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映画「 私を離さないで
」をDVDで観ました。
息子のカズが借りてきたですが、観たら2年前に映画館で観た映画だった。
その時の日記
です。
題名だけではわからなかったけど、最初の場面で思い出しましたね。
介護人になったキャシーが、手術室を見つめてるところ・・・
【あらすじ】寄宿学校「ヘールシャム」で学ぶキャシー、ルース、トミーの3人は、小さい頃からずっと一緒に暮らしている。外界と隔絶したこの学校では、保護官と呼ばれる先生の元で子供たちは絵や詩の創作をしていた。18歳になり寄宿学校を出て農場のコテージで共同生活を始めた彼ら。やがてルースとトミーが恋を育むようになり、キャシーは孤立していく。その後、コテージを出て離れ離れになった3人は、逃れられようのない運命に直面する事に...。
印象に残った場面を引用します。
オリジナルからコピー(提供者)をとる。そのオリジナルとは親?
オリジナルを探すためにはゴミタメを漁るしかないから、
ポルノ雑誌のモデルをしてるかもと必死に見るキャシー。
それを理解してくれてたトミー。
キャシーとトミーが、臓器提供の猶予を求めに作品展示ギャラリーのマダム宅に行き、
ヘールシャルムの校長に会う。
校長「ヘールシャルムは、臓器提供の理念を実践する最後の場で、
作品は“提供者である子供たちも人間だ”と証明するため。
そんな証明誰も求めてなかったけど。」
キャシー「猶予はないのよ、トミー。」
校長「そう、猶予はないの。今も昔もね。
作品は魂を探るためではない。
魂があるのかを知るためだった。」
魂があるなんて当たり前なのに、提供者にはそれさえも認められてなかったなんて・・・
一縷の希望にすがりついてみたものの、
かえって絶望の淵に追いやられ、トミーは絶叫する。
トミーが提供前に最期の微笑み。
最後の場面。
キャシー「ここには、過去に失ったものがすべて流れ着く気がする。
もし、それを信じれば、
ここで待てば地平線のかなたに人影が現れる。
近づくその人影はトミーだ。
彼は手を振り、私を呼ぶ。
その先は想像しない。したくない。
トミーを知っただけでも幸せだった。
私は自分に問う。
私たちと、私たちが救った人々に違いが?
皆”終了”する。
”生”を理解することなく、命は尽きるのだ。」
正視に絶えない残酷な現実。でも、それを淡々と描いている。
焼きもちからキャシーとトミーの仲を裂き、割り込んでいたルース。
でも、その償いにと執行猶予の申請にとマダムの住所を伝える。
小さいころの恋がずっと続くんだなと思ってしまった。
切なく、哀しいけど、美しい風景や建物が癒してくれる気がする。
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