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今週もあっという間に過ぎてしまった。仕事は楽しいし、職場の雰囲気も最高。とにかく次から次へと新しい仕事が振られるので、ぼーっとしている時間はない。気づいたら5時を過ぎている感じ。お昼時間は12時頃から1時間。切りの良い人から適当にお昼を取る。3階にテーブルが有り、そこで食べる。Cさんはいつもタッパーに豪華な食事をつめてきて、電子レンジで温めてたべている。その他の人はパンに野菜やチーズなどを挟んで食べているのだが、家からサンドイッチを作って持ってくるわけではなく、パンやチーズや野菜や果物を買ってきて、普通にテーブルに並べて食べている。残った物は冷蔵庫に入れて翌日のお昼に食べている。女性の大半は半日勤務。たぶんフルタイムで働いている女性はNさん、Kさんと私の3人。水曜日はそれにIさんが加わる。先日男性5人も加わり9人がお昼に集まった時に「こんなに揃うともっと広いテーブルが必要になるね。最近、外に食べに行ってないね。」という話題になった。それで来週の水曜日のお昼にみんなで外食することになった。もちろん私も誘ってもらった。以前の研修先ではお昼時間は本当に惨めだったから、この状況がとても嬉しい。今までは簿記を割り当てられていたが、水曜日に初めて所得税申告の仕事を与えられた。Mさんが色々と指導してくれた。彼はまだ若いのだが、あと数年のうちに税理士試験を受けて、たぶん今の社長のパートナーになるのが既成路線のようだ。家族経営にしないところがすごくいいと思った。とりわけ難しい仕事ではないのだが、事務所によってやり方が違う。特にこの事務所はペーパーレスを目指していて、すべてをPCに保存するのだが、そのソフトの使い方が難しく感じる。昨日の午後社長に呼ばれて、「君がやった所得税申告をチェックした。最初にしてはよくできている。NとMにどれだけ手伝ったか聞いたので、あなたの実力はだいたいわかった。2-3点修正箇所が有る。」と言われた。自分がやった仕事は必ず誰かがチェックをして、必ずどこが間違っていたか指摘してもらえる。すごくありがたいと思う。この前、Nさんが「ちょっとこれはどうかと思う」と言いだし、みんながNさんのPCの画面をのぞいていた。研修生として応募してきた子の学校の成績がかなり悪く、しかも送り状にスペルミスがあったようで、「こういう子はこの仕事に向かないと思う」と言っていた。他の人が「でも、この子は美術の成績はいいよ。あと生物もなかなかいいね。」とフォローしたら、「どっちもこの仕事にいらない才能でしょ。自分の才能にあった職場を探せばいいのよ。」とNさんが言った。私がここに来た初日にNさんは「大丈夫よ。だってあなたは資格試験にいい成績で合格したんでしょ?」と私に聞いた。私は「自分の成績がいいのか悪いのか基準がわかりません。」と言ったら「十分いい成績よ。」言われた。「私の成績を知っているんですか?」と聞いたら「うん」とNさんは微笑んだ。Nさんは私の指導員の立場だから、事前に社長がNさんに相談したのかな?と思っていたが、社長の信頼が厚いNさんは、どうやら採用の仕事もしているようだ。この事務所にはタイムカードはない。勤務時間は自己申告制。どんな仕事に何時間費やしたかを毎日PCに記入しなくてはいけない。だから「こんな簡単な仕事にこんな費やしている」と思われるのがいやで、結構プレッシャーを感じる。私は職場では電子辞書を使っている。Nさんが「辞書なの?それとも翻訳機?」と聞いてきた。「分からない言葉があったら、調べないで、私たちに聞いて。」と言ってくれた。「いやー、方言ならきけますが、さすがに普通のドイツ語をいちいち聞くのは恥ずかしいですから。」と言ったのだが「何でも聞いても大丈夫だよね?」とKさんに同意を求めてくれた。Kさんは「予め言っておくけど、シュエービッシュでFußが痛いって言ったら、足が痛いって意味だからね。」と言った。私は「じゃあ、いつBein(脚)をつかうんですか?」と聞いたら「シュエービッシュではBeinは使わないわ。脚はどの部分でもFußだから」と笑って教えてくれた。私は「RとLの区別は日本人には難しいんです。」と話したら、Nさんが「知ってるわ。中国人もそうよね?お昼に中華レストランから出前を取ったことが何回かあるけど、Frühlingsrollen(春巻き)を注文すると、向こうが注文を繰り返す時に、変な発音で言うからよく笑い話にしていたの。ごめんね。」と謝った。私は「大丈夫ですよ。笑うのはドイツ人だけじゃないですから。」と言ったら、Nさんは「良かった。ホッとしたわ。」と笑った。仕事に行くのは楽しいのだが、職場以外では不愉快な出来事の連続だった。職場にいるほうが楽しいなんて、いいんだか悪いんだか・・・・
