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29日30日と八ヶ岳に行ってきましたが、その写真は2回に分けると年をまたいでしまうので、年が明けてから掲載しようと負います。今年最後の記事は、今月の鳥写真の第3回です。でも、どうもたいした写真は撮れていません。12月24日東京港野鳥公園ずっと遠方にノスリがいました。イソシギ以前にも撮影したホオジロガモです。この日は逆光気味で、あまりいい写真は撮れませんでしたが。ノスリが、先ほどよりはだいぶ近い距離で木に止まりました。先ほどと同じ個体かどうかは分かりません。というのは、ノスリはこの時2羽いたからです。ノスリ。れっきとしたタカの仲間の猛禽類なのですが、どうも目つきがとても優しそうなイメージです。そのため、あまり獰猛そうな雰囲気ではありません。ヒメアメツバメ。高速で飛び回り、カメラのファインダーに収めることが一苦労です。まともに撮影するのは至難の業で、今回もピンボケ写真しか撮れず。12月25日葛西臨海公園ジョウビタキのオス不思議とジョウビタキはメスには頻繁に遭遇するのに、オスはなかなか見ないのです。多分、マトモに撮影するのは2回目くらいです。ルリビタキもそうです。逆にキビタキとオオルリはいつもオスばっかり遭遇します。(まあ、単純にさえずっているところを見つけやすい、というのもありますが)ジョウビタキジョウビタキ寒いんでしょうね。体を目いっぱい膨らませています。ちょっとハリセンボンをイメージしてしまいました。ジョウビタキジョウビタキジョウビタキ来年もよろしくお願いします。
2022.12.31
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飯能3人殺害、夫婦は庭で長女は玄関付近で発見…容疑者が屋外で殴打する映像も埼玉県飯能市美杉台の住宅で住人の夫婦と帰省中だった長女が殺害された事件で、夫婦が敷地南側の庭で倒れていた一方、長女は北側の玄関付近で発見されたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。近くの防犯カメラには、容疑者とみられる男が、屋外で被害者を殴打している映像が残っており、県警は被害者3人の位置関係も踏まえ、犯行状況の特定を急いでいる。(以下略)---茅ケ崎男性刺殺 容疑者逮捕から1週間 工事関係者装って訪問 立ち退き命令に恨みか茅ケ崎市の会社員の男性が自宅敷地で刺殺され、神奈川県警が殺人の疑いで大阪府出身の住所不定、職業不詳の男を逮捕した。男が男性宅を訪れた際に、工事関係者を装っていたことが分かった。男はベージュ色の作業着、頭部に白いタオルを巻き、白マスク、眼鏡を着用し、インターホンで男性を呼び出した。県警や付近住民によると、事件の数日前に、現場近くで水道工事が行われていた。県警は男が事前に周辺を下見し、工事関係者を装うことを考えた可能性もあるとみて捜査している。関係者によると、男は、男性が所有する大阪市のマンションの家賃を滞納、男性側が大阪簡裁に提訴した。男は訴訟で反論したが、大阪簡裁は主張を退け、男の退去を命じる判決を言い渡したという。県警は、男が提訴されたことや退去を求められたことに対して一方的に恨みを募らせたことが犯行動機となった可能性もあるとみて調べている。---理不尽な、という以外に表現のしようのない事件が立て続けに起こってしまいました。茅ケ崎の事件は、被害者が家主を務めていたマンションの家賃を、別報道によると5年間も滞納を続けた挙句、裁判で強制退去となったことを逆恨みしての犯行だったようです。滞納したのは自分自身なのに、そのような逆恨みは理不尽としか言いようがありませんが、ともかくも動機の所在ははっきりしてはいます。しかし、反応の事件に至っては、犯人と被害者の接点すら定かではありません。以前から、犯人が被害者の車を再三傷つける行為を行っており、それで逮捕されたこともある(不起訴)というので、その時点でこの犯人には被害者に対する害意があったことは明らかですが、それが何故、何がきっかけでというのは、さっぱり分かりません。本人は「言いたくありません」と口を閉ざしているのだといいます。考えてみれば、京都アニメーションに対する放火や、大阪北新地の精神科に対する放火事件、池田小無差別殺人事件なども、犯人の殺意が何故そこに向かったのか不明、あるいは常人にはとうてい理解不能な殺人事件でした。更に言えば、ストーカー殺人などの類も、その大半が同様に一方的で理不尽な動機に基づくものです。もちろん、世の中の殺人事件に理不尽でないものなど、ない(またはごく少ない)かも知れませんが。飯能の事件は、1年も前から執拗に何度も被害者の車を傷付けた挙げ句の凶行です。そこまでの害意を長期間持続させるのは、よほどの恨みですが、これまでのところ被害者ろ加害者の間に、そのようなトラブルどころか、接点すら見つかっていないようです。結局、この犯人が被害者に対して一方的に、意味不明の敵意を募らせただけ、としか思えません。それにしても、このような理不尽な怨恨による犯罪って、どうやって防げるのだろうと考えると、どうも非常に難しいと思わざるをえません。世の中には、ごくわずかながら、この種の反社会的な人柄の持ち主がいます。それが幼少時から顕在化している人(池田小事件の犯人など)もいるけれど、若い頃、または人生が順風の間はそんなことはなかったのに、後年になって(あるいは人生が逆風になった途端に)そういう人格が顕わになる人もいます。京都アニメーションの事件の犯人や今回の飯能の事件の犯人がそうなのでしょう。北新地の精神科放火事件の犯人もそうかも知れません。それでも、これらの事件とも、最終的な凶行の前から異常な行動や犯罪を繰り返していたわけですが、だからと言って事前にこんな事態を予測して防ぐ、というのは絶望的に不可能です。個別具体的な凶行の手段に対する規制は出来ます。例えば京都アニメーションの事件以降自動車への給油以外のガソリン販売に規制ができたように。でも、人殺しの手法なんていくらでもあるわけです。ある手法に制約があったら別の手法、となったらどうにもなりません。まさか包丁やハンマーの購入を禁止は出来ないですから。また、腹の中に抱えている害意の存在で人を逮捕することは出来ませんし、特定の個人を常時監視する、または警護することに要するマンパワーを考えれば、そんなことを「危なそうな人」一般にやることなど不可能なことが分かります。なにしろ、警護が何人も付いていた元首相ですら、その警護の隙を衝いて殺害されることがあるくらいですから。飯能の事件では、犯人が過去に自動車を傷つけていた件で逮捕されていたものの、不起訴になっていたことが報じられています。しかし、そこで起訴されて有罪となっていたとしても、まさか単なる器物損壊で懲役何十年なんてありませんから、数年で出てくる…。下手をすれば、初犯なら執行猶予かも知れません。結局、いっそう犯意を募らせて、今のタイミングでなくとも、数年後に同じことをやるでしょう。通常は、犯罪を犯せば処罰されるという事実が抑止力になりますが、何故かあおれが抑止力にならない人がいます。自分が処罰されることを意に介さない、またはそもそも犯行の成就と同時に自殺するような犯人もいるわけで、そのような犯罪者には刑罰が抑止力にならないのが現実です。本当にひどいと思うし、何か有効な対策は、とも思うのですが、現実には、被害を受ける側には、逃げる以外の有効な対策が見つからないのが現実です。もちろん、逃げるというのは、ハンマーを振り回して追いかけてくる犯人から走って逃げるという意味ではなく、それ以前に害意を持つ人間の視界から消える、ということです。もっとも、それも飯能の事件なら当てはまりますが、犯人の悪意の存在に事前に気付いていなければ対応しようがありません。茅ヶ崎の事件などどうしようもありません。世の中に家賃を滞納する人など大勢おり、明け渡し訴訟をする度に害意をもたれる前提に立つわけにはいきません。まして、京アニや北新地の精神科の事件など、法人や開業医では、逃げようがありません。飯能の事件だって、借家ならともかくおそらく持ち家でしょうから、それを引き払って転居は、並大抵の労力ではないでしょう。結局、事後に厳罰に処す、ということはできても事前に凶行を抑止する、有効な対策はない、と言わざるをえません。何とも理不尽で釈然としないことではありますが。ただ、あえて言えば、社会の中で疎外感を感じている「人生がうまく行っていない人」(これらの犯人すべてに共通して言えるのは、人生がうまく行っていないことでしょう)の疎外感をなくすことが出来れば、もちろんそれで凶行を完全になくすことは出来ないですが、多少は減らすことが出来るかも知れません。それも、人生がうまく行かないからおかしくなった人はともかく、おかしな人だから人生がうまく行かないのはどうにもならないですが。私なんかも、そういう人に害意を抱かれる可能性が低いとは言えない業務を長く担当していましたからね。ある知人からも、それに類する話は何度か聞いていますし、あんまり他人事ではありません。
2022.12.29
