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劇「ビロクシー・ブルース」(東京芸術座)を、下石神井の東京芸術座アトリエへ観に行きました。
行きは、石神井公園駅からバスで。帰りは上井草駅まで歩きました。
あそびあーと☆こども劇場いるまに来た招待状で観ました。
以前、同じ作家ニール・サイモンの自伝的”B・B三部作”の「思い出のブライトンビーチ」を、
あそびあーと☆こども劇場いるまの前身・入間おやこ劇場の例会として観てから、
招待状が届くのです。私は割と東京芸術座の劇は鑑賞活動部員として下見してますね。
あらすじ:第二次大戦末期。
ブルックリンから、コネチカットから、テネシーの田舎町から招集され
南の果て、ミシシッピー州ビロクシーの低湿地帯に集められた若者たちは、
縮み上がらされ、心をズタズタにされ、一緒に苦しむことで仲間意識を持たされ
DICK(ディック)-Dedicated Infantry Combat Killer(脇目もふらぬ戦闘殺人者)-
になる為の訓練を受ける。
それに、反抗するもの、迎合するもの、押し潰されるもの、傍観するもの……
たちが織りなす、青春群像。
時代背景の兵役制度の変遷なども、パンフレットに書いてありました。
幕にも、星条旗に弾痕が、、、
途中の休憩で、アトリエ内の九条の会の売店に行きました。
コーヒーを出してもらったので、書いてあった50円をカンパ。
戦争法案反対の署名もしました。
熊本地震募金もありましたね。
劇はとても良かったです。重いテーマだと思ったけど、
ニール・サイモンはコメディの名手だそうで、台詞は軽妙。
でも軽いだけではなく、通奏低音のように押さえるべきところはしっかり押さえている。
サイモンの分身である作家志望のユジーンが書く回想録。
そのノートを仲間に盗まれ、読まれてしまった時に、
「紙に書いたことはみんな信じる。だからこそ責任を持って書かないといけない」と心に刻む。
毎日日記を書いてる私も、そう思わないとね。
よく眠ってしまう私がウトウトするどころか引き込まれ、
明るくなってもう休憩?と思うほどあっと言う間でした。
もちろん、休憩後もですが。
トゥーミー教官は反抗するエブスタインを快く思わないが、
それでも無視しきれないのは、自分でも規律を強制する軍隊に疑問を持ってるからではないか?
だからこそ、最後にエブスタインが最期の望みと言っていた
教官に腕立て伏せをさせるということを叶えさせてしまった。
教官も反抗的な新兵を、模範兵に育て上げるという最期の望みを果たしたが。
古傷の後遺症で病院に送られる教官には、本当に最期の望みになったのかも。
劇中でも、パンフレットでも、劇団員はそれぞれ最期の一週間の望みを言っていたが、
私だったら、何にしようかな?
家族と過ごしたいと言っていたヘネシーに共感したなあ。
一緒に旅でもしたいですね。なんて今でもしてるか。
ユージンは、童貞も捨て、初恋も叶えた。
初恋は実らなかったけど、デージーは子どもの写真を送ってくれるらしい。
生き残って、作家にもなれたのだから、望みは全部叶ったのですね。
羨ましいです。私も日記は書いてるけど、小説は書けないなあ。
拙い小説・童話も途中で書けずに筆が止まってしまっています、、、
観劇の帰りがけに見かけた、闇に浮かび上がるような白い花!
一重のバラかな?ピンクのカクテルが白くなったような感じですね。
今日観た劇のように、苦しい中にも希望はあるのですよね。
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