障害(LD)・注意欠陥多動性障害(ADHD)も対象となりました。 文科省の調査によると、全国の公立小・中学校で通級による指導を受けている子どもは、2010(平成22)年度6万637人、11(同23)年度6万5,360人、12(同24)年度7万1,519人と、年々増加しています。 その大きな原因は、発達障害児の通級が増えたためです。 発達障害が通級の対象に加わった2006(平成18)年度に、通級指導を受けた発達障害児(LD・ADHD・自閉症の合計)は全国で6,894人でしたが、12(同24)年度は2万9,141人に上り、6年間で4.2倍に増えました。 また、2012(平成24)年度に通級指導教室を設置している公立小・中学校は前年度比272校増の合計3,333校で、公立小・中学校全体の10.7%(前年度比1.0ポイント増)となりました。通級指導には、在籍する学校内に通級指導教室がある「自校通級」、通級指導教室を設置している近隣の小・中学校や特別支援学校などにその時間だけ通う「他校通級」、特別支援学校の教員などが地域に設置された通級指導教室を回って指導する「巡回指導」の3種類があります。 指導を受けている子どもの割合で見ると、自校通級が43.9%、他校通級が51.4%、巡回指導が4.7%となっていますが、障害別で見ると、言語障害・難聴などは他校通級が多いのに対して、学習障害や注意欠陥多動性障害は自校通級が多くなっているのが特徴です。 また、通級指導教室では、自立した社会生活を送れるよう障害に応じた支援をする「自立活動」が指導の中心となります。 指導教員は、それぞれの障害に関する専門知識と経験がある教員が担当することになっています。年々増えている通級ですが、課題もあります。 一つは、通級指導を望んでも受けられないという子どもが全国でまだ多く残されていることです。 これには都道府県による違いも大きいようです。 たとえば文科省の調査を見ると、島根県は児童・生徒数が少ないにもかかわらず通級指導を受ける子どもの割合が他の都道府県に比べて高く、その充実ぶりがうかがえます。 二つ目は、通級指導を受けるのが適切なのに、保護者の同意が得られないと指摘する学校関係者の声も少なくないことです。 通級指導教室を増やすため施設や専門的教員の充実を図るとともに、障害のある子どもの適切な支援のため、保護者などに対して通級の正しい理解を広げていくことも必要なようです。 [ベネッセ] 分かることから始める、私は初等教育はアメリカでしたが、その当時から、既に現地校では、少人数教育を実践していました。 やはり、基本は、全ての生徒にいかに平等の知識を教育するかであり、進度に分野が違っても、それぞれに得意分野を上手に伸ばす教育が成されていました。 今後の課題としては、受験だけに捉われずに、おのおのの個性を十二分にわきまえ、それぞれに適した教育の実践かと思います。 末っ子、幼稚園からベネッセの通信教育にお世話になっていましたが、高校入学とともに退会することに。。 退会しても、相変わらずにまた再入会のハガキが来るほどの熱心さ。。 学校という現場にも、子どもの心の張り合いとなる環境作りが求められますね。 台風接近のせいか、多少湿気の多い週明けです。 今後は、お空のご機嫌を窺いつつ、家事をこなす日々ですね。
2013.06.11
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子どもはどこへ消えた 4月、横浜の雑木林で死後9カ月たった女の子の遺体が発見された。 大阪では2月、小学校に入学するはずの女の子が、生後間もなく殺されていたことが発覚している。 各地で、居所がつかめない子どもが、死亡して見つかる事件が多発している。 子どもたちは健診や入学式などに現れず、行政が行方を把握できないのだ。 その数は小中学生だけでも1000人近くにのぼると見られる。 事件を受け、自治体では居所のわからない子どもを捜す動きが始まったものの、対策は容易ではない。 "消えた子ども"に何が起きているのか。どうしたら命を救えるのか、考える。 [クローズアップ現代] 関西域とは別の時間帯で、昨夜に放送されていました。 何気なく報道されていた事件の背景に、言葉では表せない切実な恐怖を感じてしまいます。 我が子さえも餌食にしてしまう昨今の社会現象、只でさえ、少子化で子供の数が減少傾向にある中、折角に育まれた命さえも守れない。 子育ては昔も今も、大変なことには変わりがないはず。 ある意味、行政の支援もあり、施設も整い、紙おむつの充実に公共機関のエレベーターの設置と、私が育児を始めた頃に比べて、かなり見直されてきているように感じます。 忙しない時間に追われ、何かに追い立てられる風潮があるのでしょうか? 核家族化に伴い、隣人との距離も保たれ、周りから孤立できてしまう日々の生活の中で、何かとても大切なものが失われている気がします。 介護もそうだけど、抱え込まない、頑張り過ぎない。 育児にも、同じことが言えるのであり、当たり前の助け合いが、求めらえる時代になってきていますね。 家の中の段ボールも減り、日常品もそれなりに整い、やっと自分の物に手が付けられるこれからの時間。 衣替えと並行して、ゆっくりと物思いに耽ってもいます。・・・。
2013.06.06
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チャリティーバザー:創作陶器で被災地支援 自閉症の次男亡くした吉田さん、岩手の障害者施設へ売り上げ金寄付 /和歌山 東日本大震災の被災地の障害者作業所に陶器の売り上げ金全額を寄付する3回目のチャリティーバザーが26日、和歌山市の和歌山城西の丸広場で開かれた。 自閉症の次男を亡くした和歌山陶芸クラブの吉田敏雄さん(66)=同市黒田=のボランティア活動が開催のきっかけだ。 来月、吉田さんは今回集まった約3万円の寄付金を持って、岩手県を訪れる。 吉田さんは約30年前、当時小学4年生だった次男の慎太郎さんに手先を動かしてもらおうと、一緒に陶器を習い始めた。 慎太郎さんは小鉢や皿など簡単な陶器を作れるようになったが、1994年に他界。 吉田さんはその後も、陶器の創作活動を続けていた。 2011年3月に東日本大震災が発生した際、慎太郎さんのような障害者の身を案じた吉田さんは、同年6月、被災地へボランティア活動に向かった。 岩手県大船渡市で全壊した作業所「かたつむり」で働く障害者の保護者たちと出会い、作業所を再開するための準備を手伝った。 その後、和歌山市に戻った吉田さんは年1回、チャリティーバザーを開催。 売り上げを寄付するなどかたつむりへの支援を続けている。 吉田さんは「寄付してもらって、その分、陶器を持って帰ってもらっている感じ。慎太郎の墓前に『たくさんの人が協力してくれた』と報告したい」と思いを語った。[毎日] 先日にアップした和歌山でのチャリティーイベント、大盛況だったようで、きっと次男さんも天国でお父さんの活動を見守り、喜んでいることでしょうね。 昨夜は、弟たち、ちょっとしたふれあいの時間を持っていました。 普段、兄を気遣い、二人だけで関わることが少なかったようですが、これからはこういう時間もお互いの為に大切にして欲しいと思っています。
2013.06.03
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ベネチア・ビエンナーレ:自閉症男性、滋賀の澤田真一さん出展 緻密な陶芸作品、自然体で イタリア・ベネチアで6月開幕する世界最大の国際美術展「第55回ベネチア・ビエンナーレ」に、滋賀県草津市在住の澤田真一さん(31)が陶芸作品を出品する。 100年以上の歴史を誇り、世界的に注目される展覧会で、出展作家に選ばれただけでも一流のアーティストと評価された証しだ。 澤田さんは自閉症と知的障害を抱え、ほとんど言葉を話さない。家族は「障害に関係なく、真ちゃんが評価されたことがうれしい」と喜ぶ。 動物や仮面、トーテムポールのような形をした作品は全て、細かいトゲのような突起に覆われているのが特徴。 フランス語で「生(き)のままの芸術」を意味する「アール・ブリュット」に分類される。 既存の文化や美術教育に影響されていない芸術のことで、評価や利益を求めず、内面をただ表現しているのが特徴とされる。 同県栗東市の山間の窯に隣接した小屋で1人、無言で作陶に打ち込む。 粘土を成形する、少女のように細い指先は一切迷いがない。テンポ良く、素早く、小さなトゲを整然と並べる。制作時間は、大きさによって1〜2日。午前10時〜午後4時の作業時間ぴったりで仕上げる。出来上がると小さくほほ笑む。次の瞬間には帰宅の準備を始め、二度と関心を示さない。窯焼きは、陶芸を指導する池谷正晴さん(80)の作業だ。 澤田さんが陶芸に出会ったのは2001年。通所する栗東市の「栗東なかよし作業所」の運営団体が、窯と作業小屋を建てたことがきっかけ。 制作を始めると、力強く独創的な作品が関係者の目に留まり、08年にはスイスでの展覧会で高い評価を得た。 10年にパリで開かれた「アール・ブリュット・ジャポネ展」にも出展。今回のベネチア・ビエンナーレでは、「国際企画展」部門の総合ディレクターに認められ、37カ国150人以上のアーティストの一人として参加が決まった。 澤田さんの作品について、日本自閉症10+件協会の石井哲夫顧問は「障害という特性がもたらした芸術ととらえるべきだ」とし、父正己さん(64)は「正直、私には何を訴えているかは分からない。ただ、だからこそ見た人がひかれるのかもしれない」と話す。 池谷さんは「一流の職人の『仕事』のようだ。頭の中にある独自の法則に従って制作している。その法則は西洋の建築様式に似ていて、緻密で複雑。だから海外で評価されたのでは」と語る。[毎日] 人生の転機はどこで訪れるか分からない、しかも、興味のある分野でその才能が花開き、評価や利益を求めない「生」のままの芸術として認められるとは、何より嬉しく、称えられるべき個性ですね。 自閉症という病が生かされる道の証でもあり、素晴らしいことだと思います。 梅雨入りしての雨天から一転、 週末は青空が望めそうで、衣替え、お洗濯には貴重な週末になりそうです。
2013.05.31
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自閉症の子どもは「動き」を素早く認知 自閉症の子どもは、他の子どもよりも単純な動きを素早く捉えることを、新たな小規模研究が示した。 自閉症者が雑音や明るい光に強く反応する理由が、動きに対する極端な敏感さによって説明できると考えられ、自閉症に関連する複雑な社会的・行動的問題の一部にもこのことが関連している可能性があると、研究グループは述べている。 研究の筆頭著者の1人である米ロチェスター大学(ニューヨーク州)助教授のDuje Tadin氏は、「自閉症の子どもは社会的交流に葛藤を生じることが多いため、自閉症は社会性障害と考えられるが、見落としがちなのは、人が身の回りのことを知るとき、そのほとんどを知覚により捉えているという点である。ものの見え方や聞こえ方に異常があると、社会的コミュニケーションに大きな影響を及ぼすことがある」と述べている。 今回の研究は、8~17歳の自閉症の子ども20人および定型発達の子ども26人を対象に実施された。 全被験者に、白と黒の棒が動くビデオクリップを見せ、どのくらい素早く動きを感知できるかを評価した。 全体として、自閉症の子どもはその他の子どもの2倍の早さで動きを捉えることができた。 最も成績の低かった自閉症の子どもの検知スピードは、自閉症でない子どもの平均とほぼ同等だった。 これまでの研究から、自閉症者は静止画を見る視覚能力が高いことが明らかにされていたが、動きの感知にも優れることが示されたのは今回の研究が初めてという。 研究結果は、「Journal of Neuroscience」5月8日号に掲載された。 研究のもう1人の筆頭著者で米エール大学小児研究センター(コネチカット州)博士研究員のJennifer Foss-Feig氏は、「動きを知覚する能力が劇的に高いのは、刺激の強度が増すにつれて自閉症者の脳の反応が高まり続けることを示唆するものである。これを有利な能力であると考えることもできるが、神経反応が適切なレベルで止まらないと、感覚への過負荷につながる可能性がある」と述べている。(HealthDay News 5月14日) 傍から見て、理解度が明確ではない自閉症者でも、遠巻きに観察していると、実に細やかな繊細なアンテナが働いていることが親でもよく分かります。 しかし、ここまではっきりと研究の成果が出ると、今後の療育・教育の有り方にも一つの指標が築かれたようでもあります。 すばしっこい動きができるのも、周りの状況を把握していないと逆にできないこと、それだけの優れた特性を持ち合わせているとも、言えるのでしょうね。 東京もいよいよ梅雨入り。 食の傷みやすい時季にも入るので、胃腸とともに健康に、食生活にも万全を期したいですね。
