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松山ケンイチ主演の劇「遠い夏のゴッホ」を赤坂ACTシアターまで観に行ってきました。
目当ては、共演の筒井道隆なので、内容的にはあまり期待してなかったのですが、
思ったより良かったですね。
アムンゼン役の筒井道隆は、出番がそれほど多く無くて残念だったけど、
気だるそうな雰囲気と、ボソボソと話すのが、やはりセクシーです。
長女マッキーからオペラグラスを借りてったいったけど、
アムンゼンは、羽化の柔らかい体で落下したのが原因で、
歌えなくなってしまい、失意の日々を送るセミ。
アリから助けてくれたセミ、松山ケンイチ演じるゴッホを、
なんでそのまま死なせてくれなかったんだと逆恨みしたりもするけど、
ゴッホに感謝を伝えに来て、今度は救う。
最期は、やはり歌ってみたかったと呟きながら死ぬけれど。
ゴッホは、恋人のベアトリーチェと一緒に羽化するつもりだったが、
年数を勘違いしていて、一年早く羽化してしまう。
地上で夏の終わりまでしか生きられないと知り、約束が果たせないことに苦しむ。
夢の中でベアトリーチェと会い、抱き合おうとしてもすれ違う。
切ないですよね。
ミミズのホセが、ゴッホとベアトリーチェの言葉を相手に伝えようとするけど、
一年後でも会えると信じているベアトリーチェが哀しい。
ゴッホは、来年の夏ベアトリーチェが羽化してくるまで生き延びようと、
クワガタやカエルに越冬の方法を聞いたりする。
「冬は、天敵だけでなく、世界中が敵になる。
生きられるかどうかは世界を作ったものが決める。
生きられるだけ生きろ」と言われ、
二本足の化け物の住む世界に行って生き延びる。
何のために生まれて、何のために生きるのか、
アンパンマンの歌詞みたいだけど、考えてしまいましたね。
アリが「生きるために働くのではなく、働きたいから生きるのでは?」と言っていた。
松山ケンイチは、これが初舞台だそうだけど、健闘してましたね。
ベアトリーチェ役の美波も熱演だっし、
ホセ役の吉沢悠がコミカルでいい味を出していた。
また、イルクーツク役の石川禅は、低音のセリフが響き、心にしみましたね。
ネタバレになるので、あまり書けませんが、
シリアスになり過ぎず、希望や明るさを持たせながらも、考えさせてくれました。
主人がチケットを予約し、払ってくれたのですが、本当に感謝です。
勤務先の厚生サービスで安くはなったのですが、S席はやはり高いのにね。
開演前のステージ。まだ暗い・・・
白い胡蝶蘭ばかりの中で、青い胡蝶蘭が目立っていた。
まあ、青い溶液を吸わせているのだろうけど・・・
緑もありましたね。
帰りがけに赤坂ACTシアターから見えた景色。
煉瓦や洋館がいいですね。
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