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2022.06.03
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カテゴリ: DIANA文庫

2022年3月刊
天海社・DIANA文庫
著者:河野美姫さん
保育士の仕事から離れ、文具メーカーで働き出した真智。週末、リフレッシュしようと訪れた公園で3歳の康平くんと出会う。転んでしまった康平くんの面倒を見ていると、ひとりの男性がこちらにやって来た。よく見ればその男性は秋月課長だった……! しばらくの間、甥っ子の康平くんを預からなければならないという。「やだ……。ぼく、まちちゃんがいいもん……」いつものシッターさんより真智が良いと駄々をこねる康平くんを見た真智は、毎週日曜日の数時間だけ康平くんの面倒を見ることに。秋月課長の自宅を訪れるのは緊張するものの、康平くんと接したことで、保育士時代の楽しさも蘇っていた。

毎週日曜日、会社では見ることのない秋月課長の柔和な表情、彼が纏う大人の雰囲気に接するたびに、どぎまぎしてしまう真智。一方の秋月も真智の素顔を知るにつれ、激しく心惹かれていき……!?
​     ↑楽天ブックスより、あらすじ引用

登場人物
 小杉真智=ヒロイン。元保育士で現在は中堅文具会社に勤める契約社員。
      とあるきっかけで、日曜日だげ兼ねてより憧れていた秋月の甥っ子の
      ベビーシッターを引き受けることになった。
      後に、秋月から告白されて交際する。
 秋月賢吾=ヒーロー。真智の勤め先の営業部課長。
      姉の長期入院中に甥を預かることになったが、子育てに四苦八苦して
      いた所、人見知りの甥が真智に懐いたことから彼女に日曜日だけベビ
      ーシッターを頼んだ。親しく接するうちに彼女の人柄に好意を抱き、
      交際を申し込む。
 水島康平=秋月の甥っ子。父親が長期海外出張中に母親が切迫早産で入院したこ
      とから、当初は母方の実
家に預けられたが、祖母がぎっくり腰となり
      結果、賢吾が面倒を見
ることになった。
      偶然出会った真智に一目で懐く。

   井野=真智と秋月の同僚。正社員ながら不真面目で、自分の仕事を真智に押
      し付けてはさっさと定時退社している。秋月にアタックをかけていた
      が全く相手にされていない。

久しぶりのレーベルさんです。
将来有望の営業マンと、保育士としての仕事に夢破れた契約社員の恋物語。


ほぼ毎日あるモンペからの苦情と、ちっとも保育士の立場に寄り添わない園長たち。
精神的に限界となって、つい数か月前に保育士を辞めた真智。
現在は中堅の文具メーカーの契約社員として働いているが、地味で真面目な性格が災いしてか、不真面目な同僚・井野から面倒な仕事を押し付けられて、残業の日々。
せめて休日の土日くらいはリフレッシュしようと、数駅離れた街にて買い物の後公園で休んでいると、転んで泣いている幼児に遭遇。
手当をして、親はどこかと尋ねていると現れたのは勤め先の課長である秋月だった。
どうやら、事情で預かった甥っ子の康平がいなくなり、探し回っていたらしい。

予期せぬ憧れの人との遭遇に真智はパニックだったが、人見知りの康平が彼女に懐いて離れたがらないこともあって、礼も兼ねて秋月の自宅に招かれた。
彼から康平を預かっている理由を聞いたものの、独身男性に3歳の男の子の世話はさぞかし厳しかろう。せっかくの休日はこれでは全く休めないのではと内心心配していたら、秋月から明日の日曜日、康平の面倒を見てくれないかと頼まれます。
急に接待ゴルフの予定が入ったらしく、平日頼んでいるシッターには直前すぎて断られたそうだ。
3歳児を一人置いて行くわけにもいかないし、人見知りの康平がかなり彼女に懐いていることもあって、バイトとして来てくれないかと頭を下げられて、真智はそれならばと引き受けます。

翌日、昔取った杵柄とばかりに、康平を上手く遇う真智の手際に感心し、ゴルフに出掛けた秋月は帰宅した時に普段とは違い随分と良い子にしていたらしい康平の様子に驚きます。
そして、康平に強請られて真智に日曜日だけのベビーシッターを依頼。
流石に少し迷った彼女だけど、一日康平と過ごしたことで、やはり自分は子供と接するのが好きなのだと自覚して、この週一の仕事を請け負うのでした。

かくして毎日曜日、秋月の家で過ごすことになった真智。
ある時、動物園に出掛けた帰りに、秋月から告白された彼女は状況が呑み込めず動揺していたものの、どうやら彼は本気のようだ。
以前から嫌な顔せず真面目で丁寧な仕事ぶりの真智に好意を持っていた秋月は、康平への態度やその人柄を知るうちに気持ちが固まり、ついに告白したのです。
真智は相談した友人からのアドバイスもあって、告白を受け入れ二人は交際をスタートさせるも、暫く経ったある日、真智は秋月に昇進が絡んだ見合い話が来ていると井野含め数名の女性社員たちの噂話を聞いてしまい・・・。

この見合い話によって、真智は身を引こうと別れ話を切り出すんですが、実は秋月の見合い相手は彼の高校時代の同級生で、見合いのフリを頼まれたものと判り誤解が解け、二人は元鞘に戻ります。
数か月後の秋月目線のエピローグでは、既に同棲している二人の様子が描かれており、契約期間が切れる前に保育士に復帰したい旨を告げる真智と、そんな彼女に勤め先を紹介する秋月。
新年度には新設の保育園で復職するんだろうなって感じで終わり。


今回のお話は、現代もののTL小説では割と珍しい部類の、優秀ではあるけれどヒーローが一般人です。
元保育士のヒロインの力を借りながら、甥っ子の面倒を見ていたけれど、段々とヒロインに惹かれてって付き合うように。
物語の最後では部長への昇進も決まっているらしく、将来は有望。
ヒロインも優良物件捕まえたなぁ。
同僚のサボり魔にはムカッと来たものの、特にざまぁ展開は無し。
ヒーローが望み薄なら合コンで弁護士捕まえるとか言ってる人だからへこたれないよねぇ。
まあ、当のヒーローには元々全く相手にされてなかったからな。


評価:★★★★
結構、淡々としたストーリーです。
その分さらっと読めるのは良い。





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最終更新日  2022.06.03 23:11:10
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