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今月の鳥写真第2弾です。2月6日石神井公園シメアトリの群がいました。みんなの人気者、カワセミこれも人気者(ただし撮影難易度は高い)エナガエナガ。こうやって見ると、翼も小さい。コゲラ2月16日手賀沼キジ(オス)これまでで最も至近距離での撮影。ホオジロ(オス)2月26日葛西臨海公園オオジュリン(オス)。冬羽ではオスメスは似通っていますが、春になってオスの特徴ある黒い頭が目立ってきました。完全に夏羽になると、もっとはっきり黒くなります。ただし、これは、羽が生え変わるのではないのだそうです。頭の羽が擦り切れてきて黒い部分が現れてくるのだとか。オオジュリン(メス)オオジュリンもホオジロ科です。ジョウビタキ(メス)アオジ。これもホオジロ科。アオジとオオジュリンってホオジロ科の中でも簡単に見られる鳥の代表ですが、結構好きです。アカハラ同日午後新浦安日の出海岸ウミアイサ(オス)ずっと見ていたのですが、カメラを構えたら起きた。タヒバリミミカイツブリ。まだ完全に冬羽です。ハジロカイツブリ。夏羽に半分生え変わっています。先のミミカイツブリとだいぶ違うように見えるのは夏羽と冬羽だからです。夏羽同士、冬羽同士だと、両者結構似ています。昨年末以来再び遭遇、天然のアヒル(嘘)、ヒドリガモの白化個体です。下はヒドリガモの普通のメス。
2022.02.28
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志位委員長「他国へ侵略できないようにするのが9条」…「外国攻めてきたらどうするの」と批判ロシアによるウクライナ侵攻を受け、共産党の志位委員長は「プーチン氏のようなリーダーが選ばれても、他国への侵略ができないようにするための条項が、憲法9条なのです」とツイッターで訴えた。ツイッターには、「外国が攻めてきた場合はどうするのか」などの批判が寄せられている。自民党の細野豪志元環境相は自らのツイッターで「志位委員長のロジックでは他国のための憲法9条になってしまう」と指摘し、憲法9条によって、日本への侵攻は止められないと主張した。日本維新の会の松井代表も「志位さん、共産党はこれまで9条で他国から侵略されないと仰ってたのでは?」と投稿した。---元々、日本国憲法の成立過程を見れば、太平洋戦争の惨禍を糧にして、日本が二度と侵略戦争を行わないことを目的に制定された規定が憲法第9条であることは明らかです。それでは侵略された場合はどうか、というと、憲法9条によって他国の侵略を止められるか否かという議論は無意味です。現にウクライナには憲法第9条はなく、国力との対比ではそれなりの軍備はあったけれど侵略されたからです。憲法9条があれば侵略されない、というわけではありませんが、9条がなければ侵略されないわけでもない、侵略を「受ける側」としては、憲法第9条があろうがなかろうが関係ないのです。もちろん、完全非武装だったら話は変わるでしょう。しかし現に日本にはそれなりの規模の自衛隊が存在しています。そして、現在の日本で自衛隊を「すぐ」解散すべきと言っている政治勢力はない※し、私自身も(何度も書いていますが)自衛隊は必要であり合憲であると思っています。※共産党は将来的に自衛隊を廃止と言っていますが、いくつもの前提条件を置いたうえでの遠い将来の努力目標であり、「政権を取ったら自衛隊を解散」なんてことはしないと明言しています。ほぼ「お題目」と言ってよいでしょう。そういう意味では、私だって「未来永劫国家同士が互いに武装して対峙し続けることが人類の理想の状態である」とは思いません。共産党も、非武装の世界を目指す、という理想を掲げたうえで、現実の国際社会では当面自衛隊は容認という方針を変換すべきでは?とは思います。しかし、前述のとおり、侵略を「する側」には、憲法9条の存在は強力な歯止めになります。ウクライナは憲法9条がなくてもロシアの侵略を受けましたが、ロシアに憲法9条があれば、ウクライナを侵略はできなかったでしょう。憲法9条は専守防衛によって国を守ることには矛盾しないけれど、外国を侵略する行為とは明らかに矛盾しますから。もちろん、プーチンだったらそれで侵略をあきらめはしないでしょうけどね。あれやこれやの策略、扇動によって憲法9条を廃止して、侵略を実行しようとするでしょう。憲法9条を変えるということは、そういう可能性につながるものと私は解しています。実際のところ、日本は経済低落傾向とはいえウクライナより経済力ははるかに大きく、それに応じて自衛隊はウクライナ軍よりかなり強力です。しかも、ウクライナと違ってロシアとの間には海があるので、陸軍が直接攻めてくることはできません。ロシアの揚陸艦艇は少なく、陸上兵力を海外に展開する能力はかなり低いので、ウクライナに攻め込んだような兵力を日本に揚陸することはできません。現実的に日本が危機に陥るとしたら、東海・東南海・南海連動地震などの超巨大災害※や、経済破綻や経済衰退がその原因になるでしょうね。外国に軍事的に攻められて危機に陥る可能性がない、とは言いませんが、超巨大災害や経済衰退より可能性が高いとは思えません。※災害そのもので日本が破滅のはよほどの規模の場合(超巨大噴火など)に限られ、大方は災害に伴う経済破綻によって、ということになるでしょう。
2022.02.27
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首都キエフ、ロシア軍の攻撃で数時間内に陥落も-西側情報当局ウクライナの首都キエフは数時間以内に陥落してロシア軍に掌握される可能性があると、西側情報当局の高官が述べた。ウクライナの防空能力は事実上、無力化されたという。同高官によれば、ロシア軍の部隊はドニエプル川の両岸からキエフ制圧に向かっている。既に数カ所の飛行場が同軍の手に落ち、さらなる部隊の派遣に利用可能だ。同高官はロシアの軍事行動について、これまでのところウクライナの東部と南部、中央部に集中しているものの、プーチン大統領は全土掌握を目指していると考えられると指摘。最終的には現政権の転覆とかいらい政権樹立を狙っているとみられる。ウクライナのゼレンスキー大統領は国の防衛に努めると言明した上で、自身と政権はキエフにとどまると述べた。事情に詳しい高官によると、ロシアが人口300万人のキエフを掌握すれば市民に激しい暴力が加えられる可能性がある。米国防総省当局者が記者団に明らかにしたことろでは、ロシアの攻撃第一波には重・中型爆撃機75機とさまざまな種類のミサイル100発余りが使われたという。---以前に、ロシアとウクライナの危機について記事を書いたことがあります。冷戦終結時に、米ソの間で、NATOを東方に拡大しないという口約束が交わされたこと、しかしそれが書面による正式な協定ではなく口約束に留まるため、ほどなくそれが反故にされてNATOがどんどん東方に拡大されていったことに関しては、ロシア側の不信感がまったく故のないものではない、と思います。ただし、だからウクライナに侵攻してもよい、というものではありません。そもそも、そのような事態を招いたのは、ロシア自身のこれまでの振る舞いにも要因があるからです。もともと、ウクライナは2014年までは親露派と親西欧派の勢力が拮抗しており、大統領選では両派が勝ったり負けたりを繰り返してきました。しかし2010年の大統領選で当選した親露派のヤヌコビッチ大統領が、2014年に騒乱の中政権を追われる事態が起こっています。多分、この騒動がそのあとの一連の紛争の起点になっています。ヤヌコビッチには数々の問題はあったでしょうが、独裁者だったわけではなく、選挙で多数を得て大統領に当選したことは歴然たる事実です。ウクライナの大統領の任期は5年なので、1年後には大統領選で民意も明らかになったでしょう。それなのに暴力で政権を転覆することが、民主主義の名のもとに正当化されたのです。この騒乱の背景には米国の関与があったとも言われているし、また参加した反政府組織の中にはネオナチ系の極右組織も目立ったことが指摘されていますが、欧米ではそれが大きな問題とされることはありませんでした。結局のところ、親西欧の民意は尊重するが親露の民意は踏みにじるのが欧米流の民主主義の本性か-と、プーチンが思ったかどうかは知りませんが、この事態を見たプーチンはちゃぶ台返しの挙に出ます。つまり、クリミア半島を侵略して、更にロシア系住民の多い東部に傀儡政権を立てて「独立」を宣言させたわけです。次の選挙で親露派が政権を取り返すことを応援するよりも、誰が大統領になろうが関係ないように欲しい土地は奪ってしまえ、というわけです。実に短絡的な行動ではありますが、民意が親露派大統領を選んでも「反民主的」とレッテルを貼ってひっくり返すなら、選挙結果になど期待しても意味がない、と思わせたのなら、そのような事態を招き寄せたのは2014年にヤヌコビッチを倒した人たち、とも言えます。ヤヌコビッチを追い出すことでロシアの虎の尾を踏んでしまった。おそらくこの事態は彼らにとっても計算違いだったのではないでしょうか。