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1台の車を22年間乗っていた。MAZDAのサバンナRX7というスポーツカーなのだが本当に好きで好きでしょうがなかった。他のどんな車にも見向きもしないほど好きだった。手放してからの僕は「もう車に恋はしない」と心に決め現在はあえてダサい軽自動車に乗っている。僕が乗っていた現物車はこうやって眠っている。あれから時は流れ、僕はいつの間にか中古車関係の仕事をしている。それはサバンナRX7にいつか再会したいという想いのせいもある。僕は未だにあの車の全てを忘れられない。中古車オークション会場のスタッフの一員となって2年半、遂に僕のサバンナと同型の中古車が搬入されてきた。ボディ色は違うが、フロントスポイラーも僕のと同じではないか。ただこの時を待っていた。長い間ずっと待っていたのだ。乗り込んでエンジンキーを回した。デュリュリュリュ、ブヮン...。うわあぁ! ロータリーエンジンの始動音だ...。そしてこの独特の排気ガスの匂い。峠道やサーキットを走っていた当時のシーンが駆け巡る。二の腕にゾワッと鳥肌が立つ。そして懐かしさで鼻の奥がツンとする。ああ、俺はまだこんなにもこの車を愛していたのだ...。喩えればその鳥肌は、ローリング・ストーンズのライヴでキース・リチャーズがインド風のイントロを爪弾き、今は亡きブライアン・ジョーンズをチラと思い浮かべながら「PAINT IT,BLACK」が演奏されようとする瞬間に全ての観客がどよめきながら震え泣く感動の瞬間に似ている。誰もが白いクルタを着てシタールを弾くブライアンの亡霊を見るのだ。(このyoutubeの観客すげえ!)その夜、僕は長い間見なかったサバンナの写真を見てみた。車なんてそこそこのデザインで、走ればいいのよ。確かに今の僕もその意見に近い。でも男って、どこかで些細なロマンを求めてるんだよな。ロマンっていうか、「身震い出来る何か」なんだろうなあ。
2015年02月28日
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妻が50歳の誕生日を迎えた。去年は【こんな贈り物】をしたのだが今回50歳記念ということで色々考えた。去年よりも豪勢な花束かあ、だけど活ける花瓶がねえや。趣味のない人だから贈り物に困るのである。もちろん全国の奥様が「旦那から欲しい贈り物は?」と訊かれたら「お金」が圧倒的多数を占めるだろう。All you need is love ならぬ All you need is cash である。あれこれ迷う男の「愛情の表現方法という妄想」は歳を重ねた女という生き物には通用しないのだ。 そうだ、相手も楽しめて自分も楽しめる記念的なモノ、ということで花束じゃなく植木にしよう、というこれまたジジイ的発想をもってホームセンターでボケの木を購入した。この発想こそ「ボケ!」と言われては返す言葉もない。(笑)ご存知のようにボケは梅や桜より早いこの時期に開花する。庭にこのボケを植えておけば、僕が死んだ後にも子供が仰ぎ見て「これはお母さんが50歳の日にお父さんが買って来たんだなあ」と少なからず亡父のことを思い出すのではなかろうか、と思ったのだ。妻もボケの花を見て「あの人が」と思い出すだろう。いや、待てよ。十数年先には妻もすっかりボケていてそんなことなど全く思いもせずにボケ~ッと花を見てるだけかも...。まあいい。贈り物なんて贈る側の自己満足なのだ。
2015年02月25日
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衣料品や靴を買う際(といっても滅多に買わないが)日常で使えるかどうかよりも「山でも重宝するか」を考える。どこのメーカーやブランドだろうがどうでもいい。値段もそんなに拘らないが「コストパフォーマンス」は重視する。先日のブログで靴とレインウェアを買ったことを書いたが今月20日に発売された雑誌「リバ」のエッセイにはそのブログを加筆修正して掲載した。 ⇒【登山用品】雑誌にはこんな感じで載っているのである。(注:拡大できないようにしてあります)しかしプロフィールの写真は随分古いままだな。まあいっか。ちなみに現在の僕は髪はハゲて老眼鏡です。(うそ)
2015年02月22日
