PR
Keyword Search
Calendar
Comments
Freepage List
2371
オーガストウォーズ
※
ジャケット(オモテ面)
【 スタッフ 】
監督・脚本 ジャニック・ファイジエフ
VFXプロダクション メインロード・ホスト社
『ウォンテッド』
音 響 ボブ・ビーマー
『スピード』『グラディエーター』
【 キャスト 】
スベトラーナ・イヴァーノヴナ
イ
ゴール・ベロエフ
※ジャケット(ウラ面)
【 仕 様 】
型 番
10DRT-20677
製作年度
2012
年
製 作 国 ロシア
原 題
August 8th
発 売 元 ブロードメディア・スタジオ株式会社
販 売 元 株式会社ハピネット
提 供
----
価 格
----
字幕翻訳 狩野 亨
吹替翻訳 上原麻衣
吹替演出 甲斐樹美子
制作協力
----
日本公開
2013
年
8
月
10
日
リリース
----
収 録 本編
132
分
サ イ ズ
16: 9 LB
スコープサイズ
音 声 1.ロシア語 ドルビーデジタル
5.1ch
サラウンド
2.日本語 ドルビーデジタル
5.1ch
サラウンド
(
吹替
)
字 幕 1.日本語字幕
2.日本語吹替用字幕
そ の 他 片面2層、
MPEG-2
、
COLOR
、複製不能、
DOLBY DIGITAL
、
2 NTSC
日本国内向、
DVD
、レンタル専用、無許諾レンタル不可
映像特典 トレーラー
※
ディスク
【 ジャケット 】
オモテ面:その日世界は、二つに分かれた。
たとえ何が起きても、
あなただけは私が守る。
『ウォンテッド』VFXチーム×
ロシア軍全面協力=
驚異の戦争映画が誕生!
ウラ面 :FOXインターナショナル社製作
本物の迫力に満ちた
“究極の”戦争スペクタクル・
エンターテインメント誕生!
ロシア軍全面協力
×
ド迫力のVFXで
魅せる新たな映像革命
まるでファンタジー映画のようなジャケット。幼い姉(母親に見えない……)と弟が《闇の帝王》に立ち向かうようなストーリーが連想できる。つまり、このイラストは少年チョーマの心の中の風景ってことだ。そう考えると、この宣伝文句(キャッチコピー)は、どうかなぁ。イラストにそぐわないと思うぞ。ウラ面にも、似たようなコピーがゾロゾロと並ぶ。コピーライターは本作品を観てないんじゃないかと勘繰りたくなる。せっかく良い作品なのだから、ちゃんとしたコピーを考えて欲しかった。 (
溜息
)
【 感 想 】
「子供が見た戦争」
2008
年に起きたロシア・グルジア戦争( AUGUST WAR
)を背景に息子を助けるために戦場をかける母親の姿を描いた作品。とらえようによっては荒唐無稽なストーリーなのだが、リアルな地上戦と子供の夢想が不思議な味わいを醸し出している。大きな感動はないけどラストシーンに思わず笑みがこぼれる。いい作品だ。
――クセーニアは、別れた夫のザウールからの頼みで、息子のチョーマを南オセチアに送り出す。迷いはしたものの恋人とのバカンスには勝てなかった。しかし、南オセチアとグルジアの国境に軍隊が集結しているとの報道にクセーニアは焦る。然も、恋人はバカンスを優先して子供のことを気に掛けもしない。業を煮やしたクセーニアは、息子を取り戻すため、一人で南オセチアへと向かう。
その頃、チョーマは、父親と祖父母と楽しい休暇を過ごしていたが突然、状況が一変する。戦争だ。ザウールは皆を避難所に連れて行こうとするが、戦車と遭遇。チョーマの目の前で父親と祖父母を乗せた車が砲撃される。それは《闇の帝王》にロボットが破壊された瞬間だった。《コスモボーイ》のチョーマは敗北にうちひしがれる。
……というお話し。
ロシア軍の全面協力で撮影されただけあって、軍用車輛の迫力はなかなかのもの。中盤の市街戦も重厚感満点で、普通のお母さんを連れて戦う馬鹿馬鹿しさを補って余りあるものだった。
その一方で、子供のイマジネーションを描いたCGも見事。決してカット数は多くはないが、クオリティは高い。ハリウッド製のCGとはまた違った味わいがある。そう言えば、中国製CGには中国映画の、日本製CGには日本映画の特色に準じているように思っている。そういう意味では、ロシア製のCGは、ハリウッド製CGと姉妹関係にあるようだ。別々のアイデンティティを持っているけど、容姿がよく似ているってこと。米ソ冷戦時代を知る者には不思議でならない。
2008
年 8
月 7
日にグルジア軍の南オセチアへの攻撃に端を発したロシア・グルジア戦争は、 12
日にフランスの仲介で休戦となった。(そのため、「5日間戦争」とも呼ばれている) 停戦後、南オセチアとアブハジアの独立をロシアが承認することになる。
チャーチルの「歴史は私に優しい」という言葉が頭の中を過ったので、何となく素直にほめることが出来ないけれど、なかなか良い作品なので、オススメ!
2375 デス・シアター/呪われた座席 2024.05.26
2374 マーズ・コンタクト 2024.05.25
2373 アビゲイル/クローズド・ワールド 2024.05.24