ただし、それによってロシアはどうしても欲しいと思ったクリミアを手に入れるのと引き換えに、ウクライナを完全に敵に回すことになりました。ロシアが上手く立ち回れば、次の選挙で親露派政権が復活することもあったでしょうし、それ以降もウクライナでは親露派と親西欧派の綱引きが続いたかもしれません。しかし、クリミア併合以降の暴挙によって、ウクライナは二度と親露派に戻ることはないでしょう。冒頭に、NATOの東方拡大に関して、ロシアが西側に抱いた不信感は故のないものではないと書きましたが、この2014年の暴挙によって、ウクライナがロシアを見限って親欧米指向になったことは、それ以上に故のないことではありません。ウクライナを「NATOに加盟したい」と思わせたのは、他ならぬロシア自身であることは明らかです。巷間言われるように、ロシアがNATOとの間に緩衝地帯を欲しているというのなら、クリミアを取ってウクライナを敵に回す選択は、どう考えても「へぼ将棋、王より飛車をかわいがり」という言葉を連想します。そして、今回の暴挙です。純軍事的には、ロシアが圧倒的に優勢でウクライナ軍は装備が旧式でまったく劣勢だとされます。でも、ロシアが最終的に勝てるとは思えないのです。短期的には勝つでしょうが、それでウクライナ政府が「参りました、降伏します」というはずがない。いや、仮に政府が降伏しても国民が納得しないでしょう。クリミアでロシアがあっさり勝てたのは、元々住民に親露派のロシア系が多かったからであり、ウクライナ系の多い地域で同じ具合に行くはずがない。米国だってベトナムやイラクやアフガニスタンで、最初は軍事的に勝利してあっという間に首都を制しても、その後に長く長く続く戦いで多大な犠牲の挙句、撤退せざるを得ませんでした。旧ソ連もアフガニスタンに侵攻して、泥沼の戦いの挙句に撤退した過去があります。ウクライナも緒戦はロシア軍に圧倒されるでしょう。首都も陥落するかもしれません。しかし、戦争はそれでは終わりません。ウクライナがイラクやアフガニスタンより簡単に屈服するでしょうか?私はしないと思います。結局同じことになるのではないでしょうか。そして、アフガニスタン侵攻の失敗は旧ソ連倒壊の一因になったと言われます。旧ソ連の経済力は、アフガニスタンでの泥沼の戦いを支え切れなかったのです。現在のロシアもウクライナ侵攻を支えられる経済力があるとは思えません。従って、この暴挙がプーチン的な政治体制倒壊の引き金になるかもしれません。ともかく、こんな戦争は一刻も早くやめてもらいたいものです。
2022.02.25
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高校同期の山仲間と3人で丹沢の塔ノ岳に行ってきました。当初予定ではヤビツ峠から登る予定でしたが、ヤビツ峠が道路凍結でバス運休で、その手前の蓑毛から登ることになりました。いずれにしても、塔ノ岳自体は何回か登っていますが、このコースは初めてです。蓑毛から歩き始めてすぐ。ヤビツ峠に到着。ここまでで所要約1時間、標高差460mを登っています。しかし、ここからが本格的な登りです。二ノ塔に着きました。快晴です。富士山が眼前にそびえています。下界を望む。相模湾が見えます。上の方は江の島。塔ノ岳が見えます。二ノ塔まで、すでにかなりキツいのですが、更にここまで歩くのです。塔ノ岳アップ。いったんここまで下ってから登り返しです。しかも、その後も小さいアップダウンはいっぱいです。痩せ尾根を通過です。岩場の鎖場を通過。雪がなければさほど困難ではありませんが、アイゼンをつけていると、結構厳しいです。正直なところ、これまで経験した雪山(と言えるほどの雪の量か、というのはともかく)の中では、最高難度でした。行者岳にて。当初予定では塔ノ岳で昼食のはずでしたが、大幅に遅れてここで昼食です。大山が眼前です。大山のアップ。ようやく塔ノ岳の尊仏山荘が間近になってきました。もうヘロヘロ。1時45分頃、やっと塔ノ岳に到着しました。丹沢山。午前中はあんなに晴天だったのに、ここ時間にはどんよりと曇り、雪も結構舞っていました。丹沢山はかろうじて見えましたが、蛭ヶ岳は雲の中でした。下山はいつものバカ尾根。花立山荘の前から。ここからの下界の眺めは、毎度のことながら壮観です。山頂でポットの残りのお湯でスープを飲んでおやつを食べたら、なんだか突然荷物が軽くなった気がして、そこまでのよれよれぶりが嘘のように快調に下山しました。といっても下りに2時間半くらいかかっていますが。ともかく4時半頃大倉に着きました。いつものお約束、は山中では吹く時間がとれず、下山後に大倉で。先日の筑波山よりは、圧倒的に体力消耗しました。ヤビツ峠は初めてだったのですが、大倉より標高が高いから大倉尾根より体力的には楽と踏んでいたのですが、まったく甘かったです。というか蓑毛からの460mが加わった時点で、標高差的にも大倉尾根より相当キツかった訳です。八方尾根から唐松岳でも、筑波山でも筋肉痛は特段ありませんでしたが、今回は翌日の筋肉痛、そこそこにありました。
2022.02.24
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国民民主、予算案に賛成 是々非々路線アピール 衆院予算委国民民主党は21日の衆院予算委員会で行われた2022年度予算案の採決で、賛成した。野党が当初予算案に賛成するのは異例で、「是々非々」路線をアピールする狙いがある。国民は採決に先立つ臨時両院議員総会で賛成方針を決めた。玉木雄一郎代表は理由について記者団に、政府がガソリン税を軽減する「トリガー条項」の凍結解除に前向きな姿勢を示したと説明し、「ガソリン値下げを勝ち取りたい」と述べた。党内では前原誠司代表代行が方針に反対。国民は予算委理事会の出席者を前原氏から差し替え、締めくくり総括質疑の質問者も前原氏から玉木氏へ変更した。岸田文雄首相は同日の自民党役員会で、玉木氏から事前に賛成方針を伝えられたと明かし「歓迎したい。政策提言の話があれば聞く耳は持ちたい」と語った。国民は21年度予算案では他の野党とともに反対に回ったが、11日の党大会で「国会対応は政策本位で与野党を問わず連携する」との活動方針をまとめていた。党幹部は「従来型の野党としてではなく、政策本位で存在感を高める」と述べ、「対決型」からの転換を進めていく考えを示した。一方、立憲民主党の泉健太代表は「信じがたい対応」と批判。記者団に「非常に驚いている。野党とは言えない重大な選択だ」と語った。---「政策本位」と言えば聞こえはいいけれど、無節操に与党にすり寄っただけにしか見えません。そもそも、「与党」「野党」とは何でしょうか。首相を出している、閣僚を出しているのは、当然与党です。しかし、大臣を出していなければ与党ではない、というわけでもありません。閣外協力というものがあるからです。例えば、共産党はもし立憲民主党を中心とする政権ができたら、入閣はしないけれど閣外から「限定的な協力」をすると言っており、それを反対勢力からは立憲共産党だの政権を乗っ取られるだのと散々言ったわけです。その批判にはまったく同意しませんが、ただ、「限定的」であれ何であれ、与党に協力する、閣外協力をするとは与党に加わることを意味する、という限りにおいては、そのとおりです。与党といっても、首相や閣僚を出す、つまり閣議に参加して国家機関である省庁のトップとして差配をふるうことは分かりやすいですが、閣僚を出さない閣外協力の場合、何を以て与党と言うのでしょうか。そのリトマス紙が、首班指名と予算案への賛否です。首班指名で与党に票を投じない与党があり得ないのは分かりやすく明白ですが、首班指名は毎年あると決まっているものではありません。しかし、予算案は毎年必ず作られます。国の政策を決める骨幹である予算案に対する賛否こそが、与党か野党かを区別する基準であると言っても過言ではありません。だって、そこで反対しなければ、どこで反対するの?ということになります。予算案以外の法案では、もっとも「確かな野党」である(今はその言い方はしなくなりましたが)共産党だって、政府提案の法案に約半分前後は賛成しています。「何でも反対」では全くないのです。当然、立憲民主党や国民民主党の賛成率はもっと高いです。しかし、法案は一つ一つ個別に提案されるので、「この法案には賛成、これには反対」ということに当然なりますが、予算はそうではありません。すべてまとめて一つの予算案です。当然個別に見れば、予算のここの部分には賛成だがこの部分には反対、ということもあるでしょうが、賛否としてはすべてに対して賛成か反対かしかありません。野党とは、与党とは政策を異にしているから野党であるはずです。よほど特別な緊急事態の場合、異論があっても早急に予算を成立させないと重大な危機が生じる場合(3.11とか)はともかく、平時において与党のすべての政策に賛成する野党って、いったい何?と思わざるを得ません。それって、実際には与党と同じでしょう。維新が「野党」としての立場を他の野党から疑問視されるのは、彼らが政府の予算案に賛成し続けていることが理由の一つです。右派からは立憲民主党や共産党は「何でも反対」と揶揄されますが、前述のとおり、法案への賛成率から見れば、それはデマであることは明らかです。逆に、政府提案法案に「何でも賛成」の野党というのもあり得ない。そのもっとも分かりやすい指標である予算案に賛成したら、もはやそれは閣外協力であって、野党という立場ではなくなった、と言うしかないでしょう。
