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「Crossing」が宮城伸一郎、「さよならメロディ」が高橋裕幸、「Station」が丹野義昭のリードボーカル。宮城伸一郎はほかにもたくさんいい曲を作っているが、高橋、丹野はこれが本人のベスト曲といっていいと思う。この3曲には姫野達也はコーラスに加わっていない。当時の“現チューリップメンバー”で歌っている。「Station」のエンディングあたりから、ドラムがまた不思議なオカズを入れている。なんでこんなに違和感のあるオカズなのか理由がわかった。いわゆる二拍三連符だからだ。エイトビートできっちりと刻んでいるところに、いきなり二拍三連符がくるからおっとっと、となってしまう。これはこれで面白いとは思うが。CDではここまでがDISC1。
2006年02月28日
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じっくりと聞かせる曲が3曲。「神様に感謝をしなければ」はシングルではないが、「悲しきレイン・トレイン」と「夕陽を追いかけて」はシングルになり、そして売れなかった。正確なチャートは知らないが、せいぜいオリコンの100位内に数週入った程度だったのではないだろうか。「夕陽を追いかけて」はそれでも多少売れたようだったが。で、考えてみた。なぜこのころのチューリップにシングルヒットがなかったのか。結論は“曲が良すぎた”から。大衆音楽として刹那的に消費されるには曲が高尚過ぎたんだと思う。だれだって、あまり深く考えずとりあえず音楽を聴いて気持ちよくなりたいと思うときには軽音楽を選ぶんじゃないだろうか。ショパンの「幻想即興曲」やストラビンスキーの「ペトルーシュカ」を聞いてくつろぐことはあまりないと思う。クラシックならせいぜいクライスラーの「愛の喜び」やシューベルトのピアノ五重奏曲「ます」といったところか。まあ、今のたとえが適切かどうかはわからないが、シングルヒットする曲というのはポピュラー音楽ではそのミュージシャンの自信作というよりも、たまたま売れた、というものが結構ある。音楽のクオリティからすれば本人が自信を持って世に送り出す曲の方がいいに決まっているが、売れる曲は必ずしも自信作とは限らないのだ。チューリップにしてもそうだ。どう考えても「心の旅」よりは「魔法の黄色い靴」のほうがクオリティは上だろう。オフコースだって「さよなら」よりもいい曲はそれ以前にもたくさんあった。「悲しきレイン・トレイン」の持つ叙事性、物語性といったらそこらの粗製乱造されるテレビドラマよりはずっと上である。「夕陽を追いかけて」の叙情性は1年に2回もわけのわからない純文学に与えられるどこかの文学賞(芥川賞のことです。念のため)の受賞作よりはずっと上である。と少なくとも私は思っている。こうしたずっしりとした聴き応えのある曲をシングル盤を1枚ポンと買ってきて聴こうとは思わないだろう。聴くならLPで、またはライブで、と考えるのが普通の聴き方だと思う。チューリップはシングル曲を選ぶことには失敗していた。しかし、作品のクオリティだけは保ち続けた。その結果が、20年にわたるバンド活動に、そして30年以上たった今でも新しいレコーディングをしようとするバンド活動につながっている。折りしも「夕陽を追いかけて」のあとのMCで財津和夫自身がチューリップというバンドを振り返って、という話をしている。「質の高さは論じないとして…」と話しているが、チューリップの特長は音楽の質の高さにある。そして、それは財津和夫自身が一番こだわったところでもあるだろう。
2006年02月27日
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チューリップはいつから生ギターコーナーをやるようになったんだろう。第2期までのチューリップはとりあえずすべてのツアーを観ているはずだが、いつからかはちょっと記憶にない。このアルバムでは「箱入り娘」「仔牛のロー・カウジー」「逆回転」までが生ギターコーナーだ。常時右チャンネル方向から聞こえてくる生ギターが姫野達也。左から聞こえてくるのが財津和夫だ。安部俊幸は生ギターコーナーでもエレキギターを持っている。「仔牛のロー・カウジー」はいつもメンバーが持ち回りで歌うことになっている。今回は最初が高橋裕幸、次が丹野義昭、そして宮城伸一郎、財津和夫と続く。途中でブルースハープの音が聞こえるが、たしかこれは財津和夫が吹いていた。エンディングで、曲名は定かでないが(オクラホマミキサー?)フォークダンスでよく使われている曲が出てくる。
2006年02月26日