2017年09月29日
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日本の大学で教鞭をとっている友達がいるのだが「高校生向けの講演会があって、あなたの話をネタとして使わせてもらったわ。」と報告された。「ドイツに長年住んでいる友人によるとドイツでは・・・だそうです。」と話したらしいのだが、私が話した日常生活の愚痴や近況が「ドイツではこうです」と断定されるのはなんだかちょっと怖いと思った。友人は「一番うけたのは、«そんなドイツ通の彼女ですが、なんと松潤のファンでドイツでも欠かさず嵐の番組をチェックしているそうです»と言った時だったわ。」と教えてくれた。私は面白いなーと思ってこの話を恵子にしたら「それは残念だったね。」と言われた。つまり、講演会の本来の内容とは全く関係ないところが一番受けたというのは、悲しいことだと恵子は思ったようだ。それは確かにそうだけど、高校生に親近感をもってもらおうと彼女もわざわざ付け足したわけで、彼女にとっては計算通りだったのではないかと思う。ドイツに長年住んでいて税理士事務所で働いているというと、日本にいる友達は勝手に「ドイツに詳しい人」と勘違いしてしまう。でも実際は、ドイツ語もあまりできないし、ドイツのことにも詳しくない。事務所では私と話す時はみんな標準語でゆっくり話してくれる。同僚同士が話している会話のスピードは早すぎて私には聞き取れない。聞き取れても話に加わることはできない。昨日Kさんが電話を切った後「今の電話、信じられない!」といって、興奮気味にまくし立てた。Kさんが一通り話し終わった後、Nさんが私に「Kの言っていることわかった?」と聞いた。私は「全くわかりませんでした。」というと「やっぱりね。Kの話すスピードは早いし、内容があちこちに飛ぶから私達でさえ理解が難しい。」とフォローしてくれた。私の今の仕事は基本的な簿記で、正確に入力することが求められるが、深い専門知識やドイツ語は必要ない。私が入力したあと、必ず誰かがチェックして間違いがあった場合は指摘してくれる。私はわからないことがあった場合、まず自分でとことん調べて、それでもわからない場合は保留にして、保留がいくつか溜まったら、Nさんや他の担当者に聞くようにしている。「今、ちょっと聞いてもいいですか?」と前置きをすると「もちろん」とみんな言ってくれる。「わからないことがあったら、いつでもすぐに聞いて」と即対応してくれる。私が新人だからというわけではなく、NさんもKさんもわからないことがあると他の同僚に聞いている。この事務所ではお互い助け合うのが当たり前。みんなそれぞれ自分の担当をたくさん抱えているのに「忙しいから後にして」と言われたことは一度もない。前の事務所では「今、時間がない」「わからないことは書き出しておきなさい」といつも言われていた。しかし書き出してもフィードバックをもらえたことはなかった。18ヶ月の研修中よりこの3週間のほうがよほど勉強になっている。税理士事務所で働くには簿記ができることは大前提。「税理関係事務員」の職業訓練を受けた人がほとんど。3年以上の実務経験があるとその一つ上の資格試験を受けることができる。12月にその試験があり、OさんとRさんがその試験を受けるそうだ。そのためOさんとRさんは毎週土曜日と隔週金曜日にStuttgartの学校に通っている。私の面倒を見てくれるKさんは来年から一つ上の資格を目指して学校に通うそうだ。毎週水曜日の夕方と土曜日の午前中に授業があり、期間は2年半。現在週40時間働いているが、来年3月から週35時間に減らしてもらうよう社長にも交渉済だと言っていた。Kさんは20代前半。3年後に資格試験を受け、受かったらお給料もあがるわけで、そうしたら結婚して子供を産んで産休に入る、とすでに人生設計を建てている。ドイツでは産後1年間育児休暇手当がもらえる。その後無給にはなるが子供が3歳になるまでは育休をとれる。Kさんはみんなの前で堂々と自分の人生設計を話している。日本で職場でこんなこと話していたら総スカンをくらいそう。でもドイツでは当たり前の権利で、批判する人なんて誰もいない。少なくとも私の職場の人はみんなKさんを応援している。