2022.02.22
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沖縄の高校生失明、暴走・無免許を公式に否定 「事実無根が拡散」と県警 少年が明かした当時の状況1月27日未明に沖縄市宮里の路上でバイクを運転していた男子高校生と巡回中の男性巡査が接触、高校生の右眼球が破裂し失明した事案で、沖縄県警捜査1課は18日、高校生に初めて聞き取りした結果を報道陣に発表し、「高校生が暴走行為をした」などの誹謗中傷を公式に否定した。SNSなどで事実誤認に基づく投稿が目立つと指摘。捜査に基づく事実関係として、暴走行為に加えて「無免許」「盗難車」「ノーヘル」をいずれも否定した。捜査1課の次席は「根も葉もない事実無根が拡散し、家族は息子の将来を心配している」と注意を求めた。捜査1課によると、高校生の記憶は明瞭で、聴取に「警察官がいきなり目の前に現れ警棒で殴られた。怖くなって現場から逃げた」と話している。自ら119番通報で「バイク事故」と訴えた理由は「(警棒で殴られたと言えば)いたずら電話と思われると思った」と述べたという。一方、男性巡査は接触時、警棒を手に持った状態で「職務質問をしようとバイクに停止を求めたが止まらず、前に手を出して止めようとしたら手がぶつかった」と説明している。SNSでは発生直後から「沖縄で暴走族の高校生」「そんな時間(深夜)にノーヘルでバイク」「バイク盗難・無免許運転の可能性」など誤った情報が拡散した。高校生と男性巡査に食い違いが生じている点について、捜査1課は発生時間帯が深夜で現場に街灯が少なく、お互いの見え方の問題があった可能性があるとみている。また、接触した男性巡査が同僚や上司に報告していなかった点は「警察官本人に、相手へけがを負わせたという認識はなく、認識が甘かったといえば甘かったかもしれない」とした。---この事故の直後、憤激した若者の一部(この少年や家族がそんなことを呼びかけたわけではなく、この少年と直接の知り合いではない人が多くを占めた模様)が警察署を襲撃するという暴挙がありましたが、もちろんそんな行為は許されるものではありません。しかし、それはそれ、これはこれです。少年や家族が煽ったわけでもない襲撃行為がどうだから、警察の行為が正当であった(あるいはなかった)などということはありません。無根拠に(おそらく彼らにとっての「希望的」観測で)無免許だの盗難車だのノーヘルだのというデマをまき散らして、それを反省もしない連中は、全部まとめてSNSから追放されてしかるべきでしょう。そもそも、事故数日後には搬送直前の救急車脇に横たわる少年の写真が報じられておりますが、そこには脱いだヘルメットが少年の脇にしっかりと写っています。ところがもこういうデマをまき散らす連中はそれでもまだ懲りずに、「暴走していなかったとしても逃走したのはけしからん」とか「ライトはつけていたのか」「未成年の深夜俳諧は禁止だ」などと騒いでいます。馬鹿に付ける薬はない、というところです。今のバイク、スクーターはエンジンをかければライトは常時点灯で、わざと壊さない限り無灯火走行はできません。また、沖縄の青少年育成条例には、保護者は深夜に青少年だけで外出させないように努めなければならない、という罰則のない努力規定であり、しかも規定されているのは保護者であって本人ではありません。深夜に17歳が一人で外出することが「望ましい/望ましくない」という二択で答えるなら、あまり望ましくはないかもしれないけれど、そのくらいしたことがない17歳が世の中にどれだけいるんだよ、と言わざるを得ません。どれだけ品行方正を求めるつもりだ、求めているお前らは17歳の時、そんなに品行方正だったのか?ということに尽きます。さて、しかし仮にです。仮定の問題として、もし少年がが無免許あるいは盗難車に乗っていたとしても、です。そんなことは外見では分かりません(ヘルメットをかぶっているか否かが外見から一目瞭然なので省略)。あくまでも呼び止めて免許を調べたりナンバーを照会して初めて分かることです。少なくとも警察の側から見て、無免許である、盗難車であることが分かって初めて「犯人」になるのであって、分かる前はただの一般人です。職務質問は任意のものであり、応じる応じないは本人の自由です、応じないで逃げることの罰則は一切ありません。もちろん、私個人としては職務質問を喰らったら(内心むかっ腹は立てつつも)それには応じます。応じた方が面倒が少なくて無難と思うからですが、それはあくまでも私個人の選択であって、それとは違う選択が悪いわけではありません。※そして、任意の職務質問に応じずに逃げることは何ら違法ではないのに、それに対して警棒を振りかざしてよい、などということはあり得ないでしょう。私だって、前述のとおり職務質問には応じると書きましたが、その前提は「声をかけられたことに気づけば」です。当たり前ですが、気が付かなければ応じようがない。街中で、後方から声をかけられて気が付かないことは珍しくありません。かなり昔ですが、自転車に乗っていて、後方から、何十メートルか何百メートルかも定かではありませんが警官の自転車にずっと追跡されていたのに気付かず、赤信号で追いつかれて職務質問、という経験もあります(盗難自転車の照会だけで即放免)。それを、呼び止めても応じず逃げたら警棒という武器を振りかざして暴力を振るってよい、あんたたち、本気でそう思っているんですか?自分で書いていることがどれだけ滅茶苦茶かという自覚はないんですか?と言いたい。その昔、フランスではジャンバルジャンがパンを1切れ盗んで懲役5年の刑(何度も脱獄を図った結果最終的には懲役19年)を喰らったそうですが、どんな微罪でも(職務質問から逃げることは、微罪ですらありませんが)どんな重い刑罰を科されても当然である、本気でそう思っているのでしょうか。罪の重さと刑の重さのバランスということは考えられないのでしょうか。そもそも、最初に声をかけようとした時点で、この警官は警棒を抜いて手に持っていたことを認めていると報じられています。何度も言いますが、職務質問は任意です。そして実際問題、私の経験から考えても、職務質問を受ける人の大半は、何の犯罪も犯してはいません。この高校生もそうだったわけです。もちろん中には、本当の犯罪を犯している人間を捕まえる端緒になることも、稀にはあるので、職務質問自体を私は否定はしませんが(だから内心いい気持ちはしないけれど、基本的には応じることにしているわけです)、犯罪を起こしたことが明白ではない(そして99%は犯罪を犯していない)相手に対して警棒という武器を手にして呼び止めるのは、すでに十分異常です。そして、警察はここまでは認めているようですが、この警官が警棒で殴って失明させたかどうかはまだ結論が出ていないそうです。まき散らされたデマの一つには、「逃走した後で高校生が単独事故を起こしただけ」というものがあります(本人が最初に救急要請した際にそのように説明したようですが、その理由は引用記事にあるとおり)。もちろん転倒事故によって眼球破裂することもあり得ないことではないでしょう。しかし、少年は眼球破裂とそれに付随する眼底骨折以外には目立った怪我はしていないとされています。いくらヘルメットをかぶっていても、転倒、衝突などの事故で、眼球だけ破裂して他はどこもケガをしないなどということがあり得るのか、いかに想像力を巡らせても、そのような事態は考え付きません。そもそも衝突や転倒していればスクーターに傷が残るので一目瞭然のはずですが、少年のスクーターに傷があるという発表や報道もありません。事故直後の時点で、スクーターはきれいに止められていた、という証言もあるようです。ということは、消去法的に考えても、少年の側の言い分に分がある可能性が極めて高い、と考えざるを得ないなというのが現在までの状況です。もちろん、繰り返しますが、仮にこの警官が警棒で殴って失明させたとしても、だから警察署を取り囲んで暴力を振るってよい、ということにはならないことは言うまでもありません。しかし同時に、だから警察の行為が免罪される、ということもまたありません。※この件について、沖縄の少年は何故警察から逃げるのか、警察は何故少年を追いかけるのか、一般論ですが、それを説明したYouTube動画がありました。簡単に要約すると、深夜徘徊は犯罪ではないので、それによる補導は他都道府県では説諭されて無罪放免(したがって少年たちは逃げない)だが、沖縄では学校に連絡が行き、補導回数によって停学を喰らい、最後には退学になるからそれを恐れて少年たちは逃げる。一方警察は、沖縄県警だけ少年補導件数のノルマがあるので少年を追いかける。また、少年が深夜徘徊するのは、沖縄は他県に比べて元々夜型社会の傾向があることに加え、コロナ禍で分散登校となって学校で友人たちと会えない、多くの生徒が放課後にバイトをしているから、なおさらバイト終了後でないと友達にも会えない、ということが背景にあるようです。