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比較的あたらしめの曲を3曲やっている。姫野達也のエレキギターが少し目立っている曲だ。「ヴォリューム10」は宮城伸一郎が気に入っているのか、スタッフの中で評判なのか、ステージでの宮城伸一郎の定番のようになっている。前にも書いたが、循環コードで出来ている曲は数曲あるが、この曲は「淋しくて淋しくて」と同じコード進行になっている。同じコードが延々と繰り返して演奏されるのだから、だんだんと盛り上がっていくアレンジにならざるを得ず、そういう意味ではステージ向きかもしれない。「2015年世界旅行」は左から聞こえるギターが財津和夫、右から聞こえるギターが姫野達也、そしてリードギターが安部俊幸だろう。「僕はライオン」は古い曲だが、ノリのいい曲なので、ライブ向き。これも前に書いたことだが、ダイアナ・ロス&シュープリームスが、そしてフィル・コリンズが歌った「恋はあせらず」とコード進行、ベースを中心としたリズムアレンジがそっくり。曲のあとのMCで、“チューリップ”と言う名前の由来について語っている。財津和夫は別の時には「子どもが最初に描く絵がチューリップなのでチューリップにしました」といったようなことも言っていた。
2006年02月25日
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オープニングのインストゥルメンタルが流れた後あと、いきなり「The Halo」。この選曲はちょっと意外だった記憶がある。そして「心を開いて」「ハーモニー」「愛は戻れない」と続くが、いずれもフルコーラスは歌われていない。アレンジは基本的にはスタジオ録音と同じ。キーボード奏者が多いので、キーボードが少し増えているぐらいか。全体を通して、良し悪しは別にして、目立っているのが大久保敦夫のドラム。上田雅利も伊藤薫もどちらかと言えばまずリズムをしっかりとキープして、その上でオカズを入れる、というタイプだが、彼はかなりあちこちにオカズを入れる。一瞬曲の流れが変わって「あれ、間違えたのかな」と思うくらいに。「愛は戻れない」のあとMC。このツアーが最後のツアーで、その最終日だということを話している途中に声がつまってしまう財津和夫の声を聞いていると、“ああ最後だったんだなあ”と思う。その後再結成してくれたので今はそれほど感傷的にならずに聞けるが。写真はツアーのチケット。これは6月9日金曜日の長野県県民文化会館の時のものだが、こんな平日になぜ長野まで行けたのか自分でも不思議だ。
2006年02月24日
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1989年9月10日に「チューリップ・ファイナルツアー・ウェル」のライブアルバムが発売された。7月8日の中野サンプラザのライブを収録したものだ。思えばチューリップは中野サンプラザでのコンサートが多かった。東京でのコンサートはここでよく連続してやっている。私は最初行った時、なんて音の悪いホールだろう、と思ったが、ミュージシャン仲間でも同じようなことを言われているらしいことを聞いたことがある。ステージでの演奏が客席の真ん中あたりまでしか届かない、という感じ。最後列にすわってたりすると、自分の目の前で音が落っこちてしまうような気がする。でも中野駅前なので交通の便はいい。そして、このライブアルバムはかなり気を遣ったのだと思うが、結構いい音がしている。一つのツアーには基本的に1回しか行かない私もさすがにこのツアーだけは行けるだけ行こうと思い、札幌、長野、横浜と3回行った。この写真はツアーのパンフレット。姫野達也と安部俊幸が参加している。あとはサポートメンバーでドラムの大久保敦夫が参加。総勢7名だ。「再び“I saw her standing there”と叫んでいる人」へ捧げられている。
2006年02月23日
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今日、2月22日は私が住んでいる神奈川県の公立高校の入学試験日。職業柄最も大切な日だ。この1日に結果を出すために日々苦労しているといってもいい。はたして教え子たち(この言葉はあまり好きではないのですが)はどうだったろうか。ネットで問題をチェックした限りではそれほど難しい問題はなかったと思うので、たぶん、皆できたと思う。一番いいのは他の塾の生徒には難しかったけど、ウチの塾の生徒はよくできた、というパターン。しかし、世の中そんなに都合よくはいかないので、おそらくどの生徒もよくできて、合格ラインが高くなるのではないかと思う。ところで、こんなに早く入試を行うのは神奈川県だけらしいが、他の県はいつごろ高校入試というのは行われるのですか?合格発表が3月1日なので、合格から入学まで1か月もあり、その間勉強させるのが大変です。
2006年02月22日