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雪紋の写真を撮るために登山道を外れて北側斜面を下りる。なぜ北側かというと、南側斜面は陽が当たって雪紋は出来ず北側斜面は冬の強い北風に晒されるからなのだ。ズボズボと膝上まで埋もれて歩く。時々吹き溜まりに腰まで埋もれる。自然界の生命力は逞しい。雪と氷に包まれながらも木々は生きていてまもなく来る春には新芽を芽吹かせるのだ。誰からも見られることのないこの森の斜面で僕は色々な事を自然から学ばせてもらっている。雪原に仰向けに寝転んでみる。葉のない枝が縦横無尽に空に伸びている。しかしそれも全て自然界の法則に従っていてフィボナッチ数列とやらの数式に当てはまるのだろうか?そんな難しいことはどうでもいいや。下山途中にまた雪が激しくなってきた。画像に白い横線が入っているように見えるけど、コレ雪ね。
2015年02月17日
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今年に入って早くも4回目の御在所岳。天候は午前中は晴れて穏やか、午後から曇りという予報。今回も徹夜、独りで夜明けから登り始めた。車を停めて歩き始めた夜明け前は雪が降り、時々突風が吹く。鈴鹿スカイラインをライトを点けずにゆっくり歩く。登山道に入る時に6本爪アイゼンを装着。コレ履いたの何年振りだろ。いつも同行者に貸してるのだ。雪を締めるアイゼンの感触が伝わってくる。時折森の中で鹿が啼く。他の音はない。雪を踏む音だけだ。突風に乗って雪が叩きつけている。気象庁の予報もyahoo天気予報も大外れ。仕方ない、そんな日もある。地蔵岩(サイコロ岩)眺望。地蔵岩の奥にも奇岩群があるが岩が凍っていてトラバース出来ず。今回も雪だるま作りました。この後すぐにロープウェイは強風のため運行中止になった。うわあ、頭ちっちゃくて足長っ!先日買ったモンベルのゴアテックス製レインウェア。
2015年02月15日
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昨日、カメラマンの仕事に行くために車を走らせていた。その道中でアクセルを踏み込んで左に曲がる場所がある。いつものように「どりゃ~ッ」とアクセルベタ踏み。すると右タイヤがズルリと滑ってFR車みたいにドリフト状態。逆ハンドルで体勢を整えてクリアー。そのへんの挙動処理は別に慌てることもない。「あれれ?凍ってたのかな?」と思った直後、ベカベカベカ・・・。 なに~、パンクかよ・・・。トヨタの工場前の2車線道路ではとても停車できない。そんな道路で停車したら通勤ラッシュなので大ヒンシュクだ。しかたなく細い脇道に入るまでパンク状態のままズルズルズル。あ~、かっこ悪ぃ~。中古車会場でドライバーをやってる仲間の清水さんが(あ、実名書いちゃった)その時間帯は歩いて通勤してるのでその脇道で「清水さん、おはよう!パンクしたわ~」と言ったら彼も手伝ってくれてタイヤ交換はすぐに終了。まあ僕らのギョーカイではタイヤ交換なんて簡単な片付け仕事だ。応急用タイヤをつけた僕の車。 げげ!ますますカッコ悪いっ!で、今日はパンクしたタイヤを見て驚いた。釘が刺さっていたとかでなく、タイヤが割れていたのだ。僕は昔、輸入雑貨店を始める前にオートバックスでも働いていた。そこでお客様へ話し掛けるタイミングや仕入れのノウハウ、お客様に対してどうアプローチすれば販売に結びつくかなどこれからやろうとするジャンルとは違うものの、絶対にその経験は活用できると考えて仕事をしていた。タイヤ販売担当者だったので会社払いでサーキットも何度か走ったしそこまでの航空チケットや宿泊ホテル代も会社側が負担してくれた。東海地方9県で「1年間で最もタイヤ販売本数の多かった人間」としてなんか表彰とか賞金とかもらったこともある。タイヤメーカーさんからはTシャツとか貰ったり接待受けたりで新店舗開店と同時にピット長に任命されてそこそこ順風満帆だったが「いかん、自分のやりたいのは輸入雑貨店だ」と思い出し辞表を出した。おっと、過去の栄光話をするのはジジイの証拠である。話が逸れたが、タイヤコンサルタントの資格も持っているので今回の自分のパンク原因はタイヤの状態を見ただけで分かった。