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好みと撮影場所によって異なりますが、大阪近郊で「朝練」を行うときのトップスターは、やはり「なは・つき」こと、特急「なは・あかつき」でしょう。九州発の関西ブルトレでは唯一の生き残りとなりました。機関車の次位に、1両だけ色彩の異なるレガートシート車を従え、終点の京都をめざす特急「なは・あかつき」が本日の「思い出の1枚」です。ナンバープレートのEF66 45と合併型のヘッドマークが朝日にまぶしく輝きます。
2007/06/30
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遠出が続きましたので、たまには地元鉄も、と思い(それでも出かけるんかい! 笑)、少し前、梅雨の合間の好天に誘われ、「朝練」に行ってきたときの写真が、本日の「思い出の1枚」です。場所は山崎と向日町の間のお立ち台、名神高速道路天王山トンネル出口の側道部分にある跨線橋です。ここは朝6時から7時台にかけて「きたぐに」や「日本海」「銀河」「なは・つき」といった好ターゲットが続行してきます。また、通勤時間帯にかかる直前ですので、貨物列車も次々とやってきて飽きることがありません。これまでの「朝練」では、いつもわずかに遅刻して、急行「きたぐに」を正規の時刻に撮影したことがありませんでした(大阪から向日町への回送は何度も撮影しています)。今回は気合いを入れて早起きし、「きたぐに」から撮影を始めました。「きたぐに」のこのカラーリングには好き嫌いが分かれますが、今やこの車両も絶滅危惧種に登録されそうです。ことさらに昔話を持ち出すつもりはありませんが、「月光」型といわれ、東海道・山陽路を数多くの仲間と疾駆していた時代を懐かしく思い出します。
2007/06/29
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夕方の飲み会に備え、一旦、ホテルにチェックインし、荷物を置くことにしました。定宿とするホテルへ行くため、御茶ノ水駅で降ります。ホテルに入る前に、ちょっとだけ橋の上から中央線の201系を撮影しました。前回、東京へ来たときも同じ場所で撮影しており、わたしにとってはお決まりのコースです。その時は台船を引くタクボートが入ったカットを撮ったのですが、今回は201系と地下鉄が一緒に入った写真を撮影することができました。聖橋のアーチの中にすれ違う地下鉄が見えるのですが、ちょっと小さかったかな。でも、こうしたシーンは偶然性が高く、201系も近い将来見られなくなりますので、撮れただけラッキーといたしましょう。
2007/06/28
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「カシオペア」を撮影したあとは尾久駅へ移動しました。ここもアウトカーブで列車が接近しますが、どちらかといえば正面土管の構図となります。待つことしばし。やって来たのはEF81 100号機。まさにキリ番ゲットです! でも、真正面からだと、サイドに描かれている流れ星が入らないのですね。ま、それは次回のお楽しみとしましょうか。
2007/06/27
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先日、用事があって東京へ行ってきました。夜、いつもの鉄仲間と一献酌み交わす前に、少し時間がありましたので、手軽に駅撮りができる場所として川口駅のホーム端を教えてもらい、そこで上野発の寝台特急「カシオペア」を待つことにしました。関西在住のお登りさんにとって、上野発の「カシオペア」や「北斗星」などは憧れの優等列車。ネコにマタタビ、クマに、う~む、何でしょう。いずれにせよ、メロメロになってしまうものなのであります。陽の高い時期とはいえ、駅前にあるビルの陰が足早で迫ってきて、線路は所どころマダラ模様になり始めています。露出も僅かの間に変化してきますので、早くやって来て、と心の中で祈ります。そうこうするうちに、遠くにカシオペア専用機の姿が見えました。遠く北海道へひた走る「カシオペア」は、すでにクルージング状態に入っていますので、接近スピードは思った以上に速く、あっという間に目の前を走りすぎていきました。久しぶりに見たシルバーの寝台車。何度見ても良いものです。
2007/06/26