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もちろん、「こんな党」には自民党とか維新の会の名を当てはめたい気持ちは大いにあります。が、さすがにここまでトンデモな議員は、他の党にはいないだろうと思います(メンタル的には杉田某とか足立某とか、近いものがあるようにも思いますが)。ガーシー氏、帰国の意向 告訴状受け、警視庁が任意聴取を要請動画投稿サイトで著名人を脅迫するなどした疑いがあるとして、警視庁がNHK党のガーシー(東谷義和)参院議員に対し、任意の事情聴取を要請したことが捜査関係者への取材で判明した。ガーシー氏はアラブ首長国連邦に滞在中だが、自身のインスタグラムで帰国して応じる意向を示した。ガーシー氏は「暴露系ユーチューバー」として、芸能界の裏話や著名人のプライベートなどを動画投稿サイトで発信している。捜査関係者によると、ガーシー氏と交流があった複数の著名人が、動画の内容が脅迫や名誉毀損容疑に当たるとして警視庁に告訴状を提出。ガーシー氏は27日「リモート事情聴取ならいつでも受けるし、来年帰国した際に捜査に協力するとも伝えている」などと投稿した。NHK党党首の立花孝志氏も27日に記者会見を開き、ガーシー氏が1月の通常国会に合わせて帰国し、警視庁の事情聴取に応じる意向があることを明らかにした。LINEで、事情聴取を受けるとの返答があったという。ガーシー氏は7月の当選直後から「帰国すれば警察に逮捕される」などと主張し、UAEにとどまってきた。参院の議院運営委員会理事会は速やかな帰国と国会への出席を求めてきたが、応じていない。---そもそもこの人物のやったきたことと言えば、詐欺師そのものです。自分自身で「詐欺で警察が捜査しているので帰国したら逮捕される」と公言しているくらいですから、思い当たる節は大いにあるのでしょう。そうやって得た金は、相当部分をギャンブルにつぎ込んですってしまったようです。ユーチューバーとしても相当の利益を得ていたのでしょうが、そのYoutubeチャンネルも凍結と新しいチャンネルの開設を繰り返しているようです。ありていに言って社会生活が破綻している人物であり、それによって周囲に多大な被害を与え続けている人物でもあります。それが一市民なら、「世の中にはとんでもない奴がいる」というだけのことですか、よりによってこのような人物を議員に擁立した党があり、当選させた有権者がいます。案の定、当選した時から現在まで一度も国会に登院せず(ずっとドバイにいるんだから当然そうなる)、1月に帰国するという話もどこまで本当なのか、個人的にはかなり眉唾なのではないかという気がします。問題のある政治家は山ほどいます。しかしさすがに、深刻な病気や怪我でもないのに、国会に一切出ない、日本に帰国もしない、などという議員は今までにいませんでした。資質とか政策、主張の良し悪し以前の問題でしょう。このような人物を候補者に擁立したNHK党も、票を投じて当選させた有権者も、恥を知れと言わざるを得ません。ちなみに、「通常国会にあわせて帰国する」と言っているのは、国会議員には不逮捕特権がありますが、これは「国会の会期中は逮捕されない」というものだからでしょう。会期中以外は不逮捕特権はありません。しかし、会期中の不逮捕特権にも例外もあります。現行犯の場合と議院の許諾があった場合です。ガーシーは、現行犯ではありませんが、詐欺容疑の金額が大きく、弁護の余地も乏しいこと、与野党ともにその行動に対しては批判が大きいことから、逮捕の許諾請求がなされれば、おそらく通る可能性が高いのではないでしょうか。
2022.12.27
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「増税派政治家」らの不見識と傲岸不遜さ 安倍氏の遺言を踏みにじり国民を殺す気か 結論は岸田首相交代【有本香の以読制毒】今週は先週末からの台湾出張の話を書くつもりだったが、防衛力強化をめぐって世論が沸騰しているので、こちらを書くことにする。~いま世論を騒然とさせているのが、岸田文雄首相が先週末、突如言い出した「防衛増税(岸田増税)」である。この策がいかにバカげたものかは、本紙「夕刊フジ」ではすでに多くの記事があるので概要は省くが、本件をめぐって筆者が驚いたのは、首相周辺を含む増税派政治家らの不見識と傲岸不遜さだ。~そもそも国防は、他の福祉のように個人の自助努力でどうにかできることではない。従って国家が最優先に取り組まねばならず、本来、税の使い道(つまり国家予算)として最優先で確保すべきものなのだ。その最優先費目を今日まで散々脇に追いやってきたのが、わが国だ。しかし、そのツケを、いまさらどの面下げて、国民に転嫁するというのか。「男女共同参画」などという費目に、防衛費の何倍もの予算を割く国が世界にどれほどあるのか知らないが、敵に攻められて国がなくなれば、男女共同参画もへったくれもなくなるのだという、当たり前の理屈を理解しない議員が多過ぎる。(以下略)---フジサンケイグループの夕刊フジによるお決まりのネトウヨ言説です。それ自体は「いつもの論調」なので、今回は取り上げません。結果的には私も岸田はとんでもないし、増税もとんでもないと思っています。ただし、有本は「防衛費を増やせ、でも増税は反対(国債でやれ)」というものですが、私は「防衛費を増やすな、従って増税にも反対」ですから、根本的なところで正反対です。が、その話も過去に何度か書いたので、今更繰り返しません。私がひっくり返りそうになったのはそもそも国防は、他の福祉のように個人の自助努力でどうにかできることではない。「男女共同参画」などという費目に、防衛費の何倍もの予算を割く国が世界にどれほどあるのか知らないがという二つのヨタ話に関してです。「他の福祉」は個人の自助努力でどうにかなるものなんでしょうか?もちろん、福祉にもいろいろなレベルがありますが、個人の自助努力じゃどうにもならないから福祉、なんじゃないですかね。例えば、重度重複障害とか、個人の自助努力でどうにかなるの?不安定雇用の末に失業して収入も貯蓄もない状態は?有本も公的年金には加入しているはずですが(会社員時代は厚生年金、フリーになっても国民年金には入っているはずです)高齢で仕事がなくなった時に生きていくのは、年金制度ではなく自分で貯蓄しておけと?確かに、現下の国際情勢で「自衛隊解散して完全非武装国家になる」と言っても、それは無理なのが現実です。ただ、戦争や紛争は自然現象ではなく人間が起こすものです。台風や地震の発生を人間の力で止めることはできません。しかし、人間が引き起こすものである戦争は、人間の力である程度は回避することが可能です。もちろん、すべての戦争を完全に回避することは、残念ながら今の人類社会の知恵では不可能です。でも、ある程度までなら、そのリスクを軽減することはできます。それに比べれば、人が福祉を要する状態の方が、はるかに人間の(少なくとも個人の)努力では回避しにくいものです。人が老いる、ということは自然現象であり、誰一人そこから逃れることはできません。病気になったりケガをしたり失業したりも、ある程度は個人の努力(健康的な生活に努める)でリスクを軽減できますが、完全になくすことはできません。まあ、この人が、福祉など全部個人の自助努力に任せて、公的な支援などやめてしまえ、というホンネをお持ちであるとだけは透けて見えます。そして、更に噴飯なのは、「男女共同参画などという費目に、防衛費の何倍もの予算を割く」という、ネット上のデマを検証もせずに垂れ流していることです。何でも、防衛関係費は5兆円なのに「男女共同参画」に投入されている予算が9兆円だから、それを削れば増税なんかしなくても防衛費は倍増できるんだそうです。へえーーーーーーーー(笑)そんな美味しい話がそこらに転がっているわけがない、くらいのことは気付かんものかねえ。そもそも内閣府の男女共同参画局が、兆の単位の予算など持っているわけがないのです。男女共同参画局が直接持っている予算額は、15億円です。9兆円というのは、「国のあらゆる予算の中から、『男女共同参画』という名目に紐づけられるものをすべてかき集めれば、このくらいの予算額になります」というものに過ぎません。具体的には男女共同参画局のホームページによれば、「男女共同参画社会の形成を目的とする施策・事業」の予算規模は2200億円程度に過ぎず、9兆円という予算の大半は、「男女共同参画社会の形成に効果を及ぼす施策・事業」であることが分かります。これは、言い換えれば「国の予算のうち『男女共同参画』という視点に関連するものを集計した」というようなものです。具体的な内容は令和2年度男女共同参画基本計画関係予算額(分野別内訳表)によると、2 高齢者,障害者,外国人等が安心して暮らせる環境の整備中の・日本学生支援機構の大学等奨学金事業の充実 約8千億円(リンク先13ページ)・高等教育の修学支援新制度 約5千億円(同14ページ)・年金生活者支援給付金 約5千億円(同14ページ)・良質な障害福祉サービスの確保 約1兆2千億円(同15ページ)※障害者福祉サービスのうち、施設整備、障害者医療、手当などを除いた障害者福祉サービス全般に要する費用・子どものための教育・保育給付等 約1兆5千億円(同15ページ)※幼稚園、保育園の費用・児童手当制度 約1兆3千億円(同15ページ)・介護給付費国庫負担金 約3兆円(同16ページ)※介護保険制度は、介護費用のうち、自己負担分を除いた分を、大まかに言って被保険者と公費で半分ずつ負担し、公費負担のうちの半分(つまり全体の1/4)を国が負担します。この部分の費用等が金額の大きなものになっています。これらを「男女共同参画関係予算」と称するのは、やや拡大解釈とも言えなくはない気がしますが、広い意味では女性の負担軽減や経済的安定、地位向上にも無縁ではないことも確かです。有本は「男女共同参画などという費目に、防衛費の何倍もの予算を割く国が世界にどれほどあるのか知らない」のだそうですが、これらの事業や制度の内容、国庫負担の割合などは国によってまちまちですが、これらの制度、事業に要する費用が防衛費、国防費より多いのは、先進国と呼ばれる国では普通じゃないでしょうかね。北朝鮮とかアフガニスタンなら違うかもしれませんが。介護保険、保育園や幼稚園、児童手当、障害者福祉サービス、奨学金、こういったものを止めて防衛費に回すことなど可能かどうか、5秒考えればおのずから結論は明らかだと思うんですけどね。もっとも、そのうちに「介護保険制度などやめて要介護高齢者は姥捨て山に捨てて、その費用を防衛費に回せ」「保育園など廃止して、母親は全員専業主婦になれ」などと言い出すような連中も現れかねない昨今ではありますが。いずれにしても、名前は「男女共同参画関連予算」でも、その内容はこういったものだ、ということは、内閣府男女共同参画局のホームページをちょっと調べればすぐに分かることです。にもかかわらず、「男女共同参画予算が防衛費より多い、これを削れば増税なしで防衛費を増額できる」なんてヨタ話が目についた瞬間、「それ、本当のこと?」と検証することもせずに飛びつく連中が大勢いる、まさしく「人は事実を信じるのではなく、信じたいものを信じる」生き物なんだなということが、よく分かる出来事です。
