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主人はチケット買う時「スクープ」と言って、スタッフがえっ?と言う顔をしたので、
私が「スポットライト」と言い直しましたが、副題が「世紀のスクープ」だったのですよね。
終わってからパンフレットも買いました。
http://eiga.com/movie/83636/
(解説)新聞記者たちがカトリック教会のスキャンダルを暴いた実話を、「扉をたたく人」のトム・マッカーシー監督が映画化し、第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞した実録ドラマ。2002年、アメリカの新聞「ボストン・グローブ」が、「SPOTLIGHT」と名の付いた新聞一面に、神父による性的虐待と、カトリック教会がその事実を看過していたというスキャンダルを白日の下に晒す記事を掲載した。社会で大きな権力を握る人物たちを失脚へと追い込むことになる、記者生命をかけた戦いに挑む人々の姿を、緊迫感たっぷりに描き出した。第87回アカデミー賞受賞作「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で復活を遂げたマイケル・キートンほか、マーク・ラファロ、レイチェル・マクアダムスら豪華キャストが共演。
ドキュメンタリーのように淡々としてるのかと思ったけど、内容が深く、ぐいぐいと引き込まれました。
肉体だけでなく魂まで神父に虐待され、信仰と希望を持てなくなってしまった被害者の少年たち・・・
成長してもその傷は癒えず、自殺してしまった人も居る。生き残った生存者の声も無視されてきた。
性的虐待をした神父たちを組織的に隠ぺいしてきた教会。
妻帯が許されないカトリックの神父の6%が小児性愛者だと言う・・・
それを暴き、教会と対抗し、守ろうとする弁護士からも情報を得ようとする記者たち。
以前、情報を送られたときに、見過ごしてしまった罪悪感もあるのだろう。
それは別の記者かと思ってたのだけど、違ってたのですね。
ボストン・グローブ社の定期購読者の半数がカトリック信者で、冒険でもある。
アメリカでの教会の権威のすごさは、無神論者の多い日本では想像がつかないけれど。
私は一応?プロテスタントのクリスチャンだから、
教会や聖職者を貶められるのには抵抗あるけど、これは事実だから仕方ないか。
この報道の後、被害者の訴えが全米だけでなく、全世界に広がり、
レイプ4000件で、神父3400人が処罰された。
ローマ教皇自身も隠ぺいにかかわってたことが分かって、辞任した。
賠償で教区が破産するだけでなく、信者の信頼を失い、300万人以上が去った。
2000年続いたカトリック教会において、宗教改革などと並ぶ歴史的危機。
「こんな事態になる発展するなんて、私たちの誰ひとりも予想していませんでした」と、
グローブ社の記者は言っている。本当に地方紙のスクープから全世界が動いたのですよね。
文字通り「ペンは剣よりも強し」。でも、今日本ではメディアが政治や権力の言うなりになっている・・・
力を持つ組織に対抗するには、つぶされる覚悟を持ってしなければいけないだろうけど頑張ってほしい。
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