全7件 (7件中 1-7件目)
1
いよいよ私にとって激動だった2017年もあと1日となった。そこで最後の記事としてはもちろん合唱に関して書いてみたいと思う。 今年後半は、AZsingersという参加メンバーが毎回替わるのにレベルだけ高いというある意味、特別な団体に参加させていただき男声合唱のトップテナーについてさらに想いを強くした。 男声合唱のトップテナーというと、昔のグリークラブの流れから、FGAあたりの高音域を胸声を使って無理矢理ひねり出し、ただ単にピッチが届いたことだけに満足し、胸を張って「私はトップです」と言われる中高年の方も多いのだが、たとえばAZでそれをやったら、おそらく練習初日でもう次回から参加できなくなると思われる。まあ、そんな発声で歌うことが許されるというか、まわりも感じない程度の合唱団であれば何も問題はないのだが・・・(実は、東京男フェスなんかを聴いていると、そのような団体のいかに多いことか・・・) ということで、いかに楽にレガートで高音を歌うことが出来るかは、トップテナーの最低条件であると言える。で、まあここが出来ればほぼパートの音色は揃ってくる。実はパートの音を揃えるということは、発声さえ出来ていればそんなに難しいことではない。トップであれば、下3声が作りだすハーモニーにきっちり嵌まるピッチを出せれば必然的にパート内は揃ってくる。なので私は基本的に音取り時点以外のパート練習は、あまり意味ないかなと思っている。 そして、あとはいかに高音を美しく、力強く、表現できるかどうかということになってくる。倍音成分、歌声フォルマントなどなど、あとは歌唱技術などなどクリアしていくべき要素は多く、また曲によっても変わってくるが、来年もこのあたりは精進していきたいと思います。
2017.12.31
コメント(0)
今年もあと今日を入れて6日となった。ということで合唱を中心に2017年の総括をしようと思う。ざっくりまとめると、前半は、病気との闘い、後半は、前半の反動での合唱活動という感じかな・・・前半は、2群の病気との闘い(2群による合唱だったら良いのだが・・・)これは、まず1群で胆石症、1月胆管炎で入院、6月、胆嚢摘出、7月、後処理と3回の入退院・・・もう1群は、難病の重症筋無力症(MG)と胸腺腫疑い、4月に開胸手術で胸腺全摘出、その結果MGも現在は良好な状態を保っている。病気については、詳細はブログにも書いているので参考にしてください。後半は合唱中心、まず8月はお盆休みにある当間先生関連団体の4泊5日の夏合宿に前日参加・・・もちろん病気明けなので、まあゆっくり歌わせては頂いた。そして8月後半からは、相澤先生主催のAZsingers第4期に参加し、9/6~10へ韓国釜山の国際フェス&コンクールに参加、9/17コンクール都大会室内部門5位銀賞これでAZ第4期終了、そして11月から12月の本番3回、11/12、タダタケを歌う会で1年ぶりに東京男フェスに参加、翌週11/19、TCMC第6回定期演奏会で4ステージ歌う、その後12/16の相澤先生の演奏会へAZ第5期で参加し男声ステージと合同混声2ステージを歌った。この流れで8月はまだまだ病気明けで本調子ではなかったものの、釜山あたりから調子が上がってきて、声の輝きや混声合唱での内声を歌う耳など、合唱を始めてから今までで一番良い状態であり結果だったように録音などで感じることが出来る。50代後半から60代は、もしかしたら歌い手として一番円熟してくる頃なのかもしれない。来年は、もう1/21にタダタケを歌う会コンサート第陸、4/22はTCMC教会コンサートとなっており、その他に、今年は出れなかったトウキョウ・カンタートの公募に参加しようかと予定している。演奏の方は以上なのだが、聴く方も前半ダメだったが、今年はコンクール全国大会が東京で行われたのでこれは全て客席で聴いた。あと先日のOCM公演、モンテヴェルディのヴェスプロと11月の東京公演は素晴らしい演奏会だった。来年も出来るだけ聴きに行こうと考えている。
2017.12.26
コメント(2)
先日の相澤先生の演奏会、私はAZでの男声合唱と合同の混声合唱の2ステージを歌ってきた。その演奏が行われた会場は、勝どきにある第一生命ホールで、このホールへは何度も演奏を聴きに来ている(もしかすると一番多い会場なのかも)のだが、ステージに乗った経験はなく、合唱を復活させて10年経過しやっとこのホールで歌うことができた。このホールのHPにあるように、「全767席のオーバル(楕円)型ホールは、クラシック音楽を主体とした多彩な音楽をより多くの方に満喫していただくための新しい空間です。」第一生命ホール実際にステージに立つと、767席よりもかなり大きい感じ、左右にワイドで奥行も深く見えた。歌ってみた感じは、まあまあ歌いやすいという感じだった。しかし、演奏会終了後に聴いた演奏録音では、今まで歌ってきたホールとは明らかに違う音を感じた。それは、響きがクリアで、ハーモニーもきちんと聴けるのだが、トップテナーの高音も明るくクリアに聴こえてくる。これはコンクール都大会が行われる文京シビックに似ているが、そこよりも良い感じ、いままでの私の経験でも一番良い音に聴こえてくる。これで歌った曲の素晴らしさも相まって、けっこう何回も録音を聴きこんで楽しんでいる。またぜひ歌ってみたいホールだった。
2017.12.25
コメント(0)
相澤先生指揮者活動10周年記念の演奏会に、AZの一員として16日にオンステした翌日、大阪いずみホールで行われるOCMの大阪定期公演を聴きに行ってきた。演奏された曲は、C.モンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」(Vespro)・・・これは、1610年の作品ということなので、日本ではちょうど1600年に関ヶ原の戦い、1603年に江戸幕府とちょうど江戸時代初期に当たる。構成は70人以上の合唱およびソリスト(ここの合唱団は、ソリストもメンバーで構成)弦、管(金、木)、リュート、通奏低音となっていた。70人の合唱団は、OCMだけでなく当間先生関連団体の京都、名古屋、東京からも参加していて、私の所属する東京からは5人のメンバーが参加していた。この曲、実は今年8月に行われた当間先生関連団体の夏合宿(4泊5日伊豆)で練習がスタートされていて、この合宿に参加していた私も少し聴かせて頂いていた。前日にバリバリの現代合唱曲を歌ったばかりの私だったのだが、400年以上前のこの曲には驚かされた。構成の大きさ、曲の難しさ、複雑に絡みあったリズムなど現代の大曲にも勝るとも劣らない・・・というか、全く違った世界観の曲といった感じ・・・江戸時代初期にこんな音楽がイタリアでは生み出されていたのかと思うと少し驚かされる。声楽的な話をすると、現在のオペラを歌うためのベルカント唱法ではおそらくまったく歌えないような曲になっている。これは、リード著に示される18世紀前のベルカント唱法で歌われていたと考えざるおえない。当間先生の発声メソッドはこれを基本としているので、推測ではあるのだが当時の音を表現していたのではないだろうか?このあたりは、文章ではなかなか表現しきれないところではある。しかし、自分が関連団体に所属して先生の指導を受けてはいるものの、この団体のポテンシャルは凄い、ちょうど一ヶ月ちょっと前には、東京公演で日本の現代合唱曲の演奏会を行ったばかり・・・今年はコンクール全国大会が東京で行われたため、全ての素晴らしい演奏を聴いてきたとはいえ、これは1団体10数分・・・このようなスケールでハイレベルな演奏会を年に数回こなすのは別次元といえるのではないだろうか?まさしく日本最高峰の合唱団と言えると私は思っている。
2017.12.21
コメント(0)
AZ第4期の釜山、東京都大会に引き続き相澤先生が主宰するAZsingers第5期に参加し、先週末の16日に『AizawaNote vol.2 −相澤直人 指揮者の軌跡−』 でAZの男声合唱と合同の2ステージ歌ってきた。AZ単独ステージは、男声合唱とピアノのための「愛の天文学」(土田豊貴)・・・テキストは寺山修司だった。練習当初は、なかなか難しい曲だなあと漫然と思っていただけなのだが、練習を重ねるにつれて今まで経験したことのない感覚に捕われた。それは練習回数を重ねるに従って、新しい克服点が出てくるという感じ・・・基本的に私の練習の進め方は、まず全体の雰囲気からおおまかにつかみ、音取りなど基本的なことを進めつつ曲の理解を進めるというもの・・・大体の曲は、それぞれいろいろな、難しさはあるものの、この方法で問題はなかったのだが、この曲はなかなかそういう感じでは把握が難しかった。とは言うものの、本番の時間は決まっている。最後まで悪銭苦闘しながら取り組み、この曲の素晴らしさまでは理解したのだが、それをどう客席に表現できるかどうかまでは、たどり着けず歌うのに精一杯、最後はもう開き直り・・・自信なさげに歌って客席に届くわけもないので、思いっきり歌うしか無かった・・・客席にはどう届いたのだろうか?合同ステージの曲は、混声合唱とピアノ連弾のための「手から、手へ」(名田綾子)・・・こちらは、かなり感情移入のしやすい曲・・・とくに終曲は、頭にテキスト含めた音楽を思い浮かべただけで涙が出そうになる・・・しかし、この感じの曲で注意しなかればいけないのは、演奏者の過度な感情移入は厳禁で感情移入しづぎると自己中心的な演奏になり、聴いている観客の心を引き込むことが出来なくなるということ、これは今までの歌った経験や聴いてきた経験で痛感していることであるので、本番は出来るだけ冷静に歌いきることを心がけた。今回は、相澤先生の指揮者10周年記念の演奏会ではあったのだが、私自身も良い勉強になった演奏会だったと感じている。
2017.12.18
コメント(0)
今週末から来週にかけて、かなり厳しいスケジュールになってしまった。まずは、土曜日に『AizawaNote vol.2 −相澤直人 指揮者の軌跡−』 ◆日時:2017年12月16日(土) 18:00開演(17:30開場)◆場所:第一生命ホール◆入場料:全席指定2,500円◆指揮:相澤直人◆出演:あい混声合唱団、女声合唱団 ゆめの缶詰、AZsingers の演奏会へAZの一員として参加、2ステージ歌うことになっている。ということで、金曜日夜はそれの練習がある。翌日17日(日)は、大阪へ以下の演奏会を聴きに行く・・・ OCM第118回大阪定期公演~希望の祈りはとこしえに~モンテヴェルディ生誕450年を記念してということで、朝10時前の成田発LCCで大阪へ向かい、演奏を聴き、打ち上げも参加させて頂き、夜11時前のバスで東京へ帰る。で18日(月)は会社はお休みを取っているのだが、この日のお休みの理由は、重症筋無力症の難病指定更新手続きのため、区役所と保険所を回る予定で、さきほどかかりつけ医から連絡があり、インフルエンザ予防接種が入荷したということで、これもこの日に行うことに・・・もつかなあ・・・58歳だけど・・・汗
2017.12.12
コメント(0)
今年最後の本番、AizawaNote vol.2へAZの一員として参加するため、昨日は合同ステージ(混声)の3回目の練習だった。実は、初回の練習はTCMC定演ゲネとかぶり最初から欠席、そして2回目だった先週の土曜日、参加する予定で行動していたのだが、なんと出かけるちょっと前から現在服用している重症筋無力症の対処療法薬マイテラーゼの副作用が出てしまった。これは、身体が痙攣し力が入らなくなる症状、まあ2時間くらい安静にしていれば回復するのだが、これでは練習に行くのは無理なので断念した。ということで初参加となったのは、4回の練習での3回目・・・汗歌う曲は以下・・・混声合唱とピアノ連弾のための「手から、手へ」(名田綾子)ピアノ:小田裕之・名田綾子 初参加ということもあり、なかなか歌えない部分も多かったのだが、必死で食らいつくしかないので集中して歌っていたのだが、これはなかなか素晴らしい曲・・・最近の曲は、だいたいそうなのだが、ピアノは伴奏ではなく共演・・・一度終曲のピアノパートだけ演奏し合唱部隊は聴いていたのだが、この演奏だけでも曲の世界観が伝わってくる。練習はあと1回と当日しかないのだが、なんとかこの曲の素晴らしさを少しでも伝えたい・・・AZ単独ステージで歌う曲は以下男声合唱とピアノのための「愛の天文学」(土田豊貴) ピアノ:水戸見弥子 こちらの方は、予定された練習は参加しているのだが、なかなかの難曲・・・音楽自体も難しいが寺山修司のテキストもかなり難解・・・昨年TCMCで同じ寺山修司のテキストによる「飛行機よ」を歌っているのだが、独特な日本語の表現にはとても苦戦している。しかしながら、これも素敵な曲なので、なんとか表現・・・というかこっちは男声合唱でトップ担当なだけに責任は重大・・・もう残り10日しかないが、集中して頑張るしかないという感じ・・・本番は12/16(土)PM5:30開場・・・で、この開場時間から指揮者と作曲者(全員集合)とのプレトークも予定されているので、ぜひお早目のご来場を・・・チケットは連絡頂ければ手配いたします。『AizawaNote vol.2 −相澤直人 指揮者の軌跡−』
2017.12.06
コメント(0)
全7件 (7件中 1-7件目)
1