2013.05.30
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成年後見人として預かる預金着服の疑い 弁護士を再逮捕 成年後見人として預かった女性の預金を着服したとして、元東京弁護士会副会長で同会所属弁護士の松原厚容疑者(76)が逮捕された事件で、東京地検特捜部は21日、同容疑者が同じ女性の別の預金計2400万円を着服したとして、業務上横領容疑で再逮捕した。 再逮捕容疑は2009年9月、財産管理していた女性の定期預金1000万円を無断で解約し、払戻金のうち900万円を自分名義の口座に入金。 11年5月にも定期預金1500万円を解約、自分の口座に全額振り込んで着服した疑い。 特捜部は21日、10年3月に女性から預かった定期預金1000万円を解約して着服したとして、業務上横領罪で松原容疑者を起訴した。[日経] 成年後見人制度については、つい先日にも衆院は21日午後の本会議で、成年後見人が付いた人にも選挙権を認める公職選挙法改正案を全会一致で可決したばかりです。 こういう事件が浮き彫りになる度に、やはり後見人を他人に頼めずに、親戚や保護者が引き受ける事になってしまうのかと、なんとも不甲斐なく思います。 今は、我が子の預金でも、ある年齢からは、本人の同意が無いと解約ができないシステムの中、こうして安易に権限を利用されてしまうと、益々、体制作りが厳しくなりそうです。 一体何を考えているのか、お金に目が眩むようでは、後見人を引き受けるのは遠慮するべきですね。 昨日は、末っ子、体育祭の予行で遠くの施設へ、本人が不安がるので、付いていくことに・・。 いくつになっても、心配とは隣り合わせですね。 寮からは、バスハイクのレジメがファックスで届きました。裕大、いよいよ明日がバスハイクです。
2013.05.23
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障害者の就職1000人突破 4年連続過去最高 法定率引き上げなど要因 2012年度に県内のハローワークを通じて就職した障害者は、前年度比20・3%増の1091人に上ったことが15日、栃木労働局のまとめで分かった。 初めて1千人を突破し、4年連続で過去最高を更新した。 障害者の就労意欲の高まりと、企業側に障害者の雇用を義務付けた「法定雇用率」の引き上げが要因とみられる。 12年度は、新規求職申込者も前年度比21・8%増の2258人に上った。 同申込者、就職者は「身体」「精神」「知的」「その他」の順で多く、すべての障害で増加した。 特に精神障害の伸び率が高く、同申込者は前年度比32・2%増の748人、就職者も同25・6%増の393人を数えた。 ストレス社会でうつ病などを患う人が増えたことや、精神科受診への抵抗感が薄れ、精神疾患が顕在化してきたことも背景にあるという。 また、難病、発達障害など「その他」は、同申込者と就職者とも全体に占める割合が約3%と少ないが、同申込者は倍増の79人、就職者は1・5倍の35人となった。 就職先は製造業が全体の20%を占め、医療・福祉15%、卸売・小売業14%と続いた。 職種では運搬・清掃・包装等25%、事務17%、生産工程労務15%など。 就職率は48・3%で全国平均42・2%を上回った。 就職者増加の一因とされる障害者雇用促進法が義務付けた法定雇用率は4月、民間企業で1・8%から2・0%に引き上げられた。[下野新聞] 法定雇用率から実際に雇用が大幅に増している、恐らくは全国的にも期待して良い傾向なのでしょうね。 全ての障害で増加していることは、何よりの朗報かと思います。 数字もともかく、現場での理解から、社会全体の受け入れ態勢が整うことでしょうね。 爽やかな晴天を迎えた東京ですが、どうやらお天気はゆっくり下り坂。 先日の中学校の同窓会の写真ファイルを、同級生から教えて頂き、開いてみると、愉しかった一夜がそこにありました。 人生、いろいろあっても、ふと昔に戻れる場所があるっていいですね。
2013.05.16
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通級指導の児童・生徒、7万人超える 公立小中学校 心身に障害があり、公立小中学校で特別の授業(通級指導)を受けている児童・生徒が、昨年度初めて7万人を超えたことが分かった。 文部科学省が14日、調査結果を発表した。 同省は「学校側の受け入れ態勢が整ってきた影響ではないか」とみている。 調査は全国の公立小中学校が対象。通常学級で学び、一部で通級指導を受ける子どもは計7万1519人(前年度比6159人増)で、内訳は小学6万5456人(同5292人増)、中学6063人(同867人増)。 合計数は公立校の児童生徒全体の0・7%にあたる。 障害の種別は、多い順に(1)言語障害(3万2674人)(2)自閉症(1万1274人)(3)学習障害(9350人)(4)注意欠陥多動性障害(8517人)--など。 (2)~(4)は「発達障害」と呼ばれ、5年間で人数が2・8倍に増えた。 [朝日デジタル] 現場での状況を踏まえた環境作りが、全国的に公立の小中学校で実践されつつあり、今後は、その後の高等・大学教育機関にも、より一層の期待が高まってきますね。 今日は,涼しい朝を迎えた東京。今日は作業所の健康診断です。 大気が不安定で、お天気は下り坂のようです。 昨夕に、たまった段ボールを引っ越し業者に引き取って貰いました。 吊下げ式のハンガーが掛けられる段ボールは便利なので、衣替え用に4箱そのまま押入れに収納しておこうと思います。 こういう段ボール家具はなかなかないので、上手に利用するに尽きますね。 1つで”二役”! 梱包資材+衣装ケース送料無料・引越保管用ハンガー吊ダンボール箱 480×490×965mm 「15枚セット」
2013.05.15
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発達障害児の支援拡大 京都・伏見、市療育施設が開所式 発達障害のある子どもの社会的な適応力を育む京都市児童療育センター「なないろ」の開所式が12日、伏見区深草のセンターで行われた。 出席者らが「専門性の高い支援で子どもや保護者の悩みに応えられるように」と、市南部地域の発達支援に期待を寄せた。 市の児童療育センターは3カ所目。 「なないろ」は未就学児に、障害に応じた療育プログラムをつくる。 週数回の通所により、子どもたちの遊びを通して社会性を育てる。 昨年4月に設立された同区の市第二児童福祉センターから、診療を除く発達支援を引き継いだ。 開所式は市と、指定管理者の京都老人福祉協会、地元団体の関係者ら約30人が出席。 4月下旬開所から登録がすでに21人に上ることなどが紹介され、出席者らは「発達障害に悩む保護者は潜在的に多く、市南部の支援態勢拡大は意義深い」などと述べた。 式典後、出席者はおもちゃや遊具の置かれた遊戯室などを見学した。[京都新聞] ニーズに合わせての支援の拡大が、各地で展開されている状況下、こういう開所式を行うことで、施設への理解、また認知度も広がっていくのでしょうね。 昨日は朝は小雨の降っていたものの、日中の気温はかなり上がり、作業所から連絡が夕刻に入りました。 急激な気温の上昇は普通でも不調をきたしますね。 末っ子も衣替え移行期間に入りながらも、昨日は様子見で冬服でしたが、今朝は、すっきり夏服で登校しています。 先日、父親とコナンを観に行った際に、学生証を無くしたようで、あちこち探し回りましたが見つからず、中間試験を控えて、担任から電話が入りました。 最近は、学生証の提示がないと、定期試験も受けられないようなんです。 早速に、今日は、再発行の手続きをと、手数料を持たせています。 次男も大学では、学生証提示しての、定期試験受験は当たり前のようで、私の頃には無かったようなことですが、いかに身分証明書が大事かを再確認した次第です。 今日は猛暑日の東京です。
2013.05.14
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いじめや発達障害の視点から教育を考える...ROJE教育フォーラム 5/19 日本教育再興連盟(ROJE)は、東京大学・本郷キャンパスで行われる第86回五月祭において、「教育フォーラム2013 教室の今と未来~いじめ・発達障害の視点から~」を5月19日に開催する。 議員、教育者、大学生という異なった立場から「いじめ」「発達障害」に関する議論を行うという。 ROJEは、「日本の教育をよくしていきたい」という思いを抱く各界のエキスパートたちが、全国の教職員や保護者、企業や学生たちとともに活動しているNPO法人。 教育関連のイベントの企画・運営や、学校でのボランティア活動、各種の勉強会などを行っている。 今回のイベントは、毎年5月に行われる東京大学・本郷キャンパスの五月祭において、ROJE学生事務局が主体となり実施しているもの。 今回は「教室の今と未来~いじめ・発達障害の視点から~」をテーマに、「いじめと発達障害」「行政、地域、学生でできること」「インクルーシブ教育について」の3部構成で開催。 行政・教育委員会・現場で活躍しているゲストを招き、現役大学生と議論することにより、子どもたちのために、それぞれの立場でできることを、一緒に考えていくという。 当日は、元文部科学副大臣の鈴木寛氏、大阪府教育委員会委員長の陰山英男氏、特別支援教育コーディネーターの安部博志氏、東京大学で医学を学ぶ傍らROJEの学校ボランティアプロジェクトで活動する佐藤駿一氏の4氏が登壇。 いじめや発達障害など、教室を取り巻く厳しい環境の中で、子どもたちのために、それぞれの立場でできることを、一緒に考えていくという。 参加の事前申し込みは、ホームページで受け付けている。◆教育フォーラム2013 「教室の今と未来~いじめ・発達障害の視点から~」日時:5月19日(日)13:30~16:30場所:東京大学本郷キャンパス 法文一号館25番教室登壇者:・鈴木寛氏(元文部科学副大臣 参議院議員)・陰山英男氏(大阪府教育委員会委員長)・安部博志氏(筑波大学附属大塚特別支援学校教諭)・佐藤駿一氏(東京大学医学部医学科) [Resemama] 昨今のいじめと発達障害に視点をおいての教育フォーラム、とても有意義なものとなりそうな今年の東大の五月祭ですね。 昨日は、開校記念日だった末っ子、今日から漸く学校再開です。 鳥のさえずりが心地よい五月です。
2013.05.08
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知的障害の女性変死 大阪、徘徊防ぎロープで拘束 1日午後1時50分ごろ、大阪府岸和田市の集合住宅から「娘の体が冷たくなっている」と119番があった。 通報のあった部屋に住む無職女性(36)が病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。 女性に目立った外傷はないが、大阪府警岸和田署は司法解剖して死因を調べるとともに、女性の母親ら家族から事情を聴いている。 同署によると、女性は重度の知的障害者で、数年前からゴミなどを口に入れることがあった。 父親が同日午前7時半ごろ徘徊(はいかい)しないようにロープで拘束し、外出していた。 室内にある物入れの扉の取っ手と女性の胸部をナイロン製のロープで結び、動けないようにしていたという。 女性の母親は同日午前10時半ごろ、買い物で外出。午後1時40分ごろに帰宅し、異変に気づき119番した。[日経] ほぼ自宅で監禁された上に、縛られた紐で孤独に窒息死との報道もあり、なんとも心苦しい、辛辣な事件です。 親でも切羽詰って悩むことも多々ありますが、やはりいつの時も地域社会から孤立せずに、相談し、理解と援助を求める姿勢が大事ですね。 大型連休最終日、昨日は次男引越し以来初めての外出。 ずっと塞ぎ込んでいたので、引越しウツでもあるのかと心配していましたが、仲間と開園記念無料の多摩動物園へ。 すっきり気分転換して帰宅しました。住まいを変わることは、思っている以上にそれぞれに思いに格差があるようで、ゆっくり時間を掛けていかないとと思います。 末っ子とは、近隣をサイクリングしてきました、今年は、天候に恵まれた連休でしたね。
2013.05.06