2022.12.25
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12月の鳥第2弾です。12月10日、千葉県印西市の白鳥の郷に行ってきました。残念ながら家を出たのが少し遅く(7時20分出発)、途中渋滞にはまり、所要2時間弱。白鳥の多くは採餌のため飛び立ってしまい、残っている白鳥はわずかでした。あと1時間早く着くべきでした。オオハクチョウコハクチョウコハクチョウこの間も続々とハクチョウたちが飛び立っていきます。大きい上に何羽もで飛び立つため、迫力があります。コハクチョウ。オオハクチョウコハクチョウが飛んで行きます。コハクチョウの飛び立ち。今回は白鳥の郷に続いて北印旛沼にも立ち寄ろうと考え、早々に移動。途中でチョウゲンボウが何羽もいました。すぐ近くを飛んだのですが、スクーターを止めて撮影しようとしたら、そんなに近くでは撮影できず。チョウゲンボウ。小型のハヤブサです。ホオジロのオスホオジロのメス印旛沼の東岸に着いたら、どうしても湖岸に出る道が発見できず。水路の向こうに道があって、車が何台も止まっていて、バーベキューなどをやっている人がいるので、どこかから入れると思うのですが、どうしても入口が分かりません。あきらめて、しかし人家のない広い農地の中なので、たっぷりと笛練習(笑)その後西岸に渡ったら、そこには湖岸に遊歩道があって、簡単に沼のほとりに出ることができました。でも、珍しい鳥は特におらず。ヨシガモ。12月17日この日は午後は「キラ・ウィルカ」の練習があったのですが、多摩川に超珍鳥が渡来しているという情報を遅ればせながら知り、午前中に聖蹟桜ヶ丘まで往復してきました。現地に二輪を止められる場所がほとんどなく、河川敷は「バイク進入禁止」、二輪の駐輪場を見つけたと思ったら50cc限定、と現地を前にして右往左往、あきらめて路駐しようとスクーターを歩道に止めたその瞬間、近くに50cc以上も止められる二輪駐車場を発見して、事なきを得ました。手前はオオバン(珍しい鳥ではありません)。そして奥がお目当てのヒメハジロ。北米原産で、日本にはごく稀に渡来することがありますが、東京では初記録です。多摩川の聖蹟桜ヶ丘近辺といってもそれなりの長さがあるので発見できるがどうか不安でしたが、カメラマンが大勢いたので、一瞬で所在が分かりました。(実は、駐車場を探して右往左往している間も、明らかに鳥撮影目的の大きな望遠レンズを持った人たちを何人か見かけていました)この日は曇天だったので、それでもカメラマンの数は少なかったと思います。曇っていましたが、一瞬日が出た瞬間に、少し明るい写真が撮影できました。前回写真をアップしたホオジロガモに近縁な仲間です。先の写真でオオバンとの大きさが比較できますが、カモの仲間の中では相当に小型の部類です。ヒメハジロ。暗いのでプラス補正をかけて撮影。まあ、晴れの日に撮影する方がいいに決まっているのですが、翌日もいる保証はないと思ったので(結果的に翌日もいたようですが)土曜日の朝一で撮りに行ってしまったわけです。12月18日石神井公園石神井公園にスクーターで行くのは初めてでした。朝まで雨が降っていたので、この日も出発はかなり遅め、到着は10時少し前でした。石神井公園の近くは大通りが少なくて、路地を長く走るので結構迷いましたし。時間が遅かったため、珍しい鳥は何もおらず。ゴイサギ。まったく人を恐れず、「撮ってください」とばかりに目の前に飛んできました。みんなの人気者、カワセミカワセミ今月は、第3回もあります。
2022.12.24
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尾辻かな子氏の“抗議”で話題…二次元美少女広告の炎上を専門家が喝破「配慮が当然視されれば表現の自由は死ぬ」「2022年の日本、女性の性的なイラストが堂々と駅出口で広告になるのか……」11月26日、大阪駅に掲示された対戦型麻雀ゲーム『雀魂』と、テレビアニメ『咲-Saki-全国編』のコラボポスターを見て、非難の声を上げたのは、立憲民主党の前衆議院議員・尾辻かな子氏だ。バニーガール姿のキャラクターが描かれた広告に対し、「環境型ハラスメントの類型にも当たり得る」と主張する尾辻氏に、ネット上では賛否の声が殺到。大炎上している。「近年、企業や自治体、ゲーム会社の広告で、いわゆる二次元美少女が使われることが増えました。それに対し、尾辻氏のように『露出が多すぎる』『胸が大きい』『スカートが短い』『性的だ』と、非難する人たちが一部にいます。彼ら彼女らは、そうした “性的表現” が公共の場に出てくることは一種の性的加害であり、撤去すべきであるとして、繰り返し問題にするのです」(ネットライター)二次元美少女がやり玉に挙げられる要因を、ITジャーナリストの三上洋氏が語る。「今の10代から20代が自然に受け入れているアニメやゲームのキャラを『性的で不快だ』と感じる人がいます。ところが、こうした自分の心が傷つけられたと感じる人たちは『誰もが同じように感じるはずだ』と考えがちで、過激な抗議をすることが多いのです」だが、一部の人にとって不快だからといって、美少女広告はなくすべきものなのだろうか。創作表現の自由を守る活動で第一人者の山口貴士弁護士は、こう喝破する。「広告によっては不快に思う人がいるのは当然ですが、その方への配慮が当然視されるようになれば、表現の自由は死にます。どんな表現でも、誰かを不快にする可能性はあるからです。表現の自由は、そうしたたんなる嫌悪感や不快感よりも優越します。表現が公の場に掲示されるのは当然のことです」---どうもね、以前にもこの種の問題について書いたことがありますが、私は『露出が多すぎる』『胸が大きい』『スカートが短い』『性的』な女性の画像は大好きです。いや、画像より本物の方がもっと好きかもしれませんが(笑)でも、当然のことながらTPOというものはあってしかるべきです。今回問題となっているイラストは、もちろん法に触れるようなものではありません。見たい人がそれを見ることに、何ら問題はありません。でも、というところです。例えば、女性がビキニで、あるいは男性が海パンで、プールや海水浴場で泳ぐことに何ら問題はありません。日本では、いかなる法律にも、道徳にも反しません。しかし、その姿のままで駅を歩き、電車に乗ったらどうでしょうか?法律には、おそらく反しないでしょう。だから、逮捕されることはないでと思います。しかし、ほぼ確実に周囲の人から奇異の目で見られ、駅員、車掌に「やめてくれ」と言われるでしょう。警察も、逮捕はしないですが、説諭はするでしょう。法的には、隠すべきところを隠せば、わいせつ罪にはならないはずです。逆に、プールや海水浴場だって、全部素っ裸になればわいせつ罪になります。法の適用がプールと駅構内で異なるわけはありません。しかし、法的にはそうでも、社会的には、プールや海水浴場で公認される格好が駅構内や電車内で公認はされません。そういう恰好は、社会的には「非常識」と指弾されることになります。以上は生身の人間の服装の話ですが、二次元のイラストや写真でもそれは変わらないでしょう。裸の人の写真や動画(撮影が本人の意に反していなければ)、イラストだって、撮影したり描いたりそれを見るのは表現の自由です。でも、そういう写真やイラストを小学校や中学校に飾りますか?表現の自由とは、どんな場所、場面でどんな表現を開陳しても批判を受けない自由、というわけではありません。そんなことは言うまでもない話だと思うのですが。駅構内というのは、不特定多数の様々な人が行きかう場です。そこに展示する表現物が、「法にさえ反していなければ、どんなものを展示するのも自由だ、文句を言う奴はけしからん」というのは通らない、というしかありません。断っておきますが、あのようなイラストの存在自体が問題だ、というわけではありません。個人で、あるいは同好の士が集まる場で描いたり見たりしていれば、何ら問題ないことです。あくまでも、不特定多数の前に晒すものとしてはどうか、ということです。端的に言って、問題となったイラストの全部とは言いませんが、いくつかは、もし私自身がそのようなイラストを持って電車に乗るとしたら、他の乗客に見えないように、隠して持ちます。周囲の乗客が全員男だけだったら分かりませんが(笑)、女性がいたら確実にそうします。その程度の配慮は社会的に当たり前と私は思うんですけどね。
2022.12.22
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岸田内閣支持率25% 政権発足以降で最低 毎日新聞世論調査毎日新聞は17、18の両日、全国世論調査を実施した。岸田内閣の支持率は25%で、前回調査から6ポイント下落した。不支持率は69%で前回より7ポイント増加した。岸田文雄首相が防衛費増額の財源について、1兆円強を増税で賄う方針を示したことが支持率低下につながったとみられる。防衛費を大幅に増やす政府の方針については、「賛成」が48%で、「反対」の41%を上回った。防衛費増額の財源として、増税は「賛成」が23%で、「反対」の69%を大きく下回った。社会保障費などほかの政策経費を削ることについては「賛成」が20%で、「反対」の73%を大幅に下回った。国債発行は「賛成」が33%、「反対」が52%だった。防衛費増額について「賛成」と回答した層でも、「増税」と「政策経費の削減」は、いずれも「反対」が5割を超えた。「国債発行」は「賛成」が5割を上回った。(以下略)---岸田政権の支持率低下は当たり前というしかありません。ただ、国政選挙は当面ないので、自民党は何とも思っていないのでしょう。来春の統一地方選には多少の影響はあるかもしれませんが、地方選だと、国政の課題より地元の都合を優先する傾向があったりして、国政の動向がストレートに反映するとは限らないし、衆院選は、早くても再来年の後半か、普通なら2024年頃なので、その頃には国民も忘れているだろう、ということなのでしょう。しかし、防衛費増額には賛成多数(ただし、大差ではなく、他社では反対多数の調査結果もある)なのに、その財源は増税も他の政策経費削減も国債増発もすべて反対多数。