2022.02.20
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2週連続で山に行ってきました。ただし、今回は東京近郊の山です。1000mに満たない山だし、雪なんかないだろうと思って、アイゼンを置いて行ってしまったのが失敗でした。途中からずっと雪、踏み固められてツルツル。滑る滑る。しかも結構急登。山頂は断念して、御幸ヶ原のケーブルカー山頂駅まで(山頂は行ったことがあるし)。当然、下山はケーブルカーで降りてきました。で、実は御幸ヶ原にはミヤマホオジロがいるというのも行った理由なのですが、完全にフラれました。雪が積もっている時点で覚悟しましたけどね。(積雪があると地面で餌が取れないので、小鳥類が移動してしまうことは考えられる)鳥に関しては、ただの1枚も撮影していません。筑波山です。つくばエクスプレスから筑波山行きのバスに乗り換えました。筑波山神社。神社のとなりにケーブルカー山麓駅、そしてその脇が登山口。最初は全然雪がなかったのですが・・・・・20分も登るとチラチラと雪が見え始め登りはじめから30分、完全に雪山です。しまった、1000mもない山だから、雪はないだろうと思ってアイゼン持ってこなかったのです。この時点で、「下りはケーブルカー」と決めました。登山道の階段が踏み固められた雪でツルツル。なので階段の脇の踏みかたまっていないところを登っていきます。御幸ヶ原に出る直前が一番厳しかったです。でも、ノーアイゼンで下っている人も何人かいましたけど・・・・・御幸ヶ原に無事到着しました。この間、標準コースタイムが90分とあるところに所要80分でした。この雪の状態でスリップしながら登ったことを考えると、結構速かったかも。この辺りがミヤマホオジロ、カヤクグリ、年によってはハギマシコの撮影ポイントらしいのですが、ものの見事に何もいません。女体山に向けて登って行ったのですが(女体山まで行くとロープウェイがある)、途中でもう一度先ほどの撮影ポイントで鳥を待ってみようかと気が変わり、途中で引き返しました。例によって笛を吹きました。人はあまり通らないと踏んだのですが、意外とそうでもなくて、時々人が通っていました。吹いている間にアトリ科っぽい鳴き声が聞こえたのですが(多分カワラヒワ)姿は発見できずついでに昼食もここで食べました。男体山の山頂を望む。男体山も途中まで登ったのですが、やはり雪が踏みかたまっており、下りが不安で途中で引き返してしまいました。筑波山自体は以前にも登ったことがあり(夏ですが)そもそもケーブルカーとロープウェイで容易に登れる山でもあり、山頂にそれほどのこだわりはありません。朝は日差しがありましたが、この時間は曇り、でもたまに日が差すこともあり、視界は良かったです。帰りは、あの急斜面をノーアイゼンで下るのは嫌なので、軟弱ルート。大正年間に建設されたケーブルカーだそうで、スピードもかなり遅い印象を受けましたが、それでも所要8分、前述のように登りに80分を要しているので、その1/10の時間で下りました。なんてったって、標高差500mを登っただけなので、脚力には余裕ありです。実は山麓のバス停からでもすごい絶景なのです。帰りに某フォルクローレコンサートを見に行ってしまいました。コンサートがあることは知っていたのですが、最初に会場を検索したら見当違いな都内のどこかが表示されたので、行けないなと思ってそのまま忘れていたのですが、帰路、つくばエクスプレスのホームで電車を待ちながらFacebookを見ていたら、ある方の「このコンサートを見につくばに来ています」という投稿を発見して、仰天して会場を調べたら、なんとつくば駅から徒歩5分。慌てて駅を出て、2部からコンサートに駆け込みました。自分自身の演奏はともかく、他のグループのコンサートを見に行くのは、合同コンサートで他の出演グループの演奏を見た、というのを除くと、コロナ禍が始まって以来初めてではないかと思います。演奏のレベルは、毎度のことながら極めて高く、歌(コーラス)も滅茶苦茶上手かったです。
2022.02.19
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福島の小児甲状腺がんと“原発事故の影響”めぐり山口環境相は発言を修正か・・・小泉元首相ら声明の波紋続く福島県での小児性甲状腺がんの原因をめぐって山口環境大臣は~発言を事実上修正しました。この問題は1月27日、小泉純一郎氏ら5人の総理大臣経験者が、EUでの原発活用の動きを受けて福島第一原発の事故の影響の大きさを訴える声明をEU側に送付していたことがきっかけです。声明の中で、福島第一原発の事故によって「多くの子供たちが甲状腺ガンに苦しみ」などと書かれていたことに対し、山口環境大臣が「誤った情報を広めている」として、5人の元総理らに抗議の書簡を送付していました。福島第一原発の事故をめぐっては、事故による放射能の影響で小児性甲状腺がんを発症したとして、当時6歳から16歳で福島県に住んでいた男女6人が東京電力に対し、損害賠償を求める裁判を先月、起こしています。弁護団によりますと、小児甲状腺がんは年間の患者数が100万人に2人という極めて稀な病気ですが、福島県が事故当時概ね18歳以下だった約38万人を対象に甲状腺の検査をしたところ、がんやその疑いが266人に見つかり、222人が手術を受けています。こうした中、福島の小児性甲状腺がんには原発事故が影響している可能性を指摘した元総理5人の見解は、現時点で山口大臣が抗議した通り、「誤った情報」と断定できるものかどうか。山口大臣は「結論的に福島の原発が原因という風には断じられないという状況がずっと続いている」と述べた~。しかし、きょうの会見で再び見解を問われた山口大臣は「現時点で、検査にて発見された甲状腺がんが被ばくによるものかどうかを結論づけることはできない」としながらも、元総理5人の見解が「誤った情報」と言い切れるのかどうかについては正面から回答を避け、「調査の継続」もトーンダウンしました。(要旨・以下略)---この問題は、細川護熙、村山富市、小泉純一郎、鳩山由紀夫、菅直人の5人の元首相が、引用記事にある通り、EU欧州委員会に対して脱原発を訴える書簡を送り、その中で福島第一原発事故の後福島で子どもの甲状腺額が大幅に増加している事実を指摘したところ、もっぱら国内の原発推進勢力から猛反発を受けている、というものです。しかし、福島において、事故前に比べて子どもの甲状腺ガンが20~50倍に増えていることは歴然たる事実です。元首相の側は、その歴然たる事実を指摘しているのに対して、それに反発する側は「風評被害」などの抽象的な言葉を並べるだけで、ではこの甲状腺ガンの増加という統計的事実が、原発事故が原因でないなら何が原因なのか、という当然の疑問に対して自分の言葉で答えようとはしません。ただ、国連放射線影響科学委員会が関係ないと言っている、と他人の褌で相撲を取ろうとするばかりです。言われているのは、甲状腺ガンは軽微なガンだから、元々あまり検査されておらず、一般に言われる発生率というのはたまたま見つかった件数に基づくもので、発見されない事例が相当数あると言うことです。原発事故以降の検査で、それら事故前なら発見されなかった甲状腺ガンまで発見されるようになったので、見かけ上甲状腺ガンの発生率が上がったように見えるだけで、実際には甲状腺ガンの発生率は変わっていないのではあないか、というものです。しかし、です。児玉龍彦「内部被曝の真実」(幻冬舎新書)によると、1986年チェルノブイリ原発事故の数年後から子どもの甲状腺ガンが増加し始めた際も、同じように、甲状腺ガンの増加は原発事故が原因ではない、検査でそれまで発見されなかった甲状腺ガンが発見されるようになっただけだ、という主張は根強くあったそうです。しかし、最終的にチェルノブイリにおける子どもの甲状腺ガン増加の原因が原発事故と確定したのは、いったん増加した甲状腺ガンが、更に年月が経過すると減少していったからです。つまり、事故後に生まれた子どもには甲状腺ガンの増加は見られないのです。事故当時の子どもだけに甲状腺ガンの増加が見られるのだから、因果関係は歴然です。もちろん、事故前は見落とされていた甲状腺ガンが発見された、という例は少なからずあったでしょうが、それのみで甲状腺ガンがそんなに増加したわけではない、ということです。旧ソ連(ウクライナ、ロシア、ベラルーシ)という、必ずしも医療水準が日本より高いとは言えない国でも、チェルノブイリ事故前、実はそこまで甲状腺ガンが見落とされていた訳ではなかった、ということです。ということは、日本でも同じではないか、という推測は、それほど無根拠なものとは思えません。しかし、歴史は繰り返す、チェルノブイリで25年かかって確認された事実を福島でもまた25年かかって確認することになるのでしょうか。