投資逍遥

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2005/04/23
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カテゴリ: 読書
この本は昭和63年6月の発行ですが、書かれている内容は、安岡先生が昭和15~19年にかけて書かれたか話されたことをまとめたものです。
当時の安岡先生の年齢は42~46歳でした。

この本のまえがきである「新版刊行に当って」にありますように、この本は「今日の厳しい国際社会の中に立つリーダー達に痛切な示唆を与える35篇を収録し」たものです。よって、私のようなものが読んで感想を書くのは、いささかおこがましい気もします。

私などと異なり、安岡先生の著書を読まれるリーダーは政治家にもおられます。経世瑣言を検索したところ、例えば、 代議士の中川秀直氏の公式サイト にも、この本から引用された部分がありました。

以下はこの本を読んで気になった箇所の【引用】と【感想】です。

【引用】
「我々の親たちは常々人を評しては腹が出来ているとかおらぬとかいったものである。ところが我々の代になって、しばらくこの腹ということがあまりいわれずに、頭が善いとか悪いとかいうことが人を評する標準になっていた。この頃世の中の窮迫が深刻になって、その匡救が真剣に策せられると共に、またこの腹がという言葉が次第に耳に入るようになってきた。」

【感想】
まず、この本が書かれた昭和15~19年は戦中です。
安岡先生の親の代というと、安岡先生の生まれた1898年から計算すると、幕末から明治の初めに生まれた方々に該当すると思います。

この「腹が出来ている」という人物を評する言葉ですが、少なくとも私自身の回りでは全く使われていません。
いいのか悪いのか判然としませんが、時代の流れを感じます。


【引用】
二宮尊徳と合せて皆さんにお勧めしたいのは、千葉の大原幽学という人です。

【感想】
大原幽学記念館 が千葉県にありますが、私は近くの道路を何度となく車で走りましたが、そこに入ったことはありません。私自身千葉県生まれの千葉県育ちですが、知っているのは大原幽学の名前だけです。ちょっと恥ずかしいですね。

大原幽学は、江戸後期の農民指導者ですが、安岡先生は、藤樹・尊徳・幽学の3人を郷学3先生と評されています。
郷土に素晴らしい人物がいたのは、嬉しいものです。







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Last updated  2005/04/23 08:38:02 PM
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征野三朗 @ Re[1]:12636アクセス/日 (新記録)(06/25) mkd5569さんへ おはようございます。 記…
mkd5569 @ Re:12636アクセス/日 (新記録)(06/25) おはようございます。 10000アクセス超お…
mkd5569 @ Re:征野ファンドの運用状況---対TOPIX、今週はまあまあ(06/22) こんにちは いつもありがとうございます。…

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