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お笑いコンビ・インパルス初主演『樹海のふたり』の公開日決定 お笑いコンビとして人気を誇るインパルスが出演する『樹海のふたり』が、7月6日(土)よりユーロスペースで公開されることが決定した。本作は2004年に放送された情報ドキュメンタリー番組で取材をしたテレビディレクターたちの体験を元に、ビデオカメラのファインダー越しからのぞいた他人の人生に触れた主人公たちが、自分自身の抱える問題に向き合いながら、人生をどう歩んでいかなければいけないかを描くヒューマンドラマだ。インパルスの板倉俊之と堤下敦は、本作が映画初主演となる。 ふたりが演じるのは、テレビ番組制作会社のフリーディレクターという役どころだ。 共演には、自殺志願者の中年男にきたろう、自閉症の子供を抱えるディレクターの妻役に遠藤久美子、ホテルの従業員で訳ありの女役に烏丸せつこ他、藤田弓子、長谷川初範、新井康弘、関口知宏、そして中村敦夫など、豪華な面々が脇を固める。脚本・監督を務めるのはこれまで数々のドキュメンタリーを手がけてきた山口秀矢。 本作が劇場映画では初監督となる。 撮影は『誰も知らない』(04)、『ワンダフルライフ』(99)の山崎裕、音楽を俳優として活躍する関口知宏が担当する。お笑いコンビが挑むヒューマンドラマ『樹海のふたり』。 果たしてインパルスのふたりがどのような演技を見せてくれるのか、今から公開が待たれる。【Movie Walker】 お笑いコンビの出演が楽しみが映画『樹海のふたり』が、夏休みを前に公開されます。 穏やかな日々の流れは、実に早く過ぎていくようです。 昨日は終日引越し作業でした。お天気にも左右されずに、8時から12時間掛かり、漸く旧居も立ち去る事となりました。 9年の年月を過ごした家が空っぽになると、なんとなく侘しさと愛おしさが込み上げてくるものですね。 これも人生の一つの転機として、また新たなスタートを切りたいと思います。
2013.05.01
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大人の発達障害●ADHD当事者のお話。 さくらさん(36才)は、私立高校卒業後、仕事を転々としていたという。 長く続いて2年。全て人間関係や、自分の衝動的行動が原因だという。『ADHD』の診断の際、IQを検査し75点で、LD(学習障害)も合併していたという。大人の平均IQは100。知的障害者のIQは概ね70。いわゆるグレーゾーンである。外見は、普通の36歳の女性です。-どうして、自分が発達障害だと気がついたのですか?学生の時は"個性的で活発な子"でした。しかし働き、結婚して"生き難い"と感じるようになりました。 そしてある日、亡くなった父が私に対する愛情の注ぎ方が変だったのに気がつき、ノートに文章にしてまとめてみたら、父にとって私は『育てにくい子供』で、どう愛情を注いでいいか分からなかったんだ、と気がつきました。 そして、小学校の通信簿の先生のコメントを見て確信しました。 そして、発達障害センターに相談して、病院を教えて頂き、通信簿を持参して受診・検査しました。-LD(学習障害)とは?イロイロ種類はあるみたいですが、私の場合は『簡単な計算』ができないんです。2ケタの足したり引いたりができません。数字を見ただけで、頭が真っ白になってしまいます。最近は、ナンプレで大分改善されつつありますが、大事な計算は簡単でも計算機を使います。今は、エクセルとかありますし。あと、なぜか数字を"景色"で感じます。ちなみに、「4」は、私が保育園に入園した時の様子が浮かびます。-ADHDで困っていることはなんですか?私の場合、『忘れ物(事)が多い』『注意してるつもりでも注意してない』『多動なので、じっとしてない』『気分が高揚すると、落ち着いて行動できない』『言葉の間違った覚え』『空気が読めない』『整理してもすぐぐちゃぐちゃ』など、言ったらきりがありません。 一番困ってるのは『不眠症』。寝ていても、多動なので、寝ていない状態なんです。大人の発達障害については、情報が少なくてどの様に生活したら良いとか情報がなくて困りました。子供の『ADHD』の対処法は沢山あるのに。ADHDの薬(ストラテラ)も飲みましたが、私には副作用が強くて中止しました。子供のADHDは何種類か薬があるのに、大人はストラテラの1種類だけです。今は、認知行動治療と、通院して処方された睡眠薬で工夫して生活してます。外見が、健常者と変らないから"天然"とか"ふざけてる"とか言われてしまいます。それがとても辛いです。あと、『ADHD』とパソコンで調べると『アインシュタイン』『エジソン』『坂本竜馬』もそうだった、といわれているそうです。 『トムクルーズ』もLD(学習障害)ですが、私が知りたいのは、それは成功した『ADHDやLD』の方々であって、そんなのどうでもいいから、これからどう生活していったらのかと、悩みました。-今、生活して工夫してる事はありますか? 普通の人から見たら、異常な事かもしれませんが、洗濯機の洗剤と柔軟剤を入れる所にラベルで記載し、貼っています。 不注意で逆に入れてしまいますから。あと、鍵やケータイは探すと"パニック"になってしまうので、凄く大きいストラップをつけてます。 あとは、気がついたらすぐ片付ける。しかも、持続性がないので『5分』だけと決めています。 衝動的行動の対処は、一旦違うことを考えて忘れてしまう様にしてます。 財布には、数千円しか入れません。入ってる分だけ使ってしまうので。あとは、規則正しい生活です。 ゴミは、捨てるのを忘れてしまうので、朝起きたら玄関にまとめます。嫌でも捨てなければいけませんから、わすれません。タンスには、何処に何を収納するかラベルで張っています。これは、療法士さんのアドバイス。これでかなり部屋が整頓されました。 さくらさんの必需品、メモノート。とにかく大事な事は書きとめるそうです。付箋も大活躍しているそうです。●理解者が必要。幼少の頃、両親の愛情を感じないで成長したと、さくらさんが言いました。両親も『発達障害』の特徴があるそうです。さくらさんは、離婚を経験しています。離婚原因は元旦那さんと姑は、さくらさんの行動が理解できなかったのが大きな理由。そして、結婚生活時に"パニック症"を併発してしまいました。子供も出産しましたが、さくらさんの行動や言動が原因で、元旦那さんに親権を奪われてしまいました。さくらさんは、その件に関して『発達障害者』に子育てされるより、子供に元旦那さんに育てられた方が幸せかも知れないと今は思います。 子供の学校の行事や提出物を忘れてしまって、部屋はぐちゃくちゃじゃ子育てはできない、と降り返って話す。さくらさんは、現在パートナーと暮らしています。 発達障害は遺伝の可能性もあるので、"結婚・出産はしない"と二人で話し合い決めたそうです。最初パートナーに診断結果を話した所「ふーん」ってあまり気にしていなかったそうです。今は、さくらさんの生活を全面的にサポートしています。そのせいか、さくらさんはストレスもなくなり平穏に生活していると言う。 ・・健常者にとっては、何てこともない事でも、当事者からすると深刻な問題であるようです。(文・写真/Renka)[SNN] 当事者からの発信は、とても有意義で、関わる側の心構えも教えられますね。 いよいよゴールデンウイーク、週末は少し荒れそうですが、なんとかお天気も持ちそうな気配です。 裕大も週明けには、春合宿です。
2013.04.26
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障害児生き生き学習塾を開設 矢巾のNPO法人が支援 矢巾町南矢幅のNPO法人ふる里福祉会(鹿島文矢理事長)は、障害のある小学生以上を対象とした学習塾「しぜん塾」を同町煙山に開設した。 放課後等デイサービス事業として、教員免許を持つスタッフらが少人数指導。 同町によると同様の取り組みは珍しく、学習支援と保護者の負担軽減を目指す。 しぜん塾は今月上旬に開設し、広汎性発達障害、ダウン症などの同町周辺の小学生10人が利用。 平日は放課後から午後5時まで、小学校の宿題や予習復習に取り組む。 スタッフ5人のうち2人が特別支援学校教諭普通免許(1種)を取得しており、実情に合わせてきめ細やかに指導する。 同法人によると障害児は民間の学習塾になかなか受け入れてもらえず、特別支援学級から通常の学級に移っても保護者は学習面で不安を抱えている。 家庭で宿題が進まず、保護者がストレスを覚えるケースもあるという。 しぜん塾で宿題を済ませれば親子間のストレスの原因が取り除かれ、子どもの学力向上にもつながる。 こうした現状、保護者の要望があり開設を決めた。[岩手日報] 保護者の要望が決め手となったようですが、各種免許をきちんと取得した上での事業、とても有難いことですね。 少子化でも、受験の過熱化は一向に収まらず、やはり学習塾も習熟度クラス等、能力別に組まれている場所が殆どで、行き場のない子供達のことも、今後は民間でももっと考慮に入れていく時代なのかも知れませんね。 断捨離、最終段階に入っています。 生活に最低限必要な日常品以外は捨てていこうと思っています。 思い出の品の代えは無いけど、日常品は必要となれば手に入る。 そういう思い切りの精神で、挑んでいます。
2013.04.25
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余録:なぜ人は方言をしゃべるのか なぜ人は方言をしゃべるのか。 「共通言語教育で20世紀中に方言は消える」と言われたこともあったそうだが、東北弁も名古屋弁も九州弁も絶滅しそうにない。 関西弁に至っては、21世紀になった今もお笑い番組などで隆盛を極めている。 では、自閉症の子が方言をしゃべらないのはなぜか。 関係者の間で長らく「謎」とされていたことを松本敏治弘前大教授らが調査した。 たしかに自閉症 などの発達障害児は方言をしゃべらない確率が高い、ということが立証された。 (1)方言をしゃべっているのだが、発達障害特有の発音や音韻が方言らしく聞こえない(2)方言の音韻や音調の特徴が障害児の情報処理能力を超えている(3)「〜んだなし」「〜だがや」「〜ばい」など方言独特の終助詞を理解できない(4)メディアの影響、など諸説ある 松本教授らが推すのは社会的機能不全説だ。 方言には、仲間への帰属意識、他集団との差異化を表す機能、緊張を緩和する機能などがあり、社会性にハンディのある発達障害児はこうした方言の機能を理解し使うことが苦手というのだ 年齢による濃淡もあり、一般的には中学生のころが最も方言を使うという。 家族より同世代の仲間への帰属意識が旺盛になる時期だ。 商売や町内会の活動を通して地域との関係が濃密になる35歳前後も多いらしい。 ひきこもり、孤独死、児童虐待の要因に社会的孤立があることを思うと、方言はなんとも貴重な存在だ。 かつて標準語を身につけさせるため、先生が方言を話す子の首に罰として「方言札」を下げた地域もあったという。 方言の魅力はもっと評価されるべきである。[毎日] 方言を使っているけどそういう風に聞こえないという見方は、一つの言語をとっても感じるところであります。 日本語なのに、自分が聞こえたように言う。 英語は耳から入ったまま口にするので、とても上手に聞こえたりもする。 興味からの発語は実に有意義で、とても興味深い見解ですね。 週明けの爽やかな天気も一転、今日は午後から曇りから豪雨の予報とも・・。 お庭のツツジ、もう少し、傷まずににいて欲しいものです。
2013.04.24