2017年09月22日
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私達の事務所には20名の事務員がいるが、特に秘書や受付業務を専門にしている人はいない。1階の受付に二人座っているが、彼女たちも別の仕事をしながらお客さんが来たときには対応している。今週は二人共休みだったので、私の隣に座っているKさんが代打で1階の受付に座り、自分の業務と受付業務をしていた。だから今週はNさんが私の面倒を見てくれた。Nさんは私をこの事務所に紹介してくれた人材派遣会社の給与計算の担当もしている。私は派遣会社の仲介で税理事務所に直接雇用されているが、仕事先の会社に直接雇用されない派遣社員も大勢いて、その派遣社員の給与計算を担当している。給与計算というのは本当に大変で、誰もがやりたくないというが、一番需要のある仕事でもある。昨日は給与明細をプリントアウトして、封筒に詰める作業をした。いつもは研修生の男の子に頼んでいるらしいのだが、昨日は彼は学校があって休みだった。それで私が封筒詰めの仕事をしたのだが、Nさんがまずお手本を見せてくれた。明細書を三つ折りにするのだが、いちいち折り目を定規でしごくように言われた。3枚一緒に同封する場合であっても一枚一枚きっちり折りたたまなくてはいけない。3枚重ねて折るとずれる場合もあるからだ。彼女もそうやって指導を受け、ちょっとでも折り目がきたないと、やり直しを命じられたそうだ。事務所には手紙を折りたたむ機械もあるのだがやはり手作業のほうがきれいにできるので、どんなに大量でも手で折っているそうだ。私が彼女の折り方にびっくりしていると、「いったでしょ。私は«Korinthenkacker»だって。」といった。Nさんはよく自分のことを自虐的に「Korinthenkacker」という。コリンテンカッカーというのは、ものすごい細かいことを気にする人のことらしい。良い意味で言えば「完璧主義者」。Nさんはどんな些細なことでも訂正・修正せずにはいられない性格なのだそうだ。NさんはKさんが研修生だった時の指導役だったそうだが「Kはすごくアバウトな子だった」と教えてくれた。Kさんもものすごく細かく私に指導してくれる。Kさんがアバウトだったなんて想像できない。この事務所では5人が曜日ごとにキッチンとポスト係をしている。新しい人が入ってくると5人の中で一番古い人と交代になる。今週から私がKさんに代わって毎週火曜日にキッチンとポスト係をすることになった。初回の今週はKさんがつきっきりで説明してくれた。まず電気ケトルはお湯を沸かして酢をいれてカルキをとる。私達の住む地域の水は石灰分を多く含んでいるので、すぐに白いカルキがケトルについてしまう。この事務所には2ヶ所台所があるが、どちらのケトルもとてもきれいなのは、毎日きちんと手入れをしているからなんだとわかった。コーヒーメーカーももちろんきれいに手入れする。マグカップやお皿は食器洗い機にいれてボタンを押すだけ。流しや電子レンジをきれいに拭いてゴミを捨てるだけ。キッチンで料理をする人なんていないから(そもそもコンロもない)たいした仕事量じゃない。郵便物は量りに載せると自動的に郵送料を計算してくれて、機械が自動的に封筒にシールを貼ってくれる。いちいち切手のナンバーを記入したりする必要はないので、こちらも簡単。しかも週1回だけの仕事。以前の研修先に比べたら、すべてがパラダイス。Nさんから「クリスマス会のお知らせ」を渡され、「日程は大丈夫?」と聞かれた。私は「11月末まで試用期間なので、もしそのまま採用してもらえたら喜んで参加します」と伝えた。Nさんは「大丈夫よ。以前エクセルができない人がいたから、試用期間中にやめてもらったけど、あなただったら大丈夫。参加にカウントしておくからね。」と言ってくれた。初日にNさんに「日本語を教えて」と言われたので、「Guten Morgenは おはようっていいます」と教えた。