じゃあ、どうやって財源を賄うつもり?金が宙から湧いてくるの?と思ったら、全体としては国債増発は反対多数なものの、防衛費増額賛成と回答した層に限ると、国債増発が賛成多数(増税と他の経費削減は、賛成派内でも反対多数)なのだそうです。全体として国債増発に反対が多数なのは、防衛費増額反対派の大多数が国債増発に反対しているから、ということなのでしょう。つまり、要約すると、防衛費増額賛成派は、国債増発でその財源を賄うべきだと考えている、ということになります。なるほどね、それならつじつまはあっています。が、つじつまはあっているけれど、とうてい正しい主張とは思えません。災害など突発的緊急事態なら仕方がないでしょう。しかし、これはそういう話ではありません。今後毎年発生していく経常経費の増という話です。それに対して最初から「国債増発で」という言い分は、「金が宙から湧いてくる」とたいして変わらない発想ではないか、という印象を私は受けます。保守派の政治家については、それに加えて増税では選挙の際に有権者の反発が怖い、という打算もあるでしょうが。結局、「防衛力増強」と勇ましいことを言っている人たちは、それを自分で負担する気はないわけです。国債という、自分の懐は痛めず、のちの世代にツケを回す手法でしか、それを実行する気はないのです。防衛費は増やすべきだがその財源は国債、というのは、軍事力による「防衛」のことは頭にあっても、財政的に国家が破綻すること、我々の子孫の生活を守る意味での「防衛」はまったく頭にない人たち、ということではないでしょうか。もちろん、防衛費は増やすべきだ、その財源は増税だ、という主張も、それよりマシなものとは言えません。今を生きる国民の生活の「防衛」には興味がない連中の言い分だからです。増税も国際増発も、今国民に重い負担を強いるか、将来の国民に負担を強いるか、という違いはあっても、誰かに負担を強いていることに違いはありません。防衛費の増額が、そのような負担増に見合うほどぜったす必要なものか、ということです。防衛費は、現状でも決して少なくない額が計上されているという事実を踏まえた上で、です。防衛費が必要ではない、とは言いません。しかし、防衛費の増は、現在の、あるいは将来の国民に大きな負担を強いてするような必要のあることは、私には思えません。ある知人がこんなことを書いていました。ーーー「そのお金だけはダメ、おねがいつかわないで!!」「俺のやることにつべこべ言うな。近所に変なのがいるから機関銃を買う」「だって、ご飯代だし、前はそのお金はおじいちゃんとおばあちゃんに使うって言ってたじゃないか。そのうえ、家の修繕費の貯蓄まで」政府と国民のやり取りはそんな感じ。ーーー個人の家計と国家の財政では違う面もありますが、国家の財政といえども、赤字を永久に流し続けることができないのは同じです。しかも、国家予算は、性質的に一度増えると減らすことが難しいものです。だから、先に「他の経費を減らす」という選択肢について、反対というより実行困難と書いたのです。日本という国は巨額の財政赤字を抱えていて、何にでも潤沢にお金を使える、というわけではありません。そのようななかで防衛費だけ突然2倍に増やす、その手段が増税であれ国債であれ、将来に大きな禍根を残すでしょう。
2022.12.20
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アルゼンチン、PKの激戦を制して36年ぶり3度目の優勝! FIFA ワールドカップ カタール 2022・決勝トーナメントの決勝戦が行われ、アルゼンチンがフランスをPKの激戦の末に下した。フランスの史上3カ国目となる2連覇を阻止したアルゼンチンは1986年のメキシコ大会以来となる36年ぶり3度目の優勝。今大会での代表引退を明言している35歳のFWリオネル・メッシは5度目の挑戦にして“W杯初制覇”。最高の形で自らの門出に花を添えた。なお得点王にはハットトリックを達成して通算8ゴールとしたエムバペが輝いた。(以下略)---マラドーナの「神の手」以来36年ぶりです。PK戦での決着が多かった今大会、決勝戦もそうなりました。アルゼンチンの初優勝は自国開催の大会でしたし、2度目の優勝は同じラテンアメリカのメキシコ大会の時でした。今回は初めて、アウェー、とまでは言いませんが特段の地の利がない中での優勝です。そういう意味では、今回がもっとも「地力」を問われる中での優勝だったように思われます。そして、今大会での得点王はエムバペに譲ったとはいえ、メッシすごーーーい。今大会はグループステージの段階でラテンアメリカ各国総崩れで、古豪のウルグアイ、7大会連続でベスト16入りしていたメキシコ(もっとも、7大会連続1回戦負けではありましたが)すらベスト16入りを逃し、ブラジルとアルゼンチンという強豪2か国しか残りませんでした。そのブラジルもベスト8、スペインもベスト16(モロッコ戦はどう考えてもすごいアウェー状態でしたが)止まりだったので、個人的にはその段階で興味半減、「あとはアルゼンチンが優勝するくらいしか興味が、と思っていたところだったのです。ともかくアルゼンチン優勝おめでとう、と言っておきます。
2022.12.19
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本日、当ブログのアクセス数が500万回に到達しました。2008年に開設して以来14年間かかりました。ご覧いただいている皆様には感謝申し上げます。ただし、10月初めまでは1日に1000~1500アクセスほどあり、その勢いのままなら10~11年後には1000万アクセス、という目標もあったのですが、10月上旬からアクセス数が急減し、現在は1日500アクセスほどしかありません。理由はよく分かりませんが、このアクセス数だと、1000万アクセス到達には30年近くかかる計算です。10年後ならともかく、30年後では私が生きているかどうかも定かではありません。というわけで、1000万アクセス到達は、多分実現しませんが、とりあえず600万アクセス目指して、いや別にアクセス数自体を目標にしているわけではありませんが、今後も可能な限りは書きたいことを書いていこうと思います。皆様、ありがとうございました。そして今後もよろしくお願いします。
2022.12.17
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「ハインリッヒ13世」クーデター未遂、ドイツ全土で民兵組織化を計画…50か所に武器ドイツで政権転覆を企てたとして一斉摘発された極右勢力が、全土で286の民兵グループの組織化を計画していた。12日に非公開で行われた連邦議会内務委員会の特別会合で報告された内容を有力紙ウェルトなどが報じた。民兵は政権転覆の際に敵を逮捕・処刑する役などを担うという。報道によると、国外追放や処刑の対象者のリストにショルツ首相らの名があり、捜索先50か所で武器が見つかった。事件では、昨年まで右派政党の連邦議会議員だった現職判事、軍や警察の出身者ら25人が拘束された。権力奪取後は貴族出身で「ハインリッヒ13世」を名乗る主犯格の男を新たな国家の元首に担ぐ計画だった。捜査当局によると、拘束者らは国が「ディープステート」に支配されていると信じ込み、政権転覆に向けて昨年11月頃にテロ組織を結成した。ドイツの極右勢力「ライヒスビュルガー(帝国臣民)」や過激な陰謀論を唱える「Qアノン」の影響が強いとみられ、情報当局は独公共放送に「極右や陰謀論者などの混合体」との認識を示す。(以下略)---第二次大戦終了後は、もっとも発展した民主主義国家であり、経済的にも「一人勝ち」などともいわれるドイツで、このようなクーデター未遂騒ぎが起こるのは衝撃的な事態です。狂信的な極右の妄動ではあるものの、別報道によればライフル銃、ピストル、ナイフ、スタンガン、戦闘用ヘルメット、暗視装置程度で重火器は欠いているとはいえ少なからず武器を集積し、元軍人(一部の報道では現役の軍人も)や国会議員などが関与していたということです。実行しても、実際に権力を奪取することは不可能だったでしょうが、相当の騒乱状態を作り出したことは確実です。そして次は更に規模の大きな結びつくかも知れません。思えば、米国でもバイデン大統領当選の際に、これを認めないトランプ支持派があ国会に乱入という騒動がありました。今回も、トランプ支持派の中心とされるQアノンの影響があったということですから、国を越えてまたまた、トランプ支持派に関連する事態と言えそうです。民主主義体制は独裁体制より優れている、とこれまで信じられてきました。いや、今でもそうであると、私は信じています。しかしながら、民主主義の安定は経済の安定と一蓮托生であることも事実なのです。つまり、経済的に危機に陥ると、民主主義もまた、容易に危機に陥ります。当のドイツ自身が、かつて一度はワイマール憲法というきわめて民主的な政治体制下にありながら、ナチスというもっとも非民主的な権力体制を産んでいます。ヒットラーというカリスマ指導者の存在はあったにしても、第一次大戦後の混乱、世界大恐慌による経済破綻と天文学的なインフレがなかったら、そんな事態は起こらなかったでしょう。「衣食足りて礼節を知る」ではありませんが、民主主義の原則も飢えずに最低限の生活できて初めて意味を持つものです。第二次大戦後は、経済的に発展した国が民主主義国家であったことから、民主主義は経済発展の前提条件のように考えられてきましたが、民主主義とは言えない中国のめざましい経済発展を見ると、掲載発展に民主主義は必須、とは言えないとも考えられてしまいます。それでも私は民主主義体制(に基づく自由主義的な社会)の方が優れている、あるいは少なくとも道を踏み外した際の被害が少ないと信じています。一人、あるいは少数の独裁者やその取り巻きだけが、世論の掣肘を受けずに暴走した場合、国家に与える被害は破滅的に大きくなるのは、まさしくナチスドイツや大日本帝国の破滅への道を見れば分かります。また、経済的な発展は、様々な意味での行動の自由、知的な探求と表裏一体です。