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「母親やめたい」「わが子がかわいくない」母親が増える背景とは? 多くの母親は妊娠中から、生まれてくる子どもとの未来に希望を膨らませる。 一緒にあそこに行きたい、こんな服を着て、こんなことで遊んで......。 それでも最終的には「健康で普通の子になってくれれば」というささやかな望みに帰着する人が多いだろう。 だがもし、そのささやかな望みさえ叶わなかったら?元記事はこちら 発達障害の子を持つ親の奮闘、目を背けたくなるほどの現実を描いたコミックエッセイ『母親やめてもいいですか』(山口かこ:著、にしかわたく:イラスト/かもがわ出版)が話題となっている。 著者は幼いころに父を事故で亡くしたために、人一倍「普通の家庭」に憧れを抱いてきた。 不妊治療を経て生まれた娘に愛情を注ぎ、希望を膨らませていた。 しかし2歳ごろから娘の変化が目につくようになる。 一般的に子どもが大好きなはずの砂場が苦手、ほかの子どもと一緒に遊ぶこともできず、「かんしゃく」を起こすと自分をたたく"自傷"行為が見られるようになる。 不安に押しつぶされそうになりながら足を運んだ病院で下されたのは「広汎性発達障害」という診断。 「一生を通して"変わった人"という雰囲気は変わりません」という医師のひとことに大きな衝撃を受けた著者は、がむしゃらにインターネットで情報収集を始める。 だがそこにあるのは、発達障害のせいでいじめに遭ったり、社会になじめずに苦しむ人々の声。 ネガティブな情報に翻弄された著者は次第に、夫との距離が開き、苦しい現実から逃げるようにチャットにハマリ、そこで出会った男性と不倫。 それを忘れるために新興宗教に頼るなど、どん底生活へ。 最終的には離婚し、子どもと一緒に暮らすことも手放している。 しかし、筆者をそんな生活へ導いた真の理由は、発達障害を持つ母親の孤独にあるように思える。 「療養は特効薬ではない」「"障害"なんだから"病気"のように"治す"ものじゃない」という出口の見えない暗闇にいる不安をひとりで抱える。 発達障害の子どもを育てる苦労は理解されにくく、「本人や家族が困っていても"性格"や"個性"といわれてスルー。かといって"障害"を主張すぎると"お母さんが神経質"と問題がすり替えられて、これまたスルー」という現実。 著者を新興宗教にさそった女性は、3人の子ども全員が発達障害と診断され、周囲からは「育て方が悪い」、宗教関係者からは「前世の業を解消しないと」と責められ、突発的にオーバードーズするほど追い詰められている。 本書を読んでいて浮かび上がってくるのは、多くの母親が期待する「普通の子」というのは実は「幻の子」だということ。 確かに発達障害を持つ子どもたちは、ほかの子どもたちに比べて、コミュニケーションが苦手かもしれない。 しかし、特有のやさしさや真面目さを持っている。 逆に障害のない子どもたちもひとりひとり得意・不得意があり、「普通の子」などがいないことを痛感させられる。 「幻の子」を追い求めるあまりに、目の前のわが子を正面から見ていない親は少なくないはず。 この本は発達障害の子を持つ親だけでなく、多くの子育てに悩む親にもヒントを与えてくれる。(ダ・ヴィンチ電子ナビより) すべてのトピックスをみる - livedoor トップページ 今日のできごと 話題のニュース 外部サイト「発達障害」の書籍が急増中 その理由は? 子どもの行動に!? と思ったら...あなたの「理解」を広げる入門的専門書 発達障害に対する大人の無知のために子供が不幸になることを防ぎたい [livedoor news] 【送料無料】母親やめてもいいですか [ 山口かこ ] 普通の子が、実は夢の中の幻の子。 そういう風に置き換えられると、育児は、もっともっと愉しく、新しい何かを発見できそうですね。 週明け、すっきり爽やかな東京。4月も後半、月末へ。。 ゴールデンウイークも、足早に押し寄せてきますね。
2013.04.22
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希望新聞:東日本大震災 紙芝居に息づく古里 福島・大熊町の民話など上演 帰ることのできない古里が、紙芝居の中にある--。東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県大熊町の「自閉症児親の会『スマイル』」の栃本(とちもと)正代表(61)らが今年から、地域に伝わる民話などを紙芝居化して上演し、古里の記憶と住民の絆を取り戻す活動を続けている。 紙芝居は、広島市の市民団体「ボランデポひろしま」が被災地支援の一環として制作を引き受ける。 福島を中心に各被災地から民話や被災体験談などを集め、これまでに約50本を完成させた。 大熊町についても、津波と原発事故の二重被害に遭った熊川地区に伝わる「山の神の大桐(おおぎり)」など、栃本さんらが提供したシナリオと写真から5本が出来上がった。 読み聞かせの経験がある栃本さんは、避難先の同県いわき市などでの避難者交流会で、届いた紙芝居の上演を始めた。 すると、慣れない土地での生活で口の重かった参加者に変化が。 方言による語り、懐かしい風景や地名の登場に、避難者同士が自然に思い出を語り出し打ち解けた。 栃本さん自身も「つらい記憶を思い起こさせないか心配したが、みんなまるで地元に帰ったかのようにまったりした」と紙芝居の力に驚いた。 紙芝居に残せば、たとえ立ち入ることができなくても、町を取り戻せるのでは。 そう考えた栃本さんは、大熊町の姿を100本の紙芝居にして後世に残すプロジェクトを思い立った。 民話に続き、町がナシの産地になった歴史と避難後の農家を描いた「大熊梨物語」を制作中。 さらに、避難所の生活、事故収束に当たる原発作業員の物語、町に原発ができた理由など、硬軟織り交ぜて取り上げる予定だ。 県外からの上演希望も増えており、読み手の養成が当面の課題という。 上演機会が増えれば「子どもたちに町のことを語り継いだり、被災地以外の人に実態を知ってもらえる」と栃本さん。 市民の手による町復興の夢を紙芝居に託す。【毎日】 この紙芝居は以前にも感銘しアップしていましたが、完成に及んで、読み聞かせの上演まで至り、皆さんの小さな努力の一つ一つが、身になっていくことの一例かと思います。 生温かい季節風から一転、今日は冷ややかな暴風が吹き荒れる東京。 体調管理、しっかりとしないと、ですね。
2013.04.19
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イ・ジョンジェ、自閉症の兄から借金を抱えた過去まで...辛い時期を語る イ・ジョンジェが自閉症を患っている兄に対する率直な心境と、生活が苦しかった時期などについて率直に語った。イ・ジョンジェは、15日に韓国で放送されたSBSバラエティ番組「ヒーリングキャンプ~楽しいではないか~」(以下「ヒーリングキャンプ」)に出演し、これまで俳優として生きてきて固まった上品なイメージを脱ぎ捨て、人間イ・ジョンジェの人生について淡々と語った。この日イ・ジョンジェは、自閉症を患っている兄について口を開いた。 彼は「自閉症を患っている兄がいる。生活に余裕がなかったため、両親が大変だった」と明かした。続いて、「子供の頃から兄の世話をしなければならないという責任感があった。迷惑だとは思わないが、やはり不便なこともあった。一人じゃ何もできない兄のために食事を用意し、家を出てしまった兄をあちこち探し回った。兄の代わりに僕が長男の役割をしなければならなかった。家事を手伝う娘の役割までしなければならなかったからだ。でも、そのおかげで早く物心が付いた」と語った。イ・ジョンジェの告白はまだまだ続く。イ・ジョンジェは通貨危機の当時、辛い時期を過ごしたことについて語った。 彼は「CM出演料と映画出演料も支給してもらっていない状況で所属事務所が倒産してしまった。母が貯めておいたお金でアパートと商店を買ったものの、残りの契約金を払えなくなった。そのため借金が発生した」と語った。続いて彼は、「所属事務所が払うべき税金もすべて僕が支払わなければならなくなった。母は借金を返済するためにヤミ金からお金を借り、その利子まで返済しなければならなかった」と明かした。これまで口下手で、話すことがあまりなかったという理由で「ヒーリングキャンプ」の出演を控えてきたイ・ジョンジェは、「僕は視聴者を癒やすために出演したというよりは、僕が『ヒーリングキャンプ』に出演して癒やしてもらうために出演した。 そうやって僕の俳優として人生を振り返り、もっと良い作品を通じて俳優として観客の心を癒やしてあげたい」と伝えた。 [Kstyle] 自閉症の兄弟を抱えたその苦悩は、親でも図り知ることはできません。 兄弟故に抱え込んでしまう辛さ、受け入れてしまう苦しさ、でも、またそこから生まれる人生もあると、明るい未来を願わずにはいられません。 ふと気が付くとお庭のツツジが芽を綻ばせています。 ここでの、最後のツツジ。短い間だけど、楽しせてくれた紫陽花も、見る事ができるかな? 10年も暮らすと不思議と家とも絆や愛情で繋がれているものですね。
2013.04.17
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中国、自閉症研究指導センターを立ち上げ 4月2日は「世界自閉症啓発デー」です。 中国教育学会の家庭教育専門委員会は、自閉症患者を抱える家庭のために専門的な指導を行うため、「自閉症研究指導センター」を立ち上げました。 調査によりますと、中国では、0-6歳の児童のうち1.10%に当たる11万1000人が精神障害を抱えています。 そのうち、自閉症が原因で精神障害者を抱える児童の割合は36.9%で、およそ4万1000人となっています。 自閉症研究指導センターは、自閉症に対する知識の宣伝と普及、自閉症児とその家族への科学的なサポートに力を入れると共に、海外の進んだ技術や教育理念を積極的に導入し、自閉症児とその家族へのサポートを全国で展開するほか、国内外の研究者の交流に力を入れ、シンポジウムの開催や課題研究を進めていくということです。(CRI) 中国の自閉症児の発症率も年々増加傾向にあり、映画を製作したり今回の研究所設立と、自閉症に対する支援にはかなり力を注いでいますね。 これも、やはり世界現象であり、世界的ベースで協力しての支援が臨まれますね。 昨日は、荒れた春の嵐が吹き荒れた東京。 そんな中、次男6社も就活先を回っていました。 末っ子は、早速に行われる学力テストに備えての学習、午後はしばし、娯楽と、楽しんでいたようです。 今日は穏やかなぽかぽか陽気、洗濯日和です。
2013.04.04
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自閉症などの子ども対象に発達クリニック 日米発達障害研究院(福岡県太宰府市・小関康之院長)の「集中発達クリニック」が23日から4泊5日の日程で、九重町町田の宝泉寺観光ホテル湯本屋で開かれている。 自閉症などの発達障害がある子どもたちが集団の中で集中的にトレーニングすることで、社会性を育むことが目的。 福岡、熊本両県を中心に、全国各地から1~16歳の発達障害児・者32人とその家族が参加している。 初日の開会式で小関院長が「トレーニングなどを通じて感情を育て、子どもの将来を見届けよう」とあいさつ。 その後、症状や年齢ごとに班に分かれてトレーニングを開始。 ボールなどを使って体を動かしたり、ゲームの中でお互いの手を握り合ったりした。 皮膚を刺激して中枢神経を働かせると感情が安定し、社会性が高まるという。 夜は親たちが交流を深め、悩みなどを話し合った。 小関院長は約40年前から同クリニックを開催。 年3回開いているが、大分県からの参加はないという。 小関院長は「正しい方法でしっかりとトレーニングすれば症状は改善する。ぜひ相談してほしい」と呼び掛けている。 問い合わせは同研究院(TEL092-929-2351)へ。[大分合同新聞] 専門家の発信から始まる療育の場。少子化で小児科医院も削減されている中、 こういう場の提供は、子育てに悩む保護者の、何よりの支えになることでしょうね。 地元の大分からの参加者がいないのは残念ながらも、全国的にも拡大して開催して欲しいものですね。 昨夜は、久しぶりのお湿り。夜は土砂降りとなった東京。夜は、講演会へ行って参りました。 今日は一転、爽やかな晴天、洗濯日和です。寒暖の差が激しいので、体調管理、必須ですね。
2013.03.26
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学校選択制 半数見送り...大阪市24区 大阪市の橋下徹市長が、2014年度から市立小中学校に、進学先の学校を選べる「学校選択制」導入を目指していることについて、大阪市の24区のうち、最終的に12区が同年度の実施を見送ることが、各区への取材でわかった。 「統廃合が先」「各校の特色作りを進めてから導入」などが理由で、近く市教育委員会議で正式に決まる。 これらの区は、15年度以降の導入を目指す。 小中とも14年度に導入するのは中央など6区。 同区の柏木陸照区長は、「見比べられることが、学校の活性化につながる」と強調する。 旭区は、通学距離が近くなる場合に認め、北や都島など6区では中学校のみ導入する。 残る12区は小中とも導入を見送る。このうち、大正や天王寺など5区では、いじめ問題が起きた際などに校区外の学校に通う「指定外就学」の要件を緩和し、「希望の部活動がある」「家から近い」などの理由も認めるという。 一方、西成など7区は、指定外就学の緩和も行わず、現在の学区制を維持する。 同区の臣永正広区長は、「各校の児童生徒数が少なく、まずは統廃合を進めるべきだと判断した」と説明。 阿倍野区の羽東良紘区長は「各学校の特色作りを進める」と話す。(2013年3月19日 読売新聞) この地域でも、最近は遠くから通う児童も、増えつつあるものの、まだまだここまできちんとした制度の導入には至っていません。 少子化に伴い、統廃合される学校も増えつつある中、環境を自ら選べる時代へと、義務教育も変化しつつあり、それぞれの個性に見合った最適な場所がみつかればいいのでしょうが、余り選択肢が多いのも、小学校の内はそれこそ日常の通学に支障が出てしまう方が心配ですね。 昨日は、実家へ弟家族と墓参りへ。 去年の今頃、丁度父が、体調を壊し入院していました。 忙しなく過ぎた一年を顧みて、昨日は、穏やかな気持ちで父と向き合いました。 祝日を挟んで、今週ももう一頑張り、春闘の影響も無く、関東バスが始発が動き出していて、ホッと安心の朝でした。
