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確かに日記、カルテ、通知表の内容までとプライバシーに関わる部分が多い。その分内面に触れられるけどね。
もっと山田花子のマンガを読んでみたいと思いました。病気なのだろうけど、だからこそ描けるものがあるのでしょう。
また、山田花子の愛読書だったという絵本「やっぱりおおかみ」は読んだことある気がするけど、もう一度読んでみたいかも。孤独なオオカミに小さい頃から共感していたのですね。
筆者の「あとがきにかえて」の中から引用。
「‥‥学校では、『差別をしてはいけません』という言葉での教育が行われる。(実際に被差別の体験がある場合は別だが)適応の良い多くの健康な子どもは、『「差別というものは(世の中に)存在するべきではない」と考えているようにみせる』ことが最も重要であると認識する。」(p.234)
感想からの引用です。
「この文章は、彼女の作品に出てくる、「表問題児」に対する「裏問題児」としての自己規定を論じた部分に出てくる。表問題児は知的障害児として描かれており、いじめを受けると先生が、差別をしてはいけませんと厳しくクラスメートを叱ってくれる。ところが裏問題児がいじめられる理由は容易には可視化できないので、自分のせいだと思ってしまう。山田花子のような抜群の記憶力と表現力の持ち主にして初めて、いじめられる理由が生き生きと描写され、そしてそれを元にして著者は非言語性学習障害という診断を下すことができた、というわけです。ちなみに、裏問題児は表問題児を羨み、辛辣な視線を投げかけます。」
差別はいけないと思いつつ、そうだなと思ってしまう自分が居る。私自身「裏問題児」に近いものがあるからかな。
余計なことは言うまいと構えてしまっている。
軽いうつからは抜け出せたと思うけど、もともとの性格はなかなか治らないしね。
共感するのは自分もその気があるからと思ってしまいます・・・
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