確かに、福島の方がチェルノブイリ事故よりは放射能による健康被害の規模は小さいです。漏出した放射能の量がチェルノブイリ事故よりは少ないし、チェルノブイリでは事故がしばらく秘匿され、住民がかなり被曝してからの避難になったのに対して、福島では30km圏内の避難はきわめて迅速に行われたからです。原発が安全だからとか、放射能が危険ではないから、ではありません。そして、チェルノブイリよりはマシではあっても、避難対象地域より外側まで放射性物質の増加が認められていた以上、甲状腺ガンの増加がすべて、一切原発事故と無関係であるなどと断定することは出来ないはずです。そうではないというなら、風評被害という曖昧で根拠の不明確な言葉ではなく、もっと具体的な数値と根拠に基づいて、「甲状腺ガンは増加していない」あるいは「甲状腺ガンの増加は原発事故とは無関係」と論じるべきでしょう。追記:本記事は数年前に読んだ「内部被曝の真実」の記憶を頼りに(読み返しをせずに)書きましたが、改めて読み直してみると、色々と忘れていた内容があったので補足します。本文に「いったん増加した甲状腺ガンが、更に年月が経過すると減少していったからです。」とだけ書きましたが、実際には調査対象は3つの年齢集団に分かれています。つまり、0歳から14歳まではチェルノブイリ原発事故の9年後1995年に甲状腺がんのピークを迎えて以降減少をはじめ、16年後の2002年(対象年齢が全員事故後の生まれとなっている)に0になっています。15歳から18歳では、事故15年後に発症率がピークを迎えて、そのあと減少に移っています。18歳以上では、調査集計時点(2002年つまり事故から16年後)はまだ発症率が増加中です。原発事故と甲状腺がんの発生率の因果関係が、年齢層別に区分することでさらに鮮明になっています。(同書P76-より)もう一つ、一般には甲状腺がんは予後の極めて良いガンであり、それどころか手術しないで放置しても問題がない場合が多い(だから発見されない)とされます。ところが、チェルノブイリ後に増加した甲状腺がんでは肺転移が多くの例でみられた、ということです。(同書P77より)転移性となると、とうてい「放置して問題ない」とは言えないでしょう。福島での甲状腺がん増加の場合は果たしてどうか、残念ながら私は情報を持っていません。しかし、チェルノブイリで甲状腺がんの肺転移が多くみられた以上、「手術なんかしなくても大丈夫」「見つける必要のないものを見つけただけ」などとは言えません。
2022.02.17
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(フォーラム)行かない大学に入学金大学入試に合格すると入学金の納付期限があり、例年、進学先以外に入学金を支払うケースが多く生じています。コロナ禍もあり負担できる家庭ばかりではなく、受験校数の格差も生じます。本格的な受験シーズンを前に、こうした現状について考えます。東日本の私立大に今春入学した女子学生は、受験期を重い気持ちで過ごした。父は公務員、母はパート従業員。国立大に通う3歳上の兄が一人暮らし。家計に余裕はなく、第1志望は地元の公立大だった。今年2月、まず私立の女子大に合格した。入学金納付期限は公立大の合格発表前。自宅で受験勉強をしていると、ふだん仲のいい両親が支払いをめぐってもめているのが聞こえてきて、気持ちが沈んだ。結局、両親は24万円の入学金を払ってくれたが、公立大は不合格だった。実は、第2志望はいま通う私立大だった。入学すれば女子大の入学金は「無駄」になる。「受験したい」と切り出せず、次第に家族と口をきけなくなった。「もう1回、頑張りたい」。母親に意を決して告げると理解してもらえ、受験できた。だが後になって、入学費用の工面のため兄の仕送りを一時期止めていたと聞いた。女子学生は「進学する大学だけに入学金を払う仕組みにしてほしい」と話す。例年、国立大の合格発表(前期)は3月上旬に設定される。一方、私立大の多くは2月に試験・合格発表があり、国立大の合格発表前に入学金の支払期限が設定されている。このため、国立大や試験の時期の遅い私立大を第1志望とする受験生は、第2志望以下の併願校に入学金を払い、第1志望校に合格すればもう一度入学金を払うことが多い。こうした現状に対し、首都圏の大学生らが「入学金納入時期延長を求める学生有志の会」を結成。インターネットを通じて約3.7万人の署名を集め、6月には文部科学省に、入学金の納付期限の延長を要請する通知を大学に出す▽私立大が入学しない学生から取る入学金なしに経営できないなら、国が大学への助成を増やす――ことなどを申し入れた。(以下略)---その署名のことは知りませんでした。知っていたら署名したのに。我が家がまさに今、この入学金の罠にはまりそうです。つまり、第3希望の大学の入学金納付期限は第2希望の合格発表の前日で、第2希望の入学金納付期限は第1期限の合格発表の前日なのです。現時点で第3希望は合格しています。全部合格するとおよそ50万円の入学金を、行かない大学に払うことになります。幸いにして我が家の家計は、50万円の入学金で逼迫はしないですし、親としては子どもに第1希望の大学に合格してほしいです。でも、最終的に行かない大学の入学金を払うのは、結構な額だけに、理不尽という思いはあります。元々、第3希望の入学金を第1希望の合格発表前に払わなければならないことは事前に把握していたので、約25万円前後の入学金支払いは覚悟していたのですが、最初に話し合った時より子どもの受験先が増えたことを考慮してませんでした。もちろん、その心配は第2希望、第1希望に合格しないと意味がないのですが、でもこれは何とかしてほしいものだと思います。ちなみに、三十数年前私自身の大学受験でも同じ問題はあったはずですが、私の場合は第3希望しか受からなかったので、結果として無駄な入学金は発生しませんでした。しかも、当時大学の学費は私大でも今よりずっと安かったですし(自分で学費を払っていないので、入学金の額は覚えていませんが、うろ覚えの初年度と2年生の学費の差額は、10万円台半ばくらいだったのではないかと)。私の行った大学は、当時でも私大の中では学費の安い部類ではありましたが、落ちた(もっと学費の高かった)大学も含めて考えても、現在よりはだいぶ学費は安かったように思います。当時、後世に言うバブル経済のただ中、その当時と今を比べて、給料も物価も、たいしてあがってはいないように思います。調べたところ、消費者物価指数は、2015年を100として、30年前のそれは約85、平均給与は1989年452万円対2018年433万円で、なんと下がってます。給料も物価も下がったり頭打ちなのに、大学の学費だけはどんどん値上がりしているんだから、そりゃあまじめに人生設計をして、子どもの将来を考える人ほど子どもを作らなくなるのも当たり前でしょう。まあ、子どもは受けた大学は全部行きたい大学だと言っていますけど(だから、一つでも受かれば浪人はしないと)、親としてはやっぱり第1希望、合格してほしいですからね。私自身は第3希望の大学でしたけど、私にとっては自分の一生にとってはかけがえのない重要な大学生活でした。何といっても、第1希望第2希望の大学に行っていたら、おそらくケーナとの出会いはなかったと思うので。そうするとフォルクローレとの出会いもラテンアメリカへの関心もなく、たぶん今の相棒と出会うこともなかっただろうと思います。仕事や自分の主義主張はそんなに変わらなかったでしょうが、フォルクローレと出会っていなかった自分を想像するのは、今となってはなかなか難しいです。
2022.02.15
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前回の続きです。やっと山頂に近づいてきました。ここは、今回の行程で一番の難所です。いや、難所といっても写真見てわかるとおり、ピッケル出さずにストックだけで登っている人もいるくらいで(さすがに、それはどうかと思わないでもありませんが)たいしたことはありません。正直なところ、職場の先輩と初めて八方尾根から唐松岳を目指した20年前、ここで引き返したのです。だから、ずっと「ここが難所」というイメージがありました。でも、今になってみると、うーーん、特段難所でもなかったかも。で、ともかくこの場所で強風がビュービュー吹いていたら引き返そうと思っていたのですが、(そもそもあまり難所じゃなかった、というのは別にして)実際には、並んでいる岩が風よけになっているせいか、ここは全然風がなかったのです。ああ、これなら山頂まで行けるか、と思いました。唐松岳山頂が見えます。人がたくさん登っています。八方尾根を登りきり、稜線に出ました。ちょうど唐松岳山頂小屋があるところです。ここから眼前の唐松岳を撮影。ただ、日差しがなくなってきました。どのあたりの山だったか忘れましたが、先ほどの写真と同じく稜線上から撮影。五竜岳です。そして山頂に到着。撮影データによると12時半です。