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財津和夫作詞作曲リードボーカル。まずこの曲のイントロを聴いて思い出すのはギルバート・オサリバンの「アローン・アゲイン」だろう。いかにも最後の曲という感じで、今は何回か再結成しているからそれほどでもないが、これが本当にチューリップの最後の曲だったらせつなくてとても聞いてられないほどピッタリの曲。“またひとりになったこと”という部分は当時の財津和夫の心境そのままか…。「心の旅永遠に」という本の中で、解散したときにメンバーにいっしょに仕事をやらないか、と誘ったらだれも首を立てに振らなかった、と書いてあった。“すべてには終わりがあるけれども”というのは解散に至らざるを得なかった無念さ、またはファンへのエクスキューズ?。まっ、しかし財津和夫らしく、しっとりと、しかし明るくあっさりと終わったのはよかった。ドラムは使われておらず、リズムマシンになっている。エレキギターも使ってないので、サポートメンバーを入れず4人で演奏することにこだわったのかもしれない。
2006年02月21日
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財津和夫作詞作曲リードボーカル。財津和夫は私小説フォークのような歌を嫌い、いわゆる“内輪ネタ”のような歌詞を避け、美しい言葉でつづられた詞を書いてきたが、ふるさとを歌った歌は意外と多い。代表的なのは「夕陽を追いかけて」だろうが、「恋人への手紙」「別れはいつもものわかりがいい」「丘に吹く風」「PRIMARY COLOR」などもふるさと、故郷、生まれた町、がキーになっている。「ふたつの鍵」にも“くにへ帰る”という歌詞があり、いかにも地方から出てきた若者が故郷へ帰る、という状況が目に浮ぶ。財津和夫自身が福岡出身で東京に住んでいるわけだから、こうした歌が多いのも当然と言えば当然だが。財津和夫の歌が小田和正や山下達郎ほど垢抜けた感じがしないにもかかわらず、これだけ支持されているのは、こうしたところにもあるのではないだろうか。動物が本来持っているはずの“帰巣本能”を刺激するような何かが。エンディングで他の曲のメロディが重なってくる。数曲が重なっているようだが、「さよならメロディ」と「ストロベリースマイル」のほかはよくわからなかった。
2006年02月20日
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財津和夫作詞作曲リードボーカル。ストリングを入れたければ生の弦楽四重奏を頼めばいいと思うのだが、シンセサイザーでも同じような効果が得られるとなると使いたくなってしまうのか。それとも予算の関係か。いや、予算がないなどというのは考えられないので、このアレンジはシンセを使って、ということになったのだろう。財津和夫のからみつくような、しっとりとしたボーカルが似合ういい曲なのだが、シンセでは妙に乾いた感じになってしまい、なんかボーカルが浮いた感じになってしまう。エンディングのところで生ピアノが少し加わるが、この感じなのだ、この曲に必要なのは。
2006年02月19日
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夏夜さんのブログでクリプトメリーの文字をみつけました。懐かしいですね。カフェ・ドゥ・ラ・クリプトメリー…。私がアルバイトしていた店です。当時、友人何人かと神宮前にあったチューリップのファンクラブに出入りしていました。勝手に押しかけただけですが。そして何かお手伝いできる仕事があったら連絡下さい、と事務所の人に言っておいたんです。そうしたら数日後に突然電話がありました。「もしもしクリケットのKというものですが、ちょっとお手伝いしてほしい仕事があるので会えませんか」と。そして、財津さんが喫茶店をやる予定なので、店を手伝ってほしいと言われました。私には願ってもない話だったので、すぐに引き受けて、オープン前の準備から手伝いました。大学3年生の時です。これまでも少しずつ書いてきましたが、いろいろな思い出があります。一番やっててうれしかったのは、やはり財津さんと直接話ができることです。当然、財津さんも店にはよく来ました。ちなみに一番よく来たのは大野拓家さんでしたが。ほかにお客がいるときは財津さんも黙ってすわってコーヒーを飲みながら作曲をしたりしていました。でも、ほかのお客がいなくなると「ほかにお客はいないので少しお話しましょうか」といって雑談をしてくれました。私がチューリップファンだということは当然知っているわけですからサービスをしてくれたのかな、と思います。大学を卒業するまで1年くらいアルバイトをしていました。もう20年以上前の話です。いつごろまで店はあったんでしょうね。店を辞めてからはほとんど行っていないのでいつ閉店したのかは私もわかりません。
2006年02月18日
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宮城伸一郎作詞作曲リードボーカル。ポップなセンスがキラキラと輝くように散りばめられたどこまでも明るく軽い曲。軽い曲というのは一般的にはネガティブな意味にとられかねないが、私は音楽は軽いのが一番だと思っている。メッセージ性なんかなくていいから、明るく楽しいのがいい。宮城伸一郎の曲はその点では最高だ。この曲を改めて聴いて、映画音楽などにも通ずる、バート・バカラックや筒美京平にも似た普遍的なポップセンスを感じた。ということで、私は個人的にはかなり気に入っている曲。
