投資逍遥

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2008/04/17
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カテゴリ: ピアノ弾きぼやき
読後感を書いておきます。
この本は、2001年10月に発行されたものです。

著者の朝比奈隆は、指揮者として有名な方でした。
ウィキペディアには、次のように書かれています。

「朝比奈 隆(あさひな たかし、1908年7月9日 - 2001年12月29日)は大阪フィルハーモニー交響楽団の音楽総監督を務めた日本の指揮者である。指揮者の朝比奈千足は長男。」

この本が発行された時、朝比奈隆は93歳で、「世界最高齢の現役指揮者」だったそうです。

以下に、 【この本からの引用】 【上記の感想】 を書きます。


【この本からの引用】

ブルックナーのブームだという。
オーストリアの片田舎に生まれたこの作曲家の名は、つい7,8年前までは日本の音楽ファンには、およそ親しみのないものだった。

【上記の感想】

これは昭和49年に書かれたものです。
ブルックナーが知られるようになったのは、けっこう最近のことなのですね。
私はクラシック音楽初級レベルですが、ブルックナーは知っていますし、交響曲を聞いたこともあります。
後で、もう少し調べておきましょう。


【この本からの引用】

「書の一回性」ということを説いておられた。
一度書いた字は二度と同じものを書くことは出来ないという意味であったが、聞いていて似たような話だと思った。
私たちがある楽曲を演ずるのも実にただ一回限りのもので、二度と同じ演奏をすることは出来ないのである。

【上記の感想】

著者は、師事したバイオリンの先生に、次のように言われたそうです。
「ひきなおしをするな、間違っても音がはずれても止まらずに終わりまでひけ」と。
また、小学校で習字の先生から、次のように言われたそうです。
「かすれても、にじんでも塗り直しはいかぬ。ちょうちんやだ」と。

ちょうちんやという叱り方は分りませんが、それはともかく、物事は一回限りなので真剣に精一杯やることが大切。
そういったことを教えたかったのかもしれません。
後でやれば良いとか、失敗したらやり直せば良いとか、私などは考えがちですが、やはり真剣味が欠けた生き方であること思います。

この本では、フルトベングラーが録音に望む態度について言及されています。
フルトベングラーは、録音に当たって断じて一度しか演奏しなかったそうです。






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Last updated  2008/04/17 11:10:56 AM
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征野三朗 @ Re[1]:12636アクセス/日 (新記録)(06/25) mkd5569さんへ おはようございます。 記…
mkd5569 @ Re:12636アクセス/日 (新記録)(06/25) おはようございます。 10000アクセス超お…
mkd5569 @ Re:征野ファンドの運用状況---対TOPIX、今週はまあまあ(06/22) こんにちは いつもありがとうございます。…

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