2013.03.21
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精神・発達障害者対象 職業訓練コース新設 都議会特別委 都議会は十三日も予算特別委員会を開き、主要会派の十一議員が、福祉政策や公園整備などをただした。 都側は、精神障害者や発達障害者を対象とする職業訓練コースを都内で初めて新設すると明らかにした。 東京障害者職業能力開発校(小平市)に四月から設ける。 産業労働局によると、これまで身体障害者と知的障害者の職業訓練コースはあったが、精神障害者と発達障害者の求職数が増えており、新設することにした。 訓練期間は半年。 個々の障害の程度や希望に対応するため、「事務」「物流・サービス」の二コースから選択できる。 中西充局長は「訓練から就職、職場定着まで一貫した支援を展開する」と答弁した。 ■「海の森」開園 東京湾の中央防波堤内側に誕生する海上公園「海の森」の開園時期について、多羅尾光睦港湾局長は「二〇一六年度中に一部開園を目指す」と明らかにした。 海の森は、ごみ埋め立て地に五十万本の苗木を植樹するプロジェクト。 〇七年度から始まり、九十ヘクタールのうち二十ヘクタールの造成や植樹を終えている。一六年度中に開園するのは四十七ヘクタール分。緑に関する展示施設もつくり、環境を学べるようにする。全面開園は三六年度。 ■五輪協賛宝くじ 都は二〇二〇年五輪の招致に成功した場合、五輪協賛の宝くじを全国で発売する。収益で必要な競技施設を整備する。 猪瀬直樹知事は「(発行は)一七~二〇年の四年間にわたり、収益金百億円を大会競技施設の整備に充てる」と述べた。 財務局によると、全国自治宝くじ事務協議会が毎年二、三月に販売する。 五輪の競技会場となる都立スポーツ施設の新築、改修費に収益金を充てる。 東日本大震災の被災地にあるサッカー会場、宮城スタジアムや練習会場の整備費にも使う。 都は協議会の事務局を務めている。 質問した議員は次の通り。 (敬称略) ▽民主 中村洋、島田幸成、佐藤由美、神野吉弘▽自民 中屋文孝、小宮安里、鈴木章浩、早坂義弘▽公明 中山信行、松葉多美子▽共産 大山とも子[東京新聞] ニーズに合わせての施設の親切に、受け入れ体制の充実。 半年のプログラムだと、回転良く、多くの方々に利用が可能になりそうですね。 小平も駅前に医療施設が施され、今後の地域の発展にも大きな役割を担いそうです。 新年度の発足に向けて、東京障害職業能力開発校、まだ追加募集もしているようです。 母校の中学校も隣接するので、かなりの活性化を図れることでしょう。 風の強い月曜日。井の頭公園も、花見客で賑わい始めています。
2013.03.18
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発達障害支援を拡充 大阪市、新年度から 周りの人から見ると障害だとわかりにくい発達障害を抱える人たちに対し、大阪市が2013年度、支援策を拡充する。 子ども向けの専門療育体制のほか、遠足や登下校など校外活動での見守り事業もスタート。 13年度当初予算案に、前年度に比べ約7倍の約3億6000万円を事業費として盛り込んだ。 背景には、必要な支援が広がっていない現状がある。 「子どものタイプはそれぞれ違う。ここでは、得意なことや苦手なことを理解して、その子に合わせた支援をしてもらえるのでありがたい」。 大阪市淀川区の「児童デイサービスセンターan」。 放課後、発達障害の小学1年の女児(7)とともに訪れた母親(39)が話す。 文部科学省の昨年の調査では、全国の公立小中学校で発達障害の可能性がある児童生徒は全体の約6・5%と推定されている。 しかし、一斉に多数の児童を指導する学校では個別の対応が難しく、適応できない子どももいる。 05年に社会福祉法人が開設した「an」では、身支度や勉強、運動など、その子に応じた個別のプログラムを作り、専門スタッフが療育する。現在、約50人が通う。 市によると、こうした専門的な施設はまだ少ない。市は13年度、専門的な療育を提供できる法人に委託し、複数の施設で約200人分の個別療育体制を整える。 登下校や遠足、部活動など、授業以外の場面でも児童生徒にボランティアらが付き添う事業や、学校・園の教員らへの研修も行う。 課題もある。発達障害児を育てる親の会「チャイルズ」代表の是沢ゆかりさん(46)は、「すぐに結果が出るものではないので、1年だけ予算がついても意味がない。個別の療育や学校での支援員を充実させるだけでなく、教員の数を増やし、理解や対応力をアップさせるなど、腰を据えた人材育成にも力を注いでもらいたい」と話している。 ▽広く浅い福祉見直し 区独自も 財政再建のために市民サービスの削減を進めている大阪市は、10月から高齢者世帯などの水道料金の減免制度を廃止。これにより13年度当初予算案で16億6000万円分カットした。 一方で、発達障害者のほか、高齢者らの支援のために計14億5000万円を計上。市は「これまでの広く浅い福祉サービスを見直し、本当に支援が必要な人に思い切って力を入れる」とする。 この中には、区独自の事業も多い。東成区では商店街などで使える地域通貨を発行、高齢者らが家の片付けや買い物などをボランティアに頼んだ際の対価として利用してもらう制度を予定。 天王寺区では75歳以上の一人暮らしの高齢者らをボランティアらが訪問し、大正区では災害時に支援が必要な人の調査をする。 ◆発達障害 脳機能の障害。社会性などに障害のある自閉症やアスペルガー症候群などの広汎性発達障害、集中力が続きにくい注意欠陥・多動性障害(ADHD)、読み書きや計算が難しい学習障害(LD)がある。05年施行の発達障害者支援法で、早期発見と支援が国や自治体の責務と定められた。(2013年3月14日 読売新聞) ここまで、きちんとした支援法の考慮に拡充、長い目で子どもを育てての見守り体制、大阪を皮切りに、各地でも今後展開して欲しいものですね。 今日は、昨夜からの雨で花粉も控えめでも、強風は引き続き吹き荒れています。 昨日は、埼玉でも電車が立ち往生する事態も。。交通の手段も天気に寄っては影響を受けますね。 更新、すっかり遅れがちで申し訳ありません。 昨日、昼に80万アクセス突破、 いつもご訪問ありがとうございます。
2013.03.14
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原因は不明? 就学前2,891人に発達障害の疑い(福岡県) 主に自へい症など、他者とのコミュニケーション能力が欠如する発達障害が、ここ数年で増加の一途をたどっている。 2011年度現在、就学前の子ども2,891人に発達障害の疑いがあると、7日に開かれた福岡県議会における松尾嘉三県議の質問に対して福岡県が報告した。 発達障害の原因究明および発達障害とされた児童への支援を訴える松尾県議は、政務調査によって、福岡市の年次推移データで、発達障害は1989(平成元)年33人であったものが2011年には647人と、22年で約20倍に増えているデータを示した。 また、福岡市立子ども病院や福岡市立心身障がい福祉センターの医師らが日本小児神経学会に提出した調査報告には、07年から厚生労働省により本格的に推進された『早期母子接触』に原因がある可能性が高いという結論が含まれていたという。なお、データから、福岡市の発達障害の数は07年約260人、08年約300人、09年350人と、11年までの数年で急増していることがわかる。 『早期母子接触』とは出産してすぐ、分娩室で母親に抱かせるというもの。福岡市の産婦人科医・久保田史郎氏は、「母親の胎内と分娩室の温度差により、低体温症を招き、結果それが脳機能の損傷につながる」と、警鐘を鳴らす。 また、米国カリフォルニア大学(UCLA)で発達障害を研究するオーニッツ教授は、自へい症は脳の障がいとの研究結果を発表しているという。 昨年12月、文部科学省の調査で、東日本大震災の被害が大きかった3県を除く、全国の公立小中学校の通常学級において、6.5%の子ども(40人学級で2、3人の割合)が発達障害の可能性があるとされた。 しかして現在もなお、「原因は不明」とされており、増加を防ぐ手立てが何ら講じられていない状況だ。 発達障害は、自へい症のほか、社会性や想像性の欠如といったアスペルガー症候群など、外見だけではわからないことが多く、福岡県は今後、「早期発見のための情報提供をしていく」(小川知事)としている。 発達障害を防ぐための原因究明とすでに発達障害を抱えている子どもへの支援という2つの課題に取り組むためにも、まずは実態の把握が必要である。[NETIBnews] 今更ながら、自閉症の原因を脳障害と伝えるメデイアにもびっくりですが、 出産後の早期母子接触の為の温度差で、障害が発症するとしたら、それはそれでかなり恐ろしいことかと思います。 この現象が福岡市だけのことなのか、日本・世界全体の問題なのかを、客観的に捉え、更なる研究に対策が臨まれますね。 大気が不安定な状態が続いています。体調管理、引き続き、必要ですね。
2013.03.11
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郷土の文化 次世代に 大熊町自閉症児親の会が5年で紙芝居100本計画 郷土の文化を次世代に伝えようと、大熊町自閉症児親の会「スマイル」は地域の民話を掘り起こして紙芝居にする活動を始めた。 東京電力福島第一原発事故で町民が散り散りに避難している中、古里をいつまでも忘れないでほしい-との願いがこもる。 町民の避難生活の模様も紙芝居にし、記録として残す。 5年間で計100本作る計画だ。 いわき、会津若松両市と東京都内に避難している会員35人が町の民話集などを参考にし、それぞれの避難先でお年寄りらに聞き取りしながら内容をまとめている。 仕上げた民話を紙芝居にする作業は、交流のある広島市のボランティア団体・ボランテボ広島が担当している。 野上地区の「玉の湯発見物語」、熊川地区の「山の神の大桐」など、これまでに5本を完成させた。 避難生活を題材にした紙芝居では、慌ただしく避難を始めた原発事故直後の様子や避難先で芽生えた交流、再起を果たした町民の姿などをテーマにする。 民話を80本程度、避難生活の模様を20本程度作製し、仕上がった紙芝居から順次、避難先などで町民に披露する。 いわき市で避難生活を送るスマイル代表の栃本正さん(61)は 「紙芝居を通して、美しい古里の光景と原発事故にも負けない町民の姿を後世に語り継ぎたい」 としている。[福島民報] 郷土の文化を紙芝居に託す、スマホや携帯動画が気軽に見られるようになっても、やはり、こうした地元の取り組みは、地域の活性化に、また文化を語り継ぐ素晴らしい試みかと思います。 昼間はぽかぽかいい陽気になってきました。ちょっと早いけど、冬物の整理に断捨離と、すっきり空気を入れ替えるいい季節ですね。
2013.03.07