縁石などへのヒットや異物を踏んだ原因なんかではなく「空気圧の少なかったタイヤで過剰な運転をしたため」のようだ。履いていたのはスタッドレスタイヤである。実は空気圧が多少減っていたのは気付いていたのだが今日(パンクの翌日)に夏用タイヤに履き戻す予定だったのでまぁいいか、と放っておいたのである。画像を見ると外側のトレッドパターンだけが磨耗している。(サスペンションなどの足回りは硬くチューンしてあるのに)これは遠心力の働くカーブなどで車体がロールしながらまたはタイヤがたわみながら、タイヤの外側に加重がかかり今回はその加重に耐えられずにタイヤがイッたと思われる。スタッドレスタイヤはゴムの素材が柔らかく磨耗しやすい。接地面積も少ないし扁平率の関係もあって過激な運転をすると滑りまくる反面、コントロールが容易である。それを悦に入って僕は過激な運転をし過ぎたようだ。いわば今回はパンクではなく「破裂(バースト)」したのだった。もちろんパンク修理できる状態ではない。処分だ。もったいない。皆さん、空気圧はしっかりチェックしましょう。そしてスタッドレスタイヤではゆっくり走りましょう。
2015年02月11日
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今日は雪が舞う中での撮影の仕事だった。先日買ったゴアテックスのレインウェアを着るまでもなくドカジャンを着てネックウォーマーをしての撮影だった。愛知では滅多に雪が降らないので雪が舞ってくるのを見ると幻想的な気分だ。花吹雪が舞っているようでウットリとする。(雪国の人達、すんません(笑))で、おドイツの某高級車の運転席からパシャリ。しかしどうして893屋さんはこのおドイツの車が好きなんだろ?お約束のようにスモークガラスにしてさ。長渕剛のドラマに影響されたのかも知れないけど。このおドイツの車ってそんなに良いとは思わない。性能だったら断然日本の高級車の方が上だし頑丈さだったらスウェーデンのおボルボの方が上だ。品の良さだったらおBMWの方が上であろう。日本という小さな島国のお金持ちと893屋さんは欧州車コンプレックスの呪縛からまだ解けてないんだろうな。しかし、たかがそれらに乗っているだけで優越感を感じそれに伴って傲慢になったりする人って確かに存在する。ファッションでもそうだよね。高級ブランドを身にまとっているとお高くなっちゃう人。確かに高級車に乗れば優越感が出るだろうしスポーツカーに乗ればワイルドになるだろうしオープンカーに乗れば遊び心が増して開放感が得られるだろう。まあ分からんこともない。僕もきっとその1人かもしれない。でもたかがそんなアイテムで自分が変わっちゃう人って裏を返せばそれだけの自信しか持ち合わせていないってこと。本当に自分に自信がある人や品の良い人はどんなアイテムを持ち合わせていなくとも大丈夫なんじゃないかな?まあ、何かわけ分からん文章になってしまったがたとえば大手証券会社の重役であろうともその看板(アイテム)を外せば普通のおっさんってことだ。役職や肩書きでその人を評価するのではなくその人の言動や心を見て相手に接したいよなあ、と舞い落ちては溶けていく雪を見ながら考えたのであった。結構ね、そんなよそ事を考えながらシャッター押してるんだよ。ひとりで思い出し笑いとかしながらさ。
2015年02月09日
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今日は代行車検の仕事をした。僕の代行車検費用はどこよりも安いので知人のスリランカ人が経営する中古車屋に持ち込まれる車検は僕に委託が回って来るのである。車検をやった車はコイツ。(分かる人には分かるメーカー)陸運局の車検は午前と午後に各2セッションがある。今日は午後1回目のセッション、つまり第3セッションだった。保安部品検査(ライト関係の動作と車体番号確認)を終えて排ガス検査を終えたところで、次のサイドスリップテストのため車検ラインに進入しようとした時に第3セッション終了。下の画像のように頭上の赤ランプが点灯したままになった。ちぇっ、待機か。その後ラインが再スタートして車検は難なくクリアー。お客様の車を返して自宅に戻った。すると20分ほど前に四国にお遍路巡りに行っているはずの友人がわざわざ僕に会いに訪ねて来たという。あれれ?40日間のお遍路巡礼を終えるには早過ぎる帰還ではないか?