そこに大きな制約を課した非自由主義的な体制下での経済的発展は、やがて行き詰まらざるをえないと思います。ただし、世の多くの人が私の考えに同意するかどうかは、また別の問題です。ドイツですら、そして政治や軍事において一定の立場にいた人たちですら、民主主義体制に価値を見いださない人が増えてきたからこそ、このような事態が発生したわけです。そして、この事態はドイツだけだろうか、ということを危惧します。否、すでに米国でも起きたあのは先に書いたとおりです。ということは、日本もまた無縁ではなかろう、ということです。これまでのところ、この手の極右系の連中は安倍元首相をやたらと持ち上げ、従って与党である自民党を支持する傾向がありました。だから、自民党政権を武力で転覆しよう、なんてことは考えなかったでしょう。しかし、もし自民党が下野した場合、このような暴挙が計画される可能性はあるでしょう。そして、自民党政権が継続した場合でも、ネトウヨが礼賛する安倍元首相が亡くなった今、自民党とネトウヨ層の蜜月がいつまで続くかは分かりません。少なくとも、岸田首相のネトウヨ層へのウケは、すこぶるよくないようです。そのようなことが実際に起こるかどうかは分かりません。もちろん起こらないことを願うばかりです。しかし、大丈夫と確信できるほどには、民主主義体制の安定性は強固ではないと言わざるを得ないでしょう。もちろん、そのような暴挙の先に、明るい未来が待っているとはとうてい思えません。しかし、民主主義体制の先に明るい未来が感じられない人が少なからずいるから、そのような事態が起こることもまた事実でしょう。どうも、現代社会はいろいろな意味で袋小路に入りつつある、ということなのかもしれません。
2022.12.16
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防衛費増額巡り 首相「国民自らの責任」 一部増税で賄う考え岸田文雄首相は13日の自民党役員会で防衛費増額を巡り「防衛力の抜本強化は安全保障政策の大転換で、時代を画するものだ。責任ある財源を考えるべきで、今を生きる国民が自らの責任としてその重みを背負って対応すべきものだ」と述べ、一部を増税で賄う考えを改めて示した。茂木敏充幹事長が役員会後の記者会見で明らかにした。茂木氏によると、首相は「経済あっての財政との立場であり、こうした基本的姿勢は変わらない」と強調する一方、ロシアによる侵攻が続くウクライナに触れ、「自らの暮らしを守り、国を守るという国民一人一人の主体的な意識こそが何より大切なことはウクライナの粘り強さが示している。このことも十分念頭において議論を進めてもらいたい」と語った。---その一言一言が、非常に腹立たしいです。「安全保障政策の大転換」「今を生きる国民が自らの責任としてその重みを背負って対応すべきもの」と、言うのは勝手です。しかし、その「大転換」について国民の信を問うたのか?「重みを背負って対応すべき」と国民が決めたのか?勝手に防衛費増額を決めて、勝手にそれを増税で賄うと決めただけではないですか。ロシアがウクライナに攻め込んだから日本も攻められるかもしれない、だから防衛費増額、という発想自体が極めて短絡的です。島国という地理的条件に守られている以上、日本が外国から軍事的に攻められる可能性はかなり低いのです。それなりの規模の自衛隊が存在する現状で、ロシア軍が(中国軍でも)日本に上陸、という事態は、両国の軍事指導部にマトモな判断力がある限り、起こり得ません。もちろん、軍事指導部が集団発狂したら攻め込んでくることもあるかもしれませんが、その場合はウクライナで見せたより更にひどい醜態を見せて撃退されるだけの話です。外国から軍事的に攻められることだけが安全保障上の危機だと思っているとしたら、これもまたあまりに短絡的です。日本が外国に侵略されて滅ぼされる可能性がゼロだ、とは言いませんが、少なくとも財政破綻や経済崩壊などによって破滅する可能性の方がよほど高いのは間違いありません。そういう意味で、防衛費増額は国債増発で、などと言っている連中もまた、ろくでもないものです。しかし同時に、これだけ国民負担率が上がってきている中で、更に増税と言っている連中の神経もまた、どうかしています。それでその両者がいがみ合って対立しているわけですが、私の目にはどっちもどっちとしか思えません。どちらの選択肢も間違っているからです。端的に言って、防衛費の増額などやめれば増税も国債増発も、どちらも必要ないことです。それにしても、ことは防衛費の増額だけで済むのでしょうか。「国民が自らの責任としてその重みを背負って対応すべきもの」という言葉には、どうも「その次の事態」に対する懸念も抱きます。「金の重みを背負え」の次には、「金だけ払えばいいのか」が待っている。つまり「汗を流せ、血も流せ」ということです。何しろ、少子化で自衛官(軍人)の任に耐える若者も減ってきているし、1銭5厘の赤紙で兵隊を集める方が人件費も安く上がるだろうしね。徴兵ってことを考えているのだろうと思わざるを得ません(どうせ名前は色々弄くって、「徴兵ではない」ことにするでしょうけど)。勿論、実際にそうなるどうかは分かりませんけれど、腹の中では考えているでしょう。首相が国民に向かって「重みを背負って対応」しろというのは、「血も流せ」という意味であるとしか、私には受け取ることができません。
2022.12.14
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普通免許で125ccに!? 原付免許の定義が変わるかもしれないぞ原付一種は、2025年の次期排ガス規制強化を控え、存続の危機を迎えている。そこで従来の「排気量」で区分されていた枠組みを「最高出力」に変更し、現行125ccクラスの出力を下げて「50ccクラス扱い」とする案が検討され始めた。50ccの原付一種バイクは、免許取得が簡単で、四輪普通免許でも運転可能。しかし最盛期の約200万台から、近頃は約12万台にまで販売台数が落ち込んでいる。これに追い打ちをかけているのが次期排ガス規制の令和2年排出ガス規制だ。新たな動きとは「排気量50cc=原付一種の枠組み自体を見直す」というもの。110~125ccモデルの最高出力を抑え、原付一種として扱う案が現実のものとなりそうなのだ。全国オートバイ協同組合連合会(AJ)は、自民党オートバイ議員連盟に3つの案を提言したが、そのうち125ccクラスのモデルを最高出力を4kW(5.4ps)以下に制御する案が、排ガス対応、商品性、いずれの面も問題なく、議連と経産省、国交省、総務省、警察庁間の調整が進められている模様だ。この案が実現すれば、排気量125ccバイクの排気量はそのまま、出力のみ5.4ps以下にデチューンした車両が新「原付一種」クラスととしてラインナップされることになる。ただしレジャーバイクや高級コミューターに出力制御をかけるのではなく、低コストで軽量な110~125ccスクーターが出力制御され、"原付化"される模様。あくまで現行50ccモデルと同等の商品性とするのが狙いだ。原付免許制度のほか、原付一種ならではの30km/h上限、二段階右折といった独特なルールは継続。警察庁は免許制度の改正に消極的のようだ。---以前から125cc以下が普通免許(または原付免許)で乗れるようになる、といううわさはありましたが、いつになるのか分からない話を待つ気もなく、私はAT限定小型二輪の免許を取りました。それも教習所が混みあっていて、申し込みから教習開始までかなり待ったのは以前に記事を書いたとおりです。さて、「125ccに普通免許で乗れるようになる」というのは、既存の125ccに乗れるようになるという意味だとばかり思っていたのですが、そういうことだったのですか!現行の50ccに毛が生えた程度の低出力化した125ccを開発して、それに普通免許で乗れるようになる、という意味だったのですね。この案が実現しても、既存の原付二種ライダー、あるいはこれから原付二種に乗りたい人にとっても、メリットは何もないように思います。既存の小型二輪免許の扱いはどうなるのでしょうか。まさか、原付免許に格下げされることは、さすがにないでしょうけれど、どうなのでしょう。また、既存の110~125ccスクーターの一定の車種が原付化されると、逆に原付二種の選択肢が減りそうです。引用記事には、「レジャーバイクや高級コミューターに出力制御をかけるのではなく、低コストで軽量な110~125ccスクーターが出力制御され」とあります。私が乗っているDIO110なんて、まさに「低コストで軽量」の代表格であり、実際に引用記事には、DIO110が名指しで「こうした現行国内モデルの出力を制限して新原付化もありえる」とあります。私は別にDIO110が安いから選んだわけではなく、第1希望も第2希望も手に入らず第3希望のDIO110しか手に入らなかっただけです。(第3希望とはいえDIO110を選択肢に入れたのは、タイヤサイズがスクーターの中では大きいからです。タイヤサイズが小さいスクーターは、見た目がどうしても好みではありません)現状、二輪の新車は入手難であり、それも高価な車種ほどそれが著しい傾向があります。だから、結果として比較的安価なDIO110が入手できたのです。そのDIO110が「新原付」化されたら、原付二種で購入可能な車種がなくなってしまうではないですか。「レジャーバイクや高級コミューターに出力制御をかけるのではなく、低コストで軽量な110~125ccスクーターが出力制御され」というのは、言い換えると、高価で入手難の車種は原付二種のままで、安価で(相対的に)入手しやすい車種は「新原付」化される、ということになります。それは、原付二種が手に入りにくくなる、ということではないですか。DIO110は、安価ですかが、乗っていて大きな不満はありません。機能面では値段なりのところはありますが、「走る乗り物」としての基本的な性能に問題はないし、燃費もかなり良いからです。DIO110は原付二種の中で非力な部類とされます。しかし、私は幸か不幸か他の二輪に乗ったことがないので、比較の対象がなく、「非力」と感じることはありません。基本的に急加速はしませんが、アクセルを大きめに捻れば自動車より発進加速はずっと速いし、60km/hで走るのに(実際は70km/hくらいで走っても)特に問題はありません。その「非力」なDIO110のスペックは、最高出力6.4KW(8.7PS)となっています。5.4psという「新原付」の制限出力はそれよりはるかに非力です。そもそも、出力以前の話で、「新原付」になっても「30km/h上限、二段階右折といった独特なルールは継続」ということです。だから、50ccに「毛が生えた」ような性能すらも、実際には生かすことはできません。現行の50ccでも、物理的な性能としては50km/h以上出せますが、出せば道交法違反ということになってしまいますから。(実際には50cc原付が30km/hで走っているのはあまり見ませんけどね)今更30km/h制限や二段階右折なんて、不便としか思えず、そのような制限付きの二輪に魅力は感じません。そのような「新原付」に既存の原付二種の一部が移行することで、原付二種の入手難に拍車がかかるとすれば、原付二種ライダーにとっては、「デメリット」としか思えません。二輪の供給不足が解消して、欲しい車種がすぐに手に入るようになれば、話は変わりますが、どうも二輪の(自動車も)の供給不足解消がいつになるかは、さっぱり見通せません。