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古い駅舎と出会う旅でもあったのが、今回の肥薩線訪問の特徴です。すでに過日のブログで嘉例川駅と大畑駅の様子をご覧いただいていますが、本日の「思い出の1枚」である大隅横川駅もマスコミで取り上げられることの多い駅です。人吉駅を早々に切り上げたのは、飛行機に乗って帰る前にちょっとだけ大隅横川駅に寄っていきたく、できれば駅舎と列車を一緒に撮影したいと思ったからなのです。残念ながらタッチの差で列車の到着時刻には間に合わず、駅舎の内外を撮影するにとどまりましたが、それでも十分楽しむことができました。大隅横川駅のホームにはタブレットキャッチャーが説明版とともに残されていました。もちろん、現在は使用されていませんので、ホームの真ん中に設置されています。鉄道文化財的な扱いで、鉄道のことをよく知らない一般の人に知ってもらうという心遣いを感じることができました。また、駅本屋のホーム側支柱には、戦争中、米軍機の機銃掃射により銃弾が貫通した跡も残されています。駅舎の屋根を突き抜け、さらにこの支柱も貫通しているのですから、銃弾の威力のほどが分かります。鉄道文化財としてだけでなく、戦争の証人としても末永く存在してもらいたいと思います。それにしても、本瓦の屋根に、ひさしのついた玄関、黒い板壁、木枠のガラス窓……、これぞまさしく「正しい日本の駅」という感じです。ほとんどの駅で見られる自動販売機が玄関脇に鎮座していないのも好ましいところです(もちろんこの駅にも自販機はあるのですが、駅本屋から少し離れた所に置かれています)。望むらくは、駅前のポストが昔ながらの赤い円柱形であれば、もう、文句のつけようがない満点の構図となったのですが、それは求めすぎというものでしょうね。
2007/06/25
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「九州横断特急」を撮影して目を転じると、構内の少し離れたところに昔ながらの機関庫が残っていました。30年以上前、わたしはこのクラの写真も撮っています。そのときは、春休みに念願の九州へ撮影に来て、熊本から肥薩線で球磨川を眺めながら人吉に到着。クラの中で休憩しているD51 572号機を撮影したのが、本日の「思い出の1枚」です。この日は、駅構内でC57 9号機の写真も撮影しています。今回は時間の関係で機関庫の方には行けませんでした。一瞬、「この次はいつ来られるか分からないのだから、ちょっとだけでも足をのばしておいた方がいいんじゃない?」と囁くもう1人の自分がいたのですが、そのときは強引に振りきってしまいました。「自分の気持ちに素直に行動しておけばよかった」と今、ちょっぴり後悔しています。
2007/06/24
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来春のための予行演習や球磨川鉄橋での撮影を済ませたあと、人吉駅へ向かいました。ホームのはずれに行くと「九州横断特急」が発車に備えて停まっていました。車内にはチラホラと人影も見えます。この「九州横断特急」は人吉から八代、熊本を経て阿蘇の外輪山をまわり、最終的には別府まで行きます。まさしく九州を横断して走る特急です。ビビッドな赤い列車は以前、スイッチバックの立野付近でも撮影しました。そうした経験から、「九州横断特急」は熊本が始発だと勝手に思い込んでいましたので、今回、人吉駅に停まっているのを見たときは、ちょっと驚きました。
2007/06/23
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桜並木で来春の予行演習をしたあと、時刻表を見ると、人吉発の「九千坊号」という季節列車(快速)が間もなくやってくることが分かりました。「九千坊」というのは揚子江上流の唐天竺から球磨川に来た伝説のカッパの名前だそうです。キハ31系で運行される快速「九千坊号」は、通常の座席の代わりに、畳敷きのボックスシートを4つ(16人分)用意しているのが特徴です。球磨川の景色を楽しんでもらうため、車内では観光案内のテープが流れ、要所要所でスピードを落として運行されます。球磨川の観光列車ですので、やはり川にちなんだ場所で撮影するとなると鉄橋しかありません(発想がベタやなあ……。笑)。ということで、やってきたのは第二球磨川橋梁。赤いトラス橋が織りなすパターン模様がおもしろい効果を生み出してくれました。
2007/06/22