2006年02月17日
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丹野義昭作詞作曲リードボーカル。シングルにもなっている。いい曲かどうかは別にして、私はこのアルバムでは一番好きな曲だ。丹野義昭という人はとてもまっすぐな人なんだと思う。直接会ったことがあるわけでもないし、第3期チューリップのコンサートは私は行ってないので、MCも聞いた事がない。どんな人柄なのかよくわからないが、作る曲すべてがこんなにストレートに耳に飛び込んでくるというのはめずらしい。それだけオリジナリティがある、ということなのだろう。悪く言えばワンパターン。で、冒頭のコメントにつながる。曲のクオリティでいえば、高橋裕幸の曲の方が上かもしれないが、私は好みでは丹野義昭の方が好きだ、といったように。“さよならのステイション”のところはベース音をトニックであるEではなくG♯にしている。この微妙な緊張感がたまらない。
2006年02月16日
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財津和夫作詞作曲リードボーカル。財津和夫はリフレインの使い方が上手い。ありきたりなフレーズを印象的なものにしてしまう。この曲で言えば、“夢を見たい見たい見たい”の部分がそうだ。サビの部分でメジャーコードに転調するが、またマイナーに戻る時がちょっと唐突な感じがする。いつもはもっとスムーズに戻っているように思うのだが。この曲もベースがシンプルでどっしりしていて落着いた感じがする。この曲に合っていると思う。
2006年02月15日
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高橋裕幸作詞作曲リードボーカル。いい曲だ。タイトルがいい。どこかで聴いたことのある雰囲気だと思ったら、「世界の果てで」にちょっと似ている。すぐに前に聴いたことのある曲に似ている、と言い出すのは年を取った証拠かとも思うが、私にとっては「ぼくがつくった愛のうた」のころのチューリップに似ている曲、というだけで、いい曲に思えてしまう。もちろんこの曲自体がいい曲なのだが。“しばらく会えないだけ さよならじゃないさ”という歌詞が、当時のチューリップのメンバーの心境を歌っているようでもあり、歌っている本人にはもう会えない、という今の状況とも重なりせつない。
2006年02月14日
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作詞作曲リードボーカル宮城伸一郎。「ストロベリー・スマイル」とはうって変わってエレキギターのリフが効いたストレートなロックナンバー。宮城伸一郎の曲の中でも1,2を争う名曲だと思う。ちなみにこのアルバムにもう1曲入っている「My endless love song」(歌詞カードのタイトルはつづりが違っている)も1,2を争う曲だと思う。普通は宮城伸一郎の曲でいえば「Volume 10」「想い出のランドスケープ」「エジプトの風」あたりが一番人気だろうか。私は「さよならの真ん中で」と、このアルバムに入っている2曲が1番気に入っている。
2006年02月13日
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作詞作曲リードボーカル財津和夫。このアルバムのキーワードは「さよなら」。ちょっと感傷的なムードを漂わせながらも、どこか明るく別れようとする財津和夫独特のポーズが随所に表れていてとてもいい。やたらと転調することもなく、テンションコードのような不安定なコードを使うこともなく淡々と進んでいくメロディは、安心して聞いていられるし、それでいて新鮮だ。こういう曲を作ってくれていればたとえCDが売れなくてもコンサートには人を呼べたと思うのだが。先日も書いたが、この曲もベースが吉田彰的で私にはとても好ましく聞こえる。エレキギターを使っていないのもいい。
2006年02月12日
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今日、CANCIONの「青春の影」を買ってきた。先日「人生ゲーム21」でゲストで出ていたCANCION。番組でも生ギターで歌っていたが、CDも聴きたかったのだが、やっと手に入った。CDにパソコンで再生できるビデオも入っていて、ライブの様子が20分ぐらい入っていた。結構よかった、他の曲も。CDのクレジットを見るとSpecial Thanksとして財津和夫と宮城伸一郎の名前があった。どう関わったのだろうか。ラジオでは特にその件について話はなかったようだったが。「青春の影」は福山雅治、カレイドスコープ、ブルー・エイジ・オーケストラ、といった人たちがカバーしているが、CANCIONの演奏が一番オリジナルに近いイメージだ。イントロがなく、いきなり始まるところも同じ。キーも同じ。シングルヒットしたわけではないのに、いまだに歌われるとは…。やはり名曲だ。さっきはCDTVスペシャルというテレビ番組でチューリップの「心の旅」と「虹とスニーカーの頃」を聴けたし(ダイジェストだが)、ちょっと得した気分を味わった一日だった。