その後Nさんに「友達が日本にスキーに行きたいっていっていて、もっと日本語を覚えてくるようにって言われたの。日本でスキーができるの?」と聞かれた。「できますよ」と答えたがNさんに「でも私は放射能を浴びながらスキーなんてしたくないわ。」と言われた。Nさんの趣味は料理で、いろいろなレシピに挑戦するのが好きらしい。今年の夏休みはノルウェーで過ごして、ノルウェーでも料理本を買ったそうだ。ノルウェー語で書いてあるのでなかなか翻訳するのが大変だ、と言っていた。私は「ドイツ語で書かれた日本の料理本を持ってますよ。貸しましょうか?」と言ったら、「でも私魚が嫌いだから、日本料理には向かないと思う。」とやんわり断られた。「スーパーでも、結構日本語をみかけますよ。例えば、ナシ、カキ、トーフ。」と教えたら、「それは知らなかった。でも私はどれも好きじゃないわ。特にトーフは二度と口にしたくないって思ったわ。」とNさんが言った。「名前は日本語からですけど、味は全然違いますから。あんな硬い豆腐なんて日本にはないですから。日本に行って本物を食べてみてください」と勧めたのだが、「でも放射能が怖い」とまた言われてしまった。未だにそういうイメージを持っている人って案外多いのかな?Nさんの日本に対するネガティブイメージを改善できるようにがんばらなくっちゃ。
2017年09月15日
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今週からフルタイムで働き始めた。朝7時半からスタート。今週はまだ学校の夏休み中なので普段より交通量が少ないそうだ。思ったほどの渋滞はなかった。でもやはり事務所近くに駐車スペースを探すのが難しい。路上に縦列駐車することになるのだが、水曜日は縦列駐車するだけで10分もかかってしまい泣きそうになった。諦めかけたが、そこを手放してしまうとまた1kmぐらいさまようことになるので、何十回も切り替えしてようやく駐車させた。家に帰ってYouTubeで縦列駐車の仕方の研究をした。木曜日、金曜日は自分でもびっくりするぐらいうまく縦列駐車ができた。職場の雰囲気は最高で、仕事に行くのが楽しい。私の部屋は女性3人、隣の部屋に男性2人が座っているが、2つの部屋の仕切りは開けっ放しにしてある。同部屋の女性二人が私に手取り足取り教えてくれる。Nさんは30代前半、Kさんは20代前半。NさんもKさんもこの事務所で職業研修をして、そのままここに就職したそうだ。若いけれども、すごく親切で頼りになる。自分にもたくさん仕事があるのに、ものすごくよく私の面倒を見てくれる。今日「BWAはXXさんにはメール、OOさんにはプリントアウトして郵送」と言われたのだが、「えっと、BWAって何ですか?」と聞いたら、「えっ?前の職場では誰もあなたにBWAのことを説明しなかったの?ありえない」と言われた。そして丁寧に教えてくれた。また売上税の1/11についても「実は口頭試験で聞かれたんですが、答えられませんでした。」と言ったら、売上税法典を持ってきてくれて説明してくれた。この1週間でNさんとKさんに教えてもらったことのほうが、18ヶ月間の研修で学んだことより多い。この職場では社長も含めてみんなDu(親しい間柄の二人称)で呼び合っている。みんな社長のことを本名ではなく愛称で呼んでいる。でもやっぱり私には抵抗がある。かといって一人だけ社長をSie(尊称の二人称)や名字で呼ぶのは仲間に入れていないような寂しさを感じる。慣れれば私も「ハーイ、XX!」言える日が来るのだろうか?初日は社長に必要書類を渡し、その後社長が私を部屋に案内してくれた。Nさんが「これがあなたのコンピュータのパスワード」といって、どのようにPCを立ち上げるか説明してくれた。前の事務所では、私のアカウントはなく、いつも社長の息子の名前で入力していた。でも新しい職場は初日から私個人のアカウントを作ってくれていて、感激した。受付の横に私宛のポストボックスもあった。事務所の鍵ももらえた。寒い中10分も20分も誰かがドアを開けてくれるのを待つ必要がないというのはなんと素晴らしいことなんだろうと思う。初日はNさんに連れられてみんなに挨拶に行った。Nさんはその都度「彼女にはHoch Deutsch(標準ドイツ語)でゆっくり話してあげて!シュエービッシュ(この地方の訛)アクセントで話してはだめよ」と言ってくれた。