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現在、肥薩線は列車運用の面で大きく3区間に分けられます。1つは八代から人吉までの球磨川に沿った区間。もう1つは人吉から吉松までの矢岳越えの区間。残る1つは吉松から隼人までの区間です。途中にループとスイッチバックの急峻な矢岳越えが存在しているため、全区間を通して走る列車は1本もありません。その意味では、表向き1つの路線ですが、実態は3本の線区に分かれているのが現在の肥薩線といえるでしょう。3つの区間は当然、車窓の景色も異なります。八代から人吉までの区間では川に沿った穏やかな景観が広がっています。そのなかに桜のカーブとして有名な渡~西人吉のお立ち台があります。今の時期は当たり前のことですが、桜の花はなく、新緑の桜並木となっています。今回はロケハンのつもりで現地を訪ねました。ちょうど単行の普通列車がやってきましたので、春、満開のさくらを想像しながらシャッターを切りました。来年の3月末ごろ、ぜひとももう一度、訪ねてみたいものです。
2007/06/21
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スイッチバックを見下ろして撮影したあと、大畑駅に行きました。蒸機時代と比べて線路の数は減り、もと線路があった場所は広くて長い空き地になっていましたが、ホームや駅舎は昔のままでした。駅舎の待合室は椅子などもなく、がらんとしていましたが、壁にたくさんの名刺が貼られていました。おそらくは鉄道ファンが貼り付けていったものと思われます。鉄道史に残る名所ゆえのことでしょう。昔ながらの木製の改札口も鄙びた良い雰囲気を醸し出しています。長いホームの端には水盤があり、今も水があふれ、流れ落ちていました。蒸機時代には、運転士や乗客たちが、しばし休憩を取りながら、この水でススに汚れた顔や手を洗ったのかもしれません。古き良き時代の証しが今も息づいているのはうれしいことです。ホームや駅舎の外回りを撮影したあと、再度、待合室にもどり、掲示板を見ると、この間、引退したハチロクが近い将来、復活するであろうという新聞記事が貼られていました。故郷で元気な姿を見せてくれるよう祈りました。
2007/06/20
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今から30年以上も前、わたしは肥薩線の矢岳越えをしています。当時は客車1両のあとに長大な貨車がつながった混合貨物列車を肥薩線仕様の重装備D51が編成の前後について押し上げていました(今でいうところのプッシュ・プル運転です)。このときはカメラのほかにテープレコーダーも持参し、客車のデッキに陣取って録音をしました。今では考えられないことですが、客車のデッキにあるドアは開けっ放しですから、手すりを握って外にマイクを突き出すなんてこともやってしまいました(良い子は絶対にまねをしないでくださいね。笑)。デッキのすぐ前ではD51のテンダーがゆれており、重装備D51から出される重低音のドラフト音は迫力満点でした。残念ながら、そのときに録音したカセットテープはどこかへいってしまいましたが、記憶の中のサウンドとして、今でも耳朶に残っています。現物の音は消えてしまいましたが、写真は残っています。大畑駅で撮影したカットですが、先日現地を訪れた目で見ると、人吉側から上ってくるD51牽引の客車列車をスイッチバックのそばで撮影したのだろうということが分かります。わたしはこのとき、人吉から吉松へと移動していますので、おそらくこの1本前の列車で大畑にやってきて、この客車に乗って吉松へ行ったのではないでしょうか(恥ずかしながら、記憶が全く残っていないのです)。それにしても、肥薩線仕様の重装備D51といい、機関車の次位についているダブルルーフの客車といい、30数年経ってこの写真にスポットライトを当てることができるとは思っていませんでした。矢岳駅のそばには今でも当時のD51が保存されているとのことです。今回は残念ながら立ち寄る時間がありませんでしたが、次回にはぜひとも再会したいと思っています。
2007/06/19
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今回、肥薩線を訪ねるにあたって、ぜひとも撮っておきたいカットがありました。肥薩線の鉄道写真としては定番中の定番、大畑(おこば)駅のスイッチバックを通過する気動車の写真です。事前に調べてみると、撮影ポイントは駅からそれほど離れていない丘の上ということが分かったのですが、現地に行ってみるとスイッチバックを見下ろせる場所はなかなか見つかりません。知っている人は知っていますが、行き方を知らない人にはルートが分からないという、俯瞰ポイントでは約束どおりの展開となりました。しばらくポイントを探してウロウロしたのですが、どうにも見つかりません。仕方がないので、たまたま行き合わせた地元のご婦人に教えてもらうことにしました。