2022.12.12
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今月も鳥写真を撮っています。秋ヶ瀬公園リュウキュウサンショウクイがいるというので行ってみました。一番奥の「ピクニックの森」まで行ってみました。コゲラコゲラアオジコゲラとシジュウカラ本命のリュウキュウサンショウクイはいなかったので、少し手前の「子どもの森」まで引き返したら、リュウキュウサンショウクイがいました。大勢のカメラマンが集まっていたので、すぐに分かりました。ところが!なんと一眼レフのメモリが容量いっぱいで撮影できず、その間に飛んで行っちゃった(涙)写真何枚かと動画を削除して、再アタック。リュウキュウサンショウクイ最初に撮影し損ねた場所から数十メートルのところで、目の前にいました。森の中なので少々暗いのが難点ですが、こんなに近くで撮影できるとは。リュウキュウサンショウクイサンショウクイの亜種です。元々はサンショウクイが日本全国、リュウキュウサンショウクイは名前のとおり沖縄、南九州に分布していたのですが、最近はリュウキュウサンショウクイがどんどん北方に分布を拡大して、東京でも頻繁にみられるようになっています。サンショウクイ以前高尾山でも撮影したことがあります。そのときはサンショウクイと思いましたが、改めて写真を確認したらリュウキュウサンショウクイでした。リュウキュウサンショウクイリュウキュウサンショウクイシメ東京港野鳥公園イソシギホオジロガモのメスタイプ(しかしオス)ホオジロガモ。カモ類のオスは一般に派手な色彩ですが、これは生殖羽と言われ、繁殖期に特有のものです。冬から春にかけてがオスが生殖羽になる季節なので、日本に冬鳥としてやってくるカモのオスは、だいたい派手な姿をしています。一方、夏から秋にかけては非生殖羽(エクリプスとも)で、オスメスの区別がつきにくくなります。日本でも、秋に渡来した直後のカモは、オスも非生殖羽のことが多く、雌雄の識別が人間の目には分かりにくい※場合が多いです。このホオジロガモも、外見はメスのようですが、よーく見ると、オスのトレードマークである頬の白斑(ホオジロガモの名前の由来)がうっすらと見えます。なので、外見はメスみたいですが、実際はオスの非生殖羽のようです。ホオジロガモ鳥じゃありませんが、アカエイ!!三番瀬海浜公園でアカエイの死骸は見たことがありますが、泳いでいるのは初めて見ました。しかも、潮入の池という池の中です。もちろん海水の池ではあるのですが、海とは細い水路でつながっているだけです。こんなところまでエイが入り込んでいるとは知りませんでした。紅葉のモミジ。2か月以上前に、栗駒山で紅葉を見ましたが、東京の紅葉は12月。メジロもいました。葛西臨海公園オカヨシガモ
2022.12.10
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過去100年で最大規模、トンガ噴火の驚くべき実態を解明南太平洋にあるフンガトンガ・フンガハアパイ火山は、2021年12月に活動が活発になると、年明けの2022年1月15日、凄まじい噴火を起こした。その爆発音は、9000km離れた米アラスカ州でも聞かれたという。最新の海底調査では、この噴火で10立方km分の岩石が噴き上げられたことが示された。1991年のピナツボ火山噴火を上回り、過去100年間で最大規模となる。噴き上げられた超高温のガスと灰は、観測史上最高の高度57kmまで上昇した。また、1億4600万トンの水蒸気が大気に放出され、この影響で発生した津波は世界に波及した。調査チームは周囲の海底約2万2000平方kmをマッピングした。多くが白い微細な堆積物で覆われた不毛地帯となっていた。採取した岩石コアからは、噴出した灰や岩石が崩壊したことによって激しい火砕流が起こっていたことがわかった。海中で起こった火砕流を実際に目にした者がいるわけではないが、仮説では、高温の灰によって海水が瞬時に蒸発して水蒸気の層が作られ、火山の噴出物が海底を滑るように移動するのだろうとされている。噴火で陥没したカルデラ地形の周囲では、放射状にいくつもの火砕流の跡が発見された。火砕流は調査範囲の端に当たる、火口から約80kmまで達していた。それ以上先まで到達した破片もあるかもしれない。最新の調査ではさらに、火口の中央部分が高さ700mも陥没していたことも明らかになった。削り取られた噴石の4分の3は、火山から半径20km以内に落下したようだが、その他の大部分は大気に放出され、その後何カ月も塵となって空気中に漂っていたようだ。噴煙だけでなく、噴火は驚異的な津波をも引き起こした。一部では、波の高さは15mに達したと言われている。さらに、津波は世界中の海に広がり、地球の反対側にある地中海の海面を30cm上昇させた。火山から遠く離れたところでは、噴火に伴って大気中を伝わる特殊な音波が6日間で地球を4周した。(要旨)---トンガの火山噴火については、噴火が起きた直後に記事を書いたことがあります。この時点で、噴火の規模は1991年のフィリピン・ピナトゥボ山の噴火に迫る可能性が指摘されていましたが、もちろん実際の噴火規模はその時点では分かりません。その後続報がありませんでしたが、上記ナショナル・ジオグラフィックの記事によれば、その後の調査で、やはり噴火の規模はピナツボ火山を超え、過去100年間で最大規模であった、ということです。ただし、引用記事には「この噴火で10立方km分の岩石が噴き上げられ~1991年のピナツボ火山噴火を上回り」とありますが、実際にはピナツボ火山噴火の噴出物総量は10立方kmなので、この記述岳から考えると、噴火規模はピナツボ火山を上回ってはおらず、同程度とも思えます。この辺りは、引用記事の書き方がやや不十分であり、ピナツボ火山噴火の噴出物総量は10立方kmでしたが、マグマ換算※では、ウイキペディアの記述によれば4立方km、独立行政法人産業技術総合研究所地質調査総合センターのホームページによれば5立方kmとなっています。一方、トンガの噴火の「10立方km分の岩石が噴き上げられた」というのが見かけの噴出物総量なのか、マグマ換算なのかは明示されていないからです。噴火の規模がピナツボ火山を超えると断定している書き方からすると、マグマ換算で10立方kmという意味である可能性が高そうですが。※マグマが地上に噴出すると溶岩になります。マグマの体積と溶岩の体積はだいたい同じですが、火砕流はマグマより比重が軽いので、マグマに比べて体積がかなり膨らみます。いずれにしても、1991年ピナツボ火山並みか、それ以上の規模の巨大噴火であったことは間違いありません。火砕サージ(火山灰と空気の混ざった高熱の爆風)が海面上を移動することは知られています。例えば、約9万年前の阿蘇山の超巨大噴火による火砕流の堆積物は、四国や山口でも確認されているし、7000年前の鹿児島南方の喜界カルデラの海底火山噴火による火砕流も南九州に到達しています。しかし、火砕流が海の下を進む、という事態はまったく初耳です。記事の書きぶりから考えると、火山の専門家にとっても「初耳」の事態だったのでしょうが。なかなかに驚くべき事態です。火砕流は海の上を移動するとは限らず、海の底を移動する場合もある、ということですか。ピナツボ火山の噴火は、事前に火山活動が激化し、小規模の噴火も起こっていたため、周囲30km圏内の住民は避難を済ませており、これほどの規模の噴火でありながら、噴火による直接の死者は出ていません。が、それにもかかわらず最終的には800人もの死者が出ることになってしまいました。これは、降り積もった火山灰の重さによる家屋倒壊や、火山灰や火砕流の堆積物に雨が降ったことによるラハール(火山泥流)が原因となっています。また、避難所での不衛生な生活環境の影響も小さくなかったようです。(現在の災害関連死に相当)トンガの場合は、小さな島国なので、避難するといっても逃げ場があまりなく、事前に島民が全員避難した島はないようですが、火砕流の直撃を受けた有人島はないようです。なので噴火の時点では大きな人的被害は生じませんでしたが、あれから11か月、大量に降り積もった火山灰による二次的被害がどの程度あったのかは、判然としません。ピナツボ火山の例から考えれば、その後で多くの犠牲者が出ていても不思議はないところですが。このような巨大噴火がどの程度の頻度で起こるのかは何とも言えませんが、ピナツボ火山と今回のトンガの噴火は、似たような噴火規模ですが、その間隔は30年、かつ過去100年間では最大規模でした。その前の近似規模の火山噴火は1883年クラカタウ火山の噴火です(おそらく、両噴火より噴火規模は少し大きい)。そうすると、だいたい140年間で3回この規模の巨大噴火が発生している、ということ40~50年に1度ということになります。願わくば、日本でこんな規模の(ましてや、もっと大規模の破局噴火は特に)噴火は起こらないことを願うばかりです。