誰かが話していると「Hoch Deutsch!!」といちいち注意するのがおかしかった。Gさんが私達の部屋に来て「日本人だったら春巻きが作れるわよね?」と言った。私は「でもこの辺では春巻の皮を買うところがないので、最近は全然作ってません。」と言ったら、「皮は自分ではできないの?」と聞かれた。「あんなに薄くはできないですね」というと、Nさんが「私はパスタマシーンを持っているよ。」と言った。パスタマシーンで春巻の皮はできるのだろうか?Gさんは「そうだ、XX(私のファーストネーム)の家で料理教室を開催しようよ。XXが講師になって春巻きの作り方を私たちに教えるの。私はシュエービッシュの伝統的なポテトサラダを作るわ。Nはシュエービッシュの伝統的なシュペッツェレを作るっていうのはどう?」という話になった。Gさんは「エアダッフェルザラート は マッチヒ であるべきよね」と言った。「マッチヒって何ですか?」と聞いたら、みんなが笑いだした。「エアダッフェルはわかる?」と聞かれた。「いいえ」というと、「エアデ アッフエル。 じゃがいものことよ。マッチヒを説明するうまい言葉が見つからないのだけど、ポテトサラダはちょっと型くずれして緩い泥んこのような状態がいいって言っているの。」と教えてくれた。本当に明るい職場でみんな仲がいい。でも、緩いわけではなく、仕事もよくできる人たちばかり。初日からきちんと担当を割り振ってくれた。手取り足取りどのようにやるか隣に座って教えてくれる。わからないことはなんでも聞いてね、と本当に優しい。金曜日は午後1時半まで。持ち回りで一人は必ず受付に16時半まで残る。残る番になった人が、軽食をみんなの分持ってくるのが習慣になっているそうだ。誕生日の人はもちろんケーキを持ってきてみんなに振る舞う。Cさんという年配の男性が「N、今度はいつケーキを持ってきてくれるの?」と冗談ぽく言った。Nさんは私に「Cさんは本当にケーキに目がないの。いつも次は誰がケーキを持ってくるかなー?どんなケーキかな?って楽しみにしているのよ。だからあなたに「Einstandskuchenはいつ?」って聞くかもしれないけど、気にしなくてもいいからね。」と言った。私は「えっ?Einstandskuchenって何ですか?」と聞いた。Einstandとは入社とか就職という意味。新しく職場に入った人がよろしくお願いしますという意味で、同僚たちにケーキをもってくる習慣があるのだそうだ。私はそんな習慣があることを全然知らなかった。Nさんは「もしみんなに親切にしたいなという気持ちがあればしてもいいし、別にしなくてもいいのよ。」と言った。そんなこと言われたらしないわけにはいかない。でも3ヶ月試用期間があるのだけど、来週にでも持っていくべきか、試用期間が終わって正式採用になるのを待つべきか、わからない。職場には何の不満もない。ただ私のドイツ語はみんなの想像を超える下手さだったと思うので、そこを受け入れてもらえるかはこれからの私の働き次第だと思う。火曜日に疲れて家に帰ってきたらニコちゃんはCくんと遊んでいた。「Cくんはうちに泊まってもいいか?」と聞かれた。先週はC君宅に2泊もさせてもらったので、許可した。私は疲れ切っていて子供たちの夕飯だけ用意して9時半には寝てしまった。10時半ごろニコちゃんに「Cくんが足が痛いから自分のママに電話したいっていうんだけどいいか?」と聞かれた。私は「どうぞ」と答えてまた寝てしまった。朝起きたらCくんがいなかった。夜お母さんが迎えに来て、C君は自分の家に戻ったらしい。次の日も仕事から帰ってきたらCくんが家にいた。私を見るなり二人は「C君はうちで夕飯を食べていってもいいか?」と聞いた。Cくんのパパが迎えきた。私は「昨夜はすみませんでした。疲れて早々寝てしまいました。C君の足の具合はどうだったんですか?」と聞いたら「大したことはなかったんです。たぶん家が恋しくなったんだと思います。」と言った。結局その日も子供たちのために夕飯を作った。C君は「うちのパパはニコのパパのこともママのことも知っていたよ。」と言った。C君のパパは私がVHSでドイツ語コースをとっていたことも知っていたそうだ。びっくりした。二人は夜の8時まで(まだ暗くはない)遊んで、その後C君は自分一人では家に帰れないと言うのでニコちゃんが送っていった。歩いて5分の距離なのに中々帰ってこないし、だんだん暗くなるし、すごく心配した。9時ぐらいにようやく帰ってきた。C君の家でも少し遊んできたらしい。いくら夏休みとはいえ、私は1日働いてきているのに、家に帰っても休むことができず、勘弁してくれと思った。来週からニコちゃんも学校が始まる。とてもじゃないが、ニコちゃんの学校のことまで考えられない。子供のことを考えずに仕事だけに集中できたらどんなに幸せだろうと思ってしまう。