登りはじめの写真がなくて正確ではないのですが、8時40分前後に歩き出したと思うので、所要約3時間50分でした。途中ヨレヨレで相当遅かったと思いきや、昭文社の登山地図のコースタイム(もちろん無雪期のもの)とまったく同じでした。山頂にはこんなに大勢登山者がいました。残念ながら、完全にガスってしまい、視界はありません。山頂から、先ほどの稜線に立つ唐松岳頂上小屋を撮影。こんな視界です。山頂には滞在時間1~2分、視界がなかったので、「証拠写真」の山頂標識を撮影したらすぐ下山にかかりました。その稜線上で地夕食を食べ、八方尾根を下ります。稜線から八方尾根上部を見下ろします。昔の記憶で難所だと思っていた辺りです。その、急登部分です。特段問題ありませんでした。唐松岳と不帰ノ嶮。唐松岳だけが山頂がガスっています。大絶景を正面に激下り。アイゼンが程よく効き、下りは速い速い。どんどん下ります。でも、途中でやっぱり烈風地帯を通過します。だいぶ下ってきました。振り返ると、唐松の山頂も不帰ノ嶮も、雲に覆われてしまいました。リフトの終点が見えてきました。そこで・・・・・お決まりの笛タイムです。何しろ上の方では風が強すぎて吹けませんでした。エアリード楽器は、風が強いと息を持って行かれてしまい、音が出ません。ただ、だいぶ時間が迫っていたので、みっちり吹くのはあきらめて、それでも5曲ほど吹きました。雲に隠れてしまった白馬三山を背景に。八方池ヒュッテのリフト終点に戻ってきたのが2時55分でした。リフトの運転終了が3時10分だったので、その15分前に駆け込みました。まあ、笛タイムがなければ30分前に着けたのですが。下山開始が12半過ぎなので、下りの所要時間は2時間25分。しかも、昼食と笛タイムで各15分くらいなので、それを除くと2時間を切るスピードで降りてきました。これは無雪期の標準タイムより大幅に速いですが、雪山の下りは、上手く歩けば無雪期よりずっと速いのは珍しくありません。八方池ヒュッテからはリフトで下山。下りのリフトに乗っているのは、当然登山者だけです。しかし、久手ダリのリフトからの景色もまた絶景でした。往路は中央線・大糸線経由で白馬まで来ましたが、復路は八方のバスターミナルから長野に出て新幹線で帰宅しました。やっぱり雪山は楽しいです。今シーズン、もう1回行けるかなあ。
2022.02.13
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北アルプス八方尾根から唐松岳に登ってきました。3年前にも行ったことがありますが、その時は途中撤退しており、山頂まで行ったのは7年ぷりです。初日、諸般の事情(東京に雪が降ってしまったせい)によりかなり直前に行先を決めた関係で、初日の出発は午後になりました。八ヶ岳も快晴です。こっちに行ってもよかったかもね。松本。普段は松本に雪はありません。東京の雪は松本にも降ったようですね。で、この日は信濃大町に宿泊しました。信濃大町にネパール料理店があったので、そこで夕食。で、今朝です。始発の大糸線で白馬駅を目指します。松本宿泊でもよかったのですが、松本からだと始発に乗っても白馬着は8時、信濃大町からの始発なら7時前に白馬駅に着きます。それで、信濃大町宿泊にしたわけです。ならば白馬に泊まればもっとよかったのですが、白馬はあまり安い宿がありませんでした。(予約が直前過ぎたせいかも)駅から八方尾根のゴンドラリフトまでは歩いても30分ほどのはずですが、楽してタクシーに乗ってしまいました。ところが、7時過ぎにゴンドラリフトの山麓駅に着いたら、すでに長蛇の列です。しかも、運航開始は8時だというのに。ゴンドラリフト→リフト→リフトと2回乗り換えで登っていきます。2回目の乗り換え。ここで1600mくらいだったか、終点は1830mの八方池山荘です。(往路は写真を撮り忘れました)リフトから撮影した鹿島槍ヶ岳(左)と五竜岳(右)八方池山荘から登り始めてすぐに撮影した白馬三山。左から白馬槍ヶ岳、杓子岳、白馬岳白馬三山のアップ。不帰ノ嶮。北アルプス一般ルートの中では屈指の難所です。劔岳、西穂高~奥穂高間と並び称されます。(もっとも、西穂高~奥穂高岳は一般ルートとバリエーションルートの中間)その左端に今回目指す唐松岳がありますが、ここだけ、難易度は低いです。五竜岳鹿島槍ヶ岳北アルプスには「やりがたけ」という名の山がいくつもあります。本家槍ヶ岳は南部、鹿島槍ヶ岳と白馬鑓ヶ岳は北部。あと、涸沢槍というのもあります。標識の八方池とあります。この雪の下に池があるのです。白馬三山再び。このあと白馬三山にはガスがかかってしまいます。この写真を撮ったのが10時過ぎこれは11時半過ぎ。それまでいっぱい写真を撮っていたのに、この間まったく写真を撮っていません。何故かというと、シャリバテ(エネルギー切れ)でヨレヨレになって足が止まってしまったからです。朝6時半ころサンドイッチを食べただけだったので。ならば何か食べればいいと思うのですが、ここまでは風もなく穏やかだったのですが、途中からすさまじい烈風になって、ザックを下ろして中を空けることができませんでした。要約少し風の弱い場所でザックを空けておやつを食べていたら、ゴアテックスの雨具の収納袋をうっかり外に出してしまい、あっという間に彼方に飛び去ってしまいました。雨具本体(は着ていた)ではなく収納袋だったのは不幸中の幸いでしたが。この間、10時頃から11時くらいまで、足が前に進まず、1分登っては休み、みたいな状態で、多分元気なら30分かからないくらいの行程だったのではないかと思います。ここで時間を浪費し、しかも風は滅茶苦茶強いし、こりゃもう途中撤退かなと思いつつ、おやつを食べて少し元気回復したので登り続けます。(正直、どこで引き返そうかと考えながら歩いてました)続きは次回です。
2022.02.12
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商社マンが明かす世界食料争奪戦の現場 日本がこのままでは「第二の敗戦」も「どこより高い金を出せば買えますよ、ただ買い負けているだけです」食品専門商社のA氏に話を伺う。以前、彼がこの国の食料問題に対する危機感を訴えた『憂国の商社マンが明かす「日本、買い負け」の現実 肉も魚も油も豆も中国に流れる』は思わぬ反響を呼んだ。筆者もそこまでとは思っていなかったのだが、現実に食肉や魚介類に次々と値上げ、不足のニュースが続いている。ただ一人の話だが、その一人の肌感は現に日本の危機を象徴している。多くの他国と「戦う」企業戦士も同様だろう。「それと船ですね。こちらは取り負け、日本に寄ってもらえない」その食料を運ぶコンテナ船もコンテナそのものも不足している。食料争奪戦が「戦争」だとしたら、いまはまさに「戦時下」だ。「値上げはさらに続くでしょう。いつ相場(食肉、穀物)が落ち着くかわからない」個別の値上げを見れば、魚介類でいえばウニ、イクラ、タラバガニ、ズワイガニ、数の子など、いずれも最高値かそれに近い値上がりを記録している。大手鮮魚専門店のスタッフいわく「あるだけマシ」とのことで、値段は高くても手に入れば御の字だという。「魚介は高くてよければ国内産でリカバリーできます。でも肉や穀物は厳しい」日本の食料自給率(カロリーベース)は本当に低い。コロナ前の2018年の農水省データでアメリカ132%、フランス125%、ドイツ86%、イギリス65%、イタリア60%に対して日本は37%。1980年代までは50%以上を維持してきたのに30年間ずっと低水準、30年間変わらない日本の平均賃金と同じ様相だ。(以下略)---記事の筆致には、いささかどうかと思うところもありますが、急激に経済拡大を遂げた中国が世界から食料を高価で買い付けるので、日本は「買い負け」している現実は否定しようがありません。「必要なところに必要十分な金を払います。シンプルなんです。欲しいのですから、うるさいことを言わずに欲しがるだけの金を積めばいい」という国と、とにかく安く買いたたこうとする割に過度の品質管理を要求する国では、売る側にとってどちらが上客かは明らかです。さて、やや旧聞に属するこの話を何故思い出したかというと、この記事を読んだからです。「正真正銘の熊本産なのに」ハマグリ大量返品…アサリ産地偽装で思わぬ余波大量の外国産輸入アサリの産地が「熊本県産」と偽装されていた問題で、旬を迎えた県産ハマグリの入札が中止になったり、大量の返品が出たりするなど思わぬ余波が出ている。地元漁協は「うちのハマグリは正真正銘の熊本産」。この時期は例年1kg当たり2千円ほどの高値で取引されるといい、漁業者からは落胆の声が上がっている。~アサリの偽装問題が表面化した1月下旬以降、県内外の7業者が「熊本産の商品が売れず、在庫を抱えている」などとして入札を辞退。今月6日には「店舗が取り扱ってくれない」と、3日前に出荷したハマグリ約1・9トンが返品され、漁場に戻すしかなかった。県によると、偽装問題に関連した返品は初めて。アサリと同じ貝類のため、産地偽装が持ち上がった熊本県産を敬遠する消費者が多くなったことが原因とみられる。