2022.12.08
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日本、PK戦の末に敗退 3人が失敗…8強の壁4度目挑戦も越えられず クロアチアと1ー1死闘の延長戦カタールW杯 ▽決勝トーナメント1回戦 日本1(PK戦1ー3)1クロアチア日本は、史上初の8強を懸けて、決勝トーナメント第1戦でクロアチアと対戦。1ー1で今大会初の延長戦の末にPK戦に突入したが、3人が失敗しPK戦1ー3で敗退した。森保一監督は試合後のインタビューで「まずは選手たちは本当によく頑張ってくれた」と話し「16の壁は破れなかったですが、選手たちは新時代を見せてくれた」とたたえた。---負けてしまいましたね。4年に一度しかサッカーを見ない典型的な「にわか」なので、初戦ドイツ戦は勝てると思っておらず、見ていませんでした。そうしたら勝った。二戦目のコスタリカ戦は、後半から見ました。見ていなかった前半は0-0でしたが、見はじめたら失点して負けました。試合としても、下がったところでパス回ししてばかりでなかなか攻め込まず、「なんか面白くない」という印象を受けました。正直なところ、ラテンアメリカ大好き人間としては、日本を応援するかコスタリカを応援するかは少し迷いました。心情的には、やはりやや日本寄りだったかな、というのが正直なところです。なので、3戦目スペイン戦も見ませんでした。まあ、とうてい勝てるとは思わなかったのですが、見た試合は負ける、見なかった試合は勝つ、となればね。(いや、ウソです。あんな時間に起きられません)まさかスペインに勝って決勝トーナメントに進むとは思っていませんでしたが、見なかったら本当に「まさか」が起こってしまいました。じゃあ、当然決勝トーナメント一回戦も見ない!(笑)もちろん本当は、深夜2時まで起きていられないからですが。しかし、まあ幸運もここまでで、見なくても負けてしまいました。とは言え、前回準優勝国相手に実質引き分けは立派な成績です。ベスト8はなかなか遠いですが、世界の強豪国の中では日本はまだまだですから。むしろ、今回アジア枠からベスト16に3カ国が入ったことは驚きです。いずれも1回戦敗退とは言え、次回大会からはアジア枠が一挙に8カ国に増えるというので、あまり無残な戦いぶりにならなくてよかったです。今回アジア枠からの出場は主催国カタールを含めて6カ国なので、決勝トーナメント進出割合はちょうど半分。出場32カ国中16カ国が決勝トーナメントに進めるわけですから、ちょうど実力どおりの出場枠と言えます。日本の話はともかく、私が一番気になるのは、やはりラテンアメリカ諸国の戦いぶりです。非常に残念ながら、すでに残っているのはブラジルとアルゼンチンという二強だけになってしまいました。ウルグアイは得失点差の僅差で決勝トーナメント入りを逃し、エクアドルも敗退。コスタリカはご存じのとおりですし、過去7大会連続で決勝トーナメントに進んでいたメキシコが、得失点差で敗退したのは非常に残念です。メキシコは、前回も、決勝トーナメント進出はほぼ絶望だったところに、すでに敗退が決まっていた韓国がドイツに2点差で勝つという奇跡のおかげで、大逆転で決勝トーナメントに進めたのですが。というわけで、私の希望は、すでにメッシのアルゼンチンしがない、のです(あえて言えばスペインも多少は応援していますが)。幸いベスト8には進みましたが、ここでオランダと対戦です。優勝経験こそないけれど、2010年準優勝の強豪です。そこで負けたら、私のワールドカップは終わる。勝ったら、次は多分ブラジル(か、クロアチア)。うーーーーむ、厳しい相手が続きます。そこで勝って、やっと決勝か。どの国も強豪ばっかりだし。ワールドカップ優勝の道は、なかなかに遠いですね。
2022.12.06
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すみません、新しい写真は撮っていません。以前にアップした写真の使いまわしです。11月は家族全員コロナにかかったり、そうでなくても休日に悪天候が多くて、あまり運転しませんでした。しかし、それでも愛車DIO110の走行距離が2000kmを越えました。しかし、それはいいのですが、気温が下がるにつれて、燃費も下がってきました。9月下旬に給油した際、前回給油からの燃費がリッター63.4km(新車からの累計燃費は59.4km/L)という過去最高の数値をたたき出したのですが、それ以降は燃費が下がる一方です。10月下旬54.4km/L、11月中旬52.1km/L、そして本日は53.2km/L。累計の燃費も、初回給油からの走行距離2060kmに対して給油量累計が35.85Lなので、57.5km/L・・・・・累計で考えれば、そんなに下がってはいないのは、前述のとおり、燃費が下がってきた11月に、あまり走っていないせいでしょう。冬には燃費が落ちるという話は、知識としては知っていましたが、夏冬で燃費が10km近く違うのですね。いや、まだ冬は本番ではないので、1月とかはもっと下がるかもしれません。もっとも、今の気温でも朝はスクーターで走ると、かなり寒いです(日中はそんなことはありませんが)。何しろ、体感気温は風速1mで1度下がると言われます。時速60kmで走ると風速16.7m、気温が10度でも体感気温は-6度以下、気温5度なら体感はー10度以下!!そりゃ寒い。まあ、あくまでも感覚的なものなので、そこまで厳密なものではありませんが。もっと寒くなるとスクーターでは出かけなくなってしまうかもしれません。そうでなくても路面が凍結したり雪が降ったら、スクーターでは出かけられないですし。東京では、積雪は滅多にありませんが、気温が氷点下になることは稀ではありませんからね。まあ、普通に考えれば、リッター50km超の燃費は、自動車や普通二輪以上に比べれば、依然として「ものすごく燃費がいい」ということになるでしょう。
2022.12.04
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安倍晋三が「育てた」政治家・杉田水脈が差別発言を繰り返す理由性暴力被害を訴えたジャーナリストに対する中傷ツイート投稿に関連して、東京高裁から名誉毀損判決が下っている杉田水脈総務政務官。「女性は嘘をつく」発言や、性的マイノリティに対する差別発言でもたびたび問題視されている。11月30日、予算委員会での立憲・塩村あやか議員の質問に対し、杉田政務官はかみあわない「答弁」を堂々と展開。~参議院特別委員会での「答弁」も、異様だった。立憲・小西洋之議員は、こう問いかけた。「問題の発言について。『彼ら彼女らは子どもをつくらない。つまり生産性がないのです』というこの言葉について、撤回、あるいは修正するお考えはありますか」「配慮を欠いた発言をしたことを真摯に反省し、理解を深め、差別のない暮らしやすい社会の実現のためにこれまでも努力をしてまいりました。今後とも、そういった努力をもっておこたえしていきたい」と「返答」、小西議員が問うた「撤回、修正の考え」についてまったくかみ合わない「お気持ち」を表明した。~杉田氏は~西宮市役所職員を経て、みんなの党、日本維新の会、次世代の党、日本のこころを大切にする党と、政党を渡り歩いている。「所属する党を変えながらも落選中の杉田水脈をスカウトしたのは安倍晋三元首相です。ゴリゴリの自民党支持保守人脈によって繋がったようです。西宮市職員時代の杉田に目立った政治思想はなく、保守系の候補者のひとりに過ぎなかった。どちらかといえば控えめな女性だったともききます。ところが、安倍さんに見出されたあと~『右翼スイッチ』が入りました。~」---杉田水脈という異常な政治家が、よりによって総務政務官という役職に就いたことで、その言動の異常さが改めてクローズアップされています。本ブログ読者の皆様なら、彼女がどのような人物かは、今更説明せずともご存じでしょう。引用記事に取り上げられた以外の部分でも問題発言を連発しています。例えば、2014年内閣委員会で「日本に女性差別というものは存在しない」と発言したことについて、「命に関わるひどい女性差別は存在しないという趣旨だ」と、すさまじい弁解をしたそうです。いやいや、「命に関わる」などという基準を設けたら、例えば強 姦だってセクハラだって、直接的には命を取るわけではありません。戦前の日本には女性の参政権がありませんでしたが、選挙権、被選挙権を剥奪しても、それで直接的に死ぬわけではありません。杉田の理屈に従えば、そういったこともすべて、「差別ではない」という無茶苦茶なことになってしまいます。同じく、16年の国連女性差別撤廃委員会出席時、「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」「目の前に敵がいる!大量の左翼軍団」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」「国連を出る頃には身体に変調をきたすほどでした」などと罵倒暴言を書き連ね、産経新聞のニュースサイトに、保育所増設や夫婦別姓などを求める動きはコミンテルンが日本の家族を崩壊させようと仕掛けたものだ、という趣旨のトンデモな文書を寄稿していたことも問題視されています。これが差別問題を主管する総務省の政務官というのだから、開いた口がふさがりません。ちなみに、これらのうち「保育所増設や夫婦別姓などを求める動きはコミンテルンが日本の家族を崩壊させようと仕掛けたもの」という文章だけは「撤回する」と言ったものの、それ以外のトンデモ発言の数々はすべて、のらりくらりと撤回を拒んでいます。今も間違っていないと本人は思っているということでしょう。杉田は元々2012年に維新の党から衆院に当選していましたが(比例復活)、2014年の選挙では落選していました。それを安倍元首相が自民党にスカウトして比例中国ブロックから出馬させたのは有名です。ただし、引用記事にある「安倍さんに見出されたあと~『右翼スイッチ』が入りました。」というのは、時系列的に間違っています。