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発達障害児への対応、「周囲の子」の指導も不可欠-斎藤剛史- 2007(平成19)年度から「特殊教育」が「特別支援教育」に転換したのを機に、発達障害のある子どもたちへの関心が急速に高まりました。 まだ問題もありますが、一般の学校における発達障害児への支援が改善されつつあることは間違いありません。 その一方、発達障害への教員の理解がある程度進んだことにより、新たな課題が起こりつつあると指摘する関係者が増えています。最近、特別支援教育関係者の間で「指導が難しい子どもがいると、医師の診断を受けるよう保護者にすすめる教員が増えた」という声が聞かれます。 それ自体は悪いことではないのですが、問題は「発達障害の診断が出ると、肩の荷が下りた気分になり、特別支援教育の担当者やカウンセラーにすべて任せてしまう」というケースがあると、ある特別支援教育担当者は言います。 特別支援教育の普及により、指導が難しい子どもの中には、学習障害(LD)や注意欠陥・多動性障害(ADHD)などの発達障害を抱える子がいるという認識が学校現場に広がったことで、医療任せにしてしまう《指導の責任転嫁》といった意識が一部の教員の間に生まれたとすれば、何とも皮肉な話です。 しかし、一般の学校における特別支援教育では、すべての教員が支援に関わるのが原則です。また、支援を必要とする子どもたちに適切な支援をするのが特別支援教育であり、医師の診断書の有無は直接には関係しないということを忘れてはならないと思います。一方、それとは別に特別支援教育に熱心な教員の場合にも、ある種の「落とし穴」に陥るケースが多いと指摘する特別支援教育関係者もいます。 発達障害に関する知識と熱意のある教員は、障害のある子どもを一生懸命に指導しますが、それが逆にクラスのほかの子どもたちとの間の溝を深める原因となってしまい、クラスの中で「お客さま扱い」されたりすることにつながる例が少なくないと言います。この問題について、特別支援教育に詳しい兵庫県伊丹市立昆陽里小学校の拝野佳生教諭は、「発達障害のある子ども自身への『個別支援』と同時に、周囲の子どもたちとの関係性をつくる『関係支援』をもっと重視すべきです」とアドバイスしています。現在の子どもたちは、面倒な人間関係にあまり関わろうとしないとは、学校の先生の間でもよく言われていることです。 何もしないでいれば、発達障害のある子どもとほかの子どもたちの間の距離は広がるばかりでしょう。 拝野教諭は「学校の中で一番長い時間接しているのは子どもたち同士です。ほかの子どもたちに障害のある子どもの支援者になってもらうことが大切です」と述べ、そのためにほかの子どもたちに働き掛ける「関係支援」が、特別支援教育における学級担任などの重要な役割だと強調します。 発達障害のある子どもと関わるなかで、ほかの子どもたちも変わっていくそうです。 そう考えると特別支援教育は障害の有無にかかわらず、すべての子どもが対象となるものだとも言えるでしょう。 [Benesse] 教育現場は著しく変化しつつ、新たな進歩と裏腹に問題も浮上していますね。 全ての子どもたちへの配慮が行き届く、環境作りを期待したいですね。 週明け、穏やかな晴れ間の東京。昼間は動けば汗ばむ陽気です。。
2013.03.04
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バスケを愛する発達障害の青年に奇跡が起こり全米が感動! ある一人の青年が全米に感動をもたらしている。 動画「Act Of Sportsmanship Gives Texas High Schooler Shot At Glory」を通して話題になっているその青年の名前は、Mitchell Marcus(18歳)。 彼はアメリカ・コロナド高校の最上級生であり、同校のバスケットボールチームでマネージャーを務めている。 ■バスケ大好き青年Mitchell彼は発達障害を持っており、なかなか上手くバスケがプレイできないのだが、バスケに対する気持ちなら誰にも負けない。彼のバスケへの熱い想いに関して、母親のAmyさんは次のように話している。 「Mitchellはいつもバスケットボールを持っていました。そして誕生日に欲しがるものも、いつもバスケットボールでした」 またバスケ大好きのMitchellさんは、チームではムードメーカーの役割を果たしていたようで、コーチのPeter Moralesさんは彼の存在について次のように語っている。 「彼は実に素晴らしい人物で、チームメンバーは彼と共にいられることに幸せを感じております」 ■みんなの思いやりが作り出した運命の日そしてその日はやってきた。ライバル校フランクリン高校との対決を迎えたバスケシーズン最後の試合、コーチのPeterさんはMitchellさんにユニフォームを着るよう指示を出した。その時の心境を「とても幸せでした」とMitchellさんは振り返っている。 チームのユニフォームを着る。これだけでもMitchellさんにとっては、とても幸せなことだった。 しかしPeterさんのサプライズはこれだけではなかった。そう、Mitchellさんの試合出場も計画していたのである。 試合の残り時間が90秒になった時、PeterさんはMitchellさんにとって最初で最後となる「試合への出場」を彼に贈った。 すると会場から「Mitchell! Mitchell!」の応援コールが沸き起こったのである。 そしてさらに、チームメイトも必死にMitchellさんにボールを回し、彼のゴールを全力で後押しした。 しかしMitchellさんのシュートがなかなか決まらない。 そして残り時間がついに13秒となり、ボールも相手チームへと渡ってしまった。 この時のことについて、Peterさんは次のように振り返っている。「彼がスコアを決めることができなかったとしても、試合に出られたことに喜びを感じてくれたら、それで十分でした」しかし奇跡は起こった。相手チームのJonathon Montanezという選手がMitchellさんの名前を叫び、「打つんだ! 君の時間だ!」とボールをパスしたのだ。この驚愕の行動に関して、Jonathonさんは次のように語っている。「僕は自分がされて嬉しいように、他人にも接しなさいと育ってきました。そして僕は、Mitchellはチャンスをもらうべき人間だと思ったのです」 そしてJonathonさんからボールを受け取ったMitchellさんは、ゴールリングめがけてシュート。この結果はぜひ動画「Act Of Sportsmanship Gives Texas High Schooler Shot At Glory」を見て、ご確認いただきたい。 試合は15点差をつけ、コロナド高校が勝利。 しかしこの試合で見せたJonathonさんのスポーツマンシップを考えると、これは明らかに「両チームの勝利」といって間違いないだろう。[rocketnews24] 試合は、結果ではなく、そこまでに至る経緯だと言われますが、まさに、スポーツマンシップ、チームワークに思いやりが総結集した、素晴らしい出来事ですね。 深夜に外で警官の叫び声の後、パトカーのおびただしい警笛がしたと思いきや、どうやら、殺傷事件があったようで、朝に心配した母から電話がありました。 静かな住宅街ですが、油断はできない社会になりつつありますね。 吉祥寺の路上で女性死亡 強盗殺人か 28日午前2時前、東京・武蔵野市の路上で女性が血を流して倒れているのが見つかり、まもなく死亡が確認されました。警視庁は現場の状況から強盗殺人事件として捜査を始めました。 28日午前2時前、東京・武蔵野市吉祥寺本町の路上で、女性が血を流して倒れているのを通りかかった人が見つけ110番通報しました。女性は20代くらいで、病院に運ばれましたがまもなく死亡が確認されました。女性は背中や腕などに刺されたあとがあるということで、現場に財布やバッグが見つかっていないことなどから、警視庁は強盗殺人事件として捜査を始めました。現場はJR吉祥寺駅から500メートルほど離れた住宅街にある幼稚園の前で、警視庁は女性の身元を調べるとともに、周辺で不審な人物が目撃されていないかどうか聞き込みを進めています。[NHK] たまたま、我が家も幼稚園の近くなので、母が私が被害にあったのかと心配したようです。
2013.02.28
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少年は広汎性発達障害、心神喪失に該当せず 11年に埼玉・三郷市と千葉・松戸市で女子中学生と女子小学生が相次いで刃物で刺された連続通り魔事件で、殺人未遂罪などに問われた少年(18)を刑事処分にするか保護処分にするかが 争われている裁判が21日、さいたま地裁で行われ、少年の精神鑑定を行った医師が証人として出廷した。 医師は、少年が犯行時に広汎性発達障害だったと鑑定したことを明らかにした。 その上で、「興味が狭く偏っており、イメージや想像の世界が性的行動に直結した」と述べて、広汎性発達障害が事件の動機形成に一定の影響を与えているという見解を示した。 また、「物事を判断したり、制御したりする能力はあり、心神喪失や心神耗弱には該当しない」と述べた。 [日テレニュース24] とても残念な事件がまた起きてしまいました。 障害が多少でも影響があるという証言も、そこに全ての要因を押し付ける形のようで、これで本当に救われるのかと、逆に不安にさえなります。 「犯行時に、広汎性発達障害だった。」という下りもなんとなく曖昧なように感じます。 もう少し、丁寧な関わりを、少年の頃から取っていれば、避けられたことなのではないか、障害故に、仕方が無いとするのも、何ともやるせなさが残りますね。 いよいよ、末っ子、明日が都立試験です。次男も、面接の予定が・・。 ソワソワと、月末へと流れていきますね。
2013.02.22
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広がるか、障害者の大学入学-斎藤剛史- 発達障害も対象にした特別支援教育の導入によって、高校以下の学校段階では、まだ不十分な面があるものの障害のある子どもへの対応が進んでいます。 しかし大学など高等教育段階では、まだ障害への対応が十分でないのが現状です。 このため、文部科学省の検討会は、障害のある子どもたちが大学で学べるようにするためには、どのような支援が必要なのかを整理した報告書をまとめました。実質的な大学全入時代を迎えるなかで、大学などに進学する障害のある学生も増加しています。 文科省の資料によると、大学などに在籍する障害のある学生は、2006(平成18)年度は4,937人だったものが、11(同23)年度には1万236人と1万人を突破しました。 特に発達障害などのある学生の増加が目立ちます。 しかし、障害のある子どもたちの高等教育に関するニーズはまだまだ高いと予想され、大学などでの受け入れ態勢の整備が大きな課題となっています。現在、「障害者の権利に関する条約」や障害者基本法などにより、障害を理由に差別されることなく学習機会が提供されるよう、「合理的配慮」をすることが義務付けられています。 とりわけ発達障害者支援法では、大学や高専に対し、障害の状態に応じて適切な教育上の配慮をすることを求めています。 ただ、障害のある学生に提供すべき合理的配慮の範囲や課題がまだ明確になっていないため、大学全体を通した発達障害を含むすべての障害者の受け入れがなかなか進まないのが実情です。 このため文科省は専門家などによる検討会を設置し、大学などが取るべき「合理的配慮」の範囲などを検討することにしたものです。検討会の報告書の中で注目されるのは、大学で学ぶ能力・適性が適切に評価されるよう公平な入試の機会を提供することや、入学後は一般の学生と平等に参加できるよう保障することを打ち出している点です。 大学などが提供する合理的配慮の適用範囲は、授業はもとより実習や学校外での教育活動、学校行事、就職指導など正課外教育までを含めた広いものとしています。 具体的内容としては、大学入試での時間延長や別室受験、コミュニケーション能力に合わせた授業の配慮、専門知識を持った教職員を配置した担当部署の設置、施設のバリアフリー化などが例示されており、担当教職員と障害のある学生の要望に基づいて、配慮する内容を調整することとしています。 ただ、合理的配慮には「大学等に対して、体制面、財政面において、均衡を失した又は過度の負担を課さないもの」という条件を付けています。また報告書は、早急に取り組むべき課題として、情報不足によって進学を断念したり、学校選択の幅を狭められたりすることがないように、障害のある学生の受け入れ実績、入試での配慮の内容、入学後の支援の内容などを各大学などがホームページなどで情報公開することを強く求めています。 この記事を筆者のブログで読む [BLOGOS] 少子化が進む中、それでも発達障害を抱えた教育的ニーズは高まるばかりで、今後は、大学という環境の中で、受け入れ、教育する器が整い、社会へと繋ぐ架け橋になるべく、動いてくれることが望ましいのでしょうね。 たまにお湿りがあるくらいで、すっかり大気が乾燥しているようで、お肌のカサカサに、花粉の影響と、体調が優れない時季ですね。 私も久しぶりに古傷の、坐骨神経痛に襲われ、今朝はなかなか床から起きれずにいました。 子供達の春休みも控え、忙しない時期でもあるので、日々のメンテナンス、怠らないようにしたいものですね。
