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パステル音楽館の新年会を中座してぎりぎり開始に間に合いました。3時間45分の長丁場だけど目が離せず、ちょっとうとうとしただけで
私にしては最後までよく見られました。
800日間の記録を3時間45分にまとめた福島のドキュメンタリー映画です。
一章・汚染、二章・決断 三章・避難、四章・故郷、五章・遺言。
「原発さえなければ」人が死ぬことも、苦しんだり、泣いたり、裏切られたりすることもなかったのに・・・
地震や津波の被害は、頑張ればなんとか復興できるかもしれない。
でも、放射能は目に見えず、半永久的に被害が続くから、頑張っても復興できない・・・
見えない戦争だとも言っていた。やはり原発を許してはいけないですよね。
安全神話を信じて裏切られたのに、また安全?だと言って再稼働しようとしている。
他の発電より経済的なんて言っても、一旦爆発すればよっぽど非経済的なのにね・・・
とても興味深かったので、パンフレットや、
この映画「遺言」の主人公の「酪農家・長谷川健一が語る までいな村・飯館」という本も買い、
家に帰って早速読みました。
飯館村長は酪農家の先輩で、尊敬し協力していたのに、原発の被害を隠され裏切られてしまった・・・
その為に飯館市民は避難が遅れ、被ばく量が増えてしまったそうだ。
間違えて映画「遺言」の豊田監督にサインをお願いしてしまったけど、快くしてくれました。
共同監督の野田雅也さんは、
入間市在住の日本画家で、会場の入間市産業文化センターの緞帳の絵の原画を描いた
「~天然岩絵具の伝統技法により 日本の精神性を描く 最後の日本画家~」だそうです。
豊田監督のアフタートーク。
飯館村民で今、仮設住宅に住んでる人はほとんどが高齢者。
三世代や四世代の大家族だったのが、3・11から分断され別々に暮らしている。
若い人たちは他の都道府県に移住したり、自分たちで家を借りたり買ったりしてるらしい。
高齢者も以前は、飯館村に主体的に帰りたいと言ってたのが、
今では、自分たちだけで飯館村に帰るしかないと若い人達に遠慮してるらしい。
またもっと高齢の老人は、自分たちだけでは住めないと帰ることも諦めている。
除染が出来たら、放射線量が少なくなったら、と言っていたけど、
そのレベルが飯館村は他の村に比べてあまりにも低い・・・
帰村と言われても、帰って住めるような環境にはなっていないだろうとのこと。
村長が帰村を急ぐあまり、健康を考えずにレベルを下げているのだそうだ。
主人公の長谷川健一さんは今、ADRで3000人の飯館市民をまとめ、東電と交渉中。
村長など行政側の村民とは対立していて、村が二分されてしまっているそう。
以前ドラマリーディング 「空の村号」
を観て、脚本が載ってる「げき」を買ったのですが、
設定が似てると思ったら、やはり飯館村がモデルだったのですね。
入間おやこ劇場の総会で私が推して、今年度の高学年例会に選ばれ、観られることになりました。
事前に勉強会とかしたいけど、この映画「遺言」は長すぎますね・・・
どういうものなら、みんな特に高学年・中学生などの子ども達は興味を持ってくれるかな・・・
この映画の中でも避難していた子ども達がお墓詣りなどで一時帰宅する場面があった。
魚のつかみ取りやお祭りなど、懐かしいと言ってたけど、もう出来ないのをわかってるからかも・・・
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