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代々木オリンピックセンターの出会いのフォーラムに行き、
むすび座の人形劇「父と暮らせば」を観てきました。
申込みが多かったので公演が追加されたそうですが、私はその2回目の公演を観ました。
人形が小さいので、後ろの椅子席ではなく、前の床に座って観ました。
途中で交代したり、ミスしたと見せかけ、笑いを誘ったりしてました。
「あらすじ:昭和23年の広島。福吉美津江の自宅。
美津江は、父・竹造と二人で暮らしている。竹造は原爆の直撃を受けて死亡したはずなのだが、幻となって美津江の前に現れたのである。美津江は明るく快活だが、心の奥では原爆投下を生き残ってしまったことへの罪悪感をもっており、勤め先である図書館で原爆の資料を集める木下という青年から好意を寄せられているものの、死者への申し訳なさから親密になれないでいる。竹造は、美津江の日々の話し相手として、彼女を楽しませ、ときに諭し、助言を与える。
美津江は、木下から故郷の岩手に一緒に行こうと誘われたと竹造に告げる。竹造は、それは結婚の申込みで、ぜひ行くべきだと言うが、美津江はまたも逃げようとする。そして父と娘の最後の会話が始まる…。」
瓦礫の下の父に「逃げろ」と言われても、娘は生爪が剥がれるほど土を掘ったりして助けようとする。
父は「最後の親孝行として、自分の分まで生きて欲しい」と言う。
泣けてしまいましたね。周りからもすすり泣きが聞こえてきました。
それでも娘は見殺しにしたという罪悪感から、自分だけ幸せになってはいけないと思っている・・・
娘「一瞬のうちに人の世のすべてがのうなっていました。
あんときの広島では死ぬるんが自然で、
生きのこるんが不自然なことやったんじゃ
。」
父「人間のかなしかったこと、たのしかったこと、それを伝えるんがおまいのしごとじゃろが。」
父は、後世に原爆を伝えるのを娘ではなく孫に頼もうとまで言う。
ようやく娘は思い直し・・・
なんてネタバレになってしまいますが。
次女ミンミが宮沢りえが出演していた映画「父と暮らせば」が好きで、
こまつ座の演劇も観に行きました。映画とはイメージが違うとは言ってましたが・・・
私も映画を観て、筋は知っていたけど、人形劇を目の前で見るとまた迫力が違う。
人形と語りの人間が演じているので、舞台劇の要素も少しあるかな。
バックに流れる音楽がまたよく合っていましたね。
明るいけど、最後が哀しい。聞いたことあるメロディなのだけど歌詞や曲名が思い出せない・・・
終わってからむすび座の人に聞いたのですが、
武満徹の曲としかわからず、後でメールを教えて欲しいと頼んだのですが、
まだ届かないので、自分でネットで調べたら「小さな空」とわかりました。
探して聴いたYouTubeです。良かったら聞いてみてくださいね。
私も今に歌ってみたいなあ・・・この「父と暮らせば」を思い出しながら。
p.s.翌日、むすび座さんからメールで曲名を教えていただきました。ありがとうございます!
「小さな空」武満徹 作詞作曲
青空見たら 綿のような雲が
悲しみをのせて とんでいった
(リフレイン)
いたずらがすぎて 叱られて泣いた
子供の頃を思い出した
夕空見たら 教会の窓の
ステンドグラスが 真っ
赫
に燃えてた
夜空を見たら 小さな星が
涙のように 光っていた
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