(以下略)---産地偽装自体はとんでもない話であり、それに漁協が全く関与していなかったのかどうかは、いささか疑問の余地はあります。そのことも含めて、これが本当に「風評被害」なのか、単に「身から出た錆」なのかは議論の余地はありそうに思います。ただ、このような行為が行われた背景には、このような事情があるようです追跡取材3年 「“中国産”では売れない」 アサリ産地偽装の闇日本国内のアサリの漁獲量は1980年代以降、減少の一途をたどっている。国内の水揚げが減った分は外国からの輸入で補われている。現在は国内に流通する活アサリの実に9割近くが中国・韓国からの輸入品だ。山口県下関港。岸壁に並んだコンテナには・・・麻袋の中には中国から運ばれてきたアサリがびっしりと詰まっている。冬場はほぼ毎日、大量に陸揚げされる。ところが。東京・築地。様々な産地の海産物が一堂に集まるこの場所で…Q中国産とか輸入アサリって見たことある?「ほぼない」(築地の業者)「ゼロに等しい」(築地の業者)~「偽装しないとアサリが売れない。普通にやってるのはバカらしいんです。結局」(以下略)---つまり、国産のアサリなどもはや流通量の1割しかないのに、中国から輸入したアサリを「中国産」と表示すると売れない、というわけです。だから産地偽装というのは短絡的で非道なやり方ではありますが、国内産では全然需要を賄いきれないにもかかわらず、中国産と書いてあるだけでそっぽを向く消費者の動向が生み出した現象と言わざるを得ないでしょう。かの国は昔のかの国ならず、わが国は昔のわが国ならず。中国は貧しい発展途上国ではなく、日本は世界有数の先進国ではなくなっています。その力は完全に逆転しているのに、消費者の意識は30年前40年前と変わらないのでは、今に破綻するでしょう。そのうちに、中国は国内消費分のアサリの需要が伸びて、日本に輸出するより高く売れるから、日本に売るのはやめます、となってしまうかもしれません。そうなったら、アサリなど庶民の口には入らない高嶺の花になるでしょう。中国産というだけでそっぽを向く消費者の選択は、そう遠くない将来、「現実を知らない身の程知らずの選択」と化す可能性が高のではないか、という気がします。
2022.02.10
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軍事専門家が徹底分析、ロシア軍のウクライナ侵攻はあるかロシア軍約10万人がウクライナ国境付近に集結し、NATOがウクライナ支援を表明するなど、ロシア軍によるウクライナ侵攻の危機が報じられている。しかし、本当に戦争が起こりうるのか、ロシアとウクライナ・NATO双方の開戦動機と国力、戦力比較から見て、その可能性を冷静に分析する必要がある。ロシアは、NATO側が、1990年ドイツ再統一に際してNATOの東方拡大はしないと約束したのに破ったと主張している。これに対しブリンケン米国務長官は「NATOが新規加盟国を受け入れないと約束したことはない」と明言した。どちらが真実かは、最近機密解除された公文書により以下の発言が明らかになっている。1989年11月、ベルリンの壁が崩壊しドイツ再統一の可能性が出ると同時にドイツとNATOとの関係をどうするかが大きな問題になった。旧西独のゲンシャー外相は1990年1月「NATOは東への領域拡大を排除すべきだ。すなわちソ連国境に近づくようにすべきではない」と述べ、ベーカー米国務長官も1990年2月、ゴルバチョフ書記長と会談した際、統一ドイツがNATOの加盟国にとどまれるなら、「NATOの今の軍事的、法的範囲が東方に1インチたりとも広げないと保証することが重要」と述べた。米国独他主要西側諸国もドイツ再統一へのソ連の同意を得るために、ソ連の安全保障に配慮が必要との認識で、父ブッシュ米大統領を含めソ連首脳と接触した米欧首脳はベーカーらの発言を支持した。そうした働きかけがドイツ再統一となって結実した。しかし、ベーカー国務長官が1インチたりとも拡大しないと言った東方は東ドイツのことで、東欧諸国ではないという米国の研究者の反論もある。ベーカー発言の解釈が争点だが、統一ドイツのNATO加盟のためには、統一ドイツ国境からさらに東方にはNATOを拡大しないという趣旨であろう。統一ドイツだけが対象の発言とすると、交渉条件を提示したベーカー発言の狙いと合致しない。何よりも、NATOの東方拡大否定で最も不利益を被るドイツの研究者も政治家も、ベーカー発言がNATOの東方拡大否定の約束であるとの解釈を否定していない。今回のNATO東方拡大問題については、プーチン発の主張に分がある。もともと2014年のウクライナでの政変に端を発した東部ウクライナでのロシアによるハイブリッド紛争であるが、ミンスク合意以来小規模な戦闘はあったものの、小康状態になっていた。(以下略)ーーーこれを読む限り、というかベーカー米国務長官の発言が記録に残っている以上、NATOは東に拡大しないという約束は当然あったものと考えるべきでしょう。東方とは東独のことで東欧諸国のことではない、というのは、「消防署の方から来ました」の類で、まともな解釈とは言い難いでしょう。ただ、これは口約束です。書面の条約にされたわけではないところに弱点があります。事実、こうやって「言った、言わない」の争いになっているわけです。ゴルバチョフは、国外での高知名度、高評価に比してロシア国内では酷評する向きが多いと言われます。その理由は、この件で西側諸国の口約束を信じていいように手玉にとられてロシアの安全保障を危うくした、ということも理由の一つになっているようです。もっとも、当時の時点では米国初めNATO側も、NATOを東欧諸国に拡大したいとは考えておらず、旧ソ連もそこを疑う必然性はなかったのでしょう。それに、その後1999年3月には、早くも旧東欧諸国からポーランド・チェコ・ハンガリーがNATOに参加していますか、それに対してロシアは、基本的には賛成ではなかったものの、現在ほど強硬に反発したわけでもありません。当時のエリツィン大統領は、ポーランドのNATO加盟をいったん容認したこともあります(直後にそれを撤回)。ソ連崩壊後ロシアの経済状態はどん底で、それどころではなかったということもあったのでしょう。ロシアがNATOの拡大に強硬に反対し始めたのは2000年にプーチンが大統領になって以降のことです。というわけで、NATOの東方拡大について、ロシア側の言い分に一定の理はあると思われますが、口約束なので絶対とは言えません。しかも、すでに拡大してしまったNATO加盟国を1999年以前の状態に戻すのは、不可能でしょう。ロシアからの要求に従って我が国はNATOから脱退します、となるわけがないですから。覆水は盆に返らず、というしかありません。そして何より、だからウクライナに侵攻してよい、ということにはなりません。「それはそれ、これはこれ」です。ロシアが最終的にどういう行動に出るか、私には分かりません。純軍事的に見ればもちろんロシアの方が圧倒的に優勢ではあるものの、だから簡単に勝てるというものでもないでしょう。守るウクライナの方は軍の全力を防衛に充てることができますが、攻め込むロシア側は、他の方面の部隊を空っぽにして全軍でウクライナに侵攻する、というわけにはいかないからです。ロシアが全軍投入できるなら圧勝でしょうが、巷間言われている、国境に展開した10万人だけで、全軍で20万人のウクライナ軍に勝てるのかどうかは、私には分かりません。一時は勝てたとしても、アフガニスタンにおける旧ソ連軍、ベトナムやイラクにおける米軍と同じで、占領し続けることは困難だろうと思います。人的、軍事的にも、財政的にも消耗し尽くして兵を引かざるを得なくなるのではないか、と思います。いずれにしても、こんな戦争は見たくない、そんな事態が起こらないように祈るばかりです。
2022.02.08