その結果、「あのあたりからよく撮影しているよ」とのこと。さすがは有名お立ち台ポイントだけのことはあります。人吉~吉松間は列車本数がかなり少なく、大半の乗客は「いさぶろう」「しんぺい」の観光列車に乗って日本三大車窓の1つといわれる矢岳越えを堪能するのが普通ですから、スイッチバックのある大畑駅に降り立つのは限られたマニアだけです。スイッチバックを撮影するのなら車で来なければ、へたをすると帰ることすらできなくなる場所です。しかし、そんなところだからこそ、かえって訪ねてみたいという気持ちが強くなるのです。お立ち台の周辺は新緑が目に鮮やかで、眼下にスイッチバックを見下ろし、はるか遠くには人吉の街(おそらく)を眺めながら、最初に矢岳から下ってきた「しんぺい」号を見たときには、やはり来てよかった、と思いました。
2007/06/18
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開業して100年以上になる肥薩線の嘉例川駅肥薩線には今でも情緒のある駅舎がたくさん残っています。その1つが嘉例川駅で、建築されてからすでに100年以上経っており、国の登録有形文化財にもなっています。「はやとの風」を撮影しているときに知り合った地元の鉄道ファンに案内していただいて嘉例川駅へ行きました。さきほど撮影した「はやとの風」は観光客のため、この駅でしばらく停車します。わたしが駅に着いた時には、列車から降りた乗客の方がさかんに駅舎の写真を撮っていました。また、こうした観光客のために駅車内では駅弁も販売されていました。メディアで取り上げられ、人気の嘉例川駅ですが、今は無人駅となっており、かつて駅員さんがいた役務室には、かつてタブレット交換が行われていた時代に使用された機械が残されていました。そうしたものや駅舎の内外を撮影しているうちに下りの普通列車が到着しました。ローカル線では鉄道の存在そのものが危機に直面しているところが多いのですが、歴史ある駅舎はそれだけで観光客を呼ぶことができるということを、この嘉例川駅は物語っているような気がします。
2007/06/17
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昨日のブログでJR九州の特急の多くには原色が使われていると書きましたが、本日の「思い出の1枚」は、究極の原色である黒をボディーカラーとする特急「はやとの風」です。室内は、これまたJR九州お得意の和モダンといった造りになっているようで、肥薩線の特急として人気上昇中です。それにしても、写真を撮る場合、黒というのはとても難しい色ですね。普通に撮ると黒くつぶれることが多いため、撮影法の本などでも露出を少しプラスした方がよいといったふうに書かれています。といって、プラスしすぎると周囲が飛んでしまいます。そのあたりの兼ね合いが微妙かも。晴れているとコントラストが強くなるので、むしろ薄曇りくらいの方が黒の調子を出しやすいかもしれません。新緑がきれいに輝き、田植えの準備が進む里山を駆け抜けていくブラック・エクスプレス「はやとの風」。理屈では分かっているのですが、う~む、やっぱり難しい……。
2007/06/16
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JR九州の列車は赤、白、青、緑、黄と、原色を大胆につかっており(そうそう、究極の原色、黒もありました)、その配色が好ましく思えるときと、ちょっとなんだかなあ、と思えるときとがあります。いかにも日本情緒たっぷりの景色の中にビビッドな原色の列車(しかもトリコロールのようなもの)がやってきて、気分的にちょっと退いてしまうこともあります。でも、それがJR九州の持ち味ですから、これはこれで良しとしましょう。特急「ソニック」といえば、白だけではなく、青もあるんですね。このあたりは長崎本線の「かもめ」と同じパターンです。青いソニックは、なかなかに前衛的な面構え、フォルムをしています。同じような色使いと近未来的なデザインをしている南海「ラピート」につながるところがあり、「青いソニック」を見ると、個人的には「ラピート」を連想してしまいます。
2007/06/15