2013.02.21
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憂楽帳:発達障害と投薬 いつもぼーっとしたような感じで、視線が合わない。小3の息子が向精神薬を飲み始めて3カ月。「気分が落ち着くからと処方されたけど、やめました。生まれつきの障害を薬でどうにかするのも変だと思って......」。自閉症 の子をもつある母親は話した。 発達障害の子供に向精神薬を処方する流れが強まっている。多動だと「衝動が抑えられる」、不登校だと「生活をただすため」などと、統合失調症の薬や睡眠薬が出る。 親は「お医者さんが言うなら」と受け入れがちだ。 昨秋、不幸な事故が起きた。 日本脳炎のワクチンを接種された10歳男児が心肺停止で亡くなり、調べると、発達障害で3剤の向精神薬を処方されていた。 うち2剤は、心臓に悪影響を及ぼす恐れから併用禁止になっていた。 調査した厚生科学審議会は死因を特定しなかったものの、2剤の相互作用による心停止を疑う声も出た。 向精神薬は中枢神経に作用するが、成長期にある子供の脳に及ぼす影響は検証されていない。 発達障害の子供たちを取材した経験から、発達障害を診る児童精神科医は常に、慎重な診察を心がけてほしいと思う。【毎日】 去年の少年の不慮の死のニュースはまだ記憶に新しいけど、 今は、普通の処方箋でも、それぞれにお薬手帳の携帯を求められ、常に、服用しているお薬が分かるようになっている。 おかしいと思えば、近くの薬局の薬剤師に相談してみるのも、一手段かと思います。 一昨日は、母に付き合い、またドコモショップへ。 手続きが終わると、「バレンタインなのでチョコをどうぞ。」と思わぬ心付け。 次男も就活先で、あれこれとチョコを持ち帰っています。 豊かな時代ですね。
2013.02.14
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障害と向き合う バイオリニスト 自閉症と向き合いながらプロのバイオリニストとして活動する男性がいる。 大阪市住之江区の廣澤(ひろさわ)大介さん(31)。 「みんなが簡単にできることでも、僕はできない......」。 そう悩み続けた少年時代、自らの道を音楽と定め、猛練習を重ねてきた。 学校や福祉施設などを回り「聴いてくれる人に希望を届けられたら」との思いをメロディーに乗せる。 中程度の知的障害があった廣澤さんが、バイオリンと出会ったのは7歳の時。 母親の宏子さん(68)が、友人から「左右の手の動きが違うので発達に効果があるのでは」と言われたのがきっかけだった。 当時は人から話しかけられても反応が弱く、病弱だった。 講師からマンツーマンで指導を受けても集中力が2分ほどしか続かず、10代半ばまでは五線譜を読むこともできなかった。 そんな廣澤さんを変えたのは、フリースクールへの往復4時間の自転車通学。 定時制高校でも卒業まで続け、「やり遂げた経験が自信になった」。 大学進学後は、1日7時間の練習が普通になっていた。 在学中の2001年、ポーランドで開催された障害者の国際音楽フェスティバルで特別賞を受賞。 以降、小学校や障害者施設からの演奏依頼も舞い込むようになった。 卒業後は介護施設で働きながら、出演料をもらうプロとして活動ができるようになった。 しかし約4年前、急激に気力が減退する原因不明の症状に襲われた。 疲労が激しく、全く弓を握れず、立っていることすら困難な日もあった。 医師からは「自閉症の二次障害ではないか」と言われた。 それでも引き受けた演奏を休むわけにはいかない。 出番直前まで控室の床の上で横になった後、なんとか気力を振り絞って舞台に立ったこともあった。 今も投薬治療をしながら仕事を続け、帰宅後、毎晩練習に励む。 昨年は十数回のコンサートをこなした。 「音が美しくて眠ってしまいました」。 小学生らから多く寄せられるこの感想が、自分にとって最高の賛辞だと思っている。 得意のクライスラーやモーツァルトなどに加え、必ず演奏するのが坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」。 高校生の頃からのお気に入りだ。 「もがきながら障害と向き合ってきたから、伝えられるメッセージがある」と廣澤さんは言う。 演奏の依頼などは、支援者の梅本哲世さん(0745・62・5055)へ。(2013年2月13日 読売新聞) 自ら持った才能を生かし、一生の仕事にする。 羨ましいことでもあるけど、趣味の域を越えての演奏活動は、健康管理など、尋常ではない困難をも伴うことでしょう。 色々な壁を乗り越えてこその理解や喜びもあり、地道でマイペースに取り組めるよう、回りのサポートもお願いしたいですね。 雪の予報だった東京。 夜からの雨に少し綿帽子が被った程度で、道路はシャキシャキとシャーベット状です。 明日はバレンタイン。街中はどこも賑やかですね。
2013.02.13
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手話交えコーラス さがスマイルズが初舞台 佐賀県内の知的障害者や家族らでつくるコーラスグループ「さがスマイルズ」が9日、小城市のドゥイング三日月で初舞台を踏んだ。 指導した音楽家・秦万里子さんとともに手話を交えた2曲を披露し、会場から大きな拍手を受けた。 さがスマイルズは、佐賀県手をつなぐ育成会(中島直幸会長)の会員ら約20人で、昨年12月に結成。 NHKの音楽番組「歌うコンシェルジュ」で知られる秦さんの指導を受けながら約2カ月間、懸命に練習してきた。 同育成会が主催した「講演会&ふれあいコンサート」に出演。 おそろいの黄色のTシャツを着たメンバーは、この日のために秦さんが作った曲「佐賀の中に笑顔がある」と「今日にありがとう」の2曲を披露。 秦さんのピアノに合わせて手話を交えながら歌い、約450人の観客を感動させた。 コンサートに先立ち開かれて講演会では、博愛病院(大分市)理事長で精神科医の釘宮誠司氏が「発達三兄弟の謎」の演題で講演。 自閉症、アスペルガー障害、AD/HDの特性などを紹介し、「基本特性を理解し、才能を伸ばす支援が重要」などと呼び掛けた。 [佐賀新聞] 講演会を交えてのコンサート、多くの情報も発信され、共有でき、素晴らしいですね。 専門家の指導の下、基本特性が理解され、才能を伸ばす支援の展開が期待されますね。 今日は、末っ子、試験三日目です。昨夜は、塾で細かい最終指導をして頂いたようです。 長男は、また新たな週を迎え、元気に出て行きました。今週は作業所の三者面談もあります。
2013.02.12
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絵はがきで福島支援 自閉症の堀川さん(上板) 高層ビル群を描き続けている自閉症の堀川真也さん(19)=上板町神宅=が、東日本大震災から復興を果たした30年後の福島の街を描いた作品を絵はがきにして販売している。 今年のクリスマスには売り上げの一部を福島の子どもに贈る計画だ。 絵はがきにした作品は「未来の福島」。風力発電による電気で照明のともったビル群やクリスマスツリーが描かれ、上空にはサンタクロースの姿も描いた。 電光掲示板には「みんなの事、いつまでも思っているよ」とのメッセージが表示されている。 大震災や福島第1原発事故では、大好きなビルや建物が津波で流されたり爆発したりする映像を見て、ショックを受けていた堀川さん。 作品は昨年12月、福島の子どもに全国からクリスマスカードを送るキャンペーンに応募しようと制作した。 「こんな福島になればいいなと思って」との願いを込めたという。 販売する予定はなかったが、年明けに開いた個展で並べたところ「ぜひ買いたい」「絵はがきにしてはどうか」という声が相次ぎ、絵はがきとして1枚500円で販売することにした。 1枚につき200~300円を子どもたちへの寄付に充てる。 絵はがきは北島町中村のギャラリーカフェ「A&C」に置いているほか、今後の個展などでも販売する。堀川さんのホームページからもメールで注文できる。[徳島新聞] 明るい話題が微笑ましく、温かい春の便りのようですね。真也ママのブログも興味深いです・・・。 悪天候から一転、今日は晴れて洗濯日和、昼間の陽射しは春をも思わせる陽気です。
2013.02.07
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発達障害児にどう対応 日教組教研集会増加傾向 戸惑う現場 教師の専門性向上を。。 クラスに2~3人はいるとされる発達障害の子どもをどう支援するか-。 1月末に佐賀市で開かれた日本教職員組合の第62回教育研究全国集会(教研集会)でも、議論になった。 特別支援学級も急増しており、現場の負担感が高まる中、教師の専門性の向上など課題が浮かび上がっている。 「殴るつもりはなかったけれど、もし押し倒した時にけがをさせていたら、体罰ととられかねなかった」 教研集会の分科会に参加した佐賀県内の中学教諭(59)は、7年前に「情緒障害学級」を担当していた当時の出来事を振り返った。 いくら注意しても、教室の床や天井を激しくたたく男子生徒がいた。 押さえ込もうと胸ぐらをつかみ、馬乗りになった時だ。 「殴るなら殴れ。体罰してよかとか」。 生徒の言葉に、すぐに手を離した。 力に頼らない対話による指導を信条としてきたが、その時はどう対応すべきか判断に迷った。 「付きっきりで見ていないといけない生徒が増えた。教師への負担も大きくなっている」。 教員歴36年のベテランは学校現場の変化を実感する。 ☆ 文部科学省が昨年実施した調査によると、公立小中学校の通常学級に、注意欠陥多動性障害(ADHD)など発達障害のある児童・生徒は6・5%在籍。 特別支援学級の数がこの10年間で1・6倍に増えている一方、発達障害の可能性があっても学校で特に支援を受けていない児童・生徒は約4割に上っている。 こうした実情もあり、教研集会の会場では「子どもの指導が難しくなっている」との声が多く聞かれた。 大阪府の小学校教諭(51)も「昔は、一度でひっくり返せるお好み焼きと同じで、学級全体に一度説明すれば大抵通じた。今は、1個ずつひっくり返すたこ焼き。子どもの理解度の差が大きすぎて、個別の指導が必要な児童が多い」と話す。 ☆ 「発達障害の可能性のある子のサポートに時間を割くあまり、ほかの子への対応がおろそかになってしまう」と漏らす教師も多い。 特に小学校の場合、1人の担任で全員をまとめていく「学級王国」の仕組みが、その傾向に拍車を掛けている側面もある。 発達障害があっても、適切な対応をすれば問題なく学校生活を送れる子も少なくない。 九州大学人間環境学研究院教授の針塚進さん(臨床心理学)は「発達障害の子が増え、専門ではない教師が対応に苦慮している。障害児教育の研修を半年間くらい設けるなど、専門性を高める必要がある。教育委員会も特別支援教育を学んだ人材を配置するなど、採用計画を見直すべきだ」と提言している。 ☆ ■成果主義に焦らずに 特別支援学級だけでなく、特別支援学校の数と在籍する児童・生徒も増えている。 文部科学省によると、2012年度の在籍者数は12万9994人で、この10年で1・4倍に増加。 学校数も66校増え、12年度には1059校となった。 背景には、特別支援教育に対する保護者の理解が深まった▽発達障害の変化▽知的障害のある発達障害など症状が重いケースが目立ってきた-など、さまざまな要因があるとされている。 特別支援学校を取り巻く環境にも変化が見られるという。教研集会に参加した長崎県の40代の教諭は「障害児教育でも成果主義の傾向が見られるようになってきた」と指摘する。 保護者から「早くできるようにしてほしい」など要求が高まっていることから「それが焦りになり、子どもを愛せなくなる『心の体罰』につながらないようにしていかなければ」と話していた。 [2013/02/05付 西日本新聞朝刊] ここの所、教育現場の信じられない状況が、明らかになる中、やはり対応に、受け入れ態勢に問題を提起する報道が多いようです。 教育も初心に戻って、何が大切かを考え直す時期に来ているよう思います。 気温の変化で、風邪にインフルエンザが急激に流行り出しています。 足元も悪くなりそうなので、外出にも細心の注意が必要ですね。(#^.^#)
2013.02.06