自民党が杉田の擁立を発表したのは2017年9月ですが、国連女性差別撤廃委員会についてのブログの暴言は2016年2月です。確かに、杉田が維新の党の議員だったころ、どの程度の極右だったかは分かりません。維新の党だから、元々極右的な思想はあったでしょうが、ここまでのトンデモ発言の数々は、少なくとも顕在化はしていませんでした。その杉田が極右路線の「勇ましい」差別発言をポンポン繰り出すようになったのは、2014年に落選して以降です。いわゆる「保守」(極右、ネトウヨ)勢力と結びついて、産経をはじめとするお決まりの極右メディアの常連になっていきます。見た目は若そうに見える(実は私と同年代なので、全然若くはありませんが)女性が、いかにもネトウヨが気に入りそうな勇ましい発言をポンポンとするので、あっという間に「ネトウヨ界のアイドル」になったわけです。落選中の杉田には、それしか自らの存在感を示す場がなかったのかもしれません。類は友を呼ぶ、ではないですが、杉田の「人気」を見て、同じような思想信条を持つ安倍元首相が自民党にスカウトした、というのが時系列的に見て正しいでしょう。しかし、杉田がチヤホヤされていたのは、狭いネトウヨ界だけです。過激な発言であればあるほどチヤホヤする人たちに囲まれて、彼女の発言も否応なく過激になるばかりでした。しかし、狭い世界の外では、誰もそんな言動を相手にしません。安倍元首相という同類に気に入られて、自民党衆議院議員という分不相応の地位を与えられたにすぎないのです。私が安倍元首相を大嫌いのは今更説明の必要もありません。腹の中の思想信条は安倍も杉田も同類以外の何物でもないと思いますが、それでも残念ながら、安倍は狭い極右人士だけに支持されていたわけではありません。それに比べると、杉田の支持層ははるかに小さい。その小さな支持層の中で、支持者の求めに応じて過激化していった人物が、衆議院議員というばかりではなく、とうとう差別問題を主管する総務省の政務官とは、世も末というものです。任命した首相の責任もまた重大です。もう一つ、引用記事には「西宮市職員時代の杉田に目立った政治思想はなく~どちらかといえば控えめな女性だった」ともあります。その時代の思想信条については知る由もありませんが、少なくとも「控えめな女性」という点については、これとはまったく相反する証言があります。市民と取っ組み合い寸前 問題発言の杉田水脈議員、市職員時代から騒動(神戸新聞)杉田水脈衆院議員。政界入りする前の兵庫県西宮市職員時代、当時市議だった今村岳司前市長らと公務員改革を訴え、国会議員になってからは複数の政党を渡り歩いた。~杉田氏は1992年に同市に入庁。18年間、政策や子育て関連の部署に所属した。政治家として過激な言動で注目される姿に、元同僚らは「騒動の片りんは市職員時代からあった」と口をそろえる。「攻撃的な発言をして、市民と取っ組み合いになりそうになったこともある」という。在職中、若手同僚らと「スーパー公務員塾」を結成。市議だった今村氏らと連携し、公務員改革の必要性を訴えた。職員によると、自治体職員向けの講座などを開き、積極的に発言していたという。杉田氏の元上司で、市長当時の今村氏にも仕えた職員は「2人は目立ちたがり屋という点が共通する。反発されると分かっていても一定のファンがいる以上、過激な発言を続けるしかないのだろう」と指摘する。~別の西宮市職員は「周囲との協調性がなかった。選挙のたびに政党が変わるのも、組織の中で生きていけないからでは」と推測。---積極的に発言していたというのはよい意味で、それ以外はすべて悪い意味で、いずれにしても「控えめな女性」ではなかったようです。政策や子育て関連の部署に所属、だそうです。政策というのは、「企画課」「政策企画課」「政策経営課」などの部署のことでしょう。そういう部署には優秀で能力の高い職員が配属されるのが通例ですから、杉田も人柄を度外視すれば、優秀な人物ではあった(少なくとも配属前はそうだと思われていた)のでしょう。しかし、今は国会議員まで出世した人物の元上司、元同僚が、ここまで悪し様に言っている時点で、相当の問題人物だったことが見てとれます。「攻撃的な発言をして、市民と取っ組み合いになりそうになったこともある」って、それは役所の中でもっともやっちゃいけない行為です。いや、自分で火をつけても自分で消せるならいいのですが、おそらく、ほぼ確実にそうではない。火をつけて消火できず、上司が謝って火を消したということです。はっきり言って、そんな部下を持った上司には同情します。政界にはこの手のヤバイ人柄の人たちが少なからずいるらしいので、その面に限れば杉田だけが特別ではない可能性がありますが、このような性格とこのような差別意識が結び付くと、本当に破壊的な政治家になるわけです。このような人物には、早々に政界から消え去っていただきたいものです。さすがに、安倍元首相という庇護者がいなくなった今、次の選挙でもまた当選圏内の比例区単独候補などという融合措置は、もうないだろうとは思いますが。
2022.12.03
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婚外子が増えたら出生率が改善されるなんてことはない 自民党の細野議員がこんなツイートをしていた。日経のアンケート結果が衝撃的。「結婚はした方が良いと思う」と答えた20代、30代の女性は僅か40%。男性も50%を切っている。出生率の高いフランス、スウェーデン、デンマークなどの欧州の先進国では婚外子が5割超。日本は2%。このままだと少子化の加速は確定的。欧州の婚外子割合が多いのはその通り。日本や韓国が少ないのも間違っていない。しかし、婚外子の割合が低いから出生率があがらないという因果はどこにもない。ましてや、記事の論調にあるように「婚外子割合を増やすような制度や仕組みがあれば出生率は改善される」などということは断じてない。なぜなら、ファクトとしてむしろ真逆だからだ。婚外子の割合が高ければ出生率が高いというためには、単年の双方の数字を並べたところで何の意味もない。長期的な双方の数字が時系列で互いにどういう相関にあるかを見ないとわからない。よって、各国の1990-2018年にかけての婚外子割合と合計特殊出生率の推移から相関係数を算出したものが以下である。一般に相関係数は、プラスで正の相関、マイナスで負の相関ということになる。プラスであれば、婚外子割合が増えれば増えるほど出生率も高くなる相関があると言ってもいいだろう(但し、単に相関に過ぎず、そこに因果まであるとはいえない)。フランス、イタリア、ドイツなどは、相関係数0.50以上なので、強い正の相関があるといえるが、逆に、記事で話題にしていたデンマークをはじめ、フィンランド・スウェーデン・ノルウェーなどの北欧諸国はそろって負の相関しかない。負の相関とは「婚外子割合が増えると出生率は下がる」という相関である。これだけでも、北欧出羽守論法がいかにデタラメかがわかると思う。---自民党に行った細野は唾棄すべき政治家だし、「婚外子を増やすことが少子化対策である」と言われても、「何だかな?」と首をかしげることは事実です。しかしながら、「婚外子を増やすこと」という結果ではなく、その原因、つまり「婚外子や婚外子を作ることへの差別をなくすこと」あるいは「結婚以外の形で子どもを作ることへの無用な垣根をなくすこと」は、少子化対策の一つとして無効なものではないと思われます。もちろん、それで出生率が急上昇する、などという甘いものではありませんが。逆の言いかたをすると、「結婚しない男女が一緒に暮らすなど不潔だ」「結婚以外の出生など認めない」「私生児などどんなに差別しても構わない」という価値観を現代社会に強要した場合、出生率には悪い影響しかないことは明らかです。引用記事は北欧諸国では婚外子割合が増えると出生率は下がる、あるいはフランスでは2010年頃までは婚外子割合が増えると出生率は上がっていたが、近年は婚外子割合が増えても出生率は下がっている、と主張しています。それ自体は事実でしょう。でも、ひょっとしたら婚外子の割合が増えていなかったら、出生率はもっと大きく低下していたかもしれないではないですか。というのは、全世界の平均値として、合計特殊出生率は過去数十年間下がり続けているからです。何もしなけりゃもっと下がっていただろう、という蓋然性は高いのです。その中で、フランスも北欧諸国も1 日本よりはかなり出生率が高い(フィンランドを除く)2 最近数年の短期的にはともかく、中期的には出生率は減っていないということが言えます。最近6~7年のスパンだけで見れば、フランスも北欧も出生率は下がっていますが、それでも日本よりはだいぶ高い。そして、1970年代からの40年以上を見通すと、ほぼ右肩下がりで出生率が減少一途である日本に対して、これらの国々は上がったり下がったりを繰り返し、トータルで見ればあまり下がっていません。つまり、これらの国々は日本に比べれば、少子化対策は上手く行っている、あるいは控えめに言ってもマシな状態にあると言えます。もちろん、それが「婚外子が増えたことが主因だ」などというつもりはありません。要因は色々ある。しかしその中の一つに、婚外子差別の撤廃など(その結果として家族の形が多様化し、婚外子が増えた)が含まれていることは、間違いなかろうと思います。それ以外の要因は、やはりこれから子どもを持つ若い世代の経済的安定性であったり、選択的夫婦別姓制など「結婚することによるデメリットを最小化することであったり、あるいは出生率の近い国からの外国人労働者の受け入れであったりするでしょう。はっきり言って、それら一つ一つの効果は小さかったり、一時的な効果しかなかったりします。「これをやれば出生率大幅増」なんて魔法のような策なんか、あるわけがありません。一つ一つは微々たる効果の、様々な策の積み重ねの上にしか、結果なんか出てこないのではないでしょうか。逆に言えば、何もやらない、何も変えないで出生率が上がることなどあり得ない、ということです。
2022.12.01
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