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友人から聞いた話です。鉄仲間の飲み会でのこと。ある“鉄人”いわく。「夕日を受けて車体がぎらりと光るシーンを見られる回数は、みんな人生で何回と決まっているんだ。撮影現場で見ることができたら言うことないが、仕事の最中とかカメラを持っていないとき、何気なく目をやった先で『ぎら~り』と光ったのを見ても1回は1回。生涯で見られる数が1回減ってしまうので注意が必要!」。酒の席で、この「ぎらり」談義は盛り上がったそうな。多々良川河口でスタートした福岡撮影旅行は、その日一日、東奔西走した挙句、再度多々良川河口へ戻って撮りおさめをすることにしました。それにしても、この日は貨物列車(電気機関車)との相性が悪い一日でした。電車と違い、細かな時刻表を持っていないため、貨物はいつ来るか分からず、油断をしていて露出が狂ったまま撮影したり、気がつけば目の前までやって来ていて、ピントが合わせられず、仕方なく後追いでしか撮影できなかったりで、折角の交流電機を満足に撮ることができない欲求不満が溜まっていたのです。多々良川河口には鹿児島本線の貨物線があるため、ここできちんと撮影できたら、と考えたからです。しかし、そうした気持ちをもって待ち構えていたにも関わらず、やってきたED76をほんの一瞬目を離したために撮影できず、依然として相性の悪さは続いていました。そうこうするうちに、そろそろ切り上げて空港へ向かわなければならない時間が迫ってきました。まあ、こんな日もあるかな、と思いながら車の方へ歩きかけた瞬間、後ろからブーンという音が聞こえてきました。振り返るとED76の貨物がすぐそばまでやってきています。最後にやっとまともなカットが撮影できる、とすぐさまカメラを構えました。連続してシャッターを切るうちに、赤いボディが一瞬、ぎら~りと輝きました。生涯ぎらりカウンターの数は1回減りましたが、満足いく減数でした。
2007/06/14
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福岡から鹿児島本線を北上し、沿線の数箇所で撮影したあと、福岡へ帰る前に、以前、一度訪ねたことがある香椎線へと足を伸ばしました。香椎線の終点である西戸崎駅と、その1つ手前の海ノ中道駅の間で、わずかではありますが、列車は海沿いを走ります。その景色をもう一度カメラに収めたかったのです。また、海ノ中道駅と雁ノ巣駅とのあいだでは、砂丘のそばを列車が走るのですが、車を停める場所がないことと、砂丘の方に行く道が見当たらないことから、こちらの方の撮影はあきらめました。砂丘とディーゼルカーの取り合わせも捨てがたいモチーフではあるのですが……。ほとんど波のない穏やかな海沿いを走る単行の気動車が、本日の「思い出の1枚」です。
2007/06/13
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俳句の季節を表す言葉に「麦秋」というのがあります。「秋」という漢字が入っていますので、そのまま秋の季語と思いがちですが、実は春の季語なのです。秋に植えられた麦が稔りを迎えるのが春だからです。「秋」という単語は、「稔りのとき」という意味で捉えたら良いようです。今回、鹿児島本線で列車を撮影していると、一面金色に輝く麦畑が広がっているところに行き当たりました。9月ごろ、稲穂が稔っている光景は、いかにも日本という感じがして好きですが、5月、金色に輝いている麦畑も捨て難い景色です。ちょうど「白いソニック」が差しかかりました。日本の鉄道風景を味わうことができました。
2007/06/12
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今年は九州に何度か足を運んでいます。そのうちの1回、長崎本線で「白いかもめ」を撮影したときに「ソニック」編成が「白いかもめ」となって運用されている場面に遭遇しました。しかし、博多より北へ足を運ぶ機会がなかったため、「白いソニック」を撮影するのは今回が初めてのこととなりました。鹿児島本線のお立ち台の1つとして有名な東郷~東福間のカーブでとらえた「白いソニック」が本日の「思い出の1枚」です。カーブする編成をきれいにおさめることができました。
2007/06/11
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多々良川の河口に架かるJRの鉄橋では、東京発の九州ブルトレ「はやぶさ」を撮影することにしました。かつて栄華を誇ったブルートレインも、今や東京発が「冨士・ぶさ」、関西発が「なは・つき」となり、本当に寂しくなってしまいました。大阪在住ですので、関西発の「なは・つき」はまだ撮影できるから良いのですが、東京発の「冨士・ぶさ」となると、なかなか撮影できる機会がなく、「さくら」や「あさかぜ」などが走っていたブルトレ全盛期から東京発の九州ブルトレは憧れの列車となっています。それに加え、九州圏内では単独ヘッドマークとなり、しかも赤い交流機ED76が牽引するのですから、おのずと撮影にも気合が入ってしまいます。多々良川の鉄橋は手すりがついていて、足回りが少し隠れてしまうのが欠点ですが、それでも九州型の「はやぶさ」ヘッドマークをつけた赤い電機の牽く青い客車列車は、エースの貫禄たっぷりに眼前を駆け抜けていきました。