2017年09月08日
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今朝は5時起き。6時の電車でフランクフルト空港に向かう恵子を駅まで夫が送った。途中乗り換えが3回もあり、いずれも乗り換え時間が短かかった。Pforzheim駅ではプラットフォーム103番線から4番線に移動しなくてはいけないのに、乗り換え時間が3分しかなく、重いスーツケースを抱えて、初めて利用する駅で、大丈夫なのかとものすごい不安だった。30kgまで預けることが可能だったのでスーツケース2つで行こうとも思ったが、乗り換えするのに身軽な方がいいだろうと1つにした。恵子は「電車が遅れても次の電車に乗れば10時半にはフランクフルト中央駅に着くから大丈夫」と言って慌てる様子がなかった。「なんで中央駅?空港駅でしょ?」と聞いたら「中央駅で友達と会う約束をしているの。一緒にブランチをしようって話になっているの。」と言ったので驚いた。マインツに住んでいる友達に会うという話は聞いていたが、まさか中央駅で待ち合わせとは思わなかった。うちから行く場合、中央駅は空港駅の先にある。空港を通り過ぎて中央駅まで行く神経がわからない。「オンラインチェックインをしたから大丈夫」という理論なのだが、スーツケースはどうするつもりなのか?とにかく一旦空港で荷物を預け、友達には空港まで来てもらいなさい、と恵子を説得した。木曜日の夜遅くにスイスから戻ってきたのだが、月曜日まで試験で、火曜日まで研究論文の実験のやり直しがあり、8月は睡眠時間が毎日とても短かったらしい。金曜日はうちで爆睡していた。スイスから持ち帰った荷物の整理もできておらず、日本に行く荷造りもしないといけない状態。それなのにずっとスマホで友達とメッセージのやり取りをしていた。スイスの銀行から月初にいつも明細が郵送されてくる。恵子は「住所変更はオンラインでできる」と全く何もしていなかった。しかしこのままでは8月の明細がWGに送られてしまう。昨日の夜、流石に見かねて「今すぐしろ!」と命令した。しかし、オンラインで変更できるのはスイス国内での転居だけ。国外の住所を登録することはできなかった。WGの近くに銀行の支店があったのだから支店で相談できたのにいつもギリギリまで何もしないことにヤキモキする。時間がないといいつつも、たくさんの友達を呼んで、自分のお別れグリルパーティーを開いたのだそうだ。他の学生も忙しいので、好きな時間に来て、好きな時間に帰っていったそうで、入れ替わり立ち替わりが激しく「私しか写真を取っていなかったから、全員集合の写真や、私が写っている写真が1枚もない」と残念がっていた。そういう話を聞くと他の学生はもっとドライな考え方をしているんだろうな思う。荷造りに手間どり昨夜は私は午前1時頃に寝た。今朝起きたときに机の上に2つ小包がおいてあった。「出しておいて」と恵子に頼まれた。私が寝たあと、友達に手紙を書いてプレゼントを梱包したのだろう。そういう暇があるなら自分の荷物を片付けてほしかった。友達に喜んでもらおうと一生懸命いろいろなことをするのはいいのだが、ちょっと優先順位が違うのではないかと思った。東京で半年過ごしたあとの予定は決まっていない。できれば中国のドイツ企業で半年間研修生として働きたいと思っているそうだ。香港の方が親戚を頼りにできるし面倒も少ないのだが、広東語圏なので、自分の中国語(北京語)の能力が試せる中国本土に滞在したいらしい。私たちも恵子は1年間戻ってこないつもりで送り出したが、それにしてもスイスから持ち帰った荷物で部屋があふれている。飛ぶ鳥跡を濁さずという言葉は彼女の辞書にはのっていないのだろう。
2017年09月03日
