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午前中、入間おやこ劇場の例会部に行きましたが、
途中で抜けて、赤坂アクトシアターへ劇「海辺のカフカ」を観に行きました。
余裕見て出たつもりだったけど、車を安いけど駅から遠い丸広の駐車場に置いて歩いたので、
着いたのはギリギリ・・・
トイレと、オペラグラスを慌てて買い、駆け込みました。
村上春樹の原作小説は読んでないけど、宮沢りえと藤木直人が見たかったのですよね。
オペラグラスはあまり倍率が高くないから、結局あまり使わなかったけど、
2人の魅力は遠目からでもよくわかる。声もいい。
宮沢りえのスリット入りのタイトスカートとハイヒールが素敵で憧れますね。
15歳のカフカが母親では?と思いつつも惹かれていってしまうのも理解できます。
S席の割には遠かったけど、全体が見えて良かったかも。
ガラスのショーケースに入ったようなセットが滑って移動するのは面白い。
少女時代の宮沢りえがガラスの中に入って出てきた時は人形かと思ったほど。
無機質だけど、蝋人形のような妖しい雰囲気。
哲学的な台詞も多く、考えさせられますね。
「僕が求めている強さは勝ったり負けたりする強さじゃありません。
僕が欲しいのは外の力を受けとめることができる強さです。
不公平さとか、不運とか、悲しみとか、誤解とか、無理解とかー
そういうことにじっと耐えていける強さです。」とカフカが言うと、
「一番身につけるのが難しい強さね」というようなことを宮沢りえが言ったと思う。
また、「人を殺すのも殺されるのも嫌だから戦争には行きたくない。
でも、戦争になったら嫌だと言っても免除してもらえるわけでもないから、逃げるしかない・・・」と。
集団的自衛権で戦争に行かされるのでは?と思うと他人ごとじゃない。
パンフレットや原作本も買いました。
綿矢りさのコメントに共感してしまった。引用します。
「作中の台詞だが”暴力からは逃がれられない”。
カフカが殺してしまったかもしれない父、
殺りくを繰り返す、愉快なコスチュームのジョニーウォーカー。
彼らは人とのつながりに暴力を介する。
そんなつながりを欲しくない人間を無理やり捕まえてきて、
心の奥底で眠ってる引き金を暴く。
自分を自分自身で無くさせる。
残虐は誰の中にもあり、さらされる危険も常にある。
嫌なものだけど、生きて命のある限り、暴力との邂逅は最大のハイライトだ。
さんさんとライトを浴びるジョニーウォーカーの殺りくの場面を、
息をつめて見入りながら、皮肉なものだなと思った。
嫌なのに、どの場面より目が離せない。」
途中、ちょっとうとうとしてしまったから、ますます原作本を読まないと。
昨夜早く寝ないとまずいと思ってたのにね。
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