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"発達障害の被告に求刑上回る懲役刑"2審始まる 発達障害のある被告が殺人の罪に問われ、1審の裁判員裁判が、「発達障害に対応できる社会の受け皿がない」として求刑を上回る懲役刑を言い渡した事件で、29日、2審の裁判が大阪高等裁判所で始まり、弁護側は1審判決について、「発達障害に対する偏見と差別がある」と厳しく批判しました。 この事件は、おととし、大阪・平野区の住宅で発達障害のある大東一広被告(42)が、姉から自立を促されたことに腹を立て、包丁で殺害した罪に問われているものです。1審の裁判員裁判は、「社会の中で発達障害に対応できる受け皿が何ら用意されておらず、その見込みもない現状では再び罪を犯す心配があり、長期間刑務所に収容することが社会秩序の維持にも資する」として、検察の求刑を上回る懲役20年を言い渡していました。弁護側が控訴して、29日から大阪高等裁判所で始まった2審で、被告の弁護士は「受け皿がないと決めつけ、発達障害を理由に重い刑罰を科した1審判決には偏見と差別がある」と厳しく批判しました。そのうえで「発達障害の影響で被告は当時パニックに陥り、心神耗弱の状態だった」と主張し、刑を軽くするよう求めました。これに対し検察は、責任能力があったと反論して裁判は結審し、来月26日に判決が言い渡されることになりました。1審判決を巡っては、障害者の支援団体などから発達障害に関する理解や認識が不足しているといった指摘が相次いでいました。[NHK] ずっと見守られていたこの事件、 責任能力がどこまで見極められるかが争点でしょうか? 第2審の成り行きを見守りたいと思います。 昨日は実家を午後から往復、実家にネッツ光を入れて貰い、作業に夜半過ぎまでかかり、帰宅したのが月夜がきれいに見えた刻。 母の体調も完全ではないので、暫くは実家へも、往復の生活になります。(#^.^#)
2013.01.30
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ヒヨコばんど:笑顔贈る 自閉症児支援で結成、神戸で初ライブ /兵庫 ロックで子供たちに笑顔を--。神戸市中央区のライブハウスで21日夜、ヒヨコのコスチュームに身を包んでロックを奏でる男性4人の「ヒヨコばんど」が初のライブを開催した。 一風変わったバンドだが、実は、自閉症の子供たちを支援する目的で結成された。 アマチュアミュージシャンをイベントなどに派遣するプロダクション「神戸AMP(アンプ)」代表の原野史朗さん(49)=同市垂水区=が、自閉症1患者の母親らでつくるNPO法人「あっとオーティズム」理事長、佐伯比呂美さん(48)=芦屋市=と知り合い、自閉症への啓発に苦心している体験を聞いたことが契機となった。 「子供から大人まで楽しんでくれる」とハロウィーン向けに探していたヒヨコのコスチュームを買い、昨年暮れに結成。 オリジナル曲も4曲を作った。 「横断歩道」では<もう黄色信号変わるのに走り抜けてく大人たち/ねぇねぇパパあれでいいの?>と歌う。 原野さんは「社会全体がいじめや体罰による自殺、虐待など子供を犠牲にしていると感じる。『子供を大切にしよう』というメッセージを伝えたい」と話す。 今後は毎月第3月曜を「ヒヨコの日」としてライブを続ける。【毎日・神戸版】 子供を犠牲にしてしまう大人社会の現実、日々の報道からも不甲斐なさを感じる方も多いと思います。 支えられることから、できることからの手助け。 いつの時も、心掛けたいものですね。 週明け、うっすら綿雪の東京。 太陽の陽射しが眩く翳り、慌ただしい月末も穏やかに過ごせそうですね。(#^.^#)
2013.01.28
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【「大好き」といっしょ 堀田あけみ】 家族の力を信じてる 反響が大きかった著書「発達障害だって大丈夫」を出版して2年余。 2009年春、堀田あけみに河出書房新社の編集者、山崎美奈子から続編の話が持ち込まれた。 「子どもは、大きくなったら大きくなったで、新たな課題が出てくる。前作の読者も、あれからどうなったかと気になっていると思う」と、山崎は執筆を依頼した。 あけみは次作は障害児だけでなく、そのきょうだいにスポットを当てたいと思った。 「障害のある本人もつらいけれど、障害のあるきょうだいを持つ子たちにも、葛藤があるはずだ」 今まであまり注目されず、黙殺されてきたかもしれないきょうだいの視点で考えたい。 自閉症である海斗(かいと)だけでなく、兄の真斗(まなと)や妹の琴子のことを思い浮かべながら次作を書くことを決めた。 「障害児のことで親が手いっぱいになっていると、きょうだいへのフォローがなくなって、その子たちは居場所を失ってしまう。きょうだいのフォローこそ大切」 同年5月から執筆を始めたが、あけみにとってこの時期、置かれた環境に大きな変化があった。 この年の4月、それまで非常勤講師だった椙山女学園大学の准教授に就任し、専任になった。 授業だけでなく、教務などにもかかわらなければならなくなり、今まで以上に多忙になった。 そのため、執筆は当初予定から1年ほど遅れ、11年1月、新作「発達障害の君を信じてる」を出版した。 内容は、海斗が小学1年ぐらいから3年になるころまでだが、出版されるころには海斗は6年に、真斗は中学生に、琴子は小学生になっていた。 タイトルに入れた「信じてる」という言葉は、あけみが自分の子どもたちに、常に語りかけている言葉だ。 「あなたたちの可能性を信じてる」 あけみは思う。 「障害と生きているのは本人だけじゃない。その子の家族、きょうだいもその意味を考え、その事実に傷つきながら生きている。だからこそ、その家族の力を、そして、子どもたちの未来を信じてる」(敬称略) 【あのころの私】 2冊目の本の執筆が遅れたのには、もう一つ理由がある。1冊目のときほどには、私が子どもとの時間を削らなかったからだ。 1冊目のとき、私には子どもたちとの時間が、その先、十分に残されていた。 そう判断したから、脱稿するまでは、夫や親に心残りなく子どもたちをお願いできた。 2冊目のときには、私には3人の子に母として密着できる時間は、それほど残されていないと感じられた。 真斗は、あと数年で自分の世界を確立させて離れていくだろうから。 あんなに望んでいたのに、こんなに楽しいのに、人生は多分長いのに。 私たち5人が家族というユニットを組める時間は10年そこそこ。 まだ、子離れを経験していないからわからないけれど、もしかしたら、しかるべきタイミングで子どもの手をはなすには、子どもが子どもでいてくれるうちは、いっぱいべたべたしといたほうが良いのでは、と思う。 忙しいからこそ、ムキになって、子どもにべったりする。今だからこそ。(朝日) 【送料無料】発達障害の君を信じてる [ 堀田あけみ ] 【送料無料】発達障害だって大丈夫 [ 堀田あけみ ] あなたがそこにいるだけで / 堀田あけみ【中古】afb【10P22Nov12】 堀田あけみさんの図書には今だからできる、大切なことを踏まえて生きている、そういう熱意が伝わってきます。 バタバタとした日々、いよいよ末っ子の受験と並行して、引っ越しの時期を迎えている我が家。 目ぼしい物件が次々と決まってしまい、昨日は別のところを二か所、不動産屋と見て回りました。 でも、今できることを、できる時に、それが大事なんでしょうね。♪ 昨日の夕刻に、777777アクセス達成。いつもご訪問にコメント、恐れ入ります。
2013.01.25
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まっすぐな道 発達障害とともに バスケ人とつながれる ダン、ダン、ダン。昨年11月、夜の体育館で真依子さん(27)がバスケットボールをついていた。 中学生のころに始めた。いまも大学時代の仲間とチームを組む。週2、3回の練習には、体調が多少悪くても、行く。 広汎(こう・はん)性発達障害の影響で視野全体を把握するのが難しく、コートを見渡しながらプレーするのは苦手。ついボールばかりを追いかけてしまう。 他人の考えや感情を推し量るのも難しい。だから、相手のドリブルやパスはなかなか予想できないし、勝つ喜び、負ける悔しさを仲間と「分かち合う」実感が持てない。 それでも、バスケの仲間はできない部分をカバーしてくれる。「パスをつないでシュートまで。その、みんなでやってる感が楽しい。バスケは唯一、人とつながってるって思える」 「めっちゃ信頼しとる」と言う先輩のミサキさん(28)とは10年近くの付き合い。だが、ミサキさんは打ち明けられるまで障害に気付かなかった。 障害を知ってから一度、練習中に真依子さんを病院に連れて行った。声をかけてもまばたきせず、まったく動かなかった。 「でもそれだけ。まいっちゃが大切な後輩なことに変わりない。傷つくこともあるかもしれんけど、バスケみたいに、やりたいことをやってほしいなあ」 3ポイントシュートを決めた真依子さんが両手を突き上げ、ぴょんっと跳びはねた。 「イエーイ!」。3カ月にわたった取材で、一番の笑顔に見えた。[朝日デジタル] 違った生き方ええかな 真依子さん(27)にとって昨年は、新しい一歩を踏み出した年だった。 3月、これまでの自分をつづった『どろだんご~発達障害と共に生きる~』を自費出版した。 「壊れて作って、を繰り返し、最後には光り輝くように」。タイトルに、そんな思いを込めた。 秋には講演活動を始めた。 当事者の会にも顔を出すようになり、障害を受け入れ、もっと自分や他人について知りたいと思えるようになった。 「理解してほしい、と言うばかりではなく、自分も歩み寄っていきたい」 真依子さんが自殺未遂をした時期も、そばで見守ってきた母(51)は言う。「可能性を探しながら、いろんな人に力になってもらいながら、人生を楽しく生きてほしい。ゆっくりでいいから」 この年明け、真依子さんに今年の抱負を聞いた。 「やりたいことは、精いっぱいやる。やりたくないことも、最低限やる」 やりたいことって? 「塾の先生とバスケ。長続きは苦手だけど」 最低限って? 「家族に迷惑をかけない。家族はめっちゃ大事。だって、一番大事に思ってくれとるから。シンプルでしょ」 好きな言葉も、母がくれた金子みすゞの詩集の中にある。 みんなちがって、みんないい 「みんなと違う生き方でも、とりあえず、生きとってもええんかなって思える。生きとる価値が、少しはあるんかなって」 応援してくれる家族やバスケットボールの仲間がいる。いつか教師に戻る、という目標もある。希望がある。そう信じられる。 「前に進まんといけん。成長あるのみじゃな」 その日その日の出来事を書き込んでいる自作の手帳を見せてもらった。3カ月先の分まで用意してあった。(終) どこまで伝えられたか 約3カ月にわたった取材の1カ月ほどが過ぎたころ、真依子さん(27)からこんなメールが届いた。 今日の牛丼、ゲキマズでした。いろんな具材が入って、卵もぐちゃぐちゃで。母に「最低」と言いながら食べました。母は悲しいのかな? こう返信した。 とっても悲しいと思います。一生懸命作ってくれたのだから。言葉をこらえられるようになったらいいですね。 後日、真依子さんが言った。 「あたしな、人のことが自分に置き換えられんの。お母さんがどう感じてるんか、考えてもわからん。結局、人の気持ちがわからんのんよ。だから、まずいって言っちゃダメってわかってても、言葉に出てしまう」 はっとした。真依子さんはこうも言った。 「例えば、家族はみんな『死なんで』って言う。言ってることは理解できるけど、納得はできん」 なぜなのか尋ねてみたが、「理由がわかったら楽なんじゃけどなあ。そのあたりが、想像力の未熟さなのかもね」。 言葉に詰まった。「真依子さんのことを理解できてなかったかもしれません」。間を置いて、そう答えた。 取材から帰ると、再びメールが届いた。 気持ちがちゃんと伝わったみたいでとてもうれしかったです。原稿に生かしてください 真依子さんの生きづらさはずっと続く。 真依子さんの思いを、どこまできちんと記事で伝えることができたのか、今も考え続けている。[取材後記] 3ヶ月の取材では、恐らくは全貌は見えてこないかもしれません。 人、一人が生まれ育ち大人になっていくこと、それは誰だって並大抵の努力で成される事ではないはずですから。 でも、自分で向き合えるチャンスができただけでも、麻衣子さんにとっては有意義な取材だったのかも知れませんね。 週の後半、めっきり冷え込んでいる東京。我が家も、自分と向き合うチャンスを与えられた次男、末っ子。 でも、それでまた生き生きして前向きになれる。 生きていればこそ、ですね。
2013.01.24
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