早速彼の自宅に電話すると奥さんのイネ子が出た。彼はお遍路巡礼を終え、ここ岡崎市の寺に修行のため泊まっているという。「あいつお遍路巡礼終わったの?早過ぎねえ?」「それが足が痛くなってレンタカーで廻ったらしいのよ」「なぬ!けしからん!」「でも88ヵ所全部廻ってきたそうよ」「修行になってねえな。(笑) 全くけしからん!」「だからお寺にしばらく入ったみたい」しばらく寺に入るとはまるで夏目漱石の「門」のストーリーそのままだな。「で、どうよ?お遍路から帰って来て。あいつ悟ったような顔に変わった?」「全然。逆に太って帰って来たわよ」「なんですとっ!ますますけしからん!」まあ良かった。それもOKだ。風雨に耐え歩き続ける修行のような巡礼もいいかも知れないが逆に彼がレンタカーで廻ったことに安堵した。思い詰めていたものが取れたのかも知れない。どちらであろうと彼にとって良い体験だったことは間違いない。そして今、彼は寺で暮らしていて新しい体験をしている。「ところで達人くん。私のことブログに書いたみたいね」「なぬ~、読んだのか?(汗)」「あなたの妹が教えてくれたのよ」そうだった...。僕の妹その3とイネ子は懇意にしていたんだった。くそ~、どうせバレるんだったら実名で書いときゃよかったぜ。
2015年02月04日
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僕の姉は大阪で人材派遣会社の社長をやっており年初めになると会社のロゴが入った卓上カレンダーをくれる。僕は日にちの空欄に○と×だけをマジックで書き込む。カメラマンの仕事がある日は○、休みの日は×、それだけだ。2月は19日もカメラマンの仕事あるやん。山に行く予定がある時はそこに「山」と書き込む。それ以外はどうでもいいのである。手帳とかは持ったことがない。そもそも「今日は何月何日」という観念すらないのだ。興味ない。しかし「何曜日」という観念だけはある。困るのは陸運局に代行車検に行った時とか市役所に行った時だ。今日の日付を書く欄を前にして、僕は挙動不審になるのである。「え?今日って何日?平成26年?27年?」と周りを見回して台の上に今日の日付を示したモノがないか探したり、いかにも突然忘れちゃいましたって感じで窓口に行き「え~っと、今日は何日でしたっけ?」と訊いてみて「あ、そうだった。あはは」と言ってみたりするのである。そうだったも何もない。最初から今日の日付なんて頭の中にないのだ。ちなみに僕は時計も携帯電話も持たない。大嫌いなのだ。ほら、「今何時?」と訊くと「11時37分です」とか分刻みで教えてくれる人いるじゃん。あの考えが僕にはない。30分間隔なのである。11時、11時半、12時、12時半...。そんな感じ。(しかし朝だけは違う。1分が勝負なのだ。)そういえばカメラマンやってる日の昼間は時計見るなあ。昼休みにお姉様達のいる花園のようなスタジオに行きカメラのバッテリーを交換する際に時計を見る。あ、あと5分で昼からの仕事始まるか、と確認する。実際は3分前なのか7分前なのかは分かんない。ただ漠然と12時55分あたりに時計の針があるのを見るだけだ。雑誌「リバ」の今月号に載せたエッセイはカレンダーのことを書いた。 ⇒【カレンダー】
2015年02月02日
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今日はセレブご用達の高級雑貨店ダイソーへ行った。カメラマンをやる際に使うビニール手袋だとかちょいとした車の仕事パーツを買うのが目的だったがあるコーナーで僕の視線は釘付けになったのだった。キャンドルコーナー。別に夜な夜なロウを垂らしてナニするのが趣味ではない。避難小屋泊の際に使えるな、と思ったからである。こういう目に遭わないためである。これなら一晩中、火が消えないと思ったので購入。しかし、税込み108円ってどういうこと?これで採算が取れるのかと心配になる。だって耐熱ガラスコップ入りだよ。しかもこれだけロウが詰まってるし輸送コストもかかる。それに製造者側の利益も必要だしダイソーの利益も必要。100円ショップに行くといつも採算のことを考えてしまう。
2015年02月01日
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