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1月後半から2月初めの鳥写真です。1月29日三番瀬にハジロコチドリがいる、というので行ってみましたが・・・・・確かにいました。しかし、これを「撮影した」と言っていいものかどうか。記録写真以上のものではありません。というか、記録写真にもなるかどうか、です。なので、次回を期すことにしました。1月30日新浦安日の出海岸タヒバリ。名前のとおりヒバリによく似ているのですが、名前と違ってヒバリの仲間ではなくセキレイの仲間です。タヒバリまたヨーロッパトウネンがいた、と思って写真を撮りまくったのですが、帰宅後に写真を見直してみると、嘴はどうもトウネンっぽいのです。トウネンかヨーロッパトウネンか?翼をたたんだ時に尾羽より長いのは、ヨーロッパトウネンっぽいのですが、どうにもくちばしがトウネンっぽくって(足の長さは正直よく分かりません)、結局識別不能という結論です。2月5日三番瀬。前回のリターンマッチでもう少しマシなハジロコチドリの写真を求めてズグロカモメがいました。頭黒鴎なのに頭が黒くないじゃないか、と思いますが、頭が黒いのは夏羽のときで、これは冬羽です。東京に多く渡来するユリカモメと酷似していて、パッと見では区別は難しいですが、嘴がユリカモメは赤(若鳥はオレンジ)なのに対してズグロカモメは黒です。ズグロカモメ。ユリカモメとズグロカモメは夏羽でも冬羽でもそっくりなのですが、私が撮影した範囲では、冬羽から夏羽に生え変わるタイミングが、ズグロカモメの方がユリカモメよりだいぶ早いようです。2月下旬には夏羽に生え変わっていました。まだ全部冬羽のユリカモメの中に1羽だけ混ざっていても、瞬時に識別できる状態でした。ユリカモメは、東京では夏羽に生え変わる前に北に帰ってしまうので、夏羽を見る機会はあまりありません。もっとも、ズグロカモメも換羽時期は個体差があるようで、私が見たのもたまたまそうだっただけなのかもしれませんが。ミユビシギハマシギ冬の三番瀬にいるシギは、基本的にミユビシギとハマシギだけで、数はいっぱいいますが、春秋に比べると種類数は多くありません。ダイゼン。チドリ科です。シロチドリ。黒い首輪は胸のところで途切れています。シロチドリ。白い首輪は背中まで通っています。シロチドリ。寒いので、膨らんでいます。それにしても、ハジロコチドリは見当たりません。どこだろう。フラれちゃったかなー。いました!ハジロコチドリ。足の黄色が識別ポイント。そして、黒い首輪は胸のところで途切れずに首を一周しています。これもシロチドリとの識別ポイント。ハジロコチドリ。しかし、足の色と黒い首輪と言い識別ポイントはあるものの、シロチドリとそっくりではあります。三番瀬では数年前まで(私が野鳥観察を再開する前)数年間にわたって定期的にハジロコチドリが渡来していたようですが、しばらく途切れていたようで、久しぶりの渡来ということです。いつものミヤコドリもいっぱいいました。
2022.02.06
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濃厚接触者の自宅待機期間が7日間に短縮 陽性者が同居している場合は? 現時点のまとめオミクロン株の感染拡大により、身近な人が新型コロナ陽性者となるケースが増えています。陽性者1人あたり複数人の濃厚接触者が同定されるため、社会機能がダメージを受けることになります。濃厚接触者の自宅待機期間は当初「14日間」でしたが、2022年1月14日に「10日間」へ、1月28日に「7日間」と当初の半分へ短縮されました。諸外国の状況に鑑みると、今後5日間くらいまでは短縮されるかもしれません。濃厚接触者の定義自治体によって表記が異なりますが、概ね同居の人はもれなく濃厚接触者になり、それ以外では「1m以内・15分以内」というのが原則になります。濃厚接触者は業務逼迫がなければ保健所が認定していましたが、現在は陽性者が連絡したり、学校が個々に判断したりしています。濃厚接触者になったら濃厚接触者となった場合、必要に応じてPCR検査等がおこなわれますが、行政検査等が逼迫しており、もはや検査しない自治体も多いです。陽性者との最終接触日から一定期間、以下のことを遵守していただく必要があります。・発熱、咳の悪化、呼吸が苦しくなるなどの健康状態の自己観察・不要不急の外出を自粛する(食料などの買い出しは除く)・外出する際は、マスクの着用と手指衛生などの感染予防策をしっかりとする・公共交通機関の利用は控える・出勤・登校・登園、およびデイサービス・福祉施設等の利用は控える(以下略)---濃厚接触者の自宅待機期間は、2週間→10日→7日と短縮されてきています。私が濃厚接触者になってしまったときは、まだ10日間だったのは既に触れたとおりです。もっとも、濃厚接触者と確定するまで(発熱者のPCR陽性が確定するまで)2日間あり、その間は濃厚接触者「候補」で勤務先の隔離部屋で勤務していたので、実際に自宅待機していたのは8日間だけでしたが。確か、この間に2週間から10日に短縮されたのですが、そのとき10日案と7日案の綱引きがあって、「7日になってくれ」と思ったのに、結局10日でがっくりした記憶があります。それでも、14日間よりははるかにマシでしたけど。いや、別に仕事中毒じゃありませんよ。自宅待機している間に仕事を誰かが代わりにやっておいてくれて、あれこれの課題が解決しているのなら、10日でも2週間でも「休めてラッキー」なのですが、そうじゃないですからね。休めば休むほどそのあとの状況が加速度的に悪化することが分かっているのに出勤できないのは、恐怖以外の何物でもありませんでした。結局、テレワーク用の端末を借り出すことができたので自宅待機期間中もある程度仕事ができたので、最悪の事態は免れましたが。しかし、自宅待機7日間なら、前述のように濃厚接触者が確定するまでに2日程度かかることを考慮すると、土曜日が起算日にならない限りは「1週間丸潰れ」にはならない(土日休みの場合)ので、だいぶ楽になります。5日に短縮されれば更に楽になる。でも、根本的には、これも先に書いたとおりですが、ワクチン接種済、PCR検査陰性、発熱その他の症状もなしという濃厚接触者を自宅待機させる必要性が、私には分かりません。いや、感染拡大防止という建前上の理由は分かります。でも、現状発覚している感染者も氷山の一角と言われる中で、たまたま発覚した感染者だけ、その周囲を濃厚接触者とすることに、どれだけの感染予防効果があるのか、大いに疑問です。確かに、ワクチンには発症をおさえる、または症状を軽くする効果はあっても感染を防ぐ効果はないようです。だから接種済でも感染リスクありというのは分かるのですが、それでは、とりわけ若い世代(元々重度化のリスクは低い)の接種のメリットが、あまりに小さいと言わざるを得ません。私自身は、もはや若くはないので、重度化しないというだけでも充分なメリットですが。というわけで、私自身はワクチン接種済であることから、もはや医療的、症状的な意味で「感染が怖い」とはまったく思っていません。免疫が切れた後はまた話が変わりますが。怖いのは病気そのものではなく、それに付随して「×日間自宅待機で仕事上あれが困るこれが困る」ということになってしまっています。というわけで、ワクチン接種済でPCR陰性、発熱・症状なしの濃厚接触者は自宅待機なしにしてほしい、せめて、百歩譲って待機期間3日くらいにしてほしいと思う今日この頃です。もっとも、家族からの感染の場合は、またちょっと事情が変わりますけどね。それも、今回7日に短縮されましたが、もう少し短縮してほしいものです。
2022.02.04
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石原慎太郎氏が死去 89歳 東京都知事や運輸相など歴任東京都知事や運輸大臣などを務め、芥川賞作家としても知られる石原慎太郎氏が、1日午前、東京都内の自宅で亡くなりました。89歳でした。(以下略)---日本ではどうも死者を鞭打つ発言は好まれないらしいです。だから、過去の暴言や政策の数々には口をつぐんでお悔やみを言っておくのが「大人の態度」なのかもしれません。でも、やっぱり問題のある発言を見て見ぬふりして「素晴らしい政治家でした」なんことは、私には言えません。「不法入国した多くの三国人、外国人が凶悪な犯罪を繰り返しており、大きな災害が起きた時には騒擾すら想定される」「文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものは「ババア」なんだそうだ。“女性が生殖能力を失っても生きているってのは無駄で罪です”って。男は80、90歳でも生殖能力があるけれど、女は閉経してしまったら子供を生む能力はない。そんな人間が、きんさん・ぎんさんの年まで生きてるってのは、地球にとって非常に悪しき弊害だって…」「この間の、障害者を十九人殺した相模原の事件。あれは僕、ある意味で分かるんですよ」「昔、僕がドイツに行った時、友人がある中年の医者を紹介してくれた。彼の父親が、ヒトラーのもとで何十万という精神病患者や同性愛者を殺す指揮をとった。それを非常にその男は自負して、『父親はいいことをしたと思います。石原さん、これから向こう二百年の間、ドイツ民族に変質者は出ません』と言った」そして、都知事としては、2012年に何故か東京都とは縁もゆかりもない尖閣諸島の購入計画をぶち上げて寄付を募るという挙に出ました。このことは尖閣諸島の領有をめぐって中国との間でかろうじて保たれていた微妙なバランスを、一挙に突き崩すきっかけになりました。彼自身、そしてネトウヨ層の自尊心は満たされたかもしれませんが、日本にとって得になることは何一つありませんでした。これらの言動、政策について、あえて細かく論評はしませんが、これらの主張や政策は、私には許容できるものではない、ということだけは明言しておきたいです。主義主張の違いに関わらず、死というものはどんな人間にも平等なものではあります。人はいつか死ぬ、そのことに限っては、私も石原も、あるいは世の中のすべての人も、差はありません。来るべき日が来た、ということでしょう。
2022.02.02
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