2006年02月11日
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高橋裕幸作詞作曲リードボーカル。財津和夫以外のメンバーによる曲がアルバムトップを飾るのは宮城伸一郎の「エジプトの風」以来2曲目だ。トップを飾るにふさわしい名曲だ。詞、曲、アレンジ、ボーカルどれをとっても素晴らしい。アレンジで言えば、この曲に限らず、このアルバム全体に感じたことだが、ベースのアレンジが吉田彰っぽい。軽快に動き回る、というよりはルート音をたどっていくどっしりとしたベース…とでも形容できるだろうか。それが往年のチューリップを連想させる音作りにつながっているのでは、と思った。
2006年02月10日
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1989年2月21日、チューリップのラストアルバム「Well」が発売された。とはいっても、そのあとも再結成されてアルバムを出しているわけだから特に淋しい、といったことはない、今は。しかし、当時は「とうとうこの時がきたか」と言う感じで感傷的な気分になった。この年の3月26日に私は結婚した。6月24日には不世出の大歌手美空ひばりが亡くなった。まったく関連のない出来事だが、チューリップの解散と相まって、何か、ひとつの時代が終わった、という感じがしたものだ。このアルバムを聴いていて気がついた。なぜ、私はここに至る第3期チューリップのアルバムを好きになれないのかを。アンサンブルがなかったからだ。このラストアルバムはメンバー全員がサポートの人も含めて合奏している、という感じがする。実際はそれぞれがブースに入ってお互いの様子がわからないまま演奏しているのだろうが、楽器を演奏し、声を合わせて歌っている感じが伝わってくるのだ。これまでのアルバムは曲は悪くないし、演奏もいいのだが、どうも小手先で作られた感じがしていた。具体的には、このアルバムではアコースティクギターがかなりの曲で使われている。これは“楽器を弾いている”という感じがする。姫野達也が加わったせいだろうか?ベースもちゃんとべースギターを弾いている。第3期になってからもこういう作り方をしていばファンは離れなかったと思う。“電話でお辞儀をせざるを得ないチューリップに捧げる”というのはどういう意味だろう。よくわからない。
2006年02月09日
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作詞作曲リードボーカル財津和夫。こういうストレートな8ビートの曲も財津和夫は得意としている。サビの部分は私は結構気に入っている。リードボーカルに重なるように入っているテナーサックスがかっこいいのだ。このテナーはそのまま間奏にもつながっている。この部分を聴いているとア・ハの「TAKE ON ME」を思い出した。どことなく雰囲気が似ている、ような気がする。しかし、塩沢トキのような髪型とはどんな髪型だったか…。たしかすごく大きかったような気がするのだがよく覚えていない。当時話題になっていたのは覚えているが。
2006年02月08日
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作詞作曲リードボーカル財津和夫。このころのアルバムはちゃんと聴いてなかったとはいえ、どんな曲があるかぐらいは知っていた。サビの部分くらいは覚えていた。買ったときに一度は聴いているはずだから。しかし、この曲はどんなに思い出そうとしても、以前に聴いた記憶がなかった。初めてであるはずはないのだが…。改めて聴いてみてもあまりいいとは思えなかった。タイトルがよくない。歌詞はいいけど、曲が好きになれない。そして、このベースの音はなんなんだろう。どこをどう考えたらこんな音質にしようという発想が出てくるのか、と思うほどチープに聞こえる。
2006年02月07日