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今日から9月。でも昨日から寒い。ニコちゃんは昨日の昼にクリス君の家から電話をかけてきた。「もう少しここで遊んでもいいか?」と聞かれた。そんなに長くいたら流石に迷惑だろうと思って「クリス君と遊びたいなら今度はうちに来て遊びなさい。ニコちゃんの部屋でLEGOで遊べば?」と言ったのだが、「クリスの家のほうが面白い」と言われてしまった。うちにはTV/PCゲームの類がないので、たぶんクリス君の家でPSとかで遊ぶほうが楽しいのだろう。夕方6時過ぎに戻ってきた。ニコちゃんはクリス君に借りたのか、長袖のTシャツを来ていた。前日までかなり暑い日が続いたので、ニコちゃんには半袖短パンの着替えしか持たせていなかった。ニコちゃんは「ママ、僕のジャケットは?あときれいな靴下もとってきて」と言った。「なんでジャケットが必要なの?」「外は雨が降っているから」「でも、ニコちゃんはもううちに帰ってきたんだよ」「これからみんなでスーパーに買い物に行くから」「???」そこにクリス君のパパが来て、「これからみんなで飲み物とか買いに行くんですよ。そのあと散歩したりするかもしれないので、ジャケットがあったほうがいいです。」と言われた。私は意味がわからなかったが、もう少し一緒にいたいのかな?と思って、ジャケットと靴下をニコちゃんに渡した。するとクリス君のパパは私に「じゃあ、また明日」と言ったので、びっくりした。「あした?」と聞き返すと、「ニコはもう一日うちに泊まってもいいですよね?今日の夜はピザを自分たちで作ろうって話しているんです。一緒に生地をこねて伸ばして、自分たちでトッピングをするつもりなんですけど、問題ありますか?」と聞かれた。「さすがに2泊は多いですよね?本当に迷惑ではないんですか?」と聞くと「私は今週休みを取っているので、時間があります。全然構いません。」と言った。ちょっと気がひけるけど、子どもたちも横で「お願い!」と大合唱しているし、先方がそのつもりであればこちらに反対する理由はない。3日前にあったばかりなのに、こんなに仲良しになるなんて、縁とは不思議なものだと思った。昨日の夜中恵子がスイスから戻ってきた。本当は水曜日に戻ってくる予定だったが直前に「荷造りが間に合わない」と言われたので、1日伸ばした。お昼過ぎに「これからパパが迎えに行くよ」と電話をしたら「えー、いまから?まだ何にもしてないよ。もっと遅くに来て」と言われた。その後「これから役所に行って転出届も出してこないといけないし、荷造りも全くしてないから、午後8時頃に来て欲しい」と連絡があった。「たくさん荷物があるから、車には1回で乗り切らないかもしれない。今日は半分もって帰ってもらって、明日また来てもらうことになるかも」と言われた。それならもっと早くに第一弾の荷物を取りに行くこともできたのに・・。確かに月曜日まで試験で、荷造りの時間はあまりなかったかもしれないが、それにしても引越し準備が全然整っていなくて、呆れてしまった。家具付きの寮だったので大型の荷物はあまりないのだが、やはり3年間住んでいたので、細々したものがかなりある。キッチン用品がやたら多い。鍋や食器は共有キッチンにあるのだが、自分でもホットプレートとかフォンデューセットとか友達とパーティーをするためにかなり買ったようだ。お菓子作りが趣味なので、ケーキ型とか絞り器とか細々いろいろ。大半は既にドイツにもって帰ってきたが、スイスで買った電化製品はドイツとプラグの形が違うので、ここで使うには不便だ。恵子と夫は昨日の夜遅くに帰ってきたので、私は寝ていた。朝ガレージの車をみたら、トランクと後部座席は荷物でいっぱいだった。これを家に運びいれるのかと思うと面倒くさい。夫も恵子もまだ寝ているので、今日またスイスに取りに行かないといけないのか、全部荷物を載せることができたのか、その辺の事情はわからない。やっぱり引っ越しは大変だ。家具付きの下宿だったからまだましだったけど、東京では恵子は下宿じゃなくて良かったと思った。明後日の早朝恵子は日本に向けて出発する。もちろん荷造りなんて何にもしてない。最悪パスポートと航空券さえ持っていれば路頭に迷うことはないが、恵子が半年間「海外留学」するのとニコちゃんが友達の家にお泊まりに行くのが同じような感覚なのがなんだか変だと思う。
2017年09月01日
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