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☆にゃあにゃのママ☆

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浄土 』。
この『浄土』は、いくつかの文芸誌に掲載された短編を集めたものである。
町田氏の作品は 読みづらいという感想を聞くこともあったが
面白い作品を書く方である。
時に、読点「、」が 極端に少ない文章が ずらずらと並ぶことがある。
文体が独特であることだけは確かだろう。
どたばた漫才のような話の中に鋭い踏み込みがあって、軽く読んでいると
ひやっとさせられる。
自分のエゴをも 丸裸にされて見せられているのに、読んでいて
気づかなかったのかという内省。
他人事として笑っている場合ではなかったと、ひやりとする。

講談社の『浄土』の表紙を飾るのは、黄色い着物を着て、お面を被った人物の写真。
アフィリエイト機能で、その表紙をお見せできないのが残念。


収録作品:犬死 / どぶさらえ / あぱぱ踊り / 本音街 / ギャオスの話 /
       一言主の神 / 自分の群像

浄土  ←クリックしていただければ、大体の内容が分かります。

「本音街」が、建前で動いている社会に嫌気がさしている人間がいて
本音だけで過ごせる街があり・・・という設定なのは、容易に想像がつくと思う。

「どぶさらえ」のラスト1文だけ

俺はほんとうによろこんで、今度は純粋な歓喜の爆発として、手を高く揚げ、
足をくにゅくにゅにして、ひときわ大きな声で、・・(長いので中略)・・その瞬間、
米屋のソンくんの投げたこぶし大の石が後頭部にまともにぶつかって俺は
どぶに倒れて、気を失う瞬間のなかの瞬間、俺は黄金の世界に行くのだ、
どぶの水面下には汚物が
うごめ くのではなく、黄金の世界があるのだ、
と確信してどぶに前むいて倒れて、その後は虚無。


自分を認めて欲しいという思い、傷つきたくないが故の自己防衛手段。
そうしたものに汲々とする情けない男性の姿を書く時の
町田氏の目は、どんなに鋭いか・・・。
閑話休題、町田氏は、パンク歌手・モデルとしても
活躍されている(た?)そうで、本の表紙にお顔を出されている。




イケメンというのだそうだけれど、イケているマスク・「お面」だと思ったら、主人は
イケているメン「男」だと主張していた。

『浄土』は、昨日、読みたてのホヤホヤです。





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Last updated  2007/01/17 11:58:05 AM


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