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先日、本屋で面白いものを見つけた。「青春のうたBEST Collection」という、CDと冊子がセットになった“CDつきマガジン”だ。この手のものは結構出ていたが、いつも創刊号しか買っていなかった。創刊号は通常定価の半分以下で売るので。今回は何冊くらい買うだろうか。第1巻は1970年代前期。“70年代”という文字を見ただけで、もうむずむずしてくる。小学生高学年から中学生という一番感受性の豊かな時が70年代だった。ロッキード事件、ベトナム戦争など、世の中にはいろいろなことがあるんだ、と知ったのがこのころだ。で、このCDにはタイトルに書いた「あの素晴らしい愛をもう一度」のほかに「神田川」「誰もいない海」「花嫁」「青春の詩」、そして「心の旅」が収録されている。「あの素晴らしい愛をもう一度」が聴きたかった。いかにもギターを弾いています、という感じのスリーフィンガーがやたらとかっこいい。そして北山修の歌詞が素晴らしい。実は去年、生徒の「進学祝賀会」でギターを弾いてこの曲を歌った。散々な出来だったが。そして、こうした雑誌でチューリップがどのように紹介されているか、というのが見たかった。自分の知らないことなど書いてあるはずはないし、たいしたことは書いてないのだが。自分の好きなアーティストの曲もラジオで聴いたり、こうしたコンピレーションアルバムで聴くとまた違った味わいがある。不思議だ。しかし、この曲のサビの部分のベースはもっと別の工夫はなかったのだろうか。別に悪くはないし、吉田彰らしいといえばらしいのだが、8ビートの曲で四分音符のベース…。大胆なアレンジだ。普通、もっとなんかしたくなると思うのだが。リンゴ・スターのドラム、セロニアス・モンクのピアノに似ている。
2006年02月06日
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作詞作曲リードボーカル宮城伸一郎。歌詞の内容といい、曲調といい、ポップとしかいいようがない。財津和夫が書く詞がどれもなんとなく重たくなってしまうのと同じように、宮城伸一郎が書くと、どれもなんとなく軽くなってしまう。渋谷のハチ公前にベンチなんてあったっけ?AZZAROというのは香水のブランドだろうか。SONIAというのはソニア・リキエル?たしか黒を基本としたデザインをする人だったと思うが…。だとすると、この歌の彼女は黒いスーツが似合う女性…。と、いろいろと場面は思い浮かぶが、どうもストーリーにならない。断片的にしか思い浮かべられないのだ。このあたりが財津和夫との違いか。
2006年02月05日
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財津和夫作詞作曲リードボーカル。オーソドックスなラブバラードなのに、財津和夫が作って、歌うと、妙に存在感がある。歌詞にはリピートがない。同じ歌詞を繰り返すという部分がないので緊張感がある。あっという間に4分たってしまう、という感じだ。イントロもエンディングもないアレンジに直球勝負の自信が伺われる。
2006年02月04日
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高橋裕幸作詞作曲リードボーカル。私はソロになってからの高橋裕幸をほとんど知らないが、惜しいミュージシャンをなくしたとつくづく思う。ボーカルがいい。うまい、というより味がある、という感じか。ポップスにピッタリの声だと思う。曲もいい。サビに入ってからのちょっとファンクっぽいノリはこれまでのチューリップとは一味違う。この部分にはブラスの音が入っているが、クレジットにはトランペットもトロンボーンも名前がない。聴いた感じでは電子楽器ではなく、生のブラスが使われているのだと思うが、とても自然なアレンジになっている。
2006年02月03日
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丹野義昭の作詞作曲。リードボーカルは丹野義昭と高橋裕幸。ぐいぐい押しながら歌い進めていく丹野義昭のボーカルが気持ちいい。この人は何を歌ってもこういう歌い方になってしまうが、私はとても気に入っている。この次の「ペパーミントの予感」と合わせて、このアルバムの一番気に入っている部分だ。
2006年02月02日
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作詞作曲リードボーカル財津和夫。シングルにもなっている。いかにもシングル発売を意識したような曲だ。全体的には「I am the editor」に似た感じ。イントロは「心の糸」に似ている。と、いった具合に以前の曲の何かに似ている。このころのチューリップの曲を聴いているとどうしてもこういう聴き方になってしまう。チューリップ自身行き詰まっていた、ということもあるだろうし、私自身が新鮮な気持ちで聴けなくなっているということもあるだろう。財津和夫の曲にはたまに外国が場面になっているものがある。「アフリカは午後0時」など。この曲も“南の島”という歌詞から察するに、ミクロネシアあたりのどこかの島かなんかが舞台なのだろう。生活感のある歌を歌わない財津和夫らしい。
2006年02月01日
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