2007/06/10
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西鉄宮地岳線改め貝塚線のカットが本日の「思い出の1枚」です。「貝塚線は福岡市東郊に延びる鉄道路線で、ほぼ全区間がJR九州の鹿児島本線と並行し、特に貝塚駅から西鉄香椎駅までは並走している。沿線には閑静な住宅街が広がり、全線ほぼ博多湾・玄界灘の海岸沿いを走っているが、海が見えるのは多々良川の河口と和白駅付近くらいである」というのが事前に入手した情報でした。今回、福岡を訪ね、以前から気になっていた多々良川河口へ行きました。ここでは西鉄貝塚線と鹿児島本線がほんのわずかだけ離れて同じ場所にあり、ワイドレンズを使ったうえで幸運に恵まれれば、西鉄とJR両方の列車を1つの画面に写し込むことも可能です。残念ながら同時撮影は実現しませんでしたが、貝塚線の鉄橋橋げたのフォルムが味わい深く、好天のもと、のんびりした気分で撮影することができました。
2007/06/09
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阿波池田は、かつて蔦文也監督が率いる池田高校が甲子園で活躍したことにより一躍有名になった町です。土讃線と徳島線の分岐駅でもあります。池田から高松の方に向かうと、土讃線は吉野川を長大な鉄橋で渡り、その後、峠越えにかかります。一方、徳島線は池田を出ると、吉野川に沿った形で徳島をめざします。しかし、四国三郎の異名をもつ吉野川と徳島線の列車をからめられる場所は意外と限られています。土讃線と吉野川をいっしょにした写真はこれまでにも何度か撮影していますし、このブログでもご覧いただいているのですが、徳島線とのからみカットはほとんど撮っていませんでした。そこで今回は少しだけ時間を割いて徳島線へと足を伸ばしました。撮影ポイントを探したのですが、予想どおり、列車のバックに吉野川を入れられる場所は少なく、どうにか見つけたのが本日の「思い出の1枚」。吉野川をながめながら終着駅の池田をめざす特急「剣山」です。
2007/06/08
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今日からブログ再開です。高い場所から線路を見下ろすのは、模型の世界を見ているようでおもしろいものです。わたしの「鉄」仲間にも俯瞰大好き人間がたくさんいます。わたし自身も俯瞰撮影はきらいではないのですが、重力に逆らって高い場所にわが身を持ち上げるのがいやで、無重力の世界(水中=ダイビング)に身を投じたような人間ですから、基本的に楽をして俯瞰撮影をしたいという根性なしであります。本格的俯瞰派の「鉄人」からすると言語道断の人間でしょうね。それでもまわりの「俯瞰症」に影響を受け、最近は自力で、そこそこ高いところへも登るようになりました。朱に交われば……の類いですかね(笑)。「本日の思い出の1枚」も土讃線の俯瞰カットですが、この場所、実は車で行けるんです。撮影ポイントに生えている樹木に制限されて、鉄橋と渓谷を一緒に入れて撮影することができる立ち位置は限られますが、大歩危小歩危の渓谷をバックに鉄橋を渡る列車を見ると、やはり来てよかったと思います。鉄橋の左右が木と木に挟まれていますので、特急などよりは、この写真のように単行の普通列車の方がバランスよく納まるようです。
2007/06/07
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この日も、土讃線を大杉から池田に向かって移動しながら撮影していきました。この区間は至る所で川とからめた写真を撮影することができます。池田にかなり近づいたところで、国道のすぐそばから吉野川をバックに撮れるお手軽ポイントがあります。普通列車でもやってこないかな、と思って待っていましたら、トロッコ列車が近づいてきました。そういえば、もうトロッコ列車が走り出す季節なのですね。大歩危小歩危も観光シーズンの幕開けです。予想もしなかった収穫に思わずにんまりとしてしまいました。今日から6日まで仕事で沖縄へ行きますので、その間